二次創作小説(新・総合)

Re:亡霊遊園地の謎(桜木さんからの依頼)part2-1 ( No.27 )
日時: 2021/08/12 22:35
名前: junris (ID: YohzdPX5)


進「もしもし!?」

ミニッツ「どうしたの?」

進「どうやら通信が切れたようです!!」

ミニッツ「ええー!?」

マリオ(桜木)「つまり、支配人を止める方法が分からなくなったって事!?」

進「そのようです。」

(要するに通信が切れたことによって支配人を救う方法を聞くことはできなくなったのだ)

???『ククク...ワタシノケイカクノジャマハサセン。』

(その時、謎の古ぼけた声がしたのだ。その声はとても邪悪に満ちていたのだ)

???『ヨクキタナ。オジャマムシドモメ。』

ソニック(桜木)「お前が支配人の亡霊だったのか!?」

???→支配人(亡霊)『ソノトオリダ。』

進「支配人さん話は聞きましたよ。貴方は隣町の事を憎んでいるんでしょ!?」

支配人(亡霊)『ナゼソレヲ!?』

(進たちはjunrisとの通信から得た情報によって、隣町の事も支配人の企みも知っていったのだ)

支配人(亡霊)『ホホウ...ドウヤラボウガイノマエニシッテイッタトハ...』

マリオ(桜木)「ま...まさか通信が出きなくなったのも...!」

支配人(亡霊)『ワタシガヤッタコトダ。ヨケイナセンサクヲサレテハコマルカラナ。』

ソニック(桜木)「どうしてお前はそこまでして復讐するんだ!?」

支配人(亡霊)『キマッテオロウ。ワタシガアンナフウニナッタノモアノテーマパークノセイダ!アソコダケハユルセナイノダ!!』

マリオ(桜木)「こんなの逆恨みじゃないか!」

ミニッツ「そうだよ!そんな事をしてこの遊園地を愛した人達が悲しむとは思わないの!?」

支配人(亡霊)「フン、ドウセハイギョウシタンダ。ソンナヒトナドイヤシナイノサ。」

進「...(なんて可哀そうな人なんだ。未練が強すぎるせいで歪んていくなんて...)」

(支配人は現世で過去の栄光に囚われ長く苦しんでいた心を怨念に憑依されたのだろう...こんなやつをどう救えばいいのかというその時...!)

「そんな事ないよ!!」

一同「!?」

(その時謎の声がしたのだ。一同が振り向くとそこにはここへ走ってきた少年がいたのだ!)

少年「良かった、間に合って...」

支配人(亡霊)『オマエハ...イヤ...ダレデアロウガカンケイナイコトダ...ジャマヲスルナ!!』

少年「違うよ!僕は邪魔にしにきたんじゃない!!どうしても君に伝えたい事があるんだ!!」

支配人(亡霊)『ナンダト?』

(少年の答えに支配人(亡霊)はキョトンとした表情になった)

少年「僕は...本当はこの遊園地が好きだったんだ!!」

支配人(亡霊)『!?』

少年「たとえ廃業しても僕はこの遊園地が好きなんだ!!おじいちゃん!!」

ソニック(桜木)「おじいちゃん!?」

進「この少年は支配人さんと何か関係があるんですか!?」

支配人(亡霊)『マサカ...オマエハ...』

(支配人(亡霊)には昔会った事があるような表情をすると...)

少年「そう...僕は孫なんだ!!」

一同「ええええええええええ!?」

(あまりの展開に依頼挑戦者一同は驚きを隠せないでいた)

マリオ(桜木)「ちょっと待って!君が支配人さんの孫だったの!!」

支配人(亡霊)『ナルホド...ドオリデムスコニソックリナワケダ...ダガ、コノケイカクノジャマハサセナイ。』

少年「その様子からして説得は通じないんだね。思いを伝えればわかる会えると思ったんだけど...残念だよ。『おじいちゃんを操っている悪霊』。」

一同「え?」

Re:亡霊遊園地の謎(桜木さんからの依頼)part2-2 ( No.28 )
日時: 2021/08/12 22:46
名前: junris (ID: YohzdPX5)

『ホウ、キサマニハミヌイテイタカ。ナラバ、モウカクスコトモナイナ...』

バシュン

(急に支配人(亡霊)の声質が変わったのかと思うと彼の中から紫の煙が噴き出していき、その煙が骸骨の道化師の姿をした亡霊へと姿を変えていった)

ソニック(桜木)「なんなんだこれは!?」

亡霊『簡単な事だ。わしはあの老人を操っていた亡霊さ。』

マリオ(桜木)「お前がこの事件の本当の黒幕だったのか!?」

亡霊『その通りだ。まあ、わしは元々大した力もなかったがね。』

(亡霊は支配人の生前の憎しみに興味を示し、彼に憑りついていた。つまり、このダンジョンは亡霊が憑りついたことによって完成されたのである)

亡霊『そして、奴の復讐をすましたところで、奴の体が出ていきこの遊園地を恐怖に染め上げようとしたのだが、まさか小僧に阻止されるなんてな...』

(亡霊は少年の方に振りむくと彼をにらみつけ...)

亡霊『小僧!わしの正体を知った以上生きては返さんぞ!』

少年「そう簡単にいくかな?」

(亡霊が少年を葬り去ろうとすると少年は進と同じディスクとカードを出した。その絵柄には紫の服ととんがり帽子を被った魔術師の少年が書かれていた。)

少年「僕は『トリック・ウィザード』を召喚!!」

(少年がカードをディスクのカートリッジに設置すると、『トリック・ウィザード』という者が実体化したのだ)

トリック『お待たせ!!マスター!!』

(その少年の表情には明るい物であった)

亡霊『ふん、魔術師の小僧ごとき葬ってくれるわ!!』

(亡霊はそう言うと、紫のエネルギー玉が放たれたのだ)

トリック『おっと!!そんな攻撃じゃ避けられるよ!!今度はこっちの番だね!!』

(トリックは軽々と躱しながら呪文を唱えると魔法エネルギーを放ったのだ)

亡霊『ばかなああああああああ!!』

(攻撃をもろに食らった亡霊は消えていったのだ)

進「まさか、あの少年が亡霊をあっさり倒してしまうなんて...」

ソニック(桜木)「それより、あいつは何者なんだ...」

マリオ(桜木)「確かに進と同じディスクを持って行ったし...」

(少年が意外にもバトルディスクを持っていたことに依頼挑戦者一同は驚きを隠せないでいた)

Re: 亡霊遊園地の謎(桜木さんからの依頼)part2-3 ( No.29 )
日時: 2021/08/12 22:46
名前: junris (ID: YohzdPX5)


(少年がバトルディスクを戻すと支配人(亡霊)の元に駆け付けた)

少年「おじいちゃん!」

(少年の声が聞こえると支配人(亡霊)は彼の方へ向き)

支配人(亡霊)「ああ...孫よ...まさかこんな形で会うとはな...わしはもう会えないかと思ったよ。」

(彼の瞳には自分の孫に会えた事で嬉し涙を流していた)

少年「おじいちゃん、知ってるよ。過去の栄華を取り戻せばおばあちゃんが戻ってくる事を」

支配人(亡霊)「何故それを!?」

少年「詳しい事はお母さんから聞いたよ。」

進「(さっきから何が起こってるんでしょうか?)」

少年「あの後、廃業後も君は過去の栄華が離れられず、借金までしてまで遊園地を復興する事に執着していったよね。そのおかげで、おばあちゃんは借金に耐えられず、離婚する事に選んだ。でもそのせいで、君はさらに狂気を重ね、ついには復讐心に駆られるようになった。その事を知って、おばあちゃんは君を止められなかった事を後悔していたんだ。」

支配人(亡霊)「...!?」

少年「おじいちゃん...君は見捨てられたんじゃない。おばあちゃんは君の事を心配していたんだ。」

支配人(亡霊)「そうだったのか...わしはなんて事を...」

少年「今なら間に合うから、一緒におばあちゃんに会いに行こう。」

支配人(亡霊)「そうか...すまなかった」

(こうして、支配人(亡霊)はこの場から消えていくかのように少年と共に遊園地を去った)

ミニッツ「何だか可哀想になってきたね。」

マリオ(桜木)「支配人さんにこんな過去があったなんて...」

タタタタタ

タイマー「ミニッツ!!大丈夫かい!?」

ミニッツ「あ、お兄ちゃん。もう依頼解決したよ。」

タイマー「えええええええ!?」

マリオ(桜木)「くるのが遅いよ...」

進「...」

(タイマーが遅れて到着した事に一同のほとんどは呆れていたが、進だけはしばらく考えこんだ...)

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