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第84話「親しき友人との再会 前編」

【クリミア国 アイクの家】

「じゃあ、行って来るよゼルダ」
ゼルダ「(見送りのハグをしつつ)はい。お気を付けて、夕飯は何がいいですか？ アイクさん♪」
アイク「そこはゼルダに任せるよ。じゃあ、行って来ます！」
ゼルダ「………」
アイク「仕方ないなぁ。もう少しだけだぞ？」
ゼルダ「はい。済みませんアイクさん、ごめんなさい……」

バッツ自ら、俺に会いたいと連絡が来たのは昨夜の20時頃。
その時間俺はゼルダが入浴中だったから、どうしたら理性を抑えられるかを考えていたからな。
前にザックスから聞いた話に依ると、女性は押しに弱いらしいな。
………ッ！あんのアホたれ、余計な事を考えたら恥ずかしくなっただろ馬鹿野郎！

ぎゅっ

アイク「遅くならないように帰るから、待っていろよゼルダ」
ゼルダ「はい、行ってらっしゃい♪」

俺だって、もう少しゼルダと甘い時間を過ごしたかったけどな。
戦いは一時的に休戦になった事もあって、各自迎える準備をしている。
バッツとの待ち合わせ時間は、朝の10時。
特にバッツは時間に煩いから、ゼルダの事を話題にしたら返ってゼルダを悲しませるから話すのはやめて置こう……。

中編に続きます。

久々のアイクxゼルダメインになりますが、中編 後編ではほのぼのが中心になりますので宜しくお願いします！