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第114話「かごめと透と桔梗」

【リーザス像の塔】

かごめ「……」

何より、前の用心棒だった人は此処の異変を先に感じていた。
だけど、その人は刺客により殺されてしまった。
今は、ゼシカちゃんが好いている人が用心棒をやっています。
これからも、あの2人を見守って下さい。

「珍しいな、お前が此処に来るとは」
かごめ「桔梗！」
桔梗「久しぶりだな、かごめ」
かごめ「うん。最後にあったの、あの森以降だから」
桔梗「ああ……。あの時は済まなかった、もしかごめ。お前があのような事を言わなかったら私は……」
かごめ「桔梗……」
桔梗「だが、今は良き友人だ。いつか言っただろ？ お前が悲しまないよう、私が守ると」
かごめ「……うん、奈落はまだ生きている。でも、立ち止まる訳には行かない」
桔梗「ああ。来る途中珊瑚が探していたぞ、ご飯が出来たそうだ」
かごめ「うん……」
透「2人共、熱々のご飯が冷めてしまいますよ〜？」
桔梗「今行く。……？ かごめ？」
かごめ「迎えに来て欲しい、珊瑚ちゃんに」
桔梗「分かった。伝えて置こう、行くぞ透」
透「はい！」

かごめ、随分強くなったな。
犬夜叉を変えただけでなく、かごめ自身も変わっている。
私の知らないところで、更に強い感情が芽生えそうだ。
だがなかごめ、お前は私の生まれ変わりだ。

昔の犬夜叉なら、初めは知らなかっただろうな。
かごめの力と、私の力がよく似ている事自体が。
明日から再び、戦いが始まる。
クロノたちと合流し、まずはラヴォスを倒さなければ。
その為には、2手に分ける必要がありそうだ。