二次創作小説(新・総合)
- Re: Final Round 『Baseball』 ( No.155 )
- 日時: 2022/04/22 21:32
- 名前: junris (ID: rDOQFxsS)
どうも、junrisです。第1幕も間も無くクライマックスです!
junris「...」
本部ではjunrisが資料を読んでいた。なんでも、第4回戦で勝った報酬らしい。ちなみに今読んでいるページはクローン社の初代社長時代は軍事産業を主要事業にしているところらしい
junris「それにしても、何だったんだろう...この前のもう一人の僕は...」
ーーーーーー
<おろさんの依頼後>
junris「こんな凄い力をどうやって出せたの?」
この前、そっくりさんが依頼時に敵に対してものすごくダメージを与えたことに彼は興味を持った
junris?「ごめん。全く、覚えていないんだ」
ところが、彼はそのことに全く記憶がないらしい...
junris「覚えてないの?」
junris?「そうなんだ...それが何度も起こってるんだけど、何が原因か未だわからないんだ...」
どうやら、彼の記憶喪失は頻繁に起きているようだ...
ーーーーーー
junris「確か、苗木から聞いた話だと『何かのアイテム』が原因だと聞いたらしいけど...ん?」
突然、彼にあるページを見てなにか驚いたような表情をした
【しかし、才葉の養子が役員会議を開き、そこで新社長となり、軍事事業から撤退し、エンターテイメント、人材事業を中心に置き換えた】
junris「...」
――――――
「『あいつ』のせいでクローン社は乗っ取られ、元社長までもが行方不明な事になったんだ!」
「全く、傍迷惑なやつね。マスターはあくまで戦って勝っただけ。それ以外の何物でもないはず」
――――――
junris「もしかしたら、養子は『〇〇〇』にそっくりな姿をしており、『クローン社』を掌握したんだろう...」
彼は養子がクローン社を乗っ取り、前社長が行方不明になったと推理していた
junris「とりあえず、今は彼らの勝利を祈るしかないみたい...ん?」
彼は第5回戦の戦いで勝利する事を祈りながらページをめくると...
junris「これは...」
何と彼は何かを見つけた...しかしそれは既に破られた後だったからだ
- Re: Final Round 『Baseball』 ( No.156 )
- 日時: 2022/04/25 22:01
- 名前: junris (ID: rDOQFxsS)
<市民球場>
その頃...
パワプロ「『参加票』によるとクローンとの対戦場所はここだけど...」
パワプロ達12名がとある球場で待機していた。
と言っても、12人のうち10名は似たり寄ったりの同じ顔であるが...(失礼だな!byザコプロ一同)
ザコプロ1「キャプテン、さっき『クローン』といったけど、一体何の関係があるんですか?」
そんな中一人の高校球児がパワプロに尋ねた
パワプロ「ああ...それは、こっちの話だ。今は練習試合だと思って試合に集中すればいい」
パワプロはその質問には答えず、今は目の前にある試合に集中するように伝えた。ちなみに彼が人数集めたのはあくまでクローンの事を内緒にするように練習試合を組んできたという建前で行ったのだ
矢部「(パワプロ君...まだ内緒にするでやんすか?)」
パワプロ「(ああ、クローンの事を言って信じてもらえるとは限らないし、それなら実物を見させたほうがいいと思うんだ)」
そう、ザコプロ達はクローンの事を知らないため、パワプロが話しても信じてもらえるとは限らない。だからこそあえて秘密にしたのだろう...
???「なるほど?あえて内緒にするのか...」
???「随分、消極的な考えでやんすね」
ザコプロ1「ん?キャプテン。今何か言いませんでしたか?」
矢部「え?パワプロ君は何も言ってないでやんすが...」
パワプロ「きっと、『奴ら』が来たんだ!」
突然、パワプロ達が自分達に似た声が聞こえた。一人のザコプロが『キャプテンが何か言った』のかと思い尋ねたが、当の本人達は何も言ってないと言った。となれば...
パワプロ?「ふーん?もう察しをついているんだ」
矢部?「まあ、前にあって忘れるはずないでやんすけどね」
すると、パワプロと矢部に似た人物ことクローンが姿を現した。紫の瞳こそがその証である
ザコプロ1「キャプテン達が二人!?」
ザコプロ2「これは一体どう言う事だ!?」
するとパワプロは事情を説明した
パワプロ「ああ、あれが『クローン』なんだ...」
ザコプロ3「クローンって...」
続いて矢部も説明した
矢部「君達は知らないでやんすが彼らは『オイラ達』に闘おうとする。『傍迷惑行為』をやってのける奴らでやんすよ」
C矢部「へぇー、そんな事を言うんだ。まあ、君たちからしたらそう言うのも仕方ないでやんすがね」
クローンは自分達の行為を指摘されてもあっけらかんとしていた。しかし、パワプロは次にこういった
パワプロ「といっても、エネルギーを集めるためにそうしてんだろ?」
Cパワプロ「何故それを?いや、理由なんて関係ないか。今は勝負が先だからな」
クローンはなぜ自分達の目的を彼らが知っているのかを気にせず勝負したがってたらしい
C矢部「まあ、君たちがここで負ける事になるでやんすがね」
矢部「そんなのやってみなきゃわからないでやんすよ!」
Cパワプロ「ふん、その意気だ」
かくして、予選最後の勝負が始まろうとしていた
一旦区切ります
- Re:Final Round 『Baseball』 ( No.157 )
- 日時: 2022/05/17 18:18
- 名前: junris (ID: DYDcOtQz)
(注:今回は他作者さんの小説の世界観に出てくる技術を応用した存在が現れます)
前回のあらすじ
予選最後の戦いが今始まろうとしていた
ーーーーーー
Cパワプロ『さて、最後の試合は...『野球試合』がいいだろう...』
なんと、Cパワプロが出た言葉は最後にふさわしく野球試合でけりをつけるらしい...しかし...
矢部「ちょっと待つでやんす!野球は最低でも9人以上でやるはず」
パワプロ「お前ら二人だけじゃあ、野球ができないじゃないか!」
そう、試合は基本9人以上のチームでなければ成り立たないのだ。一部は7人野球などのルールもあるがパワプロ達のルールは基本ルールで行くだろう。ともかく、クローンだけではチームとしては成り立たない。クローンはそれを聞くと少し黙ったあと笑みを浮かべた
Cパワプロ『なるほど?ところで...異世界の組織が例の魔物を生み出した時の物って覚えてるか?』
パワプロ「え?」
Cパワプロ『この前の依頼の話の事を聞いているんだ』
パワプロ「...まさか『例のアレ』の事?」
パワプロはクローンが言ったこの前の異世界からの依頼に挑んだ魔物と戦った時のことを思い出しこう答えた。ちなみに『例のアレ』のことは『Cross Fighting Heroes』
Cパワプロ『そうさ、実はこの日のために『異世界の技術』を応用した例の物を完成させたのさ』
C矢部『それがこれでやんす』
クローンが取り出したのは9つのブロックであった
矢部「それをどうする気でやんすか?」
C矢部『まあ、今にわかるでやんすよ。それっ!』
そういうとクローンは10個のブロックを空に投げた
グニュニュニュ...
ザコプロ1「な...何だ!?」
ザコプロ2「ブロックが急に変形していくぞ!?」
なんと、投げ出された10つのブロックが5人のCパワプロと5人のC矢部の姿に変形したかと思うとそいつらは着地した
ザコプロ1「な...何だこいつらは!?」
矢部「そっくりさんが一気に増えたでやんすよ!?」
パワプロ「それに量産型というにはなんか怖そうじゃないのか?」
確かにパワプロ達が見ているのは量産型というには冷たい表情しており、何故か迫力が怖い意味で伝わっていた
Cパワプロ『そうさ、こいつらは元社員が身につけた異世界の秘術を元にした戦士。名付けるとしたら『コンバッター』と言ったところかな?』
パワプロ「『コンバッター』?」
矢部「やけに戦闘好きそうな名前でやんすね」
クローンという例のアレとはコンバッターという複製生命体の事であり、素体のクローンを元にして生まれた戦士だったのだ
C矢部『ちなみにこいつらはあくまで『試作品』みたいな物でやんすがオイラからすれば全く問題ないでやんすけどね』
矢部「『試作品』?どういう事でやんすか?」
C矢部『まあ、そのうちわかるでやんすよ?』
矢部は『コンバッター』が試作品なのがどういう事かと聞いたがクローンはそれさえも気にしないかのような口振りをしたのであった
Cパワプロ『さあ、始めようか。『試合』を』
こうして、試合が始まった
一旦区切ります
- Re:Final Round 『Baseball』 ( No.158 )
- 日時: 2022/05/17 18:21
- 名前: junris (ID: DYDcOtQz)
『プレイボール!』
今回の野球試合では先攻はクローン軍で後攻はパワフル高校という事になった。(ちなみに審判員は公平性を記すためかパワフル高校側のメンバーがやるらしい。(ちなみにクローン軍はそれを提案していたらしい))
<1回表:クローン軍の攻撃>
打順
1:CBパワプロ1
2:CB矢部1
3:CBパワプロ2
4:CB矢部2
5:CBパワプロ3
6:CB矢部3
7:CBパワプロ4
8:CB矢部4
9:CBパワプロ5
パワプロ「それにしても、意外だな...『同じパワプロ』同士との戦いだなんて...」(投手)
そう言いながらもパワプロはボールを投げた
CBパワプロ1『...』
スパーン!
『ストライク!』
スパーン!
『ツーストライク!』
スパーン!
『スリーストライク!バッターアウト!』
パワプロ「(見送った?いや、油断させるためにあえてやったかもしれない)」
続いて、2番のCB矢部1も見送り三振に終わったのであった。そして、3番はCBパワプロ2の出番である
パワプロ「(また見送りか?『コンバッター』だから血の気が盛んなやつだと思っていたが...)」
大した事ないんじゃと思い、ボールを投げた
しかし...!
カキーン!
パワプロ「えっ!?」
何と、それは真芯で捉えられ、それはあっさりフェンスを越えていた
Cパワプロ『ふん、油断したな。おかげで奴はホームランを打てたよ』
パワプロ「そ...そんな...」
Cパワプロ『まあ、1点取れればそれで十分だ。点数をたくさん取ったらあんまりだと思うからね』
パワプロ「え?どういう事?」
Cパワプロ『まあ、今にわかるさ』
その後、4番のCB矢部2は見送り三振となりチェンジとなった
<1回裏:パワフル高校の攻撃>
打順
1:ザコプロ1
2:ザコプロ2
3:C矢部
4:パワプロ
5:ザコプロ3
6:ザコプロ4
7:ザコプロ5
8:ザコプロ6
9:ザコプロ7
ザコプロ1「(あいつ、1点取れれば十分とか舐めてるのか?思い知らせてやるぞ)」
そう言いつつ1番のザコプロ1は構えたのだが...
CBパワプロ2『...!』シュ!
スパーン!
『ストライク!』
ザコプロ1「えっ!?」
スパーン!
『ツーストライク!』
ザコプロ1「これは一体...」
スパーン!
ザコプロ1「嘘!?」
『スリーストライク!バッターアウト!』
ザコプロ1「なんであんなに早く球を早く投げれるんだ!?」
投手のCBパワプロ2の投げる球があまりに早く、あっという間に三振となってしまった
Cパワプロ『(ふふふ...『コンバッター』はクローンほどではないがそれをベースにしているため、量産型より強くなっているんだ。まあ、こいつらはあくまで試作品故に『弱点』が備わっているがな...)』
続く2番のザコプロ2もCBパワプロ2の球速により三振に終わった。そして、打順は3番の矢部に回った
矢部「オイラの番でやんすね」
CBパワプロ2『...』(シュ!)
そう言って矢部が打席に立つとCBパワプロがボールを投げる
カキーン!
球はバットに当たり、その球は内野を越えて行った
矢部「よし!いけるでやんす!」
ボールは外野手のCBパワプロ〇が追いかけた
ポンポン...
CBパワプロ6『...!』
彼がボールを拾うとすぐさま二塁手に投げたが、すでに二塁ベースを踏んでいるためセーフとなった
矢部「へへーん。オイラの足の速さを舐めるでないでやんすよ!」
そして、打席は4番のパワプロに回った
パワプロ「(矢部くんがもらったチャンスを無駄にできない...)」
ここでアウトをとるわけにはいかないためか彼は打つと決めた。その一方で...
CBパワプロ2『...!』
コンバッターはどういうわけがやる気に満ちていた。そして...
シュッ!
パワプロ「えっ!?」
彼の投げた球が意外にも速く、パワプロは戸惑いながらもバットを振った
カーン!
パワプロ「よし、なんとか打て...えっ!?」
CBパワプロ2『...!』
ボールは外野の方へ飛んで行ったが落ちてくるところを外野手のCBパワプロ6が追いかけた
バシッ!
『アウト!チェンジ!』
なんとボールはCBパワプロ6がキャッチしたのであった
ザコプロ4「なんだあいつら!?」
ザコプロ5「キャプテンが...そんな!?」
ザコプロ6「それより...キャプテンが打席に立った瞬間なんかさっきのとは違わないか!?」
確かに急に速い球を流れるようになったり、あんなに速く走れるようなるなんて普通は思わないだろう。まるで勝手に本気が出されたみたいに...
Cパワプロ『(コンバッターの奴らも本気出せばなかなかやるじゃないか...だが、問題は彼らがそれ以外に手加減しているところだ。何せあいつらは『同じ自分』以外に興味がないからな...』
一旦区切ります
- Re:Final Round 『Baseball』 ( No.159 )
- 日時: 2022/05/17 18:23
- 名前: junris (ID: DYDcOtQz)
その後、試合はお互い一歩も譲らないまま、得点も手に入らず、パワフル高校2点ビハインドの状態で8回の裏パワフル高校の攻撃まで進んでいった
<8回裏:パワフル高校の攻撃>
ザコプロ7「それにしても、『コンバッター』がここまで強いなんてな...」
打順は9番のザコプロ7で、現在はノーアウト状態である
ザコプロ7「にしても...」
CBパワプロ2『...』
ザコプロ7「(なんかおかしくないか?あいつ...)」
ザコプロ7が投手の方を見て彼が疲れているような表情を見ていた
ザコプロ7「まあ、『あんだけ投げれば疲れる』だろうよ。それにこれはチャンスでもあるからな...」
しかし彼は『単にコンバッター』が疲れていただろうと見ていた
シュッ!
ザコプロ7「それっ!」カーン!
予想通り球は最初のとは同じぐらい速くもなく、うまく当てる事ができた。そのため球は内野を越え、『コンバッター』がそれを取るが、ザコプロ7はもうベースを踏んでいた
続く打席1番のザコプロ1に続き、2番のザコプロ2もヒットを打ったため、ノーアウト満塁となった
ザコプロ5「おお!いける!」
ザコプロ6「投手も疲れ切っている事だしな!!」
一同は自分達の勝利を確信していた。しかし、彼らは忘れていたのだろう。『本物のクローン』が立ち塞がっているという事を...
Cパワプロ『(やはり弱点が露呈されたか...こいつらは『長時間戦には慣れておらず、長時間戦うと実力が落ちてしまう』んだ。しかし、まあいい)』
それはそうと次の打順は3番の矢部である
矢部「ふっふっふっ...これは勝負あったでやんすね...『パワプロくん』が出なくともこのオイラが蹴りをつけてやるでうやんすよ!」
矢部は勝利を確信したかのようにまるで悪役かのような笑みを浮かべながら自信満々な事を言った]
しかし...その時、一つの大声があがった
Cパワプロ『『タイム』!』
矢部「え?」
Cパワプロ『ここからは俺が『ピッチャー』をやる。俺が出ないまま試合に勝っても満足しないんでな』
なんと、Cパワプロがついに球場に降り立つ事になった。さらに、知らないかもしれないが、矢部は『チャンスに弱い男』である。大丈夫なのだろうか...
矢部「さあ、来るでやんす!」
Cパワプロ『言われなくともそうしてやるさ!』シュッ!
スパーン!
『ボール!』
矢部「え...なんでやんすか今の...」
Cパワプロ『何って投げただけだ...まぁ、久しぶりに力みすぎちまったがな』
矢部「それにしたって...(速すぎるでやんす...)」
クローンの投げた球は『コンバッター』とは違う意味で速かったらしい
シュッ!
スパーン!
『ボール!』
矢部「またでやんすか!」
これでカウントはノーストライクツーボール。このままフォアボールになってしまうんじゃないかと矢部はそう思っていたが、クローンがそんなバカなはずもなく次はストライク。そんな事も考えていたらしい
Cパワプロ『まさか、コンバッターに注目して俺たちクローンの恐ろしさを忘れていたんじゃないだろうな?なら思い出させてやるか!』
シュッ!
スパーン!
『ストライク!』
矢部「えっ!?」
シュッ!
スパーン!
『ストライク!』
Cパワプロ『ふん...』
なんと、2回連続ストライクということになり、これでカウントはツーストライクツーボールとなった
Cパワプロ『ちょっと早いが感覚が掴めたみたいだな...』
矢部「(いくらなんでも早くないでやんすか!?それより、次は何が来るでやんすか?)」
矢部は次にどこを投げるのかを読もうとしていた
シュッ!
矢部「そこでやんす!」 ブルン!
カン!
矢部「しまったでやんす!」
なんと、ボールを真芯とは少し下のところに打ってしまい、そこは内野に転がっていた。そして、それは『コンバッター』が拾い、一番近い三塁手に投げ出された
バシッ!
『アウト!』
ザコプロ7「くそっ!だが、俺のところに投げてももう遅いぞ!」
彼はもうホームベースを踏んでいたため、得点を獲得する事が出来た。しかしそうなったということはコンバッターはせめて二塁をアウトにするだろう...
CB矢部『...!』シュッ!
矢部「えっ!?」
パワプロ「嘘だろ...!?」
パワプロ「あいつ、わざわざ二塁のところより一塁のところを選んだぞ」
なんと、コンバッターは矢部がいる一塁のところへ投げていた
Cパワプロ『(コンバッターめ...)』
このままではアウトになってしまう...!
バシッ!
『セーフ!』
矢部「そうやすやすとやられてたまるでやんすか?」
なんと、矢部の方がボールよりちょっと先にホームを踏むのが速かったようだ...矢部の攻撃は1アウトに留まったのであった。これでパワフル高校は1点を得る事が出来たものの1アウト1,2塁となってしまった。次はいよいよパワプロの番...
一旦区切ります
- Re: Final Round 『Baseball』 ( No.160 )
- 日時: 2022/05/10 20:58
- 名前: junris (ID: 96w7BTqj)
次の打順は4番のパワプロ。ここで打って得点を得たいところだ
Cパワプロ『ふん、お前には悪いがこれでゲームオーバーにしてやる』
パワプロ「そうは行かないぞ!俺たち『パワフル高校』ははここで終われないんだ!」
Cパワプロは自信満々な態度を示している一方でパワプロは『自分たちの高校』のために戦う意思を示している。そう、これは真剣勝負なのである
Cパワプロ『行くぞ!』シュ!
パワプロ「それっ!」ブルン!
バシッ!
『ストライク!』
パワプロはバットを振ったものの球があまりに速く、空振りとなってしまった
パワプロ「(くそっ...あいつの球を改めて目の当たりにすると速いな...)」
パワプロは改めて、クローンの投げる速い球を実感した
Cパワプロ『まずは、見送ったか...まあいい。次はこれだ!』シュ!
バシッ!
『ボール!』
パワプロ「(今度は外したか...次はどこへ投げるつもりだ?)」
Cパワプロ『それっ!』シュ!
バシッ!
『ボール!』
パワプロ「(今度は外したか...だが次はきっとストライクゾーンを狙う気だ)」
彼はさっきまでの投球を見て次に投げるところを予測していた。そして...
Cパワプロ『それっ!』シュ!
シュッ!
パワプロ「(やはりな!)」
彼は予想が的中し、バットを大きく振りかぶった
カーン!
『ファウル!』
パワプロ「くそっ...」
しかし、振るのが若干遅かったため、真芯とはズレてしまい。打球はファウルゾーンに飛んでいった
Cパワプロ『惜しかったな...』
パワプロ「...」
Cパワプロ『さて、次はどこへ投げようかな...決めた!』シュッ!
パワプロ「...!」
バシッ!
『ボール!』
Cパワプロ『(これでカウントはツーストライクツーボールか...なら!)』シュッ!
バシッ!
『ボール!』
Cパワプロ『ほう、どうやら見破ったようだな...』
パワプロ「矢部の時みたいには行かないぞ!」
これでカウントはツーストライクスリーボールのフルカウントなった
Cパワプロ『(ここまで頑張って来たことは褒めてやろう...だが、次で終わりにしてやる!)』
パワプロ「(次の球が勝負か...)」
パワプロがアウトになっても2アウトになるだけで試合は続くが、次のバッターがCパワプロからヒットを打てるかどうかは分からない。次にパワプロが外れれば、『パワフル高校』が勝つ可能性はほぼなくなるだろう...
パワプロ「(俺が打たなきゃみんなに申し訳ない...)」
彼にはキャプテンとしての責任が大きくのしかかっているため、プレッシャーが半端ない。だが、パワプロは『逆境に強い』男である。そんな事で怯むような者ではない...
パワプロ「さあ、来い!」
Cパワプロ『ふん、これでおしまいにしてやる!』シュッ!
パワプロ「うおおおおおお!!」ブルン!
パワプロは勢いよくバットを振った
カキーン!
なんと、ジャストミート!打球は勢いよく飛んでいき、フェンスを軽々越えていった
矢部「やった!『ホームラン』!パワプロ君やるでやんす!」
ザコプロ2「さすがはキャプテン!」
パワフル高校一同はキャプテンを褒め称えた。一方、クローンはというと...
Cパワプロ『(まさか奴にそんな力があるとは...しかし、この感じは久しぶりだな...やはりオリジナルとの戦いは楽しいものだ。けど、勝負はこれからだ)』
彼は悔しながらもまるでおもちゃで遊んでいるように楽しい表情を浮かべていたしかも彼の瞳には闘志の炎が映っていた。兎にも角にもこれで試合は2-4(パワフル高校の2点リード)となった
プルルルル...
C矢部『(電話が鳴っているでやんす)』
突然なった電話とは何か!?
一旦区切ります
- Re:Final Round 『Baseball』 ( No.161 )
- 日時: 2022/05/14 15:54
- 名前: junris (ID: C8ORr2mn)
その後、パワフル高校は逆転に成功したがその次の2人のバッターであえなく三振となり『チェンジ』となった。もしパワプロがアウトを取っていたらアウトとなっていたのだろう。ともかく試合は9回の面を迎えようとしていたが...
Cパワプロ『...(ニヤッ...)』パチン!
CBパワプロs『...!』シュン!
CB矢部s『...!』シュン!
突然、クローンが指を鳴らすと『コンバッター』が姿を消した
ザコプロ1『おい!一体何をやっているんだ!?それじゃあ、試合ができないじゃないか!』
Cパワプロ『ああ...心配いらないよ』
確かに試合には9人以上のチームでなければ野球はできないはず。しかし、次にクローンが発せられた言葉は衝撃的だった
Cパワプロ『実はこの試合はお前達の勝ちという事になった』
パワフル高校一同『ええええええええええええええええええええええ!!』
パワプロ達には納得行かなかった。なんにせよこれからがいいところのはずだったのに中止という事になるなんてのが...
ザコプロ1「一体どう言うことだ!?勝てないからって逃げようとしているんじゃないよな!?」
Cパワプロ『とんでもない。こんな楽しい試合をそんな理由で止める訳ないだろ?例え、『コンバッター』という物を満足するまで試したからといってもね』
しかし、クローン達の口から自分達だって飽きたからって辞めたい訳じゃないと発せられていた。勿論、『コンバッター』という物を試したいと言う事だったがどうやら本人達はその理由で中止にしたくはないらしい...
ザコプロ2『じゃあ、一体どういう事だ!?』
Cパワプロ『実は...』
そういうと、クローンは事情を話し始めた...
ーーーーーー
<クローン軍のベンチ>
それは8回裏後の事であった
Cパワプロ『まさか、奴がここで打つとはな...だが、まだ勝負はついていない』
ベンチではクローンが9回表で逆転を狙おうと話していた
プルルルル...
C矢部『電話が鳴っているでやんす...』
Cパワプロ『一体なんだ?』
突然、電話が鳴り始めていたらしい。クローンはそれに手を取ると通話を始めた
Cパワプロ『もしもし...えっ?今なんて...試合中止!?』
彼は通話をしていたが、表情から見て衝撃的な事であるだろう...これから自分達の本気を見せようと思った時に限ってこれである。無論、彼はそれに反抗した
Cパワプロ『なんだって!?なんでやめなきゃいけないんだよ⁉︎え?何々?だったらなんのために戦って来たんだよ!?俺らはオリジナルを討つことを...え?それが『本当の狙い』?なーるほどな』
しかし、通話相手の『本当の狙い』と言う言葉を聞き、まるで気が変わったかのように悪き笑みを浮かべた。おそらく彼に取っては相当面白い事だろう...
C矢部『どうしたでやんすか?』
Cパワプロ『試合中止だ。コンバッターを片付けろ』
C矢部『えっ!?どういう...(ゴニョゴニョ...)ふむふむ...なるほど...』
〜〜〜〜〜〜
これがクローンの事情であった
Cパワプロ『とまあ、こう言うわけだ』
C矢部『本当なら、この試合を最後まで楽しみたかったが、『あの方』がそれよりも面白い事しようとしていると知っちゃ、こうしていられない状況でやんすからね』
つまり、『クローン軍』が面白い計画を立てようとしたために試合をしたいところだがそれよりも大事らしい。しかし、パワフル高校一同がそれでも納得がいかないらしく一人の選手がこう言った
ザコプロ1「ちょっと待てよ!」
C矢部『なんでやんすか?』
ザコプロ1「試合の勝敗はどうなるんだよ!?」
そう、彼らは練習試合とはいえ甲子園のために全力で戦ってきた。それ故に勝敗がつかないまま終わるのは納得がいかないらしい
Cパワプロ『そうか...うーん、元々この展開は予定していなかったからな...よし、お前達の勝ちにしてやる』
ザコプロ2『え?』
わかりやすく言えば、8回裏終了後の得点が2-4。その時点で試合終了となり、パワフル高校が2点リードでパワフル高校の勝ちである
ザコプロ3「そんなあっさりでいいのか?」
Cパワプロ『本来ならば、最後までやりたかったが突然トラブルが起きてしまったからな』
確かにパワフル高校側がこんな勝ち方は複雑である。しかし、クローン側は出来る事なら最後までやりたかったのだろう。そして、彼は去り際にこう言った
Cパワプロ『今回はこんな形で決着となってしまったが、お前との戦いは終わってない。その事を覚えておいた方が身のためだぞ。また会おう!』シュン!
C矢部『また会えるのを楽しみにしているでやんす』シュン!
そういうとクローンはテレポートで消えていった
ザコプロ1「なんだったんだ今のは...」
ザコプロ2「俺にもよくわからねぇ...」
選手達がそういうなかパワプロと矢部はこう思った
矢部「(パワプロくん。オイラ達のクローンが『面白い事』っていったけど、一体、何の事でやんすか?)」
パワプロ「...(矢部くん。俺にもわからないけどまずは本部の本部の所へ報告しておこう...)」
一旦区切ります
- Re:Final Round 『Baseball』 ( No.162 )
- 日時: 2022/05/17 18:29
- 名前: junris (ID: DYDcOtQz)
junris「そうだったのか...」
矢部「その通り、なんてたって甲子園目指してるでやんすからね!」
本部ではパワプロたちが試合に勝ったことを報告していた
パワプロ「ただ...奴らが『コンバッター』と言うものを仕掛けてきた時は驚いたな...なんでも『試作品』でいったけど...何を目的にしてこんな物を作り出されたんだろう...」
junris「『コンバッター』...『試作品』...確かに謎だな...」
彼はパワプロの話を聞いて、『コンバッター』のことを考え出した
パワプロ「じゃ、俺はひとまず帰るね」
矢部「また連絡するでやんすから」
そういうとパワプロと矢部は去っていった
junris「それにしても、クローン軍はなぜそこまでしてオリジナルを越えようとしてるんだろう」
junris「そんな力あるならわざわざ、『親玉』と呼ばれる奴に頼る必要なんてないはずなのにな...」
確かにオリジナルを越えたいだけなら量産型召喚や『コンバッター』を使うのは人数集めだけで、エネルギーを集めたり、大かがりな大会をわざわざ開いたりする必要がないはずだ
junris「本当は別の『目的』のために仕方なくやっているんじゃないのかな?」
彼はクローン軍が『なんらかの理由で仕方なくやっているんだけじゃないのか?』と考え出した。兎にも角にもこれで予選の試合は全て終了した。勝敗数は3勝2敗の勝ち越しとなり、少なくとも予選敗退はないだろう...多分
ピコーン
junris「ん?メールが来た。何々...え?」
〜〜〜〜〜〜
<クローン社>
Cパワプロ『ただいま戻ったぞ』
C矢部『で、なんでやんすか?『面白い計画』とは?』
Cニャミ『まあまあ、今話すけどその前にいい発見を思いついちゃったのよ』
Cパワプロ『いい発見?』
Cニャミ『ほら、古の歴史の事だよ』
クローンがそう言うと一つの歴史書を取り出し、ページをめくった。なんでも、そこにはかつての魔術師と言われてる人物達がゴーレムと呼ばれている存在を召喚し戦っていると言われていた
C苗木『ふーん、それは面白いね。もし、僕らがそれを再現された状態だったら能力も再現されてたことになるけど...あの『カード』はどう説明がつくんだろうね?』
C日向『おい、お前。『面白い計画』の話はどうした?』
一人のクローンが興味を持ちながらカードの話をちらつかせるなか、もう一人のクローンは例の話が逸れていないかとそういった。彼女はそれに気づくとこう言った
Cニャミ『おっと、そうだったね。実はねその計画はあの方が考えた物でね。それには本人も参加することになっているんだ。長いこと封印されたけど、ついに解放される時が来たんだ』
C苗木『解放?ひょっとして!』
Cニャミ『そう、遂にあの方が蘇るのよ』
なんと、電話の内容はある人が復活によって長年の計画が始められるという事であった。彼らにとっては蘇らせる事が目的であったため、とても嬉しい事であった
???『僕がどうしたって?』
その時、突如、後ろから声が聞こえた。それは何とも懐かしい声であり、彼女たちが振り向くとそこには...
???『やあ、久しぶりだね』
〜〜〜〜〜〜
<第5回戦途中の出来事>
時間は少し遡る...
Cミミ『どうやら、そろそろ目覚めるみたいだね...』
そこでは、『CFH』がクローンと戦ってきた事によってCjunrisが入っていたカプセルの中に『エネルギー』が集まっていき、ついにカプセルの中からいた人物が復活するらしい
プシュー
???『...』
カプセルから煙が出てきており、それが消えると出てきたのは何とも特徴がなさそうに見えるが、どこからもなく怖そうな雰囲気を出している一人の青年が立っていた
Cミミ『マスターもといCjunris。復活おめでとうございます』
???→Cjunris『そうか、僕はこうして蘇ったんだ...』
そう、彼らを甦らそうとしたのはCjunrisであり、すべてのクローンを作り出した親玉だったのだ
Cニャミ『はい、このカードのお告げ通りにエネルギーを集め、あなたを甦らせてまいりました』
彼女の手には『紫色のハートが描かれていたカード』が握られていた
Cjunris『なるほど...そのカードが告げていたのか...懐かしいな...』
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そして、現在に至る...
Cjunris「まずは僕を復活させた事に礼を言うよ」
Cミミ『マスター、実はあなたにとって面白い話があります...』
Cニャミ『実は例のクローンが貴方達の顔にそっくりという噂がありました。こちらが例の2つの写真です』
彼女たちの持った写真にはjunrisの顔にそっくりであった
Cjunris「僕にそっくりか...これは興味深いな」
Cニャミ『もしかしたら【彼】こそ【我々】の命運を握る鍵かもしれません』
Cjunris『あのペンダントを持つものか...これは楽しませてくれそうな予感がするよ』
彼は自分にそっくりな姿が写されている写真を見てそういった
Cjunris『(にしてももう一人のあいつはカードゲームを作ったそうだが...そういえば...この世界には古代の戦いを再現した『伝説のカードバトル』と言うものが存在しているとの噂があったのだが...もしかして...いや、それは考えすぎか...ペンダントの方はともかくあんな気弱そうなやつが『運命を変える人』なんて考えられないよ)』
彼は古代の伝説の事を考えていた。それは古のカードバトルを指していたらしく、junris本人がそれを再現したのではないかと思ったが、そいつが運命を変える力を持っているなんて事が信じられないらしい
Cミミ『マスターどうしましたか?』
Cjunris『いや、何でもない』
クローンは彼の体調が悪いのかを聞き出したが、彼は大丈夫だといった
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その頃...
仮面の男「ついに『あいつ』が蘇るとは...だが、彼の好き勝手にはさせないぞ。『一族のため』にも「このカード』で...」
一人の男が何かの関係を口にしながらも『青色のハート』が描かれていたカードを取り出した
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<???>
???「ふふふ...とうとうクローン社の親玉さんが目覚めたみたいだね」
その頃、ある白い空間で青と紫のストライプを着ており、影で目元を隠している一人の子供が立っていながら話していた
???「特に『色のついたハートが描かれているカード』にどんな力が秘められているか見ものだよ。それにしても『junris』という人は今後どうしていくんだろう...」
???「え?僕が誰かって?ふふふ...とぼけちゃって、知っているくせに。まあいいや、教えてあげるよ。僕の名は...」
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『cross the world クローン編 第1幕』
『クローンラッシュバトル(予選)』
END
MISSON:5戦中3回勝利せよ
【CLEAR】
To Be continued...
<後書き>
はい、今回で第1章は終わりました。この章の執筆においてはプロット作成において難航しており、結果的に読みにくくなっていたんじゃないかと思いました。それはそうと、今回でCjunrisという親玉が蘇りました。古代の伝説といい、謎の男といい今後どうなっていくのか...さて、お知らせですが、しばらくは単発の日常話や他の小説の執筆に集中したいのでストーリーはお休みです。(その代わりプロット作成します)