二次創作小説(新・総合)

Re: 第二回天悪版料理対決 〜発狂物語Ⅱ〜 ( No.66 )
日時: 2021/05/22 22:42
名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: 8hHoYYXB)

綱海(表)「よーし!次は俺達の番だな! うおー!うまいもん食うのが楽しみだぜ!」

りんご(裏)「私もいったいどんなものを食べられるのか、楽しみですー!」

料理対決は進み、次に14番の試食に入るのだが、14番の試食担当の+α審査員の波乗りディフェンダーと好奇心旺盛な優等生が会場に入場する。二人は無邪気にはしゃいでいるが……

琴葉姫「二人とも元気でなによりなんだが、この状況下でよく元気でいられるよな()」

アーサー(琴葉姫)「こういうところが二人の取り柄だから() しかし用心するに越したことはないからな……綱海(表)もりんご(裏)も、審査員になるからには、緊急事態起きたらすぐに医療班や戦闘班を呼ぶ心がけを忘れるなよ?」

りんご(裏)「はーい!わかってますよー!」

綱海(表)「そりゃあメシマズ?ってのが来たらそうするけどよー、そんなの海の広さに比べたらちっぽけなものだからよ!命さえありゃなんとかなるだろ!」

アーサー(琴葉姫)「いや命があるからいいで済む問題じゃねぇからな!?」

この海のようにおおらかなに〜にと、好奇心旺盛すぎる奇才のコンビに、固定審査員達が不安になっていくも、だからこそ14番の審査に移らなければならない。アシスタントのシグ(裏)に14番の料理を持ってくるように頼んだが、出てきたものは茶色いういろうだった。

シロクマ(表)「外郎か。そういえば和菓子はこれで初めて出たことになるね」

ケロちゃん(裏)「見た目からして問題点は見られないな」

ケロちゃん(表)「せやな!早速一口食ってみようや〜!」

そのういろうは茶色くつやめくプルプルした見た目をしており、瑞々しくほのかに甘い味わいが期待できることだろう。審査員達は期待を胸にそのういろうを一切れ頂くことになった!


























固定審査員一同「悪 夢 ふ た た び」

綱海(表)「ん?なんだこりゃ、味が全然しねーぞ?」

りんご(裏)「そうですねぇ、全くの無味です!見た目はよくできてるういろうなのに……」

だが、その味は全くの無味であった。これが意味することとなると…… これまで一度(似たような味だけなら二度)こういった味わいの料理を食べた固定審査員達はこの料理の正体を悟り、諦観に入ったが……事情を全く知らないらしい綱海(表)とりんご(裏)は首を傾げる。

うるおいちゃん(表)「えっ?そのういろう、味がしないの?」

りんご(裏)「はい!全く味がしないんです。おかしいですねぇ……」

茄子(裏)「砂糖や餡蜜とか持ってきたけど、どう?味は少しは……」

綱海(表)「いやー……全然だぜ?お前らもちょっと食ってみてくれよ」

シグ(裏)「うん!(ぱくっ)……おかしいなぁ、少しは甘味があってもおかしくないのに……」

サタン(裏)「あぁっ!?条介(表)!?? 何してるの!?食べさせちゃダメだよ!!この料理は………!」

同じくして事情を知らない後半司会のうるおいちゃん(表)と茄子(裏)とアシスタントのシグ(裏)にも確認のためか、綱海(表)が砂糖や餡蜜といったトッピングを加えながらも三人にも提供してみるも、結果は変わらず……しかし、この料理がいったいなんなのか悟っている固定審査員達は非常に焦りだしていた!その予感は的中することとなる……!



シグ(裏)「あ、あれ?急に体が動かしにくく………えーーーっ!??ぼく、ドット絵みたいになってるーーーー!???」←ロンパ風のドット絵化

茄子(裏)「ええええええ!??シグ(裏)!?いったいどうしてこんなことに……って!?俺もなんか変だよおおおおおおおお!???何これえええええええ!?????」←コエカタマリン(縦文字で『茄子(裏)』)化

うるおいちゃん(表)「いやあああああ!???どうなってるのよおおおおおお!???あたし、化粧水に戻ってるぅぅぅぅぅぅ!????」←瓶入りの本物の化粧水化

琴葉姫「うわあああああああああ!????三人とも!?大丈夫かああああああああああ!?????」

なんと、14番のういろうを食べた虫好きのオッドアイ少年はドット絵化、白いしっかり者の小鬼の獄卒はコエカタマリン化、しずくの森のヒロインである化粧水の妖精は本物の化粧水に退化と見た目に劇的な変化が起きてしまったあああああああ!???この様子を見た琴葉姫さんが急いで医療班を呼ぶが、もちろん異変が起きているのは三人だけではなかった!!



アーサー(琴葉姫)「おい!?ちょっと待て、お前も声が変だ………うわ!?俺女になってるじゃねぇかよ!??」

琴葉姫「え!??眉毛まさかのにょたりあ状態!??お前ローザになってんの!?? って私も男になってた件について(??????)」

綱海(表)「おー!俺も女になってんな!このういろうすげーな!」

りんご(裏)「私も男性になってますよ!すっごく楽しいですねー!いいですよこれ!」

ケロちゃん(表)「うわああああ!??なんやこれええええ!???ワイまた人間になっとるやんけ!?」←擬人化(カオスすごろく回参照)

ケロちゃん(裏)「私もだ………だが、当然か全裸の状態になっているんだが?」←ケロちゃん(表)と同じく

シロクマ(表)「ボクも擬人化してるけど、スカーフとエプロンを着けてるからセーフだね」←サラサラした白髪の王子様系イケメンに擬人化

サタン(裏)「ああ………みんな、大変なことに………って、やっぱり僕もこうなるよね………」←人間でいう5歳の姿に幼児化

初めにこのういろうを食べた夢交界の創造主と大英帝国の化身、そして波乗りディフェンダーと好奇心旺盛な奇才は性転換してしまったようで、更にケロちゃんズとシロクマ(表)は(シロクマ(表)の場合はほぼ)全裸で擬人化してしまい、サタン(裏)は人間でいう5歳の体に幼児化し、服はぶかぶかとなりズボンが地に落ちた状態となっていた……!まさかの二度目の奇跡料理に半数が意気消沈としてしまうが……+α審査員の二人はむしろ楽しんでる模様……少しは動揺してくれOTL

ケロちゃん(表)「また奇跡料理かいな!?効果はちゃうけど、なんで二回奇跡起こされなあかんねん!?」

ケロちゃん(裏)「こんなことがあるのか……(呆れ)いったいこの奇跡料理を作った奴は誰なんだ……」

りんご(裏)「うーーーん………もしかして、あの人でしょうか?あの人なら実験した時に偶然にもこの料理を作れるはずですし!………とはいえ、料理対決でやることじゃないんでしょうけどねー」

アーサー(琴葉姫)「となると、あいつで間違いなさそうだな……にしても料理中に実験とかしてんじゃねぇよ!?その時点で何かしら起きるの確定だろ!!」

この奇跡料理を作った14番は、どうやらりんご(裏)にとって別世界の先輩である、化学部所属の謎多き中学生であり、実験を愛している彼は、心配していた通り、料理中に実験をしていたようで、8番にぶつかった故とはいえ、実験薬が爆発し、その結果この奇跡料理が誕生してしまったようだ……

サタン(裏)「って、ちょっと待って?ここで話してる場合じゃないよ!?このままだと……欲望に正直なみんなから………」

琴葉姫「私はともかく擬人化したケロちゃん達やシロクマさん(表)、幼児化したサタンさま(裏)や性転換した綱海に〜に(表)とりんごちゃん(裏)と眉毛はまずいかもしれん()」

シロクマ(表)「ああ、それなら大丈夫だよ。ガイドブックの5番目を読み返してみて」

サタン(裏)「え? それってたしか………」



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・さらに☆2以上や審査員、司会者、アシスタント、医療班なども問題行動が酷く見受けられた際は☆1以下同様にオシオキとする

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シロクマ(表)「ということだから、欲望に負けそうなみんなは、ガイドブックのルール通りの問題行動を取る訳にもいかないから、手出しできないはずだよ」

綱海(表)「おー!だったら俺らはゆっくりしてていいんだな!」

アーサー(琴葉姫)「いやゆっくりできるかぁ!? にしても、このルールに助けられることになるとはな……」

奇跡料理で同人的展開に入ってしまった審査員達(一部全く動揺してない)は欲望に負けた者達に襲われることを危惧するものの、シロクマ(表)が提示した通り、そんなことをしてしまえば自らがお仕置きされるため、手出ししたくてもできない状況下にある事を知り、安堵する審査員達……

シロクマ(表)「うん。だから、今ならこんな事もできるよ」ひょいっ

サタン(裏)「えっ!?シロクマ(表)、いったい何して………わっ!?ま、待って!ただでさえ子どもの姿になった時点で恥ずかしいのに………!/////」

ケロちゃん(表)「………っておい!?お前何しとんねん!?オタク達の欲望を掻き立てる真似すなやーーーー!!!!」

それを利用し、なんと擬人化したシロクマ(表)が幼児化したサタン(裏)を抱き寄せ、頬を軽く擦り寄せたのだ!?これはもちろん、オタク達の本能を呼び覚ましてしまうため、すぐさまシロクマ(表)の行為は止められた(笑)

シロクマ(表)「いたい( ´•௰•`)」←頭にゲンコツされた

ケロちゃん(裏)「まったく………評価を書き終われば、効果は終わるはずだ。全員評価を書き終わったら医務室へ向かうぞ」

シグ(裏)「はーい💧」

うるおいちゃん(表)「まったくもう!せめてあたしにも性転換やら幼児化やらやってよ!この姿じゃあ誰も得しないじゃないのーーー!!」

茄子(裏)「まぁまぁ……同人的展開も本人達的には得しないから………」

一通り騒ぎになってしまったが、ルールにより貞操は守られたため、審査員達は14番に注意を入れながら評価に入ったのだった。






14番の総合評価:0



琴葉姫の評価:0

ごめんな………これは7番君の時と同じような状態だし、あまりキツくは言いたくないけど、やっぱ奇跡料理はダメだって……() 私は主に眉毛にょたりあ化で舞い上がったけど(クズ)効果が今ひとつな人のこと……うるおいちゃん(表)や茄子君(裏)やシグ君(裏)のこと考えよう?いやそれ以前の問題なんだけどね()


アーサーの評価:0

言いたいことは山ほどあるが、まずお前の趣味とはいえ、実験を料理する時にやる時点でおかしいからな?そのせいで爆発したんだし、実験の必要の有無は弁えろ


ケロちゃん(表)の評価:0

7番と似たようなことやってどうすんねーーーん!??(ビシッ)あのルールなかったらワイらガッツリ狙われてたんやぞ!?頼むからせめて薬品の取り扱いは気をつけてやー!


ケロちゃん(裏)の評価:0

見た目に劇的な変化が生じた以外に何も起きてないだけ7番よりはマシだが、やはり味がない上変なことが起きるようなものは生み出さないでほしかったな……


シロクマ(表)の評価:☆

うん、7番もそうだったけど、やっぱり料理の味がしないことが問題だね。せっかく見た目は綺麗にできあがってたんだし……どうやら爆発したとはいえ、実験のたまものみたいだから、安全が保障できるようになれれば、みんなも喜べる料理になるだろうね


サタン(裏)の評価:0

えっと、シロクマ(表)?僕が幼児化したり、大半の審査員が性転換したりしたことを挙げるべきだと思うけどな……今書いた通りの変な効果が出る時点で悪い意味で特出してるよ……あと、お願いだからせめて恥ずかしい思いをするような効果を出さないでほしいな………


綱海(表)の評価:☆

まさか俺が女になる日が来るとは思わなかったぜ!こういう料理もあるなんてな!やっぱ海もそうだが、世界もすっげー広いもんなんだな!良かったらこれに味つけた料理作ってみてくれよ!味があったら☆4はいけるし、俺ならいくらでも付き合うからよ!


りんご(裏)の評価:☆

まさかせんぱいの料理に当たるとは思いませんでした💦 それで男になって、無事に済んだのはいいんですけど、やっぱりこの料理は料理対決で出すものじゃないと思いますよー?普段の時間ならいい刺激になりますから、その時にこれ作ってくださいよー!いい実験になると思いますよ?









琴葉姫「綱海に〜に(表)もりんごちゃん(裏)も14番の奇跡料理に寛容なんだが(?????)」

アーサー(琴葉姫)「あいつらにしかできねぇ芸当だな……いやおおらかすきだしなんか企んでんだけどな………()」








7番に引き続き、琴葉姫さん、大変申し訳ありませんでしたああああああ!!!!!! 感想まだ

Re: 第二回天悪版料理対決 〜発狂物語Ⅱ〜 ( No.67 )
日時: 2021/05/22 22:49
名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: 8hHoYYXB)

サタン(裏)「よかった、今回はちゃんと戻った……💦」

ケロちゃん(裏)「今回は泥酔などはなかったからか、こういったところでも助かった……」

シンデレラ(霊歌)「よかった!すぐに効果が解けて、体調にも異常がないようで……!」

薬研(柊)「7番の時より遥かに軽い処置で済んだな……こっちも助かるぜ」

14番の奇跡料理の効果がなんとか解け、メディカルチェックを受けたところ、副次的効果等も何も無く無事に軽い処置で済んだ審査員達とうるおいちゃん(表)と茄子(裏)にシグ(裏)……

茄子(裏)「皆さん、本当にありがとうございました💦 ああ、トレイの特製いちごタルトがおいしい……」

うるおいちゃん(表)「これもみんなでわけてるけど、柊さんサイドの☆5組のフルーツサンドもおいしいわ!」

司会も審査員も、桜木霊歌さんや柊さんからの差し入れを食べて口直ししていた中で、15番の+α審査員である天空の支配者とかちかち山の兎が会場にやって来た……

アフロディ(表)「邪魔するよ。先程大きな騒ぎが起きていたようだけど……」

芥子(裏)「みなさん、14番さんの料理の時に何か起きたのですか?」

茄子(裏)「あっ!!いや!!芥子ちゃん(裏)、これはその!!…………うぅ〜〜〜〜、15番は頼むから芥子ちゃん(裏)にマトモな料理提供して………(´;ω;`)」

芥子(裏)「茄子さん(裏)?どうして茄子さん(裏)は心配を……?」

ケロちゃん(表)「あーいや!芥子(裏)、今回の料理対決に変なもんも出てきとったんや。せやから二人も気ぃつけよー(ほんまに芥子(裏)のこと好きなんやな……💦)」

天悪サイドでは、(裏)の方の茄子は(裏)の方の芥子に惚れている。そのため、茄子(裏)も芥子(裏)が変な目に遭うことを恐れており、うるおいちゃん(表)もその様子を見て茄子(裏)を支え始めた……

琴葉姫「ここは眺めてたいところなんだが……うん、それどころじゃないよな……() 15番の料理を運んできてもらおうか」

アーサー(琴葉姫)「だな。そろそろ準備が整ったし、15番の料理を頼む!」

すず(表)「おう!今から持ってくるぜー!……おう、この料理、花火がついてるから、火傷には気をつけろよー………」

シロクマ(表)「そっか、花火となると、とてもオシャレな和食か和菓子になるかな……ん???」

すず(表)が運んできたその料理は………大福である。うん、大福なのだが。すず(表)が言ってた通り、花火が花瓶に生けてある状態で添えられていたのに加え、皿は風情ある緑の和風受け皿であるものの、何故か余計に漢字(全てバラバラな意味の系統)が付け加えられており、大福自身にもちょくちょく市松模様や青海波模様と日本の伝統模様がバラバラに描かれていた。更には背景のつもりか、立てられた画用紙の模様は後光の差す日の丸印にカラーリングを間違えた富士山となっている……!こうなるともはや………!




固定審査員一同「「「だ………だせぇーーーーーーーっ!!!!!!!」」」

芥子(裏)「あらら……これは💦」

アフロディ(表)「な………なんなんだこれは!!神である僕に提供された料理がこれか!?このデザインを手がけた15番はいったい誰なんだ………!!」

ここまで要素をてんこ盛りされると、一周回ってダサいとしか思えず、固定審査員達はドン引きし、芥子(裏)は少し困った笑み(兎並感)を浮かべ、アフロディ(表)はあまりの見栄えに激怒してしまう始末……!

シロクマ(表)「えぇ………ビックリしちゃったな………大福は和菓子に間違いないんだけど、こんなにダサく見えちゃうものではなかったはず……」

アーサー(琴葉姫)「いやいや………いくらなんでも、どういうデザインだよこれは………() ここに髭がいなくてよかったな………」

琴葉姫「あー確かにフランシス兄ちゃんにもこの15番の和菓子は擁護できんかったかもしれん()」

サタン(裏)「…………………」

芥子(裏)「……? どうされましたか?サタンさん(裏)。ここで真剣な眼差しでこの大福を見つめて……」

サタン(裏)「いや………」















サタン(裏)「みんな、確かにこの大福はダサいけど、それは置いといて一口食べてみてほしい。すごくおいしいはずだから」

審査員一同(サタン(裏)除く)「「「えっ??」」」

しかし、サタン(裏)はすぐに表情を変え、大福を食べ始めた……他の審査員達も、抵抗がありながらも大福を一口食べてみる………













ケロちゃん(表)「んん!!うまい!! 味はめっっっちゃうまいわ!!餅とあんこがちょうどええ感じに合わさるようになっとって最高や!!」

ケロちゃん(裏)「柄は受け付けられそうにないが、味や食感は素晴らしいな……」

アフロディ(表)「………非があるのは見た目だけだったようだね。しかし料理にも見た目が重要視されることがあるのだから、見た目もしっかり仕上げてくれたらよかったのに………」

その大福は見た目と違い、絶品に仕上がっており、餅とあんこが上手くつつみ包まれており、隠し味なのかムラサキイモの香りもふわりと漂ってきて風情がここで感じられた。

アフロディ(表)「それにしても、サタンさん(裏)はどこでこの大福が美味であることを悟ったのですか?この見た目からは到底この大福の味の真相に辿り着けはしませんが……」

アーサー(琴葉姫)「かける言葉も見つかんねぇぐらいだせぇからな……お前はもしかして、この大福作った奴が誰かわかったのか?」

サタン(裏)「ああ……これを作ったのは、僕の友達なんだ………僕、彼にこの市松模様や青海波模様の描き方を教えたから、きっと………」

ケロちゃん(裏)「もしや………作ったのはあいつか…………あいつもお菓子作りは得意だが、この様子だともしかしたら、相当焦ったのだろうな」

そう、この要素の多すぎる大福を作った15番は天真爛漫な闇の魔導師。好奇心旺盛で器用な彼はお菓子作りが得意な女子力の高い一面がある。しかし、彼はまだ日本文化について知識が浅かった。そのため、今回の料理対決のテーマで混乱を起こしながらも、アクションを起こしたのが、彼の場合は親友であるサタン(裏)に少しだけでも日本文化についての知識を得ることだった。その後は独学で仕上げてきたのだろうが……大福は極上の味わいだったものの、やはり見た目は………

芥子(裏)「う〜〜〜〜〜〜む………味はとってもおいしかったのですが、見た目で大きな減点をくらってしまう一品で〜すねぇ💦 せっかく15番さんが頑張って作ったものなんですけど……」

茄子(裏)「15番も元々異世界出身なんだから、こういう失敗があるのも仕方ないよ。芥子ちゃん(裏)達も正直に評価書いておこう!……15番がまともで本当によかった………」

すず(表)「茄子(裏)ー、本音漏れてんぞー」

うるおいちゃん(表)「茄子君(裏)、芥子ちゃん(裏)のことをとっても心配してたものね……」

15番も本番までに和食を猛勉強して、この大福を作ってみたのだが、やはり美しいとは言えない見た目から大幅な減点をもらいそうだ……!



シロクマ(表)「それにしても、サタンさん(裏)もよく日本の伝統模様を知ってましたね?サタンさん(裏)も15番と同じ世界出身のはずなのに……」

ケロちゃん(表)「そうや!お前もどこで日本文化知ったんや?もしかして、1番からの受け売り情報か?」

サタン(裏)「それもそうだけど、ラグナス(表)も日本文化に詳しいから、スト………ゲホン、そばについてたら自然と………」

琴葉姫「今サタンさま(裏)が恐ろしいことを言おうとしていたのは聞かなかったことにしますね!!!(支離滅裂な思考・発言)」







15番の総合評価:☆☆☆



琴葉姫の評価:☆☆☆

見た目について触れないでおくと、15番君の大福はもちもちふかふかしてておいしかったゾ〜!え?見た目?うん………色んな日本の伝統模様や花火は綺麗だけど………うん、うん!!(語彙力の喪失) 君はきっともっと日本について知りだしたらもっと良くなると思うから、これを機に日本が好きになったら、またリベンジしてみてくれよな〜


アーサーの評価:☆☆☆

お前の作る大福も文句なしにうまかったな。だがやっぱり見た目のセンスの無さが大きな減点要素だ。お前の場合、日本については未知の領域だし、サタン(裏)からもうちょっと教わっとけばまた評価は変わっただろうが、なんでも詰め込んどけばいいって訳じゃないからな?アフロディ(表)が大福の見栄えに関してかなり怒ってたぞ。恐らくアフロディ(表)がお前に美術に関してビシバシしごくだろうから覚悟しとけ。


ケロちゃん(表)の評価:☆☆☆

あ〜〜〜……見た目がアレでも味がよかったら評価良くなるワイでもこれは満点つけられんわ……アーサーが言っとるけど、日本の要素一気に詰め込みすぎて風情が壊されとるからな〜……お前もお前なりに勉強したのはわかるけど、どの国でもその国なりの風情を追求するには徹底した方がええで!その国の風情が好きな奴には喜んでもらえんこともあるからな……


ケロちゃん(裏)の評価:☆☆☆

味は文句なしで、アレンジも上手く引き入れられてる上、食べやすく抹茶と共に飲むとまたいい味わいになる一品だった。見た目に目を瞑ればの話だがな。やはりあのような「わかるもの全部詰め込みました」と言っているかのようなデザインは頂けない。特にアフロディ(表)がその件に関して立腹していたな。アフロディ(表)から話があるようだから、結果発表は一応覚悟しておけ


シロクマ(表)の評価:☆☆☆

大福の味単体なら、お客さんの大多数の味覚に上手く受け入れてもらえるようなまろやかで美味しい味だったと評価できるけど、デザインも込で考えると、お客さんからの注目はごく一部にしか貰えないかな。料理は味が最大のポイントだけど、多くの人に見てもらったり、食事を楽しんでもらうためには、見た目もうまく作れないといけないんだ。キミもその事はわかってると思うけど、学ぶ姿勢があるなら、日本の文化や美術についても勉強が必要だね。


アフロディ(表)の評価:☆☆

僕は今回の貴方の大福のデザインに関しては認めません。サタンさん(裏)が誘ってくれなければ、一口も入れたくないほど出来の悪い見栄えでしたから……貴方が異世界出身で日本に詳しくないとはいえ、ある程度の美醜感覚は持ち合わせているはずです。この見栄えでは誰も貴方の美味しく作った大福を食べてはくれませんよ!この僕が結果発表の後に神として貴方に試練を与えますから、覚悟しておいてください!


芥子(裏)の評価:☆☆☆☆

あなたの作るお菓子も甘くておいしいことは知っていましたが、あなたはまだ日本美術どころか日本の知識に強くなかったようですからね…苦戦するのも無理はありませんよ💦 だからこそサタンさん(裏)に教えてもらったのは偉いです!少しでもその分野に詳しい人から教わってモノにできれば心強いですから!よかったら今度はあなたの得意なお菓子を作ってくださいね?それならきっとアフロディさん(表)も喜んでくれますよ!


サタン(裏)の評価:☆☆☆

あの時、君が僕にいきなり日本の文化の一つについて教えてほしいとお願いしに来たのは、このためだったんだね。 ……こうなるともう少し教えた方がよかったのかもしれないな。そしたらアフロディ(表)が激怒することもなかったかもしれないし……まぁそれは結果論だから置いといて、あとは君の力で精一杯頑張ったんだよね。知らないところも一から……あそこまで模様を再現できるのは素晴らしいことだと思う。大福も甘くてもちもちに仕上がってたんだし、きちんと教えて良かったと思ってるよ。おいしいものを作ってくれてありがとう。























ーーーーーーここはメリーディストピアの街中の道路の上。そこに走るは一台……いや。五台は黒い高級車が連なっていた。その内の一台に、黒いスーツに身を包む女性と、彼女のそばに居る車にだいぶ不釣り合いな顔に隈取りの模様をつけた丸っこい狐が乗っていた。運転手は別にいるが、一人と一匹は会話をしていた……  

狐「くれないさま!もうすぐこの地域で開催されている料理対決という行事のある地点に到着いたします!」

紅「そうですね……目的地到着まであと30分といったところでしょう。 これまで、長い戦いでした」

狐「紅さまも、あのお方の暴挙に苛まれていましたからね……体調に変化はございませんか?」

紅「いえ。ここで怖気付くわけにはいきません。審神者候補の試験もあるのです。今更ここで引き返すわけにはいきませんよ」

そう言って紅という女性は、自らが持参している荷物を見て話す。その携帯袋は、刀が入っていると、わかる者にはわかることだろう。

狐「新たに霊力が発現された審神者候補の方……いったい、どんな方なのでしょう?」

紅「その方には、必ず奴の魔の手が行き届かないようにしなければなりません。こんのすけさん、気を引き締めましょう」

こんのすけ「はいっ!」

…………今の時代とはまた異なる覇気を持つその車は、徐々に料理対決会場へと向かっていく……










一方で、メリーディストピアの海上を往くのは、ピンク髪のツインテールの少女。彼女は自前の艤装を用いて料理対決の会場へ向かっている。その手には大事な書類を持ちながら……

少女「ついにっ!ついに会えるっ!漣と一緒に戦う……ご主人さまにっ!」

その少女、漣は、人類を脅かす深海棲艦から世界を守る"艦娘"である。彼女はとある鎮守府の艦娘として着任することとなり、彼女にもまた新たにこの鎮守府に着任する"提督"が存在する。その提督に使命と役目を教え、鎮守府へと案内するのが彼女の初めの任務である。その任務のため、漣は興奮していた。「自分と共に戦ってくれるご主人さまはどんな人だろう?」「一生懸命戦ったら、世界中の人が喜んでくれるだろうか」そんな思いが彼女を突き動かす。

漣「待ってて!今到着するんだから!」

漣はまた一際スピードを上げると、呆れるほど平和な海上をスイスイと進んで行った……















最後に映った彼らはいったい……?

14番に関しては琴葉姫さんを含め、もしかしたら受け入れられそうにないと感じる方が多いと思われます。その批判を受ける覚悟は現時点でありませんが、もし不愉快な思いや戸惑いを抱かせてしまった場合は、大変申し訳ありませんでした。今後もこのように困惑させてしまうことが度々あるかもしれませんが、それでもこんな私と仲良くして下さると幸いです。以下14番と15番のヒント&注意事項。



14番:奇 跡 料 理 再 び 。 この奇跡ういろうを作ったのはすずらん中学校化学部の彼で、実験失敗の結果生まれた産物だそうだが、見た目が劇的に変化するだけで済みます(え?)

15番:和菓子や日本文化について勉強したのはいいものの、結果は……💦 クソダサ大福を作ったのは天真爛漫な闇の魔導師だが、実力通り味はとてもうまい



[注意]

※14番の料理は味がせず、その上一定時間見た目が変化します(爆弾投下) しかしそれ以上の効果はありませんのでご安心を(!?)







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