二次創作小説(新・総合)
- Re: クロスオーバー 〜それぞれの冒険者たち ( No.146 )
- 日時: 2020/07/24 22:56
- 名前: 謎の女剣士 (ID: .6mQrr9F)
第92話「冒険家の追憶」
【回想:エアリスの家】
『エアリス、頼まれていた花を沢山貰って来たぞ!』
『ロック。冒険家としての評判、大分様になったね?』
『ああ。エアリスがいるから、過去との俺自身から決別出来た様な感じだよ』
『・・・・・・。ねえ、ロック・・・・・・』
『何だい?』
『わたし、いつかあなたと戦わないと行けない日、来るのかなぁ?』
『そんなことないよ。万が一俺が良くない状況になったら、その時は俺を止めてくれ!』
『分かった。怖いけどわたし、あなたを・・・ロックを止めて見せるから、ね?』
『ああ。約束な!』
そう約束していたのに、あなたは何も言わずにわたしの前からいなくなってしまった。
魔女アデルと草摩 夾の恋人、本田 透が1つになったらバッツ達が止めないと行けない。
その間に雷神はかなり深手を負っているし、下手に動かす事は出来ない。
諦め掛けていたその時、誰かが私の意識に語り掛けて来たの。
『エアリス・・・』
エアリス「この声・・・。まさか、幻獣ティナ?」
『そう。私はもう1人のティナ、レイチェルの力で貴女に話し掛けているの』
エアリス「幻獣ティナ・・・」
『ロックは・・・、彼は心の何処かで貴女と戦う事を恐れているわ』
エアリス「それはどういう・・・!?待って、幻獣ティナ!」
『もう時間みたい・・・。エアリス、彼を・・・ロックの苦しみをセトラの末裔である貴女の力で止めて上げて・・・』
エアリス「幻獣のティナ! 行っちゃ、嫌・・・!」
「どうしましたか? エアリスさん」
エアリス「……? 夢? ううん、幻じゃない」
プライド「もしや、もう1人のティナさんとお話をされていたのですか?」
エアリス「うん。ロックを、助けてって・・・。わたし、やっぱり怖い・・・」
グリード「へっ。今更怖気付いてんじゃねーよ、お嬢ちゃん」
ランファン「貴様。少しはエアリスお嬢の気持ちを考えろ!」
ラスト「大丈夫よ。彼女は少々不安な一面があるけど、いざと言う時は頼りになるわ」
マルス「うん。彼女がいたから、僕たちはどんな作戦にも乗り越えられて来たからね」
エアリス「マルス、みんな・・・・・・」
そう、わたしがロックを好いているのは理屈じゃない。
彼は過去に帝国に依って、レイチェルを失っている。
わたしも、ザックスとの思い出は沢山あるけど・・・忘れては行けないの。
今は今だからね、ロックを救出した後は彼と旅を沢山したい。
もうすぐ会えるよ、必ずわたしが元のあなたに戻すから待っていてね。
今度はわたしが、あなたを助ける番だから、ね? ロック。