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「うーん……おかしいわね………」

現在、カロス地方（裏）で旅をしているオレ、サトシ（裏）は同じく旅をしているセレナ（裏）の不思議そうな声に釣られて様子を見に来た。セレナ（裏）は自分の用意したバスケットの中を見ているけど……

「どうしたんだ？　セレナ（裏）。何か失敗したところがあったのか？」

「サトシ（裏）！　それがね、私が作った覚えのないスイーツがあって……」

「えっ？　作った覚えのないスイーツ？」

セレナ（裏）の話を聞いて、オレもバスケットの中を確認してみると、いくつかセレナ（裏）が作るスイーツとは違うスイーツが混じっているのがわかった。

「………前にもカキコじゃない場所で、セレナ（裏）のポフレがなくなったことがあったけど、今度は他のスイーツが混じっていたか……」

「これも学級裁判の事件になるのかしら……」

オレとセレナ（裏）は不安そうに悩んでいたけど、嫌な予感が的中してしまったみたいだ。事件発生アナウンスが世界中で鳴り響く。

『事件が発生しました！一定の捜査時間の後、学級裁判を開きまーす！今学級裁判に参加する16名を読み上げるから、その16名は捜査やってねーーっ！』

「ああ、やっぱりかぁ……」

オレは覚悟を決めてアナウンスを最後まで聞き続けることになった……



━━━━━━━━━━━━━━━



カキコ版第三回学級裁判参加者

※★が先頭についてるキャラ視点で話が進みます

シロクマ（表）（しろくまカフェ）、グリズリー（裏）（しろくまカフェ）、李小狼（表）（カードキャプターさくら）、ルドルフ・シュミット（裏）（うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。）、★神通（裏）（艦隊これくしょん-艦これ-）、今剣（表）（刀剣乱舞）、紗倉ひびき（表）（ダンベル何キロ持てる？）、綾部喜八郎（裏）（忍たま乱太郎）、孤爪研磨（裏）（ハイキュー！！）、しずくちゃん（裏）（しずくちゃん）、デイル・レキ（裏）（うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。）、ピーチ・マキ（裏）（鬼灯の冷徹）、平滝夜叉丸（裏）（忍たま乱太郎）、ペンギン（裏）（しろくまカフェ）、孤爪研磨（表）（ハイキュー！！）、亜風炉照美（表）（イナズマイレブン）



━━━━━━━━━━━━━━━



神通がお仕事の準備を進めていたら、久しぶりに大きなアナウンスが鎮守府にも鳴り響いて、なんと神通も学級裁判に参加することになりました！　神通、オシオキなんて受けたくありません！　なので今日は学級裁判のセンターに立てるよう頑張っちゃいます！　こういうものはまず、被害者に事情を粗方伺うのが定石ですよね！　というわけで！

「今日は今回の被害者である、セレナちゃん（裏）に会いにやってきましたー！」

「あ！　神通（裏）も事情を聞きにきたのね！　うん！　わかるところは答えるわよ！　まず何が知りたいのかしら？」

「はい！　まず、他の人が入れたらしいスイーツの入ったバスケットと中身を見せてくださいっ！」

「ええ！　これなんだけどね……」

セレナちゃん（裏）はすぐに該当するバスケットを取りに行きますけど、神通、すぐに気づきました！　バスケットがたくさん用意されていますよ！

「セレナちゃん（裏）、こんなにたくさんのバスケットはもしかして全部……」

「うん！　今回はポフレだけじゃなくてタルトも作ってみたの！　お世話になってる住民のみんなごとに分けて、バスケットにお菓子を用意して配りに行っていたのよ！　うっかり誰かに間違って食べられないように、中を袋で包んで手紙で封もしておいたの」

「へー！　セレナちゃん（裏）も友達思いなんですねー！」

セレナちゃん（裏）の言う通り、バスケットは世界ごとに用意されてるようでして、ちゃんと私達艦娘用のバスケットもありました！　更に、バスケットの中は確かに「クロイツ（表）のみんな用」といったように紙で中が見えないようになる形で塞がれていました……ん？　このクロイツ（表）の皆さん用のバスケットだけ、紙や包装紙が剥げているような？

「ああ、それが今回の事件で別の人のスイーツが入れられたバスケットなのよ。この中にもさっき言ってたポフレやタルトを入れてたんだけど……この数個のタルト、私が入れた覚えのない香りがするのよね……」

試しに神通もそのバスケットを開けてみると、セレナちゃん（裏）の普段作るスイーツの香りに混じって、別のテイストの香りがするのがわかりました。でも、神通はこの匂いに覚えがあるような……



《コトダマ1　ゲット！》

【セレナ（裏）の用意したバスケット】＞



だけど、セレナちゃん（裏）も事件に巻き込まれるのは初めてじゃなかったはずですよね？　いくらこれだけのバスケットを配るのは一人だと何回も往復する必要があっただろうとはいえ、バスケットをこの場に置いておくしかなかったなら、何も対策していない事はないはず……

「セレナちゃん（裏）、さすがにこのバスケットを全部持っていけたわけじゃなかったんですよね？　これらのバスケットはどうやって保管していたんですか？」

「ああ！　このバスケットたちは誰かに盗られたりしないように、見張りをヤンチャム（裏）とニンフィア（裏）にお願いしてたんだけどね………どうやら途中で、ヤンチャムがアクセサリーを見つけて夢中になっちゃったみたいで……ニンフィア（裏）も必死で説得してたみたいだけど、その後にクロイツ（表）のみんなの分に新しくお菓子が入れられてたのがわかったのよ」

うーん、自分のポケモンの2体に見張りをお願いしていたんですね！　だけど、ヤンチャムくん（裏）がアクセサリーに反応したところで、犯人が動いたのでしょうか？



《コトダマ2　ゲット！》

【見張りのヤンチャム（裏）とニンフィア（裏）】＞



セレナちゃん（裏）から粗方話を聞けた私は、次の調査に踏み切ろうと思いましたが、まだ犯人の足取りを掴めていません！　うーん、どこを調べたらいいんでしょうか！？　なんて考えていたら、同じく学級裁判に参加するマキさん（裏）と研磨さん（表）を見つけました！　二人で何を話しているんでしょうか！？

「こんにちはーっ！　二人とも、いったい何を話しているんですかー？」

「ああ、神通ちゃん（裏）……どうしよう、神通ちゃん（裏）にも話そうかな？」

「……うん。話しても大丈夫だと思う。神通さん（裏）、おれたち、事件の事で話をしていたんだけど……」

えーっ！？　二人は事件の核心に迫っているのでしょうか！？　私、気になります！　なので、私も二人の中に入ることにしました！　そこで得た情報は……

「実はね。私が事件発生の2時間くらい前に見かけたんだけど、何か買い物袋を持って急いでいたしずくちゃん（裏）を見かけたの！」

「買い物袋ですか？　うーん、それが事件に何か関係するのでしょうか？」

「………今回の事件は『セレナさん（裏）のバスケットに他のお菓子が入れられていた』だから、そのお菓子を一から作ったという可能性もないことはないよ」

そうですね、そう考えるとしずくちゃん（裏）がお菓子を作ってバスケットの中に混ぜたというのも有り得ますね……



《コトダマ3　ゲット！》

【マキ（裏）の証言】＞



「あっ！　それなら！　今からしずくちゃん（裏）のお家にお邪魔して調べてみたら、犯人かどうかわかるんじゃないですか！？」

その方が手っ取り早いと思い、神通は二人に提案してみました！

「えー……？　神通ちゃん（裏）、さすがに不法侵入になる形はちょっとなぁ……」

だけど、マキさん（裏）は反対してるみたいです！　なんででしょう！？　いい案だと思いますけどー……

「ならさ、一応は権力者の天悪に許可取ろうよ。天悪、いる？」

「はーい！　作ってん、アクアクさんはここにいまーす！」

研磨さん（表）が天悪さんを呼んでみると、自分のことをアクアクさんと言ってる天悪さんが来てくれました！　そこで、研磨さん（表）がアクアクさんに向き直ります！

「天悪、ちょっとしずく（裏）の家の中を調べてみたいんだけど……どう？　大丈夫？」

「うーん、本人に怒られるの待ったナシだと思うし私はアクアクさんだけど……　今回は学級裁判のための捜査なのでOKとしましょう！」

「ありがとう、天悪」

やりました！　アクアクさんもいいって言ってくれましたね！　それじゃあ早速！　しずくちゃん（裏）の家まで行きましょー！　私達はしずくちゃん（裏）の住むしずくの森（裏）に着いて、しずくちゃん（裏）のお家を訪ねてみました。あまり長居はできないので、三人で手分けして捜査しています！　……すると！　マキさん（裏）が私と研磨さん（表）を呼び寄せてきました！

「じ、神通ちゃん（裏）！　研磨くん（表）！　ちょっと、こっち来て……！　決定的証拠が！」

「えっ！？　あったんですか！？」

「………マキさん（裏）。見せてくれないかな」

マキさん（裏）が案内して下さったのはしずくちゃん（裏）のお家のキッチン……そこには、明らかにお菓子を作り終わったことを表す様子が繰り広げられていました！

「うーん、この様子だとしずくちゃん（裏）があのお菓子を作ったことに間違いなさそうですね！」

「うん。あの買い物袋も、お菓子の材料だったんだね……」

「……………ここでしずく（裏）はお菓子を作り終わった後、セレナさん（裏）の所にまた急いで向かったのかな」

何はともあれ！　捜査を進めてしずくちゃん（裏）が犯人で間違いないことがわかりましたね！　うん！　神通、お手柄です！



《コトダマ4　ゲット！》

【しずくちゃん（裏）のキッチン】＞



さーて、犯人がわかったからには！　次に犯人を追い詰められる証拠をもっと集めるだけですね！　というわけでしずくちゃん（裏）のお友達にも事情を聞いてみたいと思います！

「うるおいちゃーん（裏）！　ちょっといいですか？」

「はーい！　どうしたの？　神通さん（裏）！」

「それがですねー、しずくちゃん（裏）が何か食べ物を買って、家で何か作ってるみたいなんですけど、うるおいちゃん（裏）はその事ご存知でしたか？」

私は少し内容をぼかしてうるおいちゃん（裏）に聞いてみました！　すると、少し妙な答えが帰ってきました。

「うん！　しずくちゃん（裏）の家から元気な話し声が聞こえたから知ってるわよ！　どうやらタルトを作ってたみたいね。他の男の子と二人で仲良く作ってたみたいだから微笑ましくなっちゃったわ！」

え？　他の男性と二人で？　となると、その男性は大方共犯者……ってことになっちゃいますよね？　そもそも、共犯をしてまでセレナちゃん（裏）のバスケットの中に自分のお菓子を入れるなんて、どういう事情があったんでしょうか？



《コトダマ5　ゲット！》

【うるおいちゃん（裏）の証言】＞



うーん、さっきのうるおいちゃん（裏）の証言が気になります……今回はしずくちゃん（裏）だけじゃなくて、共犯者もお菓子を作っていたんでしょうか？　その時は投票はどうなるんでしょうか……悩んでいる私の前から、乱くん（表）がやってきました！　しずくの森（裏）に遊びに来てるってことは、うるおいちゃん（裏）と遊んでいたのでしょうか？

「乱くーん（表）！　こんにちはっ！」

「あー！　神通さん（裏）！　こんにちは！　今、捜査中？」

「はいっ！　私、オシオキされたくないので、捜査頑張ってるんです！」

「そっかぁ……ねぇ神通さん（裏）、しずくちゃん（裏）は犯人じゃなかったよね？」

うっ！！　乱くん（表）が潤んだ目でしずくちゃん（裏）の心配をしているようですけど……本当のこと伝えて、乱くん（表）をしょんぼりさせないでしょうか！？　……でも、嘘はつけないので、神通はこれまでの捜査でわかったことを乱くん（表）に話しました！

「………そっか。しずくちゃん（裏）が犯人かもしれないんだね……ボクが話しかけた時、様子がぎこちなかったし、すぐに家に篭っちゃったから、犯行をしようとしていたから、後ろめたくなったのかな？」

「えっ？　乱くん（表）、しずくちゃん（裏）と話していたんですか？」

「少しだけね！　でも、さっき言ったようにぎこちなかったんだよ。辺りをきょろきょろしたりしてさ。家の傍で会話してたんだけど、すぐに家の中に入ってっちゃったんだよ。さっきしずくちゃん（裏）のお友達の妖精達に話を聞いてみたら、それからしずくちゃん（裏）を見た子はいなかったみたいだし……」

「そうだったんですね……」

乱くん（表）は今も心配そうな顔をしています……しずくちゃん（裏）はきっと、乱くん（表）が帰った後にポケモンワールド（裏）に行ったと思われるのですけど……これは何としてでも神通が真相を暴かないといけませんね！　頑張りますよー！



《コトダマ6　ゲット！》

【乱（表）の証言】＞



「うーん、参ったな。まさかこうなるとはな……」

乱くん（表）と別れた後、神通はグリズリーさん（裏）に出会いました！

「グリズリーさん（裏）！　いったい何に困っているんですか！？」

「神通（裏）。いや、学級裁判にオレまで参加することになるとは思ってなかっただけだ。スペース中にこんな事になるなんてな」

えっと、スペースというものは、Twitterでの機能で、皆さんの声を共有して会話できるというものですよね？

「グリズリーさん（裏）、スペースやってるんですねっ！　もしかして今日やってたんですか？」

「ああ。事件発生から30分ほど前からな。参加者も結構来てくれてたぜ。今回の学級裁判参加者の滝夜叉丸（裏）やしずく（裏）とかも来てくれててよ」

しずくちゃん（裏）、ここでも話題に挙がってますね！　本人は出ていませんけど、出番が多くて神通、少し嫉妬しちゃいます！

「皆さんとワイワイ話できました？」

「まぁな。滝夜叉丸（裏）が途中で寝落ちしたり、しずく（裏）の家の電話が鳴ったりアクシデントも多かったけどよ。事件が発生するまでいい時間を送れたぜ」

………あれ？　今のグリズリーさん（裏）の証言……ちょっと、おかしいような？



《コトダマ7　ゲット！》

【グリズリー（裏）のスペース】＞



「うーん………おかしいですね……しずくちゃん（裏）は犯人のはずなのに、さっきのグリズリーさん（裏）の証言だと……」

私がすっごく真剣に考えていると、ふと地面に何か紙が落ちているのを見つけました。これは………レシート、というものですね？

「えーっと、こういうのは見てはいけないものですけど……あら？　このレシート、ジュエリーブランド店からアクセサリーを買ったことが記されてますね……」

………アクセサリーって確か、セレナちゃん（裏）に話聞いた時に話題にあがったような……なら、申し訳ないんですけど、これは神通が持っておきます！



《コトダマ8　ゲット！》

【落ちていたレシート】＞



「うーん……これはいったいどういうことなんだろう」

あら？　神通の前には、今度はシロクマさん（表）がいるようです！　しかも何かを見つけているようですね！　何の証拠品を見つけたのでしょうか！？

「シロクマさん（表）？　どうかしましたかー？」

「ああ、神通さん（裏）。それがね、この路地裏にこんなグッズが捨てられていたんだ」

「え？」

そこにあったのはなんと、長めのウィッグにブラウスにワンピース、そしてピンク色のパンプスと女の子らしい服がありました！　もったいないですよ！　こんなにかわいらしいのに！

「うん、もったいないよね。うまく使えばギャグのネタにも使えるのに……」

「ギャグは神通はよくわかりませんけど、誰かが捨てたのなら、神通が綺麗にしてもらいたいです！」

「うーん……ならボクもいくつか持っておくよ。何かの証拠になった時のためにも」

こうして神通はブラウスにワンピースを、シロクマさん（表）はウィッグとパンプスをそれぞれ保管しておくことにしましたよ！　物を粗末にしない神通にシロクマさん（表）、偉いですよね！



《コトダマ9　ゲット！》

【路地裏に置かれていた女物の服】＞



捜査時間が終わるまであともう少しですかね？　他の人にまだ話とか聞けないでしょうか？　なんて思っていると、研磨さん（裏）の幼なじみの黒尾さん（裏）が研磨さん（裏）と話していました！　何を話しているのか聞いてみましょう！

「すみませーんっ！　お二人共、何を話しているんですか！？」

「うわっ！？　ああ、神通さん（裏）かぁ。脅かさないでよ！」

「いや、ちょっと研磨（裏）から差し入れもらってこうして食ってるところだ……まず研磨（裏）は先に捜査しておくべきだと思うが」

「だってー。実際に事件発生の1時間前からクロ（裏）への差し入れるお菓子作ってたんだから仕方ないでしょ？」

うふふっ！　研磨さん（裏）もいつも友達思いですねっ！　神通（裏）も微笑ましくなっちゃいます！

「ちなみに差し入れたお菓子ってどんなものなんですか？」

「タルトだよ。普段から研磨（裏）が作るやつ。味はとてもいいから嬉しいけどよ」



《コトダマ10　ゲット！》

【研磨（裏）の差し入れのお菓子】＞




ぴーーーんぽーーーんぱーーーんぽーーーん


『えー、そろそろ時間になりましたので！捜査時間を終わりますので、改めて呼ばれた16人は希望ヶ峰学園（表）に集まって、学級裁判場へ向かいましょー！　今回は迷子になった住民はいないようですね！　感心感心！』

「ん、捜査時間はこれで終わりか。研磨（裏）、神通（裏）も……オシオキにならないようしっかりしろよ」

「もちろん！　おれが負けるわけないからね。それじゃあ行こうか！　神通さん（裏）！」

「はーいっ！　神通も張り切っちゃいますよー！」

証拠を集め終わった神通と研磨さん（裏）は、黒尾さん（裏）に見送られながら、学級裁判のステージへと向かいましたっ！　よーし、犯人には負けませんからね！








果たして神通ちゃん（裏）はシロ勝ちに導けるのか？←　感想OK！　考察もいつでもどうぞ！！

学級裁判
開　　廷　　！　　！





小狼（表）「今回はセレナ（裏）がまた巻き込まれたものなのか……」

シロクマ（表）「今回はお菓子が減ったんじゃなくて増えたんだけどね。でも、セレナさん（裏）のためにもボク達の命運の為にも、今回の事件も解決させちゃおうか」

神通（裏）「はいっ！　今回の事件解決のセンターマイクは私、神通（裏）が務めさせていただきますよ〜！」

喜八郎（裏）「ちょ〜〜っと待った！　神通ちゃん（裏）、いくら女の子相手でもアイドルとしての栄光を黙って譲る訳にはいかないよ！　事件を解決させるのはこのボクなんだからね！！」

しずくちゃん（裏）「それはこっちのセリフだよ！　しずくの森代表のアイドルとして、二人に負けてはいられないからね！」

アフロディ（表）「ふふふ、僕を忘れられたら困るね……　美を司る神として、この学級裁判も華麗に治めてみせるよ」

研磨（裏）「ちょっと待ってよ。なんで最初から濃い絵面になってるのさ！？　アイドル達の主張が強すぎじゃないの？」

ルディ（裏）「一人だけアイドルじゃないけどな……(￣▽￣;)」

マキ（裏）「うーん……これじゃあ私もアイドルなのに霞んじゃう……いや、別にいいのかな？」

滝夜叉丸（裏）「いいと思いますよー。目立つのは面倒事にも繋がるのでー」

ひびき（表）「おい天悪！？　なんでこんな濃いメンツで集めたんだよ？　これだと議論が別の意味で長引きそうじゃねーかよ……」

アクアクさん「えー？　いいじゃないですか！　アイドルフェス！　華やかな絵面になってますし！　それに私はアクアクさんですって！」

研磨（表）「もうこの際アイドルのみんなは後回しにして……今はセレナさん（裏）のバスケットに別のスイーツが混じっていることを議論しようよ」

グリズリー（裏）「そうだなー。アイドル達の話を聞くよりも、事件について話し合おうぜ」

喜八郎（裏）「ああちょっと！！　ボク達をスルーしないでくださいよ！！」

今剣（表）「じゃあ、ちゃんとぎろんにさんかしてくださいね〜」

神通（裏）（ああ！　いけませんね！　アイドルとして皆さんを事件解決に導く前に、相手にされなかったら意味がありませんよ！　なので、ちゃんと皆さんの話も聞きながら意見を言わないと！）

神通（裏）（神通や皆さんがオシオキされないように！　神通、学級裁判でもセンターを飾りますよー！）




【ノンストップ議論開始！】


【セレナ（裏）の用意したバスケット】＞
【見張りのヤンチャム（裏）とニンフィア（裏）】＞
【研磨（裏）の差し入れのお菓子】＞



ペンギン（裏）「えーっとー、今回の事件って、セレナさん（裏）の用意したバスケットの中に『別の人のお菓子だと思われるものが混じってた』んだったっけ？」

デイル（裏）「ああ。それで間違いないな。俺も確認してみたが、セレナ（裏）の用意していたお菓子とはっきり異なる見た目に匂いだったな……」

今剣（表）「おかしのこんにゅうですか〜……なんでそんなことするひつようがあったんだろう」

グリズリー（裏）「ちょっと待てよ？　セレナ（裏）だけじゃなくて、シトロン（裏）だって料理は得意だよな？」

グリズリー（裏）「だとしたらシトロン（裏）とかが『誤ってセレナ（裏）のバスケットにお菓子を入れちまった』可能性も考えられるが……」

ひびき（表）「ああそうか！　それも有り得るよな！　普段『貼り紙をしてても間違えてお菓子食っちまうことだってある』んだしよ！」

アフロディ（表）「ふむ……その場合は食べてしまった人の不注意に他ないですし、そもそもシトロンさん（裏）はこの場にはいませんよね？」



神通（裏）（まず、今まで集められた証拠から考えて、違うとわかるのはあの意見ですね！）






神通（裏）「それは違います！」論破！



『誤ってセレナ（裏）のバスケットにお菓子を入れちまった』←＜【セレナ（裏）の用意したバスケット】≡

Break!









神通（裏）「いえ！　自分の用意した入れ物と間違ってお菓子を入れてしまった訳ではありません！　根拠もありますよ！」

グリズリー（裏）「根拠？
おーーー……ここがオレの新たなマイホームかぁ！」

神通（裏）「それは新居」

グリズリー（裏）「いや、今回の勝利はオレだけじゃなくて、お前らの頑張りあってこそだ」MVP！

神通（裏）「それは謙虚」

グリズリー（裏）「知る知る社会！　見る見る社会！」

ペンギン（裏）「みんなで考える明るい社会！」

滝夜叉丸（裏）「みんなで作る明るい社会！　Hey,　come on!」

神通（裏）「それは選挙です！！　も〜う！　変なところに食いつかないでください！」

ひびき（表）「だから議論が進められねぇってば……天悪、今からでも一部の参加者変えられねぇか？」

アクアクさん「ダメです！　議論中どころか、こちらで決定づけられた参加者の変更は認められません！」

小狼（表）「ここは乗り切るしかないのか……神通（裏）、グリズリーさん（裏）の言っていた意見が違うことがわかる根拠ってなんなんだ？」

神通（裏）「はーい！　セレナちゃん（裏）に見せてもらったんですけど、セレナちゃん（裏）の用意していたバスケットは世界ごとに多く用意されていたんですけどー、うっかり中のお菓子を食べられないように、お菓子を袋の中に包んだ上で、どの世界に送るのか記載した紙で封をしている状態になっていたんです！」

神通（裏）「そして、事件に巻き込まれたクロイツ（表）のみなさん用のバスケットの紙は一度剥がされていたようでした……この事から、犯人にはうっかりではなく自らの意思で自分のお菓子を入れたと見受けられるんですよ！」

ルディ（裏）「そうか、目に見えてわかる形で分けられているからには、うっかりは通用しないからな……」

デイル（裏）「セレナ（裏）が紙でどの世界に送るか示していても、そのバスケットの中に犯人が用意したお菓子を入れたなら、犯人の方に何らかの動機があったのに間違いなさそうだな……」

グリズリー（裏）「なら、今回もこの中にいる強い動機を持った犯人によって事件が引き起こされたって事だな……」

神通（裏）「その通りです！　ですから、犯人を追い詰められるように、議論を重ねていきましょう！　研磨さん（表）、議題提供お願いしまーす！」

研磨（表）「え………おれ？」

喜八郎（裏）「神通ちゃん（裏）、めんどくさいだろう所を他人任せにするのはよくないよ？」

神通（裏）「だってー、こういうもーっと頭を使う所は研磨さん（表）の方が聡いと思いまして！」

研磨（表）「そんなことはないけど………ええと、おれもセレナさん（裏）から話を聞いてみたんだけど、セレナさん（裏）の作ってたポフレは昼の12時ごろに全部焼き上げて、そこから様々な世界を一人で往復してポフレの入ったバスケットをみんなに渡してて、13時ごろに事件が発覚したそうだから……少なくともこの1時間の間に犯人が犯行に及んだのは確か」

研磨（表）「だから、12時から13時のみんなのアリバイを確認してみたらどうかな。その時にアリバイで違和感があってつっこまれた人の詳細を議論で確認してみようよ」

研磨（裏）「なるほど。犯人からボロが出るのを見て議論を続ける作戦だね？　おれもいいと思うよー」

シロクマ（表）「みんなポケモンワールドとは別世界出身なんだし、犯行時間もそれなりにかかってそうだからね。うん、その方法でやってみようか」

神通（裏）（犯人のボロ、ですかー……神通も皆さんの発言を見極めて判断しないといけませんね……！）




【ノンストップ議論開始！】


【マキ（裏）の証言】＞
【うるおいちゃん（裏）の証言】＞
【乱（表）の証言】＞


アフロディ（表）「それじゃあ、次にこの場の全員の12時から13時のアリバイを言ってもらおうか」

マキ（裏）「アリバイが特にない人は意見を言わなくていいからね？　証言は別として……」

グリズリー（裏）「ああ、オレはアリバイあるぜ。『事件発生の30分前から』スペースやってたんだ」

シロクマ（表）「おー、グリズリーくん（裏）もスペースやることあるんだね」

滝夜叉丸（裏）「ああ、それなら私もグリズリーさん（裏）のスペースに参加しましたよー。『途中で寝落ち』しましたけど」

しずくちゃん（裏）「ぼくはグリズリーさん（裏）のスペースに参加する前に『乱君（表）と話してた』けど、その後にスペースに参加したよ！」

研磨（裏）「へー、スペースがアリバイ証明になるとは思わなかったけど、案外みんなグリズリーサン（裏）のスペースに参加してたんだね？」



神通（裏）（あっ！　あの子の意見、神通の集めた証拠と食い違ってますね！　見過ごせませんよ！）






神通（裏）「それは違います！」論破！



『乱君（表）と話してた』←＜【乱（表）の証言】≡

Break!









しずくちゃん（裏）「ん？　あれ？　ぼく、何かおかしいこと言ってた？」

神通（裏）「おかしいですよー！　乱くん（表）の言っていたことと違ってます！」

神通（裏）「神通も乱くん（表）から話を聞いていたんですけど、乱くん（表）はしずくちゃん（裏）と会話を試みようとしていたものの、すぐに家の中に篭られてしまったって言ってましたよ？」

しずくちゃん（裏）「うっ！？」

今剣（表）「え？　しずく、うそついてたんですか？」

しずくちゃん（裏）「ち、違う！　ぼく、嘘なんかついてないもん！」

研磨（裏）「………だけどさ、しずく（裏）。おれも乱（表）から話を聞けたけれど、神通さん（裏）の言っていた通り、会話はあまりできなかったって証言してくれてたよ？」

しずくちゃん（裏）「うぅ、その………それは………！」

滝夜叉丸（裏）「しずくちゃん（裏）が乱（表）と話していたと嘘をついた……という事は、その時間帯にセレナちゃん（裏）の所へ行って、犯行に及んでいたという事だろうか？」

ルディ（裏）「そうなるよな……しずく（裏）、お前が本当に犯人なのか？」

しずくちゃん（裏）「そ、そ！　そんなわけないじゃん！！　だって、本当は家の中でずっと過ごしてたんだもん！！　セレナちゃん（裏）の所になんて全然行ってないよ！！」

ペンギン（裏）「えー？　そうなのー？　研磨くん（裏）に神通さん（裏）、乱くん（表）もそう言ってたー？」

研磨（裏）「うん、確かに言ってたね。他のしずくの森の妖精達も、その後からしずく（裏）を見かけなかったって言ってたし」

神通（裏）「神通も同じです……そこは本当のことかもしれないんですけど………」

しずくちゃん（裏）「ほら！　だからぼくには犯行なんてできないよ！！　家から一歩も出ないままグリズリーさん（裏）のスペースに参加したんだから！！」

神通（裏）（しずくちゃん（裏）は事件に関わっていない……そんな訳はありません！　だって、神通もたくさん証拠を集めてきたんです。その証拠がしずくちゃん（裏）が怪しいって物語ってるんですから！）




【ノンストップ議論開始！】


【マキ（裏）の証言】＞
【しずくちゃん（裏）のキッチン】＞
【うるおいちゃん（裏）の証言】＞



しずくちゃん（裏）「ぼくは【この事件の犯人なんかじゃない】よ……」

しずくちゃん（裏）「その証拠に、12時くらいから【外に出てない】んだから！」

シロクマ（表）「家から出ていないんだったら、【犯行は不可能】だろうね」

デイル（裏）「そうか？　しずくの森の妖精達から目撃証言がないにしても、不可能ということはねぇだろうけどな……」

小狼（表）「そうですね、【誰にも見られずに外出した】という事も十分有り得る」

研磨（裏）「それに、仮に犯行時刻とされている12時から13時に外出してなかったとしても……」

研磨（裏）「【それ以前から犯行の準備を進めてた】ならそれもおかしくないだろうからねぇ」

しずくちゃん（裏）「だからーー！　ぼくは犯人じゃないんだって！　信じてよ！！」



神通（裏）（しずくちゃん（裏）は抵抗してますけど……あの人の意見もあって追い詰められますよね！）






神通（裏）「それに賛成します！」同意！



【それ以前から犯行の準備を進めてた】←＜【マキ（裏）の証言】≡

同　　　意









神通（裏）「いえ！　やっぱりしずくちゃん（裏）は怪しいです！　研磨さん（裏）の言っていた通り、しずくちゃん（裏）が事件発覚の2時間前に、買い物袋を持って急いでいる様子を見た人がいるんですから！」

しずくちゃん（裏）「えっ………え！？？」

マキ（裏）「あ、うん！　私がその時のしずくちゃん（裏）を見てたんだけど、わりと量はあってもそこまで大きなものはなかったみたいだし……もししずくちゃん（裏）が犯人だったら、お菓子の材料を買い込んで、お菓子を一から作ったんじゃないかなー？」

研磨（裏）「なるほどねぇ。事件を起こす2時間前からお菓子を作って、できあがったお菓子をセレナさん（裏）のバスケットの内一つに入れた……という線が考えられるんだね？」

グリズリー（裏）「2時間前から計画を進めてたとなりゃあ、オレのスペースの時間にも間に合いそうだしよ。だが、本当にしずく（裏）が買ってたのは菓子の材料だったのか？」

しずくちゃん（裏）「そ、そうだよ！！　マキちゃん（裏）もさすがにそこまで、ぼくの買ったものを見てないでしょ！？」

マキ（裏）「ええーと……そりゃあまぁそう……そうだよー！」

ルディ（裏）「マキさん（裏）、無理に明るくしなくていいんだぞ(￣▽￣;)」

しずくちゃん（裏）「ぼくが買ったものが本当にお菓子の材料だって言うなら、証拠出してよ！」

滝夜叉丸（裏）「ってしずくちゃん（裏）は言っているが……誰かそんな証拠持っているものなのか？」

神通（裏）（しずくちゃん（裏）の買っていたものがお菓子の材料だとはっきりわかる証拠……もちろん、あれしかありませんよね！）




【しずくちゃん（裏）のキッチン】＞　←

神通（裏）「これですね！」解！






神通（裏）「ありますよー！　みんなはっきりわかる証拠が！」

滝夜叉丸（裏）「おやまぁ。本当にあるものなんだな？　神通ちゃん（裏）、その証拠っていったいどんなものだ？」

神通（裏）「アクアクさんが許可してくれて、しずくちゃん（裏）のおうちの中に入ってみたんですけどねー……しずくちゃん（裏）の家のキッチンが、お菓子を作り終えた様相のままだったんですよ！」

しずくちゃん（裏）「………！」

アクアクさん「そ！　アクアクさんも神通さん（裏）や研磨くん（表）やマキさん（裏）の頼みで捜査の許可出したんだよねー！　ごめんねー？　しずくくん（裏）！」

マキ（裏）「うん！　神通ちゃん（裏）も言ってる通り、お菓子を作り終えたままの状態だったんだよ……これで、みんなもしずくちゃん（裏）がさっきの私の証言で何を買っていったのか察せるよね？」

ペンギン（裏）「お家の中に勝手に入られちゃってるのは災難だったけど……ここまでわかりやすいと弁解しきれなさそうだねー。しずくくん（裏）、何か言いたいことはあるー？」

しずくちゃん（裏）「うう…………………」








ここで投票タイム決定か……？
感想まだ

ルディ（裏）「し、しずく（裏）………本当にお前が、今回の犯人なのか……？」

小狼（表）「まだ抵抗があるならはっきり言ってくれ……おまえの言動で、投票に入れるのかどうか決まるんだぞ」

しずくちゃん（裏）「くっ………」

マキ（裏）「………しずくちゃん（裏）……どうか、正直なことを話して………」

しずくちゃん（裏）「………そうだね。さすがのぼくでも、これ以上は巻き返せないか……うん！　わかった、自白するよ！　ぼくが今回、あのタルトを作ってセレナちゃん（裏）のバスケットに混ぜたんだ！」

神通（裏）「………えっ！？」

ペンギン（裏）「そんなー……今回の学級裁判のアイドルの一人であるしずくくん（裏）が、今回のクロだなんてー！」

今剣（表）「だからー、それいったらぎろんがすすまなくなっちゃいますって！　……それはおいといて、あっさりじはくしてくれるんですね！」

グリズリー（裏）「意外だな？　お前が犯人なのも驚きだが、最後まで認めないと思ってたのにこうも素直に認めるとはな……」

しずくちゃん（裏）「だって本当にぼくが犯人なんだから、仕方ないじゃん？　あーあ、まさか家の中まで調べられちゃうとは思わなかったなー！」

マキ（裏）「そこはごめんねー！　学級裁判で真実を知るには、どうしても必要だったから！」

しずくちゃん（裏）「まぁ……これはこれで、真相を正直に話せるんだからそこはいいよ。事情は投票後に話すからさー、みんなもぼくに投票してね！」

アフロディ（表）「こうも大人しく観念された上であっけなく終わったから拍子抜けしてしまったけど……犯人がわかったのだから、いい事に変わりないね」

ひびき（表）「だなー！　うし、みんな！　投票タイムに移ろうぜー！」

神通（裏）（………しずくちゃん（裏）が犯人だって自白したことで、事件や議論が終わりそうです……）

神通（裏）（……確かに、神通もしずくちゃん（裏）が犯人だとはわかってます。ですけど………これまで集めた証拠たちや、今のしずくちゃん（裏）の様子から、それは違うような気もします……！　しずくちゃん（裏）は、もしかしたら………）

研磨（表）「………しずく（裏）は、本当に今回の犯人……なのかな」

神通（裏）「！」

喜八郎（裏）「え………？　何を言ってるんですか？　研磨さん（表）？」

ひびき（表）「どう見てもしずく（裏）が犯人だろ？　キッチンのお菓子作りの跡のこととか、こうして自白もしてくれてるじゃん！　犯人じゃないわけあるかよ」

デイル（裏）「研磨（表）……もしかして、"しずく（裏）が犯人だったらおかしい点"を見つけたのか？」

研磨（表）「………うん。だけど、言葉ではっきり示すには、もう少しかな……だからさ、投票はまだ置いておいて、もう少ししずく（裏）の犯行について議論してみてほしいんだ。そしたらしずく（裏）が本当に犯人なのかどうかはっきりわかるかもしれない」

マキ（裏）「えええー！？　しずくちゃん（裏）が犯人かどうかなんて……私の証言もあるし、犯人じゃないことはないと思うけどなー……」

神通（裏）（研磨さん（表）の言う通り、しずくちゃん（裏）は犯人とはまた違うんじゃないかなって思えてきてるんですよね……しずくちゃん（裏）が犯人だったらおかしい箇所……それはいったいなんなんでしょうか……？）




【ノンストップ議論開始！】


【見張りのヤンチャム（裏）とニンフィア（裏）】＞
【グリズリー（裏）のスペース】＞
【路地裏に置かれていた女物の服】＞



喜八郎（裏）「しずくちゃん（裏）が犯人だったらおかしい所……本当にそんなものがあるのかな？」

ペンギン（裏）「ええとー、たしかマキさん（裏）も見ていた通り、しずくくん（裏）は『2時間前から材料を買い込んでいた』んだよね？」

小狼（表）「ああ。そこから『自分の手でお菓子を作り上げた』……」

グリズリー（裏）「それで、作った菓子をセレナ（裏）のバスケットの中に入れに行くためにポケモンワールドに行ったんだよな。ただ、『オレのスペースにはしずく（裏）も参加してる』ぜ」

マキ（裏）「そうなんだよね〜……その時にはもう『犯行を終えた後』だったのかな？」

滝夜叉丸（裏）「しずく（裏）も『カロス地方（裏）でスペースに参加した』んじゃないんですか〜？」

研磨（表）「………どうかな。議論をこうして進めてて、少しは違和感がはっきりわかるといいんだけど……」



神通（裏）（ええと……！？　あの人の意見、ひとまず神通の知ってる証拠と違ってますよね！？）






神通（裏）「それは違います！」論破！



『カロス地方（裏）でスペースに参加した』←＜【グリズリー（裏）のスペース】≡

Break!









神通（裏）「いえ！　滝夜叉丸くん（裏）！　しずくちゃん（裏）は家の中でスペースに参加していたんですよ！」

滝夜叉丸（裏）「え？　そうなのか？　私は途中で寝落ちたから詳しいことは知らないが……」

グリズリー（裏）「神通（裏）。そうだとわかるのは、オレのスペースの時にしずく（裏）の家電が鳴ったからだよな」

神通（裏）「はい！　外でスペースをやったにしても、スマホと家の電話の着信音は違うはずですから！　グリズリーさん（裏）がはっきり家の電話の音だって言ってるからには、しずくちゃん（裏）はその時家にいたはずですよ！」

ひびき（表）「そうかぁ……じゃあその時にはもう、しずく（裏）はセレナ（裏）のバスケットに作ったお菓子を入れ終わってたってことだよな……」

アフロディ（表）「………待てよ？　それだと、しずくちゃん（裏）は本当に犯行ができたのかな？」

ペンギン（裏）「え？　なんでそこで引っかかったのー？」

アフロディ（表）「いいですか、しずくちゃん（裏）がお菓子を作り始めたのは事件発覚の約2時間前……つまり、11時頃です。そこからお菓子を作り上げるのに1時間は必ず必要でしょうから、作り終えたのはセレナさん（裏）同様12時頃……更に先程の議論で事件発覚までの30分間は家にいる事がわかったので、犯行に及ぶことができるのは12時から12時30分頃のたった30分」

アフロディ（表）「いくら作り上げたお菓子をセレナさん（裏）のバスケットの中に入れるだけとはいえ、別世界に行き、セレナさん（裏）の隙を見てお菓子を混入させて元の世界に戻ることを30分の間に成し遂げられるでしょうか？」

デイル（裏）「だよな……平行世界を行き来できる境界の環だって、気をつけてねぇと迷子になるもんだし、難航するよな……とても30分でスムーズにできたかと言われると難しいところだぞ……」

研磨（裏）「でも、計画を立てて進めてたならまだわかるんじゃない？　ただでさえおれら全員別世界の人達なんだよ？」

マキ（裏）「そうなんだよね〜……だからまだしずくちゃん（裏）が犯人にしか思えないかな〜……」

神通（裏）（そうなんですよね、アフロディくん（表）の言う通り、しずくちゃん（裏）がスペースの時に家にいた以上はしずくちゃん（裏）に犯行を成し遂げられたかと言われると違うと神通は思うんですけど……まだみんなは納得できてなさそうです）

神通（裏）（恐らくまだ何か決定的な根拠が必要だと思うんです！　それって、なんでしょうか！？）




【ノンストップ議論開始！】


【見張りのヤンチャム（裏）とニンフィア（裏）】＞
【しずくちゃん（裏）のキッチン】＞
【うるおいちゃん（裏）の証言】＞



小狼（表）「いくら犯行に及んだ時間がカツカツだったにしても……」

小狼（表）「それで【しずく（裏）の自白を覆せる事にはならない】からな……」

シロクマ（表）「だけど、しずくくん（裏）が【犯行時刻以内にグリズリーくん（裏）のスペースに参加した】のは紛れもない事実だよ」

滝夜叉丸（裏）「そうですねぇ、一部【アリバイが成立している】からには、お菓子を入れきれたかは怪しいですよね……」

マキ（裏）「と言われても、私達が【しずくちゃん（裏）のキッチンの証拠が残ってる】のを見てるからな〜……犯人じゃないことなんてあるのかなー？」

ペンギン（裏）「うーん、今回の事件、しずくくん（裏）だけにできたのかな？　【犯行を手伝った人がいた】りしてー」

ルディ（裏）「いやー、いくらなんでもセレナ（裏）のバスケットにお菓子混入する事件でそんな肩入れするヤツがいるのか？」



神通（裏）（ん！？　あの人の意見……もしかして、神通もずっと持ってた違和感の正体はこれだったのかもしれません！　早く神通も意見を言わないとですね！）






神通（裏）「それに賛成します！」同意！



【犯行を手伝った人がいた】←＜【うるおいちゃん（裏）の証言】≡

同　　　　　　意









神通（裏）「もしかしたら、ペンギンさん（裏）の言う通りかもしれません！　この事件、協力者が存在したんですよ！！」

しずくちゃん（裏）「な、なぁっ！？」

ペンギン（裏）「え？　ボクの意見合ってたの？　やったー！」

しずくちゃん（裏）「ちょ、ちょっと待ってよ！！　いったい何を根拠にそう思ったのさ？」

神通（裏）「それはうるおいちゃん（裏）が教えてくれたんですけどね……家の中から元気に他の男性と二人で会話するしずくちゃん（裏）の声が聞こえたそうです……ということは、しずくちゃん（裏）は他の男性一人とお菓子を作ってたってことですよね？」

しずくちゃん（裏）「うぅっ！！」

喜八郎（裏）「他の男と共同作業してただって！？？　しずくちゃん（裏）、そんなこと言ってなかったじゃないか！！」

グリズリー（裏）「そうだなぁ。自白の時に言ってなかったこの証言通りの事実……しずく（裏）、テメー何か隠してねぇか？」

しずくちゃん（裏）「か、隠してない！！　ぼくこそが今回の犯人なんだから、早くぼくに投票してよ！！」

研磨（表）「………しずく（裏）。なんでその人のことは説明しようとしないの？　別にその人は関係ないなら、説明してくれてもいいよね？」

しずくちゃん（裏）「そ、それはー、そのー………！！」

研磨（表）「………もしかして、その人は……」

神通（裏）（しずくちゃん（裏）がうるおいちゃん（裏）の証言のことを言及された途端に焦りだしています……もしかして、しずくちゃん（裏）は今までの議論と言動からして、本当は………）




・犯人
・共犯者　　　　　　　　　　←
・事件とは関係の無いシロ

神通（裏）「これですね！」解！






神通（裏）「もしかして、しずくちゃん（裏）は本当は犯人じゃなくて、真犯人に協力している共犯者じゃないんですか？」

今剣（表）「え？　きょうはんしゃ……ですか？」

しずくちゃん（裏）「うぅっ！？」

神通（裏）「あっさり自白したこととか、乱くん（表）のことで嘘をついて怪しまれたり、今のように一緒にお菓子を作った男性のことを言おうとしないこととか、正に共犯者のそれだと思うんです！」

しずくちゃん（裏）「ち、違う！　ぼくは共犯者なんかじゃないよ！！」

研磨（表）「……通りでキッチンの証拠をそのままにしてたりだとかしていたわけだね。これで違和感がはっきりわかったよ。だけど、もし共犯者が存在する場合は、投票はどうなるの？　天悪」

アクアクさん「私はアクアクさんだと何度言えば(ry　こほん！　お答えしましょう。その場合は【今回の事件の実行犯】……つまり、セレナさん（裏）のバスケットの中にお菓子を入れた犯人に投票すれば正解となります！」

神通（裏）「なるほどー……だったら、このまましずくちゃん（裏）のことは共犯者と見て間違いなさそうですね！　しずくちゃん（裏）には実行犯は厳しいでしょうし……真犯人を探しましょう！」

しずくちゃん（裏）「だからー！　ぼくが犯人なんだって！　その、一緒に作ってた人こそが共犯者だもん！　共犯者のことは別に明かさなくてもいいでしょ！？」

グリズリー（裏）「そうだな……オレもしずく（裏）が犯人と見て問題ないと思うが」

マキ（裏）「あ、あれー！？？　また意見が真っ二つに分かれてきてる！！　ということは……！？」

アクアクさん「そういうことですね！　読者の皆様、お待たせいたしました！　変形裁判場の出番及び、議論スクラムのお時間でーーーす！！　参加者の皆さんは自分の意見の方についてくださいねー！」

ルディ（裏）「うわー、やっぱり！(￣▽￣;)　まぁ、やるしかないよな……」






【議論スクラム開始！】


議題:しずくちゃん（裏）は犯人か？


【犯人だ！】

しずくちゃん（裏）、グリズリー（裏）、研磨（裏）、喜八郎（裏）、ひびき（表）、今剣（表）、小狼（表）、マキ（裏）


【共犯者だ！】

神通（裏）、研磨（表）、デイル（裏）、ペンギン（裏）、滝夜叉丸（裏）、アフロディ（表）、シロクマ（表）、ルディ（裏）



グリズリー（裏）「本人がやったって証拠も残ってんだし、しずく（裏）以外に犯人はいねぇと思うがな」



神通（裏）「研磨さん（表）！」



研磨（表）「本当にしずく（裏）が犯人だとしたら、キッチンは念入りに片付けるだろうし、わざわざスペースに参加する前の乱（表）の話題は出さないよ」

喜八郎（裏）「かといってしずくちゃん（裏）に犯行ができないとわかったわけじゃないですよ！」



神通（裏）「シロクマさん（表）！」



シロクマ（表）「そうかな？　グリズリーくん（裏）のスペースに犯行時刻中に参加してた以上、だいぶ無理があると思うけどね」

小狼（表）「あのしずく（裏）が誰かに協力して共犯するとは思えないんですけど……そこまで親密な相手がこの中にいましたっけ……」



神通（裏）「アフロディくん（表）！」



アフロディ（表）「彼も普段は自分勝手だけれど、面倒見はいいからね。誰かにどうしてもと頼まれたら、協力せずにいられなかったんだろう」

マキ（裏）「それでも、真犯人って存在するとは思えないんだよね〜……別の人に関しての証拠は見つからなかったし……」



神通（裏）「ペンギンさん（裏）！」



ペンギン（裏）「真犯人に関しての証拠は真犯人が隠してるかもしれないよ〜？　諦めずに地道に議論続けてみよう？」

しずくちゃん（裏）「だから真犯人なんていないって！！　お願いだからぼくを信じて投票してよ！！　共犯者の子は関係ないでしょ！！」



神通（裏）「神通が！」



神通（裏）「関係なくなんてないです！　しずくちゃん（裏）がどうしてもその人の名前や情報を明かしたくないってことは、その人を守りたいってことですよね！」






「「「これが神通（おれ）（俺）（ボク）（私）（僕）（オレ）達の答えです！！！」」」全論破！！














真犯人とは誰なのか……感想まだ

滝夜叉丸（裏）「それで、どうなんだしずく（裏）。本当にお前が犯人なんだったら、共犯者のことも教えてくれるよな？」

しずくちゃん（裏）「くっ………なんで、そこまで言わないといけないのさ………！」

神通（裏）「………こうして今も一緒にいた男性のことを庇い続けている以上、しずくちゃん（裏）こそが共犯者とみて間違いはありません。これまでのしずくちゃん（裏）の言動や証拠も犯人としては違和感があったんですし……ですから、みんなで真犯人について議論しましょう！」

ひびき（表）「そ、そうか……神通（裏）達がそう言うなら、真犯人が他にいる気がしてきたぜ」

今剣（表）「そうですね〜……それなら、こんどははんにんのはんこうないようについて、ぎろんしてみませんか？」

ルディ（裏）「犯人の犯行内容を？」

今剣（表）「はい！　しずくがきょうはんしゃとしてなにをしてきたかはわかりましたけど、しんはんにんはなにしてるかわかってないじゃないですか」

デイル（裏）「そうだな………これまでの議論としずく（裏）の役割を考えりゃ、しずく（裏）もお菓子作りに携わっていてもセレナ（裏）の所には行ってねぇはずだ……だから、真犯人が単独でセレナ（裏）のいる場所へ向かったんだろう。その時のことについて議論するぞ！」

神通（裏）（神通達の説得で、みんなもしずくちゃん（裏）が共犯者で、他に犯人がいることをわかってくれましたけど……ここからが大事ですよね………まずは犯人の足取りをしっかり理解しないといけませんね！）




【ノンストップ議論開始！】


【セレナ（裏）の用意したバスケット】＞
【見張りのヤンチャム（裏）とニンフィア（裏）】＞
【うるおいちゃん（裏）の証言】＞



小狼（表）「そうだな……真犯人がしずく（裏）の協力を貰って、共にお菓子を作り上げた。ここは間違いないよな」

研磨（裏）「うん。その後はしずく（裏）に現場の保管や取り繕いを任せて、『自分はセレナ（裏）の所へ境界の環で向かった』んだろうね」

デイル（裏）「まぁその時に『苦戦した』んだろうが……こうなると真犯人もアリバイがない奴とみていいだろうな」

アフロディ（表）「そうしてセレナさん（裏）の元に辿り着けた犯人は、『人に見られないようにこっそりバスケットの一つに近づいた』」

今剣（表）「しんはんにんについてのじょうほうがうすいってことはー、『みはりもなにもないままちかづけた』ってことでしょうからねー」

滝夜叉丸（裏）「だとしたらセレナちゃん（裏）も初めて被害者になったわけじゃないし、不用心だと思うがなー」



神通（裏）（結構議論も進んできていますね……あれ？　あの子の意見、神通の知ってるものと違いますよ！）






神通（裏）「それは違います！」論破！



『みはりもなにもないままちかづけた』←＜【見張りのヤンチャム（裏）とニンフィア（裏）】≡

Break!









神通（裏）「いえ！　セレナちゃん（裏）も、防犯として見張りのポケモンの子を用意していましたよ！」

今剣（表）「えっ？　そうだったんですか？　でも、じけんはこうしておきちゃってますよね？　それに、そのぽけもんたちからもなにもおしえられていませんよ？」

喜八郎（裏）「そうだよ？　ポケモン達は見張りできてないみたいじゃないか」

神通（裏）「それも無理はないんですよ。セレナちゃん（裏）曰く、ヤンチャムくん（裏）とニンフィアちゃん（裏）を見張りにしていたそうなんですけど、途中でヤンチャムくん（裏）がアクセサリーを見つけて夢中になっちゃったそうなんですよ！」

デイル（裏）「あー………となると、ニンフィア（裏）もヤンチャム（裏）を連れ戻そうとしていたけど、その隙を見て犯人がクロイツ（表）の奴ら用のバスケットに自分のお菓子を入れたんだろうな……」

神通（裏）「その通りです！　セレナちゃん（裏）が駆けつけて確認してみたその時にはもう、お菓子は入れられてました……」

ペンギン（裏）「ヤンチャムくん（裏）も単純なところあるからね〜。大好きなアクセサリーが落ちてたんだったら釣られるのも無理ないか」

シロクマ（表）「……ちょっと待って。そのアクセサリー、真犯人が用意してたのかもしれないよ」

シロクマ（表）「だって、アクセサリーがたまたまセレナさん（裏）が多くのバスケットを置いていて、ヤンチャムくん（裏）とニンフィアさん（裏）が見張りをしている位置に落ちていたなんて、出来すぎてると思わないかな？　種類によっては落とす物かどうかすら怪しいし」

マキ（裏）「ん？　シロクマさん（表）にそう言われたら、偶然じゃなくて真犯人が見張りのヤンチャムくん（裏）とニンフィアちゃん（裏）を遠ざけるために置いたと思えるねー！」

研磨（裏）「でも、はっきりそうだとわかる証拠はあるのかな？」

神通（裏）（ヤンチャムくん（裏）とニンフィアちゃん（裏）を遠ざけたアクセサリーが、真犯人が用意したものだとわかる証拠は……あれがありますね！）




【落ちていたレシート】＞　←

神通（裏）「これですね！」解！






神通（裏）「その証拠は神通が見つけてますよー！　この落ちていたレシートなんですけど、皆さんで見てみてください！」

研磨（裏）「えぇ！？　ちょっと、神通さん（裏）！？　落ちているレシートを拾うのはアイドルとしても人としてもどうかと思うよ！？」

今剣（表）「そこはいまはがっきゅうさいばんちゅうなんですし、おいておきましょうよー」

グリズリー（裏）「それはともかく。レシートの中身は………ジュエリーブランド店から数万円ほどのアクセサリー一つだな。しかも、買った時刻は12時10分頃。犯行時刻だと思われる時間帯と一致するな」

ひびき（表）「じゃあ、このレシートに書いてあるアクセサリーを、真犯人が買って、見張りのヤンチャム（裏）とニンフィア（裏）を引き付けて、セレナ（裏）のバスケットにお菓子を入れた……ってことだな？」

滝夜叉丸（裏）「その通りですね〜。では、このジュエリーブランド店の店員さんから話を聞くことができれば、犯人がわかるものですが……」

喜八郎（裏）「………ちょっと待って。神通ちゃん（裏）、うるおいちゃん（裏）はしずくちゃん（裏）がどの性別の人と楽しく話しながらお菓子作ってたって言ってた？」

神通（裏）「え？　えーと、男性でしたよ！」

喜八郎（裏）「ありがとう。　……ボク、捜査時間の時に、セレナちゃん（裏）の証言からそのジュエリーブランド店を調査できたんだけど……男はその時間帯に来てなかったって証言が来てたよ」

神通（裏）「そんなっ！？　本当にそれらしい人は来なかったんですか！？」

喜八郎（裏）「うん。だから、このレシートは事件とは無関係という事も有り得てしまうね」

ルディ（裏）「そうなのか……犯人の手がかりを掴めそうだと思ったんだけどな……」

ペンギン（裏）「重要な証拠でもなんでもないのー？　えー、残念だなー」

神通（裏）（しずくちゃん（裏）を共犯者に犯行を行った真犯人が男性なのははっきりしてるんです……だからこそ、今の喜八郎くん（裏）の証言によって、このレシートが無関係のものじゃないかって疑惑が出てますね……）

神通（裏）（………あれ？　でも、たしかあの証拠がありましたから、そうとは言いきれないはずじゃあ？）




【ノンストップ議論開始！】


【うるおいちゃん（裏）の証言】＞
【グリズリー（裏）のスペース】＞
【路地裏に置かれていた女物の服】＞



喜八郎（裏）「ボクが捜査した限りでは、店員さんから【男が来店していた情報は得られなかった】……」

喜八郎（裏）「だから、真犯人の性別からして、【このレシートは真犯人のものとは言えない】はずだよ」

研磨（表）「そっか……【犯人の使っていただろうものとカテゴリが一致してる】からには、関係ありそうだったけど……」

デイル（裏）「店員の証言があって、そうとは言えなさそうだな……」

アフロディ（表）「では、これ以上この話題を続けても意味がありませんし、別の話題に移りますか？」

マキ（裏）「だけど、本当に全くの無関係なのかな？　【少しは真犯人も変装してた】とかない？」

研磨（裏）「変装してたって、女の子に間違えられるわけないでしょ……」



神通（裏）（あの人のあの言葉通り……もしかしたらあの証拠が関係してるのでしょうか！？）






神通（裏）「それに賛成します！」同意！



【少しは真犯人も変装してた】←＜【路地裏に置かれていた女物の服】≡

同　　　　意









神通（裏）「変装………もしかしたら、本当に犯人は女装してたのかもしれません！」

マキ（裏）「えっ！？　本当にそうなの！？　………自分で言っといてなんだけど、真犯人がそこまでして、犯行の準備を進めてたなんて思えないけど！？」

神通（裏）「大丈夫です、神通とシロクマさん（表）がブラウスとワンピース、そして長めのウィッグとパンプスを持ってこれています！」

シロクマ（表）「うん。これは路地裏に置かれていたんだ。どうやら真犯人がこれらを使って女装していたのが置かれていた原因だったようだね」

研磨（表）「ええ………随分と、本格的だね」

喜八郎（裏）「ええーーーと………そ、そのグッズを使って、犯人が女装をしてアクセサリーを購入したからこそ、店員さんもああ言ってたのですね！？」

神通（裏）「そうですね！　真犯人も男性ですし、普段からこういう格好をしている人はいませんから、この格好も今日か数日前に購入したのだと思います！」

アフロディ（表）「なるほど………では、真犯人の買ったものを調べる必要があるから、いよいよ学級裁判も大詰めになると……その前に、もっと犯人を絞りこめる議論をしなければね」

ペンギン（裏）「うーーーーん………」

シロクマ（表）「どうしたの？　ペンギンさん（裏）」

ペンギン（裏）「いやー、学級裁判をやる前から気になってたんだけどねー。今回の真犯人としずくくん（裏）が作ったお菓子、やっぱり嗅ぎ覚えがあるんだよねー」

神通（裏）「そうですね………神通も、前々から気になってましたよ！　とっても覚えがあるような匂いがしてました！」

小狼（表）「………言われてみれば、どこか見知ってる匂いだったような……」

ペンギン（裏）「あれなんだったっけな？　ボクも気に入ってるものだった気がするんだよねー」

研磨（裏）「ペンギンさん（裏）、気になるのも無理はないだろうけど、お菓子の匂いの正体は後にしようよ」

神通（裏）（だけど、あの匂いがもし、真犯人に繋がる根拠になるのだとしたら、思い出しておかないといけませんよね！　だから、私も考えてみましょう！　あの匂いはなんだったんでしょうか……えーと…………）




【閃きアナグラム開始！】


き　ま　ん　さ　や　の　お　し

　　　　　　　↓

さ　ん　ま　の　し　お　や　き


→【サンマの塩焼き】


神通（裏）「そっか、わかりました！」解！






神通（裏）「思い出せました！　あの匂いって、秋刀魚の塩焼きですよ！！」

今剣（表）「え？　さんまのしおやきですか？　……あー！　いわれてみれば、そうでしたよ！　あのこうばしいにおい、さんまのかおりだったんですね！」

ペンギン（裏）「うんうん！　サンマの塩焼きはボクも好きだよー！　もちろん、生が一番だけどねー」

神通（裏）「神通達艦娘も、ほぼ毎年、秋刀魚祭りをやってますから！　思い出せてよかったです！　学級裁判が終わったら、川内姉さん（裏）と那珂ちゃん（裏）とも一緒に、秋刀魚の塩焼きを提督から頂きたいです！」

研磨（裏）「いやー、だからお菓子の匂いで盛り上がってる場合じゃないってば！」

研磨（表）「………いや。今、神通さん（裏）が言ってくれた匂いの正体のおかげで、犯人がわかってきた」

マキ（裏）「えぇーーーーっ！？？　研磨くん（表）、犯人がわかったの！？」

しずくちゃん（裏）「な！！　………研磨君（表）は、誰がぼくと協力してる人だと思うのさ」

研磨（表）「………これまでの議論から浮かび上がった犯人像……自分で言うのも恥ずかしすぎるけど、女装が違和感を持たれないほど上手くて、サンマの塩焼きの味付けのお菓子を作れる犯人は、おそらく一人しかいないよ」

滝夜叉丸（裏）「どうしたんですか？　そんな、恥ずかしいとか言って………もしかして、研磨さん（表）の言う真犯人は………」

神通（裏）（研磨さん（表）のイメージしている真犯人の方は……神通の考えてる人と同じですよね！）




【怪しい人物を指名しろ！】

→　『孤爪研磨（裏）』

神通（裏）「あなたしかいません！」






神通（裏）「研磨さん（表）の思う真犯人って、研磨さん（裏）のことですよね？」

しずくちゃん（裏）「は………！？」

研磨（裏）「………え、おれ？」

研磨（表）「うん。おれは普段お菓子を作らないから、あそこまでおいしそうなお菓子は作れないし……研磨も普段からクロ（裏）にサンマの塩焼き味のお菓子を差し入れてるでしょ」

研磨（裏）「そ………そうだけど！　おれは今回の事件のためにわざわざ女装してまでアクセサリーを買いに行ったりしないよ！？」

アフロディ（表）「しかし、実際にサンマの塩焼き味のお菓子がセレナさん（裏）のバスケットに混入されているからね……孤爪さん（裏）、貴方の今日を含めた数日間のレシートを見せては頂けませんか？」

ルディ（裏）「そうだよ！　アンタも協力してくれないと、オレらオシオキされるんだぞ！！」

研磨（裏）「そうは言われても！　実際におれは関係ないんだから困るに決まってるでしょ！？」



研磨（裏）「その矛盾、見逃せないな？」反論！



研磨（裏）「まだあのお菓子がおれが作ったものだってわかったわけじゃない！　そこまでおれが怪しいって思うなら、おれとあのお菓子の関係性を示してほしいな！」

神通（裏）「もちろんです！　神通も艦隊のアイドルですから！　負けませんよー！」




【反論ショーダウン開始！】


＋【セレナ（裏）の用意したバスケット】＞
＋【路地裏に置かれていた女物の服】＞
＋【研磨（裏）の差し入れのお菓子】＞



研磨（裏）「確かにおれは普段から、クロにサンマの塩焼き味を中心としたお菓子をよく差し入れてる」

研磨（裏）「だからって、今回真犯人の入れたあのお菓子も同じ匂いがするからって、おれのものだと思われたら困るなー？」


ーー発展！ーー


神通（裏）「でも、この中でわざわざ秋刀魚の塩焼きの味付けのお菓子を作るのは研磨さん（裏）しかいないんですよ！」

研磨（裏）「それなら、『真犯人がおれを犯人に仕立て上げるために』わざとそうしたとも考えられるでしょ？」

研磨（裏）「『おれが本当にそのお菓子を作った証がない』限りは、おれは認めないからね？」



神通（裏）（ここにいる人の中で、おいしい秋刀魚の塩焼き味のお菓子を作れる人は研磨さん（裏）以外にいないはずです！　それを証明するには………）






神通（裏）「その言葉、斬っちゃいまーす！」論破！



『おれが本当にそのお菓子を作った証がない』←＜【研磨（裏）の差し入れのお菓子】＋≡

Break!









神通（裏）「研磨さん（裏）があのお菓子を作った証明はできますよ！」

研磨（裏）「へー？　ならここで出して見せてよ。半端な証拠じゃないといいけどね」

神通（裏）「……研磨さん（裏）が捜査時間の時に黒尾さん（裏）に差し入れていたタルト」

研磨（裏）「！」

神通（裏）「それを食べた黒尾さん（裏）から今回の事件の話をして、どんなタルトだったのか教えてもらったら、研磨さん（裏）が真犯人かどうかわかるはずです」

小狼（表）「………セレナ（裏）が今回作っていたのはポフレとタルト。そして、犯人はセレナ（裏）のバスケットの一つにサンマの塩焼き味のタルトを入れていた……」

ひびき（表）「もし、セレナ（裏）のバスケットに入れられたお菓子を見せて、黒尾さん（裏）が『自分の食ったものと同じだ』なんて言ったら……」

グリズリー（裏）「研磨（裏）。今から黒尾（裏）んところに行って、サンマの塩焼き味の菓子を見せに行くが、いいよな？」

研磨（裏）「そ、それは…………」

しずくちゃん（裏）「ま！　待ってよっ！　なんで学級裁判中に鉄朗君（裏）のところに行くのさ！　今は議論中でしょ！！」

研磨（裏）「しずく（裏）……！」

しずくちゃん（裏）「そもそもだよ！？　なんで研磨君（裏）がセレナちゃん（裏）のお菓子に自分のお菓子を混入しないといけないの！？　研磨君（裏）には動機がないじゃん！　研磨君（裏）が料理得意なのはみんな知ってるよね！？」

滝夜叉丸（裏）「いやー、この局面で今更そのような事を言われてもなー」

今剣（表）「でも、しずくのいうとおり、どうきがきになりますねー？　うらのけんまはわざわざそんなことするひつようないんですから」

しずくちゃん（裏）「その動機がわからない限り、研磨君（裏）に投票なんてさせないんだから！」




【理論武装開始！】


しずくちゃん（裏）「今回の事件って、セレナちゃん（裏）のお菓子のバスケットの中に、犯人が自分のお菓子を入れたってものだよね！？」

しずくちゃん（裏）「自分に自信がある方の研磨君（裏）がわざわざそんなことするとは思えないよ！」

しずくちゃん（裏）「研磨君（裏）が鉄朗君（裏）にお菓子や料理をよく作るのは、だいたいの人が知ってるでしょ！？」

しずくちゃん（裏）「セレナちゃん（裏）のバスケットの中に入れて、セレナちゃん（裏）のものとして振る舞うことなんてない……」

しずくちゃん（裏）「だから、研磨君（裏）が犯人なんて説は有り得ないんだよ！」

しずくちゃん（裏）「そんなに研磨君（裏）が犯人だと思えるなら、それなりの根拠を教えてよ！」



『トドメをさせ！』


しずくちゃん（裏）「『研磨君（裏）が何のために……誰のためにこんな事したと思ってるのさ！？』」



　　　　　　　　△ル・

□デイ　　　　　　　　　　　　○キ（表）

　　　　　　　　×レ


→【デイル・レキ（表）】



神通（裏）「これで、フィナーレです！」解！



Break!!!






神通（裏）「それはきっと……合っていれば、の話になりますが……今回、お菓子を混入されたバスケットの宛先は、クロイツ（表）の皆さん用です」

神通（裏）「先程のしずくちゃん（裏）の主張と、研磨さん（裏）とクロイツ（表）の皆さんの中で誰と一番関わりがあるのか考えると………研磨さん（裏）は、本当はデイルさん（表）にプレゼントとしてお菓子を振る舞いたかったんです。だけど、研磨さん（裏）にはその勇気がなかった……この動機なら、どうでしょうか？」

デイル（裏）「え？　もう一人の俺に、あのお菓子を？」

喜八郎（裏）「確かに研磨さん（裏）は、度々デイルさん（表）にちょっかい出してますけど……デイルさん（表）にプレゼントしたい思いもあったんですね……」

アフロディ（表）「普段、研磨さん（裏）はイタズラを多くしているからね……もしかしたら『イタズラだと怪しまれるかもしれない』と、この行動に出たんだろう……」

研磨（裏）「…………」

しずくちゃん（裏）「ま、待ってよ！！　そうだと決まってないじゃん！！　デイルさん（表）にお菓子を渡す勇気がなかったとか、そんなことはないよね！？」

研磨（裏）「しずく（裏）、もういいよ。これ以上おれを庇わなくて。　ここまで理解されてしまってるなら、おれたちの負け。ゲームオーバーなんだよ」

しずくちゃん（裏）「そんな、研磨君（裏）……」

研磨（裏）「しずく（裏）、ここまでおれに付き合ってくれて、庇ってくれてありがとう……真剣に戦って負けちゃったんだし、事情はおれの口から話すよ……恥ずかしいけど」

アクアクさん「えー、議論も終わったみたいですので！　オマエラ、お手元の投票ボタンで、クロだと思う人物に投票してくださーい！」



研磨（裏）│研磨（裏）│研磨（裏）

【Guilty!】









感想まだまだ〜

アクアクさん「えー！　オマエラ、今回も大正解！　今回、セレナさん（裏）のお菓子の入ったバスケットに勝手にお菓子を入れたのは！　音駒高校男子バレー部の背骨で脳で心臓！　孤爪研磨くん（裏）でしたーーー！！」

神通（裏）「正解！？　正解ですか！？　やりましたーーーっ！　神通たち、オシオキを免れましたよーーー！」

ペンギン（裏）「わーい！　やったやったー！　ありがとう神通さん（裏）！」

喜八郎（裏）「ぐぬぬぬぬ………！　学級裁判貢献の栄光を神通ちゃん（裏）に取られた！　悔しいーーー！！」

アフロディ（表）「僕も大して活躍ができなかったから惜しいな……だけど、今は神通さん（裏）が我々を勝利まで導いてくれた事に祝福と感謝の気持ちを送ろうか」

研磨（表）「アフロディ（表）、それも大事なんだけど、今は………」



デイル（裏）「研磨（裏）、どうか教えてくれよ。お前はどんな事情があって、もう一人の俺にお菓子をセレナ（裏）越しにあげようとしたんだ？」

マキ（裏）「そうだよ！　セレナちゃん（裏）も事情を聞いたら協力してくれるはず！　だから正直に私達にも話して！」

しずくちゃん（裏）「研磨君（裏）……」

研磨（裏）「うん………話す覚悟はできたよ。こんな結果になったんだし……　しずく（裏）の家に共犯を持ち込みにやって来た時の事を話すよ……」



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しずくちゃん（裏）「研磨君（裏）、どうしたのさ！　ぼくの家までわざわざやって来て……いったいどうしたの？」

研磨（裏）「あのね、しずく（裏）……おれ、いつもお世話になってるデイルさん（表）にも、お菓子を差し入れてみたいんだ」

しずくちゃん（裏）「えっ、研磨君（裏）の場合は、デイルさん（表）にちょっかい出して叱られてるんじゃないの？」

研磨（裏）「うん。いつもおれの遊びに怒りながらも付き合ってくれてありがたいから、お菓子あげたいんだ。だけど、いざデイルさん（表）にお菓子をあげにいくとなると、その……恥ずかしいし………そもそもおれのお菓子を素直に受け取ってくれるかどうかも怪しいからさ……」

しずくちゃん（裏）「そりゃあそうだろうなと思うけど……」

研磨（裏）「そんな時に、夜久さん（裏）から聞いたんだ。セレナさん（裏）が今日の昼から、お菓子をたくさんの住民達に差し入れてくれるって話を……セレナさん（裏）にはとても申し訳ないけど………しずく（裏）。おれと一緒にお菓子を作って、セレナさん（裏）のお菓子と混ぜてデイルさん（表）に差し入れるのを手伝ってほしいんだ！」

しずくちゃん（裏）「え！？　えええええ！？？　セレナちゃん（裏）のお菓子に研磨君（裏）のお菓子も入れるって！？　なんでわざわざそんなこと！！」

研磨（裏）「さっき言った通り、おれが渡したら最悪一口も食べてくれないかもしれないからさ……だから、セレナさん（裏）のものだと思われても、デイルさん（表）が喜んでくれるならそれでいいんだ。だからお願い！」

しずくちゃん（裏）「そう言われても！　もしこの事がセレナちゃん（裏）や天悪さんにバレたら！　学級裁判のネタにされちゃうんだよ！？　研磨君（裏）はそれでもいいの！？」

研磨（裏）「うん、そのリスクはわかってる。……しずく（裏）にこんな事頼み込んで巻き込んでしまうのも申し訳なく思ってる。だけど、おれはデイルさん（表）の、笑顔が見たいから………！」

しずくちゃん（裏）「研磨君（裏）………わかったよ。こう頼み込まれてるからには、ぼくも腹をくくるよ。最後まで協力するからさ！　研磨君（裏）も笑って！　ね？」

研磨（裏）「しずく（裏）………ごめんね。ありがとう」

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滝夜叉丸（裏）「なるほど………素直にデイルさん（表）にプレゼントできなさそうだったから、セレナちゃん（裏）に代理で渡してもらおうとしていたのですね」

シロクマ（表）「確かに研磨くん（裏）の危惧していた通り、この事件がなかったらデイルくん（表）も警戒しまくってただろうね」

ルディ（裏）「研磨さん（裏）、この事情をセレナ（裏）にも話そうぜ。セレナ（裏）も聞いたら掛け合ってくれるからさ。照れることないって！」

研磨（裏）「照れてない！！　別に、照れてないし………」

研磨（表）「照れてなかったら、この事件起こしてないと思うけど………そういう事なら、おれもついているからさ」

しずくちゃん（裏）「ぼくも！　学級裁判では負けちゃったけど、デイルさん（表）が喜んで食べてくれるように、傍にいるよ！」

神通（裏）「神通も付き合います！　神通も一緒にいれば、デイルさん（表）も笑顔になってくれるはずですからね！」

研磨（裏）「研磨、しずく（裏）、神通さん（裏）も………ふふ、ありがとう！　だけど、その前に学級裁判で負けたおれのオシオキを終えないとねぇ」

ひびき（表）「だなぁ……あんま酷いことにはならねぇ保証はあるけどよ」

アクアクさん「うぷぷぷ！　その辺も覚悟してくれて何より！　それでは超サイコ級のゲーマー、孤爪研磨くん（裏）にスペシャルなオシオキを用意しましたーっ！　オシオキターイム！」



『ピコンッ☆』



【コヅメくんカッコウラがクロにきまりました。オシオキをかいしします。】



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今回の学級裁判のオシオキとしてアクアクさんから持ちかけられたゲームは、『DanceDanceRevolution』というゲームを今剣くん（表）と対戦するというものでした！　研磨さん（裏）がこれで負けたら自分の力でデイルさん（表）にお菓子を渡すことになるそうです！　その結果は………

「はぁ、はぁ、はぁ………くっ、ダンス難しいな！　ゲームなんだから負けたくないのに！」

「あははっ！　このげえむ、たのしいですよー！　ぼくはもっとおどれちゃいます！」

「うわああああ………スコア差もダンスの力量も歴然だー……こうなると研磨くん（裏）のぼろ負けになっちゃうよー……」

「こうなると研磨さん（裏）が大人しくデイルさん（表）にお菓子を直接渡すことになりそうですねー」

今剣くん（表）の圧勝……つまり、研磨さん（裏）はここでも負けてしまったんです！　なので、後日、神通もセレナちゃん（裏）も、しずくちゃん（裏）や研磨さん（表）も付き添う中で、研磨さん（裏）はデイルさん（表）に自分で作った秋刀魚の塩焼き味のタルトをあげに行ったんです！　デイルさん（表）はみんなが心配していた通り、嫌そうな顔はしていましたけど……タルトを実際に食べてみて、顔を綻ばせていたのがわかりました！　そのデイルさん（表）の表情を見た研磨さん（裏）も嬉しそうになってましたよ！　ふふっ！　やっぱり笑顔が一番ですね！

研磨さん（裏）とデイルさん（表）が仲良くなれたところで、みんなと別れた神通は、次に那珂ちゃん（裏）に鎮守府まで呼ばれました！　なんでしょうと思っていましたけど……そこにはパーティー会場が広がっていましたよ！？

「えっ！？　な、那珂ちゃん（裏）！　これっていったい！？」

「うん、神通ちゃん（裏）が学級裁判で頑張ってくれたところ、提督やみんなと一緒に見てたよ……だから、みんなで神通ちゃん（裏）のお祝いパーティーやることにしたんだ」

「えええっ！？？　て、提督！　皆さん！　私がセンターに立ったお祝いを、やってくれるんですね！　神通、感激ですっ！！」

「いえ！　こちらこそ、神通さん（裏）が皆さんを引っ張って、協力して事件を解決させた事に感激していますから！　なので、今日はのびのびと過ごしてください！　歌もいっぱい歌っていいですから！」

「もちろんですよ！　那珂ちゃん（裏）もほら、デュエットしましょう！」

「えっ！？　う、うん！」

その日の神通センターマイク記念パーティーは、那珂ちゃん（裏）や提督達と一緒に、盛り上がることができましたよー！










感想OK！　更新が遅れて申し訳ないです(´；ω；｀)