二次創作小説(新・総合)

Despair and hope前編その1 ( No.348 )
日時: 2022/03/24 13:07
名前: ネル (ID: QrByitfV)

タイトルは「絶望と希望」です。今回は前回の続き。そして長くなるので分けます。
L「…ルイージは少し外に出たらどうだ?てか、ケーキとか作ったらどうだ?」
ルイージ「う…うん…そうさせてもらうね…」←少し顔が青い
デイジー「無理しなくていいからね?」
数分後…
L「…さて、最初から話すか」
─────回想。語り手はL。
─26年前、ルイージとアイツ(マリオ)は産まれた。オレはその時はまだ産まれてなかった。マリオは全てに恵まれた。だから、アイツは能力が生まれつきあったし、運動神経もバリバリだった。だが、ルイージはそれに対して何も恵まれなかった…。運動神経は双子だから直ぐにバリバリになったが、能力は何も開花しなかった。
デイジー「ちょっと待って!!」
L「?どうした?」
デイジー「ルイージ…最初から能力なかったの…!?」
L「…。ああ、そうだ。アイツの雷の能力は始めからあったわけではない。なら、続けてもいいか?」
デイジー「うん…」
─────マリオは陽、ルイージは陰。本当にそのままだった。アイツとルイージは周りから期待されまくっていた。双子だから。不思議な力を持つ子だったから。マリオは期待にこたえた。でも、ルイージは違った。マリオは周りから親しまれていたが、ルイージは逆。いつも、大きすぎる期待にこたえられなかった。そのせいで、いじめられていた。ずっと。そこから少しずつオレ(裏の人格)が形成されていった。まあ、マリオがいつも庇ってくれたが。でも、そのせいでルイージは大人しすぎる性格になった。でも、まだマシだった。あの時までは…。それはまだ触れないでおこう。
デイジー「…ッ期待はプレッシャーにもなるのよね…。マリオをよく恨まなかったわよ…」
L「まあ、今でもコンプレックスはあるがな」
感想まだ

Despair and hope前編その2 ( No.349 )
日時: 2022/03/24 13:25
名前: ネル (ID: QrByitfV)

───マリオの能力が開花したのは3歳だったか?きっかけは小さな生き物が折れた小枝に当たりそうだったから、助けようとして咄嗟に手をだしたら自然に手から炎が出た。それに対してルイージは全く何も出なかった。それにずっと泣いていた。でも、ルイージは優しかった。マリオがいじめていた奴らに火傷させようとしていたら…
ルイージ(幼少期)『お兄ちゃん!優しいお兄ちゃんだから傷つけないで!お願い!!』
ってな。だから、マリオは人に向かって炎を放つのはなかった。当時から…てか、ずっと前からブラコンだった兄貴はルイージに関係すると弱かった。だから、その3年後に事件…というかルイージの覚醒が起きた。

その時、ルイージ達はピクニックに行っていたんだ。そしてご飯を食べようとしていた…その時。
『きゃあああああああ!!』
と、女の子の悲鳴が響いた。見ると、その女の子は迷って来た猛獣2匹に襲われていた。これを見て、マリオは速攻で助けようとした。だが…
マリオ(幼少期)『ルイージ!!その女の子を連れて逃げろッ!!』
ルイージ(幼少期)『い、嫌だよ!お兄ちゃんを置いて逃げれない!!』
と、ルイージが逃げなかった。マリオは猛獣2匹に立ち向かった。1匹に集中しすぎてもう1匹の事に対して反応が遅れた。そのせいで、マリオは攻撃を受けてしまった。
マリオ(幼少期)『があっ!』
ルイージ(幼少期)『お兄ちゃん!!』
マリオ(幼少期)『ルイージ、逃げろおおおおおおおおおおおお!!』
女の子は助けを呼んでいて、いなかった。だが、ルイージに猛獣2匹とも襲いかかった。その時、突如空が曇り始めた。それは、雷雲になった。そして、その雷雲から雷が…。


































───ルイージと猛獣2匹に向かって落ちたんだ。
マリオ(幼少期)『ルイージぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!』
感想まだ

Despair and hope前編その3 ( No.350 )
日時: 2022/03/24 14:53
名前: ネル (ID: QrByitfV)

デイジー「え…大丈夫…だったの…?」
L「まあ、あの時は猛獣2匹は焼き焦げていた。誰がどう見ても死んでいた。でも、不思議な事にルイージは気を失っただけだった。マリオに至ってはさっきの怪我が治っていたんだよ」
デイジー「…えっ!?」
───その後、助けが来て、マリオもルイージも病院に運ばれていった。2人共特に外傷がなかった。少ししたら、ルイージは目覚めた。ルイージの体に何か異変が起きているかもしれない。そう思い、占い師の所に行った。
その占い師はマリオの事も見てくれた人で、当時の場所では1番の占い師だったという。そして、その人から色々聞いた。どうやら、あの雷が原因でルイージの力が覚醒したという。だが、その雷の力はルイージ以外は善悪が区別できないという。だから、ルイージが教えていくしかないという。オレの雷も似たような感じだった。でも、ルイージもオレも徐々に慣れて、今ではコントロールできるようになっている。それで、ルイージは能力が使えるようになった。そして、その時に雷が無効化…否、吸収し、自分の力に変えることも出来たし、体力が消耗していたらエネルギーに変えることも出来た。また、回復に応用することだって出来た。そして、心を読み取る事も出来た。…それでも、大人しすぎる性格であることには変わりなかったが。
デイジー「良かったわ〜。ルイージが力を使えるようになったのは凄いことよ!」
L「…まだ、ここまでなら良かったんだ」
デイジー「…?」
L「…本当に酷いのはここからなんだよ。てか、今のが可愛く見えるぞ」
デイジー「え…」
L「…今でも怒りが湧いてくる…ちなみにオレは負の感情からできているわけなんだが、その時はまだ5%ほどしか溜まってなかったんだぞ」
デイジー「それでもまだ5%だけ…!?」
L「…ああ。そうだよ。ここからは胸糞悪くなるから気をつけてくれ」

Despair and hope前編その4 ( No.351 )
日時: 2022/03/24 13:59
名前: ネル (ID: QrByitfV)

───当時、ルイージに友達が全くいなかった。でも、初めて友達が出来たのは15歳の時で、その友達の名はエス。アイツの方から友達になろうと言ってきた。何の疑いも無く、友達になった。
だが、その時からいじめが発生した。教科書が無くなったり、弁当を捨てられたり…。とにかく色々あった。それは日に日に酷くなっていた。その度にエスの奴に相談していた。マリオにも相談したかったが、マリオが他のやつと共に遊んでいたり、悪さをしていたり、笑顔な所を見て、マリオに…兄に迷惑をかけたくない。そう思ってしまった。あ、マリオは当時から他のやつに喧嘩しまくっていたり、悪さをしまくっていた。
だが…それが間違いだった…。
ある日、いつもよりいじめられていた。その時…
いじめっ子1『いい事教えてやるよ!お前がずっと友達だと思っていたエスはな…お前なんかの友達じゃねぇよ!!』
ルイージ『ッ!?』←ボロボロ
いじめっ子2『来いよ!エス!!』
スっとエスが出てきた。だが、ルイージの知っているエスではなかった。エスはルイージをゴミを見るような目で…































エス『お前如きに誰が友達に、親切にするかよ。ばっかじゃない?お前と友達になったのはお前が苦しむ所を見たかったから。それで友達に裏切られた時の絶望してる顔が見たかったから。それだけだ』
ルイージ『…!!そ…そんな…』
エス『だから、お前は』














『もう、死んじゃえよ』

Despair and hope前編その5 ( No.352 )
日時: 2022/03/24 14:17
名前: ネル (ID: QrByitfV)

※あたしはルイージ推しです
デイジー「そんなのふざけてんの…!?」
L「それで、オレ(負の感情)が今くらいに溜まった」
デイジー「そのクソ野郎は何処…?今すぐあたしのデイジーフラワーボンバーでボコボコにしたいんだけど…?(▼益▼######)」
L「落ち着いて。でも、ルイージの為に怒ってくれてありがとう。まだ、続きあるからな?」
───その一言でルイージは校舎から出ていった。泣きながら、絶望しながら…。そして…
マリオ『ルイージが学校にいないってどういうことだよ!?』
どうやら、マリオはルイージと同じクラスだった女子からきいたらしい。マリオとルイージは別のクラスだったからだ。
女子『う、うん…どこにもいないの…でも、私の友達が言うには…』
『泣きながら学校を飛び出したって…』
マリオ『泣きながら…?分かった!!』
当時、ルイージは悲しいことが起きたら、いつも家の近くにある河原に行っていた。それを分かっていたマリオは河原に向かっていた。すると、見慣れた弟の姿があった。だが、泣いていた。
マリオ『ルイージ、大丈夫か!?何があって…』
ルイージ『マリオ…もう僕…学校に行きたくない…』
マリオ『…そうか…なら、一緒に帰ろう?な?帰る時に何があったのか聞かせてくれないか?少し待ってくれ。荷物、取りに行くから』
ルイージ『…うん…』
そして、一緒に家に帰る時にルイージは全てを話した。
マリオ『ふざけんじゃねぇ…!!よくも…よくも…オレの大事な…命より大切な弟を…なんでオレじゃなくていつもいつもルイージばっかり酷い目にあうんだよ…!!』
ルイージ『…ごめん…マリオに言えば良かったのに…』
そう言い、謝るルイージだったが…
…ギュッ
マリオ『…なんでお前が謝るんだよ…謝るのはオレの方だよ…今まで気づかなくてごめんな…オレ、お前の兄なのに…オレ、お前の兄失格だよな…ずっとずっと一緒にいたというのに…ごめん…』
ルイージ『…兄さん…』
もうこの時点でルイージはボロボロだった。身も心も。そしてそれがまた更に悲劇を起こす…。

Despair and hope前編その6 ( No.353 )
日時: 2022/03/24 14:40
名前: ネル (ID: QrByitfV)

恐らく前編ラスト。
───それからは、ルイージは外に出たがらなかった。外に行くことを恐れて…。特にマリオ以外の人と関わることに怖がるようになった。何日も…。そして、マリオはエス達を殴ったりしてボコボコにした。それで、停学になったが。そして、帰る時…
マリオ(何か胸騒ぎがする…)
そう思い、マリオは直ぐに家に帰った。そこで目にしたのは…!
















マリオ『え…?な…なんで…?ルイージ…?ルイージ、ルイージぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!』
なんと、ルイージがお腹に包丁を刺して血溜まりの中で倒れていた…!!ルイージは、自殺しようとしていたんだ…!
その後、刺してから見つけるまでの時間が短かったこと、ルイージの力で少しずつ回復したのが要因で直ぐに治った。が…
ルイージ『…どうして…?』
マリオ『え…?』
ルイージ『どうして死なせてくれなかったの…?』
マリオ『ッ…』
ルイージ『僕は死にたかったのに…なんで…なんでなの!?なんで死なせてくれないの!?僕なんかいてもいなくてもいいのに!!死にたかった!!僕は生きても仕方ないじゃん!!意味が無いじゃん!!死なせてよおおおおおおおお!!!』
ルイージはそう言い、暴れた。マリオが何とか止めてくれた。そして、一通り暴れた後、気を失った。そして、数時間後、目を覚ましたのはいいが…
マリオ『…ルイージ…?』
当時の医者『あの…お兄さん…ルイージ君は…』



























『喋れなくなり、感情も無くなった。そして、何も信じられなくなったんじゃよ』
マリオ『ッ!?そんな…。…ありがとうございます。生きてるだけでもオレは…オレは…』
医者『出来るだけ傍に居てあげてください。そして、何かあったら連絡してください』
マリオ『…はい』
そう言ったマリオの目には涙が溜まり、流れていた。弟に対する仕打ちが…あまりに酷く、助けてあげられなかった自分が情けなくなって…。
L「…一旦ここまでだ」
デイジー「ッ…酷い…」
L「…最初、マリオの事、恨んでいたんだ。ルイージの幸せを奪ったと勘違いしたから。でも…」
「アイツ…いや、あの人はむしろ助けてくれたんだ。ルイージのこと、そして、オレのことを。見てくれたんだってことを知った」
デイジー「…L…ルイージ…」
前編は以上です。前編は絶望だけで、救いようがなかった。でも、後編は今のルイージに至るまでのエピソードを書きます。亜空の使者のネタバレあり。
感想どぞ