二次創作小説(新・総合)
- Re: 少女とファイター達の新たな冒険の旅立ち ( No.224 )
- 日時: 2021/05/01 22:00
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: qyjkJIJL)
第74話「コハルの不安」
【北の岬】
ザザーン ザザザーン………
コハル「………」
私は、自分自身が分からなくなってしまった。
サトシやゴウ、それにみんなは私を受け止めてくれるけど。
家族の為に連中の一員になった方が、みんなを救えるかも知れない。
それは、ゴウたちを裏切る事になってしまう。
しゅうぅぅぅぅぅん……ピカーン
「お呼びですか? コハルさん!」
コハル「私は、どうしたらいいか分からないの!」
ドールイヅミ「コハルさん……」
コハル「いつだってわたしは、みんなに守られている! 私は何も活躍していない!」
ドールイヅミ「コハルさん、それは違います! サトシさんやゴウさんたちを思うあなたのお気持ちは、他の誰よりも強いんですよ?」
コハル「えっ……!?」
ドールイヅミ「現にドールナイツは私とイサムの2名しかいません、ドールリカを取り戻すにはコハルさんたちの助けが必要なんです!」
コハル「………。それはいつでもあなたを、このコーリングチョーカーで呼ぶ事が出来るから?」
ドールイヅミ「はい。ごづえ様はそんなコハルさんを信じて、そのチョーカーを託しました!」
コハル「………。立ち止まるな、今は前だけを信じろ!」
ドールイヅミ「コハルさん?」
コハル「きっと一護さんなら、似たような事を言うと思うんだ! 戦いが起きても、私は彼やみんなを守れる位に強くなりたい!」
ドールイヅミ「そうです。やっと、本来のコハルさんに戻れましたね!」
コハル「決めた。私、みんなを守れる位に強くなるよ!」
ドールイヅミ「よく決心してくれました。これからはコハルさん、あなたが呼んでくれたら私はいつでも来ます! メーア様たちを宜しくお願いしますね?」
コハル「は、はい!」
ありがとう、ドールイヅミさん。
あなたとお話していたら、今までの不安が何処かに消えた気がしたよ。
私にも、出来る事はあるんだね。
その為にもまずは、サトシたちを守れるように強くならなきゃ行けない!
75話に続きます。