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『まぞくとまおう』




シャミ子（裏）「あっ、お兄（表）。待ってくださいお兄（表）。お散歩の途中ですか？でしたら、私もついてきていいですか？」

サタン（表）「いや、だから私のことを兄と見ることないだろうに……というより！お前は何故私やサタンのことを兄と見たり、とりわけ私についてくるのだ！？まぞく繋がりなら、正直鬼灯達の知り合いにもまぞくの一種はいるし、ポップンワールドにもまだまぞくは来てないが、存在するぞ？」

シャミ子（裏）「お兄（表）がまぞくでカッコイイし、まぞくとして尊敬すべき点がたくさんあるのも大いにあります」

サタン（表）「えっ？尊敬する所がたくさんある？？」←身から出た錆的にトラブルメーカーなので人望がないことをちょっと気にしてる

シャミ子（裏）「それと、お兄（表）は自分の気持ちにとても正直ですし、感情も豊かじゃないですか。桃（裏）もとってもわかりやすくて賑やかな人ですし……だからこそ身近な人に感じるのかもしれません。かっこいいところもあるし、どこか癒されるところがあるから、気を許せるんですよ」

サタン（表）「癒されるような存在になった覚えはないが……フン、私に好意を持つ者は他にもいる（リデル（表））から別に構わん。だからといって兄呼びは慣れんがな」

シャミ子（裏）「そうだ、最近リデル（表）とドラコさん（表）に遊びに誘ってもらってるんですよ。お散歩に……あ」



サタン（裏）「シャミ子（表）！どうかな、シャミ子（表）にもカーバンクルちゃんのかわいさがわかるように作った、カーバンクルちゃんぬいだよ。う、上手くできてるかな……？」(´,,•ω•,,`)

シャミ子（表）「うわぁ、とてもかわいいし、フカフカです！ありがとうございます！……ただだいにお父さん（裏）は私に貢ぎすぎだと思います」



サタン（表）「げ、ある意味全ての元凶……アイツもアイツで何故すぐシャミ子（表）に父性が目覚めたのか……」

シャミ子（裏）「聞いてみます？」

サタン（表）「だな。理由を聞いてみなければ納得がいかん！おいサタン、お前、シャミ子（表）がまぞくだから父性が目覚めたのか？」

サタン（裏）「え、えぇ…そんな、さすがにまぞくというだけで家族だと思うかと言われたら違うよ。シャミ子（表）が僕に興味を持ってくれてるし、こうして僕を受け入れてくれてるから、嬉しいしかわいいんだ」

シャミ子（裏）「お兄（裏）、かわいいという言葉はフィアンセのアルルさん（裏）にかけてあげてください」

シャミ子（表）「ええと……いきなりお父さん呼びを頼まれた時はさすがに驚きましたけど、だいにお父さん（裏）はカッコイイですし、強くて優しい人なんですからもっと自分に自信持っていいと思います！少なくとも私はだいにお父さん（裏）もすごいと思ってます！こんなにかわいいぬいぐるみを作れるんですし！」

サタン（裏）「………うん！シャミ子（表）も、そう言ってくれてありがとう。そのカーバンクルちゃん、どうかリデル（裏）や良子（表）と大事にね？」

シャミ子（表）「はい！あ、ワガママ言うと、ごせんぞのぬいぐるみも欲しいです！このクオリティならごせんぞ（表）も喜びます！」

サタン（裏）「うん！もちろんだよ！」

サタン（表）「………シャミ子（表）も少しだがサタン（裏）に順応してるような気がするが、気のせいか？」

シャミ子（裏）「シャミ子が素直になれてる証拠だと思います」





また次回！