二次創作小説(新・総合)

修羅場の結果発表(結果発表・後編) ( No.491 )
日時: 2024/05/21 20:34
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: JC82K/KY)

>>大瑠璃さん
 優勝チームは6組おり、彼らは審査員全員一致での最高評価を獲得。彼らは間違いなくチームで全力を発揮した甲斐があった結果を獲得できた、と言えるでしょう。それ以外にも高評価のチームもあったり、失敗してしまったもののこの経験を今後の経験の糧にしようと前向きな決意を見せるチームもいました。ですが、次回は…;



前回はところどころカオスな部分はあれど、全体的に見ればいい雰囲気で進行していった結果発表。…だが、もちろんこれで終わりではなく…;





ミシェル「…ルフリ、ちょっと」(アイコンタクト)
ルフリ「(承知致しました;)…皆さん、どうやら外の打ち上げ会場が大規模なのでセッティングがまだ終わっていないようですね?お手伝いに行きたいと思うのですが、これから名前を呼ばれた皆さんは、そちらの方のお手伝いをお願いできますか?私がそれぞれの得意分野に合わせて指示をお出しします」
ロージア「しずえさん、あなたはルフリたちの手伝いをしてきた方がいいと思うわ。ツキノもしずえさんたちに付いて行っておやつに何か食べてなさい」
美園「しずえさんのお料理の手際はとても良いし、ここは私とロージアたちが見ているから。…ね、お願いできる?」
しずえ「そうなのですか!?打ち上げ会場のセッティングにそんなに苦戦しているなんて…!分かりました!私、お料理作りのヘルプに行ってきますね!」
ツキノ「分かったの~!打ち上げのお料理も楽しみなの~♪」
ジャクリン「なあなあホルミー、うちらも先にあっちに行かへん?ホルミーは料理上手やし、ルフリはんらも助かると思うわ~」
ホルミー「はい?…そうですね、私で良ければ喜んでお手伝いに協力させていただきますが…?」
ブラピ「……音也」
音也「(あっ;)…ねえねえセシル!阿ーちゃん!嵐!俺たちも先に打ち上げ会場に行こうよ!物資の運搬とか、打ち上げのために出来ることはたくさんあるし!!」
セシル「?…はい、そうですね!ワタシ、ヨシカやマリーやリンカたちから気分がスッキリするハーブティーを教えてもらったのです!だから音也、一緒にそれを並べましょう!これをみんなで飲めば一致団結です!打ち上げはとってもファンタスティック!!」
嵐「ここでも修行、というわけでござるな…!音也殿、承知致した!」
阿「そ、某で良ければ…?」(加えて、なぜか嫌な予感が……;)
吽「それなら私も阿と一緒に行きますね~♪」(お師匠様、あとはよろしくお願いしますねー;)
ヤス「ほわん、お前たちは先にあっちに行ってろ。…頼むわ」
ヒメコ「……ほわん。デルミン。ルフユ。なんか手伝いがあるらしいわ。あたしたちは先に打ち上げ会場へ行くわよ」
ほわん「ほわ?…うん!分かった!ヒメコ、デルミン、ルフユ、行こう?」
デルミン「先ほど司会の方が言っていましたが、今回最高評価のパンは全て出るそうですね。ヤスさんチームのパンはもちろんですが、他の人たちの作品も食べたいです。打ち上げは楽しみなのです」
ルフユ「会場の飾り付けは私たちに任せてよー!ルナティックにキラキラにしちゃうからね!」
イレブン「僕もほわんちゃんたちに付き添うねー。こう見えても勇者だ、力仕事は任せてよ!」(…なーんか嫌な予感がするし…。ねえ、こういうのって絶対に回避した方がいいよね?)
ジョーカー(こっちは俺らに任せとけ。イレブン、GJだ)
セリオス「シャロン、ヒカリ。君たちは先に打ち上げを行う会場に行っていろ;」
シャロン「…はい、そうですわね;」
ヒカリ「そうね、嫌な予感がするし…;あとホムラも引っ張っていくわ」
ダル太夫「カイル、クララも。其方らも料理の道に通ずると聞くでありんす。ならば其方らは打ち上げの手伝いをした方が良いと思うが…」
ダイシゼン「オレモフタリニツキソオウ…。ウチアゲノジュンビハオレタチニマカセテクレ…」
カイル「そ、そうなのですね…。それでは、よろしくお願いします;」(…何やら寒気が…。しばらくここからは離れた方がよさそうですね;)
クララ「え?そうなの?お手伝いに回っていいの?…分かったわ、お師匠様にダイシゼンさん!私もいくね!」
真斗「……ルフレ。むらびととチタンとアイレーンを頼む」
トキヤ「ここには私たちがいればいいので…。手間を取らせてしまい、申し訳ありませんが」
ルフレ「問題ないよ;…むらちゃん、チタン!君たちはルフリの手伝いをしてきたらどうかな?君たちの実力があれば打ち上げは非常に盛り上がる素晴らしいものになると思うよ?あ、アイレーンは僕と一緒に会場に飾る花や装飾品のセッティングをしよう。それにアイレーンの見立てなら、きっと下民の皆さんも感服するものになると思うのだけど…」
むらびと「そういうことで良ければ…!僕もながら尽力させて頂きますね!」
チタン「ああ、構わない。…あと打ち上げの件についてだが、弟たちのためにケータリングを持ち帰ってもいいだろうか?」
ハンドレッコ「……アイレーン。会場をアイレーン風に飾り立てて、下民たちを増やそう」
アイレーン「む?なんだお前、私の力が必要だというのか?ハンドレッコも…。それなら仕方ないのだ!このアイレーン様の類い稀なセンスで、下民どもをさらに増やしてやるのだー!」
デイジー「シアン、よかったらあたしと一緒に打ち上げの料理の下準備をしない?あとタネフルンはあなたの花の知識でセッティングのお手伝いをして欲しいの!…ね、これっていいアイディアだと思わない?」
シアン「にゃにゃにゃ~ん!デイジーさん、それはとってもいいアイディアだと思うにゃん!せっかくだからイチゴのプリンを作ろうかにゃ?…シアンとっても頑張るね!すっごくぷるぷるにゃんv」
タネフルン「イチゴプリン!?うわぁ~!タネフルンはとっても楽しみタネ~♪タネフルンも会場の飾り付けを一生懸命頑張るタネ~♪」
ミェンミェン(デイジー、GJアル)
ユウ「アロエちゃん、ミューちゃん。僕たちもちょっと先に会場へ行っていようか?ルフリさんたちのお手伝いをしよう!」
アロエ「うん、分かったー♪アロエね、綺麗でいい匂いのするお花をミューちゃんとメディアちゃんと一緒に飾るんだー♪」
ミュー「お花もですが、トンちゃんの飾りも付けてもいいですか?」
ヒカリ「ホムラ、あんたもこっちに来なさい。アンタの特別料理は振る舞わない方が無駄になるわ」
ホムラ「分かったわ、ヒカリ!…それでは、私はお料理の方のセッティングに回りますね!」
チュチュ「……『彼女』には申し訳ありませんが、私とアイオーンは先に退出して、打ち上げ会場へ行きますわね…;」
アイオーン「ウググ……;」
カミュ「…連。お前はゲストを連れて別室で適当に会話でもしていろ。わさわさ此方の暗部を見せる必要はない」
タロー「(あっ;)…ぶ、ブレディ!サクラちゃん!エリーゼちゃん!迅!雷那ちゃん!俺たちはお客さん用の部屋で打ち上げが終わるまでお話してよっか!ギルドでサユリちゃんの作ってくれた美味しい和菓子があるんだよー!ちゃんと量も調整されてるから、お腹いっぱいになり過ぎるなんてことはないんだ!だから安心してよ!!」
ブレディ「…そうだな。今回はお前の提案に乗っかるとするか;」
サクラ「わ、和菓子ですか!?しかもお料理上手と著名なサユリさんの…!白夜出身の私にとっては心惹かれる話題ですね…!エリーゼさん、ここはご厚意に甘えて頂きましょうか!」
エリーゼ「うんうん!そっちのサユリが作ったっていうなら安心だね!あたしも写真に撮ってお兄ちゃんたちに見せてあげよーっと!」(…この後って絶対に「アレ」になるでしょ?あたし、カオスは大好きだけど「アレ」はちょっとなー;)
迅「あ、タローさん。その和菓子ですが、持ち帰りは可能ですか?良ければ仲間たちや学友たちにも持って帰りたいんですが…」(…さっきと比べて空気が一気に重くなったの、気のせいじゃないよな…?;)
雷那「あたしも茜先輩たちに持って帰りたいわね…。ね、お願いできる?」(嫌な予感がするわ;迅、打ち上げが始まるまでは大人しくしてましょ;)
タロー「もちろん!人数分のタッパーも用意しちゃうぞー!!」



 例によって「アイツら」を見せてはいけない純粋な子たちやカオス耐性がかなり低い者たち、この後の展開に巻き込むわけにはいかないゲストなどが揃って屋外の特設会場へと移動していった…。



ロッシュ「…純粋組や気絶組やカオスに極端に弱い奴らは、これで全員退出したな?」
ミシェル「ええ、保護者組のみんなが率先してくれて…。本当にありがたいことね」
苗木「よかった、これでようやく『本当の最低評価の発表』ができるよ。…リックスさんにミックスさん、月宮先生に日向先生。ここから先は間違いなく酷いことになるので、あなたたちも先に打ち上げ用会場に行ってきてもいいんですけど…」
リックス「ううん、あたしたちもこっちにいるよ。…司会をやるってことは、こういうのも見届けないとダメってことでしょ?」
龍也「来栖があんな目になったんだ…!そこの講評を見届けねえと、文句を言う資格すらねえからな…!」
日向「分かった。でも覚悟はしておいてくれ。…それじゃ、これから最低評価の発表に移るが…」





フジレイド「ほら、ヨシテン。あなたたちもさっさと歩きなさい」
ヨシテン「もー!なんだよフジレイド!いきなりワシらを地下に連れていったと思ったら、なんか昨日からずっと怖いんじゃが!?」
バット「マングーやスモッグたちもだぜ…って、あれ?いつの間にかマングーの奴がいなくなってやがるぞ?何でだ?」
ダックハント「アヒャヒャヒャ~!ずっと地下にいなきゃいけなかったから、待ちくたびれたぜ~!」
リドリー「それで、これから結果発表なのか?何だか随分と遅くないか?」
サンダース「サツキ教官、待ち侘びたぞ!さあ、吾輩たちの作品への評価をお聞かせ願いたい!!」
マラリヤ「うふふ…。サツキ先生、私たちの渾身の作品の結果はどうだったのかしら…?」
セフィロス「今回の料理対決、俺の最高評価は間違いない…!ワリオ、ガノン、全ての裸友と裸族の先輩たち、俺の勇姿を見ていてくれ!」
ロッシュ&ミシェル&苗木「……」





日向「最低未満の『贖罪』評価のお前らは今から全員歯を食いしばれ」
リドリー&ヨシテン&サンダース&セフィロス&ダックハント&バッド&マラリヤ「何で!?」





 司会の1人であるスーパーダンガンロンパ2の主人公のコメントに13番以外の問題作を作ったキャラクターたちが驚いて叫ぶ。いや「何で!?」じゃねーよ「何で」じゃ。





リドリー「私たちの作品はなぜ全員『贖罪』評価なんだ!?アレには高価な食品を使ったし、特別食材として辛さを引き立てる焼きチャッピーのワックスを使用したんだぞ!?」
ヨシテン「何でワシらのスパイシーでオトナな作品の評価が全員『贖罪』なんじゃあー!?しかも別世界の音楽関係者の2人のコメントが『最悪』や『俺たちを潰しにきたのか?』は普通に酷くないか!?」
サンダース「サツキ教官よ!?なぜ吾輩たちの作品が最低評価なのだ!?」



 まずは4番のカレーパンという名の激辛劇物兵器を作った4番チーム。まずは固定審査員と被害者である+α審査員たちと強い関係を持つ者たちが代理で非難する。





うわぁ;更新終了までしばらくお待ちを。

修羅場の結果発表(結果発表・後編) ( No.492 )
日時: 2024/05/21 20:46
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: JC82K/KY)

……



イカ「アンタたちはあんな真っ赤なカレーパンを出した時点で失格になってもおかしくないクラスだよ!?あんなの食べたらヒト形態だろうがそうでなかろうがみんな被害を受ける!!特にヨシテン!!アンタ、仲間や同じ火バンドの子たちからあんなに注意されてたのに何で辛いものを作ろうって話になったの!?」
キンクル「リドリー、お前、料理対決で料理を作るってなった時点でクッパやデデデ大王や他の奴らに注意点を聞こうとしなかったクルか!?アレの中に入れたモノを聞いた瞬間、ワシは同じヴィラン組として頭を抱えたクルよ!?まさかピ◯ミンのルー◯メモを見て『料理の中にチャッピーを入れていい』という発想になったんじゃないクルよね!?イカちゃんたちはル◯イじゃないクルよ!?公式ゲテモノ食いとイカちゃんたちを一緒にするなクルー!?」
ガオガエン「極端に辛いものでヒトを人体発火させるって、ほのおタイプのオレや炎使いの奴らにケンカ売ってんのか!?つーかそこのバ辛党のテング野郎は火を扱うバンドかつ前にテメェの料理のせいで他の奴らに被害を加えといて、その上で大舞台の本番でこんなことしやがるとか、マジでふざけてんのか…!?」
ミェンミェン「味覚を強く刺激する辛いものに気を使わなきゃいけないって料理の基本中の基本アルよ?いくら健康によくてもスパイスの使い過ぎは逆に味を損ねたり本来の旨みを消したり、何より消化器官や身体に悪いアル。アンタらの騒動で中華をはじめとする辛いものをよく作る料理人にも被害が拡大したらどう責任を取るつもりアルか…!?昔、実際にどっかのバ辛党のせいでまともな辛党組にガチの風評被害が出てるアルよ…!?」
ヤイバ「趣味で激辛ラーメン巡りをしている拙者でも故にレジェンド・オブ・論外!自分で食べるだけならまだしも、人に出すものには気を遣う!しかも+α審査員には植物属性のパックンフラワーと身体の弱いジョウもいたのだぞ!?貴様らは2人に個別で喧嘩を売っているのか!?」
ヤス「おいテメェら…!よくも俺たちの仲間を人体発火させやがったな…!?特にそこのバ辛党…!!自分の作品の後輩を、よりによってメシで殺しかけるって、一体テメェはどういう神経してやがる…!?」
レン「辛いものが好きだからそれを活かした作品にしたいっていう気持ちは理解できる。…だけどさ、普通誰に当たっても美味しく食べられるようなものを作ろうとするのが料理対決の姿勢として正しいんじゃないのかい!?俺やクッパ大王や舞園さやかちゃんやヤイバさんたちも辛いものは好きだけど、それをまだ成長が未発達な幼い子たちやバロンやセッシーたちみたいな辛いものが苦手な人たちに無理やり薦めたり押し付けようとはしないよ!!それにランちゃんをあんな目に遭わせて…!!」
真斗「他者の正当な忠告を聞かなかったり自分の好みを無理やり他者に押し付けようとした時点でお前たちは高評価を獲得することなど無理だと分からんのか!?イカや矢島もだが、特に辛いものが大の苦手だと公言していたサツキ先生や来栖とクロウという『喉が命の歌手やアイドル業を営む者』が固定審査員にいる時点で辛すぎるものは危険だという発想になぜならない!?最悪なことに今回の+α審査員の1人であるパックンフラワーやジョウや黒崎さんもそうだったのだぞ!?お前たちのせいでサツキ先生やパックンフラワーが2度と辛いものを食せなくなったり、黒崎さんや来栖やクロウ、俺たちST☆RISHやシンガンクリムゾンズやQUARTET NIGHTの将来に影響が出たらどうするつもりだったんだ!?」
嶺二「仲間の喉を爆発させるような人の言うことなんて、本当は絶対に聞きたくないよ!問答無用でオシオキ直行コースにして欲しいくらいだ…!それに!今回の+α審査員枠には幼いアロエちゃんやミューちゃんやラスクくん、それに加えて植物属性でもあるタネフルンちゃんが選ばれていたんだよ!?君たちは幼い子に一生拭えないトラウマを植え付けることになってもそんなことが言えるのかい!?」
サツキ「…ねえ、サンダースくん?あのゲテモノを誤って食してしまった人たちの中には人体発火しかけてしまったり卒倒してしまった人たちがいたんですよ?しかもその被害者の皆さんはよりによって辛いものに耐性がなかったり火にトラウマがある人だったのですよ?私たちの他に被害者を増やして一体どうするつもりなのですか?それにライフスタイルや家庭科の時間でリディア先生から教わったことをきちんと聞いていたのですが?聞いていたらお料理でこんなことはしないはずですが…!?」
セリオス「おい、軍曹!僕らはクロスオーバーギルドの正規メンバーとしてドクターたちからアレの中に入れた特別食材とやらを聞いたんだが、みんな揃って頭を抱えたし君のクラスメートとして本気で恥ずかしかったぞ!?日頃からお世話になっている担任教師の方に一体何を食べさせているんだ…!?これ、校長の判断によっては本当に謹慎処分ものでもおかしくないぞ!?」
マヤ「…ねえ、軍曹?私たち、あなたに集会で『みんなが食べて気分を害する可能性があるものを料理に入れるのはやめましょうね』って注意しなかった…!?何でその注意を聞いてくれなかったのよ…!?」
ユリ「軍曹、人の話や注意を聞かないって普通にないよ!それに!今回はミューモンのみんながいるから普通の料理対決以上に試食の事故率が跳ね上がってたんだよ!?そりゃ失敗したあたしが言えることじゃないかもだけど、今回のやらかしで植物のパックンや身体の弱いジョウに激辛兵器が当たる試食事故がマジでおこってるし!?アンタ、このことでもう2度と歌えなくなっちゃったとか、たっかい治療代を払えとか言われたら、アンタは責任を取れるの!?今回のは自分だけが食べる料理じゃないの!料理対決に料理を出すって、そういうことなんだよ!?」
美園「そもそも大きな氷塊や大量の水を立て続けに掛けないと火が消えないような激辛ゲテモノ兵器を作るとか、本当にバカじゃないのあんたたち!?激辛好きなのは個人の嗜好だから否定はしないけど、辛いものが好きな身内だけじゃなくて公然の場に出すものなのに、自分の好きな要素だけで好き勝手やるんじゃないわよ!!」



 いうまでもなく会場にいる怒り心頭の者たちとの言い合いタイムに発展。同じチームの所属者やクラスメートたちも擁護できない。それは15番チームも同じである…。



バッド「何で俺様のスーパーでウルトラな黒魔術や上級闇魔法を使った特製料理が最低の『贖罪』判定なんじゃー!?料理でみんなをホラーに陥れた奴と同じにして欲しくねーんだが!?」
矢島「テ メ ェ は 一 体 何 を 言 っ て る ん だ ?」(▼益▼#####)
翔「誰が食うか分かんねえ食べ物に血液1000ミリと薬剤とマジモンのゲテモノを入れた鍋を出した奴と自分のやらかしたことや間違いを認めてロムさんや藍たちに謝ったモアと那月を一緒にするとか、それこそ失礼だろ!?つかお前ら、あんなことやらかしといて『ごめんなさい』の一言すらねーのかよ!?暴力沙汰は良くないってのは分かった上で、マジで殴り飛ばしたくなってくるんだが…!?」(▼益▼#)
ダックハント「アイドルがオイラたちを殴り飛ばしたいって何じゃあああああー!?お前、アイドルのくせにこめかみに青筋が立ってるぞ!?そこの女もなんかヤバい構えをしてるし!?暴力反対!!なあベレト、ジョーカー!お前もそう思うよな!?」
ブラピ「テメェらはそれだけのことをやらかしてんだよ!おいそこのクソ犬とバカども!テメェらはあの奇跡バカの堕女神どもやそれに影響されたバカどもと同等、いやそれ以上にヒデェぞ!?カースマルツゥなんて何も知らねえチビどもも食う料理に入れるもんじゃねえって、普通に調べりゃ分かるだろ!?」
ベレト「…ダックハント。いい加減にしてくれるか!?ギャグとカオス大好物組だってやる時は真面目にやる!自重しない人たちと一緒にしないでくれるか!?そもそもカオスが大好きな仲間内で闇鍋やロシアン形式の料理を作る時でも入れるものや罰ゲームの加減はするよ!?そんな主張をするなんて、今回頑張ったベレスやジョーカーたちと比べて欲しくもない…!!」
ジョーカー「お前、今回のアレは3のおにぎりと呼べないおにぎりや4のムドオンカレー(閲覧注意)より酷いぞ!?俺の原作のペル◯ナシリーズは好評だが、その中でも『料理で悪い意味で遊んだり食材を無駄にする酷い人たちがいるから、いくら面白くてもペ◯ソナシリーズには触れたくない。というないくら可愛くてもそんな酷いメシマズ女子とはコミュなんか築きたくない』という意見もあるんだぞ!?それでキタロー先輩(3の男主人公)や番長先輩(4の主人公)がスマブラ参戦前に本気で頭を抱えたり申し訳ないと俺にわざわざ謝罪してきたんだぞ!?同じ理由でスマブラや夢見草サイドの評価をガタ落ちさせる気なのかお前は!?そもそも格のあるレトロゲー出身者なのに何をしているんだ!?」
カズーイ「カオス大好物組でも誰もアンタを擁護しない時点でアンタがやらかしたことの重大さを察しなさいよ!?」
キンタ「バッド、今回の件は俺やデモンズのみんなや闇バンド組のみんなや他のSB69組のみんなも絶対に擁護出来ないよ…。よりによって注目度の高いこの大舞台の場で、君は一体何をしてるの……」(ガチ呆れ)
ロージア「黒魔術だろうが闇魔法だろうが、能力は適切な使い方をしなかった時点で失格ものよ!そもそも料理に黒魔術を使うこと自体が場違いって分かんないの!?それに!どんなゲテモノでも固定審査員たちのクロウさんたちは絶対ひと口は食べなきゃいけないのよ!?アンタ、それ分かっててアレを鍋の中に入れたの!?マジで信じられないんだけど…!?」
ペイペイン「我が主であるアイレーン様や食した皆さまを幸せにするはずの料理で、固定審査員の皆様を吐血や体調不良に追い込んだ貴方を闇バンドの先輩だとは思いたくありません。アイレーン様はもちろん、まともなデモンズベノム及び元ネタバンドのファンの皆さんと後輩と全ての料理修行中の皆さんとクロスオーバーワールドの皆さんの教育に悪いのと、夢見草及び夢見草サイドを応援してくださっている全ての読者の皆様に申し訳ないので今すぐにその姿を私たちの視界から消して下さいませんか??」
トキヤ「そもそも自分の好き勝手な判断で料理という名のゲテモノを作らないでください!!例えどんな方でもダメージを受けたり正体を知って気分を悪くされるようなモノを公然の場で提供するなんて、一体何を考えていたんですか!?何より!!あなたたちのせいで翔と作者と矢島さんは本当に死にかけたんですよ!?最悪な事態に発展してたらあなたたちは責任を取れていたのですか…!?」
カミュ「今回は不幸中の幸いとして比較的被害が少なかったが、俺をはじめ一十木や愛島などといった奴らが+α審査員に集っていたらより重篤な事態になっていた!そもそもО型でなくとも審査員たちは大きなダメージを食らっていたし、仮にAB型の奴らでもあんなゲテモノを食したら大いに気分を害する!貴様らは誰が食すか分からんこの料理対決の場で食中毒事件や大量殺人を起こす気なのか!?貴様らのような輩、愚民とも言いたくないわ…!!」
藍「僕は全部の治療が終わってからサイモンやマリーやヨシカたちに聞いたけど…!!アンタら、僕の後輩に何を食べさせてんの…!?アンタらのせいで本当にショウたちが死んじゃってたらと思うと、本気で寒気がするんだけど…!?それにこんな大事起こしておいて謝罪の言葉ひとつないとか、効率とか非効率とかそういうのを通り越して、本気で腹が立つんだけど…!?」
マラリヤ「サツキ先生、私の今回の結果が0の赤点ってどういうこと!?それにさっきから聞いてるけど、みんな揃って私たちの作品をゲテモノとかオシオキ直行にしたいとか今すぐ姿を消せとか、私たちへの言い分があまりにも酷すぎない!?私はバッドやダックハントの作った料理に足りない栄養分の薬剤を追加で入れただけなのに…!アカデミーのみんな、あなたたちなら分かってくれるでしょう!?」
ヤンヤン「いや、ぜんっぜん分からんアルよ!?何でアンタは暴走したアイツらを止めなかったアルかー!?」
リック「…おい、マラリヤ…!闇魔法や黒魔術は料理には使うものじゃないくらい、頭のいいお前なら少し考えただけで分かるだろ!?何でこの大舞台の場でやらかした!?しかもお前、この状態だと今回のやらかしの件について反省の色すら見られないんだが!?まさかお前、『足りない分の栄養剤になる薬を入れただけの』自分は何もしないでよくて、バッドやダックハントだけが責任を取ればいいとか思っているわけじゃないよな…!?」
アイコ「どんなに身体にいいものでもお薬はたくさん飲みすぎると危ないってことくらいあたしでも分かるし!?サプリメント感覚で入れるものじゃないんだよ!?つかいくら厨二病のハルトだってこんなことしないし!ハルトはいつもはあんなんだけど、試験とか料理とかちゃんと真面目にやらなきゃいけない時は頑張って真面目にやるって!今回失敗しちゃったシャロンやユリや他のみんなも真面目にやってアレだったんだよ!?わざとやらかしたアンタたちと一緒にしないでよ!マラリヤ、アンタはハルト使いの読者さんと全国の料理下手なみんなや闇属性使いや厨二キャラのみんなにまとめてケンカ売ってるの!?」
真理子「華 ち ゃ ん た ち に な に 食 べ さ せ て ん の ア ン タ ら ?」



感想まだです;

修羅場の結果発表(結果発表・後編) ( No.493 )
日時: 2024/05/21 20:52
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: JC82K/KY)

……



そして9番のトラウマ料理を作った裸族のソルジャーも反撃するが…。



固定審査員一同「9番!?あんなの語る価値すらない!!」
クロウ「テメェはさっさと土に埋まれやゴルァ!!!!!」(▼益▼#####)
セフィロス「何だと!?俺の持ち前の頭脳や才能を活かして手の込んだパンを作ったから最高評価は当然じゃないのか!?それに俺の作品はエキストラとして参加してくださった先輩の裸友の皆さんにも好評だったんだぞ!?『ポン』…ん?誰だ!?お前たちも何か文句があるなら言ってみろ……」




リヒター&レトリー&タイガ「ハナシタイコトナラヤマホドアルケド?セフィロス、チョットハナシアイヲシヨウカ??」(^∀^)
セフィロス「」





(※)ここからは皆さんにお見せすべきではないと判断し、大幅にカットします。しばらくちびっこ組が仲良く花飾りを打ち上げ会場にセッティングしている微笑ましい場面をご覧ください。
セフィロス「」
リヒター&レトリー&タイガ「ふぅ…★」
シモン「……お前たち、使うなら新品のタオルがあるぞ」





 9番の+α審査員だった3人はセフィロスと話し合い()をしたのち、自分たちのさまざまな思いを記した評価用紙の束をセフィロスに向かって豪速球の勢いで投げ捨てる。それは評価用紙の手渡しすらしたくないと一目見ただけで分かるものだった…。そして結果発表用の室内会場にベルモンド家のニューヒーローとプラズマジカのベースボーカルと第6アカデミーの浪速魂が来たということは…?



パックン「ジョウくん、蘭丸さん、今後の音楽活動に影響が出なくて本当に良かったっスね……」
ジョウ「ああ、ドクターマリオや治癒四天王たち、医療班の皆さんには感謝しないといけないな。こちらにお越しくださった救援の皆さんそれぞれにも……」
蘭丸「数週間の通院は必要だが、まあケガの規模的にも仕方ねえな。…おいジョウ、クロスオーバーギルドのツテを教えるから使うか?サイモンやマリーや芳佳の治療が最小限の治療費で受けられんぞ?」
ベヨネッタ「ねえ、ハルト?アンタ、今からちょっと動かすけど平気?」
ハルト「問題ない。…正直に言うとまだ少し頭がクラクラするんだが、動けないほどではない…」
マングー「ハルト、ベヨネッタ、パックン、ジョウ、蘭丸、クロウ、固定審査員たち、うちのバカや知り合いがマジですまなかった…」OTL



 セフィロスは話し合いによって沈んだが、4番チームと15番チームに関しては製作者たちと一部のギャラリーによる口論がまだ続いていた。そんな中に+α審査員を務めた6人が登場。ちなみに全身包帯塗れかつ身体の所々に冷えピタや小型のアイスノンを装備しているパックンとジョウ、喉と頭部の一部に包帯を巻いている蘭丸、包帯を巻くなどの外傷こそないものの車椅子に乗っているハルトとそれを押すベヨネッタとマングーという構図。彼らが現れた事で騒然としていた場が一気に静まり返る中、現れた+α審査員たちのコメントはと言うと…。



リドリー「パックン、お前一体どうしたんだ!?今のお前、全身包帯まみれだが!?」
パックン「リドリー…。自分、挑戦者が決まった集会の直後と、あと準備期間にも言ったっスよね?『料理の中に入れるものは変なものを選ばないで、みんながちゃんと無事に健康に食べられるものにしろよ』って?…んで、その結果がコレ?ムービーや乱闘以外でみんなを苦しませて、何この有り様?今のお前、誇り高い『ヴィラン』じゃなくて火災騒動を起こしたただのゲスでドス黒いテロリストっスよお前??」
ヨシテン「お前は…DOKONJYO FINGERSの不死鳥族のベーシストじゃないか!?お前がワシの傑作を食べて『贖罪』評価を出したのかー!?同じ炎関係のミューモンならワシの脳天吹っ飛ぶような傑作を理解してくれると思うんだけど!?それにお前は確か辛党だって聞いたぞ!?だったらなおさら…!!」
ジョウ「は?フジレイドさんやタケッパーさんやタケバさんならともかく、俺はお前を同じ炎関係のミューモンや先輩のミューモンや先輩バンドや辛党の一員だとは絶対に思いたくない…!今すぐ俺やヤスやハッチンや双循やましゅまろの奴らの視界から消え失せろ…!!」
サンダース「貴様は…異界の歌劇戦士の1人・黒崎蘭丸ではないか!?何故吾輩や同胞たちの作品を最低評価判定したのだ!?それより何故喉を負傷しているのだ!?」
蘭丸「病み上がりの俺たちの目の前でギャーギャーほざくんじゃねえよ…!テメェら、そんなに火が好きなら音也やレンの炎技や烈の運命浄化や茜婆さんの最大威力のランページでも食らいやがれ…!!」
ダックハント「ベヨネッタ、何でオイラを閉じ込めに来たんじゃー!?カオスが好きでアンブラの魔女のベヨネッタならオイラたちの料理の遊び心を理解してくれるんじゃないのか!?」
ベヨネッタ「……アンタ、本気でアレを『遊び心』の一言で済ますつもりなの?」
バッド「おいマングー!テメェ今までどこにいたんだよ!?…つーか俺らを結果発表まで地下室に閉じ込めておくなんて酷くないか!?それに☆5から☆0までの発表まで俺ら全員をハブにするとかどういう神経してんだよ!?」
マングー「当たり前だろうが…!!テメェ、今回一体何でこんなふざけた真似をしやがった!?俺やスモッグやマミーやタスマはテメェが自分たちの幼馴染ってことが本気で恥ずかしいんだが!?つかテメェらのやらかしを考えたら見張り付きでトイレに行かせたりメシと水を持ってきてやっただけまだ温情だと思えやゴラァ…!!」
マラリヤ「ハルト、今までどこに行っていたの!?サツキ先生やヤンヤンやリックやアイコやみんなが私たちの作品の良さを全然理解してくれないのよ!黒魔導師を極めようとしているあなたからもちょっと言ってくれない!?…あと、何で車椅子に乗っているの!?」
ハルト「…マラリヤ。お前、どう考えても今回はサツキ先生たちの言い分が絶対に正しいと分かるだろう…?あの食中毒事件と俺たちの憧れである黒魔術や闇魔法を同列に扱うのがおかしいと分からないのか?」
キンクル「パックンがマジギレしてるクルー!?」
ガオガエン「おいリドリーと他の奴ら!!今すぐパックンとみんなに謝罪しろ!?じゃねえと一生ほどけないイバラに括り付けられんぞテメェ!?」
ハッチン「ジョウが、ジョウが、マジでキレてる…!!アイツ、コンディションさえ最高なら俺らの中で1番強いんだぞ…!?」
双循「…それに、ジョウのあの形相は付き合いの長いワシらでも見たことないんじゃが?」
嶺二「ランランがマジでヤバい…;このランランをセッシーたちが見たら号泣してたし、避難させてて正解だった…;」
レン「俺たちも彼らの蛮行には怒っているけど…。今のランちゃん、背後に般若顔の仁王像が見えるよ……;」
ケン(スマブラ)「Oh…;俺、ベヨネッタのあんな冷め切った視線は見たことねーぜ…;…そりゃいつもはあんなんだけど、美人の真顔ってvery scaryだな……;」
でゅらでゅら「ああ、マングーの顔が阿修羅のようになっているんだが…;」
ペイペイン「あそこまで彼が怒る事態も珍しいですね…」
リック「俺、彼とは第7アカデミーの頃からの付き合いなんだが、ハルトのあんな冷たい声色は今まで1度も聞いたことがないんだが…;」
マヤ「それにいつもの彼の厨二モードとは違う、普通の態度だからこそハルトが完全に冷め切ってるって分かるんだけど……;」



 4番チームと15番チームの姿勢に+α審査員たちの反応は三者三様。マリオシリーズのヴィランの花とどこゆびのベーシストとカルナイのロッカーは全員こめかみに幾本もの青筋を立てて臨戦態勢寸前、アンブラの魔女と第6⃣アカデミーの厨二全開の生徒は文字通り養豚場の豚を見るかの如く冷徹な視線を15番チームへ向け、実力派闇バンドの小悪魔ギタリストは阿修羅の形相を浮かべてすでに得意の闇魔法の構えをしている。それらは彼らの身内や知り合いが全員恐怖を感じるほどの凄みだった。4番の被害者トリオは放っておいたら加害者たちとの全面戦争に突入しかねないし、15番の被害者の闇属性トリオも揃って怖いんですが…;
 場が悪い意味でヒートアップして行く中、会場内にいたキャラクターたちの一部はあることに気付く。



ルキア「あれ?…ねえみんな、まだ挑戦者の人たちはいたよね?」
ベレト「…そういえば、十神とシミースワンズがまだいないぞ!?」
奏「それに組み合わせ的に、十神さんとシミースワンズさんは9番チームの一員だったはずじゃ…?」
バンジョー「ねえ、2人はどこに行ったの?それに他のみんなは揃っていたのに、2人はなんでいないのかな?」



 まだ謎が残っていた。そう、9番チームの作品がなぜあのセフィロス大暴走事件になったかについてだ。あのVTRを見る限り、9番チームの作品はセフィロス1人で調理したことは間違いない。だが今回はチーム戦のはず。そして9番チーム以外の全ての挑戦者の振り分けが明らかになった今、今回セフィロスと同じチームを組んだのは、会場不在の十神とシミースワンズであることは間違いなかった。彼らは一体どうしたのだろうか…?
 バンジョーたちの発言で全員そのことに気付いた時、コンコンとドアのノック音が響いた。たまたまドアの近くにいた司会を務めたダンガンロンパの主人公×2が厳しい顔をして扉を開く。すると、そこには日向の彼女である超高校級のゲーマーの少女・七海千秋が立っていた。





感想まだ

修羅場の結果発表(結果発表・後編) ( No.494 )
日時: 2024/05/21 20:58
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: JC82K/KY)

……



七海「あっ、日向くん。苗木くん。ちょうどいい時間帯になったみたいだね」
日向「…七海」
七海「『彼ら』ならもう大丈夫だよ。…でも、みんな。『彼ら』から話はちゃんと聞いたほうがいい、と思うな」



 そう言い残すと、七海はあとは任せるね、と日向たちに後を託して下がっていく。そして彼女と入れ替わる形で前に出てきたのは…。





十神「酷い目に遭った…!!」
シミー「4343ィ……」





 そう、先ほどまで行方不明だった挑戦者である十神とシミースワンズだったのだ!彼らは見る限り何やらケガをしているようだ。2人は頭部に包帯を巻いた状態で車椅子に乗っており、体には温かい毛布が掛かっている。



レオン「十神にシミー!今までお前らはどこにいたんだよ!?」
藍「急にいなくなったって、みんながキミたちを心配してたんだよ?」
ヤンヤン「ほら、ここにあっついプーアル茶があるから飲めアル!」
シミー「ありがとう…!ゆっくり話すから、俺たちの話を聞いてくれる43か?」
ロム「おう、もちろんだシミー。十神も。リアルにお前たちのペースで話せ」
十神「ああ。…俺は今回ヘルプ枠として選出されたが、料理対決の挑戦者になったことに何の変わりはない。誇り高きクロスオーバーギルドのメンバーとして、十神財閥の後継者として、相応の結果を残すつもりだった。…だが、シミースワンズはまだしも、今回は同じチームを組んだ奴がセフィロスだったことに絶句した…」
セフィロス「それはお前たちが俺を警戒して俺に何もさせてくれなかったからだろう!?」
シミー「俺らも裸族だからなんだって、それだけでセフィロスを差別するつもりはなかった43ィ。セフィロスが出して来たのがちゃんとした普通のレシピだったら参考にするつもりだった43よ?…でも、最初から裸族料理のレシピを出してきたらそりゃ警戒する43ィ!セフィロスには練習期間中に自分のレシピの提出のし直しを頼んだけど、仕上げにオナラで着火させるやつや凍らせるやつに変えてきたから何回もNGを出してきたのはよく覚えている43ィ…。ぶっちゃけ思い出したくない43が;」
サーニャ「……十神くん。シミースワンズさん。そのまま続けてくれない?」
十神「分かった。…まあ要するにセフィロスから目を離したら固定審査員たちや+α審査員担当の奴らが地獄を見ると分かった俺とシミースワンズは、大会に向けて2人で全ての作業を行うと決めた。準備期間中のあいつの様子だと、裸塩なり裸砂糖なりを持ち込んでくる可能性もなくはなかったから、料理対決当日にセフィロスはキッチンブース内で拘束して見張りをしながら料理をしようと思っていたんだ」
シミー「チーム内で仲間割れのトラブルがあったから評価は下がるかもしれないけど、それは十分覚悟の上だった43ィ。それで大会当日、2人で考えたレシピと材料を持ってキッチンブースに行った43が、そこにセフィロスの姿はなかった43ィ。…さすがに色々と言い過ぎたかもしれないって、俺も十神も思った43が……」





時は遡り、料理対決当日・調理開始時間直後…。



シミー「よーし、俺たち特製の美味しいパンを作って、絶対にやぎぬぱんに食べてもらう43…。あれ?ねえ十神!セフィロスがどこにもいない43よ!?」
十神「ふん、このレシピなら固定審査員たちを黙らせることが出来るはず…何だと!?おいシミースワンズ、それは本当か!?」
シミー「間違いない43ィ。…ねえ十神、さすがに俺たち、やり過ぎた43かね……?」
十神「……」





ガタッ、ガタガタ…





十神「誰だ、そこにいるのは!?…んぐっ!?」
シミー「まさか、セフィロスなのか…もごっ!?」



 唐突に十神とシミーのキッチンブースの隅で物音がしたため、彼らは声をあげる。突然現れた謎の人影は2人の首筋に手刀を当てて気絶させると、彼らをロープで拘束したのちキッチンブース内に仕掛けられていた隠し扉を使用して十神とシミースワンズを引き摺っていった…。そしてそのあと、彼らと入れ替わる形でセフィロスがキッチンブースに入り…。





レン「…つまり、十神くんたちは料理を作るどころか、そのまま謎の人物に拘束されて閉じ込められていたということかい?」
日向「ああ、そうだ…!アイツらはスマブラ屋敷の隠し部屋に軟禁されていたんだ!」
苗木「彼らの捜索は難航したよ。…幸いオペレーターの七海さんがキッチンブース全てを撮影していたカメラ映像の違和感に気付いたことで、9番チームのキッチンブースの床に隠し扉が仕掛けられていたことが分かった。それで2人の救出に成功したんだ。…そうだよね?十神くん?シミーさん?」
シミー「間違いない43ィ。それに謎の人物は2人組だったと思う43ィ。気絶する直前だったけど、聞いた足跡が1人分にしては明らかに多かったから43ね。ミューモンは全体的に耳がいいから、そこだけは分かった43よ」
十神「それに加え、あまりにもスムーズに俺たちを拉致できたことからして、犯人はスマブラファイターの誰かと考えられる…!俺たちに起こった出来事はオペレーターとして十分な実力を持つ七海ですら監視カメラの僅かな違和感からしか気付けなかった。逆に言えば奴らは監視カメラに映らないキッチンブースの死角に隠れていたのだ…!これはスマブラ屋敷の構造にかなり詳しい輩しか実行不可能だろう…!」



そこへ…。



ワリオ「ちょーっす!おい苗木!日向!俺様たちへの臨時報酬を渡すって言ってただろ?ほら、早く俺様たちに金を寄越せ!!」
苗木「……その前にひとつ聞いてもいいかな?ワリオさんにガノンドロフさん、今回の料理対決で十神くんとシミーさんに妨害行為をしたのはあなたたちなんだよね?」
ガノン「ああ、そうだぞ!セフィロスから今回の大会で必ず優勝したいという相談を受けていたからな!十神とシミースワンズの貧弱なレシピパワーではせいぜい☆4評価止まりで優勝など狙えまい!あのままだと3人とも大舞台で恥をかくだろうと思ったんだ!!」
ワリオ「その点、俺様たちの考案した『クイニー裸マン』なら☆5評価は間違いないぞ!試作品を裸族ネットワークで振る舞ったんだが、裸友たちからの意見も好評だった!セフィロスは手先もいいし頭もいいからな!難易度の高いパンレシピと裸族パワー、これが合わされば優勝一直線!!ガハハハハ!!」
日向「…んで、十神とシミーが用意した元のパン作りの材料だけど。お前ら、それは一体どうしたんだ?」
ガノン「ああ、アレは俺とワリオで適当に裸塩や裸族調味料で味付けして美味しくいただ…」
十神&シミー&リヒター&レトリー&タイガ「ふざけんなああああああああああー!!!!!」





(※)ここからは皆さんにお見せするべきではないと判断し、大幅にカット致します。しばらく打ち上げ会場のキッチンホールで打ち上げ用の料理製作に励むみなさんの奮闘する様子をご覧ください。





十神&シミー&リヒター&レトリー&タイガ「フーッ!フーッ!!フーッ!!!」(▼益▼#)
ワリオ&ガノン「」





 なんと9番の料理が裸族大暴走案件になった原因としてワリオ・ガノンドロフの悪役裸族の2人がセフィロスを唆し、妨害行為を行っていた事実が発覚した…。2人がVTRに出演していたのもそういうことだったのだろう…。自分たちが考えた自信作の材料を裸族料理に変えられた怒り、危険因子だった味方を止めることができなかった怒り、裸族料理を食べさせられた怒り、裸族の暴走さえなければ食べなくてもよかったはずの酷い料理を食べさせられた怒り…。さまざまな怒りが爆発した被害者5人は我を忘れ、思わず悪役裸族2人に襲い掛かっていた…。



ロッシュ「…なあ、暴力はダメだけど…。今回のこれは、お咎めなしだよな?;」
ミシェル「そうね…。あっ!ねえ、誠に創。あなたたちはどうやってワリオとガノンドロフを呼び出したの?今回あの2人は妨害の手伝いをしていたんですもの、普通に呼び出したらこちらに向かわせることは出来ないわよね?」
苗木「ああ、全然簡単な話だよ。『以前依頼に協力してくれた分の臨時報酬の支払いを忘れていたから今すぐ来てくれ』って事付けしたら、何も疑わずに向こうから来てくれたんだ」
日向「…呼び出す側の俺たちからしたら助かったけどさ、いい歳したデカい会社の社長やラスボスがまんまと金に釣られるなよ…;」





感想まだです;

修羅場の結果発表(結果発表・後編) ( No.495 )
日時: 2024/05/21 21:05
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: JC82K/KY)

……



夢見草「みんな、少し落ち着いて!…このままじゃ埒があかない。だから、今からオシオキタイムに入る…と、言いたいところだけど。その前に『アレ』の時間よ。被害に遭ったみんなは納得いかないかもしれないけど、これは一応やらないといけないからね。あっ、アレに関しては3番チームと13番チームも受けてもらうわよ?」



そう言い残した作者が黄色と黒のスイッチを押すと…。





「リトルマックくんとコリエンテさんとユリさんとリドリーくんとヨシテンくんとサンダースくんとセフィロスくんとワリオくんとガノンくんとリュウくんとモアさんとシノミヤくんとダックハントくんとデーモンバッドくんとマラリヤさんがクロに決まりました?オシオキ…の前段階を開始します?」





パカッ





対象者全員「うわあああああー!?」
セフィロス「十神とシミーはオシオキ免除って納得いかな…ぐああああー!?」
ワリオ&ガノン「俺(様)たちも落とされるって…うぎゃあああああー!?」





 なぜか疑問系のナレーション音声が響き渡ったあと、3番チームと13番チームの者たちも含む最低評価獲得者が全員落ちていった…。



日向「十神とシミーのやられたことを思えば当然だろ!つかアイツらは『あの工程』をやるだけまだまだヌルいと思えや!!」(▼益▼#)
苗木「…それじゃ、今から彼らの『審判の時間』に移るよ。作者と固定審査員のみんなと後半の司会を務めた僕たちがワープで別室に移動してくるから、みんなはここで待機していてね?あっ、途中退室したかったり差し入れの飲み物やおやつを取りに行きたかったりお手洗いに行きたい人たちは普通に行ってきていいからね。今からやるのは彼らへのルール説明だからさ。…じゃあリックスさん、ミックスさん、月宮先生、日向先生。一旦ここはよろしくお願いします」
ミックス「わ、分かったし?」
林檎「私たちは残ったみんなの様子を見ておけばいいのね?ええ、了解したわ」
真斗&サーニャ(…あれ?なんだか嫌な予感が…;)



 ダンガンロンパの主人公が前半のゲスト司会勢に頭を下げる。そう言い残すと作者をはじめとした固定審査員一同と後半の司会を務めたリーダーコンビ×2はワープホールで即座に移動。結果発表会場待機の一部のメンバーはなぜか嫌な予感がしているようだが、果たしてコレから一体何が起こるのだろうか?





マック「うぐっ!?」
コリエンテ「きゃあああああー!?」
ユリ「よっと、着地成功!」
リドリー「…ふん」
ヨシテン「あんぎゃあああああー!?」
サンダース「ぐぬう!?」
セフィロス&ワリオ&ガノン「おんごるびゃっぽーん!?」
リュウ「はっ!」
モア「ぴゅるるーん!」
那月「おっとっとっと…っ!」
ダックハント「ぶぐっ!?」
バッド「うげえっ!?」
マラリヤ「…むう」




 落とされた彼らは突然ある場所へとワープさせられる。その様子は個々それぞれであり、彼らは尻餅をついたり頭から着地したりギリギリ転ばずに済んだり上手く着地したりとさまざま。そこは簡素だがおごそかは聖堂のような空間だった。そこには質素だが全員問題なく座れそうな長机と長椅子が鎮座している。



ミシェル「全員来たわね?それじゃ、時間も押しているし早く座りなさい」
ロッシュ「お前らが着席しないと話が始まらない。とっとと座れ。それとここにいる間は全員私語は禁止だ」



 そこには何故かシスター風の服装をしている女性陣と、同じように何故か牧師風の服装をしている男性陣の姿があった。一部は何でそんな服装をしているんだと突っ込みたくなるが、早く座れと催促され、地下に落とされた対象者たちは全員大人しく着席した。



夢見草「着席したわね?それじゃ、始めるわよ?…本題から言うけど、本当なら今回の料理対決は即それぞれのオシオキコース行きでもいいかなと思ったのよ。特に9番のセフィロス。言っておくけどアンタ、今回とんでもないことしてるからね?アンタが今この場にいるのは本当に最後の最後の温情なんだからね??」
イカ「あたしたちも何でも許せるって訳じゃないしね?…それに今回あんたたちのやったことは、作者を通してあたしたちを見守ってくれてる読者の皆さんも全部見てるんだよ?あんたたちの振る舞いがあたしたち、今会場で見ているみんな、そして全ての夢見草ワールドに住んでいるみんな全ての評価に影響してるって言っても大袈裟じゃないの!」
クロウ「イカや俺はまだともかく…。うちだと特に翔やサツキ先生とかだな。俺たちの世界は他の読者勢が知らない作品やキャラクターがかなり多い。だからここでの俺たちの振る舞いを通して、『この場で生きているお前たち』の存在や俺たちの性格や趣味嗜好やどんな奴かっつーことを初めて知るパターンも多い。…そこでやらかしたりふざけた真似をしたら『ああ、コイツやコイツの仲間たちはみんな真面目な場面でもやらかしたりふざける奴なんだな』って思われるんだぞ?」
翔「実際に昔の話なんだけど、多くの人が注目する大型の料理対決でとんでもないことをやらかして酷いブーイングを食らったオリジナルキャラクターやそれに準ずるキャラクター、マイナー作品のキャラクターたちがいたみてえだ。…その時は色々な読者さんがそのキャラクターたちに怒って暴力的なオシオキ案をたくさん送りつけたり、『自業自得だ』『そもそも何でこんなやつが存在しているんだ、いっそいなくなればいいのに』などの意見もあったらしい。中にはそこのサイド全体への風評被害に繋がっちまったこともあったんだと。…だけどさ、そのキャラクターたちだってその作者さんにとっては自分の分身や子どもみてえな大事な存在のひとつではあるんだ。そもそも好きなやつじゃなかったら話に登場させたりなんかしねえよ?特にその人独自のオリキャラとか、ミシェル姉さんたちみてえな実質オリキャラみたいな存在だったらなおさらだろ?それで、読んでる側もあまりにも目に余るブーイングや過激なオシオキはやめようぜってことになったんだよ…な?」
矢島「そうそう。まあ作者も当時そのキャラクターたちに対してひどくぶちギレてたから偉そうなことは言えない訳だが。…それにそのキャラクターたちだが、数人はきちんと改心して少なくとも人前や料理に関してふざけるような真似はしなくなったらしい。多くの正当な悪評は過去の自分の行いを恥じて心から受け止めていたようだし、一部の余りにも行き過ぎた…例えば『◯ねばいいのに』などの悪評には深く傷付いて泣いていたみたいだ。それに例え大事を起こしてしまったとしても、他人や状況に八つ当たりしたりしないで、きちんと自分のやらかしたことを認めて誠意ある言動は評価に値する。全部が許せなくても多めに見たり、次は同じことを繰り返さないようにしようと周囲が手助けをしたり見守ることができる。…ユーリたちから聞いた話でも、前回の『ポプって料理対決』でやらかしたロキとミルクは(恐怖のオシオキを受けた結果とはいえ)自分を見つめ直したのと自分の過ちをちゃんと反省したみたいだ。だから、今回も評価する側もそいつらや前回やらかしたロキやミルクの反省に免じて、料理対決企画の全てが終わるまではあたしたちも『こいつもどうせふざけたりやらかす』と決めつけるような真似も良くないってことになった訳だ」
サツキ「…サンダースくん。マラリヤさん。そして皆さん。私も料理対決の固定審査員を務めるとなってから、多くの議論された議録や議論の痕跡を見ました。料理対決は人気のある大型企画のイベントですが、同時に数多くの問題や議論を呼んでしまい、クロスオーバー衰退の要因のひとつになってしまったのだと。…私はクロスオーバーの世界を知ってまだ新参の部類になりますが、クロスオーバーの世界は新しい交友関係を築いたり、新しい夢や目標を持つきっかけのひとつになったり、その交友関係や目標が皆さんの心を救ったり、皆さんの視野を広げたり…と、とても素晴らしいものだと思っています。だからこそ、私はクロスオーバーの世界やその発展を廃れさせたり失いたくはありません。今回の審判の時間ですが、このことを皆さんにお伝えする場としても設けたのです。皆さん、オシオキの軽減のことばかりを考えるのではなくて、今私や作者やイカちゃんや矢島さん、クロウくんや翔くんたちのお話ししたことをきちんと噛み締めて、自らの思いや今後どうしていきたいかを真摯に反省文を記入してくださいね?」



 作者をはじめとした固定審査員たちは審判の時間に入る前の前置きとして、静かに彼らの行いそのものが自分や仲間や知り合いや別次元の同位体たちにも大きく関わってくること、過去に料理対決で起きたさまざまな問題などを静かに説明した。この審判の時間は固定審査員たちへのクールダウンも挟んでおり、被害者になった固定審査員たちにやらかしたものたちへの少しの怒りは見られるが、それでも十分落ち着いて製作者たちとの冷静な話し合いはできる状態だった。





感想まだ

修羅場の結果発表(結果発表・後編) ( No.496 )
日時: 2024/05/21 21:11
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: JC82K/KY)

……



日向「…それじゃ、今からお前たちは今回の料理対決で自分たちが起こしたことへの反省文を書いてもらう。原稿用紙1枚分の400字分以上を書け。それと、今回は反省文の製作時間に制限時間を設けさせてもらう。お前たちはこの反省文を1時間で書ききってくれ」
苗木「勉強が苦手な人も集まっているから苦しいかもしれないと思ったけど、さまざまな料理対決の『懺悔の時間』を参考にした結果、その中でも非常に勉強が苦手な人たちが最初の反省文を書くのに必要だったのが大体1時間程度だったんだ。これは妥当な時間だと思ったし、今回こちらでも採用させてもらったよ」
コリエンテ「え?なんで最初の反省文だけで1時間もくれるの?」



 雫シークレットマインドの水ウサギ族のスイマーギタリストが疑問を投げかけた頃、会場でも同じように声が上がる。



真斗「待て、審判の時間だと!?あれは関係者全員に負担が掛かるものだ!それなのに初回の反省文の作製に1時間も使用するのか!?」
サーニャ「だってそれだけ時間を使っちゃったら固定審査員や+α審査員になったパックンフラワーやベヨネッタさんたちはもちろん、司会の4人のみんなにも負担が…!」





夢見草「…誰が『これが最初の反省文』だなんて言った?今回の審判の時間は『この反省文の1回』だけ。もしここであなたたちが被害に遭わせた+α審査員のみんなに納得して貰えなかったら、みんながいくら泣いても喚いても問答無用で恐怖のオシオキコース行きってこと!」
リドリー「つまり、私たちは審査員たちに許される反省文を1度書いて提出すれば、オシオキは軽量化されるということだな!?」
ミシェル「…簡潔に言うと、そういうことになるわね。ああ、前回通り反省文を書くにあたっての多少の誤字脱字や漢字の代わりのひらがな・カタカナの使用、文法ミスなどは不問とするわ。あなたたちの『反省文の内容』を見て、今後どうするかを判定させて貰うわね」
ロッシュ「こっちも待たされるのは我慢の限度があるからな。それに、3番チームと13番チームにも言えるが、いくらでも『反省した』と口で言ったり表面上の態度だけ取り繕うだけならどうとだって出来る。文章を書くのは面倒だからこそ、自分と向き合ったり己の心や良識が1番出やすいらしい。…お前たち、準備は出来たか?出来たなら、作文開始の時間にするぞ?」
対象者全員「……」



 ゴクリと息を飲んだあとに全員が頷いたため、後半の司会を務めた4人は原稿用紙の束と消しゴムと人数分の鉛筆・シャープペンシルなどの筆記用具を持ってきた。



夢見草「んじゃ、みんな!これから1時間で今回の騒動の反省文と今後同じことを繰り返さないようにどうしていきたいかを書いてちょうだい!それと会場で待機中のみんな、ここから1時間は休憩のクールダウンタイムよ。特にパックンとジョウと蘭丸とリヒターとレトリーとタイガとベヨネッタとマングーとハルトの9人!反省文のジャッジに備えて、この1時間で少しでも心を落ち着かせてね」
ミシェル「ここは私たちに任せて、作者たちも休みなさい。1時間後のジャッジを公平に済ませるためにもね」
翔「おう、悪いな!…じゃ、俺らはさっきの会場で待ってるからな。お前たちの健闘を祈るぜ。また1時間後に会おう」



 固定審査員たちは対象者の監視役でもあるレギュラー司会4人に後を託して、転移魔法で聖堂から姿を消した。ちなみに今回の反省文の対象者にも成績が低空飛行のキャラがいる(マックとコリエンテとユリとバットとリュウ、加えてセフィロスを手伝った悪役裸族2人)ので、作文のクオリティや彼らの漢字の誤用や作文の文法ミスなどには目を瞑ることになっている。対象者たちは自分たちが迷惑を掛けた審査員と+α審査員たちに対して今回自分たちがやらかしたことへの反省と、きちんと内容と誠意のこもった反省文を書けばいいのだ。


シュウ☆ゾー「…つまり、今回のルールはこういうことだね?」



【改訂版『懺悔の時間』のルール説明】
1:対象者はワープホールで移動させられた聖堂で反省文を書く(このオシオキ行為は文字通り、反省しない者たちへのラストチャンスになる)。反省文を書き終わった後は自分の執筆した作文を固定審査員一同と自分の料理を食べた+α審査員に提出する。全員が作文を読み終わったあとに判定に移る。

2:反省文を読んだ結果、「今回の件についてちゃんと真摯に反省している」と判定された人にはメシウマ組が作ったお茶菓子にありつける。これが出されたら合格判定ということになる。彼らには恐怖のオシオキはなく、キッチンブースの掃除などの比較的軽いオシオキで済む。

3:逆に反省していない人にはこれにてゲームセット。問答無用で恐怖のオシオキコースへ直行。
補足:これは本来は連帯責任系のオシオキだったのだが、そもそもちゃんと反省している人は最初から1発でまともな反省文を提出すると分かったので、今回は全員平等で1回限りのチャンスタイムとした。固定審査員一同やとばっちりの形で被害を受けた+α審査員たち、運営側や待たせている他のみんなの時間を必要以上に奪いたくない。この改訂版は原案の本髄を潰す形になってしまっているかもしれないが、今回の出来事をきっかけに他世界の者同士で憎み合ってクロスオーバーの発展が潰れてしまう可能性や余計な修羅場発生の危険を抑制するためでもあるのでどうかご了承ください。



奏「そういえばこれって元は連帯責任タイプの公開処刑でしたね。それで、多くのサイドで実施された結果…;」
真斗「ああ、言わずもがな多くの修羅場が発生した。あと実際にこちらの前回の料理対決でも採用されていたが反省文の提出は15巡目まで行く羽目になり、当時関係者だった俺たちは2時間も拘束された。そのためまともな低評価組はもちろん、被害者かつ普段は大人しいポップンミュージックの憂鬱の歌姫・ニアまで怒り心頭だった」(当時会場で待機していた&司会代理で巻き込まれた人その1)
サーニャ「あの時のニアちゃん、魔法でテーブルをひとつ完全に木っ端微塵にしていたものね;しかも最終的に低評価組だった氷海ちゃんやニャミちゃんたちもものすごく怒っちゃって、プリズムスノーやコスプレ魔法で問題児たちごと視聴覚室を完全に凍結させようとしていたし…;」(当時会場で待機していた&司会代理で巻き込まれた人その2)
はっくん「あのポップンを代表する歌姫さんが…!?大人しそうな彼女がそれほどまでになるって……;」
ベレト「原案の本髄を曲げる覚悟でオシオキ案を提示したのもひとつの挑戦だろう。真面目に取り組んだ人まで余計なとばっちりを受ける必要はないからね」
マスハン「そういうことだ。そもそも反省している者は1回でしっかり反省の意を記した真面目な反省文を提出してくる。…このオシオキは元は連帯責任という点が肝なのだろうが、あらゆるサイドでの結果を見た結果、問題児たちのせいで真面目にやった者たちが総じてバカを見る結果となっていた…;」
テリー「Oh!マスハン、お帰りだぜ!…逆に他だとどんだけやらかした事例が多かったんだよ…;」
クレハン「えーっと、少なくともうちの前回のと合わせて最低でも5回以上はやってたよな?でも、それの全てでやらかしたことへの反省の色がない問題児たちがいたせいで…;」
MZD「ああ。ちょっと朧げだからカウントしてないサイドはあるかもだが勘弁してくれ。…3回までなら反省文を書き直していいとかの反省文の提出回数の上限を設けるっつー案もあったんだけどな?ただでさえさっきパックンたちがリドリーたちと全面戦争をやらかしそうになってたし、その上で余計な修羅場が出来ちまうのは俺らも避けたい。だからこそ、今回は1回限りの勝負にしたってわけだ」
レン「なるほどね。今回の反省文のオシオキは『1回限り』という点が肝なのか。回数上限すら撤廃して今回やらかしたみんなへの強い危機感を持たせたわけだ。提出回数が1回限りと決めたなら、きっとみんな真剣に反省文を書くだろうし、ね?」(平気だと思うけど…。えっと、シノミーは大丈夫かな…?)
しばりん「運営がそう言ってるならわだすらからはなーんも言うことはねえべ!みんな、わだすらもこの間に休憩しよ?」
 運営の趣旨を理解したギャラリー一同は納得。前置きでコメントした固定審査員一同の思いはきちんと受け取って欲しい。何より、一連の騒動を見て不快に思った人々やとばっちりを食らう形で被害に遭わせた+α審査員やキャラクターやキャラクターのファンのためにも、ここはちゃんと反省している姿勢を見せて今後に生かしてほしい…。反省文の対象者たちについて全員がそう思い、各々休憩を取った…。





1時間後…。





マック「シュルク、みんな、できたっスよ!ちょっと読みづらい部分はあるけど、勘弁してほしいっス…!」
コリエンテ「キンタさん、みんな!反省文を書けましたー!ジャッジをお願いしまーす!」
ユリ「ラスク、みんな、書けたよー!漢字が分からないところがあったからちょいちょいひらがな混ざってるけど、ゴメン!」
リドリー「ほらパックン、出来たぞ」
ヨシテン「ふふーん!ワシも制限時間ギリギリを使って思いを書いたぞー!」
サンダース「サツキ教官!吾輩の嘆願状をぜひご一読願いたい!!」
セフィロス「書いてきたぞ」
ワリオ&ガノン「よっしゃ、俺(様)も書けたぜー!!」
リュウ「ケン(スマブラ)、イカ、みんな!俺が今回の料理対決を通して今後反省したいことを書いてきた!ぜひ読んでくれ!!」
モア「ロム、クロウ、みんな、書いてきたぴゅる……」
那月「藍ちゃん、翔ちゃん、みんな、書けました…。判定をお願いします……」
ダックハント「アヒャヒャ〜!真面目なものは書くのが大変だったぜ〜!ほらベヨネッタ、読め読め!!」
バット「マングー、俺様の魂こもった文章を読めやぁ!!」
マラリヤ「ふふふ…。これでいいんでしょ…?」



 後半の司会4人に連れられ、反省文の対象者が会場へと戻ってきた。彼らは自分の料理を試食した+α審査員に自分の書いた反省文を提出。彼らは反省文の内容を確認するため、固定審査員一同と共に一時的に裏部屋に姿を消した…。




感想まだ

修羅場の結果発表(結果発表・後編) ( No.497 )
日時: 2024/05/21 21:21
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: JC82K/KY)

……



10分後…。



+α審査員全員「……」



 反省文を読み終わった裏部屋から+α審査員たちが登場。彼らの様子は揃って無表情であり、感情を伺うことができない。そして今、運命のジャッジが下される…!



イカ「それじゃ、これから+α審査員のみんなに今回の結果を話してもらうね!まずは3番チームのマックとコリエンテとユリ!シュルクとキンタさんとラスクの前に出て!」
マック&コリエンテ&ユリ「…っ!」
シュルク「…今回の3人の結果だけどね…」



シュルク「3人はもちろん、合格だよ!当然の結果だね!」
キンタ「みんなにはクロスオーバーギルドのみんなが用意してくれた美味しい和菓子とお茶のセットをあげるからね。キッチンブースの掃除が終わった後で食べようか」
ラスク「さっきの講評の様子から分かりきってたことだけどね!ま、☆1評価なのは変わらないし、ユリちゃんはアカデミーに戻ったらリディア先生からの補習はあると思うから、頑張ってよねー?」
マック&コリエンテ&ユリ「ありがとう…!」



 異物混入キッシュ事件を起こしてしまった3番チームはあっさりと合格。ここは講評でも自分たちの起こした失敗についてうなだれていたところであり、作り終わった頃から心から反省していた。当然の結果といえよう。次は13番チーム。



ケン(スマブラ)「リュウ。お前の書いた気持ちや次にどうしたいかはよくわかったぜ。お前は何でもかんでも戦って解決しようとするな。あとこれからは人の忠告はちゃんと聞こうな;…ま、お前は合格だぜ!オレも人のことは言えないけど、これをきっかけに洋食の作り方も練習してみたらいいんじゃねえか?」
ロム「『これからプラマジのみんなとの食レポで地球のメシの幸せを広めていきたい』、な。まあ、それならリアルに上手くいくんじゃねえか?だったら今回のシアンたちの自信作で早速試してみろよ?な?」
藍「ナツキもモアと同じようなことを書いていたね。ナツキは大体何でも食べられるからね。まあ、ナツキの語彙センスは独特だから一般人向けへの通訳は必要だと思うけど。しょうがないから僕も付き合ってあげる。……ナツキ。モア。君たちは今回起こした事件の反省点と、今後自分たちが料理に対してどう向き合いたいか、どうしていきたいかをちゃんと書いていた。2人とも合格だよ」
リュウ「ああ、ありがとう!戦闘以外でも、苦手分野の克服も大切なことだな!俺たちの戦いはこれからだ!!」
モア「ロムぅ…!みんなぁ…!ありがとうぴゅるー!!」
那月「藍ちゃぁん…!みんなぁ…!!ありがとうございます…!!うわあああああーん!!」



 コズミック異界転移事件を起こした13番チームもそれぞれの反省の姿勢に免じて合格。リュウは何でもかんでも戦闘で解決しようとしないで警告や注意喚起にこれまで以上に耳を傾けて聞くこと、これをきっかけに和食だけではなく洋食の挑戦にも試していきたいと料理対決での反省を機に前向きな姿勢を記していた。モアと那月のコズミック系天才コンビは仲間や関係者の料理に対して食レポをしてその美味しさをみんなに広めたいと記していた。この方法ならきっと「料理の幸せやあたたかさ」を広めて共有する方法は上手くいくだろう。
 ストファイシリーズの主人公が自分の今後の改善点について張り切り、感極まって涙を流すプラマジの宇宙ドラマーの頭をシンガンのリアルなドラマーが撫でてやり、わんわん泣きながら抱き付いてくる後輩をカルナイの電脳アイドルが宥める中…。





パックン&ジョウ&蘭丸「……!!」
ベヨネッタ&マングー&ハルト「……!!」
リヒター&レトリー&タイガ「……!!」
怒り狂っている+α審査員以外の全員「」





 …大変申し訳ございません。再び修羅場が発生してしまいました。
 4番チームの反省文はQUARTET NIGHTのロッカーの武器のハルバードで切り刻んだのち、マリオシリーズのヴィランの花のタネマシンガンでさらに細かく切り刻んだ上でベーシストの放った炎で焼却処分。15番チームの反省文はデモンズベノムの副リーダーのギタリストと第6アカデミーの厨二全開の生徒が闇魔法を放って粉々にしたのち、ベヨネッタの手で即座に小型の超粉砕シュレッダー行き。ベルモンド家のニューヒーローとプラマジのベーシストと第6アカデミーの浪速魂に至っては全員揃って般若の形相でセフィロス&協力した悪役裸族の書いた反省文をリヒターが持参した大量の発火性のレア聖水の起こした業火で塵ひとつ残らず燃やし尽くす。さらにそこに加えて3人揃って追い聖水(通常)を掛け、反省文を燃やした炎すら消し去った。どこからどう突っ込んでいいか分からないが、彼らが非常に強い怒りを覚えていることだけは理解できた。特に9番チームの+α審査員になってしまった3人に言えることだが、今の彼らは地獄の底から蘇った復讐者そのものであり、大悪魔や閻魔大王も腰を抜かすほど恐ろしいと言えるだろう……。





リドリー「パックンたち、ちょっと待て!?何で私たちの反省文を切り刻んだり燃やしたりしたんだ!?一生懸命書いたのにこの有り様は酷くないか!?」
パックン「一生懸命に書いた?…だったら『確かに少しやり過ぎたとは思うが、そもそもまず今回のパックンたちの態度は大いに冷静さを欠いている。こちらの言い分を受け入れてくれなかった』『調理が終わったあとで自分たちを地下に閉じ込めにくるのはおかしい』の文章は出てこないはずっスよね??お前、本当に今回やらかしたことの重大さを理解してないだろ?悪役組の元締めのクッパ大王様とデデデにはお前の今回の態度はみっちり報告しておいたからな??」
ロージア「はあっ!?仮に思ってても普通は書かないでしょ!?これ、アンタたちへの反省文よ!?アンタ、今置かれている状況を分かってんの!?」
キンクル「リドリー…。これはお前の自業自得クルよ…。お前の恐怖のオシオキコース行きは納得するしかないクル」OTL
レン「ねえキンクルさん、ガオガエンさん。今これを聞くのは本当に悪いタイミングだと思うけど、敢えて言うよ?…スマブラSPの悪役組って、こんな調子で大丈夫かい…?」
ガオガエン「大丈夫な訳ねえだろこれが終わったら後でクッパとデデデ主催で悪役組全体の話し合い決定だよゴラ」(^ω^#)
ロイ「これで今度の悪役組のみんなの休みが丸ごとひとつ潰れるな…。セフィロスたちのこともあるだろうし、これはきっと数日間かけての話し合いになるのが分かるぞ;…みんな、ドンマイ;」
ヨシテン「ワシらは誠意を込めて、指示された以上の文章量の反省文を書いたぞ!なのに許されないなんておかしいんじゃー!!いつまでも怒ってないでワシらの話もちゃんと聞いてくれったっていいだろ!?」
ジョウ「『誠意』って何?お前の『誠意』は辛いものにしか発揮されないのか?お前の反省文の冒頭から辛いものを食べることの素晴らしさやマイトウガラシやマイデスソースのアピールポイントを延々と書かれている時点で頭が痛くなった。それでもこっちはお前の反省文は何とか全部読んだけど、特に最後の『シュウ酸カルシウムじゃなくて『ブレアの午前6時』という世界で2番目に辛いものを出したから辛いものが苦手な人への配慮はした』っていうお前の理屈は甚だおかしい。つか『シュウ酸』ってもう食品じゃなくて毒物だろ?お前ら、俺たちに毒物を盛る気だったのか??元病弱だった翔や今も身体の弱い俺もいるのに??」
ミェンミェン「世界で2番目に辛い劇物ソースが『配慮』ってなに??馬鹿アルか??」
ハッチン「シュウ酸カルシウムって…。頭がよくない俺でも分かるぜ…。そんなモノを食ったらジョウでなくても全員医務室行き確定だろ…;」
双循「シュウ酸…。結晶が刺さると炎症を引き起こすやつじゃな。その結晶がもし喉や内臓に刺さったら……」
ダル太夫「…ヨシテン?お前は火バンド組のみならず、夢見草サイドのミューモンたち全ての評判をガタ落ちさせる気でありんすか??」
ヨシテン「何でワシのオトナでスパイシーで刺激的な作品を誰も理解してくれないんじゃー!?つかさっきからお師匠のワシを見る視線が絶対零度なんじゃがー!?」
ダル太夫「貴 様 は 以 前 の や ら か し を 忘 れ た の か ?」
フジレイド「お師匠様大変申し訳ございませんございませんでした貴女が大変お怒りなのは承知の上で申し上げます今はお怒りの思いを抑えて下さい貴女へのこの者の無礼をどうぞお許し下さい(ノンブレス&高速土下座)。…パックンフラワーちゃん、ジョウちゃん、蘭丸ちゃん、みんな、うちのバンドのチームメイトがみんなにとても不快な思いと迷惑を掛けて本当にごめんなさいOTL」
サンダース「サツキ教官!?それに歌劇戦士・黒崎!?なぜ吾輩の嘆願状は受理されなかったのだ!?今後はより注意深い形で皆の健康に配慮するサバイバル料理を出すという旨の文章を提出したのだが!?」
蘭丸「次に出すメシのメイン材料はスッポンの肉にするって、本質は全然変わってねえだろうが…!テメェがいつも世話になってる担任教師に変なセクハラするんじゃねえよ!?つかいい加減『料理=サバイバル料理』っつう発想から離れろや…!他にも料理のジャンルは色々あるし、まずはそれに目を向けねえのかテメェ!?あとテメェの反省文で考案した新種のドレッシングにもレーションを使ってやがるし…!そんなにレーション塗れにしたらいくら美味いメシでもマズくなることぐらい分かるだろ…!!」
サツキ「…サンダースくん?あなた、以前リディア先生の講義でお話されていたことをちゃんと聞いていましたか?確かにスッポンのお肉はスッポン鍋のメインなどとして食用として使用されることはあるのですが、スッポン自体が乱獲すると危険な希少食材ということに気付きませんか?そもそも牛や豚や鶏といった一般的なお肉を使おうという気はあなたにないのですか?」
サンダース「サツキ教官!?何故そのような冷酷な視線で吾輩を見やるのだ!?ここは大舞台の場だから常用されている食肉を使用するのは勿体無いと思ってまでだが!?それに歌劇戦士・黒崎!貴様は先ほどからサツキ教官に対するセクシャルハラスメントと言っているが、吾輩にはそんなつもりは毛頭ないぞ!?サツキ教官が常に勢力旺盛で活動できるようにとあの特別食品を入れたまでだ!?なのに何故サツキ教官も黒崎も、他の者も理解しなかったのか!?」
嶺二「…ねえ、第6アカデミーの家庭科や保体の授業の内容って大丈夫なの?そもそもこの人、アカデミーの先生たちの授業の内容をちゃんと理解してる??」
リック「正直に言うと、今ので全く分からなくなった(真顔)。俺とユリ、一応格闘学科所属だから保健体育担当のガルーダ先生ともよく話すんだが…。いつもは優しく大らかな彼でもこの軍曹の態度を見たら本気でキレそうなんだが?」
セリオス「今回のケースは人体系や生態系の問題にもなるから、学年主任かつ理系担当のロマノフ先生も飛んできそうだな…;本来のオシオキに加えて、彼らからの追加の補修があってもおかしくないんだが。それらが重なったら…軍曹の今度の短期休みは潰れるな。まあ自業自得だが」
サンダース「同胞リックに同胞セリオス!?なぜそのような発言をする!?」
リック&セリオス「軍曹、料理対決が始まってからこれまでお前のしでかしたことを全部思い出してみろ」
翔「つかアレ、わざとじゃねえのが逆にすげーんだけど?いや褒めてねえけど」





感想まだ

修羅場の結果発表(結果発表・後編) ( No.498 )
日時: 2024/05/21 21:25
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: JC82K/KY)

……



ダックハント「ちょっ、ちょい待てベヨネッタ!?何でオイラの反省文がシュレッダー行きになるんじゃー!?これは原稿用紙を5枚も使って書いたんだぞ!?」
ベヨネッタ「『ペーパーマリオ』シリーズに出てくる危ない料理のレシピを書いた時点でアンタは恐怖のオシオキコース行き確定よ。…アンタ、みんなの頭を物理的に爆発させる気?」
ベレス「すみぢる、どくキノコ、おばけキノコ、しれんのなべ…。うわぁ、これは完全にアウトね…;」
真理子「スマブラSPに反映されてるオデッセイも、最近出たワンダーも、それにスピンオフのプリンセスピーチも好評なのに何やってんの?あんた、任天堂の大黒柱のマリオシリーズにまとめてケンカを売る気?」
トキヤ「…ダックハントさん。あなた、こんなことしてたらいくらスマブラファイターとしてのファイトマネーや本家光線銃の売り上げがあるからって人生が完全に詰みますよ?」(任天堂法務部は「任天堂 法務部 勝てない」とサジェストが出るほど)
イカ「…ダックハント、今回アンタの書いた反省文の内容は丸ごとマリオとルイージとクッパとデイジーに報告しておくからね??反省文のデータのバックアップは取ってあるから逃げられるとは思わないでよね??」
ダックハント「何でだよイカー!?オイラが尊敬している伝説のカリスマのレシピを参考にしたのに、何でマリオやマリオシリーズにケンカ売ってるとかの話になってるんじゃー!?」
イカ「あ れ が 伝 説 な ら 世 界 が 滅 ぶ ん だ け ど ? ?」
バット「おいマングー!?俺様の一生懸命書いた反省文をダークバレットでボコボコにしなくてもいいだろ!?テメェと俺との仲じゃねーか!?…つか何で今回はそんなに怒ってるんだよ!?いつも頑固なテメェだけど、俺様が謝れば何だかんだで許してくれるじゃねーか!?」
マングー「『俺様の黒魔術や闇魔法は最高にウルトラスペシャルなものなんだから、料理に生かさねー方がおかしいだろ!』と冒頭から書いてあった時点でまともに読む気が失せた。固定審査員たちの前置きやサツキ先生のコメントを聞いてたのかテメェ?…テメェには昔から人の話を聞かないで自分の思うままに行動したり暴れる悪癖はあるが、まさかここまで酷い状態で出てくるとは思わなかった」
はっくん「…バットさん。これはないですよ…;炎魔法を使って軽く火で炙ったりするだけならともかく、あなたの使う魔法って殆どが闇魔法じゃないですか…;そんなのキッチンで使ったらキッチンブースや調理器具が破壊されますって……;」
バット「何でだよー!?ダークフレイムとかもあるじゃねーか!?」
しばりん「ううん、そういう問題じゃねえべ……;」
キンタ「……あのさ、バット。確かに今回の料理対決は自分の持っている魔法や能力を適切な形なら使用OKなルールだったけどさ。君の使える魔法や黒魔術は料理に使うには不適切だっていい加減分からないものかな?そもそも前に君の料理で起こした騒動のせいでダイシゼンを大噴火させたのと、それの副作用でサウンドワールド中にダイシゼンの火山灰を大量に撒き散らさせたことを忘れたの?」(流石にややキレてる)
ヤンヤン「はあっ!?噴火ぁ!?あのお山のミューモンが噴火するって一体何があったアルか!?」
美園「聞いたことがあるわ…。サウンドワールドの晴天のある日、謎の大量の灰が空から大量に降って来て、MIDICITYの全体が大混乱に陥ったって。誤って火山灰を多く吸い込んでしまって病院送りになってしまった幼いミューモンの子たちがいたり干されていた洗濯物が台無しになったのは言わずもがな、確か交通網にもそれによる影響が強く出て悪夢の渋滞が発生したとか…。そうよねコリエンテ?」
コリエンテ「うんうん、それで合ってるよー…つかアレの原因ってダイシゼンさんだったの!?いや、バットさんのせいでダイシゼンさんが大噴火しちゃったなら、原因はバットさん……!?」
シュウ☆ゾー「…そういえばあの時、空から火山灰が大量に降ってきて、MIDIステーション(M◯テのSB69版)で僕たちが披露するはずだった野外パフォーマンスが中止になったんだよね…。おかげでシンガンVSトラクロの対バン企画を屋外から屋内にしなくちゃいけなくなって、僕やツインズたちもクロウくんやロムたちも、MIDIステのスタッフさんたちもめちゃくちゃ大変だったんだよねー…。あはは……」(遠い目)
アイコ「…ここまでだとマラリヤの反省文も嫌な予感しかしないんだけど…。ねえハルト、一体何が書いてあったの…?;」
ハルト「先ほどの固定審査員たちの意見の表面だけを取り入れていたのか『ごめんなさい』とそれの同義語の単語しか書かれていなかった。しかもそれのみで規定の400字を埋めてきた…!お前の書いたものからは謝意や真摯な思いや今回設けられた反省文の儀の本質が全く見られなかったので、恐怖のオシオキコース行きにした!」
マラリヤ「どうして、ハルト…!?謝っているし、規定の文字量は書いたじゃない…!?そもそもさっきクールダウンの休憩を挟んだはずなのに何でそんなに怒っているのよ…!?」
ハルト「お前、たとえ内容が込められてなくとも規定の文字量を埋めればみんなが読んで納得できる反省文だと言えるのか?ならば魔導書も正当な詠唱や呪文が載せられておらずただ意味のない文章だけを、規定の文字量さえを満たせばちゃんとした魔導書だというのか?お前はそこをよく考えて今回のオシオキを受けるんだな…!」
真斗「すまない運営、暫し反省文のコピーを確認させてくれ。…『ごめんなさい。すみませんでした。申し訳ありません。』……本当にこれらの文章しか記されていないな。お前、一体何を考えていたらこんな反省文を提出出来るんだ?」
カミュ「しかも謝罪を意味する尊敬語や謙譲語や手紙で使用される謝罪の定例文まで大量に使って原稿用紙を埋めおって…。『謝罪に使用される語録』のみで今回の騒動に関する貴様の考えが1ミリも見られんのだが?貴様、日本国そのものや各世界の日本系フィールドや日本語や日本語を真摯に学ぼうと思っている輩を侮辱しているのか?」
サーニャ「…私やバルクホルンさんやカミュさんって外国生まれの外国育ちだから、日本系フィールド出身が多いクロスオーバーギルドのみんなとより仲良くなりたくて日本の文化の勉強とかも個別でしているんだけど?あなた、私たちにもまとめてケンカを売ってるの??」
奏「…何これ?マヤさん、確か第6アカデミーの文系担当ってアメリア先生でしたよね?この文章、そのアメリア先生も怒髪天ものなのではないんじゃないですか?理科と保体もですが、この人たちの国語の補修も検討した方がいいんじゃ?」(流石にややキレ気味)
マヤ「ええそうね、奏…!彼女は今副担任として私たちについていらっしゃるけど…!ふふ、『今すぐ』アメリア先生に連絡しようかしら?」(高速でスマホを操作)
マラリヤ「マヤ!?何でアメリア先生を呼ぼうとするのよ…!?今彼女は関係ないでしょ…!?」
マヤ「関係あるわよ?確か料理対決直前のアメリア先生の文系の授業の内容、目上の方へ送る手紙の定例文や冒頭文についての話だったわよね?謝罪のための反省文だからってそれさえ書けばいいと思ったの?…あなた、サツキ先生とイカちゃんとクロウくんの気分を悪くさせた上に作者と翔くんと華を殺しかけて、挙句の果てには今ここにいるみんなにすっごく不快な思いをさせているのよ?それを分かっているの??」
アイコ(うっわぁ…;ハルトやマヤや奏やみんながマジギレなうだぁ……;)



ヤイバ「れ、レトリー…?リヒター?タイガ…?故にお前たちに提出された、反省文は……?;」
レトリー「アイツの反省文、裸族料理や裸塩の効果がレポート形式で50枚も書かれてあったけど?それでもボクたち3人で分担してざっくりとレポートの全体に目を通してあげたけど、ボクたちへの謝罪の言葉がひと言もないどころか、最後に『俺たちが今後の裸族文化を背負っていくため』とか云々書いてあったから、迷わずこの世から消し去ってあげたけど??何か文句ある??」
ヤイバ「故にレジェンド・オブ・すまなかった」(真顔)
クラウド「…レトリー、リヒター、タイガ。今回はうちの作品のバカが本当にすまなかった…!!」(土下座)
セフィロス「俺は文句しかないぞ!俺の優秀な頭脳をフル活用させた渾身のレポートだ!粗雑に扱っていいものではない!しかもアレは改良して今度の裸族サミットに提出しようと思っていたんだぞ!?」
クラウド「黙れFFシリーズとスク◯ニの恥晒しが!!」
夢見草「この論文自体は読みやすいし、漢字や文法のミスはゼロだし、内容の推敲はきちんとされてるし、セフィロスの裸族料理に対する熱量だけは伝わってくるのが余計に困るんだけど…。これ、裸族専門の研究機関に提出したら(一部の研究者にとっては)ものすごく評価されるものになるんじゃないかしら?でも今回は完全に無効案件だけどね」
藍「…ねえアンタ、何でこんなちゃんとした論文の形式を書けるのに、肝心の内容がこんな裸族まみれな訳??論文を書く研究者の人たちや卒業論文のために頑張ってる学生の皆さん全員にケンカ売ってるの??」
セフィロス「このキャラ変毒舌アイドルが!『ふざけた裸族まみれ』ではない!!これは裸神様に捧げる崇高たるレポートだ!!」
ジョーカー「…まあ、裸族サミットにお前の裸族関係の論文を提出すれば大好評なんだろうが。今ここは裸族サミットやその会場じゃないからな?」
スティーブ(・ω・;)「…リヒター、キミのは?」
リヒター「ワリオの奴、反省文の途中から原稿用紙まる1枚を使って銀◯に登場するネオアームストロング砲の模写をしてたから、対吸血鬼殲滅兵器で永久に眠らせてやりたくなったが??」
ガオガエン「これ、模写がモザイクが必要なくらい無駄に上手いのが腹立つんだが…!?しかも反省文の方は『セフィロスのKOKAN輝く傑作とVTRの素晴らしさを認めないお前らが悪いだろ!』の一点張りかよ?」
カイ「うわ本当だマジで引くほど上手い。女子は絶対に見るなよー?…ワリオカンパニーの社員の人たちも擁護しねーだろ、これは…;」
ワリオ「フンガー!?どうして俺様のネオ(略)砲の良さが分からないんだー!?それにワリオカンパニーの奴らも擁護しないって、モナやアシュリーやクリケットたちが俺様の味方にならないって言いたいのか!?」
ベレト「当たり前だろ!?『反省文を書け』って言われてこんなのを出されたら、ワリオカンパニー社員の全員が辞表を出すレベルだよ!?カオスが世界の希望になるのは分かるけど、頼むからふざけていい場面とそうでない場面くらい分かってくれよ!?」
ルキア「せっかくおどるメイドインワリオの続編、好評だったのに…。私たちもギルドでやったんだよ?今回のワリオの騒動でワリオカンパニーの…えっと、カブだっけ?株価だっけ?がガタ落ちしたのが分かるよー;」
シモン「……」(指ゴキゴキ)
レオン「…それで、えっとタイガ。言うまでもねえかもだけど、お前の読んだのは?;」
タイガ「あんの豚魔王はそこの黄色と同じや。『裸塩や裸族砂糖は最高だ!』だの『裸族調味料の魅力が分からないお前たちの舌がおかしい』の一点張りで反省の気持ちなんて1ミリもあらへん。おまけにコイツ、途中から今季のトレンドの勝負下着や人気のある痛褌やら痛グッズの絵柄ランキングやらW683サイドのあっちの裸族女子アイドルとのコラボ企画を書いとるし??つか痛い褌やタイツの柄の候補にサツキ先生やおチビらのもあるんやけど??お前、ほんまふざけんとんのか??」
カムイ「テメェらはあっちの裸族女子どもと一緒に不純物まみれの裸族プリンを作ろうとしたり、ラゾークブートキャンプの特別版をやろうとするんじゃねえよ(裸族回でマジでそれ関係のコメントが来てた)」(^ω^#)
ガノン「何だとこのシスコンドラゴン王子め!俺たちの実力や魅力を向こうの裸族女子アイドルたちが理解してくれたからこその熱意を表したまでだが!?」
テリー「Oh…;何でガノンはこんなに女モノの下着に詳しいんだよ…;あとあっちもいくら裸族だからって流石に共演者を選ぶ権利くらいはあるだろ;」
ペイペイン「しかも反省文の締めに載せてあったのがゼルダ姫(ブレワイ時空)とミファーさん(ブレワイの4英傑の1人、超人気キャラ)の親密な関係性(敢えて曖昧な表現にしております)のSS(R-18)って、あなたは一体何を考えているのですが?あなたのこの有り様、リンクさんに本気で斬り捨てられてもおかしくはありませんが??」





感想まだ

修羅場の結果発表(結果発表・後編) ( No.499 )
日時: 2024/05/21 21:54
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: JC82K/KY)

……



すみません、許してもらえなかった彼らは反省文にそれぞれとんでもないことを書いていました(爆弾投下)。
 4番チームのリドリーは「やり過ぎたかもしれないが、怒って自分たちを地下に閉じ込めて置くほどではないだろう」と反省文に余計なひと言を付け加えており、読んだパックンフラワーたちの怒りをかえって悪化させてしまう結果に。ヨシテンは相変わらず「脳天を吹っ飛ばすほどの激辛料理は素晴らしい!」という辛さについての自論の展開とマイトウガラシとマイデスソースの配合についてを長々と原稿用紙5ページほど書いていた。ちなみに「世界一辛い食べ物」が「シュウ酸」なのはマジです。軍曹()は反省文の中で自身の得意とするサバイバル料理やレーションの良さについてより詳細に書かれていた。これでは節約のために自炊をしており料理を愛するカルナイのロッカーに許して貰える訳がない。そして特別食品として馬のアレを入れたのはわざとでも何でもなく純粋にサツキの健康を考えていたというある意味では今回最も恐ろしい事態が発覚したため、彼のクラスメートでもあるクールな自信家と実直格闘少年が思わず揃って真顔になってしまった。
 15番チームのダックハントは『ペーパーマリオ』シリーズのギャンブル性の強いレシピを記載していたため、ベヨネッタが迷わずシュレッダー送りに。他社からのスマブラ参加キャラがニンテンドーにケンカを売ろうとするな、というかそもそも別のところの料理対決でも起こった悪夢を再び起こそうとするな。バットは反省文の初手から「俺様の黒魔術や闇魔法を使って何が悪いんだよ!?」の文章から始めていたため、被害者かつバットの幼馴染でもあるデモンズベノムのギタリストは反省文をまともに読む気が失せてしまったようだ。これには本来都会の著名バンドに憧れている月里村の学生バンドのリーダーとベーシストが2人揃ってドン引きしてしまった他、普段は温厚かつ彼らデモンズと付き合いの長いガウガストライクスのボーカリスト&ギタリストの獣人の青年も思わず怒りを露わにするほど。あと彼の起こした騒動がきっかけでMIDICITYに大噴火してしまったダイシゼンの火山灰が撒き散らされてしまった経験があったことも発覚した…。マラリヤに至っては先ほどの翔のコメントを曲解したのか「ごめんなさい」を意味する単語のみを400字きっかり使って反省文を提出。そのため被害者のハルトは言わすもがな、たまたまハルトの近くにいた&京都出身で母国に誇りを持つ真斗と個別で日本文化を勉強中のカミュとサーニャと国語が得意な奏と文系科目に自信のあるマヤが揃ってこめかみに青筋を浮かべる有り様だった…。そして間近でそれらを目撃してしまったアイコがガタガタと震えていた…。
 そして9番チームのセフィロスとそれをアシストした悪役裸族2人だが、いうまでもなく裸族関係。まず現行犯であるセフィロスはレポートを原稿用紙50枚を使用して書き上げていたため、同作品の主人公であるクラウドが被害者の3人に土下座する事態に。というかお前は1時間でそれだけ文章を書ける頭脳や才能があるならちゃんと「反省文」を書け。レポートそのものは読みやすく書き上げていたんだからなおさら。悪役裸族たちに至ってはそれ以上に酷く、ワリオは「セフィロスの傑作を認めないお前たちが悪いんだろ!」と逆ギレした挙句、途中で反省文を書くのに飽きたのか某有名ギャグ漫画で登場したアレな像の模写をする始末。ガノンも大体同様&裸族用のおすすめの下着や裸族コラボの企画を書いた挙句、締めにゼル伝シリーズの女性キャラのゆりゆりな小話を書くともはやどこからどう突っ込んでいいのか分からなくなる状態だった。そりゃレトリーもリヒターもタイガも般若顔になるよ、これは…。





夢見草「…これで全ての判定は出たわね。それじゃ、4番チームと15番チームとセフィロスとワリオとガノン。あんたたちはこれからオシオキタイムよ?」
問題児たち全員「はああああー!?」
夢見草「はあー!?…じゃないわよ!言ったでしょうが!?今回のオシオキ軽減チャンスは1回きりだって!それを知っていながらあんな反省文を提出してきた時点で誰もあんたたちを許せないわよ!!」
リドリー「待ってくれ作者!もう1度、もう1度だけチャンスをくれ!そうしたらみんなが納得できる反省文を提出してみせるから!!」
ダックハントと「みんなが納得する反省文を書けば許してくれるんだろ〜!?もう1回くらいチャンスをくれたっていいじゃないか!?」
サンダース「サツキ教官、皆のもの、追加の嘆願状なら何度でも提出する!どうか、どうかこの通り!!」
マラリヤ「『仏の顔も三度まで』って言うでしょ…!?アメリア先生の講義で聞いたわよ…!?」
夢見草「ダメに決まってるでしょ!?…そもそも、そんなにオシオキが嫌なら最初から真面目に料理をしたり反省文を書けば良かったのよ」
セフィロス「俺も真面目な反省文を書ける!だから恐怖のオシオキだけは勘弁してくれ!!もうスマブラ屋敷の地下室には送られたくない!!」
ヨシテン「そもそもみんなの空気がピリピリしてたのもよくなかった!ワシらがここに来てからみんながずっとイライラピリピリしててワシらの話をちゃんと聞いてくれなかったから…!ワシは心を込めてオトナでスパイシーや味付けや辛いものへのアピールを一生懸命書いたのにー!?何でそれが『誠意がない』なんて言われるんじゃー!?」
バット「こんな大事になるなんて思ってなかったんだからしょうがねえだろ!?…つか何で3番チームと13番チームは許されたのに俺らは恐怖のオシオキ行きなんだよ!?あとお題無視の鍋を提出した奴らはオシオキ対象にすらなってないとか、おかしくねえか!?」
ワリオ&ガノン「地下室でのオシオキだけは嫌じゃあああああー!!!!!閻魔大王と化したクッパとデデデのオシオキは受けたくねええええええええええー!!!!!」



 問題児たちは恐怖のオシオキだけは何とか回避したいと最後に悪あがきをする。この発言に一部のキャラクターが反論しようとした中…。





ドゴォッ!バキィッ!ドゴオオオオオッ!!!





 刹那、確かに破壊音がした。それは強烈かつ大きいものだったため会場にいた全員の耳に入っており、問題児たちは言わずもがな、会場にいた全員が戦慄するものだった。とんでもなく嫌な予感がした全員がギギギ…とぎこちなくその音がした箇所を見やる。すると、そこにはいつの間にかクレーターのように破壊され、粉々と化した会場の壁の一部とその残骸があった。何より…。





???「…あなた方、先程から一体どういうことなのですか…!?見苦しいにも程があるのですが……!?」
???「あなたたち、さっきから『オシオキは嫌だ』って、自分たちのことしか言ってないよね?あなたたちの料理で酷い目に遭わせた作者や華ちゃんやイカちゃんやクロウくんや翔くんやサツキ先生、+α審査員の皆さんへのコメントなんてこれっぽっちもないよね……!?」
???「本当ならテメェら全員オシオキ直行コースの癖に、うるっせえんだよ余計なことばっかりギャーギャー喚きやがって……!!」





 怒りや不機嫌を通り越した、もはや殺意に等しいオーラを纏い、今にも問題児たちを無に帰さんと水龍剣&竜石を手に取っている水龍の血を継ぎし王女と、真顔で固有武器のヴァリアントサイズを構えている少女と、大量の金平糖型の爆弾を抱えたしにものぐるいのドラマーの姿があったからだ……!!





感想まだ

修羅場の結果発表(結果発表・後編) ( No.500 )
日時: 2024/05/21 22:00
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: JC82K/KY)

……



カムイ「あ、あ、姉貴……!?」
ベレス「私、スマブラに来たのはつい最近のことだけど、それでもあんなカグヤは見たことないわよ!?」
美園「り、凛ちゃん…!?凛ちゃんの目が完全に冷め切っているわ…!?」
カミュ「…俺は天宮のコンビパートナーではあるが、それでも、あそこまで怒りを露わにしたあいつを見るのは…!?」
でゅらでゅら「が、がしがし…!?確かにがしがしは怒りっぽいところはあるが、あそこまで怒った様子を見るのは吾輩でも初めてだぞ…!?」
ロム「…ああ。アイツら、リアルに終わったな……」
ダル太夫「そうでありんすな。確かに自業自得ではあるが、これは……」
真理子「…わー、凛ちゃんって怒るとああなるんだねー、あたしたちも初めて知ったよー(棒読み)」
ギャグとカオス大好物組一同「やべぇよ…。やべぇよ……」
固定審査員以外の真面目な皆さん一同 ((((;゚Д゚))))



ダックハント「か、カグヤー!?それにお前たち2人も、何でそんなに怒ってるんだー!?」
カグヤ「ダックハント様、リドリー様、セフィロス様、そして他の皆様?ふざけるのも大概にして頂けますか?先ほどから黙ってあなた方の言い分を聞いてみれば、『自分たちは悪くない、そして恐怖のオシオキは受けたくない』の一点のみではありませんか?自分たちの今回起こした惨事を理解しているのですか?マック様とコリエンテ様とユリ様、リュウ様とモア様と那月様は自分たちの今回のいけなかった点や反省点や改善点を正しく理解し、それを真摯に反省文に綴ったからこそ被害を負わせてしまった皆様に許されたのですよ?…それに比べて、あなた方のコメントや反省文からは今回の固定審査員を務めた作者やイカちゃん様やクロウ様、翔様やサツキ様や様、そして今回あなた方のとばっちりを食らう形で被害に遭われた+α審査員の皆様への謝罪の意思や『本当の意味での誠意』は全く感じられないのですが?先ほど皆様が反省文を書かれる前の固定審査員の皆様のコメントをきちんと聞いていたのですか…!?」
ヨシテン「聞いてたぞ!ワシらもクロウたちと落ち着いて話をしようと思ったのに、お師匠たちギャラリーのみんながワシらに対してずっと怒っていたから…!」
凛音「…そもそもみんなが今までずっとイライラしていたり空気がピリピリしていたのは、あなたたちが酷い料理を出したのにずっとその態度をしていたり、今回起こっちゃった出来事に対する様子を見るために反省文の時間が作られても変な反省文を書いてみんなを怒らせたからでしょう?パックンフラワーさんやジョウさんは大火傷しているし、ハルトくんは猛毒で身体が動かなくなったし…!それにあの激辛ポイズンカレーパンで喉を大ケガした蘭丸さんは歌を歌う歌手だから、今後の活動人生に影響が出るかもしれなかったんだよ?自分たちの起こしたことを『大したことだ』と受け止めてないあなたたちが授業や休み時間の合間を縫って今回お料理の勉強やレシピ作りを頑張っていた美園ちゃんや真理子ちゃんたちと同じ舞台に立って欲しくない!…ましてや、不利な要素があった中でも頑張ってお料理に取り組んだカミュさんやカムイさんやでゅらでゅらさんが、一体なんですって…!?」
ワリオ&ガノン「ひっ!?」
がしがし「ミラクルクッキングで料理のジャンルが変わっちまった中でも今の自分の実力で精一杯できることをしたアイツらと、全部自分の好き勝手だけで食べる奴らのことをぜんっぜん考えてないテメェらを同じ土俵にあげるんじゃねえよ!イカとイガ未満の何かだろクソが…!そもそもいっつもでゅらでゅらに風評被害食らわしやがって迷惑掛けてる奴と、あの時もんもんを人体発火させてまりまりとつぎはぎをギャン泣きさせた奴ってだけでもふざけんなってのに…!これ以上ちゃんとやった奴らや俺や俺の仲間たちを全部コケにして、一体何がしてえんだテメェらは!?テメェらのその頭、1回丸ごと全部爆発させて再構築させてやろうか……!?」
でゅらでゅら「がしがし、落ち着け!?君が怒ってくれたことそのものはありがたく受け止める!!吾輩は大丈夫だから!?このままだと避難しているまりまりとつぎはぎともんもんたちたちまで君の爆撃に巻き込まれるから!?」
カミュ「天宮、今すぐ武器を下ろせ!?お前の此奴らへの怒りは理解できる!だが、このままだとお前たちのせいで俺たち全員が命の危機に晒される!!」
カムイ「お前らも今すぐ姉貴たちを抑えてくれ!?このままだと会場どころかスマブラ屋敷全域が水没すんぞ!?」
リックス「がしがしー!?カグヤー!?凛音ー!?落ち着いてー!?このままだとあたしたち全員がDead Endになっちゃうよー!?」
ミックス「みんなが怒る気持ちは分かるから、一旦深呼吸するし!?」
林檎「あなたたちの怒る気持ちは分かるわ!でも、それをそのままぶつけるのは違うと思うの!ねっ!?」
龍也&Yビート「3人とも、抑えろおおおおおー!!!!!」
アシッド「シュゴー!!!!?」





 反論の隙を与えず淡々と、だが非常に強い怒りを隠さず問題児たちを問い詰める3人。どうやらこの3人は今回の料理対決で問題行為を起こした者たちや彼らの織りなす状況を今まで黙って見守っていたものの、先ほどの問題児たちの悪あがきで完全に堪忍袋の緒が切れてしまったようだ…。カグヤは言うまでもなく双子の片割れでもあり己の半身の弟を侮辱された怒りが非常に強い。凛音は自分の身内ほぼ全員が今回の料理対決の関係者かつ、自分のコンビパートナーが結果を出せずに凹んでいたのを目の当たりにした直後にこのような有り様を見せられて普段他者に嫌悪感を見せることが滅多にない彼女ですら全く取り付くシマがない絶対零度のオーラを放っている。がしがしに至っては前述の2人と同様問題児たちの悪あがきに怒っているのもあるが、よりによって今回料理でやらかしたSB69組の問題児がどちらも自分のチームメイトに迷惑を掛けた連中ということもあってより強い怒りが増幅してしまってこのような状態になってしまっている…。このままだと3人が問題児たちごと会場…スマブラ屋敷をぶち壊しそうだったので、室内会場にいた全員が全力で止めました。
 最後に、1番の被害者である固定審査員一同から恐怖のオシオキ対象者と成り果ててしまった問題児たちにコメントが…。





イカ「リドリー?ダックハント?セフィロス?ちゃーんとオシオキを受けて頭を冷やしなさいよね?悪役裸族の2人もよ?あと、これから3ヶ月の間はアンタたちのファイトマネーの半分はスマブラ屋敷の食費やキッチン・厨房の修繕の方に回されるからね?…全額没収じゃないだけまだマシだと思いなさいよね?」
クロウ「挑戦者選出の集会で注意されてんのにその注意をまるで聞かなかった時点でねえよ!テメェらのオシオキは全員自業自得だ!!」
翔「…フジレイド、マングー、悪い。暫くコイツらをクロスオーバーワールドには連れて来ないでくれねえか?俺を殺しかけたり仲間たちや先輩たちを侮辱した奴らを前にして冷静でいられるほど俺はヒトが出来てねえ」
サツキ「サンダースくん?マラリヤさん?今回のあなたたちの課外授業は『赤点』ですよ?…大丈夫、あなたたちの担任教師として大事な生徒を見捨てることはしません。あなたたちへの今後の補修は各教科の担当教師の皆さんと連携してみっちり行いますからね??」
矢島「本 当 の 意 味 で 反 省 し ろ」
問題児一同「」





GAME OVER



「リドリーくんとヨシテンくんとサンダースくんとダックハントくんとバットくんとマラリヤさんとセフィロスくんとワリオくんとガノンくんがクロに決まりました。オシオキを開始します」





リドリー「せっかくオリマーに紹介してもらった航空ルートを伝って新鮮な焼きチャッピーを調達してきたのに!?それに試合のファイトマネー没収も納得いか…うわあああああー!!!!?」
ヨシテン「ワシはただ、大好きな辛いものの脳天吹っ飛ぶくらいの美味さをみんなに知って欲しかっただけなのにー!?うぎゃあああああー!!!!?」
サンダース「審査員一同の健康をサツキ教官、我輩や我が同胞たちの渾身の力作をなぜ…ぬおおおおおー!!!!?」
ダックハント「ドキドキやハプニング要素は日常には欠かせないやつだろ!?オイラは大会でそれを表現できるようにし…うぎゃあああああー!!!!?」
バット「他の料理対決でも自分の魔法を使ってた奴らがいただろ!?何で俺様だけダメなんだ…ぎゃあああああー!!!!?」
マラリヤ「サツキ先生、ハルト、マヤ、何で謝罪したのに許してくれないの…あああああー!!!!?」
セフィロス「裸塩や裸砂糖、裸族調味料は万能なんだぞ!?準備期間中に参考にした裸族サミットや裸族学会でもその効果は証明されているのに…ぐあああああああああー!!!!!」
ワリオ&ガノン「セフィロスの優勝のアシストをしたかっただけなのに、俺(様)たちまでオシオキとかふざけんなあああああー!!!!!」





 固定審査員たちは冷え切っており、恐怖のオシオキの回避は不可能。モノクマ印のボタンが押されたと同時にオシオキ対象者9人の足元に穴が開き、彼らは全員真っ逆さまに落ちていった…。




カムイ「…姉貴、凛音、がしがし。もうみんな先に外の打ち上げ会場に行ってろ。姉貴たちはさっきまでのことで特に疲れただろうし、外の空気でも吸ってリラックスして来いよ」
カミュ「天宮。お前は連と合流して、客間で待機しているファイヤーエムブレムシリーズの姫どもやあの愚民どもの話でも聞いて来い」
でゅらでゅら「ついでに打ち上げ会場にいるまりまりやつぎはぎたちや純粋組の皆の様子も見てきてくれ。ここは吾輩たちが見張っているから。…な、頼む;」
カグヤ「…そうですねカムイ、皆さま。ここまで激昂したのは自国の戦争時以来かもしれませんね。私も少し疲れてしまいました。…マスターハンド様、クレイジーハンド様、MZD様。破壊してしまったあの壁の弁償代は私のファイトマネーから提出致します。そしてお集まりいただいている皆様、この度は身勝手な理由で武器を振るってしまい、大変申し訳ございませんでした;」
凛音「カグヤさんだけじゃないです!弁償代は私の依頼のお金からも出します…!I’m Sorry;」
奏「先輩、カグヤさん、さん、気に病み過ぎないで下さい…。皆さんの怒る気持ちはよく分かるので…;あの、凛音先輩、よければ私も付き添いますよ;」
凛音「うん、一緒に行こう;」
がしがし「そうだなでゅらでゅら、会場の見張りは頼むわ。…あとみんな、うるさくした詫びにもなんねえかもしれねえが、これはオレの作った金平糖やそれを利用した和菓子だ。クロスオーバーのギルドやそこの先生どもの事務所にも贈っておくから、良かったらみんなで食ってくれ。…じゃ、そろそろ行くわ」
スティーブ(・ω・;)いってらっしゃーい;ボクたちは後で合流するねー;



苗木「…それじゃあ、3番チームと13番チームのみんなへのオシオキ内容を伝えるよ。君たちは今回使用した16個のキッチンブースのスペース全てのお掃除をお願いね?加えてマックくんとコリエンテさんとユリさんとリュウさんには後日それぞれに料理の初心者用のお料理講座と実技の訓練があるから、忘れずに受けてね」
日向「それと、モアと那月は料理の料理の実技講座の代わりに改めて今回起こした事態への3枚以上の反省レポートを提出してくれ。『また反省文かよ』とうんざりするかもしれねえが…。まあ今回お前らがやらかしたことがアレだし、素直に受け取ってくれ;お前らは掃除とレポートが終わったら打ち上げに参加していいからさ」
モア「分かったぴゅる〜;モアたちへの反省文が多いのは仕方ないぴゅるね;」
那月「そうですね;…モアちゃん、お掃除が終わった後で一緒に頑張りましょうか!」
リュウ「ああ、分かった!専門家の教えなら安心だな!俺たちの戦いはこれからだ…!!」
コリエンテ「あっ、ちょっと待って!…マック、ユリ!あたし、この後ちょっとだけやらなきゃいけないことがあるから、オシオキ中に少しだけ抜けるけど、いい?用事が終わったらすぐに戻るからさ!その間に2人は休憩しててよ!」
ユリ「あたしは多分リディア先生の講義だから、合格点を貰えるようにがんば…え?途中でちょっと抜けるの?あたしは別にいいけど…?」
マック「俺も大丈夫っスけど…」(…あれ?なんだか妙な予感がするの、気のせいじゃないっすよね……?;)



クロウ「…んじゃ、俺たちもオシオキで役割があるからそろそろ行くわ。もしオシオキを観たいなら、お前らはここで観ていけよ?」
ロム「おう、クロウ。一応リアルに気を付けろ」
ミシェル「…ねえ、作者。そういえば各料理対決のオシオキってテーマがあったわよね…?」
ロッシュ「そういや確かに。料理のテーマによってちょっと変わったりとかな。なあ、今回のテーマはなんだ?」
夢見草「うーん、そうね。まあ一言で言うなら…」
リックス「なになに?一言で言えば?」
夢見草「……『誰がここまでやれ』といった、感じ」
ミックス「……はい?」





感想まだ

修羅場の結果発表(結果発表・後編) ( No.501 )
日時: 2024/05/21 22:05
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: JC82K/KY)

……



オシオキ対象者一同「うわああああああああああー!!!!!」



 さて、一方その頃。恐怖のオシオキ対象者たちは全員MZDの生成したワープホールで転移され、暗闇の中で真っ逆さま。いよいよ彼らのオシオキが開始されるようだ。テーマパークにあるフリーフォール・マシーンの下りの如く、急落下していた彼らだったが、不意に目の前に白い「何か」が見えて来た。



リドリー「おい、光が見える!出口が見えるぞ!」
サンダース「受け身を取らねば…!」



 彼らは全員元は各世界から選ばれたスマブラファイターや実力者たち。出口の衝撃に備え、受け身の体制を取るが…。



バット「ぶえっ!?ゲホッ、ゴホッ!?…オイ何だよこれは!?」
セフィロス「普通の地面ではないな!?異常に柔らかいし、安定していないぞ!?
マラリヤ「しかも私たちが落ちた時に舞った白い粉が服の中に入って、気持ち悪い…!」



 地面が思ったより遥かに柔らかく、また安定していなかったため、彼らはグニュっと地面に倒れ込んでしまった。さらに何故か倒れ込んだ時に大量の白い粉が舞い、彼らの髪や肌を白く染め上げたり服の中に飛び散った粉が入り込んでムズムズする。これは…。



ダックハント「おい、もしかしてこれって、小麦粉じゃないのかー!?」
リドリー「だから粉っぽいし、白かったのか!?」
ガノン「俺とワリオは重量級だから一気に沈むぞ!ぬおおおおおー!!!!?」





十神「むかーし、昔。あるところに、貧しいが仲のいい5人のきょうだいが住んでいました」
シミー「4343ィ。彼らはとっても貧乏だったけど、助け合って仲良く暮らしていた43ィ」
問題児一同「!?」
会場待機者一同「なんだこのナレーション!?」



 唐突に謎のナレーションが響く。ちょっと待て、何でナレーションの音声が今回被害にあった超高校級の御曹司とハクチョウギタリストなんですか?驚きながらももがく彼らだが、そこへ追い討ちを掛けるかの如く。





矢島「サツキ姉さん、大丈夫か?荷物は持つよ」
サツキ「ええ、ありがとうハナちゃん。…あら?とってもいい匂いがするわね?今日のご飯は何かしら?」
クロウ「おうサツキ姉さんたち、おかえり黙示録だぜ!…驚け!今日は俺様特製の昇天不可避のクリームシチューだぜ黙示録!」
翔「町はずれの直売所でニンジンの安売りがあったから作れたんだぜ!俺と兄貴で仕事終わりに買いに行った!あの直売所の安売りはなかなかないからさ、今日の俺たちはすっげえラッキーだよな!…まあ、パンと肉は、ねえけど」
イカ「ちょっとショウお兄ちゃん!あたしたち、お肉なんて長いこと食べてないし;…でもでも、1ヶ月ぶりのクロウお兄ちゃんの特製シチューだ!やったー!!」
オシオキ対象者一同「」
会場待機中のまともな一同「…固定審査員んんんんんー!?お前ら、一体何やってんだ!?」
ベヨネッタ「ちょっwww なんかいつの間にかイカたちが貧乏きょうだい役でスクリーンに出てきたんだけどwww」
蘭丸「翔うううううー!?テメェまで貧乏になる必要はねえよおおおおおー!?」
ラスク「もしユウが見たらぶっ倒れるよ、これ…;」



 室内会場が色々と阿鼻叫喚になっていることなど露知らず、今オシオキ対象者たちの目の前にあるモニターの大画面に映っているのは古びた室内に今にも壊れそうな机とイス。そこに登場した固定審査員5人は古びた大鍋を囲んでシチューを食べる。それは牛乳とニンジンを煮立てただけの非常に質素なものだったが、それでも温かく美味しそうだった。



翔「美味かったぜ!ごちそーさん!…あーでも、やっぱり兄貴のシチューに合うような美味いパンがあればなーって思っちまうぜ」
サツキ「ごめんねショウくん、お姉ちゃんの稼ぎがもう少しあれば…」
矢島「いや、ただでさえ花屋と家庭教師の仕事を掛け持ちしてるのに、これ以上仕事を増やして身体を壊したら元も子もないだろ。姉さんはよくやってるよ」
イカ「…クロウお兄ちゃんは牧場でウシさんのお世話。ショウお兄ちゃんは駅前で靴磨き。ハナお姉ちゃんは工場のお仕事。あたしは朝と夕方の新聞配達。みんなで頑張ってこれだけお金を集めても、5人で生活していくのは本当にギリギリだねー…」
クロウ「…父さんと母さんが事故で死んだのは突然だったからな。こればっかりは仕方ねえ。家族がバラバラにならなかっただけマシだと思うしかねえよ黙示録」
十神「きょうだいの両親は唐突に事故で他界したため、彼らは自分たちにできる範囲でそれぞれ仕事をしていました。特に頑張り屋の長女のサツキは掛け持ちでさまざまな仕事をするほどでしたが、それでも彼らが人並みの生活が送れるほどのお金はありませんでした。…だが。そんな彼らに、ある日転機が訪れます。それはきょうだちの末っ子・イカの起こした奇跡でした」



 一瞬画面内の照明が落ち、再びモニターにイカのみが映し出された。そこには白いコック服&コック帽に着替えたスプラトゥーンシリーズのインクリングに加えて、なぜかハリボテのシミースワンズの等身大スタンドまである。一体なぜシミーのハリボテスタンドなんだよとオシオキ対象者も会場でオシオキの成り行きを見守っていた者たちも揃って思うが、息巻いてシミーのハリボテスタンドに語りかけるイカに全員注目する。



イカ「あなたは…街1番のパン工場の経営者一家の1人、シミーさん!?それに本当にあたしが当たったの!?M・U・P…『めっちゃ・美味い・パン工場』の次期後継者候補に!?」
シミー「4343ィ。元から工場の後継者候補は市民の中から、と決めていた43ィ。…だけど、元の後継者候補たちはパンや料理や労働者のことを考えていない愚か者ばかり。苦労をしているキミなら、大切なことを忘れずに後継者てやっていけるのだと思った43ィ…!」
イカ「ありがとうございます…!多くの後継者候補からあたしを選んでくれて本当に嬉しいよ!あたし、後継者として、これから経営のお勉強を頑張りますから!」
シミー「その意気43ィ。ついでにキミのきょうだいもみーんな従業員としてここで働くといい43ィ。彼らはみんな評判がいいし、俺たちも働き者は歓迎する43ィ」
イカ「うんうん!身内贔屓抜きでも、あたしのきょうだいたちは工場の発展にすっごく貢献してくれると思うよ!サツキお姉ちゃんもクロウお兄ちゃんもショウお兄ちゃんもハナお姉ちゃんも、みーんなやる気十分なんだから!それに…!」





イカ「と・く・に!あたしたちは食べ物を粗末にしたり侮辱する奴らには、絶対に容赦しないんだから」
シミー「…こうして、新経営者であるイカとそのきょうだいたちによる、M・U・Pの新経営体制が始まった43ィ!…ここから先は生まれ変わった我が工場の製造ラインを画面の前の皆さんにもとくとご覧いただく43ィ…!!」
問題児一同「」





 カメラ目線で可愛らしくニッコリ微笑むスプラトゥーンシリーズのインクリング。だが、彼女の背後にはどこか黒いオーラが漂っており、決して逆らってはいけないものを感じた問題児一同は思わず一瞬身震いする。それはナレーションの音声も同様。特に悪役裸族3人はこのナレーション音声に底冷えするような怒気を感じたため、寄り添ってガタガタと震える。モニター画面が切り替わると、そこには可愛らしいアニメ調のテキストでこう記されていた…。





「M・U・P  NEW WORLD!!~ドキッ!?新社長一行のパン工場改造計画~」
超コラボレーション級のメシマズ リドリー・ヨシテン・サンダース・ダックハント・デーモンバット・マラリヤ・セフィロスへのオシオキ





感想まだ

修羅場の結果発表(結果発表・後編) ( No.502 )
日時: 2024/05/21 22:10
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: JC82K/KY)

……



イカ「まずはパン作りのおさらいからいきまーす!パンにはいろいろと種類があるけど、代表的な材料は小麦粉!牛乳!お塩!お砂糖!バター!卵!ホントは上手く混ぜるために入れる順番があるんだけど、今は時間がないから一気に入れちゃうよー!…それっ!!」
マラリヤ「何でそんな当たり前のことを…ん?一気に入れる?」





ウィーン…。ウィーン…。ザアアアアッ!!ドボボボボッ!!





リドリー「あれ?何かが降ってきた…?うがっ!?これ、ものすごくしょっぱいぞ!?」
サンダース「こちらは何故か甘いぞ!?甘味の粉…!?む、これはもしや、大量の砂糖なのではないか!?」
バット「えっと…。ってことは、あのインクリングが俺様たちに砂糖や塩をぶっ掛けて…ゲホッ!?ゴホッ!?」
ヨシテン「何でインクリングはこんなことをするんだよー!?それに、砂糖でも塩でもない変な粉まで降ってきたぞー!?これは辛くも甘くもないし、すっごく不気味なんじゃー!?」
ワリオ「俺様たちのところなんて、バターと卵が降ってきたぞおおおおおー!?ベタベタしてて気持ち悪いいいいいー!!」



 イカの掛け声に反応し、頭上から塩や砂糖、卵やバターといったお馴染みの材料が雨あられのごとく降り注ぎ、白い粉…小麦粉だらけのフィールドから這い上がろうとする一同に追い打ちをかける。オシオキ対象者がいる部屋の正体は何であるか。察しの良い方ならここで分かっただろう。
 そう、現在オシオキ対象者一行がいる場所の正体は巨大なパン生地をこねるための巨大な特製マシーンだ。彼らから見ると一見平坦に見える地形だが、実は全体図だと中央部分が窪んでおり、そこの壁は窪んだ地点から見ると急斜面となっている。中央のプロペラ付きの棒はパンをかき混ぜる支柱であり、それがパンの材料をかき混ぜるのと生地をまとめるだけじゃなく、パン生地から抜け出そうと無駄なあがきをするオシオキ対象者に追い打ちをかけている。ちなみにヨシテンが言った「変な粉」というのはパンを発酵させるためのイースト菌の事だろう。パン生地はそのままだと発酵しないため、パンを膨らませるためにはイースト菌を入れる必要があるのだ。
 そんな彼らのもがく様子を、先ほどまでの会場で待機していた一同がモニタリングしていた。



ジョーカー「へえ、あのパンこねマシーンってすごいな!あれを利用すれば一体何人分のパンが作れるんだろうな?俺としてはこのマシーンの存在、叔父さんたちに教えたいぜwww」
ロージア「こねる作業を機械に任せればパワーが少ない女子組や子ども組、ちびっこたちも安心して作れるし、結構いいアイディアなんじゃないかしら?オシオキのためだけに用意したのがもったいないわよ、これ!」
嶺二「…ねえ、僕は今気付いたんだけど!彼らがいるあの地形って、料理で使うボウルをイメージしてないかな?だってほら!よくみたら壁が真っ直ぐじゃなくて、ちょっと坂のようになってるじゃん!」
ミェンミェン「確かにそうアルな!…つまり、今アイツらがいる場所は、アイツらから見たら壁は急斜面になってるってことアルな?」
真斗「急斜面…。年末の特番を思い出すな。ほら、一十木や来栖などのようなスポーツ自慢の者たちが出演している、あの番組。…あの場の地面は小麦粉で出来ている。助走も付けられぬあの場所では急斜面を登り上がることは困難だろう。壁といえど登攀も不可能なのではないか?」
真理子「クライミングだーって爪を立てようとしても素材からして無理っぽいね!しかもさっき落ちてきたバターのせいでツルツル滑っちゃうから、いくら力自慢のパワーファイターの人たちでも上手く登れないだろうね~」
ルキア「あっ、そっか!バター!すっごい鍛えている軍曹ならひょいひょいって登れそうだなと思ったけど、そういうことなんだね~!」
サーニャ「バターもだけど一緒に卵も数個落ちてきたし、今彼らの体はベタベタした不快感も強いでしょうね」
美園「…あれ?ねえ、そういえばあの場面、私たちはどこかで見たことがないかしら?」
カミュ「某著名俳優が出演していた映画だ、先日貴様も天宮やコリエンテらとギルドで観直していただろう。来栖たちの冒頭の茶番も、かの映画の序盤の流れのそれだ。何やら近年に続編が出るとかいう」
レオン「あー、アレか!思い出した!…なあ俺、なんかすっげえ嫌な予感がするんだけど。アイツら、あの後一体どうなるんだろうな?」
カムイ「さすがにいくらやらかしたといっても、オシオキで暴力沙汰はねえだろうし。その意味では安心だろ。俺らはただここでアイツらを見ているしかやることはねえな。…ま、イカたちや姉貴たちをあそこまでブチギレさせたんだし、アイツらがどうなったとしても自業自得だけどな」



サンダース「この程度の急斜面なら鍛錬で登った経験があるのに…!?なぜ登れぬのだ!?」
マラリヤ「身体に粉がまとわりついているわ…!?しかも、どんどんまとまっているし…!?」
ダックハント「オイラのダッシュ移動も無駄になってるー!?オイラ、スプリントダッシュなら結構自信があるんだぞー!?」



 パン生地の材料が全て投入されたのと、特製のかき混ぜ棒でたくさんかき混ぜられたため、粉はまとまり始めてかなりの重みを増す。これでベースのパン生地が完成したことになる。それを確認すると、機械はベース生地を3等分にして別々の場所へと運んでいく…。そのためボウルに残ったのはオシオキ対象者のみとなり、9人は自分たちの体についた小麦粉やイースト菌、まとわりついたパン生地を落とす。だが、とても粘り気のあるパン生地なので落とそうとしてもなかなか落とし切ることはできなかった…。
バット「おええ…。すっげえ目が回って気持ち悪い……;」
ヨシテン「砂糖とバターが口の中にめっちゃ入ったんじゃー……;」
リドリー「イカ、一体私たちをどうするつもりなんだ…?」
ワリオ&ガノン「うぶぶっべえ……」
マラリヤ「服の中にパン生地の一部が入り込んだわ…。とてもベタベタしている……;」
セフィロス「出口も見当たらないな…。出口がない以上、脱出は俺の飛行能力でも不可能だ……」
サンダース「我々がこの窮地から脱出するにはどうすればよいのか!?」





パカッ





一同「え?」





 突然ボウルの床の底が抜けたため、再び彼らは奈落の底へと落ちていく。急落下していく途中、謎の強風によってオシオキ対象者は強制的に上、中央、下…と3グループに分けられる。上グループにはダックハントとバットとマラリヤ。中央グループには裸族三人衆。下グループにはリドリーとヨシテンとサンダース。要するに料理対決のチーム分けで組んだグループごとのようだ。ともかく、彼らの様子を順番に見ていこう。




修羅場の結果発表(結果発表・後編) ( No.503 )
日時: 2024/05/21 22:15
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: JC82K/KY)

……



まずは上グループの様子から。15番チームの彼らが落とされてまず目に入ったのは、ステンレス製の壁と床一面。次は何が起こるのかとウロウロ見渡す3人の耳に、よく通る高音の少年の声が響いた。



クロウ「こっちは準備完了だぜ黙示録!…地獄の冥王の怒りを表すカリー・ド・マグマ!セットオン!!」





ザアアアアアーッ!!!!!





バット「クロウ!?テメェ、何して…あぢっ!?あぢいっ!?」
マラリヤ「うぶっ…!?何よコレ!?熱いし、辛い…!!」
ダックハント「ぎゃあああああー!?オイラは獣だから、喉が、細胞があああああー!!!!?」(火を吹く)



 熱いドロっとした液体に鼻に付くツンとしたスパイシーな匂い。そう、これはカレーライスのルゥだ。もちろんこれで焼け死ぬなんてことはないように設定している。…だがルゥの温度は液体として高めの42度(「熱めの風呂湯」の温度で42度)で固定されており、ルゥの中に入れたハーブやスパイスもそれぞれ強い発汗作用や発熱作用をもたらすもののため、オシオキ用のルゥを掛けられた3人にとっては体感温度以上の地獄の感覚を味わっているだろう。特に原型が獣形態のダックハントとミューモンのデーモンバットにとってはこの仕打ちはより強く堪えるもののようだ。加えて普段はクール&ミステリアスで掴みどころのないマラリヤも、先ほどのパン粉攻撃と合わせて苦しむ様子を隠せていない…。これに加えて…。



パックンフラワーの幻影「ウオオオオオ…!!!!!燃エルゥゥゥゥゥ…!!!!!焼ケ死ヌゥゥゥゥゥ…!!!!!」
ジョウの幻影「死ニタクナイィィィィィ…!!!!!」
蘭丸の幻影「喉ガ八ツ裂キニサレルゾオオオオオー…!!!!!」
バット「…おい!?これってまさか、ヨシテンたちの作りやがったあのカレーパンのカレーなんじゃねえか!?」
マラリヤ「それに彼らは、被害者たちの幻影!?軍曹、一体何してるのよ…!?こんなのを作ったら許してもらえないのは当然でしょ…!?」
ダックハント「おい、リドリーのやつ、何やらかしとんじゃー!?こんなのパックンが完全に燃えて炭になっちまうぞー!?」
クロウ「おい、ソイツらだけ棚に挙げたんじゃねえよ?今回テメェらのやらかしたことも、ソイツらと五十歩百歩のヤベェやつだが?」



 鍋の中に映し出された幻影。辛さと熱さに苦しみオシオキ対象者たちに手を伸ばす彼らの幻影は非常に恐ろしく、一部はホラー映像なのかと錯覚してしまうほどの完成度だった。苦しみのたうち回る幻影に恐怖を覚えながら4番チームのやらかしを非難するダックハントとバットとだが、固定審査員の1人であるシンガンクリムゾンズのギターボーカルは彼らの非難をどんぐりの背比べだと一蹴。元から料理上手な彼はオシオキ用スイッチを上手く操作し、専用のかき混ぜ棒でオシオキ用カレーをかき混ぜながら、カレー内の余計な水分を飛ばしていく…。



ダックハント「熱いー!熱いー!?かき混ぜるのをやめてくれえええええー!!」
バット「クロウ、いい加減にしてくれえええええー!?このままだと俺様は嫁さんを貰う前に、焼け死んじまうよおおおおおー!!!!?」
マラリヤ「汗が止まらない…!このまま焼け死ぬか、脱水で死ぬ…!?うあああああ…!?」



 大量の汗をかき、火を吹きながら苦しむ彼らを無視してオシオキ用カレーをかき混ぜ続けるクロウ。ある程度かき混ぜ終わり、カレー内の水分が十分飛ばされたことを確認すると、彼は別のスイッチを作動。オシオキ用カレーとオシオキ対象者3人が入れられていた大型のステンレス鍋が思い切り傾き、パン生地の上に乗せられていく…。オシオキ対象者も含めて全てのカレーがパン生地の上に乗せ終わると、パン生地が自動でくるりと丸く包まれる。ひとまず彼らの番はこれで終了。



 続いて下に落とされた4番チーム。彼らもまたステンレス製の大型鍋に入れられ、かき混ぜられていた。先ほどと違うのは鍋の外でオシオキ用のスイッチを操作しているのが今回の固定審査員の1人であるST☆RISHの男気全開・来栖翔であること。そして鍋の中身が大量の青黒く渋く苦いきのみであることだ。しかも翔が鍋をかき混ぜるたびにきのみやその果肉の破片、汁などが鍋内に勢いよく飛び散り、食べたくなくても無理やりオシオキ対象者である3人の口の中に入ってしまう…。



リドリー「なんだこのきのみは!?とんでもなくマズいし、何より渋くて苦いぞ!?」
翔「そりゃそうだろ。だってこのきのみ、公園の木とかでよく見るマジでマズいきのみばっかり集めてるんだから。…えっと、なになに?『非常に苦味の強いヒサカキのみ、熟してない若いイヌツゲのみ、逆に熟しすぎている固いトウネズミモチのみ、マズい上にそもそも果肉も少ないプリベットのみを厳選しました』…だって。あっ、言い忘れてたけど、全部毒はねえから安心しろよ?」
サンダース「食用に適さないきのみばかりではないか!?吾輩もそれらは食べるものが全くない場ならともかく、それ以外では食すことはせんぞ!?」
ヨシテン「毒がないから安心しろって、それは当たり前のことなんじゃが!?それに…!!」
翔「その『あったり前のこと』を今回お前らはしてなかったんだよ!あの激辛カレーはヨシテンの好き勝手な判断の辛さで出した奴で、食う奴のことを全く考えてなかった!そんなの無理やり食わされた俺たちにとっては毒物とおんなじだ!そこの2人(?)も!どうみても食用に使えねえモンスターの肉とかヤベェ材料もヨシテンの激辛の毒物とおんなじだよ!!ぶっちゃけ今回のお前らのやらかしはこのきのみよりひでぇぞ!?」
3人「こ、これより、ひどい…!?」



 普段は明るく素直で元気なST☆RISHの男気全開の完全な怒気と剣幕に怯むも、それ以上に彼らにとってショックだったのは「今かき混ぜられている非常にマズいきのみよりひどい有り様」だと自分たちの今回の自信作を完全に一蹴されたことだった。個性豊かなアイドルグループメンバーの良心からどストレートにぶつけられた非難の言葉に傷付き、ぐちゃぐちゃになる心境と同じように煮詰められたきのみは形を崩し、果肉は潰れ、中の水分が流出し、どろりとした形状になっていく。翔は先ほどのオシオキ用カレーと同じく余計な水分を飛ばしつつ、きのみを煮立たせていく…。



ハルトの幻影「ウオオオオオ…!!カラダガ、カラダガウゴカナイィ…!!!!!」
ベヨネッタの幻影「何デコンナモノヲ作ッタノヨ…!?」
マングーの幻影「コンノ、ミューモンノ恥サラシガァァァァァ…!!!!!」
ヨシテン「ぎゃあああああー!!!!?青黒いマングーが出てきたんだけどおおおおおー!!!!?」
サンダース「あれは…同胞ハルト!?何故あのように青ざめた顔付きになってしまったのか!?あれではまるで生きる屍だぞ!?それに身体が動かないとは何故…!?」
リドリー「アレ、以前ダックハントに見せられたドッキリの動画より酷いんだが!?…ちょっと待て!?何だか私の鼻がムズムズするんだが…!?」
ヨシテン「え?何で…うわあああああー!!!!?リドリー、お前の鼻、ドギツい青黒い紫色になっちゃってるぞおー!!!!?」
リドリー「はあっ!?わ、私の鼻が…!?何故…っておい、ちょっとサンダース!お前も身体の色が大変なことになってるぞ!?」
サンダース「吾輩の身体?…ぬおおおおおー!!!!?何故、何故、吾輩自慢の肉体が青紫にいいいいいー!!!!?」
ヨシテン「…って、ワシの鼻も変に青くなってるんじゃがー!?ワシの鼻、天狗族の中でも上等って褒められてる自慢の鼻なのにいいいいいー!!!!?」
翔「…『呪い』なんじゃねえの?今の奴らがお前らに掛けた呪い。ほら、アイツら全員闇属性や闇魔法の使い手じゃん。専門家つってたし、それくらいのことは出来るんじゃねえの?……もしかしたらお前らのせいで喉をやられた蘭丸先輩や、全身火傷を負う羽目になったパックンやジョウの分までやってくれたのかもな…!!」
3人「ひいいいいいいいいいいー!!!!!」



 4番チームの時と同じように一瞬ホラーな幻影が映ったかと思った次の瞬間。4番チームに異変が起こる。急に彼らの身体が青黒く染まってしまったのだ。それを黙ってみていたST☆RISHの男気全開から「この仕打ちはお前らの料理のせいで苦しんだ奴らの呪い」と冷たく切り捨てられ、もはや彼らはガタガタ震えるしかなかった…。
 もちろんこれは呪いでも何でもない。オシオキ対象者には伝えられていない仕掛けがある。…実は前もって鍋に入れられたきのみたちにはパルテナの手で「口に入れたものの体表を青黒く染める奇跡」が掛けられていた。これはただ一時的に身体が青黒く染まってしまうだけの効果であり、効果は1~2時間ほどで切れる。もちろん「身体が青黒く染まるだけ」なので健康状態や体調や能力やステータスに変化は及ぼさない。だが、日々の鍛錬やアイドル活動で鍛えられた翔の迫真の演技によって、現在彼らは本当に「今回の料理対決の被害者たちの怨みや呪いのせいでこうなった」と錯覚してしまっているようだ…。
 そうこうしているうちにきのみの黒い果肉はすっかりドロリととろけ、ちょうど良い柔らかさと水分量に。会場待機の者たちからすると、これが前述された非常にマズいきのみでなければパンの上に乗せて食べてみたいと思わせる出来の良さだった。…そう、先ほど4番チームと一緒に混ぜられた大量のきのみはジャム状になったのだ。それを確認した翔は別のスイッチを作動。先ほどの15番チーム同様、鍋の中身がセットされていた薄く伸ばされたパン生地に全て乗せられていく…。やがてジャムが全てパン生地の上に敷き詰め終わると、パン生地は自動でくるりと丸く包まれた。彼らもこれで一旦終了。





感想まだ

修羅場の結果発表(結果発表・後編) ( No.504 )
日時: 2024/05/21 22:20
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: JC82K/KY)

……



 さて、一方そのころ。中央に落とされた悪役裸族たちはというと…。



セフィロス「冷たい!!冷たい!!俺を流水で洗うなあああああー!!!!!」
ワリオ「フンガあああああー!!!!?俺様をたまごサラダと混ぜるなあああああー!!!!!」
ガノン「俺にドレッシングを振り掛けるなあああああー!!!!?酸味が…目が、目があああああー!!!!?」



 裸族たちは個別のボウルに入れられ、それぞれの食材(?)とともに自動式かき混ぜ棒でかき混ぜられていた。セフィロスはさまざまな野菜(?)とともに泥や汚れを取るために流水で洗われており、ワリオはたまごサラダ(?)とともに高速でかき混ぜられている。ガノンはというと、酸っぱいお酢(?)やレモン汁(?)を振り掛けられたのち、特製のドレッシングとしてかき混ぜられていた…。そしてこの作業を行なっているのは…。





ガシャッ…!グシャッ…!ドグシャッ…!





矢島「さてと、ここに氷塊が大量にあるから砕こっと。たくさんあるから骨が折れるなー。…んで、砕き終わったやつはこのボウルにシュート、っと」
セフィロス「ちべたあああああー!!!!?俺に、俺に氷が、氷が当たったあああああー!!!!!」
ワリオ&ガノン「セフィロス、大丈夫かああああー!!!!?」
矢島「なんかうるっせえな…。あの変な具材のイキが良すぎるのか?…そうだ、だったらもっと水の勢いを強くするか…!!」(手持ちの小型ホースでセフィロスに冷水を掛ける)
セフィロス「ぶぶっ!?いひゃあああああー!!!!?寒い、寒い!!寒いいいいいー!!!!!」
ワリオ「フンガー!?おい、まだそんなにあったかくなってないんだぞ!?そりゃ確かに少しやらかしたかもだが、俺様たちにそんな仕打ちをするなんてむごいじゃないか!?」
ガノン「この暴力女が!貴様には人の心というものがないのか!?」
矢島「あ゛?…あのたまごサラダ(?)とドレッシング(?)には、隠し味とアクセントにあたしたち一家が採取した特製のバチバチするきのみを入れよっと」(ポイ)
ワリオ&ガノン「人の話をき…いひゃあああああーん!!!!?チクチクビリビリするよおおおおおー!!!!!」
セフィロス「俺は新入り裸族だから裸族活動のためにケツは鍛えている最中なんだぞ!?いい加減ケツの穴を狙わないでくれえええええー!!!!!」



 そう、格闘少女だ。非常に大きな氷塊をハンマーで砕いていた彼女は悪役裸族入りボウルがコンベアーで流れてきたのを確認すると、一旦コンベアーを止めてセフィロス入りの野菜ボウルに砕いた氷を放り投げ入れ、加えて手持ちホースでセフィロス(のケツの穴)を狙いホースで勢いよく流水を掛ける。さらに後輩裸族への仕打ちに抗議の声を上げる悪役裸族入りボウルにはあるきのみをシュートイン。これはQMAワールドで採取可能なレアなきのみであり、食用も可能なもの。植物ながら電流を帯びており、ごく少量の電流がパチパチするラムネのような感触を楽しませてくれるという。…だがきのみを多く放ったことで刺激されたため、発される電流が通常時より強くなり、ワリオとガノンはバチバチする電流に苦しんでいるようだった。そして…。



セフィロス「うぎゃあああああー!!!!?食パンが俺たちを押し潰しているうううううー!!!!?」
ワリオ「たまごサラダのせいで動けん!俺様たちを挟むなあああああー!!!!!」
ガノン「うおおおおー!!!!?生きたままベーコンにプレスされたくねえええええー!!!!!」



 冷たさや電流を放つきのみに苦しんだのも束の間、下受けの大きな食パンに悪役裸族たちと共に巨大なトッピングが挟まれ、すべて挟まれたことを確認すると上部の巨大食パンが彼らもろとも食材をプレスしにかかる。苦しむ3人だが、一緒にトッピングされた食材が大きい上に邪魔なせいで身動きが取れない。特に見た目に反して体重の軽い軽量級のセフィロスへの負担はより大きいようだ…。



矢島「テメェらを直接ぶん殴ってないだけマシだと思えや…!!」



 裸族たちが十分にトッピングに挟まれ身動きが取れなくなったことを確認すると、彼女はベルトコンベアー再開のスイッチを作動。裸族プレスサンドはベルトコンベアーをゆっくりと進んでいく…。しかも彼らが横を見ると、同じようなベルトコンベアーが2列あり、そこには4番チームが中に入れられた激マズきのみのジャム入りパン生地と、15番チームの入れられたオシオキ用カレー入りのパン生地もあった。特に4番チームと15番チームのキャラクターたちはパン生地の中に入れられたせいで外の様子が全くわからず、パニック度合いはより強い。全員がここから脱出しようともがくが、突然遠くを見たゼル伝シリーズのラスボスである力のトライフォースの主があることに気付いた。



ガノン「おい、お前ら!?あの先に巨大なトースターがあるぞ!?」
ヨシテン「はああああー!?トースターが!?なんでじゃ!?」
ダックハント「ちょっと待ってくれ!?…トースターに、オイラたちのこの状態…嫌な予感しかしないぞー!?」



 ベルトコンベアーの終着点には巨大なドア付きのトースターがあった。今回の料理対決のテーマだった「パン」、そして現在の自分たちの状況。この時点で完全に嫌な予感しかせず、オシオキ対象者たちはもがいてベルトコンベアーから脱出しようと試みる!



リドリー「ちょっと待て!?トースターがあるって、本当なのか!?」
マラリヤ「よりによって何でトースターなのよ!?サツキ先生たちのオシオキのレベルが高すぎるわよ…!?」
バット「トースターってアレだろ!?オーブンみたいなやつだろ!?また熱くなるのは嫌だあああああー!!」
セフィロス「マズいぞ!?俺たち全員動けんし、もう目の前まで来ている…!?」
サンダース「吾輩たちはこのまま終焉を迎えてしまうのかあああああー!?」
ワリオ「それは絶対にダメだ!何がなんでも脱出するぞ!ぐおおおおおおおおおおー!!!!!」





 このままだと全員ホットトースターに乗せられ、「BAD END」不可避。しかも身体がぶ厚いパン生地や巨大なトッピングに挟まれて動けないので逃走は不可能。もうダメだとオシオキ対象者全員が目を瞑った、その時。





イカ&クロウ&翔&矢島「サツキ先生、最後は任せた!」
サツキ「はーい!…それでは、今から製作されたパンの最終工程のチェックを開始しますね♪ お姉ちゃん頑張っちゃいますよ~♪」
オシオキ対象者一同「」
待機者一同「サツキ先生、なんかノリノリなんですけど!?」





 突然レーンが急停止し、今回の固定審査員の1人である第6アカデミーの新米教師が登場。サツキは先に登場した4人と同じようにコック帽&白いエプロン姿だが、それに加えて彼女は手持ちのホウキに乗っており、ニコニコ微笑みながらオシオキ対象者入りのパンを物色している。だが、第6アカデミーの生徒たちはすぐ自分たちの担任教師の様子がおかしいことに気付いた。





感想まだ

修羅場の結果発表(結果発表・後編) ( No.505 )
日時: 2024/05/21 22:25
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: JC82K/KY)

……



リック「…なあ、みんな。今のサツキ先生、少しおかしいと思わないか?;」
マヤ「そうね…。さっきのイカちゃんたちと同じで、笑顔だけど背後に黒いオーラが見える…。あれ、絶対に怒っているでしょ…?」
アイコ「今のサツキ先生、とっても綺麗な笑顔なのに絶対に逆らっちゃいけないオーラがバリバリ出てるよー…;」
セリオス「このあと彼らは一体どうなるのか…。まあ、あのサツキ先生の状態ならどう足掻いても悲惨な結末しか見えてこないが…;」





サツキ「……この巨大サンドの出来はあまりよくありません。ですので、今すぐに処分しましょうね」
裸族「おいちょっと待…ぎゃあああああー!!!!?」



 第6アカデミーの新米教師は裸族プレスサンドを一瞥したのち、冷酷に宣告。即座にワープホールを展開すると、裸族プレスサンドは彼女のブラックホール・テレポーテーションで強制転送されていった…。



 それ以外の2個のパンについてだが、サツキは分厚いパンの上部を魔法で生成された刃で綺麗に切り抜く。そうして内部までパンの観察を済ませると、彼女は穏やかに柔らかく微笑んで2個のパン(とその内部にいるオシオキ対象者6人)を見ている。



サツキ「この2つは…まあ!とってもよく出来ているわね!これなら新商品として、街の皆さんにも提供できると思うわ!」
サンダース「サツキ教官、それは真か!?」
リドリー「つまり、セフィロスたちは彼女に許されなかったようだが、私たちのことは助けにきてくれたのか…?」
マラリヤ「サツキ先生、お願い…!私たちを許して!今回のことで懲りたわ!もうむやみやたらに料理に薬剤は投入しないわ…!!」
ダックハント「許されるためなら何でもするぞ!オイラ、もう料理で必要以上にふざけることもしないから!だからサツキ先生、助けてくれー!!」
ヨシテン「ワシもこの恐怖のオシオキで懲りたから!ちゃんと反省したから!これからは大好きな辛いものの辛さに気をつけるようにするからー!!」
バット「俺様もあとでまた反省文を書くから!もう1回書くから!!お願いだから、許してくれえええええー!!!!!」





サツキ「……」(ニッコリ)
一同「ホッ……」










サツキ「それでは、仕上げにこの2つのパンには私のとっておきの魔法を掛けちゃいますね〜♪」(^∀^#)
オシオキ対象者一同「ゑ?」
待機者一同「」










 すみません、今この場にいたのはいつもの優しく穏やかに生徒たちや子どもたちを見守る慈悲深い新米教師のお姉さんではありませんでした。今オシオキ対象者たちの目の前にいるのは先ほどアカデミー生徒たちが言及した通り、料理と料理を愛するものたちを侮辱した上にギリギリまで反省の姿勢を見せなかったオシオキ対象者たちに対する怒りに満ちた「魔女」ですOTL





BGM:星に願いを(ロングバージョン/オーケストラバージョン)



サツキ「サラダ・アブラ・ダー!キミーダ・ギムーダ・コパー!ビビデ・バビデ・ブー!…そーれっ♪」





 オシオキ対象者たちが愕然とする中、平然といつも使用している魔法用のステッキを取り出し、鼻歌を刻みながら魔法を掛ける第6アカデミーの新米教師。彼女が合図を飛ばした次の瞬間、何やら巨大な球体が3個出現した。微妙に色合いが違う3つの球体に挟まれ、さらにサツキは巨大な円形の透明バリアーで彼らを保護。その次の瞬間、オシオキ対象者たちは空中に放り出され、そのまま勢いよくサツキの魔法によって真上へ飛び上がった!



バット「うぎゃあああああー!?Gが、Gが掛かるー!!耳が詰まるー!!」
リドリー「私が普段飛行している分より高いぞ!?もう50メートルを超えていないか!?」
マラリヤ「…ちょっと待って?なにか、妙な匂いがしない?…ほら、ちょうど、焼き上がったパンのような……?」
サンダース「確かにそうだな、同胞マラリヤよ!我が校舎であるアカデミーの食堂に赴いた時と同じ匂いが…む?『食堂と同じ匂い』?」
ダックハント「オイラ、分かっちまったぞ!?これは食事の時のスマブラ屋敷のダイニングと同じ匂いだー!?特にピーチたち『料理の四強』がキッチンに入るとこういういい匂いがするんだぞー!?」
ヨシテン「…まさか…!?;」



 3つの球体は何やらバチバチと音を立てながらオシオキ対象者たちを挟み続け、だんだん小さくなっていく…。それと同時に何やら美味しく香ばしい匂いが漂い始め、オシオキ対象者たちは嫌な予感に身震いする。
 現在彼らはオシオキ用のパン生地に包まれており、その上で先ほどボウルでかき混ぜられた生のパン生地が身体にこびり付いている状態。そしてサツキの召喚した白い球体、真っ黄色の球体、薄茶色の何やら粉状の球体…。そして彼らの包まっているパン生地を覆うように包まれた透明な円形のバリア。そう、これらの正体はここまで記せばお分かり頂けただろう。





これらは油で作られたバリアと、小麦粉と卵黄とパン粉で生成された球体です(爆弾投下)。





マラリヤ「!?…ねえ、これって油のバリアじゃないの…!?それにあの球体は…!?」



 飛ばされたことで急上昇していく分厚いパン生地に覆われた自分たち、高度が増したことによって温度が急激に上がっていく油製のバリア、バリアにぶつかり派手な火花を散らす3つの食材製の球体…!そして何より、それらが合わさってガタガタと揺れ出す自分たちの包まれた巨大なパン生地…!パン生地の内部にいるオシオキ対象者にとっては完全に嫌な予感しかしない。



ダックハント「ヤバいヤバいヤバい!高過ぎて足がガタガタするー!?乱闘で吹っ飛ばされた時もこんなに高くまで飛ばないし!?」
リドリー「コレ、外が見えるようになったからこそ恐怖が増す仕組みになっているぞ!?」
ヨシテン「えっ!?…み、みんな、アレを見てくれー!?油のバリアとあの丸っこいのがバチバチいってて、でっかい火花が出てるんじゃがー!?」
バット「それにパン生地の土台もなんかガクガクいってねえか!?つか俺様たちが今立っているのもパン生地、で…!?」
マラリヤ「マズいわ、一刻も早く脱出しないと…!早くホウキを…あれ!?ホウキが取り出せないわ!?それに魔法が使えない…!?」
サンダース「我輩のミサイルも出て来んぞ!?…吾輩たちの魔法やスキルはこの空間にいる間は封じられている…!?すなわち、飛行能力などによる脱出は、不可能…!?」










オシオキ対象者全員「あああああぁぁぁぁぁー!!!!!」










ヒュ~…。パッ!…ドカァァァァァン!!
 



 こうして上空に打ち上げられた2個のパンはとうとう爆発。パン…もとい、オシオキ対象者である6人は色とりどりの美しい花火となり、空にパッと散っていった…。ちなみに花火のカラーリングはそれぞれ青紫、赤、黄色、オレンジ、紫、赤紫…とそれぞれのキャラクターを模したものだった…。





レオン「…っ、こ、こえええええー!!!!?」
パルテナ「あのきのみに奇跡を使ってくれと言われた時は驚きましたが、まさかあのような形で使用されることになるとは思っていませんでした;」
トキヤ「こ、これは…。絶対に彼らのトラウマになりますね…;彼らは今後しばらくパン料理が食べられなくなるのではないでしょうか?」(映像に出演していた翔が鬼の形相だったのですが…;)
藍「それにオシオキ中に何回も落とされていたし、最後はものすごい勢いで空中に射出されてたし…。彼らはしばらくフリーフォールや打ち上げられるタイプのアトラクションにも乗れなくなるだろうね;」(あんなに怒ったショウ、初めて見た…;)
しばりん「あばばばば…;わだすとクラウドとシャロン、☆2評価で本当に良かったべ…;」
ヤイバ「しばりん殿、アレは故に救いようがないと判断された者へのレジェンド・オブ・オシオキだと思うぞ;」
バンジョー「…あれ?ねえ、そういえば今さっき打ち上げられたみんなは大丈夫なのかい?ケガはしていない?」
マスハン「問題ない。あいつらを打ち上げる前にサツキが油製のバリアーを張っていただろう。その下にきちんと魔法で彼らがケガをしないための『本物のバリアー』を張っていたからな。…それでもトラウマ確定だが;」
ガオガエン「それなら問題はねえな。…ま、アイツらもあんなオシオキを食いたくなかったら、せめて審判の時間できちんとした反省文を書いときゃ良かったんだ。そうすりゃマックやリュウたちと同じ、会場やキッチンの掃除程度で済んだのによ…」





 打ち上がった真下の地点を確認すると、オシオキ対象者の6人は揃って目を回していた…。
 彼らは治癒四天王のリーダーであるドクターマリオの手によって回収され、ワープ装置で医務室に搬送されていった。バリアの効果で全員ケガこそなかったものの、彼らの髪は全て見事なアフロヘアーに変貌していた。さらに、全身に焼き上がったパンの残骸と今回のオシオキのために調理された特製の具材の残骸がこびり付いていた…。





今回はここまで。あともう少しだけ続きます。





感想があればどうぞ。