二次創作小説(新・総合)
- Re: 天悪サイド昔話&童話パロ:はらはらコース ( No.127 )
- 日時: 2021/10/06 12:20
- 名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: wcxZaOmk)
※今回は童話パロですが、ss形式でいきます……というか前回よりss形式に戻っていきますので注意。
天悪「みんなーーーーーっ!!!」扉パァン!!!
住民一同「「「!???」」」
天悪「童話パロやろうぜ!!」
はい、特にストーリーがない状態でいきなり童話パロやりたいとか言い出しましたよこの作者!?? 童話パロっつっても、既にカキコで何回かやられてたし、面倒くさそうな事態はごめんだと、他の住民達は断るものの、天悪は聞く耳を持たないようで……
天悪「配役は琴葉姫さんの料理対決の選抜法を参考にして、全て天悪の特殊クジで決めるよん。これでマンネリは打破できるじゃろ」
ひびき(表)「マンネリ打破で済みそうにねーんだけど!??」
円堂(裏)「今は10月だし忙しいのに……勘弁してくれよ………」
天悪流童話パロは、なんと配役が特殊クジで選抜されるため、時に配役と全然合わないキャラが選ばれることも有り得るらしい。これならマンネリにはなりそうにないだろうが、ちゃんと童話パロやる気あるのかと疑問点はあるものの……言い出したら聞かない天悪を止めることができず、やむなく童話パロが開始されたそうだ……!
天悪「まず最初の童話!それは……」
【ラプンツェル】
骨喰(表)「なるほど、髪長姫か」
天悪「何故わざわざ日本語に訳すんです???そんなわけで、ディズ〇ーでも映画化されてたラプンツェル(童話絵本の方)をやるよ!配役はこちらっ!」
ラプンツェル:ルドルフ・シュミット(表)(うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。)
実の父親:ささきまぐろ(裏)(ぷよぷよシリーズ)
実の母親:吉田優子(裏)(まちカドまぞく)
魔女:鹿ノ子(裏)(pop'n music)
王子:七松小平太(裏)(忍たま乱太郎)
自由演技枠:池田三郎次(表)(忍たま乱太郎)、うるおいちゃん(裏)(しずくちゃん)、ブラウン(裏)(おしりたんてい)、レムレス(裏)(ぷよぷよシリーズ)、ハリマロン(裏)(ポケットモンスターシリーズ)
ルディ(表)「ごめん、ボイコットしていいか??? 」
ラティナ(表)(ルディ(表)が必死になってる!?)
クロエ(表)「お姫様の役やるんだもんね……ルディ(表)は抵抗あるか」
サトシ(裏)「頭悩ます原因他にあると思うけどな………自由演技枠ってなんだよ💦」
天悪「そこ気にしてても仕方ないので!始まり始まり〜!」
豚神(表)「天悪サイド住民によるラプンツェル……これより開演とする。心して見てみるがいい」
シャミ子(表)「あっ、豚足さん(表)がナレーションやるんですね!」
豚神(表)「ちなみに、この配役を受けての脚本も俺が手がけた。この十神白夜(表)が書いた脚本に演出だ。それだけで安心するに値するだろう」
澪田(裏)「そうっすね……これなら変な展開はなさそうっす」
豚神(表)「ではいくぞ。 『むかしむかし、あるところに、子宝に恵まれない夫婦が住んでいた。しかし、そんな夫婦はようやく一つの命を授かった』」
シャミ子(裏)「えっと、この子はどんな子に育つんでしょうか」←お腹に詰め物してる
まぐろ(裏)「きっと僕達の愛の結晶として、僕と君に似た愛に満ち溢れた子どもに育つんだろう……」
りんご(裏)「うーーー!!見てて面白くないですよこれ!!」←まぐろくん(裏)大好きっ子
塵(表)「…………?」イライライラ
ケロちゃん(裏)「りんご(裏)と塵(表)が妬いているな」
豚神(表)「お前達……これはあくまで演劇だぞ。 『ある日、妻が突然ラプンツェル……野菜のラプンツェルが欲しいと頼んできた。その時の妻は、かなり切羽詰まっていた』」
シャミ子(裏)「(そわそわ)あ、あなた。ラプンツェルが欲しいです」
まぐろ(裏)「ふむ………君の願いに応えたいのは山々だけど、ラプンツェルは家にはないし、この国でそう簡単に手に入る代物じゃない……いったいどうすれば………」
豚神(表)「『ここで妻の切羽詰まった様子を可哀想に思った夫だが、この国ではラプンツェルを手に入れる手段があまりにも少ない。だが、ラプンツェルを栽培している民家は隣にある。今すぐにラプンツェルを妻に届けるためには、隣の家からラプンツェルを盗むしかなかった。夫はその晩、隣の家の庭に侵入し、ラプンツェルを盗みにきたのだった』」
まぐろ(裏)「思っていた通りだ………僕の愛する妻の為に、摘ませてもらうよ……」プチッ
三郎次(表)「あっ!あーーーーー!!何してるんだお前はーーーーー!!」
まぐろ(裏)「っ!しまった………!」
うるおいちゃん(裏)「え?あなた?いったいどうしたのよ?……え?あなたは隣の家の人?」
豚神(表)「『しかし、夫は隣の家の夫婦に、ラプンツェルを盗むところを見られてしまい、問い詰められてしまう』」
しずくちゃん(表)「あれ?そこ怖い魔女じゃないの?」
豚神(表)「あくまで天悪サイドで改変して送る物語だからな。一部改変、再構築されている場面があるのだ。まぁ話の続きを見ていろ」
三郎次(表)「うちの大切なラプンツェルの葉を盗んで……ただじゃおかない!警察に通報するからな!!」
まぐろ(裏)「そんな、それだけはご勘弁を………!」
うるおいちゃん(裏)「だけど、さすがに人のものを盗むのはよくないわよ……」
三郎次(表)「そうだそうだ!言いたいことがあるなら警察に言うことだな!」ピポパ
まぐろ(裏)「まだ妻が待ってるのに、警察に御用になるわけには………!!」
鹿ノ子(裏)「あーらあら!こんな夜遅くに騒いでどうしたのよー?」
豚神(表)「『三人が言い争い、隣の家の夫が警察に通報しようとしていたところで、魔女が現れた。この国では魔女や魔法使いは国王にも一目置かれており、国や民を救った功績もあるのだ』」
うるおいちゃん(裏)「ああ!魔女様。実はこの人があたしたちの家のラプンツェルを………」
三郎次(表)「それで、警察につき出そうとしていたところなんです」
まぐろ(裏)「………………」
鹿ノ子(裏)「なるほどー、盗みを働いている人がいるのね!けれど、なんで君はラプンツェルを盗もうとしたのよ?」
まぐろ(裏)「…………うちの妻は妊娠中の身。今はお腹の子どものためにも栄養をつけなければいけない彼女が、どうしても欲しいと懇願しているのです。ですが、この国にはラプンツェルを手に入れる手段が少ない……だからこそ、ここにあるラプンツェルで、彼女を………」
鹿ノ子(裏)「なるほどー………そんな事情があるなら、アタシ達の配慮不足もあるかもねー……わかったわ。こっち側でラプンツェルを君達に好きなだけわけてあげる★」
まぐろ(裏)「!! それは本当ですか……?」
鹿ノ子(裏)「本当よ★ ただし盗みを働いた罰として、生まれた子はこっち側に明け渡してね☆」
三郎次(表)「まぁ、それぐらいは当然だろ」
まぐろ(裏)「…………わかりました。妻とも話し合ってきます」
豚神(表)「『こうして魔女と交わした約束により、夫婦の間に授かった子どもは、魔女と魔法使いに引き取られることとなった……やがてその子どもは「ラプンツェル」と名付けられ、とても髪の長い子どもに成長したのだった……』」
ルディ(表)「まったく、なんでオレがこんな役を……」
レムレス(裏)「文句があるのは君だけじゃないよ……」
鹿ノ子(裏)「そこ気にしてても仕方ないから、早く髪を下ろしてー!」
ルディ(表)「わかった、わかったよ……これウィッグだけど、成立するのか………」スルスル
豚神(表)「『ラプンツェルはその髪の長さで、毎日高い塔から魔法使いと魔女を出入りさせていた。この国の国王の命令により、ラプンツェルは外へ出ることを禁じられていたのだ。ラプンツェルがそんな日々を退屈に思っていたある日』」
ルディ(表)「暇だなぁ……しゃーねぇ、歌でも歌うか………」〜〜♪
小平太(裏)「…………ドン?この歌声は………」
豚神(表)「『別の国からやってきた王子が、塔の上で歌を歌っていたラプンツェルの声に魅了されたのだ。歌声の主に気づいた王子は………塔の塀をよじ登り始めた』」
ルディ(表)「え?????」
小平太(裏)「いけいけ………ドンドン………」よじよじ
ルディ(表)「おい?おい!??そこ騙してオレに髪を垂らさせるんじゃなかったのか!??」
豚神(表)「小平太(裏)ならこうするだろうと思いこうさせてもらったぞ」
ルディ(表)「こうするだろうって………うぉっ!?」
小平太(裏)「…………………なんと可愛らしい姫君。私と共に、外へと出よう」
ルディ(表)「え?ちょ、心の準備が!!うわーーーーっ!???」
豚神(表)「『こうしてラプンツェルは、初めて外の世界に出て、冒険の楽しさを知ることになった。外にはありとあらゆる楽しいものが溢れている。やがてラプンツェルは外の世界と、自分を連れ出してくれた王子のことが好きになった………しかし、そんな幸せも長くは続かなかった。この日々が続いたある日のこと、国王がこの事を知ってしまったのだ』」
ブラウン(裏)「大事なこの国の魔女候補を外に連れ出すなんて!魔女候補のラプンツェルには下界に呑まれないよう塔の中だけで過ごしてもらったのに!!」
ルディ(表)「オレ魔女候補だったのかよ……どんな儀式なんだよ、外に出たオレはどうなんだ?」
ブラウン(裏)「そりゃあもちろん、国外追放だよ!魔女候補は他に探すから、どこにでもいけー!!」
ルディ(表)「そんな追放系みたいなノリで……」
豚神(表)「『大切な魔女候補が国のしきたりから外れて外の世界を好きに移動していたことにカンカンになった国王は、ラプンツェルを国外追放したのだった。この国では一番の権力を持つと言われている魔女や魔法使いであっても、国王には逆らえない。そのためラプンツェルは別の地方の荒野に住処を追いやられたのだった。そうとは知らない王子がまた塔をよじ登ると、そこにはラプンツェルでなく、ラプンツェルを育てた魔女と魔法使いがいたのだった』」
小平太(裏)「ドン………?ラプンツェルの、父上と母上ですか」
レムレス(裏)「まぁ、そうと言えるね……ただ、残念だけどラプンツェルはもうこの場にいないんだ」
小平太(裏)「ドン!?…………………何故ですか」
鹿ノ子(裏)「それがねー、外を出入りしてたことがバレちゃって、国王様に追放されちゃったのよー…」
小平太(裏)「ドン!???………………そんな…………!」
豚神(表)「『ラプンツェルが追放されたことに深く動揺する王子は、急いでラプンツェルを探そうと塔から飛び立ったが、普段と違い動揺していたことで着地に失敗………そのせいで目に茨が刺さり、失明してしまった』」
しずくちゃん(裏)「い、茨!?ちょっと、いきなりグロすぎじゃないの!??」
豚神(表)「ここに関しては原作準拠だ。話を最後まで読め……『その様子を見た魔法使いと魔女は、魔法で塔から降り、王子の元へ駆け寄りこう告げた』」
伏木蔵(表)「初めから魔法使ったらよかったのにー」
レムレス(裏)「王子、落ち着いてほしいな……焦っていてもラプンツェルを見つけ出すことができないよ?」
小平太(裏)「どん……おっしゃる通りです。現に私は失明してしまった……」
鹿ノ子(裏)「アタシ達もあなたとラプンツェルが二度と会えないなんてことになるのは悲しいと思ってるわ…… だから、ラプンツェル探しのために、この子を授けるわよ♪」
豚神(表)「『そう言って魔女が魔法で生み出したのは、1体のハリマロンだった』」
ハリマロン(裏)「リマ! リマリマ!」
小平太(裏)「……………この者は」
鹿ノ子(裏)「この子には君とラプンツェルの毛髪のDNAを組み込んでおいたから、君やラプンツェルの居場所がわかる性能もついてるの☆ だからこの子をナビゲーターにラプンツェルを見つけ出して?」
レムレス(裏)「国外追放されたとはいえ、そんなに遠くへは行っていないはず……早く彼女を迎えに行ってあげてほしいな」
小平太(裏)「どん。……………わかりました」
豚神(表)「『こうして王子はハリマロン(裏)の感覚を頼りに、ラプンツェルを見つけ出す旅に出たのであった。ハリマロン(裏)の話を聞きながら、荒野をさ迷うこと2ヶ月。王子はついに、ひっそりと暮らすラプンツェルと再会できたのであった』」
ルディ(表)「え? 小平太さん(裏)……どうしてここへ…… って、何ソイツ?」
小平太(裏)「…………私達の子どもだ」
ハリマロン(裏)「リマリマ! ハーローン!」
ルディ(表)「オレらの子どもって…… ん!? 待てよ、なんで両目閉じてんだよ? 今はそんなに眩しくねーのに……」
小平太(裏)「…………………それは」
豚神(表)「『王子は正直にラプンツェルを探しに行く前に、事故で両目を失明したことを話した。その話を聞き、悲しむラプンツェルの目から涙がこぼれ落ちると……なんと、王子の両目へと涙が飛び散り、その事で目が再び開き、傷一つなく周りが見えるようになったではないか』」
小平太(裏)「! ……………私の目が」
ルディ(表)「え………見えるようになったのか!? よかった………失明したとか言われた時は、どうしようかと……」
小平太(裏)「……………心配をかけてすまない。 私はもう大丈夫だ。 ラプンツェル、身寄りがないのなら、私の国まで来てほしい。我が子と共に」
ハリマロン(裏)「リーマリマ!」
ルディ(表)「もうハリマロン(裏)は子どもで通すのかよ…… まぁいいけどな! そっちの国まで連れてってくれよ」
豚神(表)「『こうして、王子の国に嫁ぎ、王子と結婚することとなったラプンツェルは、子どもであるハリマロン(裏)とともに王子と幸せに暮らしたのだった……めでたしめでたし』」
ルディ(表)「…………ふぅ、豚足さん(表)脚本だから、比較的平穏に済んだけど…… オレと小平太さん(裏)の子どもがハリマロン(裏)ってなに?????」
ハリマロン(裏)「リーマリマ?」
ルディ(表)「だいぶ問題ありだと思うぞ……はぁ、変な展開が言うほどなかったのはいいんだけどさ……」
まぐろ(裏)「次のお話はいったいどんな展開になるのかな?」
昔話or童話シリーズは定期的にやる予定
感想まだ
- Re: 天悪サイド昔話&童話パロ:はらはらコース ( No.128 )
- 日時: 2021/10/06 12:25
- 名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: wcxZaOmk)
シャミ子(裏)「天悪、次の童話もあるんですか?」
天悪「あるよあるある! あるに決まってんだろ!! 次の昔話or童話はこちら!」
【白雪姫】
茄子(表)「お前姫系好きだなー」
天悪「天悪も女の子なんで……(22歳) 配役はこうなりやす!!」
白雪姫:しずくちゃん(表)(しずくちゃん)
お后様:街雄鳴造(裏)(ダンベル何キロ持てる?)
魔法の鏡:王馬小吉(裏)(ニューダンガンロンパV3)
狩人:蜻蛉切(表)(刀剣乱舞)
7人の小人:茄子(表)(鬼灯の冷徹)、唐瓜(裏)(鬼灯の冷徹)、影山飛雄(裏)(ハイキュー!!)、シグ(表)(ぷよぷよシリーズ)、大道寺知世(表)(カードキャプターさくら)、塵(裏)(pop'n music)、同田貫正国(表)(刀剣乱舞)
王子:平滝夜叉丸(表)(忍たま乱太郎)
自由演技枠:オトモ(裏)(ぷよぷよシリーズ)、ヌメルゴン(表)(ポケットモンスターシリーズ)、笹山兵太夫(表)(忍たま乱太郎)、奏流院朱美(裏)(ダンベル何キロ持てる?)、グリズリー(裏)(しろくまカフェ)、塵(表)(pop'n music)
ち ょ っ と 待 て 。
抽選の結果とはいえまた男が姫役やるのかよ!? 更に街雄さん(裏)も人格者だからお后様には向かないし……7人の小人も数名小人からかけ離れている奴がいるし!! また忍たまが王子になってるけど、滝夜叉丸(表)は街雄さん(裏)と役割交換した方が合ってるのでは??? あと、自由演技枠は、今回に限っては6人もいらないと思います!!!
うるおいちゃん(表)「白雪姫はあたしもやったけど(原作の話)……今回はしずくちゃん(表)が白雪姫なのね」
しずくちゃん(表)「あはは……上手く演じられるかな〜……?」
天悪「とはいえしずくちゃん(表)はまだ良心な方だと思うゾ。さっ! 天悪サイド版白雪姫、はじまりはじまり〜!!」
アルル(表)「はーい! それじゃあ、天悪サイドのみんなで演じる、白雪姫!いっきまーす!」
サタン(表)「アルル(表)〜〜〜〜! 今回のナレーションはアルル(表)なのか!! 私だ、結婚してくれえええええ!!!!」ペンラ振り
アルル(表)「もう! サタン(表)ってば何役でもないのにうるさいよ! 今回は脚本や演出はボクが書いたからね!」
サタン(表)「うむ! アルル(表)の書いた脚本なら安心して見れるし、脚本賞も貰えること間違いなしだな!」
アルル(表)「はぁ……『むかーしむかし。ある王国に、筋肉自慢のお后様がいました。お后様はその筋肉を毎日大切に鍛え上げ、国民達にも筋肉の素晴らしさを教えたり、正しいトレーニング方も教えている、優しい方でした』」
ひびき(裏)「あぁ、街雄さん(裏)がお后だから、そこ改変入るよな……人間性も街雄さん(裏)を尊重してくれてる……」
アルル(表)「うん! 本人の希望もあったからねー。『そんなお后様は、自身の自信を保つ目的もあり、毎日魔法の鏡に向かって、こう言い続けました』」
街雄(裏)「鏡よ鏡。この国で最も筋肉を鍛えられている者は誰かな?」
王馬(裏)「うんっ! それはお后様だよ!」
街雄(裏)「そうか……うん、ありがとう王馬君(裏)。今日もトレーニング頑張るよ」
アルル(表)「『このやり取りもあり、お后様は毎日筋肉を鍛え続けていましたが……とある日。魔法の鏡の中にある学校では、こんなやり取りが行われていました』」
最原(表)「魔法の鏡の中の……学校………???(スペキャ顔)」
オトモ(裏)「では! 本日の宿題を出すぞ! 今回は人間達の "表情の変化" をスケッチするのが課題だ! 期限は一週間以内だから、気をつけるように!」
魔法の鏡生徒「「「はーーーい!!」」」
王馬(裏)「人間の表情のスケッチかぁ…… 上手くできるといいなぁ……」
王馬(表)「ねーねー小吉ー! ちょっとお願いしたいことがあるんだけどさー! 一回オレと鏡に呼ばれる先交換しない?」
王馬(裏)「え、えええ!??」
王馬(表)「だーいじょうぶ! オレ達そっくりだからさ、そう簡単に見破られないって!」
王馬(裏)「王馬ちゃん! そういう問題じゃないよ! そんな勝手に交代していいのかな……?」
王馬(表)「何言ってるんだよー! これも今回の宿題の一環だと思えばいいんだよ。毎日同じ人達の対応するのもつまらなくなってきたしさ! たまには交代させてよ!」
王馬(裏)「わ、わかった…… 王馬ちゃんがそう言うなら、オレも協力するよ……!」
V3勢(表)一同「「「王馬(表)(くん)がお后様の応対に……あっ………(察し)」」」
アルル(表)「ちょっと無理やり感あるけど、これしか思いつかなかったよ💦 『こうしてお后様の魔法の鏡と交代して応対することになった、嘘つきの魔法の鏡が、お后様にお呼ばれしました』」
街雄(裏)「鏡よ鏡。この国で最も筋肉を鍛えられている者は誰かな?」
王馬(表)「うんっ! それはお后様の娘ちゃんの、白雪姫ちゃんだよ!」
街雄(裏)「は???????????」
アルル(表)「『お后様は嘘つきの魔法の鏡のついた嘘を真に受けながらも、絶句してしまいました。それも無理はありません。元々ここの鏡を担当していた魔法の鏡は正直者である上、お后様が継母をすることとなった相手の白雪姫は、トレーニングとはほぼ無縁の生活をしていたからです。そんな白雪姫が一番筋肉を鍛えていると聞いたお后様は、どうしても納得ができなくて、やがて理不尽な怒りを持ち出しました』」
街雄(裏)「いくらなんでもあの白雪姫が、筋肉の一番星に輝くなんて有り得ない……! まったく納得できないよ! 本当に筋肉つけられてるのか確かめる為にも、一発殴りたくなってきた……!」
王馬(表)「そんな! オレは紳士だから、嘘はつかないよ!」←街雄(裏)の顔をスケッチ中
街雄(裏)「くっ………! 蜻蛉切君(表)!」
蜻蛉切(表)「はっ。蜻蛉切(表)ここに」
街雄(裏)「白雪姫をここに連れてきて……この怒りは、一発入れないと収められないよ……!」
蜻蛉切(表)「はっ。了解しました」
アルル(表)「『こうしてお后様が殴りたい、白雪姫を連れてくることになった狩人は、現在庭で友達のヌメルゴン(表)と戯れている白雪姫の元を訪れました』」
しずくちゃん(表)「あははっ♪ やっぱり雨の日は楽しいな〜♪」
ヌメルゴン(表)「ヌ〜ゴ〜〜♪」
蜻蛉切(表)「あそこにいたのか、雨の日が本当に好きなのだな…… 失礼します。ヌメルゴン(表)と戯れの中、申し訳ありません。白雪姫、お后様が貴女をお呼びしております」
ヌメルゴン(表)「ヌゴ?」
しずくちゃん(表)「えっ? ママが? わかった! 今から行くけど……さっきママのためにゼリーを作っておいたんだ! だからゼリーも持ってきていいかな?」
蜻蛉切(表)「! お后様のために、ぜりーを作ってこられていたのですか?」
しずくちゃん(表)「うん! ママはいつも、国民のみんなのことを思って頑張ってるから……少しだけでもゆっくりしてもらいたくて! ぼくにできる恩返しをしたかったんだ〜!」
ヌメルゴン(表)「ヌーゴヌゴー!」
蜻蛉切(表)「………!(白雪姫……前々から彼女の優しさはよく見ていたつもりであったが、これからお后様に殴られることを知らないながらも、お后様のことを思いやって下さっているとは……… 彼女を、危険な目に遭わせてはならん!)」
アルル(表)「『狩人は白雪姫の優しさと思いやりの心を目の当たりにし、守りたい気持ちが芽生えたことで、白雪姫とヌメルゴン(表)に正直に事情を話しました』」
蜻蛉切(表)「白雪姫、お気を確かに聞いて頂きたい。お后様が貴女を呼び込むその理由は、貴女を一度殴るためなのです」
しずくちゃん(表)「え………えーーーー!?? ま、ママがそんな、ぼくを殴りたいって!? 信じられないよ……ぼく、何か悪いことしてたっけ?」
蜻蛉切(表)「どうやらお后様の話を聞くに、魔法の鏡の話で『この国で一番筋肉を鍛えられている者』が、白雪姫……貴女であった事が要因だそうです」
しずくちゃん(表)「えー………? ヌメルゴン君(表)、ぼく、筋肉そこまでついてる?」
ヌメルゴン(表)「ヌーゴ……」(( ´・ω・` 三 ´・ω・`))
蜻蛉切(表)「自分も魔法の鏡の言っている事が信じられませんな…… それはともかく、お后様は自分が説得に参りますので、白雪姫はヌメルゴン(表)と共に、一度森へと避難してください。しばらく別居をして過ごしていれば、お后様も気分を落ち着けてくださるでしょうから……」
しずくちゃん(表)「わ、わかったよ! ゼリーはママが落ち着いた時に渡してほしいな!」
ヌメルゴン(表)「ヌゴ! ヌゴー!」💪(`・ω・´💪)
蜻蛉切(表)「はっ。白雪姫、どうかご無事で……!」
アルル(表)「『こうして、狩人が庇ったことで、森で一度過ごすことになった白雪姫とヌメルゴン(表)。ですがどうやらヌメルゴン(表)には宿泊先に当てがあるようなので、白雪姫はヌメルゴン(表)の導きに従って道を進みます。するとそこには、7人の小人が住む家があるではありませんか』」
しずくちゃん(表)「ヌメルゴン君(表)、今日はここに泊まらせてもらうの?」
ヌメルゴン(表)「ヌゴ! ヌゴヌゴ!」
アルル(表)「『ヌメルゴン(表)と7人の小人は友達のようなので、ヌメルゴン(表)が小人達の家の扉をノックしました。 ……一方その頃、隣の国の城の中。王子は魔法の鏡にとある質問を投げかけました』」
うるおいちゃん(表)「えっ? 王子の出番、早くない?」
乱太郎(表)「なんか嫌な予感……💦」
滝夜叉丸(表)「鏡よ鏡! この平滝夜叉丸(表)の妃にふさわしい、美しい娘は誰だ?」
兵太夫(表)(まーためんどくさい質問投げかけてきたよこの先輩……テキトーにあしらいたいけど、何言おうかなー……)
アルル(表)「『王子のめんどくさい質問をテキトーに流したい魔法の鏡は、返答に困りましたが……その時、嘘つきの魔法の鏡と正直者の魔法の鏡のやり取り。そして更に嘘つきの魔法の鏡がお后様についた嘘のことを思い出しました』」
兵太夫(表)「先輩(表)! それは隣の国の白雪姫だと思いますー!」
滝夜叉丸(表)「なに、白雪姫だと? 白雪姫がかわいい系なのは知っているが、美しさ……即ち筋肉が伴っていない白雪姫と結婚する気はさらさらないぞ」
兵太夫(表)「大丈夫です! 隣の国の王宮にある魔法の鏡が、白雪姫があの国で一番筋肉を鍛えられている屈強な姫君であると言っていましたから!」←滝夜叉丸(表)の顔をスケッチ中
滝夜叉丸(表)「なんだとぉぉ!?? そうだったのか………! あの魔法の鏡は正直者だから、本当の事なのだろうな。よし! そうと決まれば白雪姫を迎えに行かなければ! 待っていろ〜♪ 私の白雪姫〜♪」
兵太夫(表)「というのは正直者の鏡と交代した嘘つきの鏡が言った嘘で……って!? もう行っちゃった!? 行動力高すぎるよーーー! 参ったな、これは大事になりそう…… ちょっと救援頼まなきゃ!」
アルル(表)「『こちらもイタズラ好きな鏡の冗談を真に受けた王子は、白雪姫を迎えに城を飛び出し、白雪姫のいる国へと向かったのでした…… 場面は戻って、7人の小人の家を訪ねたヌメルゴン(表)と白雪姫ですが……』」
茄子(表)「は〜……母ちゃんとケンカしたのか〜……白雪姫の母ちゃんって、結構強いみたいだし、殴られたらまずいよなぁ〜……」
唐瓜(裏)「それなら俺達んちに泊まれよ! おもちゃとか食い物とか、好きなもんはそれなりにあるしな!」
しずくちゃん(表)「いいの? ありがとう、小人のみんな! 初めて会ったぼくのことを気にかけてくれて……」
影山(裏)「いいや! こうして話して良いやつだとわかったからな! 遠慮はするなよ!」
シグ(表)「それに、こっちこそもうしわけない」
しずくちゃん(表)「え? な、なんで君達が謝るの?」
ヌメルゴン(表)「ヌーゴ?」
知世(表)「それが、家にある魔法の鏡さんのご様子がおかしくなっておりまして……事情を聞いてみたら、そちらのお家の魔法の鏡さんと交代していたようですの……」
しずくちゃん(表)「えええ!? うちの城の魔法の鏡がそっちに来てたの!?」
ヌメルゴン(表)「ヌゴ!? ヌゴ!!」
塵(裏)「ああ、こちらに今もいるぞ。どうやら城に今いるうちの魔法の鏡が、宿題のためにまだ城にいるようだからと……」
ヌメルゴン(表)「ヌーゴ! ヌゴ!!」
王馬(裏)「あ、キミは白雪姫ちゃんのお友達の…… えぇっ!? 白雪姫ちゃん!? どうしてここに!? キミは遊びに行くとしても、お城の庭までのはずじゃあ……」
しずくちゃん(表)「それがねー、ぼく、さっきね……」
アルル(表)「『白雪姫は、正直者の魔法の鏡に事情を全て話しました』」
王馬(裏)「そんな……! オレが交代したせいで、白雪姫ちゃんがそんな大変なことに……! 怖い思いをさせてごめんね、白雪姫ちゃん……!」
しずくちゃん(表)「そんな! 君は悪くないよ! ママは今は錯乱してるみたいだけど、仲直りできるから。ね?」
王馬(裏)「うぅ、オレ、早くもう一人のオレを説得しに行くよ!」
同田貫(表)「それはいいけどよ…… なぁんか嫌な予感がすんだよな。何かもう一波乱起きる予感が……なんか大勢の足音や馬の蹄の音聞こえるしよ」
しずくちゃん(表)「え? たくさんの人の駆ける音って、いったいなんだろう……?」
アルル(表)「『小人の一人が行列の気配を感じ取り、白雪姫が疑問に思っていると、その時です! 入口から扉をノックする音がしたのです。白い小人が扉を開けると、なんと王子が家来を大勢引き連れ、白馬に乗って現れたのでした!』」
茄子(表)「えっ、なんだなんだ???」
滝夜叉丸(表)「失礼させてもらうぞ! 私は隣国の国の王子である、平滝夜叉丸(表)! 白雪姫の住んでいるお城がどこか道案内をお願いしたく……… ああ! 白雪姫! こんなところにいたのか!」
しずくちゃん(表)「えっ? 君は滝夜叉丸君(表)……どうしてぼくのことを探してるの!? もしかして、ママから頼まれたの?」
滝夜叉丸(表)「ママ……そちらのお后様の事か? いや、貴女を探しに来たのは私の意思だ。 白雪姫! どうかこの美しい私と、結婚してくれたまえ!!」ビシッ
シグ(表)「ん? プロポーズ?」
知世(表)「まぁ………! 熱烈な告白ですわね!」
しずくちゃん(表)「えっ!? ど、どうして急にそんなこと〜!? ぼく、君と何かしたっけ?」
滝夜叉丸(表)「うちの城の魔法の鏡が言っていたのだ…… 白雪姫、貴女はそなたの国で一番筋肉を鍛えられているからこそ、私の妃にふさわしいと」
しずくちゃん(表)「え〜〜〜〜!?? あれ!? でもぼくが一番筋肉を鍛えられてるって……!」
塵(裏)「うちの嘘つきの魔法の鏡が言っていた嘘と同じだ!」
同田貫(表)「…………まさか、あの王子の魔法の鏡も共謀して狂言言ってんのか? だとしたら説教が必要そうだなぁ……」
滝夜叉丸(表)「何を言っているのです? それより! 白雪姫が見つかったのは朗報だ、早くうちの城に連れて帰り、結婚式を挙げなければ!」
しずくちゃん(表)「わっ! 待って〜〜〜!」
影山(裏)「あっ! 白雪姫!!」
ヌメルゴン(表)「ヌゴヌゴーーー!!」
アルル(表)「『王子は無理やり白雪姫を自分の国へと連れていこうとします…… 時は少し戻り、白雪姫のいる国の城でお后様の説得をしていた狩人と、混乱を引き起こしているお后様ですが……』」
蜻蛉切(表)「お后様、どうかお考え直しください! あのように純粋で心優しい白雪姫に暴力を振るう事は決して良い行いとはいえません!」
街雄(裏)「でも! 他の筋肉を鍛えられてる人ならまだしも、あの白雪姫が一番筋肉を鍛えられてると聞いて、全く納得できないんだよ!! どうしてあの白雪姫が………!!」
蜻蛉切(表)「お后様……!」
朱美(裏)「お后様っ!! どうか、目を覚ましてください!!」
街雄(裏)「!! 奏流院さん(裏)達……!」
アルル(表)「『お后様は乱心していましたが、そこにこの城の使用人である朱美(裏)とグリズリー(裏)と塵(表)が現れました。使用人達も、お后様の様子がおかしいことを心配していたのです』」
朱美(裏)「しっかりしてください! 私達だって、白雪姫が一番筋肉を鍛えられているとは全く思えません! だって、私達の見ていた限りでも、お后様が一番筋肉に対して真摯に向き合っていたんですから!」
街雄(裏)「! 僕が……一番って、思うのかい?」
グリズリー(裏)「ああ。なんならこの国の国民のほとんどがそう思うはずだぜ? テメーがいつも筋肉のことを皆に広めたい思いは伝わってるからな」
塵(表)「お前はお前の力を信じればいいだけだ。それとも、魔法の鏡の一言一つで崩れるほど、お前の心と筋肉は弱いのか」
街雄(裏)「奏流院さん(裏)…… グリズリー君(裏)…… 塵君(表)………」
蜻蛉切(表)「お后様、魔法の鏡の言うことは誠に真実なのでしょうか? 今しがた、再び確認してみてはいかがでしょうか」
街雄(裏)「うん…… 鏡よ鏡……」
塵(表)「………お前は本物のこの城にいる魔法の鏡か?」
街雄(裏)「!!」
王馬(表)「えー!? なんだよー、使用人の塵ちゃん(表)にはバレてたのかよー! せっかく宿題がいいところだったのに!」
塵(表)「うちの城の魔法の鏡は、お前のようにデタラメを言うような奴ではないからな……それに、もう一人の俺がいる家の魔法の鏡と特徴がよく似ていたからな」
アルル(表)「『使用人の塵(表)により正体を見破られた嘘つきの魔法の鏡ですが、それでも宿題をやっていたものの、真実を理解したお后様は静かに怒っていました……しかし。嘘つきの魔法の鏡の背後にとある人物が現れました。魔法の鏡の学校の先生でした』」
オトモ(裏)「こら! 貴殿! いい加減にしないか! これ以上のイタズラはよせ!」
兵太夫(表)「(´;ω;`)」
王馬(表)「あれっ!? オトモちゃん(裏)! 兵太夫ちゃん(表)も!! なんでこんなところに!?」
オトモ(裏)「兵太夫(表)から、『うちの担当している鏡でイタズラをしていたら、滝夜叉丸(表)王子がその嘘を真に受け、手に負えなくなった』と自白してきたからな……そこで貴殿のイタズラを知ったわけだ」
王馬(表)「えー!? 兵太夫ちゃん(表)も乗っかってたのー? つまらなくなさそうなことするけどさー」
兵太夫(表)「すみません、王馬さん(表)……( ´ㅁ` ;)」
オトモ(裏)「ともかく! うちの生徒達がご迷惑をおかけしてすまない。彼らの説教はこちらが責任もって行う! そちらはどうか、滝夜叉丸王子(表)の誤解を解いていただきたい!」
街雄(裏)「え、ええと……ちなみに、兵太夫君(表)はどんな嘘を、滝夜叉丸君(表)についたんだい?」
兵太夫(表)「えっと、『滝夜叉丸先輩(表)の妃にふさわしいのは白雪姫』って言っちゃいました( ̄▽ ̄;)」
朱美(裏)「何してるのよ!? 白雪姫に追い討ちをかけないで!?」
グリズリー(裏)「テメーらも愉快犯だなー」
蜻蛉切(表)「そのような事を言っている場合ではありませんぞ…… わかりました。白雪姫を森の中へ誘導する形で避難させたのは自分ですので、急いで向かいます」
オトモ(裏)「承知した! ほら、私達は職員室まで向かうぞ!」
王馬(表)「ちぇー、つまんないのー!」
アルル(表)「『こうして魔法の鏡の件が解決したものの、王子の誤解を解くべく向かうお后様一行は、森の中を捜索し続けます。白雪姫の行方の手がかりはほとんどありませんでしたが……お后様があることに気づきました』」
街雄(裏)「これは………白雪姫の友達の、ヌメルゴン君(表)の粘液………?」
グリズリー(裏)「ああ、確かにこれはヌメルゴン(表)のもので間違いねーな。これを辿れば、白雪姫のいる場所に……!」
街雄(裏)「うん。早く向かうよ!」
アルル(表)「『お后様達がヌメルゴン(表)の粘液の跡を追い続けると……そこには7人の小人の家があり、たった今白雪姫が王子に王子の国へと連れられようとしているところでした』」
しずくちゃん(表)「ぼく、まだ結婚する気はないよ〜〜〜!」
唐瓜(裏)「おーーーい! 白雪姫ーーーー!!」
同田貫(表)「おい、嫌がってるだろうが。その辺にしとけ」
知世(表)「同田貫さん(表)の仰る通りですわ! どうか、白雪姫様の意志を尊重してあげてくださいませ……!」
滝夜叉丸(表)「案ずるな! 皆の衆にも、結婚式の招待状は送るからな♪」
ヌメルゴン(表)「ヌーゴーーーーー!!!」
街雄(裏)「白雪姫!! 隣国の王子様、どうか、白雪姫と結婚の契りを交わすのは、今はやめてほしいな!」
しずくちゃん(表)「マ、ママ!」
滝夜叉丸(表)「なっ! そちらの国のお后様!? 何故ですか! この可憐で美しい私にピッタリの、筋肉を鍛え上げた究極の肉体を持つ白雪姫と結婚するなとは!」
街雄(裏)「それは違うよ。 僕も騙されたけど、それは誤解だったんだ。あのね……」
アルル(表)「『お后様はこれまでの真相を全て王子に話しました。すると王子は恥ずかしいのか怒っているのか、顔がゆでダコのように真っ赤になりました』」
滝夜叉丸(表)「この私が………騙されていた……だと………!? くーーーっ!! あのからくりイタズラ小僧ーーーーーっ!! おい! 白雪姫との結婚は取りやめだ、城に戻るぞ!!」
家来「「「はっ!!」」」(´Д` )
アルル(表)「『白雪姫との結構をやめた王子と家来は、7人の小人の家から去っていきました……やがて、その場に残された白雪姫が、お后様に話しかけました』」
しずくちゃん(表)「あの、ママ…… ぼくを守ってくれたのって……」
街雄(裏)「うん。 ごめんね、白雪姫。僕の自信が足りなくて、騙されたせいで酷いことしようとして……もう大丈夫だよ。 蜻蛉切君(表)から聞いたけど、僕のためにゼリーを作ってくれたのかな? 嬉しいよ。よかったら一緒にお城でお菓子を作らないかい?」
しずくちゃん(表)「ママ………! うん! いっぱい作って、お城のみんなで食べよう!」
影山(裏)「おお……! これで白雪姫とお后様は仲直りできたんだな!」
知世(表)「二人とも、なかよしで何よりですわ!」
ヌメルゴン(表)「ヌーゴー!」
塵(裏)「それはいいが、俺達の立場がなくなってないか?」
同田貫(表)「そういう情緒のねぇことは置いとけよ」
茄子(表)「だけど、無事に家に帰れてよかったよな!」
唐瓜(裏)「ああ! お后様もこれからも筋トレ、俺達のために教えたり励んでくれるだろうしな!」
シグ(表)「うん。 みおくってこっちもごはんたべよう」
アルル(表)「『こうして白雪姫とお后様、そして国民達は、これからも末永く幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし』」
塵(表)「………ツッコミどころはあまりに多すぎるが、まず一つ。 この国では魔法の鏡がありふれているのか???」
塵(裏)「昨今ではそんなに珍しいこととは言えなくなってきてるだろ( ̄▽ ̄;)」
朱美(裏)「あと、結局滝夜叉丸君(表)はこういう役柄になるのね」
滝夜叉丸(表)「何故私の演技指導がやや悪役よりなのだーーーー!!」
天悪「あははは……(目そらし)」
次回もこういう機会あればやりたいところ
感想OK!