二次創作小説(新・総合)
- 滅ビゆくセカイ 連なル冥府ノ道 ( No.6 )
- 日時: 2023/04/13 19:11
- 名前: 葉月 (ID: st6mEGje)
※無双OROCHI3 Ultimateバッドエンドです。もしもハデスがユグドラシルの力を制御してゼウスやガイアやロキ等の神々や英雄達を圧倒していたらの話になっています。
「ふははははは!! ユグドラシルの力をついに制したぞぉおおお!! お前達はもうおしまいだぁ!!」
高らかに笑い、ユグドラシルの膨大な力を制御する事に成功したハデス。彼はオーディンを殺害して聳え立つユグドラシルの力を手に入れたが、この時まではまだ力を制御していなかった。
英雄達と戦っているうちにやがてユグドラシルの力を制御して我が物となる。
「ふん! 貴様が力を手に入れたのなら俺の相手をしろ!」
「駄目だ呂布! ハデスの相手をするな!」
ハデスがユグドラシルの力を手に入れたと知り、呂布は嬉しそうに言いながら武器を構えながら突撃すると同時にロキが呂布を制する。
……が刹那。
「遅い」
「が……は……」
呂布の足元からハデスの大鎌が複数本呂布の体を突き刺して腹から臓物も出できた。ビチャビチャと血が噴き出て神格覚醒から元の姿に戻り、絶命した。
「呂布殿! そんな……そんな事って……!」
「酷すぎます……!」
「伯父上……! まさかユグドラシルの力を……!?」
絶命した呂布はそのまま冥府に引き摺り込まれ、姿を消した。その時、ゴゴゴゴゴと地響きが鳴り地面も空も赤黒くなった。
空も地面も赤黒いというのはもはやこの世の終わりを指していた。ユグドラシルの膨大な力を完全に制御し、大幅にパワーアップした冥府の王に勝てる者は誰もいない……
やむを得ないと、ゼウスとガイアが意を決してハデスを全力で止めようとする。アテナとアレスも加勢しようとするが、ゼウスは「お前達は人間を守れ」と制する。
「ゼウスにおばあちゃん、この俺を止めに来たのか? 人間共はどうしたよ?」
「おばあちゃんはやめてって何度言ったら……! ……人間はあの子達に任せてあるわ。あんたを止めるには私とゼウスで十分よ!」
「ガイアの言う通りだ! お前はわしとガイアで止めてみせる!」
「父上! ガイア様!」
「ゼウス殿! ガイア殿!」
呂布を除く英雄は覚醒を強制的に解かれ、アテナやアレス達に転移の神術を使われた。英雄達の姿が見えなくなった後、ゼウスは笑みを浮かべて言葉を紡いだ。
「……さあ、はじめようか! ユグドラシルの消滅に賭けて最期の駆け引きをな!」
滅ビゆくセカイ 連なル冥府ノ道 完
☆
あとがき
無双OROCHI3Ultimateのバッドエンドの話でした。
もしハデスがユグドラシルの力を完全に制御したらもう勝ち目はないですねw
その後ゼウスとガイアがどうなったかというと……ハデスの道連れになりました。