二次創作小説(新・総合)
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.75 )
- 日時: 2022/01/31 23:42
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ネオジャンプ第4号発行直前に雪達が入っていった謎の遊園地【驚楽園】……
その謎を探るべく、たくっちスノーたちは調べていた。
たくっちスノー
「………ジャンプリラにこんなもんが?」
雪
「うん、間違いない…確かこんなところだった。」
Sonic.exe
「オカルト雑誌にも載っているな。」
Sonic.exe
「時空のあちこちに現れたかと思えば消える謎の遊園地、その中は驚きと喜びで溢れているとか………」
或人
「面白そうだけど、一体なんなんだ?」
メル
「バーカ、こんなんどう考えても時空犯罪者のソレだろうが。」
「いや、それは時空犯罪者じゃない。」
たくっちスノー達が会議をしていると、外から声が聞こえた………カメラで確認してみると、そこに居たのはかつての牙組の同期……ズァークだった。
雪
「ズァーク?久しぶり!どうしたの?」
ズァーク
「お前達が驚楽園について調べていると聞いた、入れてくれ。」
雪
「うん………」
………
虎徹
「変わった格好だなそれ、ドラゴン?」
バーナビー
「僕達と同じ能力者の一種ですか?」
ズァーク
「いや、俺のこれは後天的なものだ、気にするな………それよりも大変なことが起きている。」
たくっちスノー
「大変なことって?」
ズァーク
「まず、お前たちはデュエルモンスターズのカテゴリをどこまで把握している?」
雪
「へ?デュエルモンスターズのカテゴリ?」
たくっちスノー
「ああ、ブラマジとかブルーアイズとかしういうの?」
AI
「俺の@イグニスターとかもそうだぜ!」
ズァーク
「ああ……奴らはカードのみならず、とある世界でれっきとした生物として存在しているんだ。」
遊作
「聞いたことがあるな……デュエルモンスターズの生物には魂が宿っているだの、元々は古代エジプトの崇高な儀式の1種だっただの、オカルトに近い噂は多い。」
ズァーク
「これらは事実だ、そして………」
ズァーク
「最近その遊戯王カテゴリのモンスター達が、世界を超えて時空に進出した。」
全員
「!!!?」
レオン
「はぁ!?そ、それってまずくねぇか!?悪者とかいるのか!?」
ズァーク
「ああ……向こうの世界の侵略者、インヴェルズやワームも野放しだ……」
ズァーク
「今のところは俺や配下のドラゴン達が抑えているが……本題はそこではない。」
ズァーク
「驚楽園……正式名称は【アメイズメント】。」
ズァーク
「あの遊園地もカードの世界から時空に進出した………デュエルモンスターズの生物だ。」
雪
「え!?」
たくっちスノー
「遊園地が……遊戯王の!?」
ヨウコ
「それって目的は分かるの?」
ズァーク
「さあな……そもそもカテゴリでもどういう内容なのか分かっているのは極わずかだ。」
ズァーク
「今のところ被害者などを聞かないということは、単に楽しませているだけ……俺と同じエンターテイナーと捉えることも出来るが………」
遊作
「だがモンスターが意志を持って行動している以上、見過ごす訳にはいかないな。」
フィルトナ
「うーん……でもどうやってまたあの遊園地に行くの?私達も偶然みたいなもんだし………」
ヨウコ
「それもそうね………」
AI
「うーん………あっ!そういえば!」
AIはポケットをまくり、自分のデッキを確認する。
AI
「この間から俺のサイドデッキに変なカードが混ざってたんだよ!」
【アメイジングタイムチケット】
AIはカードを1枚取りだして見せる。
遊作
「確かにAIはこんなカード入れてないはずだが……」
ズァーク
「それはアメイズメント専用の魔法カード!何故デッキに………」
と、その時だった。アメイズメントの魔法カードが輝き、大きな時空の渦が現れる。
たくっちスノー
「これって………俺達を招待してるのか?」
松山
「へっ、上等じゃねぇか!その遊園地ぶっ壊すつもりで行こうぜ!!」
ダリア
「発進!!」
こうして、りりすた革命団は渦の中へと入っていった……!!
…………
たくっちスノー
「う、うおおっ!?まさかここが!?」
渦をぬけた先には、晴天の空に飛んでいく風船。
観覧車にジェットコースター、お化け屋敷にゴーレースにメリーゴーランド。
煌びやかなアトラクションが並ぶ綺麗な遊園地があった。
無事に驚楽園へと辿り着いたらしい。
フィルトナ
「こ……ここだよここ!雪と一緒に行ったのはここ!」
雪
「うん………間違いない!」
AI
「へー!面白そうだな!」
遊作
「AI、俺たちは遊びに来たわけじゃない、この世界の主を調べに………」
「はーっはっはっはっ!!」
たくっちスノー
「!?」
笑い声がしたかと思えば、メリーゴーランドの屋根の上にマントを羽織った派手な青年が立っていた!
ヨウコ
「誰!?」
ズァーク
「あれは………アメイズメントの支配者!」
「はい、いかにも!私こそがこの驚楽園を設立し、管理を行っている人々に近しい支配者!」
「∀rlechino(アルレキーノ)!といいます」
∀rlechino
「私の提供した招待状をご覧になさったようですね?りりすた革命団諸君!」
或人
「俺達のこと知ってるの!?」
AI
「俺のデッキに変なカード仕込んだのはお前か!」
∀rlechino
「いかにも。」
たくっちスノー
「ダリア、広いところに船を下ろしてくれ……」
たくっちスノー
「アルレキーノ!ちょっと俺たちは遊びに来たわけじゃない!話があるんだ!」
∀rlechino
「?」
…………
たくっちスノーは船を下ろして驚楽園の中に入り、∀rlechinoにデュエルモンスター達が時空に降り立った話をする。
∀rlechino
「なるほど、他の世界から進出した生物が居ると、なるほど。」
たくっちスノー
「聞いておくが支配者さんよ、アンタ何かしたか?」
∀rlechino
「この遊園地の仕事は人々を誘い、ドキドキとワクワクを提供すること!侵略行為など以ての外ですね!」
∀rlechino
「ああですが………貴方達はちょっと意図的に呼び出しました。」
レオン
「意図的ぃ?」
∀rlechino
「はい、私達も時空に興味があり驚楽園ごと移動させましたが………その時聞いたのが貴方がたの噂。」
∀rlechino
「バッドエンドをハッピーに塗り替えるエンターテイナー!なんていい響きなのでしょう。」
フィルトナ
「あ、分かった!だからそれで私達を1回誘って確認しに来たのね?」
∀rlechino
「はい!」
フィルトナ
「それで、貴方もりりすた革命団に入りたいんだ!」
∀rlechino
「はい!正確にはこの遊園地ごと加入して欲しいのです!」
たくっちスノー
「えっ」
ヨウコ
「えっ」
全員
「ええええええええーーーーーっ!!?」
たくっちスノー
「嫌だ!!」
∀rlechino
「ええええええええ!!!?」
たくっちスノー
「姉貴とかならともかく、見ず知らずの遊園地のオーナーに仲間になって欲しいと言われて、信用出来るか!」
たくっちスノー
「それっぽいのはラピスで間に合ってる!」
ラピス・ラズリ
「えっ私彼と同じ扱いなんです?」
∀rlechino
「困りましたねぇ………」
ズァーク
「決闘だ………決闘しろ、たくっちスノー。」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.76 )
- 日時: 2022/02/01 20:43
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
たくっちスノー
「え……デュエル?」
ズァーク
「あいてはモンスターだ、こういうものは決闘で決めた方が手っ取り早いぞ。」
ヨウコ
「うーんこのデュエル脳……」
AI
「よし!だったらこの船の決闘者代表として俺が………」
ズァーク
「たくっちスノー、俺のカード何枚か貸してやるからこれで戦え。」
たくっちスノー
「おっ、すまねーな。」
AI
「あの!?俺一応デュエリストなんだけど!?」
ズァーク
「お前らソリティア組がガンガン回しても話的に面白くないだろうが。」
AI
「言うほど俺は回さねーよ!」:
たくっちスノー
「それでいいか?一応聞くが遊戯王出来る?」
∀rlechino
「はい、しっかり私も決闘出来ますのでいつでもどうぞ!」
そう言うと∀rlechinoの右腕からデュエルディスクが展開される!
ヨウコ
「あんた持ってるの?」
たくっちスノー
「無いなら作ればええがと!こうしてこうだ!」
たくっちスノーもまたデュエルディスクを作り出す。
たくっちスノー
「ルールは最新版!ライフ8000でPゾーンが魔法罠にあって融合とかが好きな場所に置けるやつな!」
∀rlechino
「どうぞ。」
たくっちスノー
「行くぞ!!」
たくっちスノー
VS
∀rlechino
DUEL!!
たくっちスノー
「先行は譲るぞ、どんなデッキか俺も確認したいからな。」
∀rlechino
「では私のターンの始まりです!私は手札から魔法カード【強欲で金満な壺】を発動!」
∀rlechino
「このカードはエクストラデッキのモンスターを特定の枚数除外することでドロー出来るカードです、私は6枚除外して2枚ドロー!」
∀rlechino
「手札から速攻魔法、アメイジングタイムチケットを発動!」
AI
「あっ、俺のデッキに入れやがったやつ!」
∀rlechino
「800Pのライフを支払うことで、手札からアメイズメントと名のつくカードを手札に加えます。」
∀rlechino -800 残り7200LP
∀rlechino
「私はこれでターンエンド。」
たくっちスノー
「いいのか?先行なのにモンスターを立てなくて。」
∀rlechino
「はい、時期に分かりますよ」
……
或人
「な……なんか不気味だな。」
遊作
「ズァーク、アメイズメントは一体どんな戦術を取るデッキだ?」
ズァーク
「トラップビートだ、アトラクションを模した罠カードを自分や相手に装備させ、状況に応じて発動するテクニック寄りのデッキだな。」
AI
「おいおい、それにしてはカードを伏せる気配すらないぞ、手札事故か?」
遊作
「………気をつけろたくっちスノー、何を狙っているか分からない!」
たくっちスノー
「了解、警戒はしておく……俺のターン!ドロー!」
たくっちスノー
「俺は魔法カード【螺旋のストライクバースト】を発動!デッキからレベル7のオッドアイズモンスターを手札に加える!」
たくっちスノー
「スケール8のオッドアイズ・アークペンデュラム・ドラゴンと、スケール1のオッドアイズ・ペルソナ・ドラゴンで、Pスケールをセッティング!」
たくっちスノー
「これで俺はいつでもレベル2から7のモンスターを呼び出せる!」
たくっちスノー
「が、その前に魔法カード【オッドアイズ・フュージョン】を発動!」
たくっちスノー
「手札のオッドアイズ・ディゾルヴァーとオッドアイズ・アドバンス・ドラゴンを融合!!」
たくっちスノー
「二色の雄々しき竜よ、焔の魔術と一つとなりて、雷鳴と嵐を呼び起こせ!!」
たくっちスノー
「融合召喚、いでよ!!オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン!!」
オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン レベル7
攻撃力2500
∀rlechino
「おっと、ここで私は罠カード【無限泡影】を発動致します!」
遊作
「無限泡影……!自分フィールドにカードがなければ手札からも発動できる罠カード!」
∀rlechino
「相手モンスターの効果をターン終了まで無効にします、私はボルテックス・ドラゴンを選択。」
∀rlechino
「と、罠カードが発動されたことで手札のこのモンスターは特殊召喚できます!」
∀rlechino
「驚きと楽しみを提供する、我が分身!驚楽園の支配人、 その名は!」
「∀rlechino!!」
驚楽園の支配人 <∀rlechino> レベル7
攻撃力2600
たくっちスノー
「こ……攻撃力2600!?」
ヨウコ
「たくっちスノーのモンスターより攻撃力が上だわ!」
たくっちスノー
「まだだ!魔法カード【死者蘇生】発動!墓地からオッドアイズ・アドバンス・ドラゴンを召喚!こいつの攻撃力は3000だ!」
∀rlechino
「私の効果発動!モンスターが召喚、特殊召喚された時、デッキからアトラクションと名の着く罠を選んでセットします、私はHHをセット。」
たくっちスノー
「知るか!!バトルだ!アドバンス・ドラゴンで∀rlechinoに攻撃!!」
ズァーク
「待てたくっちスノー!迂闊に攻撃するな!」
∀rlechino
「先程セットされたHH(ホラー・ハウス)の効果発動!相手モンスターが装備している場合、そのモンスターを裏守備表示に変更!」
∀rlechino
「そしてセット状態となったことでHHは破壊され、墓地へ送られます。」
たくっちスノー
「………ちっ、ターンエンド!勝負はこれからだ!」
∀rlechino
「私のターン!ドロー!」
∀rlechino
「私はカードを1枚伏せて、【金満で謙虚な壺】を発動、カードを3枚除外してデッキから3枚めくります。」
∀rlechino
「その中で好きなカードを1枚手札に加えて、好きな順番で戻します。」
∀rlechino
「さて、もう1枚伏せて2枚目のアメイジングタイムチケットを発動!800ポイント支払い、アメイズメントを手札に加えます。」
∀rlechino -800 残り6400LP
∀rlechino
「私のもう1つの効果発動!墓地のアトラクション罠カードを除外することで、その枚数分相手のカードを破壊します。」
∀rlechino
「アークペンデュラムドラゴンを破壊!」
たくっちスノー
「ちっ!Pモンスターは破壊されてもエクストラデッキに送られる!」
∀rlechino
「バトル!私でボルテックス・ドラゴンに攻撃!金満で謙虚な壺の効果で与えられるダメージは半分になります。」
たくっちスノー -50 残り7950LP
たくっちスノー
「へっ!ボルテックス・ドラゴンは破壊されたがこの程度のダメージ……」
∀rlechino
「バトルを終えメインフェイズ2に以降!魔法カード【死者蘇生】を発動!」
たくっちスノー
「はあ!!?」
ズァーク
「奴も死者蘇生を!?」
AI
「やべぇ!死者蘇生は相手の墓地からも呼び出せるカード、まさか………」
∀rlechino
「先程破壊した、ボルテックス・ドラゴンを私のフィールドに!念の為守備表示で!」
オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン
守備力3000
∀rlechino
「ターンエンド」
たくっちスノー
「この野郎〜!!俺のターン!ドロー!」
たくっちスノー
「裏守備になっていたアドバンス・ドラゴンを反転召喚!」
∀rlechino
「罠カードオープン!【A・∀・MM(マジェスティックミラージュ)】」
∀rlechino
「今回は私に装備!味方が装備した場合攻撃力500ポイントアップです!」
驚楽園の支配者∀rlechino
攻撃力3100
∀rlechino
「と!罠カードが発動した事により、手札から2枚目の私を特殊召喚!!」
∀rlechino
「あっ」
∀rlechino
守備力2200
∀rlechino
「おやおや間違えて守備表示で出してしまいました、これはうっかり。」
たくっちスノー
「てめぇ………」ビキビキ
たくっちスノー
「魔法カード!【召喚士のスキル】!デッキからレベル五以上の通常モンスターを手札に加える!」
∀rlechino
「では私は更に罠カードオープン【A・∀・WW(ワンダーホイール)】アドバンス・ドラゴンに装備させます。」
たくっちスノー
「まだだ!!手札に入れた2枚目のアークペンデュラムをセッティング!再びPスケールが完成した!」
∀rlechino
「ではここでワンダーホイールの効果!装備されているアドバンス・ドラゴンの攻撃力、守備力の数値を逆転させます!」
オッドアイズ・アドバンス・ドラゴン
現在攻撃力2500
たくっちスノー
「それがどうした!!ペンデュラム召喚!!エクストラデッキより甦れ!オッドアイズ・アークペンデュラム・ドラゴン!!」
オッドアイズ・Aペンデュラム・ドラゴン
攻撃力2700
∀rlechino
「私の効果発動!デッキからHHをセットしアークペンデュラムに装備させます。」
たくっちスノー
「知るかよ!バトルだ!アドバンス・ドラゴンで守備表示の∀rlechinoを破壊! 」
たくっちスノー
「本当にミスったようだなぁ!!アドバンス・ドラゴンの効果発動!こいつはモンスターを破壊した時レベル5以上の自身以外のモンスターを手札・墓地から特殊召喚出来る!」
たくっちスノー
「お前も甦れ!!オッドアイズ・ディゾルヴァー!!」
たくっちスノー
「メインフェイズ2に以降!ディゾルヴァーの効果発動!」
∀rlechino
「HHの効果発動、アークペンデュラムを裏守備表示にします。」
たくっちスノー
「もう遅せぇよ!ディゾルヴァーは自身と他のモンスターをリリースして融合召喚出来る!」
たくっちスノー
「神々しくも美しい二色の龍よ!再び焔と一つとなりて、覇王に仕える紫龍を呼べ!」
たくっちスノー
「融合召喚!!飢えた牙持つ毒龍!!覇王眷竜スターヴ・ヴェノム!!」
覇王眷竜スターヴ・ヴェノム レベル8
攻撃力2800
たくっちスノー
「スターヴの効果発動!こいつは両フィールド、墓地のモンスターの効果をエンドフェイズまでそのままコピーできる!俺はアドバンス・ドラゴンを選択!」
たくっちスノー
「さて、ここでペルソナドラゴンのペンデュラム効果!オッドアイズPモンスターを対象とした効果が発動したターンのエンドフェイズに、Pゾーンのこのカードを特殊召喚!代わりにエクストラデッキのアークペンデュラムをセッティング!」
オッドアイズ・ペルソナ・ドラゴン レベル5
攻撃力1200
たくっちスノー
「ターンエンド、ワンダーホイールの効果は終わり攻撃力は元に戻る。」
AI
「強力なモンスターが三体も並んでる!ほぼ有利だぜこりゃ!」
遊作
「いや………まだだ、攻撃力が1番高いのはまだ∀rlechinoだ、それに……」
遊作
(奴の顔……何かを狙っている……?)
∀rlechino
「私のターン!ドロー!私は驚楽園の大使 <Bufo(ブーフォ)>を召喚します!」
驚楽園の大使 <Bufo(ブーフォ)>
攻撃力1600
∀rlechino
「ブーフォの効果発動!アドバンス・ドラゴンに付いていたワンダーホイールを私に付け替えます!その状態でワンダーホイールを発動!」
∀rlechino
「自分フィールドのモンスターに装備されている場合は、私の手札を1枚デッキに戻して、1枚ドロー!」
∀rlechino
「私の手札はこれ1枚のみなのでこれを戻します………さぁ、運命のドローです!」
∀rlechino
「ドロー!ふふ、やりました……ではこのカードを伏せて私の効果発動!」
∀rlechino
「アトラクションを除外しアークペンデュラムを破壊!」
たくっちスノー
「もう一個のPスケールにあるアークペンデュラムのP効果発動!!自分フィールドのオッドアイズモンスターが破壊された時、手札デッキ墓地からオッドアイズを特殊召喚する!!来い、2体目のアドバンス・ドラゴン!」
∀rlechino
「では私も効果発動!その2体目のアドバンス・ドラゴンにMMを装備させます。」
∀rlechino
「このカードは相手が装備した場合、装備モンスターの攻撃力は装備されているアトラクションの数×500ポイントダウンします!」
オッドアイズ・アドバンス・ドラゴン(2体目)
現在攻撃力1500
∀rlechino
「ボルテックス・ドラゴンを攻撃表示に変更!バトル!」
∀rlechino
「ボルテックス・ドラゴンで1500になったアドバンス・ドラゴンに攻撃!」
たくっちスノー
「うぐっ!!」
-1000 残り6950LP
∀rlechino
「私でもう一体のアドバンス・ドラゴンに攻撃!」
たくっちスノー
「ちっ!」
-100 残り6950LP
∀rlechino
「ブーフォでペルソナ・ドラゴンに攻撃!」
たくっちスノー
「ちっ!」
-400 残り6450LP
∀rlechino
「ターンエンドします」
たくっちスノー
「俺のターン!ドロー!!覇王眷竜スターヴの効果発動!墓地のアドバンス・ドラゴンをコピー!」
∀rlechino
「罠発動!【無限泡影】!」
たくっちスノー
「なにィっ!!?2枚目の無限泡影!?」
∀rlechino
「おっと、この効果にチェーンでブーフォの効果!ワンダーホイールをスターヴに付け替えます!」
たくっちスノー
「手札のオッドアイズ・ミラージュ・ドラゴンをPスケールにセッティング!」
∀rlechino
「ワンダーホイールの効果発動!スターヴの攻撃力を入れ替え!」
たくっちスノー
「だがブーフォぐらいなら潰せるぞ!!バトルだ!!スターヴで攻撃!!」
∀rlechino
「くっ………!!」
∀rlechino
-400 残りライフ6000
たくっちスノー
「ターンエンド、数値は元に戻る!」
∀rlechino
「私のターン……ドロー!」
∀rlechino
「ふふふ………3枚目のアメイジングタイムチケット発動!!」
たくっちスノー
「さ、3枚目!?」
∀rlechino
-800 残りLP5200
∀rlechino
「さて、今度は案内人!<Comica>を召喚!」
驚楽園の案内人 <Comica>
攻撃力1400
∀rlechino
「Comicaの効果発動!デッキから好きなアトラクション罠カードをセットできます!」
∀rlechino
「そこからワンダーホイールを発動!再び攻撃力を逆転!」
∀rlechino
「バトル!ボルテックス・ドラゴンで攻撃!!」
たくっちスノー
「がっ!!」
たくっちスノー
-500 残り5950LP
∀rlechino
「残ったモンスターでダイレクトアタック!!」
たくっちスノー
「がああああ!!」
たくっちスノー
残り 1450LP
∀rlechino
「メインフェイズ2に以降……私の効果発動!アトラクションを2枚除外して……Tゾーンのカード2枚を破壊!」
たくっちスノー
「っ!!」
∀rlechino
「ターンエンド。」
たくっちスノー
「………お、俺のターン、ドロー………!!」
たくっちスノー
「ペルソナドラゴンをPゾーンに」
∀rlechino
「先程伏せたアトラクション、CCコースターを発動……味方に装備すれば、魔法、罠を1枚伏せて、破壊することができます」
たくっちスノー
「!!!」
ズァーク
「………終わったな。」
遊作
「たくっちスノーの手札はゼロ枚、フィールドはがら空き、次ターンにはライフが全て尽きるこの状況………」
遊作
「完全なる………詰みだ。」
たくっちスノー
「………さ、降参…………」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.77 )
- 日時: 2022/02/01 23:33
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
たくっちスノー
「ま………負けた……」
ヨウコ
「ほぼ手も足も出ずに負けたわよ……」
∀rlechino
「今回は引きが良かったんです、負ける時は負けますよ。」
たくっちスノー
「何がダメだったんだ!?」
ズァーク
「運命力……とか?」
∀rlechino
「さて、約束通り私とこの遊園地をりりすた革命団の物にしてもらいますよ。」
ヨウコ
「ねぇ、一応確認しておくんだけど私達が貴方の仲間になるんじゃなくて、貴方が私達の仲間になるわけ?」
∀rlechino
「はい、その解釈で結構ですよ。」
たくっちスノー
「………どうするよ。」
雪
「どうするって、たくっちスノー負けちゃったんだから入れるしかないよ………」
たくっちスノー
「く………サンボルとか入ってねーのかよこのデッキ……」
松山
「で、どうすんだよこの遊園地。」
フィルトナ
「私が最初住んでた世界に置いておくのは?もう必要ないし。」
∀rlechino
「では、これで話はまとまりましたね。」
…………
かくして、りりすた革命団にまた新たな仲間が入り……
たくっちスノーがクロノス社で仕事していた時のこと。
たくっちスノー
「………はぁ」
月村
「どうかしましたか。」
たくっちスノー
「いや……実は最近変なやつが仲間になっちまって……」
たくっちスノーは月村に事情を説明する。
月村
「あの噂が事実で、今は貴方達の管理下にある……と。」
たくっちスノー
「だが、∀rlechinoって奴の真意が読めなくてどうにもこうにもって感じなんです。」
たくっちスノー
「奴は本当にエンタメの為に動いているのか、それとも……」
たくっちスノー
「………エンタメっていやぁ、逃走中はまだ稼働出来ない感じっすか?」
月村
「まだまだですね………ハンターは新たなプログラムを組み、ミッションや舞台の質の向上などはある程度進んでいますが……」
月村
「それを無事に扱える程のゲームマスターが未だに育っていないのが現状です。」
たくっちスノー
「………また月村さんがゲームマスターをやるっていうのは?」
月村
「それでは意味がありません、僕や貴方が去っていった後も逃走中が続くよう、しっかり候補を育てていかなくては。」
たくっちスノー
「難しいもんですよね………」
「でしたら、この私目におまかせを!」
その時クロノス社から警報が鳴り響く!
月村
「何事ですか!」
「何者かによる電波ジャックです!!」
たくっちスノー
「今の声は………繋げろ!!」
通信を移すと、そこには∀rlechinoの姿が。
∀rlechino
「ごきげんようございます、ミスター・月村さん?」
月村
「あなたが例の……」
∀rlechino
「どうやらエンターテイメントでお困りの様子ですね?でしたら………」
……………
たくっちスノー
「ふっっっっざけんな!!!」
たくっちスノー
「てめぇ、俺達の仲間になるまでは別に構わないが………スポンサーになるからゲームマスターをやらせろだと!!?図々しいにも程があるだろうが!!」
月村
「彼には同意見です、逃走中はクロノス社の、僕の大切な宝です……そう易々と貴方に触れさせる訳にはいきません。」
∀rlechino
「そうでしたか……それは残念。」
∀rlechino
「面白いショーが作れると思ったのですが。」
月村
「あなたの目的はなんですか?何のためにたくっちスノー達に近づき、逃走中まで………」
∀rlechino
「目的、そんなものエンタメに決まっています。」
∀rlechino
「私は支配人、この世の娯楽、ドキドキやワクワクは参考にして、どんどん驚楽園を広げていきたいんです。」
月村
「それはつまり、楽しいこと全てに貴方の手が入ることになるわけですか?」
∀rlechino
「はい。」
月村
「僕以外の所にも手を出すつもりですか?」
∀rlechino
「はい。」
月村
「………そして、何もかも驚楽園に変えてしまうのですか?」
∀rlechino
「行く行くは。」
月村
「………」
月村は無言で通信を切り、たくっちスノーに話しかける
月村
「貴方が不審がっていた通り、彼は厄介な存在のようですね………」
たくっちスノー
「なんか……聞いてる限りだとこの世の遊び全部参考にして自分の遊園地へ改造していくつもりか?」
月村
「世界征服……というよりは、娯楽征服と言った所でしょうか。」
たくっちスノー
「狂ってやがる………ま、闇属性のモンスターなんてそんなもんか。」
月村
「このまま彼に逃走中を奪われる訳にはいきません」
月村
「貴方に命令を下します………あの怪人、∀rlechinoを何としてでも抑え込みなさい、逃走中には指1本触れさせてはなりません。」
たくっちスノー
「了解!!」
……
そしてズァークの方も、己の分身が存在している世界【ペンデュラム次元】へと足を運んでいた………
会うために。
ズァーク
「榊遊矢は……いるか?」
遊矢
「!!」
……
ズァーク
「こうして直接対面するのは初めてか。」
遊矢
「………ズァーク、俺に何の用だ?俺はもう覇王には……」
ズァーク
「覇王など今の俺にはどうでもいい、それよりも今大変なことが起きている。」
ズァーク
「エンタメデュエルが奪われるかもしれないぞ。」
遊矢
「エンタメデュエルが………奪われる!?」
………ズァークは現在進行形で∀rlechinoが行おうとしていることを説明した。
ズァーク
「………海馬ランドのスタッフがデュエルに敗北し、海馬ランドが買収された」
遊矢
「えっ!?海馬ランドってあのブルーアイズがいっぱいある、決闘者お馴染みのレジャー施設!?」
ズァーク
「幸いにも海馬瀬人が即座に乗り込んで勝利を決め、取り返したそうだが……」
ズァーク
「奴は自身の遊園地を広げるためにあらゆる娯楽を取り込もうとしている。」
ズァーク
「その先にはあるのは………ドキドキもワクワクも支配された【闇のエンタメワールド】だ。」
遊矢
「闇のエンタメワールド………ダメだそんなの!エンタメデュエルはソイツだけの物じゃない!」
ズァーク
「分かってくれたか。」
遊矢
「………それで、なんで俺に会いに来たの?」
ズァーク
「相手はデュエルモンスターズのモンスターだ、なら決闘者の力が必要になる。」
遊矢
「そういうことか………なら零児にも声をかけてみるよ。」
ズァーク
「赤馬の息子か………出来ればシンゴとデニス……それとお前の父にも声をかけてくれ。」
遊矢
「え?沢渡やデニスまで?分かった、頑張って集めてみるよ。」
ズァーク
「…………」
…………
∀rlechino
「驚楽園は常に驚と楽を与えなくてはなりません。」
∀rlechino
「その為には………もっと、もっと面白いことを集めなくては………♪」
∀rlechino
「ねぇ、貴方はどんな面白いものを見せてくれますか………りりすた革命団さん?」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.78 )
- 日時: 2022/02/02 23:08
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
たくっちスノー
「というわけだ、皆。」
レオン
「やっぱあいつヤバいやつじゃねーか!!」
或人
「遊園地を広げるって、要は娯楽を全部独り占めするってことじゃないか!」
飛羽真
「俺の小説やフィルトナ達のネオジャンプも狙われるかもしれないな………」
雪
「私たちの仲間になったのは……?」
松山
「あるじゃねぇか、ここには最大級のエンタメが。」
松山
「ありとあらゆるどんな事でも起きて、特に何も悪くないのにただ歩いているだけで事件や騒動が起きる、時空最大のトラブルメーカーがよ。」
たくっちスノー
「………逃走中どころか俺まで狙われてんの!?」
雪
「ていうか、たくっちスノーが娯楽扱いされてるんだ………」
松山
「確かにくっそ迷惑だが他所から見てる分には面白いからな。」ゲラゲラ
虎徹
「それでどうすんだ?追い出すのは確定として、どうやってやつを止める?」
バーナビー
「いえ、まだ追い出さない方がいいと思いますよ………現在∀rlechinoは僕達の目の届く範囲に居ます、監視という事にもなりますし、ある程度行動を調べることもできます。」
ダリア
「そう、その間に我々は決定打になるものを用意する必要がある……たくっちスノー君、見つけてきたよ。」
ダリアとレオンはたくっちスノーに資料を用意するら。
カーム
「なんだそれ?」
レオン
「まぁ、∀rlechinoで言うところの娯楽のデータってやつだ……ただしここにあるのは過去に何かしらあった『ワケアリ』な所ばかりだ。」
たくっちスノー
「お、アニマトロニクスのピザ屋あるじゃん、そこを模したお化け屋敷?」
レオン
「そう、過去に問題起こしたクソ低賃金の会社の資材をそのまま回収して作ったお化け屋敷があるんだとよ。」
ヨウコ
「あれ、そのピザ屋って最近改装してでっかいレジャー施設作ったって聞いたけど。」
レオン
「マジか、じゃあそっちも調べてくる。」
雪
「………でも、娯楽を独占なんてどうやるんだろう?逃走中の時も断ったら引き下がったし……海馬ランドは私達のようにデュエルで勝ったと思うし……」
松山
「そういやアレも海馬に負けたら普通に返したらしいしな。」
或人
「確かに、それってデュエルで解決しない世界はどうするんだろう?」
たくっちスノー
「…………協力者。」
たくっちスノー
「モンスターの世界の境目破壊して抜け出すほどの強大な奴がいるんだ………そして、間違いなく∀rlechinoはそいつと繋がっている!」
雪
「モンスターの世界から時空へと飛び出した元凶が繋がってる!?」
たくっちスノー
「言ってしまえばアイツはただの愉快犯、本気で征服する気は無いが何個か遊園地に加えようとしているのは本当だろう。」
たくっちスノー
「だからめんどくせーのぶつける。」
松山
「性格わりーな」ゲラゲラ
レオン
「コイツに性格悪いとか言われたらおしまいだぞ!?」
………
一方ズァーク達エンタメ決闘者も………
ズァーク
「と、∀rlechinoはああは言ってるが本気で娯楽を独り占めする気は無いだろう。」
遊矢
「世界を飛び出したやつに便乗して、なるべく多くの面白いことを自分のモノにしたいってことか……」
沢渡
「俺たちからすりゃ迷惑すぎるだろ………そいつ。」
デニス
「それで僕達を呼んだのは?」
ズァーク
「元凶はともかく∀rlechinoはエンターテイナー。エンタメにはエンタメでケリをつける。」
ズァーク
「お前たちはその道のパイオニア、俺よりその芸風を続けることが出来たんだろう?」
遊勝
「なるほど……最強の決闘者と呼ばれた男にそこまで期待されては、応えないわけにもいかないな。」
遊勝
「なら手始めに、彼の手の内を一つ暴いてみようじゃないか。」
遊矢
「えっ!?父さんもう何か出来るの!?」
ズァーク
「だそうだ、∀rlechino。」
∀rlechino
「はい!」
∀rlechinoはテレビ映像を乗っ取って顔を出す。
遊勝
「やぁやぁ、君がドキドキとワクワクの遊園地のオーナーかな?」
∀rlechino
「いかにも、そして貴方はリアルソリッドビジョンとアクションデュエルによるエンタメの総本家。」
遊勝
「早速だが、君に言っておきたいことがある。」
遊勝
「私は既に、君の協力者が誰なのか把握している!」
カンコーン!
遊矢
「えっ!?」
沢渡
「マジかよ!?」
ズァーク
「ほう………」
∀rlechino
「ん……おやおや、私は確かに遊園地を広げるにあたり、この園内とは別の方々に協力してもらってはいますが。」
遊勝
「ああ、それもりりすた革命団ではない……モンスターの協力者だ。」
∀rlechino
「………では、はっきりとその名前を、そう思った理由も添えてね。」
そう言って∀rlechinoは『名推理』の魔法カードを見せつけてくる
遊勝
「ああ、いいとも。」
ズァーク
「いいのか?これで外したらお前は赤っ恥だぞ?」
遊勝
「恥をかくことが怖くてエンタメデュエリストは務まらんよ。」
遊勝
「さて、協力者の名前を言う前に情報をある程度まとめておこう。」
遊勝
「君も分類されるアメイズメント、このデッキが得意とするエンタメはアトラクションカードの付け替え。」
遊勝
「つまり、必然的に罠カードが多くなる構成となっている。」
遊勝
「それとは別で、今回デュエルモンスターズの世界からモンスターが解き放たれ、世界征服の危機に陥っている今を踏まえて考えてみよう。」
遊勝
「娯楽にせよ世界にせよ全てを独占することを野望とする存在、それ程までに欲望が強いと考えられる。」
遊勝
「実はそれに当てはまるモンスターが一つ存在している。」
遊勝
「君と同じくトラップカードによる戦術を得意とし、君にはない力を持ち、そして……欲望と強欲に染まった、黄金の骸!」
遊勝
「ずばり!君の協力者であり、今回の騒動の元凶であるモンスターは………」
遊勝
「レベル10!黄金卿エルドリッチ!!」
∀rlechino
「…………」
∀rlechinoは遊勝の推理を聞くと、デッキを取り出してカードを探し始める………そして………
∀rlechino
「正解☆」
黄金卿エルドリッチのカードを見せつける。
沢渡
「す………すげぇ!!なんで分かったんだ!?」
デニス
「……なるほど、エンタメデュエルをする上で大切なことですね?」
沢渡
「エンタメデュエルで大事なこと?」
遊勝
「大事なこと、今回は何をするか、どう演出するか………それを決めるのは相手のデッキだ。」
遊勝
「彼はどんな戦術が得意か、どんな策を用意してくるか、自分はそれに対して何が出来るか?」
遊勝
「始まって直ぐにそれを把握し、こちらも演目を用意する………それがエンタメデュエルだ、皆。」
ズァーク
「なるほど………確かにエルドリッチもまたトラップカードを使った戦術が得意なデッキだ、それに奴になら………」
∀rlechino
「フフフ………面白いですねぇ………」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.79 )
- 日時: 2022/02/04 23:39
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
∀rlechino
「ふふふふ、ではまた!次のチャンネルで!」
そう言って∀rlechinoは消える。
遊矢
「凄いよ父さん!黒幕を突き止めるなんて!」
デニス
「喜ぶのはまだ早い、そのエルドリッチを止めようにもモンスターとしての彼の場所は分からない。」
ズァーク
「ふむ………そもそもエルドリッチ以外にも侵略者であるモンスターは山ほどいるからな……」
「すまない、遅れてしまった。」
と、ここで赤馬零児が遊矢達と合流する。
零児
「遊矢からある程度話は聞いているが……どんな状況だ?」
デニス
「今、先生によってエルドリッチというモンスターが関わっていることが発覚したとろかな。」
零児
「エルドリッチ……ああ、黄金の呪いを欲望の力でコントロールしたと言われているあのモンスターのことか。」
ズァーク
「黄金郷に飽き足らず時空全てを支配しようとしている……∀rlechinoは協力し、自分の目的もある程度叶えようとしている。」
………
たくっちスノー
「ズァークから連絡があったぞ!黒幕はエルドリッチだそうだ!」
松山
「エルドリッチ?ああ最近デュエル大会でよく見るクソみてぇなカードか。」
レオン
「宣告者ドライトロンに比べたらまだマシな方だ。」
雪
「それでエルドリッチってどこにいるの?」
ドーラ
「黄金郷エルドリッチの事なら、地下深くにある黄金で出来た地底遺跡『エルドランド』にいるよ」
メル
「お前知ってたのか?」
ドーラ
「デュエルモンスターズはボクも何かしら売ってたからね。」
或人
「よし!俺たちはエルドリッチを潰すぞ!」
たくっちスノー
「だが∀rlechinoもどうにかせんといかん、逃走中守る必要あるしな……一部俺の方に回ってくれ!」
……
【俺たちはエルドリッチを……】
ズァーク
「俺はエルドリッチを倒す方に向かう。」
零児
「では私はそちらに同行しよう。」
沢渡
「とすると、俺たちはあの男にエンタメ勝負って訳だな!」
遊勝
「エンタメ勝負なら既に筋書きは決まっている。」
遊矢
「ああ!同じエンターテイナーとして腕がなるよ!」
かくしてりりすた革命団とエンタメ決闘者達による、徹底対抗戦が始まる!!そして……
ーーーーーーーーーー
〜エルドランド〜
「エルドリッチ様!遂に……遂にあなた様の存在が気付かれました!」
エルドリッチ
「そうか……遂に我輩がな………フン。」
エルドリッチ
「道化師にしては、随分待たせたものだ………さて。」
エルドリッチ
「我輩に歯向かうものを、全て蹴散らすとしよう………。」
ーーーーーーー
たくっちスノー
「さて、∀rlechinoはまず足止めして捕獲するんだ。」
飛羽真
「捕獲?一応所属的には俺達と同じだから、そんなことしなくてもいいんじゃ?」
たくっちスノー
「自由にさせてたら何するか分からないからな、主導権をこちらで握っておきたい。」
雪
「そうは言ってもどうするの?」
たくっちスノー
「アイツはモンスターだが別世界から来ている生物、一丁前に人間臭いことをやったりもするんだ、そこを突く!」
そう考えていると、ちょうどペンデュラム世界のCMが流れてきた。
ズァークからたくっちスノーへ作るように依頼した物だ。
沢渡
【デュエルを楽しみながら食べられる特別なレシピが登場!】
遊矢
【ペンデュラム召喚!現れろ!俺のモンスター達!】
『魔界劇団 ビッグ・パスター』
『EM グリンピース・マジシャン』
『オッドアイズ・ペンデュラム・スムージー』
遊勝
【エンタメランチで、君も笑顔になろう!】
雪
「これって………!?」
たくっちスノー
「コラボカフェのCMだ!どうやら上手く出来たみたいだな!」
雪
「でもこれをどうするの?」
たくっちスノー
「メルの奴を貸してくれってさ………その時点で嫌な予感しかしねぇが………」
………
∀rlechino
「ビッグ・パスター1人前ください」
沢渡
(来た!)
メル
「よし。」
メルは凄い音と煙を撒き散らしながらスパゲティを茹で上げる。
その刺激臭に一同は鼻をつまむ
遊矢
「流石にこれはバレるんじゃない………?」
沢渡
「罰ゲームでも食いたくねぇ………」
メル
「ほい840円」
沢渡
「高ェ」
メル
「コラボカフェなんて大抵そんな値段だろ。」
∀rlechino
「おいしい」
遊矢
「ウソでしょ………?」
沢渡
「モンスターだからか………?」
デニス
「サイキック族は味覚もサイコなのかもしれないね………」
………
たくっちスノー
「なにィ!?普通に完食した!?あのメルの料理を!!?」
Sonic.exe
「冗談ではなさそうだな………」
雪
「パスタおいしー」チュルル
ヨウコ
「∀rlechinoはまだしもなんで雪さんまでいけるのかしらね……」
松山
「実は案外レベルアップしてるのかもな」
たくっちスノー
「えっ、もしかしたら………」ズル
たくっちスノー
「ヴォエエ!!」
……
ズァーク
「失敗しただと!?プランBに移行しろ!」
デニス
「プランBって?」
ズァーク
〘無言でサンダー・ボルトを見せつける〙
沢渡
「結局力技じゃねーか!」
遊矢
「エルドリッチもそれで良くない!?」
デニス
「エルドリッチは普通に墓地から帰ってくるからダメ」
ズァーク
「奴にはこれしか………!!」
遊矢
「父さんも何とか言ってよ!」
遊勝
「ん?そうだな、次は温泉旅館に行ってエンタメデュエルの仕事でもしようか!」
沢渡
「この人マジでエンタメで押し通す気だ………」
ズァーク
「………勝手にしろ。」
…………
遊勝
「どうだい?先に湯に浸かってから色々と楽しむのは。」
∀rlechino
「良いですね!モンスターの世界にはスパなんて無かったので!」
デニス
「………そうか分かったぞ!あの人は∀rlechinoを懐柔するつもりなんだ!」
遊矢
「エンタメにはエンタメをぶつけるってそういう!?」
沢渡
「よし、俺達も温泉でエンタメデュエルするぞ!」
デニス
「悪くないね、僕達も温泉に浸かりながら何をするか考えようか。」
遊矢
「あっ、待ってくれよ皆〜!!」
…………
そして、零児とズァークは地下深くにある呪われしエルドランドへと辿り着いた。
零児
「遊矢達は上手くやっているだろうか?」
ズァーク
「俺からすればあまり期待は出来ない状況だが………」
或人
「なんか想像以上にキンキラキンだな……」
或人
「黄金ばかりの禁断の場所!はいっ!アルトじゃないと!」
零児
「君も君で変な仲間を連れているな」
ズァーク
「言うな、りりすた革命団に入りたく無くなる」
「ククククク、来たか………覇王龍ズァーク!」
ズァーク
「!」
物々しい声と、宝石が揺れるような音と共に………黄金卿エルドリッチが姿を現す。
レオン
「アイツがエルドリッチ………!!」
エルドリッチ
「お前達が人間か………!!」
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.80 )
- 日時: 2022/02/05 10:28
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ズァーク
「お前がデュエルモンスターズの世界をの境界を破壊し、モンスターを時空に解き放った元凶らしいな」
エルドリッチ
「そんなもの知るか……我輩はただ、己の目的の為に境界を開けたのみ、それ以外の生物に興味などない!」
エルドリッチ
「賢者の石だけでは満足出来ぬ!世界を全て征服し、神にも匹敵する力を我輩は手に入れる!!」
零児
「なるほど、推測通りの欲深さだ………だがそれもこれで終わりだ!」
零児
「いでよ!DDD死威王ヘル・アーマゲドン!!」
零児はデュエルディスクから三体のモンスターを召喚し、エルドリッチに向かって発射する!!
エルドリッチ
「攻撃の無力化」
しかしエルドリッチも罠カードを展開し、ビームを受け止める!!
エルドリッチ
「ドレインシールド」
エルドリッチ
「そして………魔法の筒」
零児
「ぐっ!」ズドン
エルドリッチは数々の罠でヘル・アーマゲドンの攻撃を受け止めるどころか、1つを零児の所へ跳ね返す!
ズァーク
「魔法・罠カードを実体化……サイコデュエリストの力か。」
零児
「サイコデュエリスト?」
ズァーク
「聞いたことがある、稀にデュエルモンスターズの力を実態化させる能力を持った存在が居るとな……シンクロ次元辺りか。」
エルドリッチ
「ククク……まさかあの道化師にあんな力があったとはな。」
AI
「は!?それって∀rlechinoの力かよ!?」
エルドリッチ
「今度はこちらから行くぞ………ライトニング・ストーム!!」
エルドリッチの指から放たれる稲妻が零児のヘル・アーマゲドンを崩壊させる。
AI
「おい!それ表側のカードがあると使えないカードだろ!」
エルドリッチ
「デュエルモンスターズの常識など、我輩の前では通用しない!」
エルドリッチ
「さあ行け!エルドランドに呪われし我が僕達よ!」
更に罠カードから凶暴な生物やアンデッド達が這い上がってくる!
或人
「あれは!?」
ズァーク
「黄金郷のコンキスタドールやガーディアン共か………面倒だ!少し耐えてくれ!」
零児
「デュエルモンスターズの常識は通用しない……か。」
零児
「行け!DD達よ!」
零児はDDモンスターを大量展開し、コンキスタドール達の足を止める。
ズァーク
「罠カード!激流葬!!」
ズァークは罠カードを貼り終えて、水責めでモンスターを一掃する!!
或人
「うわっやりすぎ!!」
龍我
「ぎゃああああああ」
戦兎
「万丈が流された!でも面白いからいいや」
………
エルドリッチ
「………」
ズァーク
「やはり死なんか、だが貴様の盤面は全て崩したぞ。」
エルドリッチ
「それはどうだ………?お前も忘れたわけではあるまい、奴の効果!」
エルドリッチ
「驚楽園の支配人 ∀rlechinoの効果発動!罠カードが発動された時、このカードを特殊召喚する!」
エルドリッチ
「来い!」
………
……
………シーン
或人
「来ないね………」
ズァーク
「来ない。」
エルドリッチ
「∀rlechinoを特殊召喚!!」
シーン………
エルドリッチ
「何をしているアルレキーノォォォォォォ!!!!!」
ーーーーーーーーーーーーー
エルドリッチ
【アルレキーノォォォォ!!!!!!!!】
∀rlechino
「あ、すみませんなんかテレパシー来ました。」
遊矢
「やっぱりそういうの来るんだ。」
∀rlechino
「なんですか?今手が離せないんですが。」
エルドリッチ
【今何処にいる!?我輩の召喚に応じよ!!】
∀rlechino
「今カラオケルームに居るんですよ、後ちょっとで私の番なので早く切ってくれませんか?」
デニス
「あ、ショートケーキ追加でお願いします。」
∀rlechino
「あっ、メロンソーダも追加でお願いします。」
エルドリッチ
【来い!!!!!】
∀rlechino
「んー………その、なんというかですねぇ………なんというか。」
∀rlechino
「貴方と組むのやめようかも思ってます。」
エルドリッチ
【!?】
∀rlechino
「最初は貴方の世界征服計画を元に、娯楽を手中に収めて私の遊園地を広げていくのも悪くないと思ってましたがー……」
∀rlechino
「貴方よりこの方達と一緒に居る方が面白くて、ドキドキワクワクしますね。」
エルドリッチ
【この道化師が!!我輩の力が無くなれば貴様は……!!】
∀rlechino
「なんとでも、私は支配者、奴隷でもお人形でもございません。」
∀rlechino
「それと、私のサイキック族の加護が無くなればあなたも魔法・罠カードを実態化出来なくなりますよ?」
エルドリッチ
「………っ!!」
ーーーー
∀rlechino
「………ふふふ、これが狙いでしたか?榊遊勝。」
遊勝
「でも、楽しかっただろ?」
∀rlechino
「ええ、最高のエンターテインメントをありがとうございました………ふふふ、弄ぶつもりがまさか逆に楽しまされることになるとは。」
遊勝
「だがショーはもう終わりだ、あるべき姿に戻るがいい。」
∀rlechino
「分かりました、楽しい時間にもいずれ終わりが訪れる………今度会う時はエンタメデュエルで御相手しましょう。」
遊勝
「ああ、いつでも相手しよう。」
ーーーーーーーーーーーーーー
エルドリッチ
「ば………馬鹿な!?こんな!?こんな事で我輩が!?まだ何も出来ていないというのに!?」
ズァーク
「行くぞ、これで終わりだ!!」
エルドリッチ
「や……やめろ!!吾輩は……またあんな世界に行くのは!!」
ズァーク
「螺旋のストライクバースト!!」
ズァークはオッドアイズを召喚し、ブレスでエルドリッチを焼き尽くす!!
エルドリッチ
「グワアアアアアアア!!!」
…………
∀rlechino
「おや、もう時間のようですね………では、あの方に私を頼みます。」
遊矢
「∀rlechino?」
∀rlechino
「フフっ、私もりりすた革命団………ですのでね………」
………
こうしてエルドリッチと∀rlechinoは消滅し、元のカードへと戻り、モンスター達も元の世界へ帰らされた。。
たくっちスノーは革命団船内に遊園地のジオラマを作り、2枚のカードを帰さずそこに置くことにした。それが罪として。
エルドリッチ
【出せ………ここから出せ!!我輩はもっと、大きな世界が欲しい………!!】
∀rlechino
【フフフッ、この遊園地も悪くありませんね、どんどん大きくしないと。】
たくっちスノー
「なんかあったらお前らも協力してくれよな?俺たちの仲間になった以上は。」
∀rlechino
【これはまいりましたね………】
エルドリッチ
【待て!!何故我輩まで加えられている、ここから出せ!!出せェェェェェェェ!!!!!】
………
そして、騒動が終わったある日………
七花
「はぁ、はぁ……はぁ………」
雪
「え……七花!?そういえばここの所見てなかったけど、どこに行ってたの!?」
七花
「ああ………悪い、勝手にどっか行って………はぁはぁ、それよりもだ雪!」
七花
「とがめ見てないか!?」
雪
「えっ、とがめさん?そういえばあの人も見てない………どこか行ったの?」
七花
「そうなんだよ、いつだったか………あの鬼退治?の時から突然姿を見せなくなったんだよ、なんか元気なかったし………」
雪
「………分かった、探してみる。」
………しかし、次の物語において、りりすた革命団は。
最悪の方向へと転がり落ちることになる。
………
とがめの部屋から1枚の手紙が発見された、そこにはこう記されている。
ーーーーーーーーーーーー
拝啓 私の刀 鑢七花 そしてこれまで時空で世話になっているトレザード社、クロノス社、りりすた革命団へ
我侭で身勝手な行いですまない、許して欲しいなんて言うつもりは無い。
だが………私にはもうこれしかなかった。
私はこれからカーレッジ・フレインの所に向かう、私が望んだ【結末】を辿る為に。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
七花
「………と、とがめ…………??」
七花
「なんでだよ………なんで………」
七花
「………………」
MMトースター NEXT EPISODE
【虚刀・鑢編】
公開日未定。
- Re: MMトウスター 〜物語の痕跡〜 ( No.81 )
- 日時: 2022/02/05 14:03
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【あとがき】
たくっちスノー
「どうも!たくっちスノーだ!今回は闇のエンタメワールド編です!フィルトナ姉貴の話含めてエンタメ前後編と呼んでね!」
たくっちスノー
「さて、今回もエンタメ寄りの話となりました、遊戯王カテゴリがメインの話!」
たくっちスノー
「マスターデュエルやってる?俺もやってる、突然配信されたと聞いてすぐSteam登録したくらいには楽しみにしてました!」
たくっちスノー
「俺、遊戯王なんてアニメで見た程度だったんでくっそ楽しいです!その時興味を持って組んだのがアメイズメント!」
たくっちスノー
「このカテゴリ、作中∀rlechinoも言ってたけど勝てる時は勝てる、負ける時は負けるいい感じ!」
たくっちスノー
「実際俺と奴のデュエルはランクマのリプレイをそのまま書いたんだ!実はエルドリッチやブルーアイズのデッキにも勝ったことがある!つよい!」
たくっちスノー
「まぁ羽根帚撃たれたら終わったり展開が遅かったりと欠点もあるけどね、ハハ!」
たくっちスノー
「次の予定なんだけど、オリジナル作品でも軽く書いてみようかな?と思ってる!彩月を主役にしてみようかな?」
【∀rlechino】
たくっちスノー
「うん!表記めんどくさいよこいつ!一応味方、いや味方か?ヴィランとヒーローを行き来してます。」
たくっちスノー
「支配人、ピエロということで楽しい事が出来たり、自分に都合が良ければそれでいいタイプのやつで、エルドリッチもそんな理由で協力してました。」
たくっちスノー
「特技はファミリープライスによるコントロール奪取、ジャンク・シンクロンとか閃刀姫ちゃんとか奪うよ!」
【黄金卿エルドリッチ】
たくっちスノー
「マスターデュエルやってるなら知らないヤツは黄金のアイツ、実は俺のデッキにも1枚入ってる。」
たくっちスノー
「まぁサーチするの基本的にアトラクションとかだしドローソースは金満系だけなんで手札に来ることすらあまり無いけど。」
たくっちスノー
「なんか傲慢で欲深いやつって感じだけど、かませみたいになっちゃった………」
たくっちスノー
「多分、これからワンチャン活躍出来る……かも!」
そして………
【とがめ】
たくっちスノー
「あー、その………この話の公開は後になるけど、これだけは言う。」
たくっちスノー
「次作【虚刀・鑢編】はガチでヤバいです、りりすた革命団きっての大ピンチに突入する。」
たくっちスノー
「そしてその先にあるものとは………」
ーーーーーーーーーー
たくっちスノー
「では、また次の物語でお会いしましょう。」
ーーーーーーーーーーー
チーン
【闇のエンタメワールド】編がまとまりました。