二次創作小説(新・総合)
- Re: 少女とファイター達の新たな冒険の旅立ち ( No.183 )
- 日時: 2021/04/20 08:12
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: M8lfW802)
第63話「料理対決の知らせ」
【悟空の家】
しゅんっ
「久しぶりだな、ヒット」
ヒット「ああ。貴様とこうして合うのは、あの大会以来だからな」
孫 悟空「……? 料理対決?」
ヒット「そうだ。界王神から伝言を預かっている、「今は大変な時期かと思いますが、皆さんが少しでも英気を養えるような計画を立ててみました!」とな!」
孫 悟空「要は特別審査員として来てくれっちゅー話だよな? そんな大役、オラには向いてねぇぞ(汗)」
「そうではない!」
ヒット「これはこれは、義勇殿!」
富岡義勇「界王神殿からの伝言は聞いたな? 滅多にない機会だから、お前にも見て貰おうと思ったんだが」
ヒット「よく分からないという顔をしているから、簡単に言おう! これも、修行の一環としてだ!」
孫 悟空「……。なあ義勇さん、他にも声を掛けた連中はいんのか?」
富岡義勇「ああ。竈門兄妹と黒いフードを被っている銀髪の女性、サントハイムの姫君 身体中を至る所まで操る青い髪の筋肉男にもスカウトは済ませている」
孫 悟空「!?ま、まさかトリコまで声掛けたんかよ(汗)」
そういやあトリコの奴、あれから元気にしてっかなぁ。
今オラの家にはアルバイトとして雇ったきり丸と毒そのものを抜く専門技師、ココが来ている。
そして……今までオラを支えてくれた嫁のチチを2年前に他界しちまって、どん底に堕ちたオラを救ってくれたヴァニラが料理をしているんだ。
タタタタタっ
「悟空さたち、ご飯が出来たべよ〜」
孫 悟空「ヴァニラ、流石にヒットたちの前でその言い方はまずくねぇか?(汗)」
ヴァニラ「……。もうっ! せっかくチチさんになり切れたと思ったのに〜、何で止めるの?」
孫 悟空「あははは。気持ちは嬉しいけんどよ、いくら前の嫁さんになろうがおめぇはおめぇだヴァニラ!」
ヴァニラ「酷い、これでも猛特訓してやっとマスターしたのに〜💢」
孫 悟空「ま、まあまあヴァニラ! 義勇たちがいる目の前でそんなに荒くなる事ねぇだろがよ(汗)」
摂津のきり丸「実は……、俺とココ先輩もそう言ったんッスけど……」
ココ「うん。僕も似たような言葉を言って止めようとしたんだけど、どうしても彼女の気持ちになるんだって聞かなくて」
摂津のきり丸「……。乱太郎やしんべヱが今のヴァニラさんを見たら、呆然しそうッスよ……」
富岡義勇「いや、諦めるのはまだ早いぞきり丸!」
きり丸「富岡先輩?」
富岡義勇「ヴァニラ自身の性格を叩き直せる女性に心当たりがあるんだ、俺に任せて見てくれないか?」
きり丸「アヒャアヒャア〜、それでしたらお任せします〜!!」
ヒット「おい富岡、そんな勝手な約束をして大丈夫なのか?」
富岡義勇「大丈夫だ。彼女ならきっと、やってくれる筈だ!」
何となく分かって来たぞ、義勇の言う心当たりのある女性はしのぶだ!
ずっと笑顔を見せている理由は、怒り自身を自分の中に封じ込めちまったんだよな。
最愛の姉を鬼に殺された悲しい過去から決別する為に、しのぶはいつも微笑んでいる。
オラにとっても、今はそれしか願いはねぇかも知れんなぁ。
64話に続きます。