二次創作小説(新・総合)
- Re: 第四回天悪版料理対決 〜発狂物語IV〜 ( No.292 )
- 日時: 2024/02/18 10:19
- 名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: mG18gZ2U)
前田(裏)「がいどぶっくの再掲を執り行わせていただきます! 皆様、もう一度ご確認をお願い申し上げます!」
[ガイドブックルール説明]
・テーマはバレンタインデーに合わせて「チョコレート」。つまりチョコレート料理であればチョコ単体でもチョコをエッセンス程度に使ってもなんでもいい
・準備及び練習期間は2週間。そして与えられた予算は5000円。この予算内でチョコレート料理を作ること(ただし調理器具と料理本などは予算外としいくらでも調達可能)
・審査員達の評価の下、優勝に値する☆5評価の者が好きなプレゼントを一つとサタン(表)とおしりたんてい(裏)の作った(どちらも☆5相当)料理を贈呈される。ただし、☆1以下の者にはオシオキが……
・なお、能力や魔法など特殊スキルの使用は厳禁。その他犯罪行為など不正があれば即オシオキ確定となる
・事前に判明している☆1以下相当の者には☆5相当の者が練習期間限定でコーチに付くこととなっている
[評価一覧]
☆5:プロとも言えそうなほど美味しいです!お店で出ても違和感ないし金を払いたいくらいです!
☆4:確実に良妻と言えるレベルです。アレンジなどもあってとっても美味しいです!
☆3:いわゆる普通レベルです。基本に沿って作ってくれてありがとう!
☆2:普通にまずいorまだまだ駆け出しです💦でも努力すれば必ず美味くなる!
☆1:勘弁してクレメンス😭頼むから料理は控えて😭
☆0:屋上に行こうぜ……久しぶりに………キレちまったよ…………
[役割一覧]
【司会】街雄鳴造(表)、パンダ(裏)、コマさん(表)、カカオ(裏)
【アシスタント】茜(裏)、吹雪(表)
【審査員】天悪、サタン(表)、おしりたんてい(裏)、前田藤四郎(裏)、里見弴(表)(+α審査員1〜3枠)
【挑戦者】下坂部平太(裏)、谷地仁花(裏)、ザクロ(裏)、ジーナ・ボイド(裏)、柊沢エリオル(表)、閻魔大王(表)、ミキ(裏)、鶯丸(表)、へし切長谷部(裏)、赤城(表)、ルイス・キャロル(表)、ハワード・フィリップス・ラヴクラフト(裏)、ウィスパー(表)、バク(裏)、サクランボ(表)、スターチス(裏)
【医療班】罪木蜜柑(両方)、猪名寺乱太郎(両方)、鶴町伏木蔵(両方)、川西左近(両方)、三反田数馬(両方)、善法寺伊作(両方)、ラティナ(両方)、白澤(両方)、桃太郎(両方)、薬研藤四郎(両方)、斎藤茂吉(両方)、レッドチューリップ(両方)、イエローチューリップ(両方)、パープルチューリップ(両方)、ホワイトチューリップ(両方)、鷲見セリナ(琴葉姫)、シスハ・アルヴィ(琴葉姫)※、八意永琳(葉月)、白山吉光(葉月)、時継優治(音葉)、フィガロ・ガルシア(音葉)、ジン(HAL)、アスクレピオス(柊)、エミリー・ダイアー(柊)
【戦闘班】獄原ゴン太(表)、星竜馬(表)、王馬小吉(裏)、田村三木ヱ門(裏)、潮江文次郎(裏)、シェゾ・ウィグィィ(表)、アコール先生(裏)、デイル・レキ(表)、豪炎寺修也(表)、染岡竜吾(表)、千代田桃(裏)、三日月宗近(裏)、髭切(裏)、南泉一文字(裏)、姫鶴一文字(裏)、天龍(裏)、龍田(裏)、龍驤(裏)、山城(裏)、小川未明(裏)、新美南吉(裏)、ロボニャンF型(裏)、からくりベンケイ(裏)、サクラ(表)、ウメ(表)、サザンカ(裏)、チャノキ(裏)、ノール・ファニャ(琴葉姫)、織田作之助(葉月)、山姥切国広(音葉)、信濃藤四郎(音葉)、ディルック(HAL)、ガイア(HAL)、ホマレ(たけジアン)、メイプル(たけジアン)、アルヴァ・ロレンツ(柊)、ビーマ(柊)
※琴葉姫サイドのシスハは医療班・戦闘班両方に対応可能
ラグナス(表)「次は私達の番だな……サタン(表)達固定審査員と会場にいる面々、よろしく頼む!」
リデル(裏)「よろしくお願いします。この可愛いリデルちゃん(裏)に変なものよこさないでくださいよ?」
平野(表)「主とリデル様(裏)の事は、僕もお守り致しますよ! 皆様も、護衛はお任せ下さい!」
天悪「ラグナス(表)本丸の平野くん(表)頼もしいね……よろしく頼むね……( ˇωˇ )」
サタン(表)「その時まではそこまで堅くしなくて良いのだが……今回はよろしく頼むぞ」
続いて、7番のチョコレートの試食の為に会場へ駆けつけたのは、現在は子どもの姿で大人の自我の光の勇者と亜人のプリンプ魔導学校(裏)の生徒と警護とお付きが板に着く短刀男士だ。ラグナス(表)と平野(表)は雰囲気が厳かだが、4番のポイズン……とまではいかないものの、騒ぎを聞いたらそうなるのも無理は無いのだろうか……
前田(裏)「ラグナス様(表)も平野(表)も! 御三方の事は僕達も守ってご覧にいれますから、警戒は解いていいのですよ」
里見(表)「そうそう! 戦闘班の人達もいてくれるしね!」
おしりたんてい(裏)「+α審査員の皆さんに、クトゥルフ料理といった危険が及ぶなら我々がお守りしますし、7番さんは美味しいチョコレートを作っていただけた可能性もありますので……もう少し肩の力をお抜きください」
平野(表)「いえ、警護やお付きの機会が多くあった身としては、固定審査員の皆様をお守りしたいのですが……」
ラグナス(表)「そうだな……サタン(表)達は4番の時に医務室送りになっていたじゃないか! 心配だよ」
リデル(裏)「私は医務室送りで結果発表まで安静になるのはごめんですけど???」
サタン(表)「4番の件については私もどうかと思ったが事件の元凶や関係者含めてお仕置きになるし、そのお仕置きも酷くはしないし……残りの挑戦者の中で約1名を除けば目立ったメシマズ枠はいないから深く気にしなくていいぞ……」
天悪「せやね、ただここでそのメシマズ挑戦者のチョコレートが来て、物の見事にクトゥルフだったらごめんやで……(´・ω・`)」
おしりたんてい(裏)「天悪さん……」
平野(表)「皆様……お気遣い感謝します! ただもしもの場合もありますし、いざという時は、僕も戦闘班の皆様と共に戦いますよ」
ラグナス(表)「ああ! 私だってこれでも戦える身だ。勇者としての責務は果たさせてほしい!」
リデル(裏)「私はお兄様(表)達に守られておきますけどね! 一番は美味しいチョコレートを食べられる、ですけど」
前田(裏)「平野(表)達……わかりました。その時は共にくとぅるふ料理等の対処をよろしくお願いします!」
里見(表)「うん! 二人とも頼もしいな〜! リデルちゃん(裏)も、クトゥルフからは守ってみせるからね!」
茜(裏)「お〜い! みんな、ななばんのチョコレートかしをそちらにもってくるぞ〜!」
という会話を重ねていると、アシスタントの茜(裏)が7番のチョコ菓子を持ってきた。それは茶色の皮に包まれた饅頭のようで、会場の歓声はまばらだが、饅頭の素朴で甘い匂いが香ってきた。匂いの通りなら、この饅頭も食べられる代物だろう。
天悪「饅頭かぁ〜。饅頭も好きだから嬉しいな!」
サタン(表)「この皮にチョコが練り込まれているのか? それとも中身がチョコか、あるいは両方か……」
ラグナス(表)「チョコ入りはまだ試みたことはないけれど、饅頭はよく本丸で刀剣男士達に手作りで振る舞う菓子の一つだな」
前田(裏)「え? 本丸での契約事項の事もあるとはいえ、意外です! ラグナス様(表)も異世界からの出身ですし、手作りをするなら洋菓子かと思っておりました」
平野(表)「主は恋人であるソニア様(表)の影響もあり、日本の文化にも詳しく、和食も作れるのですよ! よく主も刀剣男士達への食事を作ってくださるのです」
ラグナス(表)「逆に洋風のものはまだ未履修だな。だからって一人で学ぼうとすれば、歌仙(表)や燭台切(表)達に止められるし……」
リデル(裏)「そういえばラグナスさん(表)は、初めてのレパートリーの料理を作る際、キッチンを爆破させるタイプでしたね」
前田(裏)「ち、厨房を爆破!?? な、何故そうなるのですか!??」
おしりたんてい(裏)「おそらくラグナスさん(表)の魔法が誤って発動してしまうからでしょうが、凄まじい失敗の仕方ですよね……」
里見(表)「えぇ……(困惑) あんまりそっちの本丸の刀剣男士達や友達や、恋人のソニアちゃん(表)を心配させないでね?」
といった談笑を先にする審査員達だが、ここで司会の街雄(表)が7番の残したコメントを読み上げるのだが………
街雄(表)「はい………それじゃあ、7番さんのコメントを読むよー………」ドロドロドロ………
サタン(表)「ってぇ!?? 鳴造(表)はここにきてどうした!????(驚愕)」
おしりたんてい(裏)「フーム………とうとう司会の方にも異変が……」
ラグナス(表)「えええっ!?? 待ってくれ、鳴造さん(表)はどうしたんだ!?? 最初の時はこんなに暗くなかったし、顔に縦線もいくつか浮かんでなかったよな!??」
平野(表)「体調に異常でも起きましたか!?」
街雄(表)「あれ、本当だ………なんでだか、テンションが、いつもより低いし……大声も、出せない、かな………まぁいいや。7番さんのコメント、読みまーす…………」
リデル(裏)「ええええええ……!? ちょっと、本当に大丈夫なんですか!? 明らかにおかしいでしょ!!」
天悪「妖怪に取り憑かれてるみたいな変わりようだけど、妖怪とは違うっぽいんよなぁ……」
なんととうとう街雄(表)も暗いテンションになると異変が起きたのだ!? どう考えてもおかしいが、街雄(表)自身も普通に進めてるので、7番のコメントを聞くことにする……
街雄(表)「『俺が作った菓子は、ちよこ入り饅頭だ。主が普段作る饅頭の中身をちよこにして作らせてもらった。こういった対決の場ではしっかりやるさ。出遅れた大包平(表)には顕現されてからこれを振る舞うとしよう』………だ、そうです……………」
天悪「うう、暗い街雄さん(表)とか中々慣れない……って、『主が普段作る』って、ついさっきそんな話してたような……」
サタン(表)「しかも、大包平(表)……はまだ顕現されていないが、奴の事に言及する挑戦者はまさか……」
リデル(裏)「えっ!?? もしかして、ラグナスさん(表)の本丸のあの人ですか!? わぁ〜! 私、あの人のこととてもイケメンだって思ってて気に入ってるんですよ!」
ラグナス(表)「待ってくれリデル(裏)は私の出鼻をくじかないでくれ💦 そうか、彼か……! 普段は飄々としていて内番とかもサボるが、私の作る饅頭を再現してくれたんだな……」
そう。7番を顕現した主と言えるラグナス(表)の作る饅頭を、チョコ入りにして再現させた7番は、刀派が古備前の飄々としている太刀の刀剣男士。普段は内番はさりげなくサボっている7番だが、料理対決ではしっかり挑んでくれた上、この作ったチョコ饅頭は、今後大包平(表)が顕現された時に彼に振る舞うつもりらしい。
平野(表)「あのお方がこちらのちよこ饅頭を作られたのですね。味わいはどのようなものでしょうか?」
前田(裏)「そうですね! 七番さんの料理の腕前はいかがでしょうか!」
おしりたんてい(裏)「皆さんで手を合わせましょうか。いただきます」
おしりたんてい(裏)の一声で審査員全員が手を合わせ、7番のチョコ饅頭を食べ始める……そのお味は、なめらかなチョコクリームと、ふわふわした皮が程よく調和され、まろやかな味わいとなっており、舌に優しい味となっていた。
天悪「美味しいーーー!! 中がチョコクリームだからチョコパンにも思えそうだけど、ちゃんとチョコ入りの饅頭としての柔らかさと味が感じられるよ!!」
里見(表)「うん! チョコクリームの味も甘くてとろけるいい味だし! 7番も料理上手いんだね!」
ラグナス(表)「私は7番が料理をした所を見たことがないけど……彼もこんなに美味しい饅頭を作ってくれるなんてな。結果発表の時にお礼を言おう! ……あと、ちよこ大作戦や鍛刀でいい加減大包平(表)を迎え入れないと(白目)」
サタン(表)「ああ………(察し)」
リデル(裏)「そういえば7番さん、度々私にもイマジナリー大包平さん(表)の話をしてくるんですけど……意地でも顕現させてあげてくださいよ」
平野(表)「その為に僕も戦います! 主も、共に戦いましょう!」
ラグナス(表)「だな!! 忙しい事になるぞ!!!(白目)」
前田(裏)「僕達も負けてはいられませんね……! 僕達の本丸も挑んでみたところ、ソハヤさん(裏)が始めに来て下さりましたし、少ししてから大典太さん(裏)と蛍丸(裏)も来て下さりましたからね……!」
天悪「え???????? それマ??????????」
おしりたんてい(裏)「フーム、ソハヤさん達も中々顕現できない刀剣男士のはずですが……ちよこ大作戦、とんでもない催し物ですね」
リデル(裏)「これはお祭りにも程があるでしょ……この調子で大包平さん(表)来ますかね?←」
ラグナス(表)「来たらすぐに7番のこの饅頭を食べてもらおう(微笑)」
なんか大包平が中々顕現できる機会がないせいで話題がわりと変わっているが💦 7番の自身の主の作る饅頭を上手く再現できていたチョコ饅頭の評価は……
7番の総合評価:☆☆☆☆
天悪の評価:☆☆☆☆
チョコクリームの詰まった饅頭美味しかったですゾ! キミの主が普段作る饅頭を再現したって時点ですごいんだけど、キミが料理上手いって所も驚きだぜ!! もう少しアレンジのしようは出来そうだったけど、大包平(表)が来てくれた時のために練習しな……(´;ω;`)
サタン(表)の評価:☆☆☆☆
ラグナス(表)からは「料理した所を見た覚えがない」と言われているほどのマイペースな貴様が料理できるのは意外だな。なめらかなチョコクリームと程よく蒸された皮が上手く調和されていた。素朴がちなのが少々減点だが、それ以外は気にならなかったぞ。今後、大包平(表)が顕現されて話せるといいな。
おしりたんてい(裏)の評価:☆☆☆☆
私も7番さんのチョコ入り饅頭、満足させて頂きましたよ。あなたも今頃大好きなお茶を飲んでまったりしていると思われますが、ほうじ茶と合わせて食べてみると上手く味が引き合って美味しく頂けることでしょう。大包平さん(表)が顕現された時は、お二振りでまったりできるといいですね。
前田(裏)の評価:☆☆☆☆
別の本丸の七番さん、ではありますが、七番さんは料理の腕もお上手なのですね! 甘すぎず、かといって苦すぎないこのちよこ入り饅頭は僕も満足して食べられました! そちらの本丸に、大包平さんが来て下さる事を祈ります! 僕達も大包平さん(裏)をお迎えしに行かなくては!
里見(表)の評価:☆☆☆☆
特にこれといって特別な見た目になってないし隠し味とかもなかったけれど、なめらかでとろけるような、でも饅頭としてのふわふわした食感が美味しい饅頭になってたよ〜! 君の主さんの食べ物の味を追求するなんて、君も主さん思いなんだね! もちろん、僕も陰ながら大包平くん(表)の顕現を応援するよ〜!
リデル(裏)の評価:☆☆☆☆
7番さんは普段あんなにのほほんとしてて、でもイケメンなのに料理もできるなんて聞いてないですよ!?? チョコクリームもベタついてなくて程よい溶け具合でしたし、皮も上手く作れてましたし!! 私、今回+α審査員に選ばれてよかったですよ! お礼にリデルちゃん(裏)作詞作曲の曲を聞かせてあげますね♪(それお礼になるか???byサタン(表))(サタンさま(表)、ここはしー、ですよbyおしりたんてい(裏))
平野(表)の評価:☆☆☆☆
七番さんのちよこ饅頭、味見拝見させていただきました! ちよこのほろ甘い味わいと皮の柔らかで弾力のある噛みごたえが甘みを際立たせてくれて、たまらなかったです! これを大包平さん(表)に手渡せば、必ず喜んでくれると思います。僕も共に戦いますから、ちよこ大作戦、頑張りましょう!
ラグナス(表)の評価:☆☆☆☆
私は君が家事を率先して行っていた所を見たことがなかったから、こうして美味しい菓子を作れる上で、私の作る饅頭の見た目と味を再現してくれようとしてたのに驚いたし、とても嬉しいよ! ただサタン(表)や弴先生(表)の言う通り、それ以外に特出できる点が少なめだから☆5じゃないんだけど、大包平(表)を顕現できたらきっと喜んでくれるからさ。俺も必死で回るからな!!!!!!!!←←←←←←
マジで大包平顕現しなきゃ(使命感)
感想まだ
- Re: 第四回天悪版料理対決 〜発狂物語IV〜 ( No.293 )
- 日時: 2024/02/18 10:22
- 名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: mG18gZ2U)
鬼灯(表)「………そろそろ私も試食に移る番ですね。会場の皆さん、お邪魔いたします。5番から7番の間に、騒動は起きていないでしょうか」
天悪「鬼灯様(表)〜〜〜!! はいっ! 前の3つは美味しいものづくめでした!」
サタン(表)「正確には☆4が三連だ。今回は挑戦者達のメシウマ率が高かったようだからな」
鬼灯(表)「しかし、最後まで油断は禁物ですよ。ただでさえヤバい腕前の方があと1人目に見えて残っているので」
おしりたんてい(裏)「フム、鬼灯さん(表)も冷静沈着ですね」
前田(裏)「そうですね、その方の料理は気をつけなければ……」
里見(表)「ただ、鬼灯さん(表)も少しだけでもゆっくりしててよ! せっかくのバレンタインチョコだよ!」
鬼灯(表)「まぁ、まだバレンタインの期間内ではありますね。大事にならない事を祈ります」
次に8番のチョコレートの試食にやってきた+α審査員は、地獄の王に仕える第一補佐官。鬼灯(表)も某挑戦者の万が一の事態に備えているが、ここまで☆4評価のチョコレート類が5番から並んでいる為、次のチョコレートも美味しいものが来て欲しいが……
パンダ(裏)「……………」よじよじよじ……
街雄(表)「あれ………パンダ君(裏)、会場のステージの壁をよじ登って、何をしているんだい…………」
ノール(琴葉姫)「パンダ殿(裏)まで何かしらの異変が起きているでありますニャーン!」
パンダ(裏)「えー? だってそこに壁があるから登りたくなったんだもん」
前田(裏)「って、今度はパンダ様(裏)が!? ううん、本当に何が起きているのでしょうか……?」
信濃(音ウヒ)「隙ありっ!(背後から前田(裏)の髪わしゃわしゃ)」
前田(裏)「わぁっ!?? し、信濃(音ウヒ)! また悪戯ですか!??」
信濃(音ウヒ)「うん! まただよ!」
ロボニャンF型(裏)『みと(表)………とても純粋な少女であったな……曙(表)も、リデル(裏)も………』
織田(葉月)「もおおおお………なんなんこの状況……お母ちゃん、助けてぇ……」(´;ω;`)
鬼灯(表)「…………………試食が終わったら、天悪さんのお仕置きに入りましょうか」
天悪「私みんなの異変に関して関わってません……」(´;ω;`)
サタン(表)「そうだな。お仕置きするなら証拠を探らなければ」
ホマレ(たけジアン)「あっ☆ 私の出番かな〜♪」
天悪「私のせいじゃありません……」(´;ω;`)
パンダ(裏)までもが壁についよじ登るようになっており、他にもおかしくなった者たちも依然としてカオスなまま……これはもう天悪の仕業ではと鬼灯(表)やサタン(表)が疑い始めるが、天悪は否定し続けている……そんな会場の中で、吹雪(表)が8番のチョコレートを持ってきたのだが、空気的に中々入れない……
吹雪(表)「あのー………8番さんのチョコレートを持ってきたんですけど………入ってきて良いですか💦」
おしりたんてい(裏)「フム。レディーを困惑させてしまっていましたね。吹雪さん(表)、申し訳ありません。私達はこの様子ですが、試食の準備は整っていますので、8番さんのチョコレートをこちらへ」
前田(裏)「僕達の事はお気になさらずに、配膳をお願いします💦」
吹雪(表)「はい! ただいまお持ちしました、8番さんのチョコレートはペロペロキャンディーのようになっています!」
里見(表)「えっ? ペロペロキャンディーなチョコレートなの? 気になる気になるー!」
天悪「どんなチョコなの?」
吹雪(表)が持ってきた8番のチョコは、棒がついているペロペロキャンディー型チョコであった。見た目は……少々茶色と白の二色がぐちゃぐちゃに織り交ざっているが、匂いはそこまで悪くない。
サタン(表)「お、おおお〜………形が不格好だな………」
天悪「せやね……固めるのに苦労したのかな……?」
里見(表)「ま、まぁ見た目はあんまり良くないかもしれないけど、味はとびきり美味しいかもしれないよ! 早速食べてみよう!」
おしりたんてい(裏)「ええ。見た目のみでなく、味も吟味して評価しましょう」
鬼灯(表)「はい。では、覚悟を決めましょう。いただきます」
前田(裏)「いただきます!」
8番のペロペロキャンディー型チョコの試食に移った審査員達……味を確かめてみたところ、いたって普通にチョコと水飴が合わさった甘い味であった。
天悪「う〜ん、美味しいけどそんなに特別な味わいでもない………」
サタン(表)「ごく一般的なチョコと飴の味だな……味に関しての工夫点が見られない」
前田(裏)「でも僕、このちよこはこれまでの方々のちよこよりより甘く感じられますよ?」
里見(表)「それは水飴がチョコレートの甘さを引き立ててるからかな? それを踏まえて評価を出すとなると、☆3が妥当かなぁ」
おしりたんてい(裏)「フーム。見た目も不格好かつ特に秀でた味も魅力もないとなると、良くて☆3となってしまうでしょうね……」
鬼灯(表)「ですね。可もなく不可もなく、といったところかと」
ごくごく普遍的と言えるペロペロキャンディー型チョコの評価を話し合う審査員達に、今も壁にぶら下がりながらパンダ(裏)が8番のコメントを読み上げる。
パンダ(裏)「はーい8番さんのコメントを壁に登りながら読むよー! 『ワシが作ってみたのは、ペロペロキャンディーにチョコを足して混ぜたものだよ〜。坊(表)もペロペロキャンディー好きだし、小さい子も固定審査員の中にいるし、もし+α審査員に小さい子が選ばれたら喜んで貰いたいからね。料理の練習頑張ったんだけど、どうかな?』だって」
鬼灯(表)「はい、この飴を作ったのはあのヒゲですね。皆さん、うちのアホがとびきり美味いものを作れていなかったようで申し訳ないです」
天悪「えっ!?? いや、これもおいしいからいいけれど………8番様に対しての当たりが相変わらずキツイぃ!!!」
サタン(表)「鬼灯(表)がこの調子なのは8番に限ったことでは無いが………まだ☆3だから貴様は気にしなくても良くないか?」
鬼灯(表)「いえ、ここは料理の味いないなを評価される場ですからね。8番もコメントの通りなら、☆5獲れるように取り組んで欲しかったところです」
その8番のコメントからすぐに+α審査員の鬼灯(裏)が察した8番は、世界最初の死者であり、日本の地獄の王。見た目は怖いが性格は朗らかで孫煩悩な好々爺な8番は、子ども向けにか今回のペロペロキャンディー型チョコを作ったようだが、8番に仕える鬼灯(表)は8番よりもこのチョコの結果に納得いっていない模様……
おしりたんてい(裏)「フーム、8番さんは☆3評価となったからといって、落ち込むことはないと思われますが……鬼灯さん(表)は8番さんに大成してほしいのですかね」
鬼灯(表)「……彼も挑戦者として選ばれた以上、地獄(表)の看板を背負っているので」
前田(裏)「ああ、お気持ちは察せますが……ですが八番様も頑張って取り組まれたのですし、結果発表の際は労って差し上げましょう!」
里見(表)「そうだね! あんまり厳しくしないであげて?💦」
鬼灯(表)「善処します」
あ、これ8番の死亡フラグだ。鬼灯(表)から漂うわりと凄まじい気迫を感じ取った固定審査員達もつい身震いしながらも、8番へのエールや評価を書いていくのであった……
8番の総合評価:☆☆☆
天悪の評価:☆☆☆
8番様の作ってくださったペロペロキャンディーチョコ美味しかったですゾ〜。ただ、普通の枠からは逸脱できそうにない……あと追加で申し訳ないが、鬼灯様(表)とのお料理講座は避けられないと思う……ツヨクイキロ(白目)
サタン(表)の評価:☆☆☆
着眼点と子どものことも考えてこれを作った点は評価に値するが、その他の点は普遍的で、独創的なアイデアや強みが見られなかったため、この評価だな。貴様も鬼灯(表)と比べれば料理が特別得意という話は聞いた事がなかったから仕方ないだろうが……鬼灯(表)との話し合いは避けられそうにないから強く生きろ(諦め)
おしりたんてい(裏)の評価:☆☆☆
フム、味わいは悪くなかったのですが、特別良いお菓子とも言えませんね。もう少しチョコと水飴の両方の味が洗練されていたらまた評価は違ったのでしょうが、今回はこれ以上の評価は難しいことでしょう。今後も自らについてきて下さる部下の方を大切にお願い申し上げますね。
前田(裏)の評価:☆☆☆☆
僕は八番様の作ってくださったちよこ飴の味は好みだったのですが、皆様曰く「ちよこに水飴が足されているからより甘く感じる」のだそうで……それ以上の味の工夫を工面していただけたら、より評価を得られたでしょうね……そ、その! 鬼灯様(表)も貴方の事を慕っている故に話があるそうなので、聞くだけでもしてあげてくださいね!
里見(表)の評価:☆☆
君の作ってくれたペロペロキャンディーチョコレートも美味しかったんだけど、より甘く感じたのは水飴の効果だけだし、見た目は良くなかったからこの評価かな〜……もう少しアレンジを……フレーバーでも木いちごを加えるとか、水飴によって溶かされないトッピングを入れていたらもっと評価上がったと思うんだよね〜。えっと! 多分重症にはならないと思うから、そこは安心して!
鬼灯(表)の評価:☆☆
まずは、見た目の色合いが全くもって食欲をそそられるものと言えない、味も特出すべき強みがない、更にはチョコより水飴の味わいがやや強い………などなど批判すべき箇所が多々あります。これでは到底☆5は取れませんよ。8番、この料理対決が終わったら料理講座開きますので。異論はありませんね???(圧)(ヒェッッッッby天悪&サタン(表)&前田(裏)&里見(表))(やれやれ、鬼灯さん(表)も素直ではありませんねbyおしりたんてい(裏))
街雄(表)「……………はい……ここで、試食・前半戦が、終了で〜す…………」
パンダ(裏)「固定審査員のみんなや全員に休憩時間を設けるよ! 時間が来たらまたアナウンスで知らせるからね〜」
里見(表)「あっ! そうだった、前半戦がここで終わったんだね! 色々あったけど……楽しかったね!」
前田(裏)「はい! 良い見聞を知ることができました」
おしりたんてい(裏)「フフッ。お二方にも喜んでいただけたようで何よりです」
サタン(表)「これでまだ奴が残っているとはマジか???????(絶望)」
天悪「サタンさま(表)絶望しないで!!!!(汗) 果たして後半戦では何が起きるのか……(迫真)」
8番の試食で前半戦が終了し、休憩時間に入った。その時、戦闘班の桃(裏)とガイアとホマレの下に、医療班から……白澤(表)から連絡が入った。三人はすぐさま応答する。
桃(裏)「もしもし? 白澤さん(表)? どうしたんですか?」
〜医務室〜
白澤(表)「もしもし桃ちゃん(裏)達? 今、話聞いてたしセリナちゃんもおかしいから知ってるけど、そっちでも司会の街雄君(表)やパンダちゃん(裏)や、ノールちゃん達そっちに行ってる戦闘班のみんなもおかしくなってるよね? 悪いけれど、様子がおかしい子達を今のうちに医務室で安静にする為に戻ってきてくれないかな? 一応ホマレちゃんが天悪ちゃんの見張りを継続するとしてね」
ホマレ(たけジアン)『そうなんだよね〜☆ 私だけ天悪ちゃんの見張りに徹するのは把握したよ〜☆』
ガイア(HAL)『司会達やロボニャンF型(裏)達を連れて戻ってくるんだな、わかった。物資は用いるか?』
白澤(表)「いや、まずは精神科医である茂吉君達に、精神面の不調を診てもらってからにするよ」
伏木蔵(表)「それと、伊作先輩(裏)の件なんですけど〜………先輩(裏)、3番の治療に向かったっきり、戻ってこないんですぅ………」
ガイア(HAL)『なに? 連絡は取っているのか? 医療班や戦闘班には全員に連絡用の端末が渡されているはずだが……』
伏木蔵(表)「いえ、ぼくたちも伊作先輩(裏)に連絡したんですけど、応答がなくてぇ……これ、伊作先輩(裏)や挑戦者達の様子を見に行った方がいいですよねぇ……」
桃(裏)『そんな、だったら早く挑戦者用の控え室へ行ってあげて! 何が起きているのかはわからないけれど……』
白澤(表)「だよねぇ。誰が行ってみる? 伊作君(裏)が応答すらないのなら、戦闘班の子達も同伴で行った方が良さそうだけど」
アスクレピオス(柊)「………ならば僕が彼を回収しに行こう。戦闘班及び他の同伴は不要だ。僕一人で回収しに行く」
乱太郎(裏)「! アスクレピオスさん……いいんですかぁ? 伊作先輩(裏)のこと、よろしくお願いします!」
白澤(表)「………そうだね。この件は君が適任そうだ。それじゃあ伊作君(裏)達の元へ行っての対処はよろしくね〜♪ エミリーちゃんも、アスクレピオス君や伊作君(裏)の無事を祈りつつここで待っていようか」
エミリー(柊)「え、えっと……その! アスクレピオス様、どうかお気をつけて!」
アスクレピオス(柊)「心配はいらない。僕のことよりも、お前達は今後来る患者の事に集中しろ。では、行ってくる」
アスクレピオス(柊)「……奴め、奴も"この異常な魔力"を感じ取っているな。そこはあくまで神獣にしても気に食わないが………僕も早く挑戦者用控え室での要件を済ませるとしようか」
アスクレピオスは医療班と桃(裏)達の通信内容から、自分が挑戦者用控え室へ単独で向かっていた。……その理由は簡単。『向こうは魔力を抑えているようだが、自分には感じ取れる、普通では無い膨大な魔力を感じ取った』からだ。恐らく向こうはサーヴァントである自分くらいしか対処のしようがない程強い。そのため、非戦闘員の同伴や下手な協力はできない。
アスクレピオス(柊)「………あの挑戦者の中に、そのような魔力の持ち主がいるのか? ……おい、入らせてもらうぞ。いったい何があった………」
アスクレピオスが挑戦者用の控え室に辿り着き、中に入ると、そこには………
ドンッ! バフゥッ!
アスクレピオス(柊)「!!(蛇の杖を構えて障壁を出す)」
なんと、挑戦者の内二人が、何故かお互いに膨大な魔力を発しながら戦っていたのだ……! その内一人はこちらにも何かの煙を発してきたが、アスクレピオスは蛇の杖を用いて無効化させた。
アスクレピオス(柊)「おいお前たち……これは、どういう事だ」
???1「ああ!? あなたは………あなた、なら、問題ない、なさそう、です!」
アスクレピオス(柊)「お前は正気ならこの患者たちの状況を説明しろ。そして………彼の身に何が起きたのかの説明もだ」
???1「彼、料理対決、開始、来た時から、魔力、纏う、しています。気をつける、です。彼の世界、引き込まれない、しない、です………!」
アスクレピオス(柊)「……………お前も意識が朦朧としているようだな。患者を数名引き連れてから、撤退するぞ。異論は認めない。どうしても認めない場合は実力行使に出る」
???1「!? くっ………! なら、我が臣下たち、連れる、です!!」
アスクレピオス(柊)「……誰がお前の臣下とやらかは知らないが、悪いが近場で倒れている者たちの回収が優先だ。………彼には、隙がなさそうだ…………!」
???2『ハ〜〜〜〜〜〜〜……!』ゴゴゴゴゴゴ……
かくして、アスクレピオスはとある挑戦者と共に一部の者の回収と撤退に入るようだが……上手くいくのか……!?
ただただ普通の料理対決が見たいんや!!! こんな要素いらん!!!って方に土下座謝罪したくなる展開になってきてる……(´;ω;`) 申し訳ないです………以下ヒント
7番:素朴で安心できる味わいのチョコクリーム饅頭。これを作ったのはまったりお茶を飲んで涼む古備前の刀剣男士
8番:色合いは歪に混ざってるけど普通な美味しさのペロペロキャンディーチョコ。作ったのは鬼灯(表)が仕える好好爺
感想OK!