二次創作小説(新・総合)

Re: 早紀のss置き場【リクエスト受付中】 ( No.1 )
日時: 2020/05/20 22:54
名前: 早紀 ◆hN.qfVrIpo (ID: 98AXyywb)

お昼ご飯を凛ちゃんと食べながら。

そういえば、好きの境界線ってなんだろう・・・。

なんて事を考えていると。

凛「かよちん!?何を言ってるの・・・!!?」

花陽「ピャア!凛ちゃんこそどうして私の心の中を読めたの・・・?」

凛ちゃんが驚きの声を上げた。

心の中で考えていたはずなのに、どうして凛ちゃんは驚いているのだろうか。

むしろその事に私はびっくりしている。

凛「なんで、って・・・口に出てたよ・・・?かよちん、無意識だったの!?」

そう言ってくる凛ちゃんは動きがとてもオーバーで、とても可愛らしいな、と思う。

私とは大違いである。

花陽「口に出てたんだね・・・。うん、自覚してなかった。」

そんな所に、先生に呼ばれていた真姫ちゃんが帰って来た。

真姫「ただいま。2人ともなんの話してたの?」

凛「あっ!真姫ちゃん!!おかえり〜。あのね、かよちんが好きの境界線ってなんだろうって無意識に呟いてたの!どう思う!?」

凛ちゃんが興奮したように言うけれど、それに対して真姫ちゃんは返答に困っている。

髪の毛をくるくる、くるくる。困っていたり、緊張している時に出る真姫ちゃんの癖だと私は思う。

美人なのにそういうギャップがある真姫ちゃんも可愛い。

やはり私とは大違いで、なぜふたりが私と仲良くしてくれるのか時々不思議に思う。

真姫「ヴェェ・・・そんなこと聞かれても困るわよ。そもそもなんで花陽はそんなこと考えてたのよ。」

別のことを考えていた私は全く話を聞いていなかった。

花陽「わ、わたし?」

そんな私を雰囲気から感じとったのか凛ちゃんは助け舟を出してくれた。ありがたい。

凛「そうだよ、好きの境界線なんて事どうして考えてたの?」

花陽「あ、えっとね・・・ことりちゃんから借りた恋愛小説を昨日読んでて、ちょっと気になって。」

あぁ、成程・・・と二人は納得した様子を見せる。

凛「凛も、かよちんと同じでよくわかんないにゃー・・・」

真姫「私は・・・そうね。好きって事はいわゆる感情ってことだから・・・感覚だと思うの。まあ、その時がいつか来るわよ。」

個人的に、真姫ちゃんは100点満点の解答だと思う。

感情なんて感覚なのだと言われたらそこまで、だけれども。やっぱり気になるままなのである。

花陽「そう、だね。ありがとう・・・!」

と、ここでチャイム。