二次創作小説(新・総合)
- 打ち上げ ① ( No.141 )
- 日時: 2020/05/24 22:11
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)
サクヤ「それでは、これにてお知らせと発表は以上になります!皆様ご自由に打ち上げをお楽しみください!今回も、1回目に続き後程ミミさん達のバンド演奏、そしてスペシャルゲストを招待しておりますので、お楽しみください!」
タイマー(j)「こっちのニャミちゃん達のバンド演奏だって?!逃走中ってそんな凄いこともするの?!」
リピカ「どう考えても盛大に打ち上げするのはうちだけさ」
ニア「…うふふ?各々の『個性』を出す、ということに関しては余念がありません、と天の声が言っておりました、わ?」
サクヤ「そんなこと一言も聞いていないんですが…」
アクラル「デタラメ言ってるわけじゃねーよな?」
ニア「…あら、私が嘘を仰いますと思って?」
サクヤ「ニャルラトホテプの言う事を誰が信用するんです?」
ニア「……うふ?」
ルカ「なっ!邪な雰囲気が!浄化したらーい!」
クレア「浄化しないでくださーい!」
MVPと作者陣の発表も無事終わり、サクヤの掛け声で最早恒例となった打ち上げタイムに入った一同。確かにゲーム終了後の描写をしっかりする作品なんて少な…何を言わせるんですか。
各々パーティを楽しむ中、不意にMZDがミミニャミとジャックを呼び出します。
ミミ「どうしたのー?病み上がりなんだからもう少し休んでなって」
MZD「身体については何ともないからもういいの!そうじゃなくて。お前ら、次から本部で仕事してもらうから。ジャックは2人の護衛!それを伝えたくて呼んだの!」
ニャミ「…え?本部所属?次から?どういう風の吹き回し?」
ヴィル「元々は『危険な目に合わせたくないから』とポップン支部への所属を命じていたらしいが…前回、今回と危険な目に遭ったのは事実だろう。結局は本部に一々遊びに来ても一緒だとMZDが判断したらしくてな。サクヤに相談して、話し合って決めたのだ」
ジャック「ミミニャミはともかく、なんで俺が2人の護衛になるんだよ」
MZD「あのねぇ…。異世界のミミニャミと違ってここの世界のミミニャミは戦う力を持ってないの。ジルクと戦った時はオレが特別に神パワー貸してあげただけだし。そんな状態で2人が直接狙われたらどうすんの?オレが駆けつければいい話だけど、今回みたいに捕まったりして怪我でもされたらたまったもんじゃない。だから、お前に『ミミニャミの護衛』をさせることに決めたんだよ」
ヴィル「ジャック。これは『お願い』ではない。『決定事項』、つまり『命令』だ。お前に拒否権は無い」
ジャック「なっ…!理由は分かったが、なんでお前らに指図されなきゃいけないんだよ!!」
MZD「惚れた女が目の前で血まみれになってジャックは平気なんだ~?ふ~ん?」
ジャック「誰がそんなこと言った!!…ちっ。お前らの命令なんて聞きたかねーけど、確かにミミニャミに怪我されるのも後味が悪い。…してやるよ護衛。それでいいんだろ」
MZD「さっすが!話が分かるヤツで良かったぜ~!」
ミミ「ってことは、ジャックも次から本部所属なんだよね!やったー!一緒にお出かけとかできるね!」
ニャミ「ハスノさんのカフェとか~、シティにあるエイブルシスターズとか~、案内したい場所いーっぱいあるんだ!ポップンワールドで出来なかった分沢山連れ回してやるんだから!」
ジャック「俺は荷物持ちとして護衛の任務を担ったわけじゃないんだぞ…」
おやおや。どうやら次回からミミニャミとジャックを本部に移籍させるようサクヤに相談していたようです。『命令』という言葉を聞き一回は『嫌だ』と言うものの、確かにMZDの言う通りミミニャミが怪我するところは見たくありません。
…しばらく黙った後、彼は護衛をすることを承諾しました。それを聞いて自分のことのように喜ぶミミニャミ。どこに行きたい、何をやりたいなど今から口からポンポン言葉が飛び出ます。…ジャック、これは覚悟した方がいいかもしれませんね~?
そんな話をどこから聞きつけたのか、見覚えのあるテント姿の男性が全速力でダッシュし、MZDとヴィルヘルムの目の前に現れ綺麗にスライディング土下座をしてきました。
テント「癒しを奪わないで~!」
MZD「スライディング土下座しても決定したモンは覆りません。潔く諦めてくれテント」
テント「彼女達がいなくなったらポップン支部の調査はどうすればいいんですか!フローラさんとノルニルさんは勝手にどっか出掛けちゃいますし、だからと言ってエクラさんにばかり仕事を押し付けるのは…!」
ヴィル「何の為にポップンミュージックの世界の住人をそちら一極に集めているというのだ。もっと人員を使え!」
MZD「自分が動くことには何の躊躇もない癖に、他人を使うことになると途端に恐縮するもんな~。伝説のマジシャンなんだからしっかりしてよー」
ミミ「MZDの言葉がしっかりブーメランになってるよ」
ニャミ「ホントホント。どの口が言うかって感じだよねー」
MZD「刺さるんで容赦ない一撃は止めてくれません?」
jun「(容赦ないなぁ…)」
ワドルディ「わにゃ」
テントはミミニャミを随分気に入っていたようで、彼女達が本部所属になると聞き阻止しようとスライディング土下座をしてまでMZDにお願いをしに来たのでした。しかし決定事項なので覆せません。残念でしたね。
それでも頑なに土下座を止めない彼に半ば呆れかけていたところ、誰かがパーティ会場にやってきたようです。
??『すみませーん!苗木くんの案内でここまで来たんですけど…。『運営本部』ってここで合ってますか?』
??『見て見て神谷!神崎!美味しそうな料理がいっぱいあるよ!おれ達もちょっと分けて貰おうよ!』
??『俺達はパーティに参加したんじゃないの分かってるよな冥雅』
エクラ「…すみません。テントカントさんはこちらに来ていませんか?」
天海「ん?キラキラした宙に浮かんだ女性はともかく…。残りの3人に見覚えがありますね」
田中「…んなっ?!なぜ春子がここに来ている?!貴様、まさか俺様に―――!」
おろさん「『春子』?田中くんの知り合いなの?」
七海「ほら、ゲーム中に話していた『オリジナルの超高校級の生徒がいる』って話。沢山いるんだけど…あの3人もそうなんだよ」
おろさん「へぇ…!」
突如現れた3人の高校生とエクラに、一部の参加者…特に田中くんはビックリしているようです。
そう。現れた3人こそ、別名義で昔連載していた創作論破の登場人物なのです。ご興味がありましたら『ダンガンロンパF』って検索してみてくださいね。
ラベンダー色の長髪をなびかせた少女は、エクラに案内してもらったお礼を言ってこちらに近付いてきました。
おろさんが七海さんに説明を受け、食い付いています。
神谷「えーっと…。はじめまして、だったわよね。私は『神谷春子』。希望ヶ峰学園の79期生で、『超高校級の知識』と呼ばれているわ」
冥雅「オレは『冥雅雪斗』!神谷と神崎のクラスメイトだよ!79期生の『超高校級の幸運』です!よろしくね!」
神崎「『神崎満月』。『超高校級のDJ』って呼ばれてる。冥雅も言った通り、神谷と冥雅のクラスメイトの1人だ。よろしくな」
おろさん「ほ、本当にいたんだ…!異世界のオリジナル超高校級の生徒…!」
罪木「おろさんさん、落ち着いてくださぁい!一応この世界の『希望ヶ峰学園』には『80期生』まで存在するんですぅ。お三方の他にも、後輩さんや先輩さんが沢山いるんですよぉ」
神谷「なるほど。貴方が噂の『おろさん』さんなのね。うふふ、会えて嬉しいわ!これから仲良くしてね?」
おろさん「こ、こちらこそ!」
神谷さんの人のいい笑顔に思わず照れてしまうおろさん。その様子を見ていた田中くんがわざとらしく咳ばらいをした後、彼女に本題を言うように突き付けました。
その慌てた様子に冷静に石丸くんと罪木さんが突っ込んでいます。
田中「春子!貴様、何をしに来た!まさか特異点の差し金ではなかろうな!」
神谷「差し金って…。別に何も悪いことを企んでいる訳じゃないわよ。特異点…確かに日向さんから伝言を預かっているわ」
石丸「伝言?一体どうしたというのだね」
冥雅「そのことなんだけど…。ここのリーダーみたいな人はどこにいるの?」
石丸「サクヤくんにも聞いてほしい話なのか…。分かった、呼んで来よう」
どうやら神谷さん達はサクヤに用事があるようですね。そのまま石丸くんは彼女を呼びに一旦席から離れました。
少し待っていると、サクヤが石丸くんと共にこちらへやってきました。
サクヤ「お待たせしました。運営本部の管理を務めております『サクヤ』と申します。…苗木くんからの伝言ですか?」
神崎「あぁ。苗木先輩、日向先輩、それから最原に頼まれてな。『モノクマがお前らを嗅ぎまわってるらしいから、用心してくれ』と。あと、『道化師と繋がっているかもしれないから気を付けて』とも伝言を頼まれたな」
サクヤ「モノクマが?…それは厄介ですねぇ(ロンパの世界線の記憶も無理やり繋げているというのに…。もう勘付かれたというのですか)」
石丸「サクヤくん?どうかしたのかね?」
サクヤ「い、いえ!なんでもございません。貴重なご意見、ありがとうございます。道化師と繋がっているかもしれない、というのは厄介ですね。彼ら、一部の神々とも手を組んでいるようですし…」
田中「用心する、に越したことはないが…。今後も今回と同様に厄介な出来事に巻き込まれるかもしれぬ、ということには覚悟せねばならないのか」
神谷「あ、そのことだけれど…。次回から天海くんと斬美さんがこっちに加わるから、よろしく頼むとも言われたわ」
石丸「天海くんが?!…どういう風の吹き回しなのだね。最原くんはこういうことにあまり積極的ではないと思っていたのだが」
冥雅「そうも言ってられないみたいだよ。モノクマが関与しているかもしれないって聞いたらね…。勿論、オレ達も希望ヶ峰学園の生徒として協力するつもりだから、大船に乗ったつもりでいてくれよな!」
サクヤ「ありがとうございます。後程苗木くんや日向くんにもお礼を言っておきますね」
モノクマ…。今その言葉は聞きたくなかったですね。彼はダンガンロンパの世界でも暴虐の限りを尽くした悪しきクマ。サクヤが意味深なことを呟いていた気がしますが、どうやら関与されると厄介なことには変わりないようです。
そのかわり、それを見越して次回から天海くんと東条さんが仲間になってくれるとの情報も得られました。勿論、79期生の3人を始めとする生徒達も積極的に支援をしてくれるみたいです。
おろさん「あの!もっと貴方達のクラスメイトについて教えてくれないかな?!僕の世界にも『超高校級の肩書』を持ってる人達が沢山いてさ!」
神谷「ええ、いいわよ。折角会えたんだから、パーティが終わるまでまで沢山お話しましょう。色々聞かせてちょうだいね?」
冥雅「おろさんさんってどんなハーブティーが好きなの?!この会場にあるかなぁ…!」
神崎「会場勝手にうろつくなって。…ま、今回だけなら許してくれるかなぁ」
おろさんは早速神谷さん達との話に夢中になっているようですね。微笑ましい。
彼らのことは一旦置いておいて、彼らと分かれたエクラの様子を見てみましょう。
エクラ「テントさん。フローラさんが痺れを切らして巨大になっています。早く帰ってきてください」
テント「なっ!もうそんなに巨大になっているのですか?!春うららな時期だとはいえ、少々早すぎはしませんか?!」
エクラ「それはもうとても。今は牧場だけに留まっていますが、このままだと地球全体を覆う大きさになってしまうかもしれません」
テント「そ、それは困ります!うう、1回目の時は時期が時期だったから最後までいれましたが、マドモアゼル達のバンド演奏を見れずに帰るのは残念ですねぇ…」
エクラ、どうやら支部に戻らないテントを連れ戻しに来たようです。何でもフローラが支部で彼の帰りを待つことに退屈し、徐々に巨大になっているとか。今は春真っ盛りですし、このままでは大変なことになってしまいます。
テントはミミ達のバンド演奏が聴けないことを残念に思いつつも、フローラが巨大になるのを防ぐ為エクラと共にパーティ会場を後にしようとしました。
エフラム「…そこのお前。ちょっといいか」
エイリーク「兄上?どうかなされたのですか?」
エクラ「……?」
ふと、打ち上げに参加していたエフラムがエクラに向かって話しかけてきたのです。体調は大丈夫なんですか…?ぴんぴんしているので平気だとは思いますが。
彼が不意に話を振ったので、エイリークも驚いて共にやってきました。
テント「ん?エクラさんに御用です?」
エクラ「私に何か用ですか…?」
エフラム「いや、用という訳じゃない。ただ…お前が『どこかで会ったことのあるような』雰囲気があってな。思わず話しかけてしまった」
エクラ「…………」
テント「エクラさん?大丈夫ですか?」
何を言い出すと思ったら、どういうことですか?エクラはポップンの世界の住人で、エフラムはファイアーエムブレムの世界の住人。名前が被るなんてことはあり得ますし、彼が『どこかで会ったことがある』と思うのはいささか不自然です。
…しかし、エフラムの言葉にエイリークも思い当たる節があるようです。首を傾げながらも、彼女も彼の言った言葉に賛同しました。
エイリーク「そういえば…。アスク王国にいた時に会ったことがあるような気が私もします。うーん…誰だったか、までは思い出せないのですが…」
エフラム「エイリークもそうだったのか。人違いだったのならすまないが…どうか、名前だけでも教えてくれな『すみません。失礼します!』お、おい!」
テント「わっ!エクラさん!?」
エフラムが名前を聞こうとしたその瞬間、エクラはテントカントの手を引き逃げるようにパーティ会場を後にしてしまいました。
彼女が走り去っていった後を、双子のルネス王族はそのまま見ていることしか出来ませんでした…。
マルス「2人共。どうしたの?パーティの食事が冷めてしまうよ」
エイリーク「マルス王子…。あの、白いローブの方を覚えてはいらっしゃらないですか?ほら、召喚士の」
マルス「『エクラ』のこと?しっかり覚えてるけど…それがどうかしたの?」
エフラム「さっきテントに手足が生えた男を連れ帰った輩が…『エクラ』に雰囲気が似ていたんだ。…違うな、似ていたんじゃない。『瓜二つ』だった」
マルス「『瓜二つ』…?確かにアスク王国でエクラが行方不明になったって話は聞いてるけど…。そんな偶然が、あるのかい?」
エイリーク「分かりません。ですが、もし彼女が私達の知っているエクラ殿だった場合…。ちゃんと、話をしなければいけないような気がしてならないのです。…彼女は、私達が知らないことを知っている。勘ですが、そう思うのです」
マルス「そうか…。でも、突然聞いても向こうが驚くだけだろう?また改めて機会を設けて話しに行こう」
…ルネスの双子が思い描いていたのは『エクラ』という白いローブを纏った召喚士のようでした。どうやらここに混ぜられる前に行方不明になっているようなのです。
しかし、帰ってしまった以上話を聞くことはできない。マルスは一旦2人を宥め、また改めて話を聞きに行こうと提案するのでした。
『そろそろミミさん達によるバンド演奏が始まります!皆様、どうかステージまでお集まりください!』
サクヤによる案内が会場に響きます。今はそのことを考えていても仕方がない。
そう割り切り、バンド演奏を見にステージへと歩いて行ったのでした。
- 打ち上げ ② ( No.142 )
- 日時: 2020/05/24 22:14
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)
ステージでは既にミミ達がスタンバイをしており、音響のチェックを行っていました。
準備が整ったようですね。MZDがマイクを取り話し始めました。
MZD『今回も逃走中への参加、誠にサンキュな!今回はまあ色々ありすぎて精神的に疲れてるヤツも多いだろうから、オレ達の演奏を聴いて少しでも元気になってくれたら嬉しいな!』
風雅「おお!ミミ達のバンド演奏だ…!」
烈「そういえばちゃんと聴くのって初めてかもしれねぇ」
MZD『前々回はジャックが行方不明だったから4人での演奏だったけど、元々は5人でバンド組んでたまに演奏してたんだよね。ちなみにこいつはメインボーカルなんだけど、歌が超上手くてさ。まさに『俺様の歌に酔いしれな!』って感じのレベルだぜ!そこもご堪能あれ!』
DTO「あいつそんな特技があったうへか。知らなかったころ」
ハジメ「暗殺者が歌うとか普通考えられないっすからね…」
MZD『よし、それじゃ今回歌う曲目を紹介するぜ!『pop'n music うさぎと猫と少年の夢』で登場した曲で、オレの知り合いの天使達が歌ってたナンバーを今回は持って来てみた。勢いがある元気になれる曲だから、是非聴いていってくれよな。
それじゃ聴いてください。『K∀MUY』』
カムイ「私の名前がタイトルの曲なんですか?!」
ルフレ「とんだ偶然もあるもんだね…」
MZDが曲目を言い終えたと共に、ミミがリズムを取り始め演奏が始まりました!
前々回とは違う、力強いミミニャミのドラムとギターの音が鳴り響きます。
演奏が始まりましたので、天の声も静かに見守りたいと思います。
♪ K∀MUY 『pop'n music うさぎと猫と少年の夢』より
MZD『見えているか 世界の破滅が』
ジャック『刻み続けた時も 錆び付いている』
MZD『繰り返す創世記に』 ジャック『混迷を斬り裂いて』
MZD『逆説を突き付け』 ジャック『我ら奏でる』
MZD『嗚呼 星命の輪廻』 ジャック『終止符の音色』
MZD『広く』 ジャック『熱く』 MZD『遠く』 ジャック『高く』
MZD/ジャック『響け貴方へ!』
ミミ/ニャミ『Stardust the World』 ジャック『汚れていく世界を飛び越えて』
ミミ/ニャミ『Darkness and Light』 MZD『不滅の使命をこの胸に』
ミミ/ニャミ『Stardust the World』 MZD/ジャック『そうだろう?我ら止まらない』
MZD『新たな』 ジャック『大地に』 MZD/ジャック『降り立とう』
MZD/ジャック『星屑になる貴方を抱きしめて』
チタ「すっげー!すっげー!踊りたーい!」
グレン「力強い歌声だな…」
ジャック『数多光る星を纏う空』
MZD『絶えず流る川の向かうまま』
MZD/ジャック『Die is Cast! Time is Just Now!』
ジャック『崩れていく世界を飛び越えて』
MZD『不滅の使命をこの胸に』
ミミ/ニャミ『Stardust the World』 ジャック『そうだろう?』 MZD/ジャック『我ら止まらない』
MZD『使命を!』 ジャック『翼を!』 MZD/ジャック『生命を!』
MZD『Stardust the World』 ジャック『Darkness and Light』
MZD『崩れていく世界に』
ジャック『Stardust the World』 MZD『Darkness and Light』
ジャック『花を手向けよう』
MZD/ジャック『いつしか そう』
MZD『新たな』 ジャック『輪廻が』 MZD『生まれる』
MZD/ジャック『星屑になる貴方を抱きしめて』
演奏が終わったと同時に、ステージへの大歓声が鳴り響きます!
Ga.「大迫力だったな…!」
おろさん「凄い演奏だったよ!拍手!拍手!」
客席からの大きな拍手と歓声を受けながら、ミミ達5人は一斉に礼をしてステージを後にしました。
…そういえば、ミミ達の演奏の他に『スペシャルゲスト』がいるとか言っていましたが…。誰なんでしょうね?
しばらくざわざわと話し声が響く会場。その声をぴしゃりと止めるように、サクヤがマイクを持って再び喋り始めました。
サクヤ『ミミさん達の演奏、とても素晴らしかったですね。私も思わず涙ぐんでしまいました…。本日は彼女達の素晴らしい演奏だけではなく、先に言った通り『スペシャルゲスト』を招待しております!それでは、ゲストの方々!ステージへおあがりください!』
しずえ「スペシャルゲストですって!どんな方なんでしょうね、むらびとさん!」
むらびと「(やれやれポーズ)」
たぬきち「お金持ちっぽい格好をしていたら島に引っ越すよう頼んでみるだなも!」
スポットライトがステージに当たります!そこにはステージに上がった『スペシャルゲスト』の2人が…!
その影が明らかになった途端、特にBEMANIシリーズの関係者が腰を抜かして驚きました。
『スペシャルゲスト『VENUS』のお二人です!皆様、温かい拍手でお迎えください!』
ミミ「び、び、びびび、び」
ニャミ「『VENUS』ーーー?!今絶賛世界ツアー中で忙しいって噂だったじゃん!」
MZD「それがなんかさ、どこからかここの逃走中の噂を聞きつけて来たっぽくて。先に入れてた仕事潰してまで打ち上げのゲストとして参加することを了承してくれたらしい」
ニャミ(j)「仕事潰してまで?!どれだけこのゲームに思い入れ持ってたんだろう…?」
ウィザウ『どうもー!『VENUS』のボーカル担当、ウィザウです!今日はこんな素敵なパーティに招待してくれてありがとう!忙しかったけど、皆が集まってるって聞いたから時間開けて来ちゃった!』
チュナイ『『VENUS』のキーボード担当、チュナイです。みんなに楽しんでもらえるように精一杯演奏するから、是非楽しんでいってね!』
ミミ(j)「世界的スターを呼んじゃうって…。サクヤさんってどんだけとんでもない人なの?」
驚いている面々を尻目に、VENUSの2人は着々と今日演奏する曲目についての説明を始めました。
しかし、裸に各々ジャケット+ストール、ブラウスだけとは随分と相変わらず中々過激な格好をしていますね…。
一歩間違えば『裸族』と呼ばれる方々に目を付けられかねません。
ウィザウ『僕達の新曲を歌っても良かったんだけど、ここにはBEMANI以外の参加者も沢山いるって聞いてね。今回は『みんなが知っている、一緒に盛り上がる歌』を持ってきたよ!』
チュナイ『歌を知ってる人は是非、僕達と一緒に歌ってほしいな!それじゃあ早速演奏を始めます!ウィザウくん、曲のタイトルを発表してくれ!』
キュベリア「BEMANIを知らないやつでも歌える歌…?なんだそりゃ」
マモニス「まさか、まさかなんですかね?」
ウィザウ『それでは一緒に歌いましょう!曲目は『Help me, ERINNNNNN!! -VENUS mix-』』
konakun.「東方アレンジかいっ!」
って、えーっ?!曲目ってそれーー?!
アレンジ先色々ありますけど、どのバージョンを演奏するつもりなんでしょうか…?
とりあえず、静かに見守りたいと思います。
♪ Help me, ERINNNNNN!! -VENUS mix-
(^ω^)<キッチーデス! (×>ヮ<)<コナクンノトモダチデス!
(^ω^)(×>ヮ<)<サイシンノ ヴィーナスジョーホー!
(^ω^)<ナント!ツギニダスシンキョクガ 『ヘルプミーゴリラ』トカブッテイタ!
(×>ヮ<)<エー ボクタチヴィーナストシテハマケラレナイ!
(^ω^)(×>ヮ<)<タスケテー! ヴィーナスー!
Ga.「ちょwwwwなんでキッチーがいるんだよwwww」
konakun.「(×>ヮ<)、楽しそうだから放置でいいやぁ」
アルル「良くないよー?!」
ウィザウ『えーりん えーりん 助けて 今日も叫んでみる』
(×>ヮ<)<ダレガサケンデルノカナ? (^ω^)<オレダー!
ウィザウ『不老不死 蓬莱のお薬の力』
(×>ヮ<)<コノクスリドッチガノム (^ω^)<オレダー!
ウィザウ『鈴仙・てゐの二人は まだ帰ってこない』
(×>ヮ<)<ダァレガカエッテコナイノカナァ? (^ω^)<オレダー!
ウィザウ『誰かが来た もうダメだ ヤラれちゃうよ』
(^ω^)<ヤラレルワケナイジャン ヤラレタ… (×>ヮ<)<タスケテー!
『えーりん! えーりん! 助けてえーりん!』
ウィザウ『えーりん えーりん 助けてえーりん』 (^ω^)(×>ヮ<)<エーリン!エーリン!タスケテエーリン!
『えーりん! えーりん! 助けてえーりん!』
ウィザウ『早く来てー!』 (^ω^)(×>ヮ<)<ハーヤークーキーテー!
マリオ『ま・り・お!』(某スーパスタッ!の格好をして登場!)
カービィ「マリオwwww何でスーパースターの格好してるのwwww」
Ga.「絶望的に似合ってねえwwww」
クレア「お腹が出ちゃってますねぇ…」
なんと、サビに入る前にマリオが乱入ー!カービィも知らなかったようで笑い転げています。
しかも衣装!某スーパースターな満さんではないですか!もうちょっと痩せましょう!
VENUSの2人は演奏に夢中で乱入してきた彼を気にしてなどいません。それを良いことにマリオも一緒になって踊り始めます!
ウィザウ『さぁ、助けましょう! 高く振りあがるあの腕 (^ω^)(×>ヮ<)<エーリン!エーリン!
あなたはお姫様 わがままなお姫様』 (^ω^)(×>ヮ<)<タスケテエーリン!
ウィザウ『ほら、急がなきゃ 強く降り下ろした腕は (^ω^)(×>ヮ<)<エーリン!エーリン!
私を呼ぶサイン えーりん!助けてえーりん』
(^ω^)<ココカラハヴィーナスノターンダ! (×>ヮ<)<ミンナデヴィーナスコールダ!
\ALL LIGHT!/
ウィザウ『VENUS! VENUS!』
『VENUS! VENUS!』
ウィザウ『Fujimori! Fujimori!』
『Fujimori! Fujimori!』
ウィザウ『恋すれど 花吹雪 夢見れど 桜吹雪』
ウィザウ『VENUS! VENUS!』
『VENUS! VENUS!』
ウィザウ『Wow Wow? Wow Wow?』
『Wow Wow? Wow Wow?』
ウィザウ『Wow Wow VENUS 僕達もっとVENUS このままきっと思いは高鳴る』
烈「こっからだな…」
風雅「どのバージョンなんだろうな…」
塵「(嫌な予感がする)」
ウィザウ『VENUS! VENUS!』
『VENUS! VENUS!』
(×>ヮ<)<コーエン!コーエン!
<('ヮ')><出でよ 灼熱の精霊YO! 紅のその姿見せろ! YO!
リピカ「弐寺にお帰りくださーい!!!」
<('ヮ')><ハリアイだけじゃ納得できないYO!
ヴィル「何年前の話をしているんだ!」
MZD「ハリアイに出てこれただけマシだろお前は」
ウィザウ『VENUS! VENUS!』
『VENUS! VENUS!』
(^ω^)<メガネ!メガネ!
『メガネ! メガネ!』
(^ω^)<テレレレレーレー レレレーレー! テレレレレーレー テレレレレ ハイッ!
Ga.「歌詞をwwww歌えwwww」
マリオ「あえて間奏を口ずさむなんて流石だね!ボクも決めポーズっ☆三」
(^ω^)<ツイデニバリカン!
MZD「止めなさい」
…案の定ポップンバージョンだったようです。キッチーが歌ったパートに大爆笑する一部の面々。マリオも調子に乗ってキッチーの傍で踊りながら決めポーズを決めています。
ウィザウ『Wow Wow 始めましょう 強く交差するあの腕 (^ω^)(×>ヮ<)<ヴィーナス!ヴィーナス!
私がボーカルで チュナイがキーボード』 (^ω^)(×>ヮ<)<タスケテヴィーナス!
ウィザウ『Wow Wow 急がなきゃ 強く降り下ろした腕は (^ω^)(×>ヮ<)<ヴィーナス!ヴィーナス!
僕らを呼ぶサイン VENUS 助けてVENUS』
(^ω^)<マタマタキッチーデス! (×>ヮ<)<コナクンノトモダチデス!
(^ω^)<ミンナノナヤミハカイケツシタカナ?トモダチクン、ドウカナ?
(×>ヮ<)<ウーン!イロイロアッタケド、カイケツシテナイ!
\ALL LIGHT!/
(^ω^)<ソレデハココデモンダイデス! (×>ヮ<)<ファイ
(^ω^)<ボーカルノウィザウト キーボードノチュナイノ ユニットメイトイエバ ナニ?
\VENUS!/
(×>ヮ<)<セイカイッ!
最後まで一部のメンバーの笑い声が絶えないまま演奏は終わりました…。
キッチー、バリカンは仕舞ってください。
VENUS『みんな楽しんでくれたかな?ありがとうございましたー!』
(^ω^)<シュン
Ga.「刈るならよそでやったほうがいいぞwwww」
サクヤ「想定外の乱入者が多すぎました。申し訳ありません…」
MZD「前回と前々回の大砲まみれよりは3倍アイス以上にマシだ。ごくそつも今回は来なさそうだしな。…来ないよな?」
ヴィル「変にフラグを立てるな。来るぞ」
VENUSは皆が楽しんでくれた様子を見てとても嬉しそう。そのままステージを後にしました。
…おや、カービィが2人に近付いて何か喋っているようですよ?
カービィ「あのっ!お二人の演奏、とっても凄かったです!ファンです!握手してください!」
バンワド「ファンだったのー?!初耳なんだけど!」
マリオ「だってファンになったのこの世界に飛ばされるようになってからだもんね。知らなくてもおかしくないと思うよ?」
バンワド「も、もしかしてマリオも…」
マリオ「そうさ!ボクと同等の輝きを放つ『スーパースター満』に会ってみたいんだよ!」
バンワド「(駄目だこりゃ…)」
マリオとカービィ、それぞれこの世界に来てからファンが出来たようで。
そりゃ目を輝かせますわ。そんな彼に向かって彼らは優しく握手を返してくれました。
ウィザウ「そういえば、ここじゃない外の世界で『裸族』って呼ばれてる人がいるみたいだけど…1回会って話を聞いてみたいね」
バンワド「え?」
ウィザウ「室内だけだけど…。僕も全裸で過ごしたりすることがあるからさ。どんな生活をしているのか気になって…」
MZD「お帰りはあちらになります!」
ヴィル「世界ツアーの最中だったのだろう。飛行機の時間が迫っているのではないか?」
チュナイ「…あっ、本当だ。親切にありがとう!それじゃまたどこかで会えるのを楽しみにしてるよー!」
ウィザウ「またねー!」
不穏な雰囲気を察したポップン界のM&W、颯爽とVENUSの2人を入口まで案内したのでした。
その様子を見ていたカービィ。彼の発した『裸』という言葉に瞳を更に輝かせています。
バンワド「か、カービィ。どうしたの?」
カービィ「ボク…ボク…」
カービィ『絶対にあの人達をカオス軍団の仲間に入れるよ!』
バンワド「それは絶対にダメーーー!!!」
カービィ、それは絶対に駄目です。やめてください。
彼らの影が見えなくなるまで、彼はキラキラと瞳を輝かせていたんだとか…。