二次創作小説(新・総合)

バグった世界の極道と殺し屋がやってきた。 ( No.391 )
日時: 2024/09/25 16:28
名前: 葉月 (ID: lV5SbBSQ)

俺の名前は小峠華太ことうげかぶと天羽あもう組に所属するアラサーの極道だ。
俺達は今、不思議な空間にいるような感覚だった。何故なら本来なら俺達と縄張り争いをしているはずの京極きょうごく組や天王寺てんのうじ組、半グレの集団である羅威刃らいじんもいたのだ。

香月「なぁんか見たことない雰囲気だねぇ〜まるでメルヘンな世界に来たみたい」
戸狩「俺らのとことエラい違いやんけ」
小林「というか一体どこここ?」

女装ヒットマンである香月かげつの兄貴と天王寺組の戸狩とがり、天羽組火力トップクラスの小林の兄貴がそれぞれここに来た感想を言った。
そりゃ極道の世界とは違うのもそうだが、何よりも人間じゃない奴も入り混じっていたからだ。
というかまるでファンタジーの世界に入ってるみたいだぜ……。

六車「お前ら見てみろよ。こんなの拾ってきたぜ」
モンメン「メーン! メーン!」
トゲピー「チョケプリィイイイ」
高砂「あらやだ! 可愛いわねぇ! ちっちゃくていいわぁ!」
須永「というかコイツらどっからきたんだぁ?」

京極組の無車むぐるまがちっこい綿みたいな奴と卵みたいな奴を抱えて俺達に見せてきた。これは明らかに動物じゃねぇ別の生き物だなこりゃ。
すると、無車が抱えているちっこい奴らは何かを訴えるように鳴いている。

トゲピー「チョケチョケ……チョケプリィイイイ! チョケプリィ!」
モンメン「メン! メンメン! メーンメーン!」

正直何言ってるのか分からないが、必死なのは分かるな。次の瞬間、何者かが黄色いネズミみたいな奴とクジラみたいな奴を殴ったり蹴ったりしやがった!

クズトレーナー「テメェらのせいでバトル負けただろうが! この役立たず!」
ピカチュウ「ピカッ!?」
ホエルコ「ホエッ!?」
クズトレーナー「だいたいお前の所為だぞクソネズミ! お前があの時倒せたら負けることなかったじゃねぇか! どうしてくれんだよ、なぁ!?」
ピカチュウ「ピカァ……ピカピカァ……」

あの野郎……黄色いネズミみたいな奴やクジラみたいな奴を殴ったり蹴ったりしながら「役立たず」と言いやがった! バトルということはコイツらなりの試合もあるのか?
こんな惨い光景をみた俺は勿論、兄貴達もブチギレだ。特に小林の兄貴は殺気まで放っている。

和中わなか「こいつ……! このような非道なこともやるのか……!」
矢部「アイツらも頑張ったのにその仕打ちかよ……! 俺の中の矢部もコイツは許さねぇと言っている!」

綿みたいな奴も卵みたいな奴も俺達に伝えたい事はコレを見てようやく分かった。これは絶対に許されない事なのだと!

六車「お前達の言いたい事はよく分かった。俺が下さなくとも、他の奴がやってくれるだろうよ」
トゲピー「チョケチョケ……」
モンメン「メーン……」
椎名「君達はよぉやってくれはりました。後は任せてください」

天王寺組の椎名しいなも綿みたいな奴と卵みたいな奴を撫でながら優しく言う。
すると、小林の兄貴がクズの前に立って顔に一発お見舞いした。

小林「あんちゃん、なかなか酷い事するよ……なぁ!?」
クズトレーナー「なんだテメェ……ごばぁああああ!?」
小林「俺も殴ったり蹴ったりするのも得意だよぉ〜? お前も同じように殴ったり蹴ったりしたらそりゃあ痛いよねぇ〜?」
クズトレーナー「ぐぼぁあああああああああ!」

小林の兄貴はクズが黄色いネズミみたいな奴とクジラみたいな奴にやったようにクズに殴ったり蹴ったりした。
それからついでに小林の兄貴はクズの頭を掴んで地面に何度も何度も叩きつけてその後クズの顔を地面に埋めた。

小林「はーい、テメェは地面とキスしてそのまま埋まってろ」
クズトレーナー「ぎ……が……が……ごべぇええあああ!」
小林「ふースッキリしたぁ〜! お前達、大丈夫かぁ?」
ピカチュウ「ピカピカァ!」
ホエルコ「ホエッ! ホエッ!」
戸狩「あーこれは酷いなぁ……痣だらけやんか」
矢部「どっかに病院とかないか聞いてみるかい?」

小林の兄貴がクズを成敗した後、黄色いネズミみたいな奴とクジラみたいな奴は当然ながら体中痣だらけだった。
何処かに病院がないか探すのだが、見つからずにいると、二人の女の子が声を掛けた。帽子を被ったロングヘアの女の子とバンダナを巻いたショートヘアの女の子だ。

帽子を被ったロングヘアの女の子「お兄さん達が連れているの、ポケモンという奴ですよ!」
小峠「ポケモン……? なんだそりゃ?」
バンダナを巻いたショートヘアの女の子「ポケットモンスター、縮めてポケモンといって普段は自然の中で暮らしている子達ですよ。ちなみに青髪のお兄さんが抱えてる子達はトゲピーとモンメン、痣だらけになってる子達はピカチュウとホエルコです!」
六車「モンメンとトゲピー……?」
香月「ピカチュウとホエルコ……? 誰が誰なの?」
帽子を被ったロングヘアの女の子「綿の子がモンメン、卵の子がトゲピー、ネズミの子がピカチュウ、クジラの子がホエルコです。この子達を連れていくにはモンスターボールという丸いボールで捕まえる必要があります。モンスターボールはホエルコみたいな体が大きい子でも入ることが出来るんですよ!」
小林「へぇ〜それは凄いねぇ〜。そういえばえーっとピカチュウ……とホエルコ……だったっけ? そいつらの傷を治したいんだけど、どっかの病院とかない?」

ポケモンか……動物のようでそうじゃない不思議な生き物だ。俺達もポケモンに出会ってなんだか心も体も癒されてきたな。

バンダナを巻いたショートヘアの女の子「病院……? ポケモンセンターのことですか? ポケモンセンターに行けば元通りになりますよ」
戸狩「そうなんや。で、そのポケモンボールとやらはどこに売っとるんや?」
バンダナを巻いたショートヘアの女の子「ポケモンボールじゃなくてモンスターボールですよw モンスターボールはお店で売ってます。まずはモンスターボールを買ってからこの子達を捕まえて、ポケモンセンターに行きましょう!」

俺達は女の子の言われた通りモンスターボールを買ってピカチュウ、ホエルコ、トゲピー、モンメンの四匹をモンスターボールの中に入れた後、ポケモンセンターに向かった。
ポケモンセンターに入った後、四匹を預けて治療した。
トゲピーとモンメンは元々怪我がなかったが、クズに虐待を受けたピカチュウとホエルコの傷はすっかりなくなった。
ポケモンのことでゴタゴタしてたから互いに自己紹介するのを忘れてたが、俺達にポケモンの事を教えてくれたバンダナの女の子はハルカ、帽子の女の子はヒカリというらしい。
あの子達のおかげでポケモンは元気になったし、ピカチュウとホエルコは特に俺達に懐いてくれた。

高砂「まあ! 傷が治ってよかったわね!」
ピカチュウ「ピッカー! ピカピカ!」
ホエルコ「ホエー!」
守若もりわか「ついでにこの子達も入れたけど、よかったのかなぁ?」
東雲しののめ「別にいいだろ。ポケモンボールに入れてやったのは事実だしな」
トゲピー「チョケチョケ」
モンメン「メーン! メーン!」

それから俺達は組を超えて協力して、クズから虐げられているポケモンを救い出してはクズを制裁する活動をするようになった。
因みに言い忘れていたが、俺達は闇社会に生きる人間だが、困った人を見過ごさない、今回のピカチュウとホエルコを虐待するクズみたいな奴は必ず制裁するいわゆる仕事人のようなものさ。

バグった世界の極道と殺し屋がやってきた。 完


○後書き○

今回登場したのはヒューマンバグ大学というYouTubeでやっているヤクザ等の闇社会漫画です。
視点は天羽組の小峠になりましたが、人によっては視点が変わりますね。
そのバグ大がコラボしたのはポケモンです。バグ大のキャラクターってクズをとことん痛めつけてお仕置きするから今回のようなポケモンを虐待したりとか支配したりとか道具みたいに扱うド外道にはブチギレてとことんぶちのめすと思います。

バグった世界の極道と殺し屋がやってきた。 ( No.392 )
日時: 2024/09/25 16:30
名前: 葉月 (ID: lV5SbBSQ)

「今回の登場人物」

ヒューマンバグ大学

☆天羽組☆

小峠華太ことうげかぶと……今回の語り部で主人公。天羽組の一人。ひょんな事からポケモンと出会う。黒髪ショートヘアで白スーツ、眼鏡をかけたインテリヤクザのような見た目をしている。

小林幸真こばやしゆきさだ……天羽組の一人で「アーミーナイフの小林」の異名を持つ天羽組一の狂人。紫髪のツーブロックで太眉、常に狂気じみた笑みを浮かべている。黒いシャツに黒いズボンを身につけている。

和中蒼一郎わなかそういちろう……天羽組の一人で「日本刀の和中」の異名を持つ武人のような人物。金髪オールバックで赤いシャツ、黒いズボンも身につけ、手袋もはめている。

須永陽咲也すながひさや……天羽組の一人で「バイティング須永」の異名を持つハイテンションで死神のような人物。ボサボサの緑髪のロングヘアで黒シャツ、紫色のスーツを着用している。

香月紫苑かづきしおん……天羽組の一人で「女装ヒットマンの香月」の異名を持つ女性と見紛う程の中性的な見た目のイケメン。女装時の外見は白髪のロングヘアの美女というクオリティーの高いもの。

矢部光晴やべみつはる……天羽組の一人で「殺人空手の矢部」の異名を持つワイルドな人物。「俺の中の矢部」という人格を持つ。紺色のオールバックでサングラスをかけたワイルド系イケメン。


☆天王寺組☆

戸狩玄弥とがりげんや……天王寺組の戸狩派のトップで、「鋼鉄の戸狩」の異名を持つ関西人。ロマンスグレーのミディアムヘアに顔や体に傷痕があるイケオジで黒いシャツに白いスーツを着ている。

椎名和海しいなかずみ……天王寺組の三國組直属の武闘派。「同意する」が口癖。焦茶色の髪で小豆色のスーツ、黒色のベストにネクタイをしている。


☆京極組☆

六車謙信むぐるまけんしん……京極組の一人で元々は刑務所から出たばかりの二刀流の剣士。握力は測定不能らしい。紺色のツーブロックで青いシャツ、白いスーツを着た男前。

高砂明夫たかさごあきお……京極組に所属するオネエ極道で、「京極組の心」と呼ばれている。女性のような顔立ちで赤髪のポニーテール、顔にそぐわぬ筋肉質な体をしている。

守若冬史郎もりわかとうしろう……京極組に所属する狂人で「刺身包丁の守若」の異名を持つ。薄茶色のショートヘアでオレンジ色のポロシャツ、丈の短いチノパンを履いている。童顔で少年のような顔をしている。

☆羅威刃☆

東雲竜政しののめりゅうせい……半グレ組織『羅威刃』の一人で「斧の東雲」の異名を持つ。ウェーブがかった水色の短髪に褐色肌、上腕二頭筋から首にかけてタトゥーが入れてあり、両目の下にも雫の図柄を入れている。


*ポケットモンスター*

ハルカとヒカリ……小峠達の前に現れたポケモントレーナーでダイパとルビサファの主人公の少女。バンダナの少女がハルカ、帽子を被った少女がヒカリである。小峠達にポケモンのことを教えた。