二次創作小説(新・総合)
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.172 )
- 日時: 2022/09/18 11:29
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: xJyEGrK2)
バイス
「やぁみんな覚えてる?前回までの仮面ライダーリバイスif編は!」
バイス
「俺っち達しあわせ湯のお隣さんに山口家の祷っていうこれまた幸せな家族が引っ越してきたわけだけど」
バイス
「何、故、か!悪魔達に狙われるわギフが表舞台に現れるわ、その正体がカーレッジ・フレインとかいう傍迷惑な男だわ、俺っち達の仲間は次々とやられて滅茶苦茶大ピンチ、世界滅亡寸前だでもー大変!」
バイス
「だけどこれまでの事はぜーーんぶ【元・超高校級の幸運】うつろ様こと前田勇気のカーレッジ破壊計画に過ぎなかった!」
バイス
「計画が完璧に成功した勇気、生き残ったカゲロウと祷は時間を戻して、今度こそ全員を救う為に頑張っちゃう!」
バイス
「おまたせしました!ここから大逆転!が始まるぜ、うへへへへへへ!!!」
祷
「あのーすみません」
バイス
「何?」
祷
「ここ、多分タイムマシンのあの渦的なところなんですが………何故貴方がここにいらっしゃるのでしょうか、あの前田くん………」
うつろ様
「……………」
うつろ様
「僕がずっと何もしないままで情報が集まると思うか?」
バイス
「そういうこと」
祷
「バイスさんちょっと失礼します」
バイス
「えっちょっとなんで指近付けて………」
ペチッ
バイス
「痛っ!!ねぇこの子!!デコピンしてきたんだけど!酷くない!? 」
うつろ様
「それはつい最近まで祷の唯一の暴力表現だった」
祷
「怒りますよ!!貴方も……ずっと一輝さん達を騙してたことになるじゃないですか!」
バイス
「まぁ俺っちも巻き込まれて1回死んでるしさぁ」
バイス
「俺は………本音を言えばギフを倒すとか、家族とか、ぶっちゃけ全然よく分かんないし、どーでもいいってのが現状」
バイス
「でもさ……一輝、面白いじゃん?」
バイス
「便乗したり、からかったり、楽しいことに付き合ったり………そういう生活、結構面白いんだぜ?」
祷
「変身によってその思い出が奪われてもですか?」
バイス
「俺は過去は振り返らない、昔何があろうと未来が明るくて面白ければなんでもいいじゃないの」
バイス
「だから、俺っちはさっきまで世界が滅茶苦茶にされて、一輝が死んだことはもう知らん!」
バイス
「今、お前達と協力してギフも倒せて、平和が戻るなら、それでいいや」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.173 )
- 日時: 2022/09/18 17:18
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
……………
祷
「はっ!!」
祷は気がつくと……我が家でもある診察所に来ていた
バイス
「あ、どうやら記念パーティーしてる時に戻ったっぽい」
祷
「ここですか!?」
………自分の周りには、一輝、大二、さくら、響、金城……彼らもしっかりいた。
響
「かなっちゃん、どうしたの?」
祷
「え、あ………いえ、なんでも………」
祷
(これ、本当にやり直されてるんですよね………?)
バイス
(まぁ、多分そうっしょ、当たり前だけど皆覚えてないけど)
一輝
「祷さんどうしたの?なんか顔が疲れてるけど」
平良
「あっ、本当じゃん大丈夫?」
祷
(戻った………信じられませんが、これは現実………もう二度と、あんな事が起こらないように………)
うつろ様
「心配するな祷、カーレッジが劣化した以上前と同じことは起こらん」
祷
「えっ!?」
一輝
「え?」
祷
「な、なんでここにいるんですか貴方!?」
金城
「………何言ってるんだ、前田はさっきからここに居たじゃないか」
響
「かなっちゃん本当に大丈夫?」
うつろ様
「もうヒューマギアの身代わりはいらないからな、それとも僕がいたら嫌か?(小声)」
祷
「………いえ、そういうわけでは」
バイス
「なんか………距離作ってない?」
うつろ様
「そうか?」
祷
「作らないようにはしてます」
波多乃
「本当に何があった…………」
祷
「あれ、そういえば………」
祷
(あれからカゲロウさんどこに行っ………)
その瞬間、祷の意識は途切れ…………
一輝
「祷さん!?」
大二
「ほら、やっぱり今日は何かおかしいって!寝かせた方がいいんじゃ………」
「ふっ………ふっふっふっふっ」
祷
「ああ………」
大二
「祷さん?」
祷 (カゲロウ)
「よう、久しぶりだな………バカ大二」
一輝
「!?」
大二
「!?」
響
「えっ」
大二
「え、お前………その言い回し………」
大二
「お前、カゲロウなのか!?」
祷 (カゲロウ)
「ああ………あの体も飽きたんでな、折角だから他のやつに憑依させてもらった」
大二
「出ろ!!さっさと!!」
祷 (カゲロウ)
「嫌に決まってんだろ?出たらお前の体になるだろうが」
大二
「俺から生まれたんだから当たり前だろ!!」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.174 )
- 日時: 2022/09/18 18:53
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
平良
「佳奈多ちゃん本当にどうしちゃったの!?」
一輝
「多分これはかくかくしかじか」
波多乃
「それ……前に私達と居たあの存在か………祷に取り付くとは厄介な」
平良
「だから様子が変だったんだ……どうすれば?塩とかにんにく投げればいいのかな」
祷 (カゲロウ)
「人をドラキュラみたいな扱いするな」
うつろ様
「悪魔だがな」
波多乃
「おいお前、その体は私達の大事な友人だ………好き勝手するのはやめてもらおうか」
祷 (カゲロウ)
「うるさい、俺はあの体飽きたんだ」
祷 (カゲロウ)
「減るもんじゃねぇしいいだろ、なんならお前の体を乗っ取ってやろうか?このガキより動きやすそうだ………」
波多乃
「お前………!」
平良
「待って、落ち着いて菖蒲ちゃん!!」
金城
「一輝さん、どうにかする方法を知りませんか?」
金城
「こんなことを言いたくないのですが、友人があんな事をされては少々不愉快です」
一輝
「分かりました………すみません」
一輝
「おい、カゲロウ!」
祷 (カゲロウ)
「なんだ?お兄様よぉ、アンタも俺に文句をつけるのか?」
一輝
「今すぐ彼女から出るんだ!」
一輝
「カレーあげるから!!」
祷 (カゲロウ)
「…………」
……………
それから………
カゲロウ祷はふんぞり返っていた
カレーを待機するために。
祷 (カゲロウ)
「早くしろよ」
うつろ様
「あれで従うのか………」
平良
「うわっ、都合よくカレーの材料が冷蔵庫にある!」
波多乃
「そして、それを何故私が作らなくてはならないんだ………」
一輝
「す、すみません本当に……… 」
バイス
「ま、カゲロウの機嫌がいいうちにパッと作っちゃおうかな」
波多乃
「………………」
波多乃
「茜、頼んでいいか?」
平良
「任せてよ、こういうの得意だから!」
金城
「平良は【元・超高校級のメイド】なんだ」
響
「それもメイドカフェのものとは違う本物のメイドよ!」
………
暫くして
物凄い手際でカレーが出来上がっていくのが見えた
波多乃
「流石だな………少し見てもい」
平良
「…………」ドボボボボボボ………
波多乃
「茜、それなんだ?」
平良
「デスソースです」
波多乃
「デスが1個多くないか?あとビン逆さまじゃないか?」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.175 )
- 日時: 2022/09/18 20:36
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
平良
「出来たわよ」
茜は何食わぬ顔で色々入れたカレーを祷カゲロウの所に置く
後から見に来た波多乃は完全に目を逸らしていた
響
「ねぇカレー凄い色してるんだけど」
金城
「流石に命の危機を感じるな」
祷 (カゲロウ)
「やっべぇ………♡」
うつろ様
「作ったならまず味見しろ」
平良
「うっ」
平良
「り゜ょっ」
茜は前田にカレーの入ったスプーンを突っ込まれ、人間が発したとは思えない声を上げながら倒れた
響
「あかっちゃん!?」
金城
「おい波多乃!!こいつはカレーに何を入れた!!」
波多乃
「し、知らん!!私はもう何も知らん!!」
響
「何が怖いってそれを嬉しそうに食べてるカゲロウなんだけど」
祷 (カゲロウ)
「おっ♡脳溶けるッッ!!たまんねぇ!!全身をぐちゃぐちゃに引き裂くようなこの感覚!!」
金城
「お前はどんな味わい方をしているんだ!!」
カゲロウは祷から飛び出しながら、カレーの続きを行う
祷
「あれ、私一体………」
祷
「痛あああああ!!!?口が!?口が辛……いや、痛いっっ!!?」
バイス
「そりゃそうよ」
大二
「ホントすみませんウチの悪魔が」
響
「かなっちゃん!!あかっちゃんが、カレー食べてから呼吸していない!!」
祷
「何を食べたらそんな事になるんですか!!」
祷
「それ以前に、カゲロウさんもこんなことしてる場合じゃありませんよねーっ!!」
…………
祷
「………はぁ、はぁ、私たちには時間がありませんのに」
うつろ様
「何を焦る?あいつの力はだいぶ抑え込んである、同じことは起こらないことは分かっているだろう」ブクブクブク
波多乃
「前田………何を言っているのか分からん、あとカレー鍋に沈められてるが大丈夫か」
平良
「酷いよ前田くん!」
うつろ様
「どっちがだ」ブクブクブク
祷
「………」
カゲロウ
「で、祷………お前ならどうする」
祷
「どうするって、全部打ち明けるに決まってるじゃないですか」
響
「ちょっと、本当にどうしたのよ」
バイス
「何?結婚報告?」
平良
「は?」
うつろ様
「うっ、超高校級の2度漬けっ………」ズブ
カゲロウ
「お前結構余裕あるな?」
祷
「いい加減にしてくださいッ!!」
バイス
「言われてるよ」
うつろ様
「1番はお前だ」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.176 )
- 日時: 2022/09/18 21:24
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
祷
「………今まで全部見てきたこと、明かす必要があります」
金城
「………祷?前田も何が」
うつろ様
「今気付いたが、五十嵐元太の姿が見えないようだが」
一輝
「父ちゃんだったら今忘れ物取りに行ってるけど」
と、話していると……ちょうど、元太が帰ってきた
大二
「あっ、戻ってきた」
元太
「いや〜後は1人で探すから、先に戻っておいてってママさんが」
さくら
「なんかパパに用があるっぽいって」
元太
「俺に?君が?なんか髪型ちょっと変わってない?」
うつろ様
「そんな事はいい………要件もすぐに終わるよ」
うつろ様
「なぁ、五十嵐元太………いや、【白波純平】」
元太
「!!」
一輝
「白波……純平?」
響
「えっ……その人、誰?」
一輝
「いや、俺も聞いたことがない………」
元太
「…………」
皆が困惑する中………元太だけが重い顔をしていた
元太
「どこでその名前を……知ったのかな」
祷
「…………ごめんなさい、ここではそれは………」
祷
「場所、変えませんか?」
祷
「貴方が行くはずだった【あの場所】に」
元太
「…………そこまで、知っていたのか」
祷
「………」
祷
「その…………」
響
「かなっちゃん………?」
祷
「皆さんも着いてきてくれませんか?」
一輝
「…………」
一輝
「分かった、父ちゃんの事だもん、俺も知っておきたい」
大二
「変だと思ったけど………何かあるんだね」
金城
「俺にも来て欲しいということは、余程重要な事なんだな」
平良
「これ……金城君達はともかく、私たちがついてっていいの?」
祷
「お願いします………久しぶりに皆さんの顔も見ておきたいですし……」
波多乃
「私たち、つい昨日に会ってないか?」
祷
「…………」
うつろ様
「全員来い」
カゲロウ
「いいのか?」
うつろ様
「あいつがそう望んだなら、それでいい」
大二
「…………おい、待て………お前達」
大二
「前にも会ったことがあるのか?」
うつろ様
「…………」
うつろ様
「祷、任せる」
祷
「……………はい」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.177 )
- 日時: 2022/09/18 22:00
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
祷が場所を変えるために向かった先は………
元太
「………参ったな」
元太
「ここまで知っていたか」
祷
「他でもない、貴方に連れてきてもらいましたから」
大二
「え、ここ何処?」
響
「もしかして、なんかの秘密基地だったりしない?」
金城
「いや………俺の目には単なる民家にしか見えないが………」
元太
「秘密基地、というのは一部正解だ……鍵は持ってる」
…………
真澄
「……純平?どうしたんだ、まだ完成まで時間が………」
一輝
「………え?」
平良
「………この人、誰?」
真澄
「これは一体………」
元太
「………………」
祷
「一応………ここでは初めましてになりますね」
祷
「私は祷佳奈多といいます………貴方に会いに来ました………狩崎、真澄さん………」
真澄
「私の事を…………」
一輝
「狩崎……って、まさかあの人の関係者!?」
真澄
「それも踏まえて………君は一体何者なのか、聞いてもいいかな」
祷
「はい………」
……………
そして、祷はつい先程まで経験したこと、全てを……包み隠さず話した
真澄
「…………驚いたよ 」
真澄
「まさか、人生をもう一度やり直していると言い出すとは」
一輝
「し、しかも………ギフが復活して………」
響
「あたしたち全員………死んじゃったの………? 」
祷
「………皆さんが、私一人を生かしてくれました」
祷
「もう、あの人によって皆が死んでいく姿は……見たくありません」
うつろ様
「勘違いするな」
うつろ様
「お前達が死ぬことまで含めて僕の計画だった」
うつろ様
「……それに、こうして元に戻したからいいじゃないか」
大二
「お前!!そういう問題じゃ………」
金城
「………見損なったぞ前田、お前がそんなやつだったなんてな」
うつろ様
「なんとでも言え、僕は高校時代の前田勇気とは違う、いや……_」
うつろ様
「結構無理したよ、慣れない性格の真似事は……」
金城
「それが本来のお前ということか?」
うつろ様
「そう受け取れ」
金城
「あと………なんでお前は平良を椅子にしている?」
うつろ様
「ああ、これか」
うつろ様
「平良茜は数年以上前から関係を持ち……雑用、暴力、諜報などを行う……」
うつろ様
「言うならば【下僕】だ」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.178 )
- 日時: 2022/09/18 22:14
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
波多乃
「下僕だと………それは一体どういう意味だ!?」
うつろ様
「お前の知る平良茜とは別だ、僕が前田勇気として振舞っていたように……」
うつろ様
「コイツにも【平良茜】という人間を映した、ただし……僕とは違いそういう人格を作ったと言った方がいいか」
大二
「お前、一体なんなんだよ………」
うつろ様
「人によっては【希望】といい、悪意に触れれば【絶望】と呼ぶ……そんな風に言わ」
平良
「で、それはそれとして」
うつろ様
「れっ」
椅子の体制になっていた茜が突如立ち上がったことで前田はバランスを崩す
平良
「話を聞いている限りだと、前田君は私たち全員を何もせず見捨てたってことだよね?」
うつろ様
「そうだ、そういう計画だからな」
うつろ様
「僕が手を出したところでどうしようもな」
平良
【菖蒲ちゃん見殺しにしたのか?】ドスッ
うつろ様
「膝ァっ」
平良
「うおおおおおおおおおおおお!!!!」
茜は凄い勢いで前田に捻りを込めた蹴りを加え続ける!!
平良
「これは菖蒲ちゃんの分!!」
平良
「あとこれも菖蒲ちゃんの分!!」
平良
「これも!!これも!!これも!!これも!!これも!!これも!!これも!!これも!!これも!!これも!!」
平良
「全部菖蒲ちゃんの分だァァァ〜〜〜っ!!!」
うつろ様
「ヤッダァァァバッ!!」
うつろ様
「大丈夫致命傷だ」
バイス
「満身創痍ですやん」
祷
「まだ何も始まってないのに怪我人増やすのやめてくれませんか!!?」
響
「あかっちゃんってあんなに早く動けるんだ………」
金城
「俺が止める暇もなかったぞ………」
…………
改めて、包帯ぐるぐる巻きの前田が口を開く
うつろ様
「で」
うつろ様
「話を戻すが、今後数日もしない内にカーレッジ・フレインはギフの正体として大々的に姿を表す」
祷
「そこで問題があるのですが………」
一輝
「何かあるんですか?」
バイス
「ああそうそう、そういやカーレッジの奴、見せしめで誰か知らんやつをギフテリアンにしてたっけ」
カゲロウ
「おい、まさかそいつまで救いてぇって言うんじゃねぇだろうな、無関係だろ」
祷
「ですが………!!」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.179 )
- 日時: 2022/09/18 22:29
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
響
「あ、そうだ!」
響
「演説の時にあたし達がカチコミしたらどう!?」
一輝
「確かに、それが出来たらいいけど戦力が………」
大二
「ヒロミさんは迂闊に変身できないし………さくらも今は変身出来ない」
祷
「えっ?さくらさんも変身出来たんですか?」
真澄
「ああ、実は私はデモンズドライバーのデータの他にリベラドライバーというものも作っていたんだ」
さくら
「………でも、あたしの悪魔………ラブちゃんは急に現れなくなった」
うつろ様
「恐らくそいつはマガイモノとして未発達だったんだろう、成分が体を維持出来ぬまま終わったんだろう」
さくら
「それって………ラブちゃん死んじゃったってこと!?」
真澄
「さくら君には継がれた成分が薄いのだろう、兄達ほど注入すれば復活する兆しはある」
大二
「ですが………下手したらヒロミさんのようになるのでは」
真澄
「その可能性もあるだろう………だから私は無理にとは言わない」
金城
「だがどうしたものか……もう少し戦力が欲しいところだ」
真澄
「………デモンズドライバーを再開発しよう」
一輝
「え!?デモンズドライバーを!?」
真澄
「ああ、今の純平でも扱えるベイルドライバーの改良を施していたところだ、デモンズドライバーにも行い、性能と安全化を計ろう」
平良
「でもそれ………誰が使うの?」
祷
「そう…………ですね」
金城
「…………ここは俺にやらせてくれ」
真澄
「いや………私は、菖蒲君が適任ではないかと考えている」
波多乃
「………何!?私が!?」
平良
「えっ、菖蒲ちゃんが!?」
真澄
「カゲロウの話を元に君のデータを調べさせてもらった」
真澄
「これを見てほしい」
真澄はコンピュータを操作し、ある映像を見せる
真澄
「仮面ライダーは一般的に100メートル走のタイムでスピードを判別する」
真澄
「仮面ライダーリバイ、3.8秒。仮面ライダーバイス、3.7秒。」
真澄
「仮面ライダーエビル、丁度3秒。そして、仮面ライダーデモンズ、3.4秒」
真澄
「………そして君は、生身で、それも佳奈多君を背負った状態で………エビルと併走したそうじゃないか」
波多乃
「確かに出来た……だが、それは祷の危険を感じたからであり………」
波多乃
「私はただのアスリートだ、彼らのように特別な訓練なんてしていない、戦いなんて素人だ」
真澄
「それは五十嵐一輝も白波純平もそうだった」
波多乃
「…………」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.180 )
- 日時: 2022/09/18 22:51
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
平良
「菖蒲ちゃんにそんなこと………私たち、ただ佳奈多ちゃんに会いに来ただけだよ!?」
波多乃
「……………」
一輝
「俺が言えたことじゃないけど、危険な行為だから………無理に奨めたりはしない」
祷
「はっきり言って私もあまり推奨はしたくありません、リスクも高すぎますし………」
波多乃
「……」
波多乃
「響」
響
「何、はたちゃん」
波多乃
「お前もしばらく会わないうちに……仮面ライダーとやらになっていたな」
響
「あ、そっか、選択によってはあたしははたちゃんのライダー先輩になっちゃうのね」
波多乃
「………何故響はライダーになろうと思ったんだ?」
響
「あたし?あたしはね………守りたい夢があったから」
響
「許せない奴がいたから、負けたままで終わりたくなかったから………」
響
「あとね、それに何より………」
響
「…………見て見ぬふり、したくなかっから」
波多乃
「……そうか」
波多乃
「真澄さん」
平良
「菖蒲ちゃん…………」
波多乃
「私はどこまで期待に応えられるか分からない、だが………やれるだけはやってみようと思う」
真澄
「!」
平良
「菖蒲ちゃん!?」
波多乃
「………心配するな、茜、引き際は弁えている」
平良
「…………」
響
「あかっちゃん、はたちゃんがいなくなるのが怖いのね」
響
「分かるよ、あたしもそうだったから」
平良
「…………」
一輝
「波多乃さん………」
うつろ様
「意外だな、これが【時空に触れる】ということか」
カゲロウ
「これもまた『天運』って奴じゃねぇのか?」
うつろ様
「頭に入れていないことまで実現されてたまるか」
波多乃
「それで、私は何をすればいい?」
真澄
「こちらに」
さくら
「私もその活性化ってやつ受けてくる」
真澄に案内され、2人は部屋の奥へ入っていく
…………
平良
「…………」
うつろ様
「不安か?」
平良
「菖蒲ちゃんまで失ったら、私は………」
バイス
「力もなく庇ってギフテリアンになるよりはマシじゃない?」
平良
「一輝さんこのシマシマ野郎にコーヒーかけていいですか? 」
大二
「でも、これで少しは何かが変わった………のだろうか?」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.181 )
- 日時: 2022/09/18 23:09
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
真澄
「スピードに関しては把握している………君は『陸上選手』だそうだ」
真澄はレバーを引くと数多くの設備が変形して飛び出してくる
さくら
「なにこれ………」
真澄
「10年以上前の物だからガタが来ているかもしれないが……」
波多乃
「問題ない、始めてくれ」
…………
真澄
「テスト1!三段跳び!」
波多乃
「っ!」
一輝
「どうも」
さくら
「一輝兄どうしたの?」
バイス
「テストの確認!」
一輝
「あと、俺達もこういうことしといた方がいいか………」
波多乃
「っ!!」どすん
一輝
「今あの人すっごい飛ばなかった?」
…………
波多乃
「スポーツの経験は?」
一輝
「昔、サッカーだったら………」
波多乃
「私のクラスメイトにも優秀なサッカー選手がいた、貴方もなかなかいい脚をしている」
一輝
「それはどうも」
真澄
「テストその2!砲丸投げ!」
波多乃
「はあああっ!!」ブン!!
ズドン!!
さくら
「壁にめり込んだ!?」
真澄
「ハンマー投げ!!」
ガシャァァン!!
真澄
「棒高跳び!」
真澄
「ウェイトリフティング!」
ミシッ!!
真澄
「パンチング!」
真澄
「受け身!」
バイス
「………………なにあれ?レベル違くない?」
大二
「凄いアスリートとは聞いてたけど……予想以上だな」
祷
「波多乃さんは確かにそういう所がありますが………無理してないといいですけど」
響
「時空に出たら武道ヒーロー連合に狙われそうね、はたっちゃん………」
バイス
「よし、俺っちも筋トレしよっと」
大二
「………ま、何もしないよりはいいか」
と、仮面ライダー達全員は気がつくとトレーニングに参加していた。
………
響
「ねぇ、ひとつ聞いていい?こんな時だけど」
祷
「なんですか?響さん」
響
「なんで診察所が【祷山口診察所】なの?かなっちゃんのお父さん、山口じゃないでしょ?」
祷
「ああ、それですか?妹が看板書く時に間違て山二と書く予定が」
響
「………山二も意味不明よ?」
祷
「山二モ負ケズ、です!」
響
「誤植を認めろ!!」
うつろ様
「誰に向かって話しかけてるんだお前は」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.182 )
- 日時: 2022/09/18 23:33
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
バイス
「あれ?そういえばお巡りさんは?」
祷
「金城君でしたら、調べたいことがあると………」
平良
「え?それってどこに………」
祷
「私は何となくわかっています、恐らく………」
……………
金城は1人、ある場所に来ていた
それは………
金城
「悪魔崇拝組織、デッドマンズ………か」
あの跡地であった。
「誰だ!!」
そこには………あのデッドマンズの青い服を着たフリオの姿が
金城
「話は聞いている、お前がフリオか」
フリオ
「その格好は……警官か?俺を捕まえに来たのか」
金城
「行く行くはそうするつもりだが、今はそれどころではない」
金城
「アギレラはどこだ?」
フリオ
「アギレラ様には指1本近付けさせんぞ」
金城
「………分かっている、その女がもう死んでいることも」
金城
「マガイモノ成分となって、その奥に瓶の中に入れられている事も 」
フリオ
「…………」
フリオ
「…………何が、目的だ?」
金城
「こっちも許せない事情があってな」
金城
「お前達が崇める【ギフ】とやらを潰さなくてはなくなった」
フリオ
「…………そうか」
フリオ
「なら、ひとつ言っておこう………俺はもうギフの味方では無い」
フリオ
「いや、最初から………俺はアギレラ様にのみ仕えていた」
金城
「………祷の言う通りだったな、これなら………」
金城
「受け取れ」
金城はポケットから紙を投げ渡す
金城
「また、ギフと戦う時が来たら連絡を入れる………お前も、果たしたいことがあるのだろう?」
金城
「俺はいつもなら犯罪を犯したクズを見逃す道理は無いが………今回は状況が状況だ、神殺しに付き合うとしよう」
フリオ
「…………」
…………
真澄
「信じられん」
真澄
「過去の実験でアスリートと比較して純平にトレーニングをさせた事はあったが………」
真澄
「比較対象であるアスリート達のレコードを悠々と超えてしまった………」
真澄
「ここにライダーシステムの増強が加われば………」
「ヘイ、ダディ!」
真澄
「!」
ジョージ
「今度はアスリートで人体実験かい?馬鹿げてるね」
真澄
「ジョージ………!?」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.183 )
- 日時: 2022/09/19 07:28
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
真澄
「何故、ジョージがここに………?」
祷
「あっ、すみません………ヒロミさんにも声をかけて話をしておこうと思いまして………」
ジョージ
「そしたら、何故か私の実家から電話がかかり、リトルドクターの声が聞こえてきたのでね、ヒロミの後ろに着いてみればこの始末さ」
ジョージ
「アンタ、死んだフリしてまた変なこと企んでるんじゃないだろうな」
波多乃
「彼は?」
祷
「息子さんです」
波多乃
「………そうか、誤解しないでほしい」
波多乃
「確かに私は彼に勧められてこういったことをしているが、私も自分の意思でこの力を得ると決めたんだ」
ジョージ
「だが、仮面ライダーというものはそう単純なものでもない………アスリート人生が壊れるかもしれないのだよ?」
波多乃
「………覚悟の上だ」
ヒロミ
「ここに居たのか、狩崎」
祷
「ヒロミさん!」
大二
「来てくれたんですね!」
ヒロミ
「ギフが近いうちに復活するなんて言われては黙ってはいられない」
ヒロミ
「それに………本当なのか?1度世界が滅んでいるというのは」
祷
「………」
ヒロミ
「君には辛い思いをさせたな………」
祷
「あっ、それどころではありません!フェニックスは………」
祷はフェニックスと赤石の事を話す
ヒロミ
「赤石長官がギフ……いや、カーレッジという男と繋がっていたのか………」
ジョージ
「君の言うことが確かなら、彼は能力を1部借りていると推測できるね、人間にあんな真似は不可能だ」
ヒロミ
「………………」
ジョージ
「それで今は、決戦に迎えトレーニングなうということかい 」
祷
「はい………これが役に立つかは分かりませんが」
ヒロミ
「なら俺も付き合おう」
ヒロミ
「君が言うには驚異となる悪魔が山ほどいる、なら………俺達も少しでも変わらなければならない」
ジョージ
「…………」
ジョージ
「それは、そうだ………実際私もある程度は考えてある」
祷
「一輝さん達のアップグレードと、デモンズの量産型……ですか」
ジョージ
「君はなんでも知ってるんだな………だが、それだけじゃない」
ジョージ
「…………『ジュウガ』を完成させる」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.184 )
- 日時: 2022/09/19 08:24
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
祷
「ジュウガ……」
ジョージ
「あのデモンズがダディーの中の最高なら、このジュウガこそ史上最強の仮面ライダーだ」
ジョージ
「だが………悪いが、これは1人でやらせてもらう」
ジョージは素っ気なく出ていってしまった
祷
「………狩崎さん」
………
普段からは信じられない冷めた態度に、一輝と祷は、ジョージの件について真澄に話を聞いてみた。
真澄
「………無理もないさ、ジョージが私を好いていない事は分かっている」
真澄
「ベイルの件からずっと死んだもの扱いで………表舞台にも上がれず、幼い頃から寂しい思いをさせてしまった」
真澄
「………私もかなり後悔しているよ、もっとジョージに親らしいことをしてやりたかった、私の真似をして実験を行う彼を褒めるくらいしか出来なかったからね」
祷
「………」
一輝
「狩崎さん、真澄さんの事……嫌っているのかな」
祷
「ですが、私たちはあくまで部外者ですので 、あまり詮索してはかえって失礼になりますし………」
…………
そして、ジョージは意外な人物を研究室に呼んでいた
響
「あたしに要件って何?科学者が」
ジョージ
「君は、あの飛電或人と友人関係を持っているそうだね」
ジョージ
「私は仮面ライダーというものを平等に全て尊敬している、ジュウガは彼らのデータをリスペクトして完成しなくてはならない」
響
「確かにゼロゼロはゼロツーと協力するために作ったけど………役に立つかわかんないわよ?」
ジョージ
「構わない、データは多い方がいい」
響
「………ね」
響
「あんたってパパの事嫌いなの?」
ジョージ
「………さあ、ね」
ジョージ
「少なくとも言えることは、『憎い』とか『許せない』という単純な気持ちじゃないね、これは……」
響
「じゃあ、少なからず好きなところもあるのね」
ジョージ
「………今の私があるのはちょっとのダディの教えと、明日の仮面ライダーの放送のおかげには否定しない」
ジョージ
「だが、デモンズドライバーはダディが作ったもの、リバイスドライバーもツーサイドライバーもそれらを真似しただけだ………」
ジョージ
「今のままでは……私はダディを越えられない、このジュウガで私は………ダディを………」
響
「………ああ、そういうことね、分かるわ、あたしにもそういう風に思ってたことがあった」
ジョージ
「…………………」
ジョージ
「比較相手は?」
響
「双子の妹、いや、運命が違えばあっちがお姉ちゃんだったのかも」
ジョージ
「…………それは、確かに複雑だろうね」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.185 )
- 日時: 2022/09/19 09:07
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ジョージ
「………これはギフとの戦いでもあり、私がダディを超える為の戦いでもある!」
ジョージ
「彼らには悪いが、私情を挟ませてもらうよ……ダディ、折角会えたのにいつまで生きているか分かったものじゃない」
響
「…………」
ジョージ
「ちょっとコーヒーでも飲んでくる、ゼロワンのデータでも送っててくれ」
………
響
「あたしにどうしろと!?」
…………
私室に戻り
ジョージ
「ここのコーヒーメーカー変わってないな………そして、この家も子供の頃から何もかも同じだ」
ジョージ
「…………あるいは、ね」
ジョージはある部屋の壁に手を触れると、多いな揺れとともに変形し……扉のように開く
その音を聞きつけ、ちょうど帰ってきた金城と上から一輝が駆けつける
一輝
「これは一体………えっ!?部屋!?」
金城
「貴方は………?」
ジョージ
「なんだ、来たのかい………見ていくかい?」
………
ジョージ
「ダディの研究室だよ、大昔のね」
一輝
「つまりここは、真澄さんの部屋なんですか」
金城
「埃は一切ない……今も定期的に掃除だけしているだろう、その時が止まったように………」
ジョージ
「大きなお世話だよ、全く………」
一輝
「………あれ?これ」
一輝はデスクにスケッチブックが置いてあるのが見えた、開いてみると………恐竜や鷹の絵が書いてあった
一輝
「これ、狩崎さんが描いた絵じゃないですか?」
ジョージ
「そんなに見ないでくれよ、とても見れたものじゃ………」
ジョージ
「……………ん?」
ジョージ
「ティラノサウルス………イーグル………ゴリラ、カマキリ、マンモス……ブラキオサウルス………まさかこれは………」
金城
「何の変哲もない動物の絵だが……何か?」
一輝
「………あ!これってバイスタンプ!」
一輝はポケットからバイスタンプを10個取り出す
一輝
「これ、バイスタンプの元になった動物じゃないですか?」
ジョージ
「そう………ダディが残していた10種類の生物のDNA……それを元に作った仮面ライダー用のバイスタンプ………」
ジョージ
「………………まさか、まさか…………こんな物を参考にして?」
一輝
「…………」
一輝
「真澄さん、狩崎さんと親子らしい事があまり出来なかったって後悔してました」
一輝
「このバイスタンプは………真澄さんにとって大切な、貴重な思い出の象徴だったんですよ」
一輝
「せめてもの、家族の繋がりとして」
ジョージ
「勝手なことを………」
ジョージ
「まぁ、デザインをレジェンドライダーからリスペクトした私が言えたことでは無いか………」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.186 )
- 日時: 2022/09/19 09:26
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ヒロミ
「狩崎?」
ジョージ
「………」
ヒロミ
「聞いたぞ、また何か妙なものを作っているそうだな」
ジョージ
「ああ、【悪魔を必要としない】ベルトだよ」
ヒロミ
「それがジュウガとやらか………ん?その絵は?」
ジョージ
「………触るな、大切なものだ」
ヒロミ
「それは悪かった」
…………
ジョージ
「リトルドクター、前見た時はいつ演説が始まった?」
祷
「あと………3日後、ですかね」
うつろ様
「当然だが人生は何が起こるか分からない、こんなものでも参考になるかは怪しい所がある」
平良
「…………」
うつろ様
「どうした、茜」
平良
「………私ってここにいていいのかなって思って」
平良
「菖蒲ちゃんや響ちゃん、金城君達もそれぞれ備えて頑張っているのに………私、毎日毎日、ご飯作ったりしてるだけで、あまり役に立ててないなって」
平良
「もっとこう、皆みたいに世界の為に………」
一輝
「いえ、皆さんの為に栄養や健康を考えて手を尽くしてくれる平良さんには……感謝しきれませんよ」
大二
「今の俺達があるのは遠からず貴方のおかげでもあります」
平良
「………そ、そうかな?」
バイス
「まぁ実際!俺っち達家事とかちょーめんどいし!そのためのメイドっていうか」
カゲロウ
「俺はカレーさえ食えればそれでいいしな」
響
「あんた達はもうちょっと真面目にやりなさい悪魔共!!」
祷
「…………」
うつろ様
「全く、呑気な………」
ヒロミ
「前田勇気……でいいのか?」
うつろ様
「ああ」
ヒロミ
「俺達は時空にあまり出たことなく、詳しくないが……カーレッジ・フレインの実力は現在……」
うつろ様
「数千万年前と比べたったの5%」
うつろ様
「過去に時空三大犯罪者と呼ばれていた時は………50%ぐらいか」
ヒロミ
「それをどうやって判断していたんだ?」
うつろ様
「…………」
うつろ様
「聞いたところでなんになる?どうせここでカーレッジは死ぬ」
……………
元太
「幸実」
幸実
「…………本当に、行っちゃうの?」
元太
「ああ………ごめん、本当なら俺だけで解決したかったのに、子供達まで巻き込むことになって」
元太
「だが、約束する………俺はもう二度と家族を失いたくない」
元太
「全員仲良く帰ってくるから………その時は、あのカレー作ってくれないかな」
幸実
「………」
幸実
「待ってる」
元太
「幸実、改めて言うけど………俺は、貴方みたいな人と家族になれて………本当に幸せだよ」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.187 )
- 日時: 2022/09/19 15:16
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
そして………
大二
「………仮面ライダーは多い方がいい、祷さんが言っていたけど、それでいい」
大二
「…………祷さんが言っていた、兄ちゃんの代償」
さくら
「変身する度に………私たちの記憶を忘れていく」
バイス
「俺もまさか、さくらの記憶を忘れるなんて思いもしなかった」
バイス
「………でもそれで止まるような一輝じゃないんだよなぁ」
大二
「他人事みたいに言うな、バディだろ!」
バイス
「そりゃそうだけど………俺にどうしろと?」
バイス
「俺達はただ、お前達の親父から継がれたマガイモノ成分が活性化して産まれた、悪魔の体をなした生命体」
バイス
「何のために生まれて何をして生きるのか答えられない、そんなのは嫌な状態なんだぜ?」
さくら
「…………」
バイス
「で、ラブコブはどうなったよ」
さくら
「ラブちゃんは………まぁ、実態はまだだけど変身は出来るかも」
大二
「俺も……カゲロウがあんな調子で少し不安だな」
バイス
「あいつら気難しいからなー、俺っちくらい能天気な方が人生楽だと言うのに」
…………
ジョージ
「ダディ」
真澄
「どうしたんだい、ジョージ………話したいことって」
ジョージ
「体の調子はどうなんだ、ある程度溶かされたと聞くが」
真澄
「…………」
真澄
「正直に言うと長くないね、特に心臓がね………もう限界なんだ」
真澄
「………せめて、私と純平の代で終わらせたかった事だが」
ジョージ
「…………ダディ」
ジョージ
「これを覚えているかい」
ジョージはずっと持っていた絵を、真澄に見せる
真澄
「………」
ジョージ
「ダディが死んだことになって、施設に行き遠く離れた頃、この絵だけ見つからなくて子供の頃はよく泣いていたよ」
真澄
「……………」
ジョージ
「そして、折角生きてましたとなってもこの体か」
ジョージ
「僕は一体アンタに何をしてやれるんだ!?」
ジョージ
「神様に近づくなんてプロジェクトは1人の息子よりも余程大事なことだったのか!?」
ジョージ
「このままじゃ僕は、アンタに何一つ出来ないまま終わってしまうじゃないか!!」
真澄
「…………すまない、ジョージ」
真澄
「………………家族は、もう一人いる」
ジョージ
「何言ってるんだ?マミィは私が幼い頃に亡くなったって………まさかそっちまで実は生きてたなんて言うんじゃないだろうな?」
真澄
「いや、違う………もしもの時の、私の家族………それは」
真澄
「カーレッジ・フレインの息子……いや、娘………だ」
ジョージ
「ホワッツ!?」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.188 )
- 日時: 2022/09/19 15:54
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ジョージ
「どういう事だ!?」
真澄
「………カーレッジは過去に失敗作を生み出してきた、その数………1京」
真澄
「マガイモノ成分から産まれた彼らは、今も尚生物として……現在生まれる次世代のマガイモノ達達とは別で過ごしている」
ジョージ
「それがなんだ………僕は人間だぞ!」
真澄
「いや」
真澄
「確かにお前は人間だ」
真澄
「だが、もし………私に何かあった時の為に、ジョージが1人になってしまったら………」
真澄
「そんな事を考えて、せめて……私の代わりの家族を用意したいと思い」
真澄
「カーレッジのプロジェクトの失敗によって生まれた成分をお前に注入した」
真澄
「つまり今のジョージは昨今聞く【マガイモノキラー】でもない、純然たる人間とマガイモノのハーフなんだ」
真澄
「ちなみに、その成分は9999億9999万9999番目の物だから、丁度たくっちスノーの一個上の兄で………」
……………
波多乃
「いよいよか………」
大二
「大丈夫ですか?まだ変身もしていないのに……」
波多乃
「大丈夫だ、それよりも今日は体調を整えるために祷に相談した上で早く就寝を………」
ドガァン!!
と、その時大きな音が響き渡る!!
波多乃
「何だ!?」
祷
「た、大変です!!」
大二
「どうしたんですか!」
祷
「か、狩崎さんが真澄さんに殴りかかって…………ヒロミさんが今必死に止めているんです!ベッド開いてますか!?」
大二
「狩崎さんが!?」
…………
ジョージ
「フ〇ッキン!!!」
ヒロミ
「落ち着け狩崎!!一体どうしたって言うんだ!!」
平良
「どうしよう!!真澄さん殴られたっきり動いてないんだけど!!」
真澄
「だ………大丈夫だ、茜君………少し足が動かないだけだ………」
さくら
「それは大丈夫とは言わない!!」
波多乃
「うわぁ………」
…………
〜数分後〜
ジョージ
「って言われた私の気持ち分かるかい?」
大二
「か………家族の為………と言われても」
響
「マガイモノ知ってる身としてはそれは普通に引くわ」
うつろ様
「自分の悪魔を勝手に入れられることと変な黒い液体入れられるのではどっちが不快だろうか」
ジョージ
「どっちも不快だよ」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.189 )
- 日時: 2022/09/19 17:13
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
そして当日
バイス
「起きろ!!一輝!起きないとお前のベッドびよーんってやるぞ!!」
一輝
「うっ、なんだよバイス………」
バイス
「放送始まったぜ!」
一輝
「なんだって!?」
…………
一輝
「今何時ですか!?」
金城
「午前4時頃だ………」
祷
「や………やはり………前よりも少し………早………」コクッ
祷
「はっ!!ね、寝てません!」
平良
「狩崎さん、まだ部屋にこもって研究続けてる……」
金城
「…………ここから、ギフテリアンという怪物が生まれるんだな?」
祷
「はい、皆さんのものとは違う禍々しいスタンプを人に押し当てると………」
金城
「分かった……よし、場所を特定出来た」
ヒロミ
「ここは………スカイベースが完成する前のフェニックスの基地じゃないか、設備が残っていたのか」
波多乃
「ここからどれくらいかかる?」
ヒロミ
「車で数十キロと言ったところか………」
波多乃
「分かった、すぐに向かう!」
ヒロミ
「…………それと、例のものは」
金城
「ああ、あったぞ………デモンズの代替品」
…………
外に飛び出した波多乃はベルトを巻いて準備する
波多乃
「この為にずっと鍛錬を重ねてきた………必ずやり遂げてみせる!」
【ネオデモンズドライバー!】
波多乃
「…………」
【ネオバッタ!】
【ディール………】
波多乃
「………………」
波多乃
「変身………!!」
【ディサイドアップ】
【Rush Rising runner Kamen Rider デモンズ!!】
波多乃は………新しくデザインを踏襲したデモンズに変身し………
デモンズ
「場所は分かった」
デモンズ
「20秒もあれば充分だ」
ギュンッ!!
平良
「菖蒲ちゃんは………史上最速の仮面ライダーなんだから!!」
ジョージ
「Heyメイドガール!!こういう展開でそう易々と史上最〇なんて括りを与えると面倒臭い事になるからやめておいた方がいい!」バーン!!
バイス
「でもクロックアップには負けますよね?(火種)」
金城
「内部から争いを生み出そうとするな」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.190 )
- 日時: 2022/09/19 18:35
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
一輝
「でも本当に凄く速いぞ!?」
響
「速いのはいいけど、これ体力持つの!?」
真澄
「生身のままで走るよりは体力を消耗しないように設計されている………あくまで理論上だが2時間あの状態で走りっぱなしでも疲れないだろう」
祷
「いや、どんな技術を使ったらそんな事に………」
ヒロミ
「だが、彼女ばかりに任せていられない………俺達も行くぞ!」
さくら
「わかってる!」
大二
「でも、変身は!?」
ヒロミ
「代わりの物を用意させている!」
ブロロロロロロ…………
一方、カーレッジ達は…………
カーレッジ
「さて、ギフとして名乗りもあげたし………そろそろやっちゃうか、ギフテリアン」
カーレッジ
「オルテカー、ちゃんとある?」
オルテカ
「ええ、ここに」
オルテカ
「それで、誰をギフテリアンにするのですか?」
カーレッジ
「別に誰でもいいんじゃないかな………」
カーレッジ
「オエッ」
カーレッジ
「う………なんか吐き気がしてきたな」
カーレッジ
「えっ吐き気?俺が?昨日酒飲んだりはしたけど、それで吐き気なんか出るか?」
カーレッジ
「まあいいか、適当に誰か呼んで…………」
「待てええい!!!」
カーレッジ
「ん?」
………
デモンズ
「見つけたぞ!!」
デモンズ
(今こそあのテストを役に立てる時!!)
デモンズ
「1!!」
デモンズ
「2!!」
デモンズは三段跳びで力強く飛び上がり………
地面から数十メートル先まで飛び上がる!!
デモンズ
「3!!!」ガッシャァァァン!!
デモンズ
「そいつを渡せぇぇええええっ!!!」
更に不意打ちで蹴りを入れ、ギフバイスタンプを奪い取る!
カーレッジ
「…………!?」
カーレッジ
(馬鹿な………全く予測できなかった?なんでだ………いつもだったら、サッとテレパシーで)
オルテカ
「あなたは一体何ですか?」
デモンズ
「私は………は……いや、本名はダメだな」
デモンズ
「デモンズ!!新型の仮面ライダーデモンズだ!!」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.191 )
- 日時: 2022/09/19 19:16
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
オルテカ
「ほう、新しいデモンズですか………面白い」
オルテカ
「私も実を言えば、仮面ライダーデモンズには興味があったのですよ」
デモンズ
「なんだと?使用すれば体が老化するんだぞ?」
オルテカ
「それは門田ヒロミが体に悪魔を宿していなかったからですよ、私は違う………」
カーレッジ
「ああ………ちょっと待って、はい」
カーレッジは能力でスパイダーバイスタンプとデモンズドライバーを作り、オルテカに渡す
カーレッジ
「無闇に戦うな、あのバイスタンプを奪い取れ」
オルテカ
「欲しいならまた作ればいいんじゃないですか?」
カーレッジ
「作り方なんて忘れたよあんなの………」
オルテカ
「まあいいでしょう、見たところ貴方は門田ヒロミでもなければその関係者でもない」
オルテカ
「この私に勝てると思っているのですか?」
デモンズ
「………確かに、私は実戦経験がない、変身したのも今日が初めての素人だ」
デモンズ
「悪魔と契約はしていない、賢い訳でもない、人を治せない、料理もそこそこ………お節介でもない……人一倍、運動に人生をかけてきたのみ」
オルテカ
「そんな貴方に何が出来ますか?」
デモンズ
「お前に勝てる」
デモンズ
「私が………否」
「はたっちゃーーーん!!!」
響
「おりゃああああああ!!!」
デモンズ
「私たちが」
波多乃デモンズの背後から、巨大な軽トラが飛び出して突っ込んでくる!!
響
「なんであたしに運転させるのよ!!」
一輝
「俺達運転免許持ってなくて………」
響
「あたしだって最近取ったばかりだし軽トラの方なんて持ってるわけないでしょ!?」
バイス
「ま、まぁ全員分出てくるには丁度いいでしょこんぐらいが」
カーレッジ
「五十嵐一輝………!?セキュリティは!?炎の壁はどうした!?」
一輝
「そんなもの潰してきた!」
デモンズ
「受け取れ!このスタンプが無ければ奴はギフテリアンを生み出せない!」
波多乃デモンズはトラックの荷台にギフバイスタンプを投げ入れる
バイス
「よしじゃあこの軽トラ蹴り倒して諸共爆発させるか」ゲシッ
カゲロウ
「おいバカ俺まだ降りてな」
ドカァァァァン!!!
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.192 )
- 日時: 2022/09/19 20:00
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
バイス
「あっ、やっちった」
祷
「スタンプ………カゲロウさんごと黒焦げになっちゃってますね………」
うつろ様
「天運は僕のそばにいたやつにも作用される、死にはしないだろう」
カーレッジ
「いやいやいやいやいや」
カーレッジ
「いや、まぁ俺の方からこっちに攻め込むつもりだったけど………なんか…………多くない?」
カーレッジ
「こっちは………まぁ、こっちも、後から1人ずつ潰すつもりだったけど、なんで?」
響
「………アンタの知り合いと同じ手段を取ったのよ、ここにいる誰かが」
カーレッジ
「…………ああ、なるほど………音ノ小路響………」
カーレッジ
「お前がたくっちスノーに連絡を入れたのか………それでもおかしい、魔トリョーシカの件でもたくっちスノーには気付かれなかったはずだ」
祷
(………私はその人物を知りませんが………それほどまでに警戒している)
うつろ様
(そこがキモだ、これまでの経験からなにか妙な事をしたとなると、りりすた革命団の介入を疑う………)
うつろ様
(まさか、完全ノーマークの僕や………単なる『医者』によってハメられてるなんて、想像だにしない)
カーレッジ
「仕方ない……….早いうちにあの船を沈めておくか」
カーレッジ
「来い!ギフジュニア!」
カーレッジは指を鳴らすと、大量のギフジュニアが生まれる
カーレッジ
「お前達は後!スケジュール通り、りりすた革命団を攻め落とすのが先だ!」
響
「嘘、まだあいつパラレルワールドを呼び出す余力が残ってんの!?」
オルテカ
「フフフ、無駄です………貴方達型落ちに何が出来ると?」
響
「戦いは数よ!!」
一輝
「俺達も変身するぞ!」
一輝
「こいつでな!!」
ヒロミ
「ああ!」
一輝とヒロミは丸い物体を掲げ、新たなベルトをつける
オルテカ
「………おや、貴方達も新しいベルトを?」
ヒロミ
「いや、違うな………市販のベルトさ」
オルテカ
「市販?」
一輝
「そう………市販で売られてる………」
一輝
「正義の心さ!『リバイ!』」
ヒロミ
「我が魂をかけて………世界を守る!!『デモンズ』!!」
一輝
「見ていろオルテカ!これが俺たちの新しい………」
「「変身!!」」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.193 )
- 日時: 2022/09/19 21:38
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【リバイ!仮面ライダーリババババババイ!!リバイ!!アンド!!バイス!!】
【デモンズ!ジャスティス!ジャッジメント!ジャック!仮面ライダー ソウル!!】
デモンズソウル
「………」
リバイソウル
「………!!」
バイスソウル
「うっひょ!俺っちも変身できた!!かっちょいー!!」
オルテカ
「なっ………それは!?」
大二
「俺達も忘れてもらっては困る………カゲロウ!足引っ張るなよ!」
カゲロウ
「それはこっちのセリフだ、不抜けてたらまた乗っ取ってやるからな………」
【ツーサイドライバー!】
さくら
「あたしもようやく本領発揮!ラブちゃん、よろしく!」
(ラブ!ラブ〜!さくら〜!)
【リベラドライバー!】
元太
「カーレッジ・フレイン………過去の因縁に決着をつける時が来た!」
【リベイルドライバー!】
響
「あたしだって時空ヒーロー!騒動が起きたら………見過ごせないんだから!!」
【音ノ小路ゼロディドライバー!】
祷
「わ………私も!」
大二
「祷さん達は護身用の特殊バイスタンプを持って安全な所へ!!」
「変身!!!」
【バット!】
【コブラ!】
【ヘラクレス!】
一同はベルトとスタンプを構え、一斉に変身する
ライブ
「兄ちゃん!!雑魚は俺達がやるから、兄ちゃんはカーレッジを!」
リバイソウル
「行くぞバイス!」
バイスソウル
「よっしゃぁ!」
リベイル
「俺も加勢する!」
かくして五十嵐親子はカーレッジを追いかけ、残った面々が
オルテカ
「フフフ………愚かな!」
【スパイダー】
オルテカ
「この姿で圧倒すればいいだけの事!」
【ディール】
オルテカは先程与えられたデモンズドライバーで変身の構えを撮る
オルテカ
「変身!」
【ディサイドアップ】
【ディープ・ドロップ・デンジャー!仮面ライダーデモンズ!】
デモンズ
「ぶっふっふ………まがい物のデモンズで私に勝つつもりですか?」
デモンズソウル
「ああ、勝つさ」
…………
平良
「おりゃーー!!」コーン
平良
「あっ、モップでも結構戦える!」
うつろ様
「何をしている茜、お前はお前でやることがある」
平良
「え、私の………一体何を?」
うつろ様
「簡単だ、電話をかければいい………」
うつろ様
「500通ほどな」
前田は茜に向かって電話帳を叩きつける
平良
「ごひゃくつう!!!?」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.194 )
- 日時: 2022/09/19 22:42
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
………
リバイソウル
「はぁ、はぁ、はぁ………どこだ!」
「待ちたまえ」
カーレッジを探し、追いかけていると………そこに居たのは
赤石
「愚かな……カーレッジ様に逆らおうなどと………」
リバイソウル
「…………赤石英雄!」
バイスソウル
「お前がギフのシンパなのはもう分かっちゃってるもんね!」
赤石
「愚かな………カーレッジ様の全能の力には、誰にもかなわないといのに」
リバイソウル
「なんでそれがわかるんだ!」
赤石
「分かるさ………この目で見たからねぇ!!」
赤石
「破壊される町、アリのように潰される人間!容易く壊れてしまう、私たちの新世界……」
赤石
「そんなものを見てしまったら………もう、服従という道しか考えられなくなってしまう」
リバイソウル
「っ!?」
リバイソウル
「あんたも………カーレッジの被害者……?」
赤石
「かつての私も君のようにほんのちょっとは抵抗する気持ちは残っていた、だが…………彼に近付く内にそんなことは無謀な事だと、思い知ることになるだけだった」
赤石
「だから、君も彼に従う道を選べばいい、死ねばいいなんて言わないさ、私としてはね」
リバイソウル
「…………それでも、俺は」
リバイソウル
「俺は父ちゃんをあんな目に合わせたから、あいつを許せない」
リバイソウル
「そして、1度は無関係な祷さんの家族を滅茶苦茶にしたのも許せない」
リバイソウル
「だから俺は!!時空の為とか、世界平和とかそういうのは背負えないけど!!」
リバイソウル
「家族の為にっ!!」
赤石
「また綺麗事を………若いね、なら………分からせるしかないか」
赤石
「あの方と同じ、この力で」
バイスソウル
「…………」
バイスソウル
「行けよ、一輝」
リバイソウル
「バイス?」
バイスソウル
「こんな諦めきった雑魚キャラ、俺っちだけで充分!」
バイスソウル
「お前はさっさとくたばりぞこないのラスボスぶっ倒して!こんなエピソードさっさと終わらせちまえ!」
バイスソウル
「ほら、パパさんも来るよ!」
リベイル
「一輝!!」
リバイソウル
「父ちゃん………」
リバイソウル
「…………任せるぜ、相棒!」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.195 )
- 日時: 2022/09/19 23:20
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
赤石
「私が君を逃がすとでも思………」
バイスソウル
「バイスグレネード!」
バイスが突如手榴弾を投げ込み、目眩しをしてリバイを進ませる!
バイスソウル
「逃がしちゃったもんね!」
赤石
「よろしい、五十嵐一輝の前に君から殺してあげよう」
……………
一方、カーレッジの方も………
カーレッジ
「おかしい………おかしい、おかしい!!」
カーレッジ
「見えない………前までは時空全域を見渡せていた神通眼が!」
カーレッジ
「りりすた革命団の船はどこだ………そもそも、アイツらはどうなっている………」
ジョージ
「無様だね、カーレッジ・フレイン」
ジョージ
「5パーセントとやらになると、そんな風になるわけか」
カーレッジ
「また誰か来た!?」
カーレッジ
「いや、それより5パーセント………?現在の俺の力のことを言っているのか………?」
カーレッジ
「まだあれから1年もない………魔トリョーシカの時だってまだ80%は維持していたはずだ、それが5%?何年も使い倒してきたスマホのバッテリーだってもう少し長持ちするぞ?」
ジョージ
「パラレルワールド………いい案だったが、エネルギー効率までは想定してなかったようだね」
カーレッジ
「…………なるほど、あれのせいか………なら、少なくともりりすた革命団への妨害は成功しているんだな」
カーレッジ
「それに………それが原因なら、それでいい」
ジョージ
「ホワッツ?」
カーレッジ
「だって、俺の力無くなったところで、それが何?」
カーレッジ
「俺がそれを想定してないと思った?元々借り物の力だしね」
カーレッジ
「…………ない?ないなら取り戻せばいい」
カーレッジ
「なんてことは無い、数千万年前と同じことをやるだけさ…………」
カーレッジ
「この限られた力で再び全知全能の神を喰らい、再びこの四週目で全盛期の力を呼び戻す!!」
カーレッジは魔法陣を血で描き、手を叩く!
カーレッジ
「数千万ぶりの再開だ!!いでよ!!全知全能の神ッ!!」
ジョージ
「…………はぁ〜、アンタ、もしかしなくてもバカ?」
ジョージ
「もういないよそんなのは……あんたが食っちまったんだから」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.196 )
- 日時: 2022/09/19 23:39
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
カーレッジ
「…………何故だ」
カーレッジ
「………!そうだ、俺自身が全知全能の神に当てはまるなら!」
カーレッジ
【俺自身、パラレルの俺を食えば…………
祷
【それではいけません!!】(反論)
カーレッジ
「!?」
突如、前田が祷を連れてカーレッジの背後にいた
うつろ様
「………………そう、共食い………いや、自分食いか」
うつろ様
「確かにお前と同じ能力を持つお前自身を喰えば、お前は能力を取り戻す」
カーレッジ
「………ならやはり!」
祷
「…………私、ようやく分かりました、前田君の本当の狙い………」
祷
「それは、カーレッジさんをただ弱くする事じゃない…………『自分を食う』という選択肢を与えること………!!」
カーレッジ
「何が言いたい?」
祷
「私は……その、SFには詳しくありませんが……パラレルワールドとか、そういったものは『もしもこうなったらいい』という可能性から生まれるものであると言われています」
祷
「その中に………【カーレッジ・フレインは自身を食べて、力を得られる】なんていう可能性、想定をしたらどうなると思いますか」
ジョージ
「…………パラレルのカーレッジ達もまた、全盛期より劣っているものが数多くあり………」
うつろ様
「さながら、1種のパンデミック映画のように………お互いがお互いを貪り合い」
前田が指を鳴らすと、時空間から【血】が落ち始める……真っ黒で、炎が混じった血が。
うつろ様
「そして、最終的にカーレッジは食い尽くされる」
祷
「で、ですが………この場合ですと食物連鎖に生き残った、強大な力を持ったカーレッジさんか現れるのでは………」
うつろ様
「ああ、それなら心配いらん」
うつろ様
「見ろ、アイツが自分が餌になることを恐れ………パラレルワールドの渦を全て閉じた。」
うつろ様
「後は【カーレッジ以外の妙な客人】でもいない限り………二度とパラレルワールドなんてものは開かん」
カーレッジ
「…………」
ジョージ
「そしてアンタは…………これで名実ともに、能力を元に戻す手段が完全に尽きたことになる」
ジョージ
「理解したかい?己の立場が」
うつろ様
「諦めろカーレッジ・フレイン」
うつろ様
「シャドー・メイドウィン・黒影としてのアイデンティティも失い、プロジェクトは解散され、強さも無くなり、ヒーローとしての象徴も無くなって………わざわざこいつを残して、やれることも無い」
うつろ様
「分かるか?時空はもう【お前なんて必要ない】んだ」
うつろ様
【絶望に堕ちろ】
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.197 )
- 日時: 2022/09/20 07:37
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
カーレッジ
「…………つまりあれか?」
カーレッジ
「俺が作り上げたくせに………もう、俺はキャラクターとしての価値はそんなにないって言いたいのか?」
うつろ様
「そもそも、目的も野望も存在意義も全て否定されたのにズルズルと無駄に生き延びようとしているのがお前だ」
カーレッジ
「………それでいいわけ?時空は、俺がいなくなったら、この世界は結末が」
うつろ様
「戻ってこない」
うつろ様
「何回も繰り返された事で力を得て、お前程の力を持った存在は複数いる、古いものが消えたところで何になる?」
うつろ様
「なんならお前のすぐ側にもいるだろう、あらゆる能力を見ることでコピーしている、お前の代わりが」
カーレッジ
「!」
カーレッジ
「…………仕方ない」
カーレッジ
「この場で時空をやり直すしかない…………!!」
祷
「マズイですよ前田君!!」
うつろ様
「ほっとけ、どうせエネルギーが足りなくて自爆するだけだ」
ジョージ
「なら、そろそろ私の出番だね」
ジョージ
「カーレッジ・フレイン、なぜ私がここに来たのか教えてあげよう」
ジョージ
「アンタさえいなければ!私は真っ当に過ごせたはずなんだ!」
ジョージ
「私の中にある【息子】の1つとして、そして………ダディの子として!」
ジョージ
「このやるせない怒りをアンタにぶつける為にここに来た!」
ジョージ
「今のダディは体弱いからね………残りはアンタに八つ当たりして好きなだけ殴らせてもらう!!」
【ジュウガドライバー!!】
ジョージ
「掟破りのシン・仮面ライダー!」
カーレッジ
「……………」
カーレッジ
【まあいい、まだ5パーセントもあるなら………一旦お前達を倒して、後から方法を考えればいいだけだ】
カーレッジ
【時間はまだある】
ジョージ
「時間はまだある?いいや、もうない」
ジョージ
「アンタは長生きし過ぎた………おまけに、長生きしてまでやっていた事にはなんの意味もなかった」
うつろ様
「お前のような奴はこれくらいが充分だ、たくっちスノー達抜きで、全て終わらせてやる」
ジョージ
「ライダー……変身!」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.198 )
- 日時: 2022/09/20 08:22
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【マスクドアップ!】
【青空!記憶!運命!夢守!刻印!継承!王者!絆走!親子!相棒!旅路!友情!希望!勝者!未来!夢幻!生命!ラブアンドピース!】
【顕現せよ!!『仮面ライダー』!!】
【ジュウガ!!ジュウガ!!】
ジュウガ
「Ilike 仮面ライダー」
カーレッジ
「…………」
カーレッジ
【機嫌が悪い、1レスだけ相手してや】
うつろ様
「うるさい、そういうのいいから」ゲシッ
カーレッジ
「うっ」
前田はカーレッジの股間を容赦なく蹴り上げ、祷を担いで屋上から外を見る
うつろ様
「ジョージ・狩崎、僕らはそろそろ行く………後は、この世界のヤツらに任せるのが時空のルールでもあるからな」
ジュウガ
「君たちはもういいのかい?」
うつろ様
「少なくとも、僕は暇じゃないからな………祷、僕達生き残った者の役目は終わった」
祷
「えっ、ちょっと待ってください!!それはいいんですがどこから帰ろうとして」
うつろ様
「よいしょっと」
祷
「いやあああああああーーーー!!!」
前田は屋上から飛び降り、一気に地面まで降りる
祷
「あ、あの!?せめてクッションとか用意させてないんですか!?」
うつろ様
「必要ない」
グキッ
うつろ様
「…………膝の骨が入れたか、まぁこんなものだ」
祷
「前田君、運で自分が死なないとわかってこんなことするのはやめてください、心臓に悪いです」
祷
「そういう事繰り返すなら私は治療しませんよ」
うつろ様
「…………お前もなんだか言うようになったな」
祷
「私、今のあなたの事は嫌いですから」
うつろ様
「………そうか」フッ
平良
「ま、前田君!言われた通り500通りの番号に電話してきたよ!」
平良
「ってどうしたの!?」
うつろ様
「おい茜、見ての通り僕は膝を骨折した、おぶれ」
平良
「は……はい!!」
祷
「あ、これ自分で飛び降りたせいでもあります」
平良
「えっ」
「なんだ、骨が折れたのか」
波多乃
「なら、私が運ぼう」
平良
「え………菖蒲ちゃん!?向こうはどうしたの!?」
さくら
「雑魚ならもうとっくに潰してきた!」
カゲロウ
「ま、所詮ギフジュニアだしな」
…………
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.199 )
- 日時: 2022/09/20 20:26
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
だが
ドカン!!
と、爆発とともにヒロミが倒れてくる
ヒロミ
「くっ………!!」
大二
「ヒロミさん!」
デモンズ
「やれやれ、手間を取らせないでください、これで全員終わりです」
デモンズ
「そして、後は………ギフスタンプを使い、皆さんをギフテリアンに…………」
【デモンズレクイエム!!】
響
「ちょ、ちょっとヤバイわよ!!」
祷
「もう1回!もう1回変身できませんか!?」
響
「出来るけど間に合うか怪しいわよ!」
【デモンズレクイエム!!】
波多乃
「こういったものは変身中は待ってくれるんじゃないのか!?」
大二
「それはテレビの都合でリアルでそんな事起きるわけないだろ!」
【デモンズレクイエム!!】
平良
「そ………そういえばあれどこ行ったっけ?菖蒲ちゃんトラックの荷台に入れたよね?」
波多乃
「ああ………それは間違いない」
【デモンズレクイエム!!】
大二
「で、確かそれバイスが蹴り落として爆発したよな」
祷
「黒焦げになって………誰か回収しましたよね?」
平良
「…………え?誰が?」
うつろ様
「僕が持っている………いいか、茜、来い」
【デモンズレクイエム!!】
平良
「え、まだ何かやらせるの!?」
うつろ様
「メイドが雑用を拒むな、さっさとやれ」
デモンズ
「というか会話しながら避けるな!!!うっとおしい!!」
波多乃
「いや、ライダーキックって実際に見ると結構隙だらけだなって…………」
平良
「まぁアレってトドメに使うものだし………」
うつろ様
「おい、茜早くしろ」
平良
「…………何すればいいの?」
うつろ様
「さっきの黒焦げになったスタンプを持て」
茜もここまで来るとぶつぶつ文句を言いながら、前田のポケットからスタンプを受け取る
【デモンズレクイエム!!】
平良
「ここからは!?私狙ってきたよ!?」
うつろ様
「スタンプを構えろ」
平良
「えっ、これで跳ね返すの!?」
平良
「えーいままよ!!」
茜はスタンプを向けて、デモンズの方に突っ込み…………
カチッ
スタンプがデモンズの足に当たった
デモンズ
「あっ」
平良
「…………え?」
平良
「これ…………もしか、して…………」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.200 )
- 日時: 2022/09/20 22:44
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
デモンズ
「あ?」
バキバキバキバキ!!
突如、仮面ライダーデモンズの表面が石のように変化し始める!!
デモンズ
「あああああああ!!!?まさかっ、貴様ァァァァ!!!」
平良
「いやあああああ!!違うんです!!こいつが!!このボサボサアンテナがやれって言ったんです!!」
うつろ様
「おい、仮にも僕はお前の主人なんだが?」
波多乃
「何やらしてるんだお前はーーーーーッ!!」
【デモンズレクイエム!!】
うつろ様
「どの道この技くらうのか、僕は………」
平良
「ど、どうしようこれ!?殺人罪適応されるのかな!?」
金城
「落ち着け!!そもそもこれは殺人に入るのか!?」
デモンズ
「俺が………こんな………こんな」
デモンズ
「こんなふざけたヤツらにいイイぃぃぃぃ!!!!!」バキバキバキバキ!!
祷
「…………」
祷
「流石にあんな風に倒すのは可哀想ではないですか?」
響
「あのねかなっちゃん、本当はこんなこと言いたくないんだけど…………」
響
「りりすた革命団………ほぼ毎日こんなノリよ………」
祷
「えええ………そんな人達がカーレッジさん倒したんですか………」
響
「代表がヒーローだった頃のカーレッジに強い影響受けてるような人だから………」
さくら
「ちょっと!!言ってる場合じゃないっぽいけど!?」
完全に殻になったデモンズが割れて、ギフテリアンがとびだす!!
大二
「あ………あれがギフテリアン………」
カゲロウ
「へへっどうする?あいつはこの間までのお兄様でも逆立ちしたって勝てないくらいのやつだぜ?」
波多乃
「いまから変身して間に合うのk」
と、その時………ギフテリアンの腹部を背後から貫き、腕が…………!!
大二
「!!」
さくら
「あれは…………」
ウルフデッドマン
「じゃあな………オルテカ」
金城
「狼のデッドマン………フリオか!?」
ウルフデッドマン
「…………」
ウルフデッドマンはギフテリアンを始末すると、ゆっくりと金城に近づき手を差し出す
金城
「何のつもりだ?」
ウルフデッドマン
「何をしている、罪人が警察にやることは1つだろ」
金城
「____お前……………」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.201 )
- 日時: 2022/09/20 23:20
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
そして、バイスの方は………
バイスソウル
「お、雑魚の方は終わった感じかな?なら、俺っちもそろそろ本気出しちゃおうかな」
赤石
「アレを本気ではないと言うつもりか………」
赤石
「あの男の相棒なだけはあり……負け惜しみは1丁前じゃないか」
バイスソウル
「一輝は1度も負け惜しみなんて言ったことないもんねー」
赤石
「君にも聞いておこう、なぜ君はカーレッジ様に抗う?」
バイスソウル
「知らねーよギフだろうとカーレッジだろうと」
バイス
「俺は……一輝から生まれ、一輝のそばに居るための存在」
バイス
「故に俺は、どんな過程であれどんな末路であれ一輝を幸せにしなくちゃなんないんだよ」
バイス
「だから俺は、悪魔が出てこようが弟がどうなろうが、知ったことではなかった、一輝が生きてさえすれば」
バイス
「けどよ!カーレッジはそんなの知ったことなしに全てを壊そうとする、それじゃ一輝の為にはならねぇ!」
バイス
「だから俺っちはギフを倒すんじゃねぇ」
バイス
「一輝の手助けをしてるんだよ」
赤石
「………フフフ、フフフフ、なるほどね」
赤石
「どうやら君は、本質的にカーレッジ様と同じ思想をしているようだ」
バイスソウル
「あんな変なやつといっしょにすんなってのー!」
バイスソウル
「………ま、そういうわけだ、お命頂戴ーー!!」
バイスソウルは一撃を込めて赤石に突っ込み………
ドスッ
バイスソウル
「えっ」
綺麗に突き刺さった
同じタイミングで、オルテカから生まれたギフテリアンがフリオに貫かれた時と同時に。
バイス
「ちょっ、お前………何でよけなかったんだよ!?いい勝負だったのに!?」
赤石
「………はぁ、はぁ、何故かな………」
赤石
「君の話を聞いた後……攻撃が届きそうになった時………カーレッジ様の姿が……一瞬見えた…………」
赤石
「実を言えば………1度滅んだはずの世界なのに、時が戻ったような感じがして、今度はこの結果だ………」
赤石
「カーレッジ様の反応も薄くなっていく………言葉も少し聞こえていた、そして………たった今、理解した………」
赤石
「ようやく…………ようやく、カーレッジ・フレインの死ぬ時が来た…………とね…………」
赤石
「あの生き残り達は………諦めなかった」
赤石
「思えば、カーレッジを恐れ、彼に服従する道を選んでしまった時点で、私は人類に敗北していたのかもしれないな……………」
そう言って赤石は、緩やかに倒れ………眠りについた
バイス
「……………言うだけ言って、1人で自己満足して、安らかに死にやがって」
バイス
「だからよ、人間ってのはわけわかんねぇんだ……」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.202 )
- 日時: 2022/09/21 07:55
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
バイス
「んーーー、まあいっか」
バイス
「一輝の所行ってこよっと」
……………
ジュウガ
「どうした、カーレッジ・フレイン………それでも【最高完璧】の男なのか?」
カーレッジ
「…………」
カーレッジ
「もちろん、ここまでは本気じゃない」
カーレッジ
「10000の技の1つ!!焔多連鎖!!! 」
ジュウガ
「……………へぇ、まぁ………想定していたダメージのだな」
カーレッジ
「じゃあこれならどうだ………鯨丸!!」
カーレッジは持っていた巨大包丁を抜いて力強く投げ飛ばすが………
ジュウガ
「ライトニングスラッシュ」キン!
ジュウガの生成した剣によって……切り落とされてしまう
カーレッジ
「なっ………ここまでずっと錆も刃こぼれもしなかった鯨丸が!?」
そして、切れた鯨丸は瞬く間にさびて行く………どころか、朽ち果てて消えていった
ジュウガ
「ヘイ、まるで一気に寿命が尽きたようだね………大丈夫なのか?」
ジュウガ
「さながら、神の力が体にまで影響を与えているんじゃないかのようだ」
カーレッジ
「!?」
カーレッジ
「………まさか、あの俺が魔トリョーシカみたいに?馬鹿な………設定がこんなに劣化するなんてことが………あって、たまるものか………!!」
カーレッジ
「しかも………なんでよりによって相手はたくっちスノーでも松山でもなく………こんなぽっと出の奴らなんだよーー!!」
ジュウガ
「文句あるのかい」
ジュウガ
「それとも、全知全能の敵というのはそこまで狭い関係しかないのか?」
カーレッジ
「………」
カーレッジ
「眼中に無い、と言ってもらえるかな」
ジュウガ
「そうかい、では次は私から」
「狩崎さん!」
ジュウガ
「…………………」
ここに来て、ようやくリバイとリベイルがジュウガと合流した
ジュウガ
「遅かったじゃないか」
リバイソウル
「すみません………何故だか行けども行けども上にたどりつけなくて」
リベイル
「それで、壁を破壊して外から這い上がってきたんだ」
ジュウガ
「…………」
ジュウガ
「貴重な5パーセントの使い道がコレか………」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.203 )
- 日時: 2022/09/21 20:41
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
リバイソウル
「狩崎さん、時間稼ぎありがとうございました」
ジュウガ
「私としては真剣に相手していたつもりだったのだが…………」
バイスソウル
「おーーーい一輝!!」
バイスソウル
「あのおっさんぶっ倒してきた!!」
リバイソウル
「ほ………本当に1人でやっちゃったのか」
バイスソウル
「なんか余裕だった」
ジュウガ
「…………まぁいい、私もある程度はいなしておいた、後は………」
バイスソウル
「あっ!!狩ちゃんターンして!!」
バイスソウル
「あいつ逃げようとしてる!!」
ジュウガ
「何!?」
ジュウガが振り向くと、少し小さめの時空の渦を作ったカーレッジの姿が………
リベイル
「渦が小さい……限界が近いようだな」
カーレッジ
「お前らは………仮に百歩譲って倒されるとしても、お前以外のやつだ………次の話では」
と、その瞬間ジュウガは即座に背後に周り渦を破壊して掴み上げる
ジュウガ
「次なんてない………敗者に相応しいエンディングを見せてやる!」
ジュウガ
「ヘイ!!一輝!バイス!」
リバイソウル
「はい!!一気に決めるぜ!!バイス、父ちゃん!!」
リベイル
「ああ、お前に合わせる、一輝!!」
バイスソウル
「よっしゃ!」
カーレッジ
「おいふざけんな!!新キャラにぶっ飛ばされるラスボスの気持ちも考えろ!!」
バイスソウル
「俺っちそれやったことあるし」
カーレッジ
「ああそうだアスモデウスそうやって死んだな!クソが!オワコンになっちまえ仮面ライダー!!」
カーレッジ
「ボッコボコにされるのはいい!!最早慣れっこだ!!」
カーレッジ
「たくっちスノーにぶっ倒されないと威厳が無いからいやだああああああああああ!!!!」
バイスソウル
「うるせーーーー!!!しらねーーーーー!!!file fantasia」
リバイソウル
「これは!!お前のせいで1度滅んだ俺たちと世界の分!!」ゴッ
ジュウガ
「これは!!アンタに運命を狂わされた私達のダディの分!!」ゴッ
バイス
「あとついでに俺っちの八つ当たり」
リバイソウル
「そしてこれが!!」
ジュウガ
「これまで無礼てきた私達の4回目の人生の一撃だ!!」
【スタンピング・ソウル!】
【ジュウガアメイジングフィニッシュ!!】
カ
「あんぎゃおおおう!!」
バイス
「やりすぎてカーレッジどころか『カ』になってて草」
…………
土煙の後………カーレッジの姿は消えていた
一輝
「…………やったのでしょうか?」
うつろ様
「いや、まだだな」
バイス
「おわっ、あんたいつの間に」
うつろ様
「どうやら今の必殺技でグチャグチャの肉片になり、その肉片を時空の渦に入れたようだな」
ジョージ
「シット!?逃げたのか!?」
うつろ様
「いや、これでいい…………」
うつろ様
「後は、【奴】に任せておけば………見るか?」
バイス
「ん?面白い映像?」
うつろ様
「人によっては面白いかもな」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.204 )
- 日時: 2022/09/21 23:43
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
……………
一輝
「いいんですか、カーレッジを追わなくて」
うつろ様
「今までの事をしてきたんだ、今の奴の能力はこれまで抑えてきた老化や劣化を抑え込むのがやっとだろう」
バイス
「だからって見逃していい訳?ここまで来て」
うつろ様
「誰が見逃すと言った?手は打ってある」
うつろ様
「我々やお前達より1番【カーレッジを始末する権利】がある存在にな」
そう言って前田はスマホから映像を再生する
……………
カーレッジ
「……………」
カーレッジ
(何故、だ)
カーレッジ
(この力を得て、メイドウィンと出会って………世界を作ってきて)
カーレッジ
(これまで、劣化なんてことがあったか?)
カーレッジ
(いや、無かった………いや、なかったんじゃない、あったことに気付いてなかったんじゃない………【付け足された】?)
カーレッジ
(結末が無い時空における唯一の消滅手段【退場】………それは所謂物語における、『別にお前居なくても話回るわ』というもの………)
カーレッジ
(…………退場したキャラクターは物語に不要と判断され、蘇生技術などでも復活は出来なくなる………)
カーレッジ
(いやいやいや俺はこの時空を作った存在だぞ?なんで作ったやつに破壊されないといけな………)
カーレッジ
(………………俺と、たくっちスノーの関係もそうだったわ)
カーレッジ
(いや…………そうなるとつまり………)
カーレッジ
「…………創造主と、時空の上下関係が………いつの間にか入れ替わっていた?」
カーレッジ
「…………あーーあ」
カーレッジ
「物語を終らせたくないのはお前も同じか 」
カーレッジ
「そりゃそうだ、【エンディング】を迎えたら全ての創作は【全てが退場して】時空は消滅だもんな」
カーレッジ
「………時空にも意思があるなら、死にたくはねー………わな………」
カーレッジ
「……………」
「やぁ、待ってた」
カーレッジ
「…………なんだ、最後にあんたに会うのか」
そこに居たのは
剣
「当然だよ、君は僕から始まったんだ」
カーレッジ
「…………」
カーレッジ
「これも時空のせいか?」
剣
「何が?」
カーレッジ
「俺が数千万年かけても、全知全能の神の力を使っても作り直すのも無理だったのに、あっさり転生して帰ってくるとかさ」
カーレッジ
「俺はたくっちスノー達ならともかく、時空に嫌われた筋合いは無いはずだよ」
剣
「それはね………きっとこの時の為なんだよ」
剣
「改めて、死期が迫って………これまでの人生をどう思う?」
カーレッジ
「………今巡ってるところ」
カーレッジ
「つるぎちゃん、蘇ったら言いたいことがあったの、昔過ぎて忘れてた」
カーレッジ
「てか、今思い出した」
カーレッジ
「……………俺はあんたの為に色々与えたけど、満足したか?楽しかったか?」
剣
「…………なーにが、満足したか?だよ」
剣
「本当は自分が誰かに施しを与えて自分が満足したかっただけの癖に」
カーレッジ
「やらない善よりやる偽善、だろ」
剣
「でも、それで誰かを本気で幸せにしたことはある?」
カーレッジ
「…………1周目の、俺たちが人間だった頃の事は記憶しないようにしている」
剣
「…………」
カーレッジ
「ま、せっかくの花向けだ………また、昔みたいになんでも望みを叶えてあげるよ」
剣
「そう………君は昔そう言ってた」
剣
「空も飛ばせてくれたし、城も作ったし、この世のものとは思えない料理も出した」
剣
「まるで全知全能のように………でも、それが出来るって優越感が欲しくて、ある事実に目を瞑った」
カーレッジ
「事実?」
剣
「全知全能とは、極端に特定の生物より上というわけではない」
剣
「そのうち誰でも出来るようになることを、誰よりも先に出来るだけなんだ………この時空のように」
剣
「僕だって一応、原初の魔法使いだ、空を飛ぶのも城を作るのも………君がいなくたって出来る」
カーレッジ
「…………全てが、俺の基準を超えちゃったってわけ?」
剣
「パラレルワールドなんてものまで作られたら、可能性としてはね」
カーレッジ
「……………じゃ、つるぎちゃん、それでも欲しいものはあるか?」
カーレッジ
「ま、攻撃用に色々使っちゃったけど、その程度おちゃのこさいさいだから」
剣
「………」
カーレッジ
「たくっちスノーは?」
剣
「呼んでない……一応、彼女達には話しておいたよ、責任を果たすためにね」
剣
「それで、欲しいものだっけ………」
剣
「シュウ………君」
カーレッジ
「……………」
カーレッジ
「勘弁してよ、俺が人間作れなかったことはさっき話したでしょ」
剣
「……………」
剣
「じゃ、やっぱりいないんだシュウ君」
剣
「別に作って貰いたくないよ、確認の為だ」
剣
「君はやっぱり………私のことなんて全く考えてない自分勝手な奴だ」
カーレッジ
「…………え?」
剣
「……………ま、そりゃそうだね」
剣
「万物に負け続け、1度も勝てなかった私は初めて、君に勝利するんだ」
剣
「……………この自分勝手野郎、僕を好き放題冒険させるために……彼を消したな?」
剣
「………返せッ!!」
剣
「僕の夫を返せッッッ!!!」
こうして
カーレッジ
「 」
カーレッジ
「
黒影剣の構えてた剣でカーレッジの首は切り落とされ
カーレッジがこの時
何かを告げていたような気がしたが………
どうでもよかった。
剣
「……………君と出会い、魔法の世界を作ったのは、僕だ」
剣
「全知全能の神の力を取り込んだのは、僕に会うためだ」
剣
「…………生まれ変わることを拒んだ僕に会うため、世界を4度もやり直して世界を支配した」
剣
「全ては僕から始まった…………だから、僕が終わらせないとダメだったんだ…………」
剣
「………こんな事したところで、時空は何も変わらないし、シュウ君は帰ってこないのにねぇ………」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.205 )
- 日時: 2022/09/22 08:21
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
………映像は終わった
一輝
「……………」
ジョージ
「……………」
一輝
「これで………終わったんですか?」
うつろ様
「ああ、あまりにもあっけないがな」
うつろ様
「だが、あくまで【カーレッジ】が死んだのみで………時空の問題は何一つ解決していない」
うつろ様
「いや、言ってしまえばもう不要だから真っ先に僕から、お前達に始末するようにしたんだろう」
ジョージ
「Hey、聞いていれば君は一体なんなんだ?その幸運さといい、カーレッジの事をなんでも知っているのといい………そういえば、その名前」
うつろ様
「なんだ?僕の名前が【前田勇気】だからカーレッジとこじつけるつもりか?それはない」
うつろ様
「僕の天運は前々から持っていたものだ、まぁ……奴に運命をねじ曲げられたという点では、お前達のように思う所があったとでも言っておこう」
うつろ様
「…………これはあくまで独り言だが」
うつろ様
「メイドウィン達がいなくなれば、代わりがあてがわれるように………」
うつろ様
「【全知全能の神】や【時空の意志】にも、壊されたところで代わりは作られる………結末が来ない為に」
一輝
「………」
うつろ様
「だが、お前達の問題はこれでひとまず解決した、それに関しては祝福しておこう」
うつろ様
「もう暫くすれば、たくっちスノー達の船がここに来るだろう」
バイス
「そういえば、あいつらって大丈夫なの?」
うつろ様
「何がだ?あいつらは1度見れば学習する、どんな詰み状況でもやり直しさえすれば、例え100人のカーレッジでも攻略できる」
一輝
「………だから呼ばなかったんですか?」
うつろ様
「さあな、活躍を横取りされたくなかった、というのもある。」
こうして、ギフによる世界、いや時空の危機はなんとか終わりを告げた。
学習して徹底的に対策したら、今度はいとも呆気なく終わってしまった。
…………
真澄
「…………そうか、カーレッジは、ようやく………」
ジョージ
「彼に聞いた話では、まだまだツケも多いし問題も山積みらしいがね」
真澄
「………………」
ジョージ
「ダディ、アンタが僕にしたことは今でも許しちゃいない」
ジョージ
「けど」
ジョージ
「家族らしい方法なら………今からでも………」
真澄
「…………」
真澄
「そうだっただろうね………でも、私には…………」
ドサッ
ジョージ
「ダディ!?」
真澄
「いずれこうなる事は分かっていた、カーレッジを倒せてよかった」
真澄
「ジョージ………私はお前に、何か残せただろうか?」
ジョージ
「おい、待ってよダディ!!おい!!」
ーーーーーーーーーーーー
たくっちスノー
「……………」
バイス
「ねぇ、来たっきり黙り込んじゃってるけど大丈夫なのアレ」
響
「まぁ………心境的には大丈夫じゃないのは分かってたでしょ、1度滅んだし、全然間に合えなかったし」
たくっちスノー
「……………それで」
たくっちスノー
「死んだんだな、アイツは」
一輝
「ええ、これから……貴方はどうするんですか?」
たくっちスノー
「どうするも何も、俺たちの目的はカーレッジを倒すことじゃない、結末を取り戻すことだ」
たくっちスノー
「そこまで行くには、カーレッジの他にも敵が多すぎる」
たくっちスノー
「お前達が【ギフ】と呼んだソレのように、また別の名前で暗躍していたのかもしれないしな」
ヒロミ
「ギフの忘れ形見はあまりにも多く、俺達はまだこの世界とは別の場所を知らない」
ジョージ
「……………だからこそ、出なくてはならない、時空へ」
たくっちスノー
「………いいのか?俺らの船に乗りたいなんて」
ヒロミ
「我が魂を賭けて、平和を取り戻す為にも………力になろう」
バイス
「フェニックスは?」
ヒロミ
「というのも、フェニックスは解体、つまり我々は職無しだ」
ジョージ
「大二は新しい組織を作るとか息巻いてたけどね、我々はこっちに行けと」
一輝
「…………」
一輝
「だったら俺「ダメだ」
ヒロミ
「一輝、お前はこの世界に残れ」
ヒロミ
「二度と変身することなく、ここで幸せに過ごしてくれ」
…………
同じところでも
祷
「では、波多乃さんはあの船に乗るんですね」
波多乃
「ああ、私は彼らについて行くことにした」
祷
「本当なら私も力になりたいのですが、ここから離れる訳にもいかなくて………」
波多乃
「それでいいんだ、これ以上お前が酷い目に合うこともない」
平良
「そうだよ、佳奈多ちゃんはお医者さんなんだから、ここにいるべきだよ!」
平良
「………あー、でも私どうしようかな、雇われメイドだから時空のあちこちには行くけど…………」
うつろ様
「………」
祷
「…………前田君はどうするんですか」
うつろ様
「さあな、また気まぐれに貧困街でも歩いてみる………」
うつろ様
「とでも言えば満足か?」
祷
「そうですね、滅ぼすくらいなら人の為になるべきです、貴方の才能は素晴らしいもののはずですから」
うつろ様
「聞き飽きたフレーズだな」
波多乃
「………一体、滅んだ世界で何があったのか……それは詮索しないが、随分と………」
平良
「佳奈多ちゃん、そろそろ喧嘩やめたら?」
祷
「喧嘩はしてませんよ?」
うつろ様
「まあ、邪魔者はさっさと去るよ、お前も僕がいなくなってせいせいするだろう」
祷
「ええ、会うとしても月一ぐらいで結構です」
平良
(…………ん?)
平良
(これ、だいぶ遠回しな喧嘩ップルでは?)
「佳奈多、ちょっと来てくれないか」
祷
「あ、はい!………では、そろそろ」
波多乃
「ああ、元気でな」
祷
「お父さん!!」
………………
金城
「…………」
フリオ
「普通の檻では不満か?」
金城
「いや、いい………時空犯罪者じゃないなら、この世界に置いていくしかないだろう」
フリオ
「心配しなくても、俺は脱獄なんてしない」
金城
「牢獄の中で自決もするなよ」
フリオ
「分かっている」
…………
たくっちスノー
「…………」
ヒロミ
「では、行ってくる」
ジョージ
「お土産は弾むよ」
一輝
「ヒロミさん!狩崎さん!気をつけて!」
バイス
「ヤバくなったらすぐ俺っち達を頼ってね〜!」
元太
「………………」
元太
「やっと、終わったんだな………」
一輝
「父ちゃん」
元太
「一輝、お前……やりたいこととかあるか?海に行きたいとか、サッカー観戦とか………」
一輝
「俺はいいよ、父ちゃんこそ何かない?」
元太
「俺………俺かぁ、うーーーん、どうしようかな」
「皆ー!今日の晩御飯はすき焼きよ!」
一輝
「お、やった!」
バイス
「俺っちも俺っちもー!!」
カゲロウ
「俺も時空出たかった………」
大二
「捕まりたくないからやめろ」
………………
たくっちスノー
「…………」
たくっちスノー
「まだ俺は未熟だ、こんなになんでも出来るのに………出来なかったことが多すぎる」
たくっちスノー
「…………なぁ、親父」
たくっちスノー
「俺はアンタみたいにでっかい野望も大事な人への執着心もない」
たくっちスノー
「でも………」
たくっちスノー
「アンタが作ったこの時空、もっと精一杯飛び回って、アンタ以上によりよいものにしてやるよ」
かくして、ふたつの幸せな家族は
また、元の幸せな家族に戻りました
【Re:リバイスif編】
うつろ様
「それで、次はどんな問題を解決するんだたくタロウ」
たくっちスノー
「あのハム太郎みたいに言わないでもらえ」
たくっちスノー
「誰だお前!!?」
波多乃
「前田!?お前、乗ってきたのか!?」
うつろ様
「長いものに巻かれた方が僕としても都合がいい、それに………あいつも居るからな」
松山
「………ん?お前まさか、俺の【2代目】って奴か?」
うつろ様
「不本意だがな」
波多乃
「ということは………」
「開けてーーっ!!助けて菖蒲ちゃん!!ちょっと上開けて!!!」
「わ、私も悩んだけどとりあえず菖蒲ちゃんと前田君のそばに居たいと思って!!」
波多乃
「やっぱり居たか茜!!というかどこにいるんだ!!」
…………その時、響の言葉を思い出した
響
【りりすた革命団って毎日あんなノリよ】
波多乃
「…………」
………
波多乃
「門田さん、私ここでやっていけるか不安になってきた」
ヒロミ
「まだ来て数分なのにか!?」
【リバイスif編】
【本当におしまい】
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.206 )
- 日時: 2022/09/22 08:37
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【あとがき】
たくっちスノー
「やっと出れた!!どうもすげー久しぶりのたくっちスノーだ!!」
たくっちスノー
「仮面ライダーリバイスの物語もこれで終わり!」
たくっちスノー
「………りりすた革命団のメンバーもだいぶ増えてきたな、今どんなんだっけ?」
たくっちスノー
「………………」
たくっちスノー
「今回の話、だいぶ思いきったんだよ」
たくっちスノー
「【メイドウィン小説】全体のラスボスはカーレッジだと想定していたからさ」
たくっちスノー
「でも、目的も何もかも終わってダラダラと生き延びてるだけの奴を残しておくのもなーってちょっと思っちゃったんだろうな」
たくっちスノー
「最初はただ逃げるだけだったのがここでケリをつけることになっちまった、俺抜きで」
たくっちスノー
「………ま、作中でも言ったがこれで結末が戻る訳でもないみたいだし、ハカイモノとか敵はまだ山ほどいる」
たくっちスノー
「俺たちの戦いはこれからだで終われるなら、それで良かったんだがな」
【五十嵐一輝】
たくっちスノー
「原作の設定上、迂闊に変身を使えないので久しぶりにヒーローソウルを引っ張り出してきた」
たくっちスノー
「あと、余程のことがない限り出番も来ないだろう、ただのお節介長男として生きて欲しい」
【祷佳奈多】
たくっちスノー
「エビルに変身する予定とか切ったら思った以上に出番無くなった人」
たくっちスノー
「一応この作品のキーだし、あの前田ってやつと仲がいいらしいから、こっちは出番多いかも」
「仲良くありません!」
【波多乃菖蒲】
たくっちスノー
「…………あーー、この人デモンズにしてしまった」
たくっちスノー
「デメリット知った後で良かった、ていうかまた女の子かよ……男のヒーローも増やさないと………」
【カーレッジ・フレイン】
たくっちスノー
「どこまでも、どこまでも斜め下に行って、最後は………どんな気持ちだったんだろうな」
【シュウ】
たくっちスノー
「黒影シュウ(婿入り)、1周目の剣の夫………つまり、この人もルミナ様の御先祖だ」
たくっちスノー
「彼はいないんじゃなくて………そもそも【作られていない】剣さんはそう言ってたな」
ーーーーーー
たくっちスノー
「えーーーと、次の小説なんだけど」
たくっちスノー
「ウマ娘だったり悪役令嬢だったり、書きたい作品山ほどあるんだよね、ていうかプロット沢山ある」
たくっちスノー
「ひとまず適当に書いて………溜まったらまたカキコやwikiに記してみようかな」
たくっちスノー
「あとウマ娘書くにあたり、急いでエアグルーヴとナリタブライアンの育成終わらせてきます」
たくっちスノー
「以上、たくっちスノーでした!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
【Re:リバイスif編】がまとまりました