二次創作小説(新・総合)

打ち上げ ③ ( No.145 )
日時: 2020/04/07 22:05
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: Rn9Xbmu5)

アカギ「…サクヤ、また別の場所から通信が繋がってるみたい…だ」

サクヤ「これは…『ネクストコーポレーション』からですか。物好きですねぇ、あの社長も」

MZD「そう言ってやるなって。あの社長、かなり逃走中のこと好んでくれてるみたいだし?もしかしたらスポンサーになってくれるかもよ?」

サクヤ「そうなってくれれば有り難いでしょうが…相手は世界を股にかける程の勢力を持つ会社です。相手にしてくれるかどうか……とりあえず繋ぎましょうか」



通信を繋ぐと、モニターには相変わらず笑顔を崩さないアシッドが。あれ、秘書であるニアが見当たりませんがどこに行ってしまったのでしょうか…。
彼女はモニタの向こうに違和感を覚えましたが、気にしている場合ではないと早速アシッドに話を振りました。



サクヤ「アシッドさん、お久しぶりです。今回の逃走中もご覧になっていただけたんですか?」

アシッド『やあサクヤ。勿論だとも、ちゃんと最後まで見守らせてもらったよ。結果的に無事に終わったからいいものの、今回は大変だったね…。まさか道化師がエリア上に現れて邪魔をしてしまうとは』

サクヤ「それに関しては、完全に私の失態です。次回以降彼らがどのような動きをしていくかはまだ分かりませんが、逃走者への被害だけは何としてでも阻止します…。申し訳ございません」

アシッド『いやいや、別に責めているわけではない。気にしないでくれたまえ。…さて、雑談もここまでにして本題に移らせてもらおう。……今回の騒動を受け、我々も『道化師』の動きを追っていたのだが。ルートを辿って行った先で、恐るべき実験をしているのを確認したんだよ』

アクラル「『JOKERの創生』って奴か。おとぎ話に出てくるあの恐ろしい道化師の…」

アシッド『知っているなら話が早い。実は…彼ら、渋谷から去った後魔界で『JOKERの創生を行い、失敗した』らしいんだよ。あの帝竜の心臓の一部を使用し、禍々しい膨大な魔力を創り出そうとしていたけれど…最後の最後で何か『呪いの様なもの』に邪魔をされて、何度繰り返しても儀式が失敗してその場は諦めたそうだよ』

MZD「やっぱりか…」

クルーク「…………」

アシッド『それで、道化師達は現在『JOKERが生きている』と仮説を立て、それっぽい人物を探しては虐殺を繰り返しているらしい。…ゲーム終了直後辺りにも、犠牲者が2人程出たと報告を受けたよ』

サクヤ「JOKERでなかったならば、用済みとみなして容赦なく命を奪う、ですか…。まあ、魔の者がやりそうな手口ではありますが…。いつ聞いても気分のいいものではないですね」



アシッド、今回通信を繋げてきたのはメフィスト達が『JOKERの創生』に失敗したことをサクヤ達に報告する為でした。彼、何か他にも掴んでいそうですが…今は教えてくれません。
現在道化師達は『JOKER』を生きていると仮定し、探しているそうですが。そのやり口にサクヤは苦虫を噛み潰したような顔をしています。
そんな彼女を見て心配そうに眉を下げたアシッドですが、こう切り返してきました。



アシッド『…道化師の動きも激しくなってきて、またいつ本部が襲われるかそこまでは見当もつかない。そこで、だ。私の会社から1人、君達の本部につくように頼んだんだよ』

サクヤ「…つまり、貴方の会社の人物をこちらに招き入れろ、と。そういうことでしょうか」

アシッド『早い話がそういうことになる。…そろそろ到着すると思うのだが…』





『失礼いたします。社長からの通信は…無事、来ておりますわ、ね?』

ヴィル「その声は―――」



メインサーバにいた面子が扉の方を向くと―――。
そこには、ライムグリーンの長髪をなびかせた美女が立っていました。…もしかして。



サクヤ「ニア?!」

ニア「あら、驚くほどのことでして?私、以前言いましたわよね?『この催しに興味がある』、と…。…いつまた道化師が動くか分からない以上…『四神』は一緒に行動すべき、私は社長にそう提言をし、こちらへと赴いたのです、わ」

アシッド『1つの拠点にいた方が色々と連携もとりやすいだろうからね。ニアは優秀な秘書だったから、手放すのはとても惜しかったんだが…。彼女がそう望んでいるのに無理に縛る訳にもいかないだろう』

サクヤ「なるほど…。確かに、ニアがいれば我々も魔界へと赴くことが可能になります。そういう面でも、彼女にはここにいていただいた方が色々と効率的です。…アシッドさん、彼女は我々でしっかりと預かります。ありがとうございます」

アシッド『ああ。彼女は優秀な秘書だけではなく、回復魔法や妨害魔法に長けたサポーターでもある。上手く活用してくれたまえよ』

アクラル「俺ら3人とも前衛タイプだし、サクヤは補助魔法が中心だったからなー。昔はニアの回復には超お世話になったんだぜ?」

ニア「あら…。魔導師なのに前線に立っていの一番に怪我をし、私の元へ駆けずり回ったのは記憶に新しいですわね…?」

ソティス「自分の役割をまるで理解していないようじゃの、この朱雀は…」

アクラル「なーっ!!!それは昔の話だ昔のー!今はちげーよ!戦術とかも世界飛んで色々学んだんだぜ!!」

サクヤ「その戦術を生かす頭が生まれる日はいつになるんですかねぇ」

ニア「うふふふ…その成長、是非見せていただけます…?ともかく、これからは私も『運営本部の仲間』ということで…。よろしくお願いしますわ、ね?」

クルーク「な、なんか笑顔なんだけど怖いなぁこのお姉さん…」

ベレス「きっとそういう人なんだよ」

ソティス「ベレス!おぬしはもう少し感情を表に出さぬか!!!」



…なんと、ニアが運営本部に所属することになりました。これは心強いことですが、ネクストコーポレーションは大丈夫なんでしょうか?
アシッドの正体が正体の為、心配するのは野暮だと思うのですが…。まあ、ヘリオも3回目では本社に戻っているでしょうし。



アシッド『それについては心配いらないよ。秘書の候補はうちの会社内で新しく決めることにするさ』

ニア「うふふ…。くれぐれも、『ハズレ』をお引きになっても罠に引っかからないようにお願いいたしますわね…?」

サクヤ「相変わらずこの2人の対談は薄気味悪くて聞くのが苦手です…」

MZD「腹の中で喋ってる感じするもんなー」

アシッド『…さて!それでは私も業務があるのでそろそろ失礼するよ。また3回目の時に挨拶をしに行こう。それではまた!』

サクヤ「こちらこそ。ありがとうございました」



サクヤが綺麗に礼をすると、彼は笑顔で手を振ったまま通信を切りました。
…随分と急な通信が立て続けに起こりましたが、有益な情報を得られてとりあえず良かったですね。
―――しばらくして、ニアが思い出したように『…あら、私としたことが忘れておりましたわ』と言葉を紡ぎました。



サクヤ「どうしたのですか?」

ニア「…実は、私がこちらにお邪魔をする際に…『もう一方、面倒を見ていただきたいお方』がおりまして…。廊下に待たせていたのを忘れておりましたわ」

チタ「忘れる?!それくらい存在感ゲキウスってこと?!」

ニア「いいえ?私共邪神の仲間で、『旧支配者』と呼ばれているお方…。彼の面倒を見ていただきたいのです」

ヴィル「(『旧支配者』?)」



あれ、ヴィルヘルムが何か心当たりがあるようです。ニアが再び部屋から出て行き、しばらく待っていると…彼女に導かれるように、『それ』は現れました。









旧支配者「旧支配者だー 信仰しろー」

サクヤ「うわぁお」





……そっちかーい!!!
拳銃をこちらに向けて部屋に入って来たのは某クソアニメの顔をしたクトゥルフ。元々『旧支配者』とは、太古の地球に君臨した者達の総称なんですが…クソアニメに習って今は『旧支配者』と呼んでおきましょう。



ニア「彼は私のご友人ですの…。この本部のお話をしたら、いたく興味をもってくださって…。こうして、連れて来たわけですわ。どうにか…彼の面倒も一緒に見てはいただけませんか…?」

サクヤ「構いませんけど…。どうやって復活させたんですこの旧支配者さん。私も詳しくは知りませんが、どこかの世界の石碑に封じられていたはずでは…」

ニア「あら、ご存知なかったのですわね…。『ポップンミュージック』の世界で、週に一度魔族が行うミサにて信仰心を集め、魔力として変換していたのですわ…」

MZD「……ん?今『ミサ』って言った?」

旧支配者「んー?そういやお前らなんか見たことのあるカオしてんな」



旧支配者、そういうと急にMZDとヴィルヘルムの顔をまじまじと見つめます。
そして…『あぁ!』と思い出したように納得した表情をしました。



旧支配者「お前ら!いつも俺の石碑の周りを掃除してくれた親切な魔族じゃねーか!いや片方は神か」

MZD「えーっ、結構魔族っぽい格好出来てたと思ったんだけどバレてたのー?」

ヴィル「ゼルハルトがいつもミサから逃げ出してはMZDに捕獲の依頼をする繰り返しで聖堂の掃除をしていたら、まさか顔を覚えられていたとはな…。やはり仮面を外すべきではなかったか…」

MZD「ゼルとっ捕まえて一緒にミサに参加するのはいいけど、ミサの後の掃除殆どオレら2人でやってたもんな…。いつの間にかゼルは逃げてるし。いや今はそれはいいんだよ。まさかその石碑の正体がコイツだとはね…」

旧支配者「本部の奴らに知ってる奴がいて少し安心したぜ!これからは俺も味方だからよろしくな!あ、必要なら本来の姿に戻るぞ?」

サクヤ「お願いですからそのままでいてください。うちのメンバーのSAN値を直葬しないでください」

ニア「あら…残念です、わ?私も本気を出せそうでしたのに…」

サクヤ「乗らないでください」

クルーク「クトゥルフ神話TRPGじゃないんだから…」



旧支配者、この本部に居座る気満々です。まぁサクヤも受け入れるつもりでいるようなので別にいいんですが…。ニアも旧支配者も探索者を陥れるの大好きですからねぇ。いつか本部でSANチェック起きても天の声は知りません。

呆れつつも打ち上げの会場に戻ろうとしたサクヤ達。しかし―――こちらに向かってくる『1つの悲鳴』でそれは打ち砕かれるのです。





ジョマンダ「ぎゃーーーーーー!!!!!た たすけてーーー!!!」

サクヤ「…………。『カービィさん』が何かしたんです?」



何故かカラフルなペンキを頭から被った状態でメインサーバまで現れたジョマンダを見てある程度察する彼女。
―――これは、案の定『カオス軍団』の仕業でしょうねぇ…。



サクヤは呆れたようにため息を1つつき、打ち上げ会場の様子を見に行くのでした。

打ち上げ ④ ( No.146 )
日時: 2020/04/07 22:05
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: Rn9Xbmu5)

~打ち上げ会場~



ミミ「なんで案の定今回もカオス軍団がタイミングよく現れてくるのかなー?!」

ニャミ「前はケーキ砲だったけど今回はペイントマシンガンとか何よそれー!!!前回よりダメージおっきいしパワーアップしてんじゃーん!!!」

ジャック「こんな時に神も上司も何やってんだよーーー!!!」

葉月「騒ぎってこういうことだったのねwww 逃げ回るのたっのしーwwwww」



ジョマンダがペイントまみれでメインサーバに現れサクヤが危惧した通り、現在打ち上げ会場が大パニックになっていました。
案の定です。奴らが現れて暴走を始めていました。またもや重火器を手にし参加者を襲うカオス軍団と逃げ惑う逃走者。あーあ…。



マリオ『さっすがカービィだよ!ペイント能力をこれだけ最大限に有効活用してくれるんだからね!』

カービィ『褒めても何も出ないよ~!それに、今回これだけのカオスを引き起こせたのはごくそつくんの武器があったからだよっ☆ …まあ、一部運営の差し入れ使っちゃったけど』



…ん?運営への差し入れ?
あーーーーーっ?!カービィが持っているそれ!差し入れの『スナイパーライフル』ではないですか?!いつの間に盗んだんですか!というかどろぼーは駄目ですよ!駄目です!
―――天の声のツッコミも届かず、カオス軍団がサクヤ達が去った後を狙ってパーティ会場を滅茶苦茶にしてしまっていました。
今回も既にペイント弾でダウンしている参加者が後を絶ちません。



カラ松「なんで帰ってきた傍からペイント弾の的にされなきゃならないんだ~~~」(泣)

チョロ松「今回こそは粛々と落ち着いて打ち上げ出来ると思ったのに帰って来たらこれだよ!!!何度突っ込ませりゃ済むんだこのヤロー!!!」

ノア「前回もこうだったとか思いたくない……というか、なんで俺ばっかり狙われてるんだよーーー?!」

キョウカ「運の女神に聞くんだな…」(日本茶を嗜んでいる)

十四松「たべものもペイントだらけ。たべられないねー」

ノア「不幸だああああああ!!!!!」

コハク「テメェも人のこと言えねェじゃねェか」



道に迷って魔物に追いかけられて帰って来た6人にもカオス軍団の魔の手が。
運が悪い筆頭のカラ松&ノアに集中的にペイント弾が襲い掛かり、そのとばっちりをチョロ松が受けています。
…キョウカはマイペースに席に座って飲み物を飲んでいます。



ごくそつ「きょひょひょ~!当たっても痛くないペイント弾だからいくらでも発射できるね~!ルキナちゃ~ん!キミのお父さんはしっかりデコレーションでっきたっかな~?」

ルキナ「勿論です!すっかり綺麗になりましたよ!」

クロム「 」(既に全身ペイント弾まみれ)

ロイ「今回もこうするしかなかったんだよ…ごめんねクロム…」

マルス「…ロイ、本当に悪いと思っているのかい?」

ウィオ「4人で後ろに隠れている時点でみんな同罪じゃないのか?」

アイク「まあ、クロムならいいと判断したまでだ。気にするな」

クロム「悪びれも無く言い放つな!!!」



前回は諸事情によりノノに代打を打ってもらっていたルキナ、今回から初参戦…というか何やってるんですか貴方。
彼女、笑いのツボとセンスがどこかずれています。その為、マリオやカービィの思想に同感してしまい…。実際にこの会場にやって来てしまった時のクロムの顔と言ったら。いたたまれません。



ルキナ「FE御三家のお三方も綺麗にして差し上げます!」

ロイ「いらないよ!綺麗になるのは君のお父上だけで充分さ!…父上、ちゃんと逃げられたかなぁ」

アイク「エリウッドならそこで伸びてるぞ」(ペイント弾だらけのエリウッドを指差す)

ロイ「父上ーーーーー!!!ひゃっ!」(ルキナのペイント弾直撃!)

マルス「きみの場合は自業自得だね…」



このままでは埒があきませんね…。



ごくそつ「よーっし!前回は青龍のヤツに邪魔されたけど、今回はすぐ斬られないように強度を5倍高めてきたこの『巨大ペイント砲』で―――きょひょ?様子がおかしい……」

カービィ「どうしたのー?巨大ペイント砲、今回は強くしてきたんでしょー?」

ごくそつ「そうなんだけど…上手く発射できないんだよー…。リハはうまく行った『起動する為のからくりを1つ外させてもらったからな。大砲は発射できんぞ』―――な、その声は…!」



…カオス軍団、今回も巨大ペイント砲なるものを用意していたようです。いつの間にリハーサルをしていたんだか知りませんが、誰かが内部回路を外したせいで上手く発射が出来ません。
―――そして、空から舞うテノール。ごくそつくんはその声を聴いて眉が歪みます。



ヴィル『貴様が欲しいパーツは『これ』だろう?残念だったな、隙だらけだったぞ』

ごくそつ「……きょひょーーーーーー!!!!なんでオマエがぼくのお手製の大砲のからくり知ってるんだよー!!!かにぱんのくせに!かにぱんのくせに!!!」

ヴィル「…………」



影から古ぼけた仮面が現れました。仮面はすぐに黒ずくめのスーツの男の姿を取り、ごくそつくんの大砲から奪ったであろうパーツを手のひらに浮かべて遊んでいます。
彼、出し抜かれたことにカンカンで、仮面を『かにぱん』と罵って反撃しています。…かにぱんと呼ばれて仮面の男もかなり不機嫌なようですが。魔力で会場を壊さないでくださーい?



カービィ「…わぁお。本当にかにぱんのような形してたんだね!覚えたぞー!次からはボクもその人のこと『かにぱんまん』って―――うわぁっ?!」



カービィも面白がって『かにぱんまん』と連呼。―――したのもつかの間、彼の1ミリ右に光の槍が刺さりました。
憤慨して槍が飛んできた方向を見ます。なんとそこには――――――































MZD『……チッ。次は当てる。心身もろとも滅ぼしてやる』

ミミ「うわーーー!!!ガチギレしてるーーー!!!」

ニャミ「ちょっとキミ達!!『禁句』とか言ってないよね?!」

マリオ「禁句…?」

タイマー「MZDとヴィルヘルムさんに『かにぱん』は禁句なんだよーーー!!!」

jun「『怒る』ってそういうことなの?!人の命がかかってる?!」



カービィが目を向けた先には表情を無くしてサングラスを再び槍に変えて撃とうとするMZDの姿が。
…あーあ。怒り心頭ですねこりゃ。舌打ちもしちゃってますし。普段の温厚で面倒見の良いMZDの面影は一切ありません。
そんなこんなしているうちに彼は光の槍を次々にカオス軍団の元へと飛ばします。容赦がないよ。余りにも正確すぎる槍の動きに逃げ惑うカオス軍団。
そんな様子を見ながらヴィルヘルムは満足そうに仮面を外しました。その美しい顔の口角が上がっています。いつもはある目のハイライトも失われてしまっています。あぁ、怒ってる…。



ミミ「ヴィルさんなんとかしてぇーーー!!!わたし達じゃ無理だーーー!!!」

ヴィル「あの子も鬱憤が溜まっているだろうから、しばらく泳がせておこう。…ハハハ、反省させるいい機会になりそうだしな?手間が省けていいというものだ」

jun「泳がせちゃうの?!」

ジャック「笑いながら言うな!!!だからお前『ラスボス』って一生言われるんだよ!!!」

ヴィル「元々正義の側に立った覚えはない。寧ろ今でもそう呼ばれることは冥利に尽きるぞ」

ニャミ「誇りに思うな!!!あーもう、誰かMZD止めてーーー!!!」











サクヤ「一足遅かったか。……放置してもいいですよねぇ、これ」

アクラル「怒ってても神の力のコントロールかなり正確だからすげぇよなあ、エムゼ」

アカギ「……カオス軍団がやられてる間に要救助人助けよう…」

ニア「…こちらに来ていきなりの初仕事が治癒だとは…。もう少々耐えてくれませんと…。私が面白くありません、わ?」

葉月「(四神4人が怖い話してる…)」

ウィオ「(面白くないって何だよ…)」



本当に放置しちゃっていいんですか?まあ、会場全体が傷付いてないだけ良いとは思いますが。
MZDの怒りが収まるまで、槍の猛攻とカオス軍団の悲鳴は鳴りやまなかったとか…。








~魔界~



メフィスト「あの儀式、何回やっても成功しねぇってことは…『JOKER』は今の時代に生きている…てことかぁ?まさかあの御伽話、本当の話だったとはなぁ。だが…渋谷を襲って、『JOKERの創生』を試してみなけりゃ気付けなかったことだ。……ククク、なら話は早ぇ」

???「メフィスト様。『JOKER』を探すのデスか?…生きていることは分かりましたが。いささか野暮ってものでは…」

べリア「そうヨそうヨ。アタシ、これ以上しらみつぶしに何かやるのハンタ~イ」

メフィスト「まァそう言うなって。…既に目星はつけてある。―――それに、『捕らえているコイツラ』もそろそろ駒として使えそうだからなァ」



メフィストはそう言い、スリープ状態で横たわっているジルクファイド。
そして―――十字架にかけられている『3人』を見て呟きました。



メフィスト「『JOKER』…。その力、必ず俺様が貰う。覚悟しやがれ!!……ククク、あははは、あっははははははは!!!!!」



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新たな仲間や進展があったりカオス軍団がまたもや暴走したりと大変な打ち上げでしたねぇ。…そして、『道化師』達が『JOKERの生存』を突き止めてしまいました。メフィストには心当たりがあるようですね。
―――そして、どうやらジルクファイドの他にも捕らえられている方々がいるようです。まさか…まさか、ね?諸々ありそうですが、まとめて次回以降、追って行きましょう。
それでは皆様、次回の逃走中でお会いいたしましょう!Adieu!


逃走中#CR02 ~渋谷の松野大作戦~ THE END.

NEXT⇒ 逃走中#CR03 ~カービィ!バトルデラックス!!~