二次創作小説(新・総合)
- Re: 魔法蒐集品を取り戻せ!(桜木さんからの依頼) ( No.58 )
- 日時: 2022/02/11 22:52
- 名前: junris (ID: /dHAoPqW)
<道中>
ミミ達は桜木霊歌と一緒に魔法蒐集品を盗んだクローンを見つけるために捜索していた
ミミ「(それにしても『クローン』は何の狙いで魔法蒐集品を盗んだのかしら...少なくとも他に売り捌こうなんて考えは起こさないと思うけど...もしかしたら、『悪用』?...いやいや、いくらなんでも彼女達がそんな物を使って勝っても満足しないはずよ...となれば...『別の目的』があるんじゃ!?)」
ミミがそう考えていたその時...
最原「ん?」
???『...』コソコソ
その時、最原は自分にそっくりな姿をした者が古い折り畳み蛇腹式のカメラみたいな者を持ってひっそり歩いていた
最原「あれは僕にそっくり...!」
タイマー「えっ!?何々?本当だ!」
タイマーに続いて見たが、それは紫の瞳をしていた
ミミ「まさか...『クローン』!?」
赤松「あいつについて行けば、この事件の黒幕が見つかるかもしれないよ!」
赤松がそういうと一同はクローンのところに向かっていった。そして...しばらくすると何やら小屋に近い建物を見つけた
???『...(ガチャ)』
ニャミ「あっ!!あそこへ入っていったよ!」
タイマー「待って!ここはひとまず様子を見たほうがいいみたい」
最原「僕もそう思う。闇雲に行ってバレたら元も子もないからね」
確かにここで行って、敵に知られる危険性もある。ニャミは仕方なく隠れて待つことにした
ガヤガヤガヤガヤ...
「よくやったね...」
ガヤガヤガヤガヤ...
「...これは研究しがいのありそうな物だね。『〇〇』のところへ...」
赤松「『研究しがいのありそうな物』?一体どう言う事?」
桜木霊歌「やっぱ行こう!このまま見ていられないよ!」
タイマー「えっ!桜木霊歌さん!?」
赤松がクローンの話し声が聞いて、何を企んでいるのかを考えていたところ桜木霊歌がいても立ってもいられなくなり、小屋の所へ突撃しようとした。そして、他の5人もそれに続いて向かっていった
バリーン!!
桜木霊歌達は扉を壊したがそこにはもぬけの殻になっていった
桜木霊歌「あれ?誰もいない?さっき聞こえたはずなのに...」
彼女達は部屋を探すと手紙みたいなものがあった。ミミはそれを見つけると読み上げた
『この小屋に来た者へ』
『おやおや?こんなところへきた何しに来たの?残念だけどここにはもういないよ。まあ、魔法蒐集品をちゃんと返すから今日はとっとと帰ってまた来てね』
ミミ「だってさ」
どうやら『クローン』はとうに消えており、盗んだ物は何かの用事が済んだ後で返すと言う事だ...
しかし、何かおかしい事に気づいたのはある女の一声がきっかけだった
赤松「いや、待って。だったら何でさっきの言葉が聞こえていたの?」
〜〜〜〜〜〜
「...これは研究しがいのありそうな物だね。『〇〇』のところへ...」
〜〜〜〜〜〜
そう、確かにさっきは謎の会話が聞こえていた。となればもぬけの殻はおかしいはず
最原「...!あれは!!」
最原はしばらく考え込むと何かを見つけた。それは明らかに怪しい蓋みたいなものがあった
最原「もしかして...」
彼がそれを開けると...何とそこには地下に通じる階段があった
最原「こんなところに隠し場所が...」
桜木霊歌「なるほどね...そうと決まれば『クローン』覚悟しなさいよ!」
そう言って、一同は階段を降りていった。果たして、この先には何があるのか!?
一旦、区切ります
- Re:魔法蒐集品を取り戻せ!(桜木さんからの依頼) ( No.59 )
- 日時: 2022/03/22 19:15
- 名前: junris (ID: IWueDQqG)
CFH一同は隠し階段を見つけ、そこを降りていった。そしてしばらくすると...
???「へぇー、もう嗅ぎつけたんだ」
赤松「あれは...」
最原「不二咲さんにそっくり...!?」
なんと、そこにいたのは不二咲にそっくりであるが瞳は『橙色』であり、灰色の衣装であった
???「おやおや、どうしたの?まあ、驚くのも無理ないけどさ、一応紹介するけど、僕の名は『セキザシフ』。とある施設のただの化学担当者さ」
ニャミ「何がただの科学担当者よ!勝手に人の物を盗んでおいて!」
セキザシフ「まあ、そうとも考えるね。『ある目的のために借りた』と思っているけど他の人の君たちはそう思っているんだね。まあ、僕もそう思っているけど」
ニャミに窃盗を指摘されたにもかかわらず本人にはなんの悪びれもないような事をいった。他人から悪事をした事を認めながらもまるで後悔のないような表情をしていた。それを見て桜木霊歌は少しの怒りでこういった
桜木霊歌「ヘ?何を考えているのかわからないけど、貴方が黒幕だったのね!?すぐに返しなさい!」
セキザシフ「いいよ別に返しても」
一同「え?」
セキザシフ「だから、すぐに返すと言っているの。もう充分に研究したんだからさ」
どうやら本人にとっては魔法蒐集品などの興味を失せていたらしい
最原「『研究』?そんなことして何を企んでいるんだ⁉︎」
セキザシフ「さあね、それは『あの方』しか知らないけど、そのうち楽しい事が起こるさ」
そういうとセキザシフは盗んだ魔法蒐集品をミミの元に返したのであった
セキザシフ「じゃ、僕はこれで帰るよ。君たちとは近いうちに会うことになるけど。『オリジナル』によろしく伝えてね」
そういうとセキザシフはテレポートで消えていった
最原「なんだったんだろう今の...」
<CFH本部>
そして、依頼は完了し、その出来事を本部の連中に報告していた
不二咲「ええ!?僕のそっくりさんが!?」
最原「そうなんだ...」
不二咲は本人のそっくりさんがこの依頼の黒幕だったことを聞いた。なんでも、まるで子供のように無邪気そうに見えたらしい。
不二咲「なんだか、かっこよさそう...」
赤松「えええ!?」
不二咲「でも、なんでそんな酷い事をするの...僕にはわからないよ...」
最原「不二咲さん...」
不二咲の目には涙が溢れていた...なぜ、同じ自分の姿をしておきながら、こんな酷い事をするのかわからなかったのだろう...
<その頃...>
桜木霊歌「クローンから魔法蒐集品を取り返してくれてありがとうございました。それにしてもまさか『あの人』が『研究』のためにそんな事をしてたなんて思いませんでしたよ」
junris「僕もそう思いましたよ...」
桜木霊歌「それじゃあ、私はこれで失礼します」
そういって桜木霊歌が去っていく後、彼は白いカードを取り出した。
junris「それにしても、この白いカードはなんだったんだろう...」
あれからMZDにそれを解析してもらったもののどうやら短時間で解析できるようなものではなかったらしい
junris「あれから、MZDに調べてもらったけど、未だ判明した事が...」
カアアアア!
junris「うわあ!?」
その時、白いカードに前の時と同じような謎の光が灯った。そしてそれはしばらく続いた後収まった
junris「うーん、一体何が...あれ?」
junrisの持つカードには桜木霊歌からもらった魔法蒐集品の絵柄とその効果に合わせたテキストが書かれていた
junris「これは一体...」
どうやらこの白いカードの謎は深まるばかりである
<???>
その頃、セキザシフはとある施設にいた
セキザシフ「それにしても、これは便利だよね」
そう言うと指を鳴らした
「『アレ』のおかげで一般人に溶け込め、研究に打ち込めるんだから『あの方』には感謝しないとね」
果たして、セキザシフの正体は!
今回はここまでです。感想をお願いします