二次創作小説(新・総合)

Re:Round2 『運試し』 ( No.132 )
日時: 2022/02/05 00:10
名前: junris (ID: xTLxRpAm)

 どうも、時々ストーリーの箸休めに単発物を出したいと思っているjunrisです。それにしても短編でこだわりすぎているのは気のせいかしら?

<CFHダンガンロンパ支部>

ジジジジジ...

左右田「どうだ?調子は」

不二咲「それが...びっくりするぐらい綿密に作りこまれていて長い時間がかかっちゃうんだよね」

 CFHダンガンロンパ支部では頭脳派の不二咲達がクローンを解析していた...えっ?MZDが何とかするんじゃなかったのって言いたいの?それは次回の話のお楽しみにって事(つまり、次回にわかる)で

入間「まっ、この天才のオレ様にかかれば容易いことだがな!」

左右田「そういうお前は今何してんだよ!」

入間「はぁ!?オレ様は今『寝たまま楽して生活できる発明』の事を考えて忙しいんだよ!だからこそ、わざわざお前ら『雑魚ども』に任せてんだよ!むしろ感謝しろよな!」

不二咲「『雑魚』ってそんな...ひどいよぉ...」

左右田「『雑魚』って...俺らは『雑魚』じゃねえええ!!」

入間「ひいい...そんなに怒るなよ...」

 あらら...こんな調子で本当に大丈夫かな...ちなみに入間の口の悪さと打たれ弱さは公式通りです。まぁ、その話は置いていて

左右田「うぉい!置くのかよ!」

~~~~~~

<希望ヶ峰学園:グラウンド>

苗木「それにしても『対戦相手』はまだ来ないね...」

 その頃苗木達は『参加票』に書かれた通りの場所が来たにもかかわらずどこを探しても『対戦相手』は見つからないらしい

霧切「そういえば何かおかしくない?『セルノ』ってなんか怪しい匂いがすると思うけどあなたはどうなの?」

苗木「え?いきなり何を言ってるの?」

霧切「こっちの話よ。気にしないで」

苗木「(霧切さん...)」

 苗木が霧切の言う『セルノ』の謎をちらかせる発言に初めは戸惑ったが少しするとそれをきにかけた

???「あ、こんなところにいたんだ」

霧切「苗木くん...なんて言った?」

苗木「え?何も言ってないけど」

霧切「やっぱり...これはまさか...」

 なんとどこから声が聞こえた。それは『苗木』に似たような声をしていた。しかし、当の本人は何も言ってない。となれば、『奴』じゃないのか?霧切はそう思っていた

???「フフフ...また会っ...じゃなくて初めましてだったかな?」

苗木「え?僕がもう一人!?」

霧切「いや、『クローン』というにはどこか雰囲気が違うわね」

 苗木が見たものは苗木本人に似ているが霧切というようにまるで空っぽのような白色の服を着ており、瞳色はそれを照らすようなオレンジ色だという『クローン』とは違って明るいようなものであった

???「ふーん、『クローン』か...なんか聞いたことあるような...まあ、自己紹介しておくけど僕の名は『セギエナ』で君と勝負しに来たんだ」

苗木「『セギエナ』?...まさか!?」

〜〜〜〜〜〜

 【やあ、私の名はセギエナ。『セルノ』社の一員でこの大会を主催しているものだ。このメールは大会参加チームの一つである『CFH』の皆さん宛に送ってきたんだ】

〜〜〜〜〜〜

苗木「君が『対戦相手』としてきたの!?」

セギエナ「そう。まさか、『セルノ社の一員』が勝負に挑むなんて思っていなかったでしょ?でも、ルールに書いてあったよね?」

霧切「ルール...」

〜〜〜〜〜〜

 【但し、本番は違う。君たちが挑めるのは『クローン』だけじゃないよ。まあ、やってみれば早いよ。ただ...一つ言える事があるとしたら...『参加者は君たちだけじゃない』って事かな?】

〜〜〜〜〜〜

霧切「やはり、『セルノ社の一員』も勝負するって事ね」

セギエナ「まあ、刺客みたいだと思った方がいいのかな?さて、勝負は...おっと、君は『超高校級の幸運』だったね...」

苗木「えっ!?僕の事知ってるの!?」

セギエナ「さあね。ともかく勝負は『運試し』にするよ」

霧切「ちょっとまって、こんなところでどうやって勝負するの?単にくじ引きという地味なことはしないでしょうね?」

 霧切は勝負が地味みたいなもので行かないとふんでいる。となると...何かあるのか...セギエナはそれを聞くとこういった

セギエナ「大丈夫、『セルノ社』が開発した『対決ヘルメット』の出番だよ」

 セギエナがそう言うと近未来的なゴーグルを付けたヘルメットを2つ取り出した

セギエナ「さ、これを被って」

 そう行って彼は苗木にヘルメットを1つ渡し、もう一つのを被った

セギエナ「さ、君を被ってよ。そこには勝負が待ってるからさ」

 そう言われたとおりに苗木はヘルメットを被った...




 すると、そこには会場になっており、真ん中に5本のロープがぶら下がっていった

苗木「こ...これは...!」

セギエナ「どうだい?これをかぶるといつの間にが勝負場に来たようになるんだよ!ちなみに場所は移動していないし、これは『仮想空間』みたいなものと思ったほうが早いだろうね」

 ちなみにヘルメットをかぶっていないものは被っている人の様子が分からないのである

セギエナ「さて、ルールを説明しようか。『勝利条件は相手よりいい結果を出せたものの勝ちの1発勝負』という簡単なルールだよ。ちなみに演出は引けばわかるさ」

苗木「うん、わかった」

セギエナ「さて、まずは僕の番だ」

 彼はロープのところへ行った

セギエナ「うーん、どれを引こうかな?よし!これにしよう!」

 彼はしばらくロープ決めに悩むと右から2番めのロープの所へ行き、それを引いた








セギエナ「くそっ...何もおこらなかったか...これじゃあ相手が『ハズレ』を引き当てない限り僕は負けてしまいそうだ」

 セギエナが引いたのは下から2番めの結果だった。つまり、それより高い結果を引き当てるのは3分の4。つまり75%だろう

セギエナ「さて、君の番だよ」

苗木「うん」

 苗木がそういうとロープのところへ行き、しばらく悩んでいると...

苗木「よし、これだ!」

 苗木は右から1番目のロープの所へ行き、それを引いた...








 しばらくすると...

ビシャーン!

セギエナ「えっ?」

苗木「そ...そんな...」

 なんと、苗木はあろうことが『タライに入っていた水』を引き当ててしまい水浸しとなってしまった

セギエナ「あれ?勝っちゃったよ...」

 勝負はセギエナの勝ちだったが...運に救われた形なので驚いたような表情したのであった。ちなみに苗木は『超高校級の幸運』であるが原作では不運な出来事に見舞われることもしばしばである。しかしそれは短期的な話でそこには秘密が...それは別の話


 勝負が終わって二人はヘルメットを外した

セギエナ「ふーん、君が噂されている奴って聞いたから期待していたけど、今は大した事ないみたいだね。まあ、ここで負けても勝っても僕としては関係ないけどね?」

 セギエナの放った言葉に霧切はピクっとした。『クローン』の目的が『オリジナルを超える』事であるにも関わらず、『結果』なんて知ったことではないという振る舞いに『疑問』を覚えていたのだろう

霧切「『今』ってどういう事かしら...それにあなたが負けても関係ないって...」

セギエナ「さあね?それを知りたければ勝ちを増やすしかないよ。まあ、『戦う数』は『限られている』けどね」ピシュ!

 彼はそういうとヘルメットをとり去ろうとした

セギエナ「そうだ、一つ僕の正体を教えるよ。僕は『クローン』の端くれってところかな?」

 セギエナはそう言うとテレポートで消え去った

霧切「『戦う数は限られている』?だとすると...これは大変なことになったわね」

苗木「...」

 セギエナが去っていくのを見届けていた霧切は推理しているような表情し、苗木は落ち込んでいるままであった

~~~~~~

 <CFH本部>

junris「ええっ!?まさか...負けた!?」

苗木「...」

 本部では苗木が『クローン』に負けたにもかかわらず無事で帰ってきたことにjunrisは驚いた。そして苗木がいうには彼にとってはここでとどめを刺してもつまらないという事らしい

junris「そうか...『彼』はここで勝ってもとどめを刺そうとしなかったんだね」

苗木「うん、この前のロボット工場の事がやっとわかったよ」

ミミ「ちょっと待って!じゃあ、この前の私のクローンが倒そうとしたのはどういう事なの!?」

霧切「少なくとも『オリジナルに勝つ』事が建前という可能性があるかもしれない」

junris「それか人それぞれかもだと思うんだ...」

~~~~~~

<セルノ本部>

赤松?「で、君は『苗木』という『オリジナル』に勝ったんだ」

 セルノ本部では前回に出てきた赤松そっくりの女性がセギエナの報告を受けていた...ん?ちょっと待て。なんでC苗木がセルノ社にいるんだ!?

セギエナ「ギリギリで負けるところだったけど...どうやら『今』は大したことないみたいだね」

 彼はギリギリで負けるところだったにもかかわらず余裕で勝てるようなことがを発していた

C日向「まあ、いい。ここで勝っても負けても『エネルギー』を集められたからな」

セギエナ「そうだね。そのエネルギーで『あの方』を蘇らす事が計画の第1段階だからね。『セウスタカマ』こと『赤松さん』?」

赤松?「フフフ...」

 『セウスタカマ』こと赤松にそっくりな女が指を鳴らしたかと思うと容姿が変わった。それはクローンと同じ黒い服装と紫の瞳を...ってまさか!彼女もクローンだったの!?

C赤松「むしろ...その時こそ本当の始まりよ...ね?『セギエナ』こと苗木?」

 『あの方』を蘇らす事が『クローン』の目的だと思ったら達成した後の事が本番みたいなこと言っちゃてるよ!『セウスタカマ』の事といい彼女の擬態みたいな容姿といい、いったいこの先どうなるんだ!?

 続く

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