二次創作小説(新・総合)

Re: 少女とファイター達の新たな冒険の旅立ち ( No.291 )
日時: 2021/05/18 08:38
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: qyjkJIJL)

第99話「とわの覚悟」

【死の山 頂】

日暮とわ「………。暖かい、まるでこの場所に君たち2人がいたと感じるよ……」
『……お姉ちゃん、とわお姉ちゃん!』
日暮とわ「!?こ、子リンク。それにボルト!」
『済まない。姉ちゃんたちには沢山心配掛けてしまってさ!』
『それでもボク達の命日には来てくれるから、安心して見守る事が出来るよ!』
日暮とわ「駄目だ、お願いだから顔を見せて?」
『それは、無理な相談かな!』
日暮とわ「えっ!?」
『分かりやすいように解釈すると、俺たちと再び会う為には俺たちそっくりの人形を集めなきゃ行けないんだ!』
日暮とわ「教えてくれるかな、君たち2人に似ていると言うそっくりな人形の居場所を!」
『まずは、僕の人形からだね! 確か、普段はお祭りが大好きだからねぇ。きっと、あの小屋に僕の人形がある筈だよ!』
日暮とわ「それなら、心当たりがあるよ!」

子リンクの人形は、リーネ広場にある。
ボルトの人形に関しては、本部に戻ってから七代目たちに聞いてみた方がいいかな。
ボルトと子リンクはずっと、少々臆病な私に勇気をくれていたんだ。
次に涙を流すのは、2人にもう一度会えた時にしようかな!

ザッザッザッザッザッ……(とわが歩いている音)

「ようとわ、迎えに来たぜ!」
日暮とわ「黒いピット、由希!」
草摩由希「2人の命日に行くなら、俺たちに一言言って欲しかったかな!」
ブラックピット「馬鹿か由希、それ自体出来ないからとわは1人で此処まで来たんだよ!」
日暮とわ「うん。黒いピットの言う通りだよ、これは私自身が決意しなきゃ行けないから!」
ブラックピット「どうやら、その強気なつらを見ると戦う覚悟は決まったみたいだな?」
日暮とわ「うん、いなくなったボルトたちと再会するためにも……私は躊躇ためらったりしない事を約束するよ!」
草摩由希「いい覚悟だね、だけどその前に……心配をかけてしまった彼にはどうするのかな?」
日暮とわ「……。もう、迷わないよ。これからも修兵さんや透さんたちと一緒にいたいからね!」
ブラックピット「おっ! とわにとってはいい気分転換になったな!」
日暮とわ「あははは、まあね!」
草摩由希「そろそろ本部に戻ろうか、今頃七代目たちが本格的な打ち合わせの準備をしている頃だからね!」
ブラックピット「ああ、急ごうぜとわ!」
日暮とわ「うん、そうだね!」

ありがとう、2人共。
いくら天に召されていたとしても、ボルトたちはいつでも私たちを見守っててくれる。
これが最後の戦いになるとは、とても思えないけどね。
まずは、修兵さんに心配掛けてしまった事を謝らなきゃ!

最終話に続きます。