二次創作小説(新・総合)

Re:超高校級の野球選手 桑田の秘密 ( No.115 )
日時: 2022/01/08 20:44
名前: junris (ID: fqLv/Uya)

 クローンとは複製と言って、彼らはオリジナルに勝負を挑んでくる謎の生命体である

 今日もそいつらが誰かをターゲットにしているらしい

〜〜〜〜〜〜

<希望々峰学園>

赤髪のチャラいパンク男「あーあ、マルコメになっていた時は辛かったもんだな〜」

 彼の名は桑田怜恩。『超高校級の野球選手』の高校生である。彼は練習嫌いでありながらも甲子園でエースで4番なだけでなく、168kmの球を投げれる逸材である

「卒業したらパンクのミュージシャンにでもなるか!」

 えっ?今なんて言った?

「卒業したらパンクのミュージシャンにでもなるって言ってるんだ!なんにせよ。その方がモテるって散髪屋の姉さんが言っていたしよ」

 なるほど、よくわかりました...って事は!?

「俺は元々野球好きじゃねえのよ。前の学園で野球やってたのは苦手な勉強をしなくて済むからさ」

 それにしては、ものすごい実力を出せてたから流石なんだが...

「フン、それがオリジナルの理屈ってわけか」

桑田「なんだ!?」

 突如、謎の声が聞こえていた。果たして、その正体は!?

 一旦、区切ります

Re: 超高校級の野球選手 桑田の秘密 ( No.116 )
日時: 2022/01/09 20:54
名前: junris (ID: fqLv/Uya)


<クローン軍本部>

C苗木「うん、わかってるよ。『彼』にとっては練習みたいな物だからね」

 『そうか、様子見というわけだな。上手く頼むぞ』

C苗木「もちろんだよ」

 一方、クローン軍本部ではC苗木がこの軍のボスに報告した後、自分の職場へ戻った

C苗木「さて、そろそろ『僕たちが主催する大会』の告知メールを出さないとね...もちろん『◯◯◯』には...」

ーーーーーー

???「フン、こんなのが『オリジナル』の俺だとはな」

 なんと、現れたのは桑田そっくりの人物で黒服と紫の瞳をしていた

桑田「何!?それって俺のことか!?」

C桑田「その通りだ。お前はそんな考えで野球をやっていたわけだな」

桑田「そうさ!そのおかげで前の学校ではスポーツ特等生として苦手な勉強せずに済んだんだからよ!」

C桑田「なるほど、確かそんな考えもなくはないだろう」

 桑田の言い分をクローンが少し納得したように頷くとこう言った

C桑田「ところで、お前は俺と『勝負』する気ないか?」

桑田「誰がやるかよ!『クローン』だか『ドローン』だか知らねえがあんな『パチモン』なんか戦わなくたって勝ってるつーの!」

 口は悪いが桑田には練習なしでもプロからスカウトをたくさんもらえる実力を持ってるため、戦う必要ないと言っていた。これは自信による物なのか...しかし、『クローン』もあっさり引くはずもない

C桑田「ほう、要するに『パチモン』に負けるのが怖いわけか」

桑田「ああ!?んなわけねえだろうが!」

 そういうと、クローンはニヤリと笑った

C桑田「なら、勝負するか?」

桑田「もちろんだ!その代わりこれに勝ったら、野球を辞めるなり何なりやってやんよ!」

C桑田「(勝手に約束していいとは言ってないが...まあ、関係ないだろう...)出来るといいな...」

 こうして、桑田同士の対決が決まった!

〜〜〜

 翌日...

苗木「で、僕たちが呼び出されたっわけね」

 桑田同士の対決に苗木と舞園が呼ばれていた。何でも勇姿を見せつけるらしい

桑田「まあまあ、これが終わったら野球から音楽。いわばミュージシャンになるからよ!舞園ちゃん」

 しかし、舞園の顔はなんか不機嫌そうな顔をしている。彼とミュージシャンに何らかの関係が...それはともかく

C桑田「さて、御託はいいか?」

桑田「もちろんだ!」

C桑田「ルールはいたってシンプル、三振以下なら俺の勝ち、ヒット以上なら俺の勝ちだ。なお、審判はお前の後ろにいる『猪狩進』という奴に任せる」

進「どうも、僕はクローンさんの頼み事がありまして...」

 要約すると猪狩進はあっさり、審判役を買って出ているためクローンにとっては手間が省けた

C桑田「ああ...素直な奴は助かる物だ」

桑田「(けっ、何を言ってんだが...それにしても、何だか思い出したような...)」

 勝負の前に桑田はバットを持った途端何らかの記憶が蘇ったかのように懐かしんでいた

進「プレイボール!」

 そして、試合が始まった

 ビュ!

桑田「(まあ、いいさ。勝てれば野球をやめれるんだから問題な...)」

 スパーン!









進「ス...ストライク!」

桑田「は?嘘だろ?」

 なんと、1球目は自分が予想しなかった見逃しストライクという結果になった。それも自分が余裕を入れる間もない事であった。それよりも...

桑田「こんな速い球をお前投げれたのかよ!?」

 そう、クローンの投げた球が桑田と同じ168kmのスピードだった。余りの展開に彼は動揺した

C桑田「いい忘れていたが、俺もクローンの端くれであって、お前と同じ能力を発揮できる事ぐらい容易い事だ」

 はい、例のクローン特殊能力でした

桑田「こんなのアリかよ...『チート』みてえじゃねえか!畜生め!」

 確かにあの能力はずるいかもしれない。しかし...

C桑田「ふん、喚いたところで何も変わらん。それにお前が打てばこのぐらいどうしたって事ないだろ?それともお前は逃げ腰か?」

 それをクローンはそれを聞かないかのように話を変え、挑発を仕掛けた。無論、桑田がそれに引っかかり...

「んなわけねーだろ。本物の俺が『パチモン』なんかに負けてたまっかよ!」

 しかし、勝負が15球目を終え、ボールカウントはツーストライク。桑田が打ってきたボールは全てファールボールとなっていた

桑田「(おかしいだろ?何で俺はここまで追い詰められてんだ?俺と同じ能力持っていたとはいえあいつはパチモンのはずだろ?)」

 あと1ストライク取られてしまえば、そのパチモンに負けてしまう。このままではまずい状況である事には違いない...

桑田「(くそっ!俺はここで勝って野球をやめたいのに...そして、そのあとミュージシャンに...)」




桑田「(あれ?なったところでどうするんだ?)」

 その時、桑田に何かの違和感が感じた...果たしてこの勝負は一体どうなる!?

 一旦区切ります

Re:超高校級の野球選手 桑田の秘密 ( No.117 )
日時: 2022/01/11 16:42
名前: junris (ID: fqLv/Uya)


 あと1ストライク取られてしまえば、そのパチモンに負けてしまう。このままでは本物としてのプライドが...

桑田「(くそっ!俺はここで勝って野球をやめたいのに...そして、そのあとミュージシャンに...)」




桑田「(あれ?なったところでどうするんだ?)」

 その時、桑田は何らかの違和感を感じた

桑田「(何言ってんだ俺!ミュージシャンになるだろ!?その方がモテて...ああ!なんだかムシャクシャするな!)」

 彼はミュージシャンになると決め込んでいるはずなのにまるで何かを思うようになって、その自分を抑えられないことになっていった

C桑田「どうした!?様子がおかしくなったか!?」

桑田「ああ!うるせえよ!何ともねえし!」

C桑田「そうか?俺はお前が苦しんでいるように見えたが...」

 桑田が焦っているのを見てクローンはまるで挑発するかのような発言をした。これでは桑田がクローンに振り回される事に...






 「桑田くん!」

 その時、桑田の後ろに大きな声が聞こえた。彼が振り向くと苗木が大声を出していた

苗木「桑田くん!敵の挑発に振り回されちゃダメだよ!今は打つ事に集中して!」

桑田「(苗木...)うるせえ!そんな事はわかってんだよ!」

 苗木の発言に桑田は分かった事をいうなというように返事を返した。しかし、彼の本心では少しでも感謝しようと思っていたらしい

桑田「(そうだ...今は打つんだ...出来なければ終わり、パチモンなんかに...ああ...なんか思い出すな...『甲子園』の時...)」

 負ければ終わり。彼にとっては野球人生で一番マシなイベントらしく、ハラハラ感がたまらなかったらしい。そしてそのことを思い浮かべていると...

桑田「キッ!」

C桑田「(くそっ!まさか、オリジナル苗木とかいうやつのせいで『揺さぶり作戦』が失敗してしまった。それにしても一体何が起こった?...まあ、いい。いずれにしてもこの球を投げれば終わるんだから)」

 クローンは今までの桑田の行動から見て、勝てると思っていた。揺さぶらせて勝つ作戦が苗木によって失敗したのは気に食わなかったが、それも関係ないらしい。そして、それを信じ投げたが...

 カキーン!

C桑田「何!?」

 なんと、C桑田の投げた球が打たれたのだ。しかもど真ん中かつホームランボールでだ。そして、そのボールはあっさりフェンスを越えていった

C桑田「そんなバカな...」

苗木「やったあ!桑田君が勝った!」

 苗木は桑田が勝ったのを見て喜んだ。そして...

舞園「(機嫌が直ったような顔)」

苗木「(良かった...機嫌が直ったよ)」

 舞園が喜んでいた。きっと、桑田が真剣にやった事によるだろう...

C桑田『(どうやら、『CFH』こそが俺たちを楽しませてくれるような存在だな...これなら『あのアトラクション』に出ても...)』

 クローンがそう思うと...

C桑田「オリジナルの俺!」

桑田「何だ!?負け惜しみか!?」

C桑田「今回は負けを認めるが、次に来る時に備えておくんだな」

桑田「ああ、その時はまた返り討ちにしてやんよ!」

C桑田「ふん、楽しみにしてるぞ」

 そういうと、テレポートで消えていった

苗木「...」

 苗木は戦う事ってそんなに大事なのかを考えていた

~~~~~~


 <CFH本部>

junris「それで、『クローン』との戦いに勝ったんだね」

桑田「ああ、あのおかげで皮肉にも本当は野球が好きだと思い出せたんだよ。なんかムカつく野郎だけどな」

 本部では桑田がjunrisにこの戦いの報告したのであった。彼はクローンの事で感謝しなければと思いながらもムカつくとか言って素直になれなかった

桑田「そこでだ...これからの俺は野球×ミュージシャンを目指す事にしたぜ!」

苗木「え?」

桑田「ほら、2つの方法を合わせればモテるしょ!」

苗木「あはは...すごい夢ができたね...」

 野球はやめなかったが、ミュージシャンもやるという個性ができそうな将来像を目指す事に桑田は決めたのであった

舞園「...」

苗木「(ん?舞園さんはなんか不機嫌そうだけど...前よりは良くなってる...だって...)」

舞園「...(不機嫌だが昨日よりはマシな方である)」

 そう舞園は昨日の桑田の勇姿で少し見直していたのであり、それを苗木は安心したのであった

~~~~~~

junris「それにしても...『クローン』はどうやって同じスキルを使えるようになってるんだろう...それより、異世界のカードゲームのシステムが気になるな...」

 プルルルル

 彼が『クローン』がどうやって同じスキルが使えるようになっているのか、異世界の戦闘スキルのシステムを気にかけた時電話がかかってきた

junris「あ、はいはい。えっ!?」

 『なんと、電話内容はjunrisが驚かれるようなものであった!果たして、その内容とは!?』

終わり

<後書き>

 はい、今回は桑田回でした。ここでは通信簿ネタを入れるという形でやってみました。(理由としてはストーリーのネタバレになりにくくいと個人的に思ったからです)。最後に電話は一体何が!?

 感想お待ちしております!