二次創作小説(新・総合)

Re: クロスオーバー 〜それぞれの冒険者たち ( No.151 )
日時: 2020/07/25 23:13
名前: 謎の女剣士 (ID: .6mQrr9F)

第97話「守るべき人の為に、ティナの最期」

【ルナティックパンドラ 始まりの部屋】

「エアリス!」
エアリス「ロック?」
ロック「ごめん。俺は・・・、君を傷付けるつもりはなかったのに!」
エアリス「ん~ん。あなたはわたしを覚えていてくれた、それで十分」
きょう「ま、解決って所だな!」
ロック「ミスティは?」
夾「引き上げたよ。透とティナのお蔭でな」
ロック「……。このままバッツと2人きりにさせておこう、関係のない俺達は此処から去らなければ」
夾「ああ・・・」

やっと、やっとロックが帰って来たのに。
今度はティナが、かなりの大怪我だ。
負傷した透を背負い、ロック達の後を追う。
ティナ・・・、絶対に死ぬな。死なないでくれ・・・!

バッツ「ティナ・・・・・・」
ティナ「・・・・・・。あの時バッツ、私はあなたを殺そうとしていた・・・」
バッツ「何を言ってるんだ。ティナはそんな事をしていない」
ティナ「でもね。私、嬉しかったんだ。バッツと行く道を選んで・・・、本当に良かった………!」
バッツ「駄目だ。逝かせはしない!」
ティナ「大丈夫……だよ……? ライフストリームの1部となって、あなたの中で生き続けるから…………」
バッツ「そんな……、寂しい事を言うな。ティナがいなくなったら、俺は……」
ティナ「初めて見た……。あなたがこんなに泣くのは、珍しい……」
バッツ「りんごと約束したんだ。ティナを守り通すって……」
ティナ「ううん。あなたは今でも充分……、立派に守ってくれたよ」
バッツ「ティナ?」
ティナ「もう、逝かなきゃ……。私の魔法、あなたが引き継いでね? バッツ……」
バッツ「……ッ!! ティナ……、ティナーーーーーーーー」

ラグナロクに到着後、バッツの悲痛な叫びが聞こえて来た。
あの大声は多分、ティナの息が途絶えたと言う事だ。
やっぱりミスティの攻撃を、もろに食らったからティナは・・・助からなかった。
その後遅れて戻って来たラグナさんから届いたのは、その後だった。
沢山怒ったり笑ったりと忙しかったティナが、命の大樹の1部となって旅立ってしまった。
まずはバッツを、俺たち全員で立ち直らせなければならないな。