二次創作小説(新・総合)

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.1 )
日時: 2021/06/22 23:17
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)


トウスター

【ドグレ黙示録編】

……………
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

倫太郎
「これってまさか………逆行性健忘ですか!?」

飛羽真
「………俺はあの世界に戻って聞いてみる、倫太郎はその人を頼む!」

倫太郎
「はい、ひとまずソードオブロゴスに連れていきます」

「…………?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜ナントカ三術将の世界〜

飛羽真
「うおっと………本当に1度時空に出れば、好きなように世界に入れるんだな」

イグニス
「ん……?お前は、メンバーの中にいたな」

飛羽真
「あっ、ちょうどいい所に!」

イグニス
「どうした?」

飛羽真
「実は俺の世界で貴方に似た人を発見して、この人なんですけど」スッ

イグニス
「ん……?」



イグニス
「!!!」




イグニス
「ジーン!!メアト!!今すぐ来るんだ!!」


メアト
「えー、何よ?あたし今から寝るところだったんだけど」スッ

ジーン
「貴方がそんなに慌てるなんて珍しいですね」

イグニス
「これを………」

ジーン
「え、何です一体………おや、貴方まで」

メアト
「………………なんかの絵?」




メアト
「は?」

ジーン
「これって…………」




ジーメア
「「ドグレ!!?」」

イグニス
「奴がお前の世界に居るのか!?今どうしている?」

飛羽真
「えっ、あの、えっと実は…………」

ジーン
「なんでこんな所に!?」

イグニス
「すぐ行く」


飛羽真
「待ってくれ!!実は今、記憶喪失で………!!」


イグニス
「…………何?」

ジーン
「え?」


…………


〜ソードオブロゴス〜

倫太郎
「何も覚えていませんか?」

ドグレ
「………ええ、街並みも住んでいた場所はこんな所ではなかったはずです」

倫太郎
「それはそうですが………ご家族は?恐らく弟が居るかと思われますが」

ドグレ
「弟、弟………確かに、居たような居なかったような………」



【ブックゲート!】

飛羽真
「倫太郎、連れてきた!」


イグニス
「………!」

ドグレ
「!」


飛羽真
「どうです?」

イグニス
「………間違いない、兄上だ」

ドグレ
「………なるほど、どうやら君が私の弟、ですね。」


Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.2 )
日時: 2021/06/23 07:15
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

イグニス
「何も覚えていないか?オレの事も」

ドグレ
「ああ、まだ何も」

イグニス
「そうか………」

飛羽真
「えっと………ドグレさんで合ってましたか」

ドグレ
「それが私の名前?」

イグニス
「そうだ、そしてオレはイグニス………弟だ。」

ジーン
「えっ、これ………本当に記憶喪失なんですか?」

メアト
「うわっ、これマジのやつ?」

ドグレ
「………その2人は、イグニスの友人かい?」

ジーン
「えっ、あっいや………友人というか同僚というか………」

ドグレ
「そうだったのか」

倫太郎
「皆さんはドグレさんとどういう関係だったんですか?」

イグニス
「………………」

ジーン
「まぁ………それは………その、色々と………助けられたことも、ありますし………」

メアト
「………」

ドグレ
「そうだったんですか、もっと私のことを教えてくれませんか?」

ジーン
「えっ!?えっと………」

「戻ったぞ」

飛羽真
「………あっ、皆!」

「なんだ珍しいな、客か?」

「誰だそいつら?」

ジーン
「…………ん?」

倫太郎
「もどってきたんですね」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

倫太郎
「紹介します、ソードオブロゴスの剣士達、僕の仲間です」

ジーン
「貴方達の他に剣士が居たんですね」

尾上
「俺は土の剣士、最強の子育て王わ!尾上亮だ」


「風の剣士!!誰にも負けない最強の存在になる、緋道蓮」

大秦寺
「………刀鍛冶、大秦寺哲雄だ」

倫太郎
「みんなとても優秀な人達なんです」

ジーン
「へぇ………」

飛羽真
「あれ、賢人は?」


「賢人くんはまだ外だよ、会いたい奴がいる〜とか言ってた」

尾上
「時空ってやつは色々聞いたが、まさか他所の世界のもんを拾ってくるとはな」

ドグレ
「彼にはお世話になりました」

ジーン
「おっと、我々の紹介がまだでしたね」

ジーン
「私はジーン、魔王様に選ばれし三術将の1人、彩喚士と呼ばれています」

メアト
「あんたの自称でしょそれ……メアト、夢幻操士のメアトよ」

イグニス
「改めて、オレは守影術士のイグニス………そして、兄のドグレだ。」

ドグレ
「どうも……」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.3 )
日時: 2021/06/23 07:52
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

飛羽真
「それにしても………これからドグレさんどうします?」

尾上
「怪我とかしてないなら、お前らの世界に帰してもいいんじゃねぇか?」

ジーン
「あー……いえ、ドグレさんはその………」


イグニス
「…………向こうの世界では、既に兄上は【死んだ】事になっている」

イグニス
「もう長い事失踪していたからな」

ドグレ
「失踪……?私に一体何が?」

メアト
「!」


ジーン
(ちょっ………どうします?)

メアト
(どーせ本性はクズなんだから本当の事言えばいいんじゃないの?)

ジーン
(でも今は記憶喪失なんですよ!?)

イグニス
(どうにか、誤魔化すしかないか………)

………

ジーン
「あ、えーとですね、実は」

メアト
「魔王の知っては行けない領域に触れて消されたのよ」

ジーン
「ぶっ!!」

ドグレ
「!?」


ジーン
「バカ!!他にもっと何かあっただろ!!」

ジーン
「なんだよ魔王様の知ってはいけないことって!!」

メアト
「秘密の姉弟関係とか?」

ジーン
「この間の逃走中でバレましたよそれ!!」

飛羽真
「なんか………大変そうだな向こうも」

大秦寺
「…………?」


ドグレ
「どうかしました?」

大秦寺
「お前の顔、どこかで見たことがある気がする」

大秦寺
「…………………」

ガチャッ


「ただいま」

飛羽真
「あっ、賢人!おかえり!!」

メアト
「あ、まだ他にいたんだ」

倫太郎
「富加宮賢人、雷の剣士で飛羽真くんとは幼なじみの関係なんです」

飛羽真
「賢人、どこに行ってたんだ?」

賢人
「時空だ、カリバーを探していてな」

飛羽真
「カリバーを………!!」

ドグレ
「カリバー?」

倫太郎
「組織を抜け、我々を裏切った………闇の剣士です」

尾上
「小説家が言うには、ドクター・ジルトーっていう胡散臭いじいさんとつるんでるんだってな」

飛羽真
「ええ、カリバーは彼と協力していると………直接見ました」

賢人
「ジルトーの居場所は特殊な空間にあると聞いていたが、簡単に行けるようなところではなかった………」

ジーン
「………闇、ですか」




Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.4 )
日時: 2021/07/01 17:23
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ドグレ
「………それ、私もなにか手伝えませんか?」

飛羽真
「え?」

賢人
「!」

ジーン
「ちょ、ちょっと!?」

ドグレ
「私は彼らに助けられたわけですから」

メアト
「えー………怪s」

ジーン
「でしたら!私も残ります、というか手伝います」

ジーン
「ちょっとここの本にも興味ありますし、フフ」

イグニス
「オレは……城をそのままにしておくわけにもいかないからな」

イグニス
「ジーン、メアト、しばらく兄上を頼む」

メアト
「はぁ!?なんであたしまでこいつといなきゃなんないのよ!?」

イグニス
「念には念を入れて、だ」

飛羽真
「えっ……皆はどうかな」

尾上
「俺たちに言うよりは……まずソフィアにだな」

倫太郎
「そういえばソフィア様はどこに?」

大秦寺
「ノーザンベースの禁書の様子がおかしいと、最深部に行くと言っていたが………」

倫太郎
「禁書………あっ!!忘れてた!!」

倫太郎
「前に逃走中でゲリラ行為をしていたクオリアという人が禁書のことを知っていたんです!」

ジーン
「………クオリアが?」

イグニス
「………その件はオレが魔王様に報告を、お前たちはそちらを頼む」

ジーン
「はい、状況が分かり次第こちらも連絡します」

〜そして、魔王ヘリオールの城では〜


「ん………飛羽真の反応がしたのは確かだが、どこに行った?」

「ここはソードオブロゴスでは無さそうだが………」

「………誰です!」

「ん?おっと、ちょうどいい所に」

「こちらに来てもらいます!」

「悪いがこっちも用事がある」

「なら、力ずくでも」

「そうか、仕方ない‥‥‥」

【GOLD or Silver】

「変身!」

【最光発光!】

「‥‥‥なっ!?」


【Who is the shining sword!!】

イグニス
「‥‥‥なんの騒ぎだ、ユニ」

ユニ
「‥‥‥‥!!」

イグニス
「‥‥‥この光は?」

ユニ
「まさかあれは‥‥‥‥伝説の‥‥‥‥」



「行くぞ!」

イグニス
「‥‥‥‥‥‥‥なんだ、あれは」

イグニス
「剣に‥‥‥‥意思が宿っているのか?」


「待て、ユーリ」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.5 )
日時: 2021/07/01 23:14
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ユニ
「!!」

イグニス
「‥‥‥魔王様」

ヘリオール
「すまない、君のことを伝え忘れていた‥‥‥最光」

ユーリ
「お前は誰だ?」

ヘリオール
「魔王ヘリオール、といえば分かるだろうか」

ユーリ
「ヘリオール‥‥‥会ったことは無いが何となく知ってるような気がするな、これが4週目というやつか」

ユニ
「魔王様、彼‥‥‥というかこの剣と知り合いなのですか?」

ヘリオール
「私の先祖が色々とな‥‥‥神山飛羽真という男と知り合いと聞いてな、彼の力をエレメントにして残しておいた」

ユーリ
「俺を呼んだのはお前ということか」

ヘリオール
「早速ですまないが、見せたいものがある」

ヘリオール
「ユニも来るんだ」

ユニ
「分かりました」

イグニス
「魔王様、実は‥‥‥」

ヘリオール
「すまないイグニス、今はこちらを優先させてくれ」

イグニス
「‥‥‥‥分かりました」

‥‥‥‥

イグニス
「なんだ?次から次へと妙なことが‥‥‥不吉だ」


イグニス
「兄上‥‥‥大丈夫だろうか」

ーーーーーー

尾上
「しっかし、まさか記憶喪失が2人も出てくるとはな」

飛羽真
「実は‥‥‥俺も記憶喪失なんだ、ドグレさんほどってわけじゃないけど、昔の記憶が‥‥‥.」

飛羽真
「昔のおぼろけな記憶を頼りに俺の小説を作り、このブレイブドラゴンに導かれてロゴスに」

ジーン
「貴方も貴方で色々あったんですね‥‥‥‥ちょっと見せてもらっていいですか?」

飛羽真
「ああ」


ジーン
「‥‥‥‥ほう、微量ながらエレメントの力を感じますね」

ジーン
「‥‥‥‥」

メアト
「んー?ねぇジーン、なんか似たようなの城になかったっけ」

ジーン
「え?確かに私も見覚えがありますね」

ジーン
「確か‥‥‥‥書庫にあったはずです」

‥‥‥‥

〜魔王城〜
書庫

イグニス
(ワンダーライドブック‥‥‥人間がそう読んでいた例の本、見覚えがあると思えば、こんな所に‥‥‥‥)


【クレイブドラゴン‥‥‥!!】

イグニス
(それどころか、聖剣‥‥ソードオブロゴス‥‥‥人間のあの組織のことが大体載っている、何故こんな物が城に?)

イグニス
「‥‥‥‥‥‥光の聖剣【最光サイコウ】と闇の聖剣【月闇クラヤミ】」

イグニス
「人類を導く礎となった始まりの聖剣‥‥‥」

イグニス
「魔王様の先祖は人間との戦争で対抗するために、同等の力を持った聖剣を作った‥‥‥」

イグニス
「‥‥‥‥その聖剣は‥‥‥‥‥」



‥‥‥


ヘリオール
「かつて、私の先祖が使用していた生と死を司る聖剣だ」

ユニ
「な、なんて神々しい‥‥‥これを魔王様が振るっていらしたのですね」

ヘリオール
「これを君に譲ろう」

ユーリ
「必要ないのか? 」

ヘリオール
「私には手に余るものだ、それにもう人間と争っている場合ではない」

ユーリ
「分かった、ソードオブロゴスが託した」

ユーリ
「‥‥‥‥‥と、簡単に取る訳にはいかない」

ヘリオール
「何?」



ユーリ
「単刀直入で言うが、誰がこの聖剣を作った?」


ユーリ
「そもそもの話、ワンダーワールドと繋がっていないお前の世界に何故聖剣とワンダーライドブックの反応がある?」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.6 )
日時: 2021/07/01 23:44
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ドグレ
「ふふ‥‥‥それにしても、ここは本が多くて退屈しませんね」

メアト
「そう‥‥‥?あたしは結構つまんないわよ‥‥‥」

ジーン
「まぁまぁ、私としても面白てたまりませんよ、研究心が疼きます」


「で?こいつどうするよ」

賢人
「今のところは敵じゃない、飛羽真達も世話になってるしな」


「まぁ賢人君がそう言うなら‥‥‥」


ビカッ!

ジーン
「なんですか?」

倫太郎
「‥‥‥‥‥メギドの反応です!」

飛羽真
「俺が行きます!」

賢人
「俺もついて行く」

ドグレ
「私は‥‥‥」

倫太郎
「ダメですよ!危険すぎます!」

ジーン
「メアト、ドグレ見ててくださいよ!私も同行します!」

メアト
「えっ、ちょっとあたし1人!?」

ーーーーーーーーーーーーーーーー


オオカミメギド
「ハッハッ、オオオオーーーーン!!!」


「ふふふ‥‥‥なるほど、これがアルターライドブック、とやらですか」

「なんて面白い力なのでしょう、おや‥‥‥ようやく例の邪魔者剣士達が来ましたか」


飛羽真
「いた!」

ジーン
「あれがメギド‥‥‥とやらですか」

賢人
「止めるぞ、飛羽真!」

飛羽真
「ああ!」

【聖剣そードライバー】

飛羽真
「‥‥‥‥よし、これを‥‥‥‥!!」

〜回想〜

たくっちスノー
【これをお前に託す】

飛羽真
【これは?】

たくっちスノー
【母さんが作ったんだ、近い将来必要になるからって】

たくっちスノー
【この本の持ち主が、お前にありがとうってさ】

ーーーーーーーーーーーー

飛羽真
「行くぞ!」

【新約プリミティブドラゴン!】

『その龍は、絶望に呑まれた』

『しかしその龍は、確かに愛を掴み取った!』


賢人
「その本は‥‥‥」


飛羽真
「‥‥‥‥!!」

オオカミメギド
「ああ?」

賢人
(‥‥‥‥4週目の使者、上手くやってくれたんだな)

賢人
「飛羽真!俺も新しいワンダーライドブックを手に入れたんだ!」

【未来泥棒と3つの世界!】
『地球、魔界、そしてワンダーワールド!繋がった3つの世界の物語!』

飛賢
『「変身!」』


【抜刀!!】


『メラメラバーン!!メラメラバーン!!これが新たなプリミティブドラゴン!!』

『Time keeper!try EARTH! 』

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.7 )
日時: 2021/07/02 08:14
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

オオカミメギド
「‥‥‥‥!!」


セイバー
「凄い‥‥‥力が溢れる!!それに何だか暖かい‥‥‥!!」

エスパーダ
「‥‥‥‥!!」


オオカミメギド
「‥‥‥行け!!」

オオカミメギドが指を鳴らすと、周囲から大量のオオカミメギドが現れる!

オオカミメギド
「「「!!」」」

ジーン
「!!」
セイバー
「こんなに沢山‥‥‥それでも!!」


セイバー
「うおおおっ!!!」

エスパーダ
「はっ!!!」

セイバーとエスパーダが剣を振るい、オオカミメギドを一網打尽にする!

ズドォォォン

セイバー
「つ‥‥強い!!これならいけるぞ!!」

オオカミメギド
「‥‥‥‥!?」

ジーン
「な、なんて力だ‥‥‥これが、聖剣の‥‥‥‥!!」



「フフ‥‥‥‥素晴らしいでしょう?」

ジーン
「!!」


オオカミメギド
「っ!!」

セイバー
「お前は‥‥‥‥‥!!」

ジーン
「クオリア!!」

クオリア
「また会いましたね‥‥‥ジーン。」

ーーーーーーーーーーーー

メアト
「うそ、クオリア!?」

倫太郎
「あれは、この間のゲリラの‥‥‥‥‥」

大秦寺
「ロゴスの事を知っているという妙な奴か」

倫太郎
「何故彼がここに‥‥‥あれ!?」

クオリアに夢中になっている間に、ドグレの姿は消えていた

倫太郎
「ドグレさん!?」


ーーーーーーーーーーーー

クオリア
「ふふ‥‥‥この間の屈辱は覚えていますよ、今度こそ引導を渡してやります」

クオリア
「それに‥‥‥神山飛羽真、貴方もまとめて消えてもらいます、あの人の命令なのでね」

セイバー
「俺の事を知っているのか‥‥‥!?」

クオリア
「貴方には関係ないことです、ここで存在ごと消滅してもらうのですから」

クオリアは鎌のような剣を取り出し、セイバーの所まで降りてくる

ジーン
「サンダー!!」

ジーンが魔法を飛ばすが、結晶のようなバリアで防がれる

ジーン
「またティーの涙とやらを‥‥‥!!それに、その剣は!?」

クオリア
「これですか?かつて私がジーンを名乗っていた頃に偶然発見した情報を頼りに作った‥‥‥‥‥」


クオリア
「我々の世界に伝わる『死の聖剣』のレプリカです」

セイバー
「!!?」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.8 )
日時: 2021/07/02 08:36
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ジーン
「しっ‥‥‥死の聖剣!?それってまさか、それは‥‥‥‥!!」

クオリア
「貴方でも気付きましたか?」


クオリア
「聖剣、ワンダーライドブック‥‥‥これらの技術は魔王城にも存在します」

クオリア
「そしてこれは【暴霊剣祟利ボウレイケンタタリ】‥‥‥恐ろしい力を感じますねぇ」

ーーーーーーーーーーーー

ユニ
「‥‥‥‥結局受け取りませんでしたね、彼は」

ヘリオール
「無理もない、簡単に信用してくれないとは考えていた」

ユニ
「それで魔王様、あの剣は一体?」

ヘリオール
「ユーリ‥‥‥‥数千年前は名の知れた剣士であり、世界の秩序を守るためその精神を光の聖剣に移したと言われている」

ユニ
「やはり‥‥‥彼はあの伝説の聖剣その物ということですか」

ヘリオール
「‥‥‥‥仕方ない、死の聖剣をイグニスに、生の聖剣をお前に預けよう」

ユニ
「かしこまりました、このユニ‥‥‥この命に変えても伝説の聖剣をお守り致します」


イグニス
「魔王様!」

ヘリオール
「イグニスか‥‥‥‥そうだ、お前の用件を聞いてなかったな」

イグニス
「はっ‥‥‥それについてですが、実は‥‥‥」

‥‥‥‥‥

ヘリオール
「‥‥‥‥‥何?ソードオブロゴスが‥‥‥‥‥」

イグニス
「‥‥‥存じていたのですか」

ヘリオール
「ああ‥‥‥まだ現在のマスターと話したことはないがな。」

ユニ
「貴方の兄といえば町を幾度となく滅ぼしてきた大罪人じゃないですか、記憶喪失とはいえそんな人物を野放しに‥‥‥‥」

イグニス
「何かあれば‥‥‥必ずオレが手遅れになる前に捕まえる」

ヘリオール
「‥‥‥‥‥ユニ、我々も1度ロゴスに向かおう」

ユニ
「分かりました」

ヘリオール
「イグニスは引き続き護衛を任せる」

イグニス
「かしこまりました‥‥‥」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


クオリア
「さぁっ!!いきますよ!!」

【ブラックナイトメア】

『かつて、人々を悪夢に閉じ込め苦痛を与えた恐ろしい死神がいた‥‥‥!!』


クオリア
「‥‥‥‥彩喚!」

【祟利天廻!!】

『死は、死は、死は死は死は死は死は死は!!救済death!!』



Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.9 )
日時: 2021/07/02 23:40
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ジーン
「‥‥‥‥クオリアの姿が、大きく変わった!?」

クオリア
「‥‥‥‥聖剣を使った者は【仮面ライダー】と名乗るのでしたね?」

クオリア
「私としては単に魔晶石の鎧をまとっただけに過ぎませんが‥‥‥」


クオリア
「【仮面ライダーデスサイズ】とでも名乗っておきましょう!!」ブンッ!!


ジーン
「剣がカマに!?」

セイバー
「危ない!!」

セイバーはクオリアの一撃を剣で受け止めるが



セイバー
「ぐわあああああ!!?」

エスパーダ
「飛羽真!?」

ジーン
「なっ‥‥‥!?」


クオリア
「祟利は死の聖剣、そして死とは苦痛にして絶望」

クオリア
「燃死、溺死、圧死、餓死、感電死‥‥‥‥この一撃は様々な死の記憶と痛みが込められている!!」

クオリア
「直接殺すことは出来ませんが、死の痛みを味合わせることが出来る!!」

セイバー
「はぁ‥‥‥はぁ、死の痛みだって‥‥‥‥!?」

ジーン
「くっ‥‥‥サンダー!!」

クオリア
「なら私もサンダーを‥‥‥‥祟利に乗せて!!」

ジーン
「なっ!?」

クオリアは祟利の斬撃にサンダーを混ぜ、ジーンの魔法をかき消す!

ジーン
「があああああああああああ!!!!」

クオリア
「フフフ‥‥‥‥首を絞められた感覚はどうです?」


クオリア
「私から見れば最高だ!!今の私はジーンさえも超越している!!わたしこそが正しいのだ!!」

ジーン
「くっ‥‥‥クオリア‥‥‥‥!!」

クオリア
「もう貴方達は立つこともやっとなはず‥‥‥‥さぁ!!」



クオリア
「後はお前のみ!!雷の剣士!!!」




エスパーダ
「‥‥‥‥‥‥死の苦痛だと?」





エスパーダ
【そんなものは何万年前から経験済みだ】


エスパーダは剣で祟利の力をかき消す


クオリア
「なっ‥‥‥‥くっ、オオカミ!!奴を押さえ込みなさい!!」

オオカミメギド
「うおおおおおおお!!!」


セイバー
「やめろ!!」

クオリア
「邪魔です!!」

オオカミメギド
「フウッ!!」

セイバー
「ぐわっ!!」

セイバー
「け‥‥‥賢人‥‥‥!!こいつは、まずい‥‥‥倫太郎達を‥‥‥‥‥!!」


クオリア
「2度と喋られないほどの苦痛を与えてやる!!」ズバッ!!!

セイバー
「ぐわああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

エスパーダ
「飛羽真!!」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.10 )
日時: 2021/07/03 08:40
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

シュンッ

飛羽真
「‥‥‥‥‥‥」ガクッ

ジーン
「と‥‥‥‥飛羽真さん!!」

クオリア
「ショックで気絶しましたか、後は心臓止めてみましょうか?」

エスパーダ
「‥‥‥貴様っ!!!」

【アース!アルアディカ!ワンダー!】

『必殺読破!!』

エスパーダ
「バッドエンドブレイカー!!! 」

エスパーダの剣は真っ黒に輝き一振するだけで、オオカミメギドを切り刻んだ


メギド
「ぐぉぉぉぉぉぉ!!」



クオリア
「‥‥‥‥‥おやおや、流石です‥‥‥富加宮賢人」

賢人
「死の聖剣‥‥‥封印の必要があるようだな」


賢人
「今度こそ俺は結末を変える!!」

ジーン
「‥‥‥‥何万年‥‥‥結末‥‥‥彼は、何を言って‥‥‥‥‥?」


クオリア
「フフフ‥‥‥‥生意気な!!私の聖剣はレプリカといえどお前の鈍とは訳が違う!!」

クオリア
「それに私にはティーの涙もある!!ジーンより先にお前から消すとしましょうか!!」



エスパーダ
「‥‥‥‥!!」




ドグレ
「影柱!!!」


突如、黒い宝石が地面から生えて結界が攻撃を防ぐ!

クオリア
「なっ‥‥‥守影術!?」

ドグレ
「大丈夫ですか!」

クオリア
「何!?イグニス‥‥と似ているが少し違うな‥‥‥」

ジーン
「ど、ドグレさん‥‥‥‥あなた、守影術を‥‥‥」



「飛羽真くん!!」


「この野郎!!」


クオリア
「なっ!!」


「おりゃあああ!!」

更にそこからブレイズ、バスター、剣斬が現れクオリアを迎撃する

クオリア
「ノーザンベースの剣士‥‥‥‥」

剣斬
「賢人君!大丈夫か!?」

エスパーダ
「ああ‥‥なんとかな」

バスター
「なんだあいつは‥‥‥見たことねぇ聖剣を持ってやがる」

ジーン
「気を付けてください!!あの剣の攻撃に触れれば、死の苦痛が‥‥‥‥!!」

クオリア
「その通り!どれだけ集まっても無駄‥‥‥」


クオリア
「ぐっ!?」

突如クオリアは胸を抑えて苦しみ出す

クオリア
「な‥‥‥なんだ‥‥‥?何かが反応して‥‥‥」

【飛羽真‥‥‥!!】

【飛羽真‥‥!】

飛羽真
「‥‥‥‥‥」ピクッ

エスパーダ
「その声は‥‥‥!!」

クオリア
「う、うぐっ‥‥‥‥今日のところは引き上げです!!」

バスター
「逃がすかよ!」

ブレイズ
「ドグレさんは飛羽真くんを安全な所へ!」

ドグレ
「はい!」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.11 )
日時: 2021/07/03 11:06
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: LLmHEHg2)

ドグレ
「‥‥‥‥くっ、重い!」

ドグレ
「影剃!!」

ドグレは周囲の影を集め、斜面のように変えて滑るように移動する


飛羽真
「る‥‥‥ルナ‥‥‥‥!!」

飛羽真
「ルナ!!必ず助ける!!約束だ!!」

ドグレ
「うわっ!?」

飛羽真
「‥‥‥‥って、あれ?」

ドグレ
「‥‥‥‥気が付きましたか」

飛羽真
「俺は一体‥‥‥」

ドグレ
「倒れていたところを私が担いでいるところです、ロゴスまで後少しですよ」

飛羽真
「そうだったのか‥‥‥」


飛羽真
「今、ほんの少しだけど記憶が戻ったんです」

飛羽真
「俺は‥‥‥‥過去に賢人の他にもう1人大切な友達がいた、ルナって名前の‥‥‥大切な‥‥‥」

ドグレ
「その方はどこに?」

飛羽真
「分からない‥‥‥分からないけど、助けてくれって、苦しそうな声で俺を呼ぶのが聞こえたんだ」

飛羽真
「あいつに斬られた時に‥‥‥」

ドグレ
「‥‥‥‥実は私の方もちょっとだけ思い出したんですよ」

ドグレ
「私は弟と同じく守影術を使える、そして‥‥‥…」

ドグレ
「私はイグニスよりよっぽど優れているってことをね」

飛羽真
「兄に優る弟はいない、というやつですか?」

ドグレ
「そうかもしれませんね………ククク」

ーーーーーーーーーーーー


クオリア
「はぁ、はぁ、はぁ…………私になにか入れましたね!?」

???
「ええ、ちょうど良かったので………実は」

クオリア
「…………ほほう、そういう事でしたか」

クオリア
「なら少し黙らせないといけませんね………それよりどうです?私の世界の聖剣は」

???
「フフ………死を操る聖剣、だが人を殺めるのではなく人に死の痛みのみを与える剣………」

???
「素晴らしい!!私が最も好むものです!!」

クオリア
「貴方って本当にいい性格してますよね」

クオリア
「ああそうそう、神山飛羽真が忌々しいジーンと合流したんです、光の剣士とやらが魔王ヘリオールと会うのも時間の問題ですね」

???
「構いませんよ、前の周回からの危険因子はまとめて消しておきましたので」

クオリア
「危険因子?」

???
「4週目までは、彼らに散々邪魔されましたからねぇ………」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.12 )
日時: 2021/07/03 11:31
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: LLmHEHg2)

ソフィア
「………今の恐ろしい力は、まさか死の聖剣が…………」

メアト
「あっ、あんたがここの主?お邪魔してるわよ」

ソフィア
「貴方……!貴方はあの一族の………」

メアト
「あーはいはい、そういう奴よ、ちょっと色々留守にしてるけど今………」


ドグレ
「ただいま戻りました」

飛羽真
「ぐ………」

メアト
「あ、おかえり」

ソフィア
「守影術士!?どうしてここに!?」

ドグレ
「………なるほど、貴方がソフィア、という者ですか」

ドグレに続くように倫太郎達も帰還する

倫太郎
「戻りました」

尾上
「くそっ、あの鎌の奴を逃がしちまった………」

ジーン
「戻りました、メアト」

飛羽真
「みんな、大丈夫か!?」

倫太郎
「なんとか………あれ?大秦寺さんは?」

大秦寺
「ここだ………嫌な剣の感覚がしてゾクゾクしていた」ヒョコ

ソフィア
「私がいない間に何が……?」

ーーーーーーーーーーーー

「なんなんだよ、あの剣とお前に似たアイツは!」

ジーン
「クオリア………禁断の魔晶石から作られた私の罪そのものです」

ジーン
「それに…………暴霊剣祟利、もう暫く魔王城には居ましたがあんな恐ろしい剣があるなんて知りもしませんでした」

大秦寺
「あんな物が聖剣であるはずがない………」

ドグレ
「ひとまず、またあんな奴が来ないように影柱を張っておきます」

ドグレが魔術を唱えると、ノーザンベースの周囲に巨大な柱が生え、結界がベース内を覆い隠す

ジーン
「さて、クオリアをどう対処するか………」

賢人
「奴は圧倒的な力を秘めている」

ドグレ
「…………ふむ、ルナクリスタルさえあればどうにかなるのでしょうが」

ソフィア
「!!」

飛羽真
「る、ルナ………クリスタル?」

ジーン
「ルナクリスタル………白い魔晶石の事ですね、月光に照らされて美しく輝くことからそういった異名があるんです」

ジーン
「しかし、白色は10000に1つとも言われるほど珍しい魔晶石です………アルアディカを探し回っても見つかるかどうか………」

ドグレ
「ですよね……飛羽真くんがルナ、なんていうものでつい」

賢人
「…………ルナだって!?」


Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.13 )
日時: 2021/07/03 12:20
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: LLmHEHg2)

尾上
「もしかしてなんか思い出したのか?」

ドグレ
「ええ、お互いに少しだけ」

飛羽真
「ルナ……ワンダーワールド………カリバー………断片的にちょっとだけ………ん?」

飛羽真
「いや………なんだ?知らない記憶もある、見たことない……女性の剣士?近くに男もいる、それに……剣が喋って……?」

賢人
「落ち着け、飛羽真!」

飛羽真
「!」

賢人
「………….祟利に斬られたショックで頭が混乱してるんだ、ゆっくり思い出せばいい」

倫太郎
「無理する事はありませんよ」

飛羽真
「あ、ああ………」

大秦寺
(………喋る剣?女性の剣士?まさか…………飛羽真が知ってるはずが………)

ドグレ
「あ、それで………ソフィア様でしたか」


ドグレ
「私は諸事情でアルアディカに戻れないので、暫くここに滞在させてくれませんか?」

ジーン
「………無理に、とはいいませんが」

倫太郎
「僕からもお願いします、彼の守影術は頼りになります!」

飛羽真
「俺の事も助けてくれたんです!」

ソフィア
「………分かりました」

ソフィア
「ソードオブロゴスは、守影術士ドグレと契約します」

ドグレ
「ありがたき幸せ」

飛羽真
「ドグレさん!これからも宜しくお願いします!」

尾上
「お前もロゴスの一員と思って厳しくやるからな?」

ジーン
「ええっ!?私も含まれるんですか!?」

メアト
「冗談じゃないわ!」

ドグレ
「ありがとうございます、皆さんは本当に優しくて素晴らしいです、本当に」


ドグレ
「____本当に、ね。」


賢人
「………悪い飛羽真、ちょっと急用ができた」

飛羽真
「ああ、行ってらっしゃい」


ーーーーーーーーーーーー



たくっちスノー
「………よっ、賢人さん」


賢人
「………クオリア、想像以上の強さだった、過去の周回の面々を有に超えている」

たくっちスノー
「そりゃそうだ、俺の力に加えてあんな恐ろしい武器まで構えてるもんな………」

たくっちスノー
「が、俺らは諦める気はない」

たくっちスノー
「問題は例のドグレという人物だが………」

賢人
「何が相手でも俺は諦めない、飛羽真が諦めなかったように」

たくっちスノー
「……………向こうの世界は大丈夫かな?」

賢人
「ワンダーワールドは大丈夫だ、例の光の剣士もいるし…………」


ユーリ
「何してるんだ?」

たくっちスノー
「うおっ!?」

ユーリがいつの間にか背後にいた

賢人
「彼が例のマガイモノの王です」

ユーリ
「こいつが………俺の力も持っているというやつか」

たくっちスノー
「そうそう、例のやつ………さて、そっちはどう?」

ユーリ
「飛羽真は世界を繋ぐ少女の事をまた思い出してきたのは分かった、俺も時期にロゴスに向かう」

たくっちスノー
「エックスソードマンいる?」

ユーリ
「持っているなら欲しい」

たくっちスノー
「あいよ、また会った時にでも」

賢人
「………事の流れは俺が思ってるより早い、たくっちスノー、上條さんに会いたい」

たくっちスノー
「分かった、ユーリも来るか?」

ユーリ
「ああ、お前やお前の仲間のことも興味深いからな」

たくっちスノー
「よし、捕まれ!」





〜ドグレ黙示録編〜
EPISODE1
【おしまい】

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.14 )
日時: 2021/07/03 16:51
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

…………

飛羽真はノーザンベースの広間で原稿を仕上げていた

飛羽真
「…………っと」

ジーン
「何してるんですか?」

飛羽真
「仕事です、そういえば締切がもうすぐだったな〜って」

ドグレ
「ああ、そういえば小説家と言われていましたね」

ジーン
「完結したら私にも読ませてくれませんか?」

飛羽真
「もちろんいいですよ………あ、そうだ、守影術の事を教えてくれませんか?」

ドグレ
「ええ、私の覚えている限りだと………」

ドグレ
「結界を貼る影柱」スゥ

飛羽真
「おお!」

ドグレ
「敵の動きを止める影踏み」スッ

ドグレ
「擬態を作る影法師」スッ


ドグレ
「このように守影術はその名の通り守りに徹した、支援や術士の強化を得意とする力です」

ジーン
「へぇ………イグニスはそういうの教えてくれませんから参考になりますね」

ドグレ
「といっても、私はあの本からの受け売りのんですけど」

飛羽真
「え?」

……………

ジーン
「な…………な…………」

ジーン
「何故、人間の世界に守影術の本が!?」

ドグレ
「ソフィアさんも守影術士の事を存じて居ましたしあるいは………」

飛羽真
「………よし、出来た!届けに行こう」

ドグレ
「あ、私もついて行きますよ」

ドグレ
「この街のこと興味ありますし、私は貴方とも契約していますからね」

飛羽真
「それはどうも」

…………

ジーン
「ふむ………」

メアト
「で、あんたさっきから本ばっか読んで………」

ジーン
「そりゃそうですよ、アルアディカの歴史、エレメントの事、我々術士のこと………なんでもあります」

メアト
「書斎でいくらでも読めるでしょ」

ジーン
「人間の世界にそんなものがある、というのが問題です」


ガチャ

倫太郎
「おはようございます」

ジーン
「はい、おはようございます」

メアト
「こんな朝っぱらからよく活動できるわね………」

ジーン
「もう8時ですけどね」

倫太郎
「世界を守る剣士ですから」


「っはよー、賢人君はまだいないのか」

「おはよう!」

ジーン
「ん?ここ、子供もいたんですか」

倫太郎
「ああ、尾上さんの子供ですよ」

尾上
「おっ、なんだお前らもいたのか」

尾上
「これが俺の自慢の息子、そらだ!」

ジーン
「どうも、暫くここにお世話になっています、美しき彩喚士のジーンです」

メアト
「美しきは余計よ」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.15 )
日時: 2021/07/03 17:28
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

そら
「エレメントってどんなの?」

ジーン
「ふふふ、こんなものです、ほよほよ君召喚!!」ポン

そら
「凄い!」

倫太郎
「召喚術………!!」

ジーン
「ははは!何せ私は大陸1の彩喚士ですから!」

メアト
「あーはいはい」


と、話をしていると………


メアト
「………なんか寒くない?」

倫太郎
「ノーザンベースは南極にありますからね、吹雪でも入って来たんでしょうか?」

尾上
「いや、窓は締め切ってるはずだぞ」

大秦寺
「寒っ!!!寒いぞ!!!」バァン!!


「あっお前いたんだ……うわっマジ寒いわ!!!」

ジーン
「うぐっ!?し、しかもこの圧力………まさか………」

突如、全員が寒気を感じると………ブックゲートが突然開く

ヘリオール
「…………ソードオブロゴス、ノーザンベース………間違いないようだな」

ジーン
「あ………ああ………」



「誰だお前はっ!!」

ジーン
「なっ!!」

蓮は寒気に屈しず風双剣でヘリオールに切りかかるが…………

ユニ
「運命操作!」カッ!

ユニが高速で動き剣で蓮の双剣を受け止める

ユニ
「いきなり攻撃とは………剣士とは思えぬほどの荒々しさだ」


「なんだと!?」



ジーン
「ば………馬鹿者!!!このお方をどなたと心得える!!」

ジーン
「わ……我らの、アルアディカの魔王!!ヘリオール様であるぞ!?」

尾上
「何!?」

ーーーーーーーーーーーー

倫太郎達剣士はヘリオールに膝をつき、ジーンが冷や汗をかいてヘリオールに近づく

倫太郎
「この度は無礼をおかけしました」

ヘリオール
「構わない………私も声をかけておくべきだったな」

ジーン
「ま、魔王様………そんな急にくることもなかったではありませんか………」

ユニ
「こっちも問題が山積みなんですよ、暇な時間なんてろくにないもので」

倫太郎
「それは……人間と魔族の和平の件ですか?」

ユニ
「ええ、和平反対のゲリラを駆除する他に会議や書類など色々とね」

ユニ
「おっと、申し遅れました………僕の名はユニ、占術参謀のユニです」

ユニ
「この間の【逃走中】の件では迷惑をかけましたね」

倫太郎
「いえいえ」

尾上
「それでその魔王さんはどうしてここに?」

ヘリオール
「…………生と死の聖剣についてな」

ヘリオール
「イグニス、来るんだ」

イグニス
「……………」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.16 )
日時: 2021/07/03 20:53
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

イグニス
「………兄上はどこにいる?」

ジーン
「飛羽真くんと一緒に人間の街に行きましたよ」

イグニス
「分かった、後で追う………今はこれを」

イグニスは袋に包んだ聖剣を置く

ジーン
「こ、これは………暴霊剣祟利じゃないですか!?」

イグニス
「クオリアがレプリカを使ったと聞いている、丁度いい………これを受け取れ」

ヘリオール
「ユニ、あれも」

ユニ
「はい………そしてこれが生の剣、【幻影剣揺義ゲンエイケンユラギ】です」

倫太郎
「………こ、これがアルアディカ人に伝わる生と死の聖剣………」

ヘリオール
「私にはもう必要のないものだ、封印でもなんでも好きにして欲しい」

ヘリオール
「聖剣はソードオブロゴスに置いておくべきだ」


ユニ
「………それと、クオリアの事を我々にも教えてください」

倫太郎
「分かりました、実は………」

倫太郎はドグレや飛羽真のことを話す

イグニス
「兄上の記憶が戻りつつあるか………」

ユニ
「………ジーン貴方、皆にあの事を伝えてないのですか?」


ジーン
「いや………流石に答えられるわけないでしょう」


「なんだよ、あいつなんかあるのか?」

イグニス
「オレの方から話そう」


イグニス
「兄上………ドグレという男をどういう風に感じた?」

倫太郎
「かなり礼儀正しくて明るい方ですね、我積極的に手助けしてくれますし心強いです」

尾上
「色んな術を覚えてるしな」

イグニス
「………だろうな」

イグニス
「言ってしまうと奴の本性はそんなものではない」

イグニス
「あの男………ドグレは何をするにも中途半端で……他人を平然と利用し潰す」

イグニス
「一言で言えば卑怯者だ。」


倫太郎
「……………!!」


「マジかよ‥‥‥」

ジーン
「…………嘘では、ありません」

ジーン
「何せ、私も騙されましたからね‥‥‥あんな口調の彼に」


倫太郎
「‥‥一体、一体何をしたんですか!?彼は‥‥‥‥‥」

ユニ
「罪状を述べますと、ハイエレメントを利用した破壊行為や村の崩壊、それと我々魔王軍の襲撃など」

ジーン
「‥‥‥私の使い魔も狙われた」

そら
「ハイエレメントって何?」

ヘリオール
「我らの世界に存在する高位のエレメントだ………それぞれの村に1つ存在し、死ねばその村も滅びるほど重要な生物だ」

イグニス
「…………ドグレは中途半端な男だ、それでいてオレに執着している」

イグニス
「………今でこそ記憶は消えているが、もし戻りかけているならすぐ報告してくれ」


イグニス
「身内として、オレが責任を持って落とし前をつける」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.17 )
日時: 2021/07/03 22:47
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

………一方、飛羽真達は

ドグレ
「結構快適ですね、人間の世界は」

飛羽真
「そうかな?俺はアルアディカみたいなファンタジーって感じの世界に憧れるけど」

ドグレ
「お互い無い物ねだりは無くなりませんね」

飛羽真
「こればかりはどうにも」


飛羽真
「あ、せっかくなのでご飯どうです?」

ドグレ
「奢ってくれるなら」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ドグレ
「へぇ………パンの中に肉と野菜を、こんなもの初めて見ましたよ」

飛羽真
「ハンバーガーってそんなに珍しいかな………まあいいや」

ドグレ
「いただきます」グワッ!!

飛羽真
「!?」

ドグレは口が肥大化してハンバーガーの半分をまとめて食いちぎる

飛羽真
(び、びっくりした………人っぽくてもやっぱり魔族なんだな)

ドグレ
「………口広げすぎた」モグモグ

飛羽真
(いや違う見栄張っただけだ!!)



ドグレ
「オエッ!!?」ぺっ

と、噛んでる途中で凄まじい勢いでピクルスを吐き出す

飛羽真
「うおっ、すごい勢い!」

ドグレ
「なんだ!!?パンの中に何でこんなもんが!?」

飛羽真
「あー………ピクルス、苦手な人もいますからねー………」

ドグレ
「………全く、こんな物入れるなんてとんだ邪魔者ですね」

…………


飛羽真
「ただい………あれ?」

倫太郎
「…………」

ジーン
「…………」

ソフィア
「戻りましたか、セイバー……用事は済みましたか?」

飛羽真
「はい、えっとその…………どうかしたんですか?」

ソフィア
「分かりません、ヘリオールの一族が来たことは分かっているのですが皆答えてくれなくて………」

ジーン
「………ドグレ、その………記憶はどうですか?」

ドグレ
「え?ああ、全然ですよ………あっそうだ、お土産買ってきたんですよ」ゴソゴソ

メアト
「えっ、何そのパン!贅沢すぎるでしょ!」

ドグレ
「よかったらいかがです?」

メアト
「へー、あんたにしては気が利くじゃない」


ジーン
「…………あんな風に居られるのも、いつまでだろうか」

倫太郎
「僕は………まだ信じられないです、あんな人が………」


Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.18 )
日時: 2021/07/03 23:12
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

飛羽真
「他にも守影術教えてくださいよ〜、なんかこう、攻撃用のとかってあったりしません?」

ドグレ
「おやおや、私から主人公でも作る気ですか?」

ドグレ
「フフフ………飛羽真くん、もし守影術にも攻撃用の技があると言ったら?」

飛羽真
「めちゃくちゃ興味あります!」

ジーン
「っ!!!?」


ドグレ
「………ですが、今は使えませんね」

ジーン
「待ちなさいドグレ!!貴方まさか、影写を使う気ですか!?」

ドグレ
「おや、やはり知ってましたか」


「影写ってどんな技だ?」

ジーン
「相手の影を自分に写し、力に変える………まぁ、簡単に言うとその人と融合する技ですよ」

ドグレ
「その通りです、貴方達仮面ライダーが聖剣を抜いて鎧を着るような物と同じですよ」

ジーン
「ぐ………そういう言い方をされると………」

倫太郎
「貴方も変身できるんですか!」

ドグレ
「はい、依代になるような物がないととても役に立ちませんが」

ジーン
「………………!」

メアト
「………あのさドグレ」







メアト
【あんたって本当に記憶喪失なの?】


ドグレ
「……………」

ドグレ
「何故?」

メアト
「………いや、なんとなくよ」

ソフィア
「…………影写。」


ソフィア
(まさか、そんなことが………)



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

イグニス
「……………」

ユニ
「イグニス」

イグニス
「………ユニか」

ユニ
「気になるんですか?自分の兄が」

イグニス
「ああ……」

ユニ
「まぁ無理もありませんね、こんな状態では………」

イグニス
「………魔王様は?」

ユニ
「あれからずっと書斎です、飛羽真という方から聞いた『ルナ』という人間がどうにも引っかかってるそうで」

イグニス
「ルナ………ルナか、確かオレも家でそんな名前を聞いたことがあるな……」

ユニ
「それって、全知全能の書の事ではありませんか?」

イグニス
「全知全能……それだ、そこにルナという名前があった」

ーーーーーーーーーーーー

ヘリオール
「…………あった、『ワンダーワールド伝説』」

…………

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.19 )
日時: 2021/07/03 23:48
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

昔昔、

まだ【メイドウィン】が知られていなかった頃。

世界をより良くする為……全知全能という領域に触れようとした旅人がいた

名はピクトール。

ピクトールは全知全能の源を探し、海を、山を、吹雪を、砂漠を超えた。

道中には詩人ストリウス、学者レジエル、戦士ズオス、剣士ユーリ、そして人間達の中で最も賢いスザクと、魔族の中で最も優れたヘリオールという男達と仲間になり、共に歩みました

彼らは冒険を続け、遂に全知全能の力を手に入れたのです。

彼らの前に謎の美女が現れ、彼らに力を与えます

全知全能の力は本に変わり、本を開くと世界が構築されていきました

この本がメイドウィンその物なのです。

本が作った壮大な世界にピクトール達は感動しました
これによりワンダーワールドが生まれ、全知全能の書の力によって人々は豊かになっていく………


しかしストリウス、ズオス、レジエルは全知全能の力に心を奪われ、全知全能の書のページをバラバラにして1部を体に取り込んだのです

彼らはメイドウィンの力の成底内、【メギド】へと進化したのです

暴れるメギド達にユーリとヘリオールは剣を振るい立ち向かうが、メギドの力には及ばず、ヘリオールは別世界へと送り込まれてしまいました。

世界の危機にピクトールは全知全能の書の力を使い、類似的なワンダーワールドのメイドウィンとなることでメギド3人を封印することに成功しました。


かくして、生き残ったピクトールはそのままワンダーワールドに残って人間界との両立を目指し

スザクは次元の彼方からヘリオールを発見し、お互いの世界で情報を取り合いそれぞれの世界を収めていくことになりました。


スザクは全知全能の書とその切れ端であるワンダーライドブックを守護する組織『ソードオブロゴス』を設立、スザクはマスターロゴスと名乗り、ユーリを引き入れ様々な剣士が誕生しました。

ヘリオールは魔晶石とエレメントを作り出し魔族の世界【アルアディカ】を作り上げ、『魔王ヘリオール一族』として君臨するようになったのでした………




しかし、今でも彼らに力を与えた『世界を繋げる力を持つ美女』は消えたままとされている…………

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ヘリオール
「………世界を繋げる女、か。」




ユーリ
「ん?なんだこれは、話がグチャグチャじゃないか」

ユーリ
「俺たちの過去はこんなものではなかったはずだ」

ヘリオール
「っ!?」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.20 )
日時: 2021/07/04 08:55
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ヘリオール
「光の剣士………居たのか」

ユーリ
「ああ、この世界のことを色々と調べていた」

ユーリ
「俺とピクトール達の旅の中にヘリオールという男はいなかったはずだからな」

ヘリオール
「…………私も些かおかしいとは思っている、先祖が人間と共に旅をしていたなど」

ユーリ
「実は、おかしい点がひとつある」

ユーリ
「その物語の通りメギドはストリウス、レジエル、ズオスが作り出している」

ユーリ
「だが、今現在未だに奴らの気配を感じ取れていない」

ヘリオール
「組織を裏切った闇の剣士とやらは?」

ユーリ
「カリバーに関しては問題ない」


ヘリオール
「………ではメギドは一体どこから?」

ユーリ
「俺とピクトールもそれを調べているところだ、世界を繋げる少女についてもな」

ユーリ
「お前こそマスターロゴスと情報を共有しているのか?」

ヘリオール
「まだやっていない、親は教えてくれる前に亡くなってしまったからな」

ユーリ
「そうか、まぁ……無駄かもしれないがな」

ヘリオール
「どういうことだ?」

ユーリ
「かつてお前の先祖が生と死の聖剣を作って戦争を行っていたように、ソードオブロゴスも過ちを犯しているということだ」

ヘリオール
「ソードオブロゴスの過ち………か。」


ユーリ
「ああそうそう、俺からも個人的に気になることが」


ユーリ
「ソードオブロゴスは拠点がふたつあることを知っているか?」

ヘリオール
「ああ……ノーザンベースとサウザンベース、だったか?」

ユーリ
「そう、サウザンベースの中に見慣れない名前が彫られていたんだ」

ユーリ
「【レベータ】という名に覚えはあるか?」

ヘリオール
「な……何!?レベータだと!?」

ユーリ
「………なるほど」




たくっちスノー
「お二人さん、後は俺の方から」スッ

2人の中にたくっちスノーが割り込んでくる

ヘリオール
「お前はクロノス・カンパニーの………」

たくっちスノー
「ああ、俺だけじゃないよ」


賢人
「久しぶり……になりますね、光の剣士」

ヘリオール
「雷の剣士………」

賢人
「貴方とは初めまして、魔王ヘリオール。」



Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.21 )
日時: 2021/07/04 09:29
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノー
「………はっきり言っちまうと、このままじゃ時空まとめてやばい事になりそうだ」

ヘリオール
「そこまでか」

たくっちスノー
「ええ、元の時点で二つの世界が滅びかけた程ですのでね」

賢人
「俺はまた同じことを繰り返すわけにはいかない………」

たくっちスノー
「俺はバッドエンドをぶっ壊すのが役目だからな」

たくっちスノー
「飛羽真ならそれができる、出来た」

たくっちスノー
「新訳プリミティブドラゴン………あれを作ったのは飛羽真自身、それっぽく4週目に呼び出したものだ」

たくっちスノー
「飛羽真なら俺が直接会わなくても運命を変えられる…………」


たくっちスノー
「___と、思ってた」

ユーリ
「そんなに強いのか、死の剣士は」

賢人
「たくっちスノーの力、死の剣士の力、そして………魔晶石の力」

賢人
「クオリア………あれだけの力を持ったやつがいるなんて」

賢人
「ヘリオール様、さっき聞こえたレベータという男は……」

ヘリオール
「レベータは関係ないはずだ」


ヘリオール
「奴は………死んだ。」

たくっちスノー
「ならいいけどよ………」


ヘリオール
「………だが、こちらには問題が山積みで時間が少ない」

ヘリオール
「またジーン達に任せるしかない………」

ヘリオール
「彼らは信用出来る」

ユーリ
「そうか」


………!!

たくっちスノー
「っ!?」

賢人
「来たのか?」

たくっちスノー
「ああ………でっけぇメギドと………クオリアだ!!」

ヘリオール
「イグニス!」

イグニス
「はっ」

ヘリオール
「これを持って人間界へ!」

イグニス
「かしこまりました」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ソフィア
「メギドと………恐ろしい剣の反応です!」

ジーン
「クオリアか!」

尾上
「よし、今度こそアイツをぶちのめしてやる!」

飛羽真
「今度こそ倒す!」

倫太郎
「蓮はサウザンベースにも連絡を!」


「はぁ!?なんで俺なんだよ!?」

ドグレ
「私も行きます」

ジーン
「私だって!」


メアト
「じゃーあたしは昼寝………」

イグニス
「ジーン、メアト!」スッ

メアト
「イグニス!?」

イグニス
「……………メアト、来い」スッ

メアト
「えー!?」


ドグレ
「……………」チッ






Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.22 )
日時: 2021/07/04 10:51
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: AtgNBmF5)

ミノタウロスメギド
「うおおおおおおお!!!」

一方、街ではミノタウロスの形をしたメギドが巨大迷路を作り出し、エレメントで人を襲わせていた

クオリア
「流石、迷宮の怪物ミノタウロス………なんて凄まじい力!」

クオリア
「後はジーン達が迷い込むのを待てば…………」


尾上
「オラァ!!」

と、そこに剣で迷路の壁を破壊して尾上が現れ、飛羽真達も現れた

クオリア
「土の剣士………と、その他大勢」

クオリア
「貴方も死の痛みを味わいに来たのですか?」

尾上
「んなもん、何年も前から慣れるほど味わったさ!」

クオリア
「ふふふ、その威勢がいつまで持つか」

【ブラックナイトメア!】

【玄武神話!】

クオリア
「彩喚」

尾上
「変身!!」

飛羽真
「俺達も!!変身!」

【新訳プリミティブドラゴン!】

倫太郎
「変身!」

【ライオン戦記!】

イグニス
「メアト、アレをやるぞ!!」

メアト
「げっ、まさか………」

イグニス
「チェンジ無限大!!」

【ぐるぐる〜!!】

【キング、メアト!!】

イグニス
「シュート!」

【ムゲンダーーーイ!!】

ジーン
「やりますよ!」

メアト
「なんであたしがーー!!」




【夢幻大魔王!!キングメアト!!】


仮面ライダーとメアト達は、それぞれ各々の姿に変身した。

クオリア
「な………な、なな、な!?」

クオリア
「貴方達いつから合体なんて出来るようになったんですか!?」

キングメアト
「うるさい!こっちも色々あったのよ!」

バスター
「へー、お前もなかなかやるな」

メアト
「くっ………今は働きたくないモードだから、速攻で片付けるわよ!!」

バスター
「倫太郎達はメギドを頼む!」

ブレイズ
「はい!」

ミノタウロスメギド
「おりゃァァァ!!!」


クオリア
「手数で大剣がカマに勝てるとでも!?」

バスター
「戦ってきた年季で勝つ!!」

スドォォォン!!

クオリア
「くっ、ここまで来ると厄介な………」

ーーーーーーーーーーーー

ソフィア
「2つの剣の解析はまだかかりますか?」

大秦寺
「もう少し………人間が作ったものでは無いのでどうしても時間が………」

大秦寺
「………これは」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.23 )
日時: 2021/07/04 11:14
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: AtgNBmF5)

クオリア
「死の痛みを………味わいなさい!!」ズバッ!!

バスター
「ぐあっ!!」ガクッ

ブレイズ
「あっ、尾上さん!!」



クオリア
「ハハッ!もっと苦しめ!!」

ドグレ
「影柱!!」

ガンッ!!

クオリア
「ちいっ!」

ドグレ
「大丈夫ですか!」

バスター
「ああ!このくらいなんてことねぇ!」


キングメアト
「いくわよクオリア!!多重夢幻!!」

キングメアト
「エンドレスパンチ!!」

メアトは次元層に手を突っ込み、クオリアの周囲の空間が割れて大量の拳が飛んでくる!!

クオリア
「ぐっ!!メアトのくせに………小癪な!!」

キングメアト
「あんたにはあたしの使い魔ちゃんを消した恨みがあるのよ!!あの時の思い………まとめてぶつけてやるわ!!」


キングメアト
「イグニス、協力して!」

イグニス
『よし!』

【ぐるぐる〜!イ・グ・ニ・ス!】

キングメアト
「シュート!」

【shoot YELL ur magic!!』 『MOON mode】

ムーンメアト
「絶対守衛の月光の力!ムーンメアト!!」


ムーンメアト
「あたしが足を止めるから、一撃で片付けて!!」

バスター
「よし!!」

【必殺読破!!】


ムーンメアト
「結界!月光柱!!」


クオリア
「なっ!?こんなもの簡単に破壊して……」

カキーン!

クオリア
「硬っ!?影柱と違うのか!?」

バスター
「うおおおおおおお!!」


クオリア
「しまっ………!?」


バスター
「玄武爆砕!!!ハァーーッ!!」



クオリア
「ば、馬鹿な!!この私が人間なんかに!!!」


クオリア
「ぎゃあああああああああああああああっ!!!!」ガッシャァァン

バスターはライダーキックでクオリアを粉砕する



バスター
「ふう………」

クオリア
「なーんちゃって」

バスター
「なっ!?」

【必殺読破!!】

クオリア
「恨見返し!!」

クオリアは即座に再生し、バスターを切り下ろす

バスター
「がああああああっ!!」

ブレイズ
「尾上さん!!」

ムーンメアト
「………っ!?」



Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.24 )
日時: 2021/07/04 20:21
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

尾上
「ぐっ……くっ、何があった!?ぶっ倒したはずだろ!?」

クオリア
「ええ、破壊されました」

クオリア
「ですがね、祟利というのは相手に死を味合わせるだけではなく………」

クオリア
「私に降りかかるはずだった死を吸収し相手に跳ね返すことも出来るんですよ」

クオリア
「ははは!私が人間に負けるなんてあるわけないじゃないですか!」

クオリア
「後はそのミノタウロスメギドに倒されてなさい!」

セイバー
「くっ………」


ドグレ
「…………尾上さん、もう一度変身は出来ますか?」

尾上
「何か考えがあるんだな!?」

ドグレ
「ええ、あれならきっと………」

ムーンメアト
「………それって!」

イグニス
【兄上!!貴様まさか影写を………!!】

尾上
「信じていいんだな!?」

ドグレ
「今はこれしかありません!」

尾上
「変身!!」

【玄武神話!】

ドグレ
「今だ!!影写っ!!」

仮面ライダーバスターの影をドグレが掴み、体に巻き込んで………
バスターは消え、ドグレの全身にはバスターのような鎧が付け足される

ブレイズ
「ドグレさんが……バスターのように!!」

セイバー
「あれが………影写!!」


クオリア
「影写……なるほど、聞いたことはあります」


クオリア
「ですが、そんなものが何になる!?」

クオリア
「守影術士はイグニスを見て散々研究している!!」

ドグレ
「………ククク」


ドグレ
「オレは………アイツとは違う」

ドグレ
「貫け!!激怒影柱!!」


クオリア
「結界は私には通用しな………」


ザクッ!!

クオリア
「ぐっ!?」

クオリアを赤黒い柱が貫いていく

ドグレ
「攻撃を跳ね返すなら、オレが近付かなければいい!そのまま殺してやるよ!!」

セイバー
「…………ど、ドグレさん?」


【必殺読破!!】

ドグレ
「デスガイア・バースト!!」

ドグレは土豪剣を地面に突き刺し、周囲一帯にひび割れを………


ブレイズ
「待ってください!!それでは僕達も…………」



ズドォォォォン!!!


クオリア
「ぐわあああ!!!」

セイバー
「ぐわああああ!!」

ブレイズ
「ぐわっ!!」

ミノタウロスメギド
「グオオオオオオオ!!」ドカーン

ムーンメアト
「ぎゃあああああああああ!!!」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.25 )
日時: 2021/07/04 21:14
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

地面が割れた先には、ボロボロになった飛羽真と倫太郎、ジーン達が…………

飛羽真
「ぐ……あああ………どうして………」

ジーン
「ぐっ………理解、しましたか?これが………彼の………」

クオリア
「ぜー、ぜー、中々やりますね、守影術士のくせに………」


ドグレ
「ククク………さぁ!!これで終わらせてやる!!」


【飛羽真…………!!】

【やめて!!】

ドグレ
「!?」

イグニス
「!!」

飛羽真
「あっ………」

ポンッ!!

尾上
「くぅ………」

ドグレ
「しまった!今ので影写が………」

クオリア
「ククク………よくも、よくもここまでコケにして!!」

クオリア
「死ねっ!!」

飛羽真
「まずい!!」


【飛羽真ーーーーーっ!!!】



たくっちスノー
「光あれ!!」

クオリア
「ぐわっ!!」

その時、たくっちスノーが最光を構えてクオリアに斬り掛かる!!

更にそこから………


セイバー
「はァっ!!」

飛羽真とは別のセイバーが一撃を加え…………


【必殺読破!】

エスパーダ
「バッドエンドブレイカー!!」

クオリア
「ぐわああっ!!」


クオリア
「く………お前は、まさか………」

クオリア
「………!」

クオリア
「………ここは引き上げます!」

クオリア
「お前たちがどんなに足掻こうと、世界が破滅することに変わりませんからねぇ」

そう言ってクオリアは時空の渦に乗って消えていく………


エスパーダ
「大丈夫か?」

飛羽真
「あ、ああ………助かったよ賢人、たくっちスノー………」

たくっちスノー
「よっ!ヤバそうなんでちょっと来たわけよ、この光の剣と一緒にな」

ジーン
「味方のせいでボロボロなんですがね………それより」


セイバー
「………………」

飛羽真
「炎の聖剣がもう1つ?」

倫太郎
「ま、まさか!!基本的に聖剣は1つ!同じ聖剣が2つ存在するなんて有り得ませんよ!!」

セイバー
「…………その、まさかだ」

セイバーは聖剣を引き抜く、すると………

倫太郎
「………あ、ああっ!!」

飛羽真
「!!」

「………顔を見せるのは久しぶりか、ソードオブロゴス」

尾上
「上條さんじゃねぇか!!」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.26 )
日時: 2021/07/04 21:40
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

倫太郎
「上條さん!どこ行ってたんですか!?」

尾上
「みんな心配したんだぞ!?」

上條
「すまない……あれから時空に漂流してな、彼に助けて貰ったんだ」

たくっちスノー
「へへっ!」

飛羽真
「貴方は…………」

倫太郎
「上條大地さん、飛羽真くんの前にセイバーとなっていた剣士です!」

上條
「………覚えてないか?神山飛羽真」

飛羽真
「えーと………あっ!!」

ーーーーーーーーーーーー
〜数年前〜

カリバー
「ハハハハハハ!!」

飛羽真
「っ!!」

上條
「………少年!!諦めるな!」

上條
「覚悟の先に、希望はある!!」

ーーーーーーーーーーーー

たくっちスノー
「時空歴云年黒影時代、ワンダーワールドという世界とこの世界が繋がりかける時空案件が発生」

たくっちスノー
「仮面ライダーカリバーの愚行に1人立ち向かったのが、上條大地!聖剣の力で時空間を再構築したんだ!」

飛羽真
「思い出した!子供の頃俺はそれで危ないところを………貴方が助けてくれた!」

飛羽真
「それで…………はっ!!」


飛羽真
「ルナが!!」

エスパーダ
「………思い出したのか」

イグニス
「ルナだと?一体何が………」

上條
「ここでは何だ、ノーザンベースに戻ろう」

飛羽真
「はい」

ーーーーーーーーーーーー

ガチャッ………

ソフィア
「…………セイバー!?」

大秦寺
「上條!!」


「アンタ前セイバーだったやつ!生きてたのか!?」

上條
「ソフィア様……心配かけてすみません、上條大地、時空より帰還しました」

イグニス
「改めて神山飛羽真、ルナという人物について聞かせてくれ」

飛羽真
「………何故貴方がそこまで?」

イグニス
「オレにも分からない………ただ、オレはルナという名前をよく聞いていた覚えがしてな………」

イグニス
「ルナクリスタル……とは無関係のはずだが」

飛羽真
「ルナは………賢人と同じ、俺と幼なじみだった子なんだ」

飛羽真
「俺のお話を面白いって聞いてくれる、明るい子だった………だが」


ーーーーーーーーーーーー

ルナ
「いやあああーーーっ!!」

飛羽真
「ルナ!!必ず助ける!!約束だ!!」

ルナ
「飛羽真ーーーーーっ!!」


ーーーーーーーーーーーー

飛羽真
「ルナはそれから…………ワンダーワールドの中へと消えてしまったんです」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.27 )
日時: 2021/07/04 21:56
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

…………

飛羽真
「その時の記憶を頼りに、俺はあの小説を………」

ドグレ
「そんな事が………でも、記憶が戻ってよかったじゃないですか」

飛羽真
「ああ……ただ、ルナの行方が不安なんです」

大秦寺
「不安、というのは?」

飛羽真
「その………さっきも、この間も………クオリアが攻撃されそうになった瞬間ルナの声が聞こえたんです」

イグニス
「お前も聞こえたのか」

ドグレ
「………幻聴かと思ってたよ」

ジーン
「飛羽真くんはともかくイグニス達にまで?どうしてそんなことが?」

賢人
「……………」

上條
「これからお前はどうする?」

たくっちスノー
「時空に出て、ルナを探しに行くっていうのもアリだぜ」

飛羽真
「……………今は、メギドの件をなんとかしないと」

飛羽真
「………他にまた変な記憶が浮かび上がってきたんです」

飛羽真
「三体の強力なメギド、世界の崩壊、俺によく似た怪物、知ってるような人の死………」

倫太郎
「………不吉な記憶ばかりですね」

賢人
「それは………思い過ごしさ、気にする事はない」

飛羽真
「ありがとう、優しいな賢人は」

たくっちスノー
「そういえば………そのカリバーって結局誰なんだろうな?」

大秦寺
「ああ、暗黒剣月闇も未だ発見されていない」

ドグレ
「暗黒剣月闇、それは………強そうですね」


「使おうなんて馬鹿みたいな考えよせよ」

ドグレ
「まさか」


尾上
「まぁとにかく!今は上條さんの帰還を祝って飯だ!」

たくっちスノー
「おっ、いいなぁ!」

飛羽真
「いっぱい食べよう!」

倫太郎
「僕は甘いものが食べたいです」

ワイワイ


ドグレ
「………………ククッ」

ドグレ
「飛羽真くん?」

飛羽真
「ん?どうかしました?」

ドグレ
「私に約束してくれませんか?」





ドグレ
「…………私が追い詰められたら手を貸してください」

飛羽真
「………分かった」

飛羽真
「俺は絶対、約束を守ります」



ドグレ
「ありがとうございます…………」





ドグレ
【その時は、よろしくお願いします】ニマァ

ーーーーーーーーーーーー

上條
「守影術士のドグレ…………だったか」

賢人
「奴も些か怪しい所はありますが、今は………」

上條
「ああ………」

上條
「破滅の時は近い………だが、過去とは同じ道を辿っていることは確かだ」

賢人
「今度こそ俺は………結末を変えます」


上條
「…………あの男は?」

賢人
「また、この件が終わった時に」

【ドグレ黙示録編】
『EPISODE2』
END

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.28 )
日時: 2021/07/29 08:10
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

‥‥‥‥ある日のこと

飛羽真
「おはようございます」

倫太郎
「飛羽真君!大変です!一大事ですよ!!」

飛羽真
「えっ‥‥‥まさかメギドでも!?」

倫太郎
「あ、いえ‥‥‥そういうことではありませんがかなり一大事です!」

倫太郎
「たった今マスターの使者が来たんです!」

倫太郎
「至急、この通行証を持ってノーザンベースに向かってください!マスター直々の命令だそうです!」

飛羽真
「え‥‥‥マスターってつまり、ソードオブロゴスで一番偉い人ってこと!?」

倫太郎
「そういう事です!」

飛羽真
「こりゃとんでもないことになった‥‥‥‥」

‥‥‥‥‥‥

数分後

尾上
「へー、マスターロゴス直々に小説家に会いたいと来たか」

大秦寺
「くれぐれも無礼のないようにな」

飛羽真
「まさかこんな事になるなんて」

ドグレ
「‥‥‥‥で、なぜ私までそれに付き合わないといけないのですか」

飛羽真
「そりゃ、アルアディカから来ている訳ですから」

ドグレ
「それはそうですが」

飛羽真
「では行ってきます」

‥‥‥‥


「あれ、今日あいつ来てないのか?」

尾上
「おータイミング悪かったな、ちょうど今小説家はサウザンベースに向かったところだ」


「サウザンベースに?どんな用事であんな所行くわけ?」

倫太郎
「マスターロゴスから直々に招待されたようです」


「あーそっか、上條のおっさん帰ってきたしクビにでもなるのか?」

大秦寺
「‥‥‥‥そういえば蓮、お前は元々サウザンベースの剣士だったな」


「ああ‥‥‥元々謹慎でここに送られんだ」

大秦寺
「謹慎?お前一体何をした?」


「別になんでもいいだろ」

‥‥‥‥

ヘリオール
「ジーン、お前を呼んだのは他でもない‥‥‥命令を下す」

ジーン
「はい、何なりと‥‥‥」

ヘリオール
「お前にはソードオブロゴスのもう1つの聖地『サウザンベース』に向かってもらう」

ヘリオール
「そこにはロゴスの長であるマスターロゴスが居る」

ジーン
「マスターロゴス‥‥‥その人物が何か?」

ヘリオール
「‥‥‥‥‥我が一族とロゴスの一族は代々、意思疎通が可能とされていたが‥‥‥向こうから連絡が取れなくてな」

ヘリオール
「何かあったか調べてくれ」

ジーン
「お任せ下さい」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.29 )
日時: 2021/07/30 07:50
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

神山飛羽真達がサウザンベースに行ってしばらくした頃

賢人
「おはよう」

倫太郎
「おはようございます賢人」

たくっちスノー
「よー!上條さんいる?」


上條
「私はここだ、たくっちスノー」

賢人
「上條さん!」


「あんたってこの間の?なんで来てるわけ」

たくっちスノー
「上條さんから来てくれと頼まれたからだよ」

上條
「それで‥‥‥‥連れてきてくれたか?」

たくっちスノー
「ああ、この通りだ」

賢人
「入ってください」

と、そこに現れたのは‥‥‥白い装飾に身を包んだ剣士‥‥‥‥

大秦寺
「うおっ!!すごい力を感じる‥‥その聖剣から!!」

倫太郎
「彼は?」

ユーリ
「俺の名はユーリ、世界を守る為に再びこの世界に降り立った」

たくっちスノー
「ユーリはカリバーの闇の聖剣と対になる光の聖剣の剣士なんだ」

倫太郎
「光の聖剣って‥‥‥あの伝説の【光剛剣最光】ですか!?本でしか見たことがない‥‥‥‥」

ユーリ
「上條大地、飛羽真の前の炎の剣士と対面するのは初めてだな」

上條
「そうだな‥‥‥光の剣士」

尾上
「それで、光の剣士様とやらが俺たちに何か用か?」

ユーリ
「ノーザンベースの使者と‥‥‥‥あと飛羽真も呼んできてくれ」


「あいつはいないよ、サウザンベースに行ったから」

ユーリ
「サウザンベースに?」


「ああ、マスターロゴスに呼ばれたんだってさ、用件は知らないけど」

ユーリ
「マスターロゴスに!?ひと足遅かったか‥‥‥‥俺もサウザンベースへ向かう!」

ユーリ
「光あれ!」

ユーリは剣を光らせて姿を消す


たくっちスノー
「‥‥‥‥‥ちっ、ちょっと遅かったか」

倫太郎
「あの、これは一体‥‥‥‥」

たくっちスノー
「ユーリの代わりに俺が説明する、実は‥‥‥‥」


ーーーーーーーーーーーーーー
一方、飛羽真達は‥‥‥‥

飛羽真
「ここがサウザンベース‥‥‥‥ノーザンベースとは全然違うな」

ドグレ
「ええ、向こうに比べるとやけに剣士も多いみたいですし」

「神山飛羽真さんですね?」

飛羽真
「!」

使い
「マスターロゴスの元へ案内します」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.30 )
日時: 2021/07/31 07:46
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

飛羽真
「あの‥‥‥どうして俺はサウザンベースに呼ばれたのですか?」

使い
「今後の貴方の対処について、マスターロゴス自ら判断を下すそうです」

飛羽真
「マスター自ら‥‥‥‥なんだか不安になってきた」

使い
「ご心配なく、肩の荷を下ろして‥‥‥」


そして、マスターロゴスの部屋へ

使い
「この中へどうぞ」

飛羽真
「‥‥‥‥‥失礼します!」

‥‥‥‥‥‥‥‥

謁見の間‥‥‥‥巨大な玉座が目の前に見える、間違いなくマスターロゴスが居る聖地。
飛羽真は1歩1歩、足を踏み出し‥‥‥


飛羽真
「‥‥‥あれ?」

そこにはマスターロゴスの姿はなく‥‥‥‥


ドグレ
「‥‥‥我々を呼んでおいて留守ですか?」

使い
「いえ‥‥‥‥そんなことはありませんよ」


飛羽真
「え?」

使いが指を鳴らすと、あっという間に見た目が変わっていき‥‥‥‥

飛羽真
「あっ!!」


「‥‥‥‥改めて、私がソードオブロゴスを統べる存在‥‥‥‥‥皆は私をマスターロゴスと呼びます」

マスターロゴス
「以後、お見知り置きを」

‥‥‥‥

飛羽真
「あ、貴方がマスターロゴス!?」

ドグレ
「何も変装しなくても良かったじゃありませんか‥‥‥‥」

マスターロゴス
「ちょっとした冗談ですよ‥‥‥さて、神山飛羽真さん」

飛羽真
「はい」

マスターロゴス
「炎の剣士、上條大地の帰還まで炎の聖剣を貴方に託していました」

飛羽真
「‥‥‥‥やっぱり俺は剣士ではなくなるのですか?」

マスターロゴス
「貴方はどうしたいですか?」

マスターロゴス
「このソードオブロゴスの人間、それも聖剣に選ばれた人間の道は茨のように過酷な人生が待っていますよ」

マスターロゴス
「貴方はここで生まれ、選ばれ、育ってきた者たちとは違います、それでも剣士になりますか?」

飛羽真
「‥‥‥‥‥‥‥‥」


飛羽真
「はい、なります」

飛羽真
「たとえどんなに過酷な運命が待っていようと抗います」

飛羽真
「俺には‥‥‥果たさないといけない約束がありますから」

マスターロゴス
「よろしい」

マスターロゴス
「貴方には炎とは別の聖剣を用意するとしましょう」

飛羽真
「ありがとうございます!」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.31 )
日時: 2021/07/31 12:00
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ドグレ
「あの、すみません私からもいいですか?」

マスターロゴス
「何です?」

ドグレ
「貴方の玉座の横にかかってるあの2つの‥‥あれも聖剣なんですか?」

マスターロゴス
「ああ、これは代々ロゴスを守護する一族のみ持つことを許された特別な聖剣です」

ドグレ
「なるほど‥‥‥‥それは強そうだ」

マスターロゴス
「貴方、ヘリオールの世界の魔族‥‥‥それも守影術士ですね?」

ドグレ
「はい、今はノーザンベースの守護を任されています」

マスターロゴス
「‥‥‥‥‥それはそれは」

マスターロゴス
「どうですお二人方、サウザンベースを見学なさっては」

飛羽真
「ありがとうございます」

ドグレ
「行きましょう飛羽真さん」

‥‥‥‥‥‥


たくっちスノー
「実は組織には裏切り者がいるんだ」

倫太郎
「なっ‥‥‥!?」

尾上
「んだとぉ!?」

たくっちスノー
「ってのをユーリに言ってもらいたかったんだが」

大秦寺
「裏切り者‥‥‥だと!?」

たくっちスノー
「組織と裏切り、メギドと繋がってる‥‥‥と言えばいいかな?」

倫太郎
「そんな‥‥‥有り得ません!!」

倫太郎
「組織は‥‥‥ソードオブロゴスは僕を家族のように育ててくれた人達なんです!!彼らが裏切るなんてことは‥‥‥‥‥」



上條
「‥‥‥‥‥残念だが、たくっちスノーの言うことは正しい」

倫太郎
「上條さん‥‥‥‥!!」

賢人
「‥‥‥‥‥‥‥ああ、裏切り者がいる、それは本当なんだ」

倫太郎
「賢人まで‥‥‥‥‥」

賢人
「だが心配しなくてもいい、裏切り者はノーザンベースにはいない」

尾上
「ノーザン‥‥‥ってことは、そいつはサウザンベースに所属してるのか?」

上條
「そうだ、俺と賢人はそれを密かに調べていたんだ」


「で、誰なんだよその裏切り者っていうのは」

賢人
「‥‥‥‥‥そういえば飛羽真はどうしてサウザンベースに?」


「マスターロゴスに呼ばれたんだってよ」

賢人
「何!?」

‥‥‥‥‥‥‥


倫太郎
「謀られた!!?」

尾上
「この流れから見たらどう見ても罠じゃねぇか!!」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.32 )
日時: 2021/08/01 09:34
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

……


たくっちスノー
「はあ!?マスターロゴスに呼ばれたってどういうことだよ!?」


倫太郎
「言葉の通りです!」

大秦寺
「私はソフィア様に伝えてくる!」

尾上
「マスターロゴスが心配だ、小説家を探すぞ!!」

たくっちスノー
「何言ってやがる!!」


たくっちスノー
「この際言うが、1番怪しいのはそのマスターロゴスなんだよ!!」

たくっちスノー
「だからユーリもすぐ様サウザンベースに向かったんだ!!」


倫太郎
「‥‥‥‥‥!!」

ダッダッダッ!!

尾上
「おい、倫太郎!!」
ーーーーーーーーーーーーーー

【ブックゲート!】

〜サウザンベース〜


倫太郎がサウザンベースの扉を開くと、ちょうど飛羽真と出会う

倫太郎
「飛羽真君!良かった、無事でしたか!」

飛羽真
「倫太郎!大変なことになった!」

倫太郎
「一体何が起きたんですか!?」

‥‥‥‥‥‥

数分前

飛羽真
「サウザンベースの本‥‥‥ここにあるのも見たことない物ばかりだ」

飛羽真
「俺ももっと勉強して、ここの剣士たちに負けないくらい強くならないとな‥‥‥‥」

ドグレ
「貴方、約束があるからってここまで‥‥‥‥」

飛羽真
「ルナは俺の約束を何年も待ち続けている」

飛羽真
「絶対に助ける‥‥‥そして、メギドも倒す」

ドグレ
「‥‥‥‥‥よくやりますよ」


ドグレ
「‥‥‥‥‥‥ん?」


ドグレは飛羽真とは別のところに力を感じ‥‥‥‥

ドグレ
「‥‥‥‥‥」

ドグレ
(力‥‥‥‥あそこに力を感じる‥‥‥!!)


‥‥‥‥‥


飛羽真
「この本、プレミア級の価値があるやつだ!慎重に慎重に‥‥‥汚さないように‥‥‥」

飛羽真
「あ、この本!剣士の基礎が記されてる‥‥‥‥なるほど、なるほど‥‥‥‥」


「罪人だー!!」

「捕まえろー!!」

飛羽真
「ん‥‥‥罪人?」

振り返ると、剣士達が大慌てでかけ出す様子が見えた
飛羽真も本をしまい、それを追う

飛羽真
「何があったんですか!?」

「この組織に裏切り者がいる!マスターロゴスがそう言ったのだ!」

飛羽真
「なんだって!?」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.33 )
日時: 2021/08/01 17:29
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

飛羽真
「ということがあって‥‥‥」

倫太郎
「裏切り者が居るというのは本当だったのですね‥‥‥」

飛羽真
「それで今、ドグレさんが居ないことに気付いて探してるところだけど‥‥‥‥」

【ブックゲート!】

ジーン
「ここがサウザンベースですか‥‥‥」

飛羽真
「ジーン!」

ジーン
「ああ、飛羽真くん‥‥‥魔王様の命令によりマスターロゴスを探しているのですが、案内してくれませんか?」

飛羽真
「実はそれどころじゃなくて」

‥‥‥‥

ジーン
「‥‥‥裏切り者ですか」

ジーン
「分かりました、ドグレは私が探しますのでおふたりは先にマスターロゴスのところに向かってください」

ジーン
「私としても嫌な予感がしますからね‥‥‥」

倫太郎
「急ぎましょう飛羽真くん」

飛羽真
「ああ‥‥‥‥」


‥‥‥‥‥


マスターロゴス
「‥‥‥‥‥」

飛羽真
「マスター!」

マスターロゴス
「来ましたか、神山飛羽真さん」

倫太郎
「裏切り者とはどういうことですか!?」

マスターロゴス
「ええ、実は‥‥‥‥ソードオブロゴスが保管してきた禁断の書が盗まれてしまいましてね」

飛羽真
「禁断の書‥‥‥!?」

倫太郎
「ソードオブロゴスの奥深くに封印されてる危険な本のことです、大いなる力を秘めている代わりに触れた者を破滅させると聞いたことが‥‥‥」

飛羽真
「裏切り者がそれを盗んだということですか」

マスターロゴス
「ええ、しかもその本というのは‥‥‥‥」

マスターロゴス
「アルアディカに伝わる生と死の聖剣と相性がいいワンダーライドブックなのですよ」

飛羽真
「あの聖剣と‥‥‥‥」

倫太郎
「あっ、忘れていた!」

倫太郎
「マスターロゴス!魔王ヘリオール様から生と死の聖剣を預かりました‥‥‥こちらで扱って欲しいと頼まれて」

マスターロゴス
「‥‥‥‥ほう、これがあの暴霊剣祟利、責任もってお預かりしましょう」

倫太郎
「それで、裏切り者とは一体‥‥‥‥」


「見つけた!!」

飛羽真
「っ!!」

倫太郎
「あ‥‥‥‥あれは!!」

飛羽真
「そんな‥‥‥‥」


ドグレ
「‥‥‥‥」

飛羽真
「ドグレさん!?」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.34 )
日時: 2021/08/05 07:37
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ドグレ
「‥‥‥‥‥」

飛羽真
「そんな‥‥‥こんなことって!!」

飛羽真
「何かの間違いじゃ‥‥‥」

マスターロゴス
「ですが、こうして連れてこられたのは事実です」

飛羽真
「‥‥‥‥違う!そんなことはない!」

倫太郎
「まずいですよ飛羽真君!今疑いが掛けられている彼を庇ったら貴方にも容疑が‥‥‥」

飛羽真
「それでも‥‥‥俺はこの人がやったとは思えない」

ドグレ
「‥‥‥‥‥」



「お待ちください、マスターロゴス」

飛羽真
「!」

倫太郎
「ジーンさん!」

マスターロゴス
「誰ですか?」

ジーン
「‥‥‥私はジーン、彩喚士のジーンです」

ジーン
「魔王ヘリオール様の命令により、貴方に会いに来ました」

マスターロゴス
「ヘリオール‥‥ああ、かの世界の魔王に、ですが今はこの騒ぎの最中、返事を送ることは‥‥‥」

ジーン
「その件、軽く小耳に挟みましたが私からも異議を唱えます」

飛羽真
「!」

マスターロゴス
「というのは?」

ジーン
「そこにいるドグレという魔族‥‥‥私どもとしてはちょっとした知り合いなのですが‥‥‥‥」

ジーン
「その人物はソードオブロゴスとはあまり関係がありません!ただ雇われただけの普通の守影術士です!」バーン

マスターロゴス
「本を盗んだことに関しては?」

ジーン
「彼は元々素業が悪いので!ソードオブロゴスとは関係ありませんがあまりいい人物では無いことは確かです!」

倫太郎
「余計にダメじゃないですか!!」

ドグレ
「お前!!」

ジーン
「なので、私としての見解は‥‥‥‥」


ジーン
「彼とは別で裏切り者が存在します!」

ジーン
「その人は愉快犯なので、こちらで裁いてもらうので安心して解放してください!」

ドグレ
「安心出来るか!!」

マスターロゴス
「‥‥‥‥‥‥‥」

ジーン
「‥‥‥‥‥‥」

マスターロゴス
「いいでしょう」

飛羽真
「‥‥‥‥!」


マスターロゴス
「ただし」

マスターロゴス
「我らがソードオブロゴスに蔓延る愚かな裏切り者‥‥‥‥」


マスターロゴス
「それを貴方達に見つけてもらいます」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.35 )
日時: 2021/08/05 08:21
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

‥‥‥‥‥

飛羽真
「‥‥‥‥‥とんでもないことになった」

倫太郎
「我々が裏切り者を探すことになるとは‥‥‥‥」


倫太郎
「しかもドグレさんが本を盗んだこと自体は事実ですし‥‥‥」

ドグレ
「‥‥‥‥」

ジーン
「一応聞いておきますが、どうやってそんな本手に入れたんですか?」

ドグレ
「力の波動を感じ、導かれるように‥‥‥」

ジーン
「抗え!もう少し抗う気力を見せなさい!」


ジーン
「ひとまずイグニスに連絡しますか‥‥‥‥」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

賢人
「ユーリさん、どうです?」

ユーリ
「俺の思った通りだ‥‥‥‥サウザンベースにはワンダーワールドとは別の力も感じられる」

ユーリ
「この間行った魔族の世界のものに近い、エレメントというやつか?」

賢人
「何者かが向こうの世界の技術を使用している?」

ユーリ
「だろうな、恐らくその人物の名は『レベータ』」

ユーリ
「マスターロゴスとも深い繋がりを持っているだろう」

賢人
「レベータ‥‥‥ロゴスにとって敵か味方か‥‥‥」

ユーリ
「それよりも今は組織の裏切り者だ」

賢人
「神代兄妹の姿も見えない‥‥‥もし何かあったのなら‥‥‥」

ユーリ
「有り得るな」



ユーリ
「もし、マスターロゴスも俺たちと同じ存在だったなら危険因子は事前に摘み取っておくはずだ」

ユーリ
「現に飛羽真をこうして呼び出していたからな」

賢人
「問題はここからどうやって俺たちの見てきた流れに引き込むのか‥‥‥‥」

ユーリ
「‥‥‥‥気になることはもう1つある」

ユーリ
「飛羽真達はメギドを相手にしてきたが、上位種である奴らの姿がない」

賢人
「レジエル、ズオス、そしてストリウス‥‥‥‥」

ユーリ
「特にストリウスは厄介な存在だ、奴がここまで姿を見せないなんてことが有り得るのか?」

賢人
「今のメギドを指揮しているのは奴らではないということですか?」

ユーリ
「お前達が相手をしたクオリアという男が怪しい、奴の事を調べながら俺達も飛羽真に合流しよう」


「おや、そうはいきませんよ」


賢人
「危ない!!」

ユーリ
「!」

クオリア
「ハッ!!」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.36 )
日時: 2021/08/05 23:32
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ユーリ
「おっと」

光の聖剣がクオリアの死の聖剣を受け止める!!

ユーリ
「なるほど、それが死を操る聖剣とやらか」

クオリア
「光の聖剣‥‥‥‥是非とも我が手中に収めたいものです!!」

ユーリ
「ここは俺が引受ける!お前は飛羽真の所へ急げ!」

賢人
「すみません!」


‥‥‥

クオリア
「‥‥‥さぁ、見せなさい!!伝説の聖剣の力!!」

ユーリ
「良いだろう、4週目とやらにどこまで通用するか試しておきたい」

【金の武器、銀の武器!】

『聖剣サイコウドライバー!』

【GOLD or Silver】

ユーリ
「変身!」

【最光発光!!】
【who is shining Sword?】


クオリア
「なっ‥‥‥‥!!」

ユーリは剣を引き出すと体が光に包まれ、聖剣の中へ入っていった!!


クオリア
「お‥‥‥おおお!!」

最光
「これこそが、世界を救う聖剣の姿だ!」

クオリア
「貴方は剣その物‥‥‥!?そんな者までいるとは、面白いですよ人間界!!」

クオリア
「はははははは!!」

最光
「いくぞ‥‥‥アルアディカ人!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

賢人
「飛羽真! 」

飛羽真
「賢人!」

倫太郎
「賢人も来てましたか‥‥‥あれ、ユーリという方は?」

賢人
「あの人は今クオリアと戦っている‥‥‥今どんな状況なんだ!?」

‥‥‥‥

賢人
「そうか‥‥‥裏切り者探しと」

ジーン
「クオリアがここに来ているとは‥‥‥」

飛羽真
「やっぱり、裏切り者はドグレさんじゃない‥‥‥他にいるんだ!」

ドグレ
「貴方は何をしていたんです?」

賢人
「俺は神代という人物を探していてな‥‥‥」

倫太郎
「神代‥‥‥マスターロゴスを代々護ってきたという、あの一族の事ですか?」

賢人
「ああ‥‥‥聖剣に選ばれるほどの優秀な剣士なんだが、どこを回っても姿が見えなくてな‥‥‥」

飛羽真
「聖剣ってどんな?」

賢人
「煙の聖剣と時の聖剣だ」

飛羽真
「煙と時‥‥‥‥どこかで見たことが‥‥‥‥」


飛羽真
「あっ!!もしかしてあれの事か!?」

賢人
「‥‥‥何か知ってるのか!?」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.37 )
日時: 2021/08/07 22:21
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

‥‥‥‥


賢人
「あの聖剣がマスターロゴスの所に!?」

飛羽真
「ああ‥‥‥それっぽいものが玉座に置いてあったような」

倫太郎
「確かにそれらしきものを僕も見ました」

賢人
「そんなことが‥‥‥!?」

ジーン
「‥‥‥これからどうします?」

飛羽真
「俺はドグレさんの潔白を証明するために証拠を集めてくる」

倫太郎
「僕は尾上さん達と合流して、他の裏切り者候補を探ります」

ジーン
「私はクオリアの所に向かいながら魔王軍に連絡を入れます、ユーリという方が心配ですし‥‥‥」

ジーン
「何よりクオリアがどうしてここにいるのか‥‥‥‥」

賢人
「分かった、俺はもう少しマスターロゴス辺りを調べてみる」

飛羽真
「よし、また後で合流しよう」

ドグレ
「そろそろこの手錠外してくれません?」

飛羽真
「もう少し待って!」

‥‥‥‥‥


賢人
(神代兄妹は居ず、聖剣があの場所に‥‥‥)

賢人
(後はメギドがどうなっているか‥‥‥)


「‥‥‥‥ヴァー」

賢人
「ん?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ドグレ
「しかし飛羽真君?私が裏切り者扱いされてるのにここの者達が話なんてしてくれますかね?」

飛羽真
「それはそうだけど‥‥‥」

飛羽真
「あ、そうだ‥‥‥‥せめて本だけは返しておいた方が」

ドグレ
「そう言われましても、私も気が付いたらこの本を持っていたのでどこの棚にあったのか」

飛羽真
「えええええ!?」

‥‥‥‥

尾上
「倫太郎!」

倫太郎
「尾上さん!」

尾上
「今どんな状況だ!」

倫太郎
「それが‥‥‥‥」


‥‥‥

尾上
「なんだよそりゃ!!」


「‥‥‥‥なんか、俺の時と似てるな」

倫太郎
「え?」


「俺も‥‥なんつーか、そういう無実の罪ってのをくらってるわけ」

尾上
「一体何したんだよ?」


「俺もそいつみたいにさ‥‥‥声がして、呼ばれて‥‥‥気がつくと目の前に見た事ない聖剣が刺さってて」


「それを引っこ抜いたらサウザンベースの奴らにでっちあげの罪着せられてここに来たんだ」

倫太郎
「そんな事情が‥‥‥」

尾上
「その聖剣はどこにある?」


「ちょっと待ってろ」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.38 )
日時: 2021/08/07 23:20
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

クオリア
「死の痛みを味わいなさい!!」

最光
「そんなものでは俺は倒れんぞ!」

【最光2章!】
『光から生まれし影!シャドー!!』

最光は大きく輝き、クオリアの影から人型の影を実体化させて自身を握らせた。


クオリア
「この‥‥‥‥‥!!」


スカッ!


クオリア
「なっ‥‥‥馬鹿な!?死の聖剣が効かない!?」

最光
「俺の体は既に死を超越している!更には‥‥‥この影の体に実体はない!」

クオリア
「何を!?そんなもの私の彩喚術で‥‥‥」




ジーン
「サンダーブレイク!!」


クオリア
「ぐふっ!?ジーンが何故ここに!?」

ジーン
「そっちこそ!なんでこんな所に居るんですか!」

クオリア
「なんだっていいでs‥‥‥」

「ヴァー‥‥‥‥」

最光
「!」

クオリア
「!!」

クオリア
「今の声‥‥‥あの場所に侵入した者が現れましたか」


クオリア
「失礼します」

クオリアは指を鳴らして姿を消す

ジーン
「あっ待ちなさい!!‥‥‥‥くっ、消えたか‥‥‥」

ユーリ
「お前は‥‥‥ヘリオールの世界の例の三術将とやらか」

ジーン
「魔王様を知っているのですか?貴方は‥‥‥」


「その男は、伝承に載っていた始まりの剣士だ」


イグニス
「‥‥‥‥騒ぎを聞いて駆けつけたところだ」

ジーン
「イグニス!」

ユーリ
「紹介してなかったか、俺はユーリ。世界を守る光の剣だ」

ジーン
「あの伝説の光の聖剣ですか‥‥‥これはまた‥‥‥」

イグニス
「それでジーン、兄上を知らないか?」

ジーン
「今は飛羽真君のところです」

イグニス
「分かった、今は奴に会うことを優先する」

‥‥‥‥

ジーン
「えーと‥‥‥彼はイグニスで、私はジーンと申します、あの‥‥‥」

ユーリ
「少し聞きたいことがある」

ジーン
「え?」

ユーリ
「このサウザンベースに違和感をもたらす謎の人物‥‥‥俺すら見たことない存在」



ユーリ
「レベータという男のことを知らないか?」

ジーン
「なっ‥‥‥‥れ、レベータ!?」

ジーン
「なぜその名前が!?」

ユーリ
「知り合いか?」

ジーン
「知り合いなんてものじゃありませんよ!!」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.39 )
日時: 2021/08/08 07:20
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ユーリ
「【究極】を求めた最強の術士‥‥‥か」

ユーリ
「そんな男がお前たちに牙を向いたわけか」

ジーン
「彼は忌々しくて、手強くて、恐ろしくて‥‥‥‥‥‥」

ジーン
「‥‥‥‥どこか、哀れな人でもありました」

ジーン
「そんな彼が、サウザンベースに名前を?」

ジーン
「まさか‥‥‥‥人間と繋がっていた?」

ユーリ
「‥‥‥‥それで、レベータはどうなっている?」

ジーン
「‥‥‥‥‥‥‥はっきりとは言い切ることは出来ませんが」


ジーン
「彼は‥‥‥死にました。」


ユーリ
「そうか‥‥‥」


ユーリ
「予定変更だ、あの男の悪事を明るみにしてやろう」

ジーン
「あの男?あの男って誰ですか?」


ユーリ
「誰って決まってるだろう、マスターロゴスだ」

ジーン
「え‥‥‥‥‥ええええええええええ!!?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

蓮はサウザンベースの本棚を弄ると、本棚が変形し扉が現れる

倫太郎
「こんな所に隠し扉が!?」

尾上
「よくこんなの見つけたな‥‥‥」


「俺だって知ってたわけじゃないんだよ‥‥‥見てたらやり方が自然と浮かぶんだ」

‥‥‥‥‥


【おい、風の剣士‥‥‥久しぶりだな】


倫太郎
「‥‥‥‥この声は!?」

【ん?‥‥‥なんだよ、水の剣士までいやがるのか‥‥‥その匂いは土の剣士もか?】

尾上
「んだよこれ‥‥‥この声は‥‥‥‥」

倫太郎
「有り得ない!!まさか‥‥‥‥」


蓮達の目の前には、物々しく置かれた真っ暗な剣が‥‥‥

倫太郎
「今の声は‥‥‥‥あの聖剣から!?」

尾上
「大秦寺に見せるか‥‥‥ちょっと待ってろ!」

‥‥‥

【ほとぼりは冷めたのか?風の剣士】


「うるさい、今はちょっと事情があるんだよ」

【へっへっへ‥‥‥‥そいつは大変そうで、面白そうだ】


大秦寺
「喋る聖剣と聞いて!!」バァーーン!!

【げっ】

大秦寺
「本当だ!!本当に意思がある聖剣だ!!光の聖剣以外にあるとは思わなかった!!」

大秦寺
「今すぐ解析してやらねぇと気がすまねえぇぇえええ!!!」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.40 )
日時: 2021/08/08 10:12
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【落ち着いた?】

大秦寺
「ああ‥‥‥‥なんとか」

倫太郎
「貴方は一体なんなんです?」

【俺?俺は‥‥‥‥生を司る聖剣のレプリカとして生まれた‥‥‥】

倫太郎
「生の聖剣‥‥‥‥あっ、幻影剣揺義の事ですか」

尾上
「その割には全然似てねぇな」

【ま、あいつがイメージで作った代物だならな、だからこうしてお払い箱にされてるわけだが】


「‥‥‥‥‥で、それを俺が見つけたんだ」

【見つけたんじゃない、呼んだんだよ、俺が】

【退屈だったからなぁ‥‥‥‥】


「‥‥‥‥」

【で?今どんな状況?】


‥‥‥‥‥

【はっはっはっは‥‥‥‥なーるほど、いよいよって感じだ】

倫太郎
「何を言って‥‥‥」

【いいか?俺が言う通りに部屋を調べろ】

【そうすれば裏切り者の正体は見えてくる】

倫太郎
「‥‥‥‥‥信用していいんですね?」

【するもしないも、受け入れるもお前次第だ】

尾上
「ま、今ん所はなんの手がかりも無いんだし聞くだけ聞いてみるのはどうだ?」

大秦寺
「そうだな、どこを調べればいい?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


イグニス
「ドグレ!」

ドグレ
「げっ、イグニス!!」

イグニス
「お前という奴は‥‥‥案の定‥‥‥案の定こんな面倒事を引き起こして!!」

ドグレ
「待て!!ちょっと待て!!」

‥‥‥‥

飛羽真
「‥‥‥‥‥落ち着いてください、今は裏切り者を探すこと、そして‥‥‥」

ドグレ
「この本を元の場所に返せと‥‥‥」

イグニス
「何だこの本は」

飛羽真
「マスターロゴスによると禁書みたいなんですが」

イグニス
「みたいなんですがじゃないだろ」

ドグレ
「‥‥‥‥というかこの本‥‥‥禁書ってわりには見たことない文字をしているだけで何もおかしな様子は‥‥‥」

イグニス
「開いたのか?」

ドグレ
「やってみたが出来ませんでした」

飛羽真
「‥‥‥‥グリモワール?」

ドグレ
「えっ読めるの?」

飛羽真
「いや‥‥‥今、本を見たら突然そんな名前が‥‥‥」

飛羽真
「あれ‥‥‥‥またなにか思い出せそうな‥‥‥‥グリモワール‥‥‥‥本の怪物‥‥‥‥結末を歪める者‥‥‥」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.41 )
日時: 2021/08/08 21:13
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

‥‥‥‥

飛羽真
「グリモワール‥‥‥‥ストリウス‥‥‥‥‥」

ドグレ
「あの‥‥‥‥大丈夫ですか?」


飛羽真
「ドグレさん」



飛羽真
「俺‥‥‥‥‥‥その本がどこにあったのか分かったかもしれません」

ドグレ
「え!?」

‥‥‥‥‥


賢人
「これはっ‥‥‥‥!?」


「ヴァァァ‥‥‥‥」

「ァァァ‥‥‥」

「ォォォ‥‥‥‥」

賢人
「まさか‥‥‥‥こいつらは!?」

賢人
「ストリウス!!ズオス!!レジエル!!」

賢人
「何故あのメギド達がこんな所に‥‥‥‥ 」

賢人
「しかもこれは‥‥‥‥まるで、ゾンビのような‥‥‥‥」


ストリウス
「ヴァァァ‥‥‥‥」

賢人
「‥‥‥‥そうか、奴にとってメギドは自分を裏切った邪魔者」

賢人
「こんな事をしても不自然では‥‥‥‥」



クオリア
「おやおやおやおや」


賢人
「!?」

クオリア
「ハッ!!」

賢人
「ぐわああああああっ!!」


‥‥‥‥

クオリア
「ふふふ‥‥‥‥この部屋を貴方に見られることになるとは、永久に封印されないと気が済まないようですね」

クオリア
「まあいいでしょう、神山飛羽真を吊るしあげたら貴方も魔晶石に変えてあげますよ」

ゴソゴソ‥‥‥‥


クオリア
「‥‥‥‥え?」

クオリア
「まだ誰か来るの!?」

クオリア
「ひとまずこのメギドも隠さなくては!!」

‥‥‥‥‥‥


飛羽真
「ここだ」

ドグレ
「こんな所に‥‥‥?」

イグニス
「‥‥‥‥…匂うな」

イグニス
「怪物の匂いだ、それもごく最近まで居たような………それくらい濃い匂いがする」

ドグレ
「それはいいとしてさっさと戻しましょうよ、なんか埃まみれで気味悪いですよ」


倫太郎
「飛羽真くん!」

尾上
「飛羽真!」

ユーリ
「飛羽真」

飛羽真
「あっ、皆!」

…………


「こんな部屋あったのか」

ドグレ
「私もよくこんな所からフラフラと禁書を引き抜けたものですよ」

イグニス
「白々しく言うな」

飛羽真
「そっちはどうだった?」

倫太郎
「その…………実は、喋る剣の言われた通りの所に行ったら………」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.42 )
日時: 2021/08/08 22:27
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ユーリ
「………やはりか」

ジーン
「これは…………!!」

飛羽真
「これは一体?」

倫太郎
「マスターロゴスの………時空の記録です」

倫太郎
「彼は常日頃からレベータという男と接触しています」

倫太郎
「ですが残された記憶は………人間を魔晶石に変えてレベータに渡し、レベータもアルターライドブックを渡しているような………」

ジーン
「レベータが………マスターロゴスとここまで繋がっていたなんて」

尾上
「そのレベータって奴も胡散臭いと思ったが、心配はないって」

イグニス
「ああ、レベータは過去に三術将オレたちが倒している」

ジーン
「ですがこれって………マスターロゴスが人間にとって不易な事をしている事になるのでは」

倫太郎
「な………何かの間違いですよ!ソードオブロゴスは世界の均衡を守る正義の組織!マスターロゴスともあろうお方がそんな事をするはずが…………」

ユーリ
「そうだな、普通はそんな事を考えないだろう」


ユーリ
「こういう時は直接本人に聞けばいい」



ドグレ
「そうですね!!」ズコズコ

ユーリとドグレはマスターロゴスの所へ…………!!

倫太郎
「あっ、ちょっと!?」

…………



上條
「……………この感覚は」

たくっちスノー
「どうしたんすか、上條さん」


上條
「…………遂に訪れようとしている、破滅へと向かっていく結末が」

たくっちスノー
「いよいよか…………ってことは、飛羽真も例の黒幕ってやつが分かったんで?」

上條
「我々も飛羽真の所へ向かうぞ!」

たくっちスノー
「あいさーーー!!!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ドグレ
「マスターロゴス!!」


マスターロゴス
「おやおや血相を変えて…………どうです?裏切り者は見つかりましたか?」

ドグレ
「ああ、見つかったよ…………」

マスターロゴス
「一体誰ですか?」


ドグレ
「……………しらばっくれても無駄だ」






ドグレ
「ソードオブロゴスの裏切り者はっ!!お前だマスターロゴスーーーーッ!!」


マスターロゴス
「!」

マスターロゴス
「………………」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.43 )
日時: 2021/08/08 22:45
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

マスターロゴス
「ハハハハハ…………何を根拠に?」

ドグレ
「言い逃れは出来んぞ!こんなにもお前がクロだと証明出来る証拠が揃ってるんだ!!」

マスターロゴス
「!」



飛羽真
「ドグレさん!!」
バァーン

ドグレ
「おや………」

倫太郎
「ドグレさん!それはいくら何でも軽率過ぎますよ!無礼です!」


マスターロゴス
「まぁよしなさい」


マスターロゴス
「残念でしたね、私はソードオブロゴスを裏切ってなどいませんよ」

ドグレ
「な…………そんな馬鹿な!」

ジーン
「だから言ってるでしょう!?まだこれが本当かもわかっていないのに乗り込むなんて…………」


マスターロゴス
「…………それもそのはず」






マスターロゴス
【私は最初からソードオブロゴスの味方などではありませんので】


飛羽真
「………………」




飛羽真
「え?」



マスターロゴス
「フッフフフ…………世界の均衡を守る?正義を貫く?なんて馬鹿らしいのでしょう」

マスターロゴス
「私の口から放たれる心にもない能書きを信じて疑わない滑稽な彼らと私は違うのですよ」

倫太郎
「そんな………な………何を言って………」


マスターロゴス
「元より私の目的は、アルアディカの究極の力と全知全能の書による………」

マスターロゴス
「永遠の争い、暴虐の限りとなる世界を作ること!!」


マスターロゴス
「私は暴虐なる邪神カーレッジ・フレインをも超えた物語の支配者となるのです!!」

ジーン
「な………こいつ……!!」


マスターロゴス
「しかし、生意気なことに私の計画を幾度となく邪魔をして私を壊滅させた男がいた」

マスターロゴス
「それが貴方ですよ、神山飛羽真。」


飛羽真
「…………え?」


マスターロゴス
「どうして私が貴方を呼んだのか」


マスターロゴス
「どうして私が素直に素性を全て明かしているのか」


マスターロゴス
「どうして私はこの状況で平然としていられるか?」


マスターロゴス
「作家の貴方ならどう考えます?」



飛羽真
「既に俺を消す準備は整っている…………!?」

マスターロゴス
「正解!!!」


Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.44 )
日時: 2021/08/08 23:37
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

マスターロゴス
「ご覧なさい!」

マスターロゴスは懐から巨大なオーラを秘めたワンダーライドブックを取り出す


飛羽真
「な………なんだあれは!?」

ジーン
「嘘でしょう!?あれは………魔晶石の反応です!!」

マスターロゴス
「全知全能の書の一部分と、多数の魔晶石を組み合わせて作り上げた………神に匹敵するソロモンの力!!」


マスターロゴス
「今ここで!!貴方達を消滅させてあげましょう!!」


【オムニフォース!!】
『伝説の聖剣と、選ばれし本が交わる時、偉大な力を解き放つ!』



マスターロゴス
「……変身…………!!」


OPEN THE OMNIBUS FORCE OF THE GOD!
KAMEN RIDER SOLOMON!

FEAR IS COMING SOON!


ソロモン
「さぁ………滅びなさい!!」


倫太郎
「そんな………本気ですか!?」


大秦寺
「これはなんの騒ぎだ!」

イグニス
「なっ………なんだ!?あの禍々しい魔晶石の反応は!?」







上條
「イザク!!!」

と、その時時空の渦から上條が現れて剣を放つが…………


ソロモン
「上條大地………カリバーの力に頼る程度の剣士がソロモンに勝てるとでも?」

ブンッ!!

上條
「ぐわっ!!!」

飛羽真
「上條さん!!」

上條
「く………遅かったか……」

上條
「私としてはどうにか自然な流れで奴の本性を暴いてやりたかったのだがな………」



「ってなわけだ!」


ソロモン
「…………たくっちスノー、ですか」

たくっちスノー
「そうだ!テメーをぶっ潰しに来た!出来れば自然な流れでな!」



たくっちスノー
「いくらソロモンと呼ばれた神の力でも、この数の暴力にはかなうまい!?」


ソロモン
「…………ああ、そう来ましたか」



ソロモン
「ですが、私も1人というわけではありませんよ………来なさい」



ソロモンが指を鳴らすと、時空の渦を開き………




クオリア
「全く、人使いの荒い神様ですね!!」

ジーン
「なっ………クオリア!?ということはまさか…………」

ソロモン
「ええ、彼を今従えてるのは私です」


Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.45 )
日時: 2021/08/09 09:52
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ジーン
「ということは………あの時の和平反対ゲリラの集まりは!!」

ソロモン
「私も幾分か協力させていただきました」

ソロモン
「争いこそが最も美しい光景!!」

尾上
「こいつ、相当イカれやがる!!」

飛羽真
「こんな所でやられてたまるか!!」


「「「変身!!」」」


【ブレイブドラゴン!】
【ライオン戦記!】
【玄武神話!】
【猿飛忍者伝!】
【ヘンゼルナッツとグレーテル!】
【金の武器、銀の武器!】
【ブレイブドラゴン!】


セイバー
「うおおおおおお!!」

ソロモン
「無駄ァ!!!」

ドゴォォォォン!!


ソロモン
「今の貴方の力では、私どころかサウザンベースの剣士にも及ばない!!」

たくっちスノー
(或人の時もそうだけどなんで初期フォームでラスボスに挑まんとならんのじゃ!!)

ブレイズ
「神代一族をどこへやりました!!」

ソロモン
「サーベラとデュランダルの事ですか?彼らも随分私の邪魔をしてくれましたからねぇ……」

ソロモン
「消えてもらいました」

そう言ってソロモンはふたつの聖剣の裏側を見せる、そこには血の跡が………

ブレイズ
「なんて事を…………!!!」


クオリア
「それだけではありませんよ………行け!!」


クオリアが本を開くと、大量のシミーと三体のメギドが…………!!


スラッシュ
「メギド………!!」

クオリア
「彩喚術さえあればこんなもの余裕です」




最光
「光あれ!!」

と、最光が光の力でシミーを消し去る




最光
「……………そのメギドは………ああ、そんな所にいたのか」



最光
「ストリウス………」


ストリウス
「ヴァァァ………!!」

ズオス
「ァァァ………!!」

ジーン
「な………なんですかあれは!?メギド………なんですか」

最光
「ああ、ただのメギドじゃない………全知全能の書の力に心を奪われた原初のメギドだ」

イグニス
「何………ストリウスというのは、あの本に出てきたストリウスと!?」

最光
「ああ、レジエルもズオスもそうだ」


ソロモン
「最後の最後で彼らは私の邪魔をしましたからねぇ、特にストリウスは妙な思想を持っていたのでこうして操り人形に変えてあげたのです」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.46 )
日時: 2021/08/09 10:24
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

セイバー
「く………このままでは!!」

ドグレ
「私が影柱で貴方を守ります!その間に必殺技を!」

ドグレ
「ただし、ギリギリまで引きつけるのでタイミングには気を付けてください!」

セイバー
「…………分かった!」

【必殺読破!必殺読破!】

ソロモン
「無駄です!ソロモンの力を甘く見ないでください!」



ソロモン
「はあああああ!!」



セイバー
「ドグレさん、頼みます」

ドグレ
「影柱!」

イグニス
「影柱」

と、そこにイグニスの影柱も合わさり二重の結界がソロモンの剣を弾く!

ドグレ
「なっ……イグニス!!余計な真似を!」

イグニス
「そんな事を気にしている場合か」

セイバー
「くらえ!!」

【超・必殺読破】


セイバー
「烈火炎影斬!!」



ソロモン
「ぐぅ!!………神山飛羽真、腐っても私を止めた剣士……中々倒れませんね」



ソロモン
「ですが!!」


クオリア
「私たちの方が実力は上!」


剣斬
「ぐわっ!!………くっそ!!数はこっちの方が上なのに!!」

バスター
「こっちがジリ貧になってくばかりじゃねぇか!」


ドグレ
「く…………こうなったら!!」

イグニス
「待て!何をする気だ兄上!」

ドグレ
「決まってるだろう!禁書に込められた力に影写して力を得る!!」

イグニス
「よせ!!また力に囚われて暴走するぞ!!」


ドグレ
「俺を過去の俺と一緒にするな!!」

イグニス
「………!!」



ドグレ
「開けぇぇええええ!!!禁書よおおおおお!!」


【グリモワール!】

ドグレ
「影写!!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【The great poet struss's soul sleeps here】

【And the darkness comes to the world again】

ドグレ
「はあああああああああ!!」


ドグレ
「フンっ!!!」


禁書の力を得たドグレは一撃でメギド達を吹き飛ばす

ブレイズ
「つ、強い………!!」

クオリア
「ですが………」


ドグレ
「これでオレは………誰にも負けない!!」


ドグレ
「じゃあな、セイバー!!」

セイバー
「えっ………」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.47 )
日時: 2021/08/09 10:43
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ドグレ
「はっ!!もうお前なんて必要ない!!」ガスッ!!

飛羽真
「ぐわっ!!!」

ドグレの一撃でセイバーは変身が解ける


飛羽真
「ぐっ………ぐぐ……」

ブレイズ
「飛羽真君!!」

バスター
「てめぇ何しやがる!!」


ソロモン
「当然ですよ、だって………ドグレは裏切り者である、それは事実とは異なりながらも間違ってはいませんから」

ソロモン
「過去にドグレは怪物状態で、次元の狭間をさ迷っていた………」

イグニス
「………そうか、兄上もあの技を………」

クオリア
「それを私たちが拾い上げた、つまりは………」

クオリア
「形式上、彼は我々の仲間なのですよ」

ドグレ
「………フフフ、ハハハハハ!!」



ドグレ
「これだから人間はさぁ!!ジーンも同じだよ!!簡単にオレのことを信じるんだから馬鹿らしくて笑いが止まらない!!」

ブレイズ
「な、なら………記憶喪失というのは!!」

ドグレ
「そんなものウソに決まってるだろ!!」

ドグレ
「まぁオレも?見知らぬ世界に送られて助けられるまではよかった、だがお前らはイグニスのことを知っていた」

ドグレ
「だからオレは記憶喪失のフリをしてお前とイグニスがどんな関係なのか調べようとしたんだ」

イグニス
「そしてあわよくばソードオブロゴスを乗っ取ろうとでも考えていたのか?」

ドグレ
「流石オレの弟だ、中々分かってるじゃないか」

イグニス
「………貴様というやつは!」

ソロモン
「乗っとる?ご自由にどうぞ、私はこんな組織にさほど興味はありませんので」

ジーン
「貴方達は揃いも揃って人の善意をなんだと思って………許せない!!」

飛羽真
「そんな!!ドグレさん………俺は!!俺は貴方のことを信じてたのに!!」

ドグレ
「フフフ………神山飛羽真、お前と過ごした日々も悪くなかった」


ドグレ
「おかげでこんなに強くなれたからなぁァァァ!!」

セイバー(上條)
「…………愚かな!」



ドグレ
「さて………イグニス!!」

ドグレ
「今日こそオレがお前を上回ったところを見せてやる!!」

ソロモン
「ドグレ、ここは貴方に任せましょう」

クオリア
「ええ」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.48 )
日時: 2021/08/09 11:07
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

剣斬
「このクズが!!」

ドグレ
「甘いんだよ!!」

剣斬
「ぐわあ!!!」



ドグレ
「人間ッ!!如きがっ!!守影術士のオレにっ!!勝てるとでもッ!!思ってんのかッ!!」ガシッカジッガシッガシッ

ドグレは仮面ライダー達を力強く踏みつける


ドグレ
「オレはイグニスより早く守影術をマスターした!!影写だって覚えた!!」

ドグレ
「オレはイグニスよりも優れているんだ!!なのに誰もオレを認めようとしない!!」

ドグレ
「オレが報われない世界など消えてしまえばいい!!人間界も、アルアディカも!!」

たくっちスノー
「何をふざけたことを!!」

ドグレ
「黙れ!!!」

たくっちスノー
「ぐわっ!!」



「ぐ………何が、強くなっただよ………」


「お前なんて、他人の力パクってるだけじゃねぇか!!そんなんで強くなったとか………まじないわ!!」

ドグレ
「さっきからうるせぇんだよ!!」

ドグレ
「お前達クズ剣士こそ、こんな本を使わなきゃ戦えない癖によ!!」

たくっちスノー
「やめろよそういうこと言うの!」

飛羽真
「…………そんなことは、ない」


飛羽真
「ワンダーライドブックに頼らなくても………例え俺が剣士じゃなくなっても………」

飛羽真
「俺はここまで………ドグレさんの事を……何も分かっていなかった!!」


飛羽真
「だから、ここで………お前を止める!!」


ドグレ
「小説家風情が、このオレを止められるとでも?」

飛羽真
「ああ………絶対に止める」


飛羽真
「マスターロゴスを倒して、あなたを止めて………ルナを助ける!!」

飛羽真
「その為にも俺は勝つ!!」


その瞬間、飛羽真の腕は輝き………

「飛羽真……」


飛羽真
「!」

ジーン
「これは………!?」


ドグレ
「くっ………もうお前は必要ない、バースト!!」

ドグレは爆発魔法を投げ飛ばすが、その瞬間結界が魔法を弾く!!

ドグレ
「何!?」


飛羽真
「これは………」

飛羽真の真後ろには………剣の形をした結晶が……

イグニス
「………有り得ない 、これは影柱」


イグニス
「まさか、人間が………守影術を使ったのか?」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.49 )
日時: 2021/08/09 11:51
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ドグレ
「………とうま」


ドグレ
「とうまああああああああ!!!お前までもがオレを侮辱する気かああああああ!!!」

ドグレ
「貴様の守影術などオレの足元にも及ばぬことを…………」


と、ドグレは近づこうとするが……


ドグレ
「う………動けない!?」

飛羽真
「………前に教えてくれましたよね、相手の動きを止める守影術」

イグニス
「影踏みを使ったのか」

倫太郎
「飛羽真君………」

飛羽真
「これで暫くは大丈夫だと思いますが………」

上條
「…………そういえば賢人はどこだ?」


「………賢人君!?そういえば見てない!!」



「おいお前!賢人くんを何処にやった!!」

ドグレ
「オレが知ってるわけないだろ!ずっと飛羽真のそばに居たんだ!」


「あんた、あのマスターロゴスの仲間だろ!!」

ドグレ
「あんな奴らと一緒にするな!!」

ドグレは影写を解除し、グリモワールを投げ捨てる

と、その瞬間グリモワールがドグレを包み込む

ドグレ
「覚えてろ!!次こそはお前を倒してやる!!」

イグニス
「待て、ドグレ!!」


……

たくっちスノー
「逃げやがったか………」



倫太郎
「僕たち、これからどうすれば………」

飛羽真
「ソフィアさんと………魔王さんに全て話そう」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ドグレ
「全く……飛羽真め、あいつは使えると思ったんだけどな………」

ドグレ
「やっぱ人間なんてものは………」


ドグレ
「…………人間は……………」




ドグレ
「……………」



ドグレ
「神山飛羽真と一緒に食べたあのパン、また食べてみたいかもな………」

ドグレ
「世界が壊れたら、なんか………嫌だな」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マスターロゴス
「来ましたか、ドグレ」

ドグレ
「………お前って一体何がしたいわけ?」

マスターロゴス
「言ったでしょう?壊し、壊され、人々が絶望で脅えまどう姿を眺めたい」

ドグレ
「なんて悪趣味な神だ」


ドグレ
「………これなら神山飛羽真のところにいる方がよっぽど面白そうだ」


ガッシャァァァン!!

クオリア
「なっ、お前何を!?それ………」

ドグレ
「これは手土産に持っていきますね、では」


【episode3 END】






Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.50 )
日時: 2021/08/09 16:06
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

…………
【数日後】

ヘリオール
「ソフィア………だったな」

ソフィア
「ご無沙汰しています、魔王ヘリオール」

ヘリオール
「マスターロゴス………あの男が、あの様な考えを持っていた」

ソフィア
「ソードオブロゴスはこれからどうしていけばいいのか……まだ、何も決まっていません」

ヘリオール
「ジーンからドグレやレベータのことは聞いた………」

ヘリオール
「恐らく奴はアルアディカにも向かうだろう、戦争を起こすために」

ヘリオール
「私の代に起きていた戦争よりも過激なものとなるだろう」

ソフィア
「我々としては………何としても阻止しなくてはなりません」

ヘリオール
「ああ…………」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

飛羽真
「賢人…………」

ジーン
「飛羽真くん、イグニスがここに来ていると聞きましたが、どこに居ますか?」

飛羽真
「あの人だったら修行ができる部屋で倫太郎と一緒に稽古してるところ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

イグニス
「フッ!!」

倫太郎
「はあああっ!!」


イグニス
「影柱!!」

倫太郎
「っ!!」キン!!

倫太郎
「僕は………僕はどうすればいいんですか」

倫太郎
「僕にとってソードオブロゴスは僕を育ててくれたかけがえない存在だったのに………」

イグニス
「心に迷いがあるな、だが………オレも同じだ」

イグニス
「……………神山飛羽真がオレ達の術を使ったこと、そしてルナという名前の懐かしさ、これは一体」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

メアト
「………ジーン、なんであたしを呼ばなかったの?」

ジーン
「我々がいない間にノーザンベースに何かあったらどうするんですか、ただでさえ沢山移動してたんですよ」

尾上
「ま、嬢ちゃん1人に任せるのも無茶だったかもだけどな」

ジーン
「………これからどうします?」

飛羽真
「……賢人に会いたい、そしてロゴスを止めないと………」

大秦寺
「飛羽真、あの力はなんだ?」

ジーン
「そうです、人間が守影術を使えるなんて聞いたことありませんよ」


飛羽真
「俺にもさっぱりで………」

ガチャッ


飛羽真
「!!」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.51 )
日時: 2021/08/09 16:33
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ドグレ
「どうも、ご機嫌いかがです?」

飛羽真
「な………………ドグレさん!!?」

ジーン
「え……あの………」

尾上
「!!」ギリッ!!


尾上
「てめぇどの面下げて現れやがった!!」

ドグレ
「やだなぁ、怖い顔しないでくださいよ」

ドグレ
「私だって戦争は嫌いなんですよ?面倒ですし痛いしいい事はありません、火事場泥棒くらい?」

ジーン
「く………貴方だんだん本性隠さなくなってきましたね」

ドグレ
「ええ、考えた結果この通り私は変わりなくここに居座ることにしたんです」

ドグレ
「終わらない戦いするよりはこの世界で過ごす方が楽しいので」

メアト
「アンタねぇ………」

飛羽真
「……………」

ドグレ
「信用出来ませんか?せっかくお土産を持ってきたのに」

ドグレ
「はいコレ」

ドグレは3つの異様な魔晶石を取り出す

ジーン
「………この反応……ちょっと貸してください!」


………

ジーン
「やっぱり………これ、人間を魔晶石に書き換えた物です!」

飛羽真
「ええ!?」

大秦寺
「元に戻せるか?」

ジーン
「やってみます………魔晶石、再構築!!」

ジーンが魔法を唱えると、魔晶石は人の形に戻っていく!!


そしてその姿は………



賢人
「う…………ううっ…………」

飛羽真
「け………賢人!!!」


賢人
「………飛羽真?俺は一体………」

ジーン
「貴方は魔晶石に変えられていたのですよ、そんなことが出来るのは……クオリアしかいません」

賢人
「クオリア……そうか、俺はあの時アイツに不意打ちをくらって………」

飛羽真
「賢人………とんでもないことになった、マスターロゴスが………」

賢人
「………間に合わなかったか」

飛羽真
「え?」

賢人
「………」

…………

一方その頃



ユーリ
「たくっちスノー、何をしている?」

たくっちスノー
「何って決まってんだろ、ワンダーライドブック作ってんだ」

たくっちスノー
「今のスペックじゃソロモンにはとても勝てねぇからな」

たくっちスノー
「あとはいコレ、エックスソードマン出来た」

ユーリ
「ああ助かる……俺はそろそろ行く」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.52 )
日時: 2021/08/09 16:51
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ユーリ
「ん?」

倫太郎
「…………」

イグニス
「…………」

ドグレ
「やだなぁ2人揃って、もう私は手なんて出しませんよ?ほんとうに」

イグニス
「お前は………」

ユーリ
「なんだ、結局そっち側に付いたのか」

ドグレ
「はい」

賢人
「………改めて、皆に説明と………謝らないといけないことがある」

飛羽真
「謝るって?」

賢人
「4週目………世界は何度もやり直してきたっていうのは、知ってるか?」

倫太郎
「たくっちスノーさんから聞きました、僕たちの世界は3度も繰り返されてきたと」

賢人
「そう、俺達は過去にもマスターロゴスと戦った………」

賢人
「あのストリウスというメギドも、本来は最後にたちはだかる脅威だった存在だ」

賢人
「………そればかりじゃなかったが」

飛羽真
「………その言い方、賢人………まさか」


賢人
「ああ………俺、覚えてるんだ」




賢人
「彼らで言う【1周目】からずっと………あの時の記憶を持っているんだ」

賢人
「だから俺は……マスターロゴスが裏切ることも、メギドの正体も知っていた」

ユーリ
「俺もそうだ、そもそも最初はヘリオールなんて男はいなかったからな」

飛羽真
「…………じゃあ、マスターロゴスが過去にも俺に邪魔されたって言ってたのも」

ユーリ
「恐らくマスターロゴスも俺たち同様過去の記憶を所有している」

ユーリ
「………そしてジーン」

ユーリ
「お前たちの世界と繋がったのも理由がある」

イグニス
「というと?」

賢人
「ルナの事だ………」

飛羽真
「ルナの?じゃあ賢人はルナの居場所も知ってるのか!?」

賢人
「知ってる………知っているが、それは俺達の知ってるルナじゃないんだ………」

ユーリ
「ワンダーワールドに出向いたところ、ピクトールから手紙が残されていた、飛羽真宛だ」

飛羽真
「………【ボンレクネチュール】ってなんですか?」

ユーリ
「そこは気にしなくていい」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ボンレクネチュール、僕はタッセル/ピクトール

この世界線で言うところの、メイドウィンという存在さ

この手紙を読んでいるということは、マスターロゴスが動き始めたのだろう

彼と戦う前に聞いて欲しいことがある

始まりの少女………ルナちゃんについてだ。

僕とユーリ、マスターロゴス。
暗黒剣暗闇を使用した剣士達はあの戦いから今までの記憶を全て持っている


………そして、ルナも。




Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.53 )
日時: 2021/08/09 17:20
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ルナはこれから起こることを知っていた
自分に何が出来るのか、何か変えられないかと考えて、始まりを変えたんだ


その結果、僕に新しい仲間ができた

それこそがヘリオール、あの魔王のご先祖さまだ。

ルナはヘリオールに望みを託した。
飛羽真が見てきた仮面ライダーの力、ワンダーライドブックの力をヘリオールに与えると、それを魔術という独自の力に変えたんだ

それは次第に【魔晶石】の始まりとなり、ワンダーライドブックの魔力からエレメントという生物が生まれるようになる。

それだけでは終わらず、ルナは1つの魔術を作り上げた

仮面ライダーのように変身し取り込む

ルナ……月から放たれる影のように大切な人を守る。


そう、守影術はルナが作ったんだ。
そして……その力は君が元になっているから、君も守影術を使うことが出来る。


でもね………でも、ルナは魔族に近付きすぎた。
アルアディカの技術に触れた影響で………


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

賢人
「ルナの体は、一部が魔族化してしまったんだ」

飛羽真
「……………!!」

賢人
「飛羽真………出来ればお前は何も知らないままでいてほしかった………これ以上、迷惑はかけたくなかった………」

イグニス
「………ルナ、神山飛羽真の友人が………守影術を、作った?」

ドグレ
「馬鹿な!?それじゃまさか、我々の術は人間が作ったということになるのか!?」

ユーリ
「人間がというよりは、俺達ソードオブロゴスの技術をヘリオール達がアレンジしたものが向こうの術なんだろうな」

賢人
「…………戦うのか、マスターロゴスと」

飛羽真
「ああ、このままじゃ大勢の人達が不幸になる」

賢人
「はっきり言う、今の力じゃソロモンには勝てない………」


賢人は本を動かすと、本棚がめぐるめぐる動き始めて、奥から1本の剣を取り出す

倫太郎
「これは!?」

賢人
「1周目のお前が作った最強の剣」

賢人
「刃王剣だ」

飛羽真
「刃王剣………!!」

イグニス
「ん…………そうだ、神山飛羽真」

イグニス
「実は、オレも魔王城でワンダーライドブックを見つけてな………お前が使った方がいい」

【グレイブドラゴン!】

飛羽真
「………ありがとう!!」




Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.54 )
日時: 2021/08/09 21:02
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノー
「倫太郎ーーっ!!」バーン!!

倫太郎
「うわっ!?たくっちスノーさん!?」

たくっちスノー
「お前の為に新しいワンダーライドブックを開発したんだ!見てくれ!!」

【キマイライオン挑戦記!】
「多くの動物の遺伝子を取り込んだ怪物が、時空に挑む物語………」

倫太郎
「これを僕に?」

たくっちスノー
「ソードオブロゴスの正義が大事なのは分かる、なら尚更マスターロゴスをぶっ倒せ」

たくっちスノー
「あんな奴よりお前の方が正しいと証明してやりな」

倫太郎
「…………ありがとうございます!」


ソフィア
「………うっ!?」

と、その時ソフィアが倒れ込む

たくっちスノー
「どうした!?」

ソフィア
「人間界に恐ろしい反応が………」


ベースのコンピューターから確認すると、そこには………

ジーン
「こんなに大量のエレメントが!?」

イグニス
「クオリアか………」

倫太郎
「別のところでは強いメギドの反応が!クオリアの反応もあります!」


飛羽真
「…………マスターロゴスの反応は!?」

たくっちスノー
「それっぽいもんもあるにはあるが………」

ジーン
「メギドは我々に任せてくれませんか?」

ジーン
「メギドは三体、我々も三術将です………相手がどれ程か分かっていませんが、倒さなくては未来はありません」

メアト
「それあたしもやらないといけないわけ!?」

ジーン
「最悪キングメアトになればいいので!」

メアト
「あれめっちゃ疲れるのよ!?」

尾上
「よし、俺達はエレメントの集団を片付けるぞ」

ユーリ
「俺とたくっちスノーも向かおう」

ジーン
「倫太郎、貴方はクオリアの相手を頼みます」

倫太郎
「僕がクオリアを………分かりました」

飛羽真
「俺はマスターロゴスの所に行く」

ドグレ
「せっかくなので私もお付き合いしますよ」

イグニス
「また飛羽真を闇討ちしたら潰すぞ」

ドグレ
「流石にしませんよ」


飛羽真
「………皆、行こう!!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ドグレ
「ところで、他に連れてきたあの二人はなんだったんです?」

ジーン
「え?ああ、あれは恐らく………」


Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.55 )
日時: 2021/08/09 22:04
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

「うわああああ!!」

逃げ惑う人々と、襲い掛かるエレメントの大軍………

人々をかきわけ、尾上達がとびだす!

尾上
「化け物共!!俺達が相手してやるよ!!」


「ぶっ倒してやる!」

ユーリ
「光あれ!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ストリウス
「ヴァァァ………」

ジーン
「あれがメギド………!!」

イグニス
「ほぼ亡骸同然だというのに、とんでもない威圧感だ………」

メアト
「………待って、あいつなんか持ってない?」

ジーン
「え?………あれは!!」


ストリウス
「ヴァァァ………!!」

【グリモワール!!】
『WHEN THE HOLY SWORD AND THE BOOK INTERSECT REWRITE THE WORLD』

ジーン
「あの時ドグレが持っていた禁書!!」



ストリウス
「ヘン………シン………!!」

OPEN THE GRIMOIRE THE END OF THE STORY!

KAMENRIDER STORIUS!


ジーン
「………大見得切って挑みに来たはいいですが」


ジーン
「これは少々厳しくなってきましたよ………」

ストリウス
「………モノガタリノケツマツハ アナタノモノデハナイ」


ストリウス
「………ヴァァァァ!!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



倫太郎
「クオリア!!」


クオリア
「………新堂倫太郎、またの名を水の剣士ブレイズ」


クオリア
「私の前に立ちはだかるのは貴方ですか」


倫太郎
「………1つ、聞きたいことがあります」

倫太郎
「何故………貴方はマスターロゴスに従うのですか、あの人は破滅を導こうとしているのに!」

クオリア
「人間が破滅しようが魔族が苦しもうが、私の知ったことではありませんので」

クオリア
「私はただ………彼のそばにいた方が彩喚術を自由に使えると思ったから、それだけですよ」

倫太郎
「………ジーンさんとは全く違いますね、貴方は」

クオリア
「ジーンと?当然ですよ、私はジーンより優れていますから」

クオリア
「彩喚術を他人の為に使うなど言い張る………あんなバカと違ってね」

倫太郎
「………!!」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.56 )
日時: 2021/08/09 22:26
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

倫太郎
「やはり貴方は………この世にいてはならない存在!!」

倫太郎
「僕の手で………貴方を消す!」


クオリア
「やってみなさいよ」


クオリア
「神山飛羽真がなんの疑いもせずにマスターロゴスに聖剣を渡してくれたおかげで、本物の暴霊剣祟利を握ることが出来ました」

クオリア
「半人前の水の剣士に何が出来ますか?」

倫太郎
「僕は………僕を諦めない!!」


【キマイライオン挑戦記!】
『世界の広さを知らない最強のライオンが、様々な困難に立ち向かう……』

倫太郎
「水勢剣流水に誓う………大切な人々は、僕が守ります!!」

倫太郎
「変身!」

クオリア
「彩喚……!」

【流水抜刀!】
【祟利転廻!】

『嗚呼!ライオンであってライオンにあらず!』
【それでも俺はライオンとして!】
『嗚呼!俺はお前を倒す!』
【お前を倒して得られるものがある!】

【キマイライオン!!大挑戦!!!】


キマイラブレイズ
「…………!!」


クオリア
「ほう、新たな力ですか………」


クオリア
「貴方を魔晶石にして!その力から究極のエレメントにしてあげますよ!!」


キマイラブレイズ
「うおおおおおお!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


飛羽真
「マスターロゴス………いや」


飛羽真
「イザク!!」




イザク
「…………フフフフ、来ましたか、神山飛羽真。」


飛羽真
「イザク……長く続いた因縁に決着をつける!!」

飛羽真
「賢人が託してくれた、この剣で!!」


イザク
「!これはまた懐かしい………全知全能の神に選ばれし剣……」

イザク
「本来私が握るべきものを………フフ」



イザク
「ハーっハッハッハ!!だが私とて、あれから何も得ていない訳では無い!!」

イザク
「レベータという男が追い求めた究極の力は私の元にある!!」


【レベタリオン!!】
「This is the ultimate story」

【オムニフォース!】


飛羽真
「お前の好きにはさせない!物語の結末は………俺が決める!!」

【グレイブドラゴン!】
「かつて、偉大な王が眠る城を守り続けた誇り高き神獣がいた………」


飛羽真
「変身!!」

イザク
「変身!」


Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.57 )
日時: 2021/08/09 23:27
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【Kamen Rider Solomon!!】

【クロスセイバー!!クロスセイバー!!クロスセイバー!!】


クロスセイバー
「…………行くぞ、ソロモン!!」


ソロモン
「来い!!神山飛羽真!!」


クロスセイバー
「うおおおおおお!!」



ドグレ
「…………」スミッコーッ


ドグレ
「信用出来ないからってオレに何もするなはないだろ飛羽真よぉ!?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


バスター
「大断断!!」

たくっちスノー
「ドクロ丸!!骨折斬!!」

最光
「光あれ!」



スラッシュ
「これではキリがないぞ!」

剣斬
「何十体出てくるんだよ!?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


クオリア
「くらえ!!」

キマイラブレイズ
「ぐっ!!」


クオリア
「どうです!本物の聖剣によって味わう、死の痛みは!!」


キマイラブレイズ
「そんなもの………そんなもの!!」


キマイラブレイズ
「今この世界で苦しんでる人々のことを思えば…………この程度、何ともない!!」


クオリア
「そういきがっているのも今のうちだ!!」

キンッ!!


クオリア
「な………馬鹿な!?私の聖剣を………受け止めた!?」

キマイラブレイズ
「これが僕の………全力です!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ズオス
「グワウ!!」

イグニス
「くっ!!」

ジーン
「アイス!!」

レジエル
「ウガァ!!」


ストリウス
「ワタシハカツテウツクシイハメツノケツマツヲモトメテイタ」

ストリウス
「シカシカーレッジハワタシカラケツマツヲウバッタ アンナニモウツクシイケツマツヲ」

ストリウス
「ナゼダ ナゼソンナコトヲスル ケツマツノナイセカイニナンノイミガアルトイウノデスカ」


ジーン
「…………結末を奪った?随分好き放題言うゾンビですね」


ジーン
「貴方の望む結末など、ろくでもないのでしょう!?」

ジーン
「イグニス!あの三体を全て引き寄せますよ!」

イグニス
「………よし!影柱!!」

ズオス
「ヴァァァ!!」

レジエル
「ァァァ!!」


ストリウス
「モノガタリノケツマツハ ワタシガ!!」


ストリウス達は影柱で囲まれたジーンを掴もうと飛び出して………


ジーン
「ウィンド!!」


ジーンは風魔法で真上に飛び上がり………


ジーン
「今です、メアト!!」



メアト
「アンタ達の物語は………!!」ビキビキビキ



メアト
「打ち切りよ!!」バコーーン!!

ストリウス
「ッ!?」

飛び出した瞬間、メアトが時空間を破壊する奥義………『次元葬』を発動し……

ジーン
「…………貴方達に結末など、ない。」

ストリウス
「ヴァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」



ストリウス達は次元層の奥に呑み込まれ、消えていった。

そしてそこには、ジーン達以外何も残らなかった。

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.58 )
日時: 2021/08/10 08:30
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

キマイラブレイズ
「はああああっ!!」

クオリア
「くうううっ!!」


クオリア
「このっ!!」

クオリア
「私は実の所剣はド素人ですよ!ですが、こんな人間風情に負けたくない!!!」

キマイラブレイズ
「それは僕だってそうです!!」


キマイラブレイズ
「僕は今まで……ずっとソードオブロゴスに育てられてきた!」

キマイラブレイズ
「ノーザンベースの皆は……師匠は………こんな僕の事をここまで育ててくれた!」

キマイラブレイズ
「だがあの人は………そんな彼らの思いを踏みにじった!!」


キマイラブレイズ
「ソードオブロゴスは何も悪くない………悪いのは、マスターロゴスのみ!!」


キマイラブレイズ
「僕が………僕達が勝つことで、ソードオブロゴスの正義を証明するんだああああああああ!!!」

ズバッ!!

クオリア
「ぎゃああああああああ!!!?」





クオリア
「く…………ですがねぇ!私には祟利で死を追い払うことが出来る!!くらえ!!」


キマイラブレイズ
「!!!」






キマイラブレイズは死の痛みを受けてもまだ、立ち上がる…………



キマイラブレイズ
「貴方は…………臆病者ですね」

クオリア
「何………」


キマイラブレイズ
「我々剣士は………常に死を覚悟して戦っている!!」

キマイラブレイズ
「誰だって死ぬのが怖いのは当然です、ですが………それを乗り越えなくては、世界など守れない!!」


キマイラブレイズ
「僕は………死ぬのが怖くない!!」

【必殺読破!!】


キマイラブレイズ
「はああああ…………!!」



クオリア
「私が臆病者だと………!!」


クオリア
「この私を、彩喚術をなめるな!!」

【必殺読破‥‥‥‥!!】


クオリア
「ナイトメアデッドマンシー!!」


キマイラブレイズ
「っ!!」ズドーン!!

ブレイズはクオリアの必殺読破を流水の一振で弾き飛ばす


クオリア
「あっ‥‥!!」

【必殺読破!必殺読破必殺必殺必殺】

【超・必殺読破!!】


キマイラブレイズ
「‥‥‥‥」


クオリア
「ま、待ちなさい!!やめなさい!!私の体には魔晶石化したルナの体があるんですよ!!それと引き換えに私が有益な情報を」


キマイラブレイズ
「ハイドロブルーライン!!」

クオリア
「嫌だああああああああ!!!死にたくないいいいいいい!!!」

ザンッ!!


キマイラブレイズの獣が宿った一撃は‥‥‥
暴霊剣祟利を砕きながら、クオリアを切り裂いた。

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.59 )
日時: 2021/08/11 08:13
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)


‥‥‥‥

倫太郎
「この白い宝石‥‥‥これが恐らくルナさんの‥‥‥急ぎましょう!」


‥‥‥
バスター
「大断断!!」


バスター達が相手をしていたエレメントが、突如魔晶石へと変化していく

スラッシュ
「これは‥‥‥」

たくっちスノー
「倫太郎がクオリアを倒したんだな!!」

ユーリ
「やってくれたな、水の剣士」

ジーン
「ソードオブロゴス!こっちも終わりましたよ!」

ユーリ
「ストリウスに勝てたのか!」

メアト
「というよりは、もう二度と表舞台に現れないようにしてやったわ」

イグニス
「飛羽真の事が気がかりだ、すぐに向かうぞ」


倫太郎
「ま‥‥‥待ってください!ジーンさん!」

ジーン
「ん‥‥‥倫太郎、その魔晶石は?」

倫太郎
「この石も」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
クロスセイバー
「はああああっ!」

ソロモン
「ふっ!!」


2つの強大な剣が、世界に響き渡る

ソロモン
「貴方はそうやって‥‥‥幾度となく私の邪魔をしてきた!!」

ソロモン
「単なる‥‥‥小説家の分際で私に挑むとは!!」

クロスセイバー
「俺は‥‥‥ただの小説家じゃない!」

クロスセイバー
「ルナとの出会いが!!」

クロスセイバー
「倫太郎達との戦いが!」

クロスセイバー
「世界を超えた‥‥‥ルナが繋げてくれたジーンさん達の力!」

クロスセイバー
「そして‥‥‥‥賢人達の時空を超えた思いが!!」

クロスセイバー
「沢山の繋がった思いがこの剣と力をくれた!!」

クロスセイバー
「俺の物語は‥‥‥皆と共に描いた合作のようなものなんだ!!」

クロスセイバー
「たった1人‥‥‥‥孤独なお前とは、違う!!」

ソロモン
「孤独だと‥‥‥神は常に1人で充分」

ソロモン
「群れなければ役に立たない雑魚とは違う!」

ドグレ
「‥‥‥‥‥‥」

ドグレ
(なんだ、あの傲慢な‥‥‥神気取りの存在は)

ドグレ
(けど‥‥‥)

ドグレ
(本来はオレもあんなものか‥‥‥そして、神山飛羽真はオレを‥‥‥まだ信じていたのか)





「飛羽真!!」

ドグレ
「!」

クロスセイバー
「!!」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.60 )
日時: 2021/08/11 19:26
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ソロモン
「ぐっ!?」

突如、ソロモンを影柱が包む

ドグレ
「今のは影柱‥‥‥イグニスのものではない、誰が‥‥‥」


「‥‥‥‥」

ドグレ
「‥‥‥人、いや違う‥‥」

そこに現れたのは、女性‥‥‥ただの人ではない。

一部がイグニス達のように白い髪、灰色の肌になった‥‥‥‥

クロスセイバー
「‥‥‥ルナ?」


クロスセイバー
「ルナ!!」



ソロモン
「!!?」

ソロモン
「馬鹿な!?世界を繋ぐ少女は魔晶石化し、彩喚士に取り込ませたはずだ!」


ドグレ
「‥‥‥これが、私達の始祖?」

クロスセイバー
「ルナ‥‥‥俺の為に‥‥‥」

ルナ
「‥‥‥‥飛羽真。」

ルナ
「私、こんな風になっちゃった」

クロスセイバー
「どんな姿でもいい!!俺からすれば、いつものルナであることに変わりない!!」

クロスセイバー
「会えてよかった!!」




ソロモン
「フフフ‥‥‥‥感動の対面もこれで終わりです」


ソロモン
「クオリアも役に立たなかったか、ならそれでもいい!!」

【オムニバスローディング!!】



ソロモン
「世界を繋ぐ少女がそれほど大事なら、共に死ぬがいい!!」

クロスセイバー
「っ!!」





ドグレ
「影柱ッ!!!」



ズゴン!!


ソロモン
「何!?」


ドグレ
「フフフフ‥‥‥神だと?だからなんだ?そんな物に飛羽真は負けるのか?違うな!!」



ドグレ
「オレという天才がここについているんだ!!負けるわけないだろう!!」

クロスセイバー
「‥‥‥‥‥ドグレさん!」


ソロモン
「おのれ‥‥‥‥!!貴様まで!!」

ソロモン
「くらえ!!エクスプロージョン!!」


ドグレ
「なっ、爆破魔法!?」

ドグレ
「ぬっ!!」

爆破魔法で一同は吹き飛ばされる


ドグレ
「これはまずいですよ‥‥‥」

クロスセイバー
「くっ‥‥」


ソロモン
「これで終わりだ!!ニュークリア!!」



【界時抹消!!】

その瞬間、クロスセイバー達の姿は姿が消える

ソロモン
「何!?」

【狼煙霧中!!】

ソロモン
「くっ、煙‥‥‥まさか!?」


【再界時!!】

ソロモン
「ぐふぅ!!」



クロスセイバー
「‥‥‥あれ?どうしてここに?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「よろしいのですか?お兄様」

「ああ、これで借りは返した。」


Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.61 )
日時: 2021/08/11 22:17
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ソロモン
「フフフ‥‥‥くっ、仲間?孤独?力?そんなものどうでもいい」

ソロモン
「貴方の大事な世界も、仲間も‥‥‥‥この手でまとめて破壊して差し上げましょう!!」


【オムニバスリローディング!!】
【ソロモンゾーン!!】



ソロモン
「はああああああああ!!」


クロスセイバー
「こ、これは‥‥‥‥‥まずい!!」

ドグレ
「飛羽真!影柱の結界の中へ入れ!」

ドグレ
「影柱は相手を拘束させるだけじゃなく、対象者の力を上げる作用もある!」

ドグレ
「ルナとか言ったな!守影術の始祖なら影柱を広げてみろ!」

ドグレ
「2重の結界で飛羽真を底上げして、必殺技であいつを消し飛ばせ!」

ルナ
「‥‥‥やるよ、飛羽真の為にも!!」

ドグレルナ
「「影柱!!」」


クロスセイバー
「っ!!」


ドグレ
「やれ、神山飛羽真!!」

クロスセイバー
「ソロモン‥‥‥これで終わらせる!!」


【刃王!必殺読破!!】



クロスセイバー
「刃王‥‥‥創星斬!!」



クロスセイバーは剣を力強く振り上げ、衝撃波を放つ!!


ソロモンの一撃は街を滅ぼし、クロスセイバーの一撃は再生させていく
だが‥‥‥‥


ソロモン
「ハハハハ!!無駄です無駄ァ!!あの頃に比べまだ貴方は未熟!!!」

ソロモン
「神を倒すには至らない!!」


クロスセイバー
「そ‥‥‥そんな‥‥‥‥そんなことが!!」


ソロモン
「この世界と共に死になさい!!神山飛羽真ァァ!!」







イグニス
「影柱!!」



その時、クロスセイバーに掛けられた結界は‥‥‥‥三つに重なった!

クロスセイバー
「これは!!」


ドグレ
「‥‥‥‥イグニス!!」


イグニス
「‥‥‥‥‥‥‥これだけはやった!!今度こそ決めろ!!」

イグニス
「兄上と、オレと、ルナの分!」



倫太郎
「飛羽真君!!僕たちの思いも!!」

大秦寺
「刃王剣には人間の作った全ての聖剣の力が備わっている!!」

尾上
「俺たちの力全部託した!!」


「今回ばかりは手助けしてやるよ!」

ユーリ
「もう一度希望を見せてやれ!」

賢人
「‥‥‥‥‥行け!!飛羽真!!!」


ジーン
「我々もバフをかけます!どうか!!」

クロスセイバー
「皆‥‥‥‥‥ありがとう!!」




クロスセイバー
「物語の結末は‥‥‥‥‥俺達が決める!!!」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.62 )
日時: 2021/08/11 22:46
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【烈火!流水!黄雷!激土!翠風!錫音!月闇!最光!狼煙!界時!全て既読ッ!!!】

【刃王!超・必殺読破!!】


クロスセイバー
「時空友情蹴覇!!!」


クロスセイバー
「うおおおおおおおおおお!!!」

クロスセイバーは結界をぶち破り、聖剣を束ねながらソロモンに近づいて‥‥‥‥


ソロモン
「何!?」


クロスセイバー
「ハァァーーーーーッ!!!」


ライダーキックを放つ


ソロモン
「馬鹿な‥‥‥‥私はここまでやったのだぞ!!?ここまで、ここまできて私が!!!?」



ソロモン
「グワアアアアアアアアアア!!!!!」チュドーン


ソロモンは銀河級の一撃に貫かれ、爆散する!!


クロスセイバー
「‥‥‥‥‥‥!!」チャキッ



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ジーン
「やりましたね、飛羽真君!」

飛羽真
「ああ、これもみんなのおかげだ」

イグニス
「‥‥‥‥‥兄上」

ドグレ
「‥‥‥全く、オレがいればあんなの余裕だっただろ、余計なことしやがって」

イグニス
「相変わらず口だけは達者だな」

イグニス
「オレは飛羽真に力を与えただけだ、お前の為じゃない」

ドグレ
「く‥‥‥可愛くない弟だよ」


飛羽真
「‥‥‥でも、この勝利はお二人方兄弟の力あってのものです、ありがとう」

ルナ
「‥‥‥守影術がここまで進歩したのも、貴方達のおかげです」

イグニス
「先祖に恥とならない力となれて光栄です」

ドグレ
「ふっ‥‥‥神山飛羽真」

ドグレ
「最初こそ、とんでもない男と出会ったと思えば‥‥‥ある意味運命かもしれませんね」

飛羽真
「ええ」

ドグレ
「何せ、偉大な守影術士の私に出会えた訳ですから」




イザク
「‥‥‥‥まだだ、まだぁ!!!」

飛羽真
「!!」

イグニス
「まだ生きているのか‥‥‥!!」

ドグレ
「しつこい奴だな」


イザク
「はははは‥‥‥神の力は不滅だ!!たとえ今破れようとも私は死せず!!最後に敗北するのはお前たちなのだ!!」




「いや、負けるのはお前の方だ」


イザク
「なっ」


ヘリオール
「さらばだ、マスターロゴス」

ヘリオール
「幻影剣揺疑の力を見ろ!!」

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.63 )
日時: 2021/08/11 23:02
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

イザク
「ぐわっ!!」


幻影剣に斬られたイザクの視界は暗転し‥‥


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


イザク
「うっ‥‥‥‥ここは‥‥‥」

気がつくとイザクは見たことの無い空間にいた

周囲には数多くの人間や怪物の姿が


イザク
「なるほど‥‥‥大方、あの聖剣の中というわけですか」

イザク
「‥‥‥‥はははは!!全知全能の書も残っている!こんなところすぐに抜け出して‥‥‥‥」



「イザク‥‥‥イザクか?」

イザク
「!」


イザク
「レベータ」

レベータ
「まさか‥‥‥‥このような形で再開するとは、我々はやはり巡り会っているようだな、友よ」

イザク
「‥‥‥ええ、同じ究極を目指したもの同士、何かと気が合いましたからねぇ」

イザク
「これをご覧なさい、私の手にした全知全能の書です」

レベータ
「これが伝説の‥‥‥‥恐ろしい力を感じる」


イザク
「さて、ここから出る方法なんて考えるまでもありませんね」

イザク
「私の手にかかれば、彼らを従えることなど容易です、神の力もありますから」

レベータ
「ここには私の【弟子たち】もいる」

イザク
「そう‥‥‥逆襲の準備は整いました」

イザク
「今度こそ神山飛羽真を倒すために!!我々の世界のために!!」


イザク
「さぁ世界よ、私に従え!!!」

バコーン!!


レベータ
「本当にすぐ出られたな」


イザク
「私の勝ちは決まっているのです!!はーっはっはっはっは!!!はーーっはっはっはっ‥‥‥‥


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



イザク
「‥‥‥‥‥‥」

尾上
「‥‥‥‥ようやくくたばったのか?」

ヘリオール
「この聖剣は精神を閉じ込める力がある‥‥‥だか、決して出ることは出来ない」

ヘリオール
「これに斬られた物は‥‥‥‥当人にとって都合のいい幻を見たまま帰れなくなる」

ヘリオール
「そしてその肉体は‥‥‥せめてもの情だ、レベータと同じところに祀っておこう」

ヘリオールは手を掲げ、イザクを一瞬のうちに凍結させた‥‥‥‥





こうして‥‥‥‥ソードオブロゴスを揺るがす2つの世界存亡の危機は去ったのだった‥‥‥‥

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.64 )
日時: 2021/08/11 23:27
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

あれから数日‥‥‥‥


倫太郎
「今、サウザンベースでは新たなマスターロゴスを決める段階にあるようです」

倫太郎
「今度は四賢神手動の元、正しい心を持った人間が選ばれるそうです」

飛羽真
「それはよかった」

倫太郎
「僕もまた世界のため‥‥‥時空の為に強くなります」

飛羽真
「ああ、お互い頑張ろう!」

ジーン
「今回は色々と迷惑かけましたね、主にドグレとクオリアの事で」

飛羽真
「そっちの方も、和平が上手くいって良かったですね」

ジーン
「ええ、マスターロゴスとの戦いを見て人間側も考えを改めてくれたみたいです」

ジーン
「時期に私もそちらに遊びに行く機会が出来るかもしれません」

飛羽真
「‥‥‥あと、お願い聞いてくれてありがとうございます」

ジーン
「まぁ‥‥‥あればかりはこちらでもどうしようもなりませんからね」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

尾上
「おい、蓮のやつ見てねぇか?」

大秦寺
「そういえばここの所見ていない‥‥‥‥」

上條
「翠風の剣士なら、こんな置き手紙を‥‥‥」


【俺はもっともっと強くなってやる】
【その為にはソードオブロゴスにいるだけじゃダメだ】
【俺は時空に行く!】
【緋道蓮 】

尾上
「‥‥‥‥全くあいつはしょうがない奴だなぁ!」

大秦寺
「風の剣士らしいな」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【なんで俺まで引っ張ってきたんだ?ヤバい剣のパチモンだぜ?】


「お前みたいなやつでも、居ると安心するんだ」


「‥‥‥‥なぁ、デザスト」

【はぁ?】


「知らないのかよ、お前の剣にDEZERT Stormって彫られてた‥‥‥だからデザストだ」

【‥‥‥‥‥‥‥しょうがねぇなぁ。気が済むまで付き合ってやるかよ】


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


そして




ドグレ
「いらっしゃいませーー!!」

飛羽真
「うーーん、いい!営業スマイルばっちりだよドグレさん!」

ドグレ
「当然ですよ、建前の笑顔は仕事柄よくやってましたので」

飛羽真
「俺の本屋もちょうど新しい店員が欲しかったところだから、これからお願い!」

ドグレ
「‥‥‥‥ま、どうせアルアディカ戻ったところで犯罪者だし、寝泊まりする分には構いませんよ」

ドグレ
「給料はたんまり貰いますから、貴方の印税でね」

飛羽真
「ははは‥‥‥参ったなぁ」


バコーン!!

「飛羽真〜!!」

飛羽真
「あっ、芽衣ちゃん久しぶり!どうしたの一体」

芽衣
「うえ‥‥‥‥実は昨日まで39度の熱が出てダウンしてたぁ」

飛羽真
「ああ道理でこの間も休んでたんだ」

芽衣
「で、で、飛羽真!続きは‥‥‥」

飛羽真
「ああ、待ってて‥‥‥今描くから!」

芽衣
「うん‥‥‥て、今!?」

飛羽真
「今ちょうど凄いネタが出来た頃なんだ!」

芽衣
「ちょいちょいちょい、うちすぐ届けるって編集長に言っちゃったんだけど」

ドグレ
「‥‥‥‥‥」

芽衣
「てか、この人、誰?ていうか人?」


飛羽真
「ああ、紹介するよ」



飛羽真
「うちのファンタジック本屋かみやまの記念すべき初の店員、ドグレさんだ!」パァーン

ドグレ
「フフ」


【仮面ライダーセイバーif】
『ドグレ黙示録編』

『物語の終わり』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして、NEXT episode

物語は終わり、またひとつの物語へ‥‥‥




「さて、ジャンプどうなってるか‥‥‥」

「あれ、また無くなってる‥‥‥タイムアウト」


「うっそーー!?【ボーンコレクション】打ち切られてたのー!?」

「あんな面白い漫画切るなんて、この雑誌は見る目ないなー‥‥‥‥」




ダウン
「‥‥‥‥‥‥‥あー、仕方ない」


ダウン
「あたしが雑誌作るかー‥‥‥」


NEXT MMトウスター
【ネオジャンプ編】

いつか公開。

Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.65 )
日時: 2021/08/11 23:39
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【あとがき】

たくっちスノー
「ども!今回は出番控えめ!たくっちスノーです!」

たくっちスノー
「さて今回の話、ゼロワン編から続く令和ライダーのifストーリー!」

たくっちスノー
「‥‥‥‥時間かけすぎちまった!!リバイスの予告始まってる!」

たくっちスノー
「セイバーが完結するまでには終わらせたい!!と思ってここまでこぎ着けました」

たくっちスノー
「一応プロット書いてる頃にはクロスセイバーは登場してた頃だな」

たくっちスノー
「さて今回の話」

たくっちスノー
「【ナントカ三術将2】で登場したドグレが神山飛羽真と接触した話になるな」

たくっちスノー
「更にそこからクオリア、レベータ、マスターロゴスと巡る巡る関係と‥‥‥ってのだ」

たくっちスノー
「本編で結構面倒事になった神山飛羽真の裏切り騒動、組織の決別は丸々カット」

たくっちスノー
「マスターロゴスも今回は清々しいくらい悪役してたので楽しく書けました」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【神山飛羽真】

たくっちスノー
「今回の主役、1周目から今までマスターロゴスに勝ち続けてきた男」

たくっちスノー
「正式には3週目は【神山飛羽真】じゃないんだよな、詳しくは別の作品にて」

たくっちスノー
「新約プリミティブドラゴンやルナのことなど、過去から色々描き変わってはいるもののその力は相変わらずだ!」

たくっちスノー
「更にはグレイブドラゴンの力によりほんのちょっとパワーアップだ!」

【守影術士ドグレ】

たくっちスノー
「逃走中で言うところのヒール役」

たくっちスノー
「そしてメイドウィン小説シリーズではおなじみの悪役からの善人化‥‥‥‥じゃないんです!」

たくっちスノー
「ドグレは立場上はおとなしくしてるが性格は悪人時代から変わってないんだ、飛羽真とは縁があるし住処が無くなると困るからおとなしくしてるだけ」

【深加宮賢人】

たくっちスノー
「1周目、つまり原作の【仮面ライダーセイバー】と同一人物の賢人。」

たくっちスノー
「松山やヨウコ以来の『過去の周回キャラ』ってわけだ」

たくっちスノー
「未来泥棒と3つの世界ワンダーライドブックについては、まだ秘密です!」

【マスターロゴス】

たくっちスノー
「今回のラスボス、同じく1周目からの記憶所持者」

たくっちスノー
「過去の失敗を反省し自分にとって害である神代兄妹を始末し、ストリウス達メギドをゾンビのように変えてしまった」

たくっちスノー
「それでもまだ神山飛羽真に勝てぬまま、一生都合のいい偽の物語に囚われていくことになるのだろう」


【ストリウス】

たくっちスノー
「本家セイバーのラスボス、今回はマスターロゴスに図られてゾンビ化してしまったばかりか、かつてのドグレのような末路を迎えてしまった悲運のキャラ」

たくっちスノー
「多分、マトモな精神しててもカーレッジに始末されてそうだが‥‥‥」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

たくっちスノー
「ではまた、いつかのトウスターの話で会いましょう」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


チーン!


【仮面ライダーセイバーif】一気読みが完成致しました

焼きたてのうちにどうぞ