二次創作小説(新・総合)

Re: 少女とファイター達の新たな冒険の旅立ち ( No.286 )
日時: 2021/05/17 08:03
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: qyjkJIJL)

第96話「瀕死の旅人」

【モブリズの村】

バッツ「………」
デルタ「バッツ……」
ヒュンケル「………。くそっ、俺にもう少し力があったら……」
「気持ちは、分からなくもないよ!」
カワキ「えっ……?」
ディーン「バッツさんは休ませておけば大丈夫、あんたたちも彼が元気になるまで此処にいて欲しい」
セーニャ「あ、あの……。それでバッツ様は?」
ディーン「医者のマリオさんが見ているから心配はいらないよ、戦いの後もあるからあんたたちのお部屋も用意するよ!」
ホメロス「め、面目ない……」

もう少しで、イレブンを正気に戻せていた筈だった。
しかしあの男の様子を察して、アマドとやらが現れて彼を連れて行ってしまった。
カワキとやらから聞いた話に依ると、あのアマドという男も新生カオス軍のメンバーらしい。
しかしこちらには、元殻のメンバーだった3人が味方になっている。

キィィン……

デルタ「ドクターマリオ、バッツの容体は?」
Dr.マリオ「かなり力を消耗している様子だよ、此処は彼が完治するまでボク達もモブリズに滞在しようか!」
カワキ「あいつ、自分の好いている仲間の名を聞いた瞬間に怖い顔をしていたぞ!」
果心居士「ああ。あの殺気は只者ではなかったからな、いつ暴走するかも分からないから1人1人が監視するしかない!」
デルタ「バッツの馬鹿、少しはティナの事も考えなさいよ!」

ピリリリリリ………(カワキの携帯が鳴り出す音)

カワキ「!?七代目からだ、こちらはカワキ!」
『カワキか、今何処にいるんだってばよ?』
カワキ「ティナの世界にあるモブリズだ。事情があって本部に帰れなくなってしまったんだよ!」
『そうか。ダーハルーネの町が襲撃されたと赤城から報告があってヒヤヒヤしたけど、みんなが無事でよかったってばよ……』
デルタ「ちょっとその携帯を貸してカワキ。あたしもナルトには話しておきたい事があるの!」
カワキ「ああ、構わないぞ!」
デルタ「もしもし? あたしだけどナルト、聞こえるかしら?」
『デルタか?』
デルタ「ええ。そのダーハルーネの町の方は復興が必要でしょ? 加賀さんにお願いして優秀な医学班を結成した方がいいわよ?」
『成程。それは一理あるな、その点は俺たちの方で何とかする。そっちはバッツの事を頼んだぞ!』
デルタ「ふんっ、言われるまでもなく分かっているわ!」

かつてカワキを連れ戻そうとした時も、ナルトとは本気でぶつかりあったわ。
あの自爆機能によって一時期完全にはいないものだと思ったけど、再び命を繋ぎ止める事が出来たわ。
そう、私を復元処理してくれたのは魔法研究所の所長・ジュリエッタ。
勿論殻の一員だった記憶も欠けず、あの人は新しいあたし自身になる為に行動に出てくれたの。

97話に続きます。