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二次創作小説(新・総合)
- Re: マジックでパニック!?復讐のハロウィンパーティ ( No.183 )
- 日時: 2022/10/31 16:25
- 名前: junris (ID: h5Tzmn9p)
どうも、白湯生活を始めたjunrisです。朝に白湯を飲んでコーヒーは眠気覚ましになるな...それはそうと今回はハロウィン回です。(ハロウィンの日が過ぎるまで書き切る保証はありませんが)そして、ギルド小説に出てきたカードファイターが登場します!
<???>
「こ…来ないで…」
『フフフフフ…』
ある屋敷では一人の男の子が動く石像から逃げ回ってきたが、行き止まりに追い詰められた。石像は笑い声を上げると鼻穴や耳穴から紫色の煙が噴出された。
プシュウウウウ…
「うわあああ!!『魔女の呪い』だ!」
男の子は呪われると思い、うずくまったが煙はそんな彼の体内に入り込んでいった。それが消えていくと彼は振り向いた
「あれ?何ともなかった…?おかしいな…魔女の呪いは…」
あったはずと言ったあたりから、男の子は眠気に襲われたかのように目を閉じて倒れ込んだ。その数十秒後に起き上がったが…彼の目に光を失っていた
ーーーーーー
【10月30日:東谷の学校】
クラスの担任「さて、明日はハロウィンであるが、その前に今日は転校生を紹介しよう」
西部「(いきなりすぎるよ...)」
担任の発表とともに少年が入って来た。見てくれは中学生のように見えているが…
少年「僕が転校生の…」
東谷「(むにゃむにゃ眠い…)」
転校生の名前を聞くところで彼の眠気が催し、眠り始めた
さて、話は変わるが今日は10月30日で明日がハロウィンである。その日は学校の生徒が仮装をして屋敷のハロウィンパーティに参加する事になったらしい。ちなみに主催グループは噂ではそんなに目立っていないらしいと聞いているがそれは置いておこう
西部「…くん。…くん」
東谷「はっ!ゴメン。眠ちまったよ!」
西部「東谷くん。今年はどう仮装するの?」
東谷「あ、いやここ最近、家の手伝いで考える時間がなかったんだ。だから決めてないんだ」
西部「そういえば君は家の仕事があったんだったね。ごめんね」
東谷「いやいいよ。今日はさ家の人に相談して今日だけ家の仕事を免除してくれたんだ!だから今日はどんな仮装がいいか考えて欲しいんだ!」
西部「そうなんだ!じゃ、今日の夜、僕の部屋で相談しよう!実はボクの店でハロウィンの仮装をするんだ。そこならいろんな服があるよ!」
東谷「そうだな!今日の『CFH』活動が終わった時が楽しみだ!」
2人はCFH活動を終えた後、仮装相談する事に決めたのだ
【昼休み】
「おいおいおい、勘弁してくれよ」
東谷が振り向いた方向には女らしく見える男の子がいやらしそうな二人に絡まれていた
東谷「(あの男はいつも見た目を理由にしてあの二人にからかわれているんだ!ちょっと見過ごせない!話をしてこよう!)」
彼はそう言うと二人のところへいった
東谷「2人ともちょっといいか?」
イヤな男「何だお前は?」
イヤな男2「なんか用あんのかよ?」
東谷「あるさ、ハロウィンの事で男の子の着る物に文句でも…「大丈夫だよ!」えっ?」
どうせまた、男の子を嫌がらせて楽しんでるだろうと問いただそうとしたその時、男の子が平気そうな顔で言ったのだ
男の子「実はね。2人がね魔女服を着ろと言われたらね。僕は喜んで着ると言ったんだ!」
東谷「え?そうなの?」
東谷は男の子の返答にキョトンとしていた
男の子「うん!最初は王子服が良かったけど、屋敷を見てわかったんだよ!二人の言う通り」
イヤな男「とまあこんな感じだ。いつもなら嫌がるのに今日に限って喜んでいたんだよ」
イヤな男2「あんまり拍子抜けして呆れていたのさ。それどころか俺達を誘ってきたんだよ」
東谷「えっ?」
男の子「そうなんだ。せっかくのアイデアをくれたんだ。お礼として予行演習に付き合ってもらいたいんだよ」
東谷「…そうなんだ」
男の子「わかったらもう行っていいよ。僕らは忙しくなるんだからさ」
男の子の言われるままに東谷は遠くへ行った
東谷「(それにしても今日のあいつ。なんかおかしくないか?うん、最初は王子コスが着たがっていて、魔女服を嫌がっていたはず。何よりあのイヤなやつを誘ったりと)」
彼は男の子の様子がいつもと違う事に違和感を感じていた
男の子「じゃ、予行演習のために屋敷で会おうね!」
男の子は2人にそう言って立ち去った。そして彼らの姿が見えなくなると…彼は普段の優しさとはかけ離れた悪しき笑みを浮かべた
男の子「ふふふ…まずは準備OK。やはり、『宿主』の記憶や情報は使い勝手がいいね。ボクの計画が捗るよ」
彼の瞳には光を失われており、体には紫色のオーラが出ていた
少年「『宿主』?計画?そういえば屋敷にはある噂が関係しているが…あのオーラからして何か嫌なことが起こらないといいけど……」
男の子の後ろには転校してきた少年が隠れており、1枚のカードを手にしていた。彼には男の子の放つオーラが目に見えおり、何かあると考えていた
『いざとなったらボクの出番が来るの?』
少年「その時はそうだろうね」
一旦区切ります
- Re: マジックでパニック!?復讐のハロウィンパーティ ( No.184 )
- 日時: 2022/11/03 00:00
- 名前: junris (ID: h5Tzmn9p)
<CFHイベント施設>
夕方頃、東谷達はハロウィンイベントの準備を手伝っていた。(もちろん部活はお休みである)
東谷「ところで、パワプロはどんな仮装をするの?」
パワプロ「ああ、俺は勇者のコスをやるんだ」
矢部「オイラはガンダーロボでやんす。キミはどうなんでやんすか?」
東谷「ああ…実は今日の夜西部のところで相談してくるんだ。明日になったら見せてあげるよ」
パワプロ「そうか、よし今日は忙しくなるぞ」
矢部「そうでやんすね」
ーーーーーー
東谷「あれからいつもより仕事が多くなってる…イベントの準備があるのはわかるけど、一体どうしたんだろう…「ブツブツ…」ん?何だあの声」
廊下を歩いている時にある部屋から何らかの声が聞こえ、東谷はこっそり近づいた
「………………」
東谷「………………!?」
彼がこっそり独り言を聞いているとある事に耳にした
ーーーーーー
<魔女屋敷>
夕方では東谷たちが屋敷周辺の茂みに隠れていた
西部「東谷くん。一体これはどういうこと?」
東谷「まあ、聞いてよ。実は…」
ーーーーーー
【東谷の回想】
junris「ハロウィンの日に魔女屋敷には魔女が憑依した体を使ってやりたい放題する噂が流れているらしい。そこから…」
東谷「(魔女屋敷?そういえば、3日前にあの男が掃除をしにいった場所だったよね…待てよ!)」
東谷は魔女屋敷と聞き、ある事を迸った
【東谷の考え】
・あの男の様子がおかしくなったのは2日前(この時は行方不明になってから発見された)
・あそこでは魔女が封印されており、他人に取り憑いてはやりたい放題と噂されている
・取り憑かれた人は男装魔女服を着ており、憎い相手に前夜祭を招待し、屋敷へ来たところ魔法を使って恐怖を植え付ける
これらを考えると魔女屋敷で何かがあるらしい
東谷「(これはいいヒントを聞いたぞ…よし、俺たちも行こう)」
ーーーーーー
西部「東谷くん……やっぱりやめた方がいいよ……」
東谷「大丈夫だって、こっちには『バトルディスク』があるし、いざという時はCFH通信機を使えばいいんだしさ!」
西部「それにしたって僕までも…(でも、本当は魔女がどんな人が見てみたい気もするんだけどね)」
ガヤガヤガヤ…
東谷「(おっと、今朝のあの2人が来たぞ)」
西部「(本当だ隠れよう!)」
(魔女屋敷に入る)
東谷たちは今朝のイヤなやつ2人組が魔女屋敷に近づいてるのを見て隠れ始めた。そして、彼らが屋敷に入るのを見て……
東谷「(よし、今だ!)」
東谷と西部はすぐに駆け込み、屋敷にうまく入り込むことができた
しばらくすると今朝の男の子が現れた。しかし、その光を失った瞳はまるで闇へ堕ちていったようなものであった
「ふふふ…今朝のでしゃばりとその連れがここに来たのは予定外だったけどまあいい。そろそろ僕の本来の姿に戻ろうかな」
少年は指を鳴らすと体に青色の光が放ち始め、青色の煙が立ち込めた後、煙が晴れたところには少年とは明らかに違う姿をした存在がいた
それは魔女服に似ているが違うのは男の子のように動きやすい服。そして何よりも緑の色の髪型をしていた
「さて、計画の第1段階として僕の力を試してやろうかな」
そういって彼は杖を振った。すると、杖から出た光が屋敷へ飛んでいくと…
ゴゴゴ…
空が暗くなり、屋敷の周りにはゴーストが漂っていた
「これで舞台は完璧。罠や仕掛けもOK!さて、『宿主の望み』を叶える時だよ」
宿主の望み?なんかイヤな予感がするけど…大丈夫なの!?東谷たち!
一旦区切ります
- Re: cross the world ( No.185 )
- 日時: 2022/11/08 21:27
- 名前: junris (ID: h5Tzmn9p)
<屋敷2階>
西部「うわわ…なんか怖い…」
西部達は屋敷内を歩いて行ったがそこにはコウモリでも出そうなほど不気味であった
東谷「これも依頼解決に先駆けるためならやってやるさ…ん?」
東谷が床のところを見るとそこには1つの箱が入っていた
東谷「何でこんなところにあるんだ?」
彼が不思議に思いながら箱を開けると中には一つの古そうな本とコンパクトな鏡が入っていた
西部「本!?それ僕に見せて!」
西部が本を見るとすぐさまに東谷から奪い取った。いきなりの出来事だったのか東谷はすぐに本を奪われ、怒った
東谷「何をするんだ!びっくりしたじゃないか!」
西部「ごめん…珍しそうな本に見えてつい…何々?『封印されし魔女について』あれ?これ日本語で書かれているよ」
東谷「どれどれ?あ、本当だ。まあいいや…でどんなことが書いているんだ?」
西部「うん、今から読んでみるよ『私は長い戦いの末に魔女を封印する事に成功した。私の周りの人間は魔女に乗り移られ、とんでもないことをしでかした』」
東谷「なんかどっかで聞いたことがあるような…?」
西部が読んでいる本には日本語で書かれているらしく、内容を理解するには単純だった
西部「魔女は男装が趣味であり、取り憑くのは可愛い見た目をした男の子。取り憑いた後の変身した姿は男の子の服装をしている」
東谷「魔女にしては変わった趣味をしているな…で、弱点は?」
西部「えーと、『弱点は鏡ならなんでもいい』だってさ」
なんともざっくりとした弱点の書かれ方だと東谷は鏡を手にとって思ったのだ
東谷「おいおい、本当かよ…わざわざこんな物を箱に入れるとか…」
西部「でも、むしろあっさり進んでない?第一なんでそんなものを…『ぎゃあああああ!やめろ!』な…何!?」
西部が弱点があっさり見つかることを怪しんでいる中、悲鳴が大きく鳴り響いてる。大方他の2人のだろう
東谷「これは、魔女が何かやってるんだ!ん?西部何してるんだ?いくぞ!」
西部「あっ、待って!」
東谷が悲鳴のあるところへ駆けつけ、ディスクをいじくっていた西部も追いかけた…そこへ…
少年「奴が持っている本…何か怪しい魔力が秘められているな…」
1人の少年が現れ、西部を持っている本を怪しんでいた
ーーーーーー
「ひ…ひい…」
「や…やめろ…」
『フフフ…』
その頃、2人の嫌な奴が馬鹿にしていた男の子?に仕返しされているところだ。その様子からしてただの仕返しではないだろう…
『どう?僕の『復讐ハロウィンパーティ』を楽しんでくれてるかな?』
彼の表情には元気で可愛らしいものではなく、まるで悪役の笑みを浮かべていた。その顔を見て2人は怯えているだろう
「悪かった…今朝は悪かったからさ…」
「もう…『ポルターガイスト』とかは勘弁してくれ…」
2人は懇願するが男の子?はそれを聞き入れない
男の子?『だめだめ、お楽しみはこれからなんだからさ。さて次は床をぐらぐら揺らしてやろうかな?』
そう言って彼が別の魔法を発動しようとしていた…その時!
「おーい!大丈夫か!?」
男の子?『ちょうど他の野次馬が来たんだ。まあいい…さらに面白くなるサプライズも用意してあるからね』
遠くから声が聞こえた。彼はおそらく他の2人が来たと見ているがむしろ歓迎しているかのように余裕を持っていた
東谷「おーい、何をして…えっ?どういう事だ?」
東谷は自分の見ているところを見て驚いた。何しろこの前まで大人しかった男の子が今日は元気いっぱい。それならまだしもそれすらも感じさせない恐怖に秘めた悪しき物に満たされているものであった
男の子?『フフフ…君たちには紹介していなかったね。ボクは封印されていた魔女そのものさ。この男の子のおかげでボクは現世に復活できたよ。ちなみにこの服装はボクの趣味さ』
西部「ボクの趣味って…いやそんなことはいい。この男の子のおかげで復活って…まさか!」
男の子(魔女憑依)『そう、この子が屋敷に迷い込んでいた時からだ。この体の主人にある記憶によるとこの子はある二人から嫌がらせを受けていてそれを憎んでいたらしい。そこでボクはお礼として復讐役を買って出たんだ』
何とこの男の子は魔女に取り憑かれており、その魔女が彼に意地悪した二人に仕返しを企んでいたのだ!
東谷「兎にも角にも、これ以上バカなことはさせない!」
そう言って、東谷は箱の中にある鏡を取り出し、それを開けて男の子に向けた。そしてそのガラスから光が男の子の方へ放たれた
男の子(魔女憑依)『うぐ…ぐあ…』
東谷「おおっ!これはいけるかも!」
鏡の光を浴びた魔女が苦しんでるのを見て東谷達は勝てるかと思った…ところが!
男の子(魔女憑依)『なーんてね』
2人「えっ?」
男の子(魔女憑依)『ハアアアア!』
魔女が咆哮を上げると空を飛べるようになっており、服装にマントがつけられた
男の子(魔女憑依)『ボクは鏡を見てしまうとパワーアップしてしまうんだ』
東谷「どういうこと!?この書には鏡が弱点なんじゃないのか!?」
男の子(魔女憑依)『その書はボクが暇つぶしに書いたこれの偽物のこと?』
西部「えっ!?僕が持ってるのと同じだ!一体どういうこと⁉︎」
男の子(魔女憑依)『実を言うと前に本物が無くなっていて、魔法で本を作ったんだ。ちなみにキミが持ってるそれはボクがウソを含めて書いた偽物でウソなしの本物はボクが持ってるんだ。つまり、ボクの弱点は鏡全般じゃないんだ』
なんと、魔女には本を作れる能力を持っていたのらしく、鏡が弱点というのはウソだったのだ
西部「やっぱり…敵に弱点をバラすような事をするなんてあり得ない事だったんだ!」
東谷「じゃ、わざと弱点を喋ったのも…」
男の子(魔女憑依)『そう、ただのお戯れさ。それにしてもこんなのに引っかかるとはなんておバカさんなんだろうね。それはともかく、生憎だけどキミらに構ってる暇はないんだ』
東谷「…えっ、西部危ない!」
魔女が杖をふるいその先から光が放たれるのを見て東谷が西部を庇い魔法をかけられてしまう
西部「東谷くん!」
東谷「あ…あれ?動けない!」
魔法をかけられた東谷の体はまるで鉛のように重く動けない
『キミらがでしゃばりでもされて面倒になるのはゴメンだからね。ボクの計画が終わるまでは金縛りで足止めさせてもらうよ。なあに、計画が終わった後でキミらを構ってあげるからさ。さて、あの2人を追いかけようっと!』
そういうと魔女はテレポートでこの場から消え去った
西部「東谷くん…」
東谷「くそっ…動けないんじゃ『連絡』することもできない!」
金縛りにあった2人にもはや打つ手はないのかと思われた時…
西部「東谷くん。安心してそのことについては大丈夫だから」
東谷「え?」
彼が一体どういうことなのかと聞こうとしたその時…
「2人とも大丈夫か」
「全く勝手なことをして…」
2人が現れた。1人は知っている人であるが、もう1人は初めて見る顔である。果たして彼は何者だ!?
一旦区切ります
- Re: マジックでパニック!?復讐のハロウィンパーティ ( No.186 )
- 日時: 2022/11/15 23:34
- 名前: junris (ID: h5Tzmn9p)
続き
嫌な奴1「ひ…ひい…すまなかった…ぜえ…ぜえ…」
嫌な奴2「今までのことを反省するからもう踊らせるのはやめ…ぜえ…ぜえ…」
その頃2人の嫌な奴は魔女の復讐ハロウィンパーティのイベントとして魔法で踊らさせれていた。恐らく、長い時間踊らせ続けられたのか疲れが出ていたのだろう…
男の子(魔女憑依)『さて、そろそろ仕上げと…「待て!」はぁ…いいところで邪魔が…えっ!?』
魔女の復讐パーティが仕上げにかかる良いところに限って、後ろの方から声が聞こえて来た。そして振り向くとそこには男4人がいた
男の子(魔女憑依)「キミたちどうやってここに!?それにあの少年。どうしてここに!?そして…キミは…誰だっけ?初めて見る顔だね」
魔女は金縛りにあわせたはずの2人が来たことやある1人の男が来たことに驚きを隠せないでいた。もっとも、残り1人のは初めて見る顔だったためが知らないといい、その人はずっこけた
西部「その男は事前に僕が『連絡』を入れておいたんだ。そして、この人はこう見えても『CFH』の総合リーダーなんだ!」
junris「そういうこと」
男の子(魔女憑依)『なるほど、その男が2人の金縛りを解いたわけだね』
魔女はjunrisがリーダーだと聞けば相当の戦闘力を持っていると予想したのであったが…
junris「え?僕はそんな技持ってないけど?」
彼にはそんなものを持っていなかった
男の子(魔女憑依)『え?ギルドリーダーなのに?』
junris「僕は機械を作った程度で戦える術をまだ持ってない」
男の子(魔女憑依)『何それ!?リーダーと言ったら強いというのが基本じゃないか!』
4人「ええ…」
魔女のイメージ論に4人はドン引きした
男の子(魔女憑依)『まあ、それは置いといて後少しのところで余計な邪魔者がまた増えたのは厄介だ』
西部「それよりもこんなバカなことをして何になるんだ!」
男の子(魔女憑依)『どんな形であれ、取り憑いた子の望みを叶えるのがボクの礼儀さ。例え、道外れたことであろうとね。とはいえ、まさかここまで邪魔されるとは予想外だったよ。もういい、キミたち全員始末しちゃおう』
魔女はそう言って杖を大きく振り上げ大きなエネルギー玉を作って来た
少年「来るぞ!」
東谷「くっ!」
西部「えっ?これって…」
junris「なんとかしないと!でも闘えない状態でどうしろと…!?」
打つ手を持たない一同はこのままやられるかと思った!
魔女『これでとどめだ!』
『もうやめて!』
魔女『!?』
4人「えっ!?」
そのとき、他の人の声が聞こえた
西部「他にも誰かが来たの?」
東谷「俺にもわからない」
少年「少なくとも魔女が何か言ったのだが…」
魔女『いや僕自身は言ってないよ』
junris「『僕自身』…って事は取り憑いた人の事か?」
魔女が『僕自身』という発言に彼は何かに気づいた
男の子(意識状態)『もういいよ。この辺で関係のない人を巻き込ませたくないよ』
なんと声の主は男の子で彼は意識を通して話していたらしい
魔女『キミ…今更何言ってるの?元々あいつらは勝手に来ただけなのよ!第一、あの嫌なやつ二人組に復讐したいんでしょ!?』
男の子(意識状態)『それならもう気が済んだよ』
魔女『え?』
魔女にはわからなかった。男の子が急に復讐を取りやめと言ったことに疑問を感じた
男の子(意識状態)『実を言うと初めは王子服を着たかったから嫌がっていたけど、着てみたら案外似合ってた。この事だけはあの2人に感謝するよ』
魔女『ふーん』
男の子は意識が芽生えた時から魔女服を着ていたことに気づき、実際に着てみて案外悪くなかったらしい
東谷「それはそうとお前いつから意識があったんだよ」
男の子(意識状態)『君を見た時だよ。あの時から僕は目覚めていて、復習しているところまでも見ていたよ。でも、僕の気は済んだからもうみんなを許してあげて』
魔女は男の話を聞いてやる気を失った表情をした。せっかくのクライマックスを中止にする事に残念がっていたのだろう。しかし…
魔女『わかった。まったく、主人ときたらあっさり許しちゃって…これじゃあボクがやって来たことが意味ないじゃないか。つまんないの。まあ、キミのおかげで外に出られたんだ。そこまでいうならやめてあげるよ。そもそもさっきボクが言った通り、どんな形であれ、取り憑いた子の望みを叶えるのがボクの礼儀なんだけど、それは全てを許すことも例外じゃないからね』
魔女はそういうとあっさり男の子の体から抜け出ていき、男の子の姿は元に戻っていた
魔女『まあ、封印が解けたのはありがたいことだし、今回は失礼させてもらうよ。バイバイ』
魔女はそういうと去って行った
西部「なんだったんだろう今の…」
東谷「俺に聞かれてもわかるわけないじゃないか」
あまりのオチに呆気を取られた4人であった
一旦区切ります
- Re: マジックでパニック!?復讐のハロウィンパーティ ( No.187 )
- 日時: 2022/11/16 20:59
- 名前: junris (ID: h5Tzmn9p)
<ハロウィン当日>
その翌日、東谷の学校の生徒達は屋敷のハロウィンパーティの真っ最中。ちなみに主催グループがCFHである事をほとんどの人は知らない
西部「うわぁ…ずいぶん個性的だね」(幽霊コス)
男の子「うん、どうせなら混ぜ込んでしまおうと思ったんだ」(魔術王子のコス)
西部は少年のコスのユニークさに呆れているのか感心しているのかわからない表情をしていた。大方、少年は男装魔女と王子の要素を融合した衣装を着ていたのを見て、個性的に見えたのだろう
男の子「それはそうと昨日のあの人がいないね…」
西部「ほんとだ。東谷くんどこに行ったのだろう…」
確かに東谷は今日に限って来るのが遅れてきており、2人は心配していた…その時!
東谷「おーい!」
男の子「あっ!来た…ってえっ?」
西部「東谷くん。いくら着替えの事があるからって…ちょ、その格好は!?」
2人が東谷が来たのを見て、振り向いたがその先に映ったものは意外にも2人をびっくりさせている
東谷「いやー、意外にも着替えであまり手間取ったんで…それより俺の衣装がどうしたんだ?」(男装用魔女コス)
2人「いやいや、なんでもないよ!」
東谷「?」
2人が彼の衣装を見てびっくりしている理由が全くわかっていない東谷であった。
おわり
【おまけ1:魔女騒動の後】
<ハロウィンの前日>
東谷「俺、昨日の魔女を見てもう着るもの決めたんだ!」
西部「えっ!?もう決めた?それより、昨日の魔女を見てって…(まさか…!?)」
それを聞いて西部はもし、東谷が魔女に取り憑かれた時の事を想像していた。多分、こんな事を想像しているだろう…
ーーーーーー
【西部の回想】
東谷(憑依)「フハハハハ!ワイルド&セクシーなハロウィンパーティの始まりだ!」
その光景はある意味、男気丸出しの魔女そのものであり、服装といい口調といい派手に暴れるのが目に見えていた
ーーーーーー
西部「(ゾッーーーーーーーー)」
東谷「なに想像しているんだ?普通に男に見えるのを着るけど?」
西部「いや、なんでもないよ(よかった…でも、なんか残念な気もするけど)」
【おまけ2:ハロウィンの後】
女子学生「あ、そうそう。例の2人組だけど、あれ以来彼にヘコヘコしているよ」
女子学生2「ほんと、昨日までは男なのに女のふりをしている理由でおちょくっていたのにどうしたんだろう……」
東谷「(きっと、昨日の魔女騒動だ…)」
西部「(あのことは喋らないということにしておかない?)」
東谷「(そのほうがいいみたい…)」
【おまけ3:少年の謎】
junris「あの…昨日はどうも…」
少年「いや、礼を言われる筋合いはない。そもそも昨日は意外な形での解決となってしまったからね」
彼は魔女騒動で助けていただいた事に礼を言っており、少年は礼を言われる必要ないことを説明していた
少年「それより、礼なら『このカードの中にいる精霊』に言ってよ。そもそも魔女にかかった魔法を解いたのはこいつなんだからさ」
少年がそう言って見せたカードには 縁に黄色いハートと『ジャスティス』と言う文字が書かれていた
junris「...」
〜〜〜〜〜〜
junris?『実のところちょうどいいタイミングがあるんだ。ハロウィンの日にある屋敷で正義の名を持つ者がある出来事に関わってくる。屋敷に行けばヒントが見つかるし、ペンダントを試すにはちょうどいい機会だ』
〜〜〜〜〜〜
junris「(ジャスティス...黄色と一体何の関係が...それにペンダントの効果も全くわからなかったし...)」
謎はますます深まるばかりである
<後書き>
はい、今回はハロウィン回でした。最終的に16日もオーバーしているとか自分でもどうにかしてるよ...
以上です。感想を受け付けています!
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