二次創作小説(新・総合)

Re: 少女とファイター達の新たな冒険の旅立ち ( No.200 )
日時: 2021/04/24 11:31
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: M8lfW802)

第67話「喜びと期待」

【バラムガーデン デッキ】

「そうですか、初めての実戦デビューですね!」
山中いの「まあ、あたしの知る限りなんですけど! 流石のナルトも、ビルス様の前では頭が上がらなかったらしいです!」
加賀「有り得ますね。今の火の国は彼がいてこそ、警備とか厳重に執り行われていますからね!」
夕立「何でナルトっちは、今まで決断しなかったぽい?」
加賀「自分の意思は固いとしても、周りからの信頼を裏切る事は出来ないと見ていますね!」
カワキ「いや、かつてのあいつ自身から遠ざけたいからだと思うぞ!」
加賀「……。何かあったんでしょうか、彼自身に……」

あいつは、火影はその時が来たらみんなに話すと言っていた。
こんな時だからこそ、言いたくても言えない事情があると俺は思う。
殻と言う組織から決別したとは言え、再起するとは思えない。
なあボルト、お前にやれなかった事を今の俺に出来るか自信がないんだ。
お前はお前なりの工夫で仲間を守った、その意思を俺にも分けてもいいだろうか。

しゅうぅぅぅん……

『何言ってるってばさ、カワキ!』
カワキ「そ、その声は……ボルトなのか?」
『ああ。でも魂そのものになってるけどな!』
カワキ「ボルト、俺は……」
『心配すんなって。俺や子リンクがいなくても、カワキには頼りになる仲間が沢山いる!』
カワキ「ボルト、本当にごめんな! 今更謝っても許してくれないよな、あの花瓶を割ったのは本当に済まないと思っている!」
『……カワキ、それはまた『俺たち』が復帰した時に聞かせてくれってばさ!』
『うん、もっとお話したいけど。もう……僕たちには時間がないから、またね!』
カワキ「ボルト、子リン!」
『父ちゃんとみんなを頼むぞ。そしてヒマワリを泣かしたら、ぜってぇ許さねぇてばさ!』
『うん、約束破ったらカワキくん! その時はメガフレアの刑だからね★』
カワキ「………(汗)」

そこはせめて、地獄の火炎の刑にして欲しかったよ。
短い時間とは言え、ボルトたちと話せたのは凄く嬉しい。
しかし今回の俺は、警備という大役を任されている身だ。
七代目火影に取って俺や他のみんなは、大切な『家族』同然でもあるからな。
かつての力がなくても、俺には白と黒 そして召喚魔法が秘めている。

68話に続きます。