二次創作小説(新・総合)
- Re: クロスな日常物語!※4/22昼 そこに空があるから 更新 ( No.25 )
- 日時: 2020/04/22 21:48
- 名前: 蒼星 ◆eYTteoaeHA (ID: Ga5FD7ZE)
はい。今回は番外編となります。
何故かって?
作者が『シャニマスでW.I.N.G“初”優勝』したからです!(遅くね?とか言うな。まだ初めてひと月なんだ)
嬉しさで書きたい衝動が抑えられなかった。
と、いう訳で個人的なお祝いを、優勝した恋鐘ちゃんと咲耶さんでします。恋鐘ちゃんが唯ちゃん達と同格の担当枠(兼任)に昇格した。それに合わせてこのスレのメイン枠入りを果たします!
紗南『あたしは支援SSに』
恋鐘『うちは優勝記念SSにて出番が来たばい!』
さてさて。プロローグの終わりに出番が無い!と言ってた、当時準担お三方で登場してないのは歩さんだけとないました。なんか機会があれば出してあげたい。
長崎弁は調べるけど違うかもしれないのと、オリジナル設定(W.I.N.Gに向けてのレッスン途中でユニット結成)、地文はいつもよりは有り。だけどIam~よりは少なめ。さくこがです。
#シャニマスW.I.N.G初優勝兼恋鐘メイン昇格記念SS
(恋鐘side)
これは、ウチ達が異世界へ行く前。283プロでアイドルとして活躍してた頃のお話。
「W.I.N.G優勝おめでとう、恋鐘」
ウチがリーダーを努めるユニット『L’Antica』(アンティーカ)のメンバーの1人である咲耶は、ウチがW.I.N.Gという大規模なアイドルコンステトで優勝した日の深夜、ウチが事務所から女子寮に帰ろうとするのを事務所の入り口で待ち構えててはそう言った。
「ふぇ咲耶!?
こがん時間にびっくりしたばい。わざわざありがとね」
「ふふ、どういたしまして。
まさか、本当に優勝するとはね。恋鐘の頑張りをすぐ側に見てたから優勝は疑ってなかったけど、いざ恋鐘『優勝した』とプロデューサーから連絡を聞いた時は心から嬉しかったよ」
「うちも本当に嬉しい。優勝出来たんも勿論ばってん......でも一番はこうして咲耶が祝いに来てくれてから」
「ふふ、嬉しい事を言ってくれるね。
本当はもっとここで話たいけど、もう遅いし寮に向かいながら話そうか」
「うん!」
咲耶の提案に笑顔で答えると、咲耶はウチの手と手を繋いでは歩きだす。
「!?
さ、咲耶......手ぇ......」
「嫌だったかな?暗いからはぐれないためにと思ったんだけど......」
「ぜ、全然嫌やなかばい!」
「そうかい?ならば構わないが......」
ウチが恥ずかしくて呟やいたせいで、会話が途絶えてしまった。どうしようと困っていると、咲耶から話かけてきた。
「それより、今日は綺麗な星空だね。優勝という祝いの日に相応しく、恋鐘みたいに輝いてる」
「せ、せやね!......って、え!?」
咲耶は無意識なのだろうが、女たらしのような言葉だ。これが無意識だから恐ろしく、照れと恥ずかしさで少し顔が赤くなる。
「どうかした?」
「ううん、なんでもなかと」
咲耶の尋ねに対し苦笑いしては、自身も顔を見上げる。空は咲耶の言った通りに綺麗な夜空で。ウチは星を見て、ある事を呟く。
「なんだか......星座ってウチらみたいやね。どれか1つでも欠けたらんたできん。ウチも、色んな人に支えられて優勝できたけん。誰か欠けとったらきっと優勝できんかったと思うばい」
「!」
「ありがとね、咲耶。そしてアンティーカのみんなにプロデューサーも。他にも地元のみんなや家族のみんな、お礼を言いたい人は山ほどおる。みんなに合わせてくれた神様に感謝せんばね」
「少し、恥ずかしいね。
でも......確かにアナタの言う通りだ。私も、アナタがいなかったらこうして楽しく過ごせてる事は無いのだろうね」
咲耶が珍しく赤面をウチに見せた。かくいうウチも自分で言ったのに先程以上に恥ずかしくて、顔は咲耶以上に赤いのだろう。
お互いに照れながら、ウチらは足を動かすスピードを上げた。
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「見んね咲耶!寮が見えてきたばい!」
しばらく歩いていると、漸く寮が見えてきた。
「ならここでお別れだね。また明日、恋鐘」
「うん、また明日!」
ウチらはこうして別れの言葉を交わし、咲耶は自身の部屋へと戻っていった。自身も部屋へ入ろうとすると、服のポケットに何か違和感を感じたので、ポケットに手を突っ込む。
(これは......手紙?いつの間に)
不思議に感じつつ手紙を出しては封を開け、その場で読んでみた。
『こがたん優勝おめでとう!ホントはさくやんと一緒に事務所に行って直接言いたかったけどいけなかったかった!ゴメン!』
(結華ありがとうばい)
『優勝おめでとー。それとお疲れ様。
行けなかったから咲耶に頼んで三人で手紙を書いてみたー』
(摩美々も......)
『恋鐘ちゃん、優勝おめでとう。
ワタシも恋鐘みたいになれるように頑張るから、これからも一緒に頑張ろうね』
(霧子まで)
きっと、この手紙は咲耶がウチと手を繋いだ時辺りにポケットに入れたのだろう。この手紙を読んで、ウチはこれまでに無いくらい嬉しくなって。
(やっぱり、ウチが優勝できたのはみんなのお陰なんだなって。みんなに会えて、優勝できて、本当に良かった)
手紙をポケットに戻しては、微笑みながら寮のどこかに居るであろうみんなに向かって呟く。
「みんな、ばりすいとーよ」
おしまい。