二次創作小説(新・総合)

Re: 嫁でクロスカプ&クロスコンビSS集 ( No.116 )
日時: 2020/04/25 19:56
名前: 琴葉姫 (ID: EnwL6lXi)

琴葉姫「お久しぶりデェェェェェェェェェス!!!!!!!!!!!!!」

アーサー「今まで何してたんですかねぇ!?(迫真)(定期)」

琴葉姫「まぁ主にTwitterとYouTuberと小説家になろうでしたよね(白目)」

アーサー「あのさぁ…」

琴葉姫「ごめんなさいorzここcで投稿する小説も書きたいんだけどモチベがなかったのと、文章に起こす力量が低下してきた(支離滅裂な思考・発言)ネタは安定にない()」

アーサー「で今回は投稿出来るんだろ?」

琴葉姫「うん。今回はヒロアカキャラのみ登場します」

アーサー「あれ、クロスオーバーじゃないのか?」

琴葉姫「まぁある意味クロスオーバーですよ。うん」←

アーサー「含みのある言い方だな…まぁ投稿したのを見ればわかるか」

琴葉姫「ということなので(?)コメントはお待ちくださーい!」

※注意※
作者はヒロアカは好きですがロクに履修してないので(!?)キャラの呼び方や一人称、変なところ等あるかと思われます(!?!?!?)
作者は飯田君最推しなので飯田君を美化してる感が否めない
喋ってないキャラいますごめんなさい(は???????(威圧))

それでも良い、という方、何でも許せる方のみ閲覧ください。読み終わった後の苦情を直接コメントに書くのは申し訳ありませんがおやめください。
よろしくお願い致しますm(_ _)m





「初恋はいずれ両想いに 飯田天哉視点」

○●○●○

ここは国立雄英高等学校。
特異能力「個性」を持つ世情にあって、個性の悪用による反社会活動に身を投じる犯罪者勢力『ヴィラン』への対抗勢力『プロヒーロー』の養成学科を有する名門中の名門高校である。
そんな雄英高ヒーロー科1-Aの教室にて…



相澤「それでは自習時間に入る。くれぐれも、自習中に私語は慎むように。わかったな?」

「「「はいっ」」」

1-Aの担任・相澤消太…ヒーロー名「イレイザーヘッド」の命令に元気に返事をする1-Aの生徒達。
相澤が教室を出て数秒の時が流れ…

上鳴&切島「うっしゃ自習ゥ!!!」

飯田「上鳴君切島君!先生が自習中は私語を慎めと言っていただろう!」

上鳴「そんなん守ってる奴がいるかよー。んで何する?」

峰田「あそうそう!この前良いグラビア雑誌手に入れてさぁ」

飯田「峰田君まで!!!」

緑谷「お、落ち着いて飯田君…」

耳郎「アンタ達ねえ…」

自由時間のノリで駄弁り始める上鳴電気、切島鋭児郎、峰田実にA-1の委員長、飯田天哉が声を張り上げて注意するが三人は聞く耳持たず。
1-Aの中心的存在である緑谷出久が飯田をどうどうと落ち着かせ、耳郎響香は呆れ顔でその様子を眺めていた。
やがてクラス内もがやがやとし、本当に休み時間としか思えない空間が広がっていた。

飯田「君達!今は自習中で会って休憩時間では」

上鳴「固いこと言うなって飯田~。自習時間なんて休み時間と一緒だぜ?」

峰田「ま、女の子に恋もしたことのない飯田は堅いからな~」

耳郎「いや、別に恋愛は関係ないでしょ…」

あくまで自習中は自己勉強をすべきだと主張する飯田だが、上鳴と峰田はのらりくらりと言葉を連ねて言い訳する。
それを耳郎がジト目でツッコんでいた。が…




飯田「いや、俺だって人間であり男なのだから、恋をしたことくらいはあるぞ」




上鳴「…えっ」

峰田「んんん???」

飯田「む?」

飯田の言葉に間抜けな顔をし変な言葉を溢す上鳴と峰田。
それに飯田は怪訝そうに首をかしげる。そのせいか、クラスメイトの視線が自分に集中しているのに気が付かなかった。
クラスメイトが飯田の言葉を反芻し、ようやく意味を理解した───


「「「え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛ッ!?!?!?」」」

飯田「Σど、どうしたんだ君達ッ!?」

ほとんどのクラスメイトが声を荒げ飯田に詰め寄った。あの引っ込み思案の口田でさえも、だ。
大人数に詰め寄られ驚愕する飯田だったが、お構いなしにクラスメイト達は言葉責めにする。

切島「マジで!?飯田の彼女!?どんな子なんだよ教えろよ!」

上鳴「なんだよ委員長も隅に置けねぇなぁ!このこの~!」

芦戸「どんな子どんな子!?教えて教えて~!」

葉隠「気になる気になる~!」

口田「(コクコク!)」

峰田「なんだよ飯田にすら彼女がいるのにオイラにはぁぁぁぁぁ!!!!!」

飯田「き、君達ッ!今は自習中だぞ!そんなのことよりも…」

轟「飯田、俺も気になる」

耳郎「ごめん、アタシも…」

八百万「し、失礼とは存じ上げますが、その…私も…」

梅雨「わたしも気になるわね、飯田ちゃんの好きな女の子のこと」

緑谷「…ごめん、飯田君。僕も気になる…」

爆豪「………(自分の席に座って澄ましてるように見えるが、ちゃんと聞き耳を立ててる)」

飯田「Σみ、緑谷君達まで!?」

お茶子「そう言うわけだから飯田君!飯田君の彼女のこと教えて~!」

クラスメイト達からキラキラとした目で見られ、「うっ…」とたじろぐ飯田。
汗を滝のように流し唇を噛み締めながら葛藤したが…

飯田「…話すのは良いが、話したらちゃんと自習をするんだぞ」

「「「はーい!」」」

まぁ、約束を取り付けても守らないだろうが←



飯田「ゴホン…まず、彼女は俺の恋人ではないぞ。付き合っていないからな。まぁ、…初恋、という奴だ」

「「「初恋!!!」」」

飯田の言葉に再びクラスが沸き上がる。

上鳴「かぁ~っ!初恋だとよ!あまずっぺぇなぁ~!」

飯田「?みんな覚えてる物じゃないのか?」

切島「あれ、昔のことなのか?」

飯田「そうだな…小学3年生の頃だから…7年前になるな」

緑谷「へ~、そうだったんだ(飯田君の事だから、初恋が今現在って言われても納得しちゃうというか…)」

お茶子「その子の名前は!?どういうふうに知り合ったの!?」

芦戸「気になる気になる~!」

飯田「何故そんなに鼻息が荒いんだ…?まぁいい。確か、彼女と初めて出会ったのは…」

飯田が窓の外の空を見つめ、思い出話を始める───



あれは、いつも通り学校から家へ下校しているときだった。
通学路途中にある公園に、ブランコに座って泣いている女の子がいたんだ。
ヒーロー一家として生まれた俺は困った人を見過ごせず、その女の子に「どうして泣いているんだい?」と問いかけた。
女の子は突然声を掛けられて驚いていたが、ゆっくり事情を話してくれた。
なんでも、最近東京に引っ越してきて、元々いた友達と離れ離れになってしまい新しい学校で友達が出来るかどうか不安で泣いていたとのことだった。
そんな彼女に、俺は手を差し伸べて…

飯田(幼少期)「ぼくがキミの友達になってあげるよ!」

女の子「え…」

飯田(幼少期)「だからもう泣かないで!ぼくは飯田天哉!キミの名前は?」

女の子「…さよこ、高山さよこ」

飯田「さよこちゃんか!よろしくな!」



飯田「…というのが、さよこさんとの出会いだった」

飯田の初恋の相手、「さよこ」との出会い話に女子達は「キャー!」と黄色い声を上げた。いつも静かな耳郎や八百万も「おお…」と口元を手で隠し頬を染めている。
男子達もほとんどが頬を染めため息のような言葉を口から発した。轟はいつもの無表情で「おー」とだけ発し爆豪はノーリアクションであったが。
…なお、峰田はギリィ…と唇を噛み飯田を睨みつけていたが、飯田は知らずといった感じだ。

葉隠「なにそれなにそれ~!少女漫画みたーい!」

梅雨「その頃から飯田ちゃんの真面目さは健在だったのね」

砂藤「ぶっちゃけ狙ってるんじゃないかってくらいのタラシっぷりだが…まぁ飯田に限ってそれはねーか」

お茶子「それでそれで!?さよこちゃんとはどんなお話とかしたの!?どんな遊びをしたの!?」

クラスメイト…主に女子の期待の眼差しを受けたじろぎつつ、再び語り始める。



そ、そうだな…その日から俺とさよこさんは出会った公園で遊ぶようになった。
とは言っても、その公園に遊具は少なかったから交流は会話がほとんどだったが。
どうやらさよこさんはアイドルを目指しているらしく、元々の友達と一緒にアイドルになると約束していたそうだ。
「私が有名なアイドルになれば、あの子もきっと私に気付いてくれるはずだから!」と笑顔で話すさよこさんに幼い俺は「さよこちゃんなら絶対なれるよ!ぼくも応援する!」と返した。
…今思えば無責任な発言だったかもしれない。でも、そう言ったらさよこさんはもっと笑顔になったから、それで心が満たされていた。
でも、ヒーローのことは全くの無知だったようで、インゲニウムやオールマイトの話をしてもきょとんとした表情をしていた。今どきの子供にしては珍しいな…と思いつつ、女の子だしアイドルを目指しているらしいから、興味のない話をするのもさよこさんに悪いと思い、ヒーローの話はあまりしなくなったが…



緑谷「オールマイトを知らない!?!?!?」

飯田「うわっど、どうした緑谷君!?」

瀬呂「出たな、緑谷のオールマイトオタクの一面が…」

緑谷「いやだって!あのナンバーワンヒーローのオールマイトだよ!?全人類の憧れのヒーローだよ!?流石に知らないなんて…」

切島「やめろよ緑谷。俺だってにわかには信じられねえけど、そう言う奴もいるんじゃねえの?」

緑谷「そ、そうなのかな…ううう、なんかもやもやする…」

轟「まぁ、気持ちは分かる。ヒーロー社会のこの世界で、とは思うが。人それぞれなんじゃねえの」

緑谷「うーん…そうなのかな…あ、飯田君、続けてください」

飯田「緑谷君、君もなんだかんだで俺を揶揄って遊んでないか?」

緑谷「そっそんなことはないよ!?気にしないで、ねっ!?」

芦戸「そうそう!それでさ、そのさよこちゃんと今どんな関係!?」

飯田「………」

芦戸の質問に、飯田は表情を曇らせ言葉を詰まらせる。それにクラスメイトはきょとんとするが、察しの良い緑谷や梅雨、八百万ははっとする。まさか、と…。
ようやく口を開き、飯田が語る。


…いつも通り、帰って宿題を終わらせさよこさんのいる公園へ向かっていた。
だが、その日公園が工事現場になっていた。なんでも、公園を取り潰してマンションを建てるらしい。
それでも外でさよこさんを待っていたが、その日さよこさんは現れなかった。
その次の日も、その次の次の日も、毎日毎日公園だった工事現場に行ったが、さよこさんは現れなかった。
公園の近所の人にさよこさんの容姿を訊いて回ったが、誰に訊いても「知らない」と返って来た。



飯田「…それ以来、さよこさんとは一度も会っていない」

最後に飯田が語り終えた時には、つい先ほどまで熱気に包まれてたクラスは静まり返っていた。お葬式の空気のようだった。
そんな空気に真っ先に言葉を発したのは、先程まで無言を貫いていた爆豪で…

爆豪「そんなの、お前に飽きたんじゃねーの」

緑谷「っかっちゃん!」

切島「爆豪!お前なぁ…」

飯田「いいんだ。さよこさんがあれからどうなっているかは気になるが…所詮初恋だ。初恋とは叶わないものなのだろう?もしかしたらさよこさんも、誰かと付き合って恋をしているのかもしれないし」

お茶子「飯田君…」

飯田の言葉に、苦々し気に俯くお茶子。

轟「…だったらさ」

しかし、轟が言葉をかける。

轟「飯田がプロヒーローになって、そのさよこって奴に気付いてもらえばいいんじゃねぇのか」

飯田「轟君…?」

轟の言葉に、緑谷達クラスメイトも賛同する。

緑谷「そうだよ!さよこさんにインゲニウムのことを話していたのなら、飯田君の事を思い出してくれるかもしれない!」

葉隠「今の飯田が頑張ってるってこと知ったら惚れ直しちゃうかもしれないじゃん!」

飯田「ほ、ほれ!?ななななななな何を言ってるんだ!さよこさんは僕のことなんて好きではないと思うが!?」

「「「それはない、絶対ない」」」

飯田「断定かい!?」

梅雨「出会い頭で少女漫画のヒーローみたいなことをしているのに、ねぇ?」

耳郎「うん、うん」

爆豪「まぁ眼鏡がどれだけ頑張っても俺には敵わねえがな!!」

切島「爆豪空気読んでくれ!」

峰田「もしかしたらオイラに乗り換える未来もあるかもしれないしな!」

瀬呂「峰田ァー!」

常闇「邪念を抱く自我の闇…(※意訳:自重しろお前達)」

再びわいわいと賑やかな活気がクラスに戻った。


…のだが───



相澤「お前らァ…」

「「「あっ………」」」

担任の、相澤がクラスに戻っていた───!?
明らかに憤慨しており、髪と首に巻いている操縛布が逆立っている。

相澤「…今から補修時間だ。ちょっと付き合え」

瀬呂「うえええっ!?」

上鳴「そんなぁ!放課後やりたいことがあっ───」



相澤「なんか…言ったか?」

「「「何でもありませェん!!!」」」

目を光らせ威圧する相澤に、生徒達は反論するほど愚かではなかった───。
その後、突発的な抜き打ちテストが行われ、筆記テストが苦手な生徒達は宿題を倍に出されたのであった…。



○●○●○

琴葉姫「こんな話でした」

アーサー「あのさぁ…(二回目)」

琴葉姫「うん、みなまで言うな(遠い目)」

アーサー「さよこ、ってどう考えてもアイツじゃねーか…」

琴葉姫「そうだよ(爆)次回はさよこ…もうぶっちゃけると(!?)紗代子視点もやりますよ~!まぁ更新何時になるか分からんけど(爆)」

アーサー「あのさぁ…(三回目)」

琴葉姫「書きたい時に書くからね、仕方ないね♂」



次回の紗代子編も頑張ります!よろしくお願いします(?)
感想OK