二次創作小説(新・総合)

桜木霊歌の依頼話 ( No.14 )
日時: 2020/08/05 01:50
名前: 葉月 (ID: QQmxnDsv)

桜木霊歌さんの依頼です。依頼は難易度高めだけど、頑張りますね。
夏ということもあり、ホラーな描写も含まれてます。



○*○*


ここは、紅葉時空機関の施設付近の公園。主にちびっ子や小さなポケモンが元気よく走り回ったり遊具で遊んだりと楽しそうにしている。
日差しが強くなり、蝉が鳴く頃、本を読んでいるメタナイトと隣にお昼寝をしているカービィとワドルディは木陰でゆっくりしていた。
そこにやってきたのは桜木サイドのマリオとソニックだった。何やらソニックとマリオの表情は思わしくないもので、ソニックが代表して葉月サイドのメタナイトとカービィとワドルディに依頼してきた。
その依頼の中身とは以下の通りだ。

依頼 ダンジョン攻略兼ダンジョンの調査を手伝ってくれ

依頼内容 実は、俺とマリオとテイルスとルイージの4人でダンジョンを攻略するついでに、調査をするはずだったんだけどな、霊歌がこれから行くダンジョンの噂話を話したせいで、2人がダンジョン攻略を辞退しちまったんだよ。
その噂がこんなのでな・・・

ソニック達が行くダンジョンはね、遥か昔は栄えた王国で、そのダンジョンは、王国のお城の跡地なんだって。
その王国は心優しい王様とお妃様が治めていて、国民達は皆々が幸せだったの。
でも、その幸せは長く続かなかった。王様とお妃様が病気で亡くなってから、王子様がその後を継いだんだけどね、その王子様が最悪な人だったの。
王子様は、国民から高い税金を搾り取って、毎日毎日自分は豪遊して、苦しむ国民達を笑うばかり・・・まるで、王様とお妃様が頑張って築き上げた信頼を、全て破壊しつくすかのように・・・
でも、王子様のその悪逆非道な行為もそこまでだったの。
ある時、その王国より遥かに栄えた王国が、王子様の王国や王城に攻め込んだの。
実は、国民達や兵士達、使用人達は、王子様に愛想尽かして、その国に逃げ込んで、王子様を始末してほしいって頼んだって言われてるの。
自分を守る兵士達も、囮にするはずだった使用人達は、もうどこにもいなくて、王子様は捕まって、死ぬまで暗くて狭い牢屋に閉じ込められて、一生を終えたらしいけど、王子様の死に顔は、とても恨めしげだったそうなの・・・
それからというもののね、王国のお城跡では・・・











王子様の亡霊が、今になっても、自分を見捨てた国民達を夜な夜な探し回ってるんだってさ

・・・こんな話し、お化けやホラーが苦手な奴に話してみろ?
これから行くダンジョンに、こんな話しがあるって知ったら、テイルスとルイージじゃなくても行きたくなくなる。
それで、テイルスとルイージの代わりに、一緒にダンジョン攻略を手伝ってくれるか?

依頼を聞いたメタナイトはお昼寝しているカービィとワドルディを叩き起こして、桜木サイドのマリオとソニックに目的のダンジョンまで案内された。この時メタナイトから叩き起こされたカービィは寝ぼけてメタナイトを食べたのはまた別の話。



いきなりカービィに喰われるメタナイトwww

桜木霊歌の依頼話 ( No.15 )
日時: 2020/08/05 11:31
名前: 葉月 (ID: 00A34C2v)

私なりの解釈でこの国の城跡の場所と王子の霊のアレになります。

桜木サイドのマリオとソニックの案内の元辿り着いたのはかつて王と王妃が栄えた国の城跡だった。依頼によると、そこら辺に王子の霊が彷徨っているらしい。
木々に囲まれて、山の麓のところにその城跡がある。空は青空だったものがいつの間にか真っ暗になっており、不気味な雰囲気を漂わせている。
コレがダンジョンであることをメタナイト達は思い出す。
ちなみに言い忘れていたが、桜木サイドのマリオは攻撃職アタッカー籠手ガントレットを武器にして戦う近距離戦タイプ、ソニックは射撃職シューター両手杖ロッドを武器にして戦う遠距離タイプと、他の世界とは異なる戦術となっている。
明かりを灯し、古びた石畳の上を歩きながら中を探索していると、灯していた火が突然消えて男の唸り声が聞こえた。声の方を向くと、其処にはガリガリに痩せ細り、目は生気を失っており、ギョロリとした見窄らしい男がいた。男の体はうっすらと赤く光っており、気づくや否や恨めしそうにこちらを見ているようだ。

メタナイト「この者が例の王子か……!」
ソニック(桜木)「そうだ。こいつがその暴虐の限りを尽くし、死ぬまで牢屋に幽閉された王子だ。死して尚、民を探し回ってるんだよな……」
ワドルディ「ひぇえええ! カービィ怖いよぉ〜!」
カービィ「ぽよぉ」

赤く光る幽霊……即ち悪霊の王子はメタナイト達に向かって襲いかかってきた! 王子の背後からは人体模型を更にキモくした禍々しい人型の異形も数体ほど現れて桜木サイドのソニックとこちらサイドのカービィの間を通り抜ける。
王子の咆哮と共に今度はグラグラと大きな地震が起こり、石畳から亀裂が生じる。蝋燭に灯していた炎も消え、月明かりしか明かりがない状態だ。
幸い、炎属性のマリオがいたので彼の手から炎を出して明かりを確保した。

ワドルディ「ねぇねぇ、あの王子どうすれば成仏出来るのかなぁ? このまま逃げてばかりでは此方がやられちゃうよぉ!」
メタナイト「あの人体模型みたいな奴もどうにかしなければならないな……」

相手の攻撃ばかりで、此方は手も足も出ないままでいる。人体模型のような異形数体は桜木サイドのマリオを目掛けて襲いかかるも、マリオはかわしてアッパーを仕掛け、異形の顎を命中し、異形の顔が変形して更に不気味さが増した。

マリオ(桜木)「みんな! こうなったらやるしかないよ! 心を接続つなげて!」
カービィ「ぽよぉ……」
メタナイト「マリオがその『心を接続げて』という言葉と共に力が湧いてきたぞ」

一か八かで桜木サイドのマリオの言葉ことのはを紡ぐと共に、メタナイトとカービィの手を握り、それからカービィの手もワドルディの手にも伝わり力がみなぎってきたらしい。マリオが発した『心を接続げて』という言葉は心接続ココロ・コネクトと呼ばれる謂わば合体技のようなものだ。更にいえばカービィでたとえるならスターアライズのフレンズ技のようなものだろう。
マリオの心接続を受けたメタナイト、カービィ、ワドルディ、ソニックは力が増幅し、炎も付与してそのまま異形を操る王子にダイレクトアタックした。
幽霊でありながら燃え上がる王子は苦しそうに喘ぐ。王子が燃えたため人体模型の異形も崩れてドロドロのぐちゃぐちゃになった。
未だに未練がある王子はまだやらなければならないと声を荒げながらいうも、やがて体も崩れ落ちてそのまま消えた。
一時はどうなるかと思いきや、どうにかなったメタナイト達だった。

こうして、桜木サイドの依頼を完了し、報酬として蛍の杖を受け取ったとさ。




敵情報

王子の霊

今回の依頼のボス。前国王の頑張りを無駄にした無能な王子。その横暴っぷりに臣下達も呆れ果て、他国に攻め込まれ牢屋にぶち込まれた。
未練を残したまま息を引き取る。
攻撃手段は異形を召喚させるほか、地震を起こして地面を割ったり、本編では見られなかったが、精神を乗っ取り仲間割れをさせようとするものもあった。





*あとがき*


以上で桜木さんの依頼となります。思ったよりも難産で、どう書くのかわからない状態でしたので私の解釈でやりました。
でも、夏にふさわしい内容にもなったのかなと思います。
依頼はいつでも募集してますのでよろしくお願いしますね(*´ω`*)
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