二次創作小説(新・総合)

Re: ポケットモンスター レインボー ( No.25 )
日時: 2020/11/15 13:54
名前: みなひっきー (ID: 4VXB0SaS)

第6話 たこ焼き

サヤカside


 ジグザグマとポチエナと触れ合い、うちとヒロキはまた街に向かって歩き出す。行く途中、ずっと幼い頃の思い出を話していた。楽しくて、懐かしくて、会話をしているとあっという間に街に着いた。
 街に着くとあちこちで美味しそうな匂いがする。

「ヒロキ、あの店や」

 うちはヒロキをたこ焼き屋に連れてきた。

「あら、いらっしゃい」

 店に入ると明るい声でねーちゃんが出迎えてくれた。このねーちゃんとは仲が良くていつもお世話になってる。

「いつも元気やけど今日はいつもより元気やなぁ。いいことでもあったん?」

ねーちゃんが水の入ったコップを両手に持って聞いてきた。

「へへっ、いいことあったよ♪」

「そうなんや~。なんかその笑顔を見ると私まで嬉しくなるなぁ。今日はいつもより多めに入れとくわ」

「ホンマ!?おおきに!」

うちはたこ焼きを受け取り、ヒロキに食べさる。

「ん!?美味しい!」

「そうやねん。ここのたこ焼きめっちゃうまいねん。うちな最初この世界に来た時、とても怖かった。目が覚めたら夜中の暗い森におって道もわからんかったし、ヒロキもおらんくてひとりで泣いてたんや。やけど野生のポケモン達がこの街まで連れて来てくれてねーちゃんが見つけてくれたんや。その時、ねーちゃんがこのたこ焼きを食べさせてくれたんよ。めっちゃ美味しくて泣いてたはずやのにいつの間にか笑ってた。私にとってこのたこ焼きの味はねーちゃんとの思い出の味やねん」

 この美味しいたこ焼きをヒロキにも食べさせたいと思ってた。そしてヒロキもこのたこ焼きを気に入ってくれたみたいで良かった。さて、うちも食べよう。

「……!?辛っ!えっ!?ちょっと待って!!辛っ!何これ!?」

「おっ!それはからし入りやな。当たりや♪」

「なんでやねん!」

からし入りのたこ焼きをたべてもうたけど残りのたこ焼きはいつも通りのやつで美味しかった。
 うちとヒロキはたこ焼きを食べ終え店を出る。

「ゼルダちゃん、ほなまたね~」

「バイバーイ」

うちはたこ焼き屋のねーちゃんに手を振った。

「……今、あのお姉さん、サヤカのことをゼルダって言ったな」

「あっ、ゼルダっていうんはアルコバレーノでのうちの呼び名やねん。他の世界から来た人のほとんどが本来の名前とは別の名前を持ってんねん。うちはこの世界やとサヤカよりゼルダって呼ばれることの方が多いな。」

ヒロキに名前を説明していると……

「サヤカー!」

名前を呼ばれ振り向くとモミジ、アオバ、ヒロカがおった。

「良かったサヤカ。ちゃんと会えたんだね」

アオバが嬉しそうに言った。

「うん!アオバとモミジが言った通りやったよ。おおきに!」

「あ、そうだ。自己紹介しないと」

ヒロカが言うとモミジが手を挙げた。

「ハイ!じゃあ、まずは私から。私はモミジ。ヒロキのことはサヤカから聞いてるよ」

「じゃあ、次は私。私はアオバ。モミジと双子なんだ」

「初めまして。私はヒロカ。よろしくね」

この3人にはヒロキのことをよく話していた。だから3人ともヒロキのことを知っている。

「ヒロキ、この3人はうちがアルコバレーノに来てできた友達やねん」

「そうか。モミジにアオバにヒロカだね。よろしく」

「なんかこれから皆で思い出作れると思うとワクワクするなぁ。悔いのないように人生楽しもう。人生楽しんだもんの勝ちや!」

「そうだね。せっかくの人生なんだから楽しまなきゃもったいないね」

ヒロカが笑いながら言った。

「っていうことで皆で写真撮ろう♪」

「賛成~♪」

うちが写真撮ろうと言うと皆、いつも快く賛成してくれるんがホンマに嬉しい。


第6話 END

Re: ポケットモンスター レインボー ( No.26 )
日時: 2020/10/18 18:11
名前: みなひっきー (ID: PodOMJCV)

ポケットモンスター レインボー
今日の格言

人生楽しんだもんの勝ちや!

以上!