二次創作小説(新・総合)

静寂と破壊を司る精霊の怒り ( No.34 )
日時: 2021/08/18 22:30
名前: 桜木霊歌 (ID: lDRmYQrD)

優は絵本世界こと、語り部の想区に訪れるが、ついて早々に修羅場に出くわす。
その修羅場を作り出した張本人・・・レンスから彼の怒った理由と巻き込んだ騒動について知ることになる・・・

PS.主人公である優は様々な異世界に繋がってしまっている為、今回からpixivのタグにはそれぞれの世界に対応したタグをつけます。

語り部の想区→絵本世界
ツイステッドワンダーランド→魔法世界
MIDICITY→音楽世界
優の暮らしている世界→現実世界

優「えぇ、と・・・」
優は困惑した。目の前の修羅場をどうすれば良いのかを思案した。
そこまで焦らさせると、どんな光景なのかが気になるだろう。
それは、静寂と破壊を司る精霊こと、心躍る絡繰少女の登場人物の一人であるレンス・フ・レーズが彼と配色の似た精霊の胸ぐらを掴んでいる光景だったのだ。
レンス「・・・創造主ストーリーテラーの甥か。何を見ている?」
優「この修羅場以外何があるんですか?っていうか何がどうしてこうなって!?」
レンス「ああ、それか・・・」
レンスは少しの苛立ちと盛大な呆れを籠めて溜息をついて遠くを眺めた。

・今から大体一時間くらい遡る 音の森

レンスは苛立ちを隠す事なく不機嫌な様子で目の前にいる自分と同じく静寂を司る精霊を見ていた。
そんな様子を見ている旋律と再生を司る精霊であり、レンスの双子の兄であるロディは『まぁまぁ』といった様子で宥めている。
レンス「兄さん、今は俺を宥めなくていい」
ロディ「心配だからこうやってるんだけどなぁ・・・」
レンス「大丈夫だ。そもそも、おいお前。俺はお前に何て言ったか覚えてるか?」
精霊「さ、300年の休暇をくれると・・・」
その言葉を聞いたレンスはうんうんと頷いた後、冷めた瞳を精霊に向けて一言聞いた。
レンス「・・・で?あれから何年たったと思ってるんだ?もう500年経っているんだ。この想区では運命の書の制約にほとんど縛られないとはいえ、何故200年も長い休暇をとった?」
精霊「そ、それは・・・」
言い淀んでいる様子から見て、200年も長く休暇を取ったのではなく、200年もサボったことが伺える。
その様子を察したレンスの機嫌の悪さは急上昇しており、瞳はどこか絶対零度に近づいていることが分かる。
精霊「す、すみません・・・サボりました・・・」
レンス「チッ・・・俺は全部精霊界から出される仕事をお前の分まで代わりにやってたのに、サボってただぁ?」
精霊「す、すみませ・・・」
レンスは白紙の書を取り出して、自分の武器である楽器アポロンに変化させ、音を奏でると同時に精霊が衝撃波で吹き飛ばされる。
レンスはそれを確認すると、空を飛んで追いかけていった。
ロディ「行っちゃった・・・あの精霊君、大丈夫なのかな?」

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静寂と破壊を司る精霊の怒り ( No.35 )
日時: 2021/08/18 22:31
名前: 桜木霊歌 (ID: lDRmYQrD)

・妖狐の里

レンス「おりゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
精霊「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!?」
空を流れるように吹き飛ばされる精霊を見た佐吉は、何度も目をこする。
佐吉「・・・拙僧は疲れているようだな。今日は修行は控えめとしよう・・・」

・シンデレラの王国

レンス「まだ終わると思ってやがんじゃねぇこの馬鹿たれがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
精霊「本当にごめんなさいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
吹き飛ばされて二人の姿は見えなくなったが、その声を聞いたエクスは思わず外に出てきた。
エクス「な、何だ!?・・・いないな・・・聞き間違いだったのか・・・?」


・大乱闘会場

今日は大乱闘が行われている。
今回のメンバーはソニックとマリオとカービィとピカチュウだったのだが、カービィとピカチュウは脱落。
今はソニックとマリオのサドンデスとなっている。
マリオ「もらったぁ!」
ソニック「!まずい・・・!」
マリオの籠手ガントレットがソニックに当たる直前、空から降ってきた精霊にマリオのパンチが直撃した。
ソニック「・・・は?」
マリオ「え、誰これ?;」
困惑する二人だが、そこにレンスがやって来て容赦泣く精霊を蹴り飛ばし、背景の山の方まで飛ばされた。
そして、レンスは精霊を追いかけた。

・そして今に至る・・・

優「うわぁ、レンスさん・・・」
レンス「言いたい事は何となく分かる。でも、仕事があるからな。じゃあな」
そう言ってレンスは精霊を引っ張って帰って行った。
・・・そして、優はある事を心に決めた。
『レンスを怒らせてはならない』、と・・・

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