二次創作小説(新・総合)
- Re: 少女とファイター達の新たな冒険の旅立ち ( No.241 )
- 日時: 2021/05/05 07:20
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: qyjkJIJL)
第79話「団蔵と魔法少女・かえで」
【忍術学園】
加藤団蔵「………」
「団蔵!」
加藤団蔵「乱太郎、ヘムヘム!」
ヘムヘム「ヘム〜、ヘムヘムヘム!」
加藤団蔵「えっ? オレにお客さん?」
猪名寺乱太郎「うん、食堂で待っているって!」
そう言えば、以前美琴お姉さんから聞いた事がある。
ボルトお兄さんと小さなリンクくんは、俺たちを守る為にある行動に出ていた。
それは、自爆魔法ではない方法だという事。
他のみんなも、平気な顔しているけど限界がある気がするんだ。
【食堂】
桔梗「急に呼び出して済まなかったな、団蔵!」
加藤団蔵「いえ、そんな事ありませんよ!」
桔梗「そうか。じゃあ、私はこれで失礼します!」
山本シナ「じゃあ、私が外に案内しますね!」
桔梗「ですが、くノ一たちの授業があるのでは?」
秋野かえで「大丈夫、今はお休み期間ですから!」
桔梗「そうか。私は先に帰るが、後は頼んだぞかえで!」
秋野かえで「はい!」
桔梗さんが先に帰って行き、オレはこうしてかえでさんとご対面になる。
平常心はあるにしても、どうしたらいいんだろう。
駄目だ、普段はトモミちゃんたちと話しているのに話題が思いつかない。
すると頼んでもいないのに、クッキーが目の前に来たんだ。
ことっ
「大丈夫だ、団蔵!」
加藤団蔵「えっ? カワキお兄さん!」
カワキ「あいつに会う為に、此処でバイトしているんだ!」
立花仙蔵「それは怖いぞカワキ、まずは笑顔から練習だ!」
カワキ「す、済みません……」
加藤団蔵「あははは……」
秋野かえで「良かった、元気が出て来ましたね!」
加藤団蔵「驚きました、どうしてこんなにオレの事を良くしてくれるんだろうと…?」
秋野かえで「……元気、なかったからなんだ! 団蔵くんが……」
加藤団蔵「………」
仕方ないじゃないか、大事な仲間を2人も目の前で失ってさ。
今の俺たちに欠けているのは、守る為の力なんだよ!
オレだってもっともっと字を上手く描きたい、それだけじゃ駄目なんだ。
どうしたらこの思いが、かえでさんに伝わるのかなぁ。
80話に続きます。