二次創作小説(新・総合)
- 時ノ小路家の子供たち ( No.73 )
- 日時: 2021/12/30 01:09
- 名前: 桜木霊歌 (ID: CrhN1.tR)
今回はオリキャラたくさんです!
優の兄弟や従兄弟たちとの日常をお楽しみに!
今年最後の投稿ですので、楽しんでください!
チュンチュンという小鳥の鳴き声が響く御伽市にある時ノ小路家・・・
優はグリムをギュッと抱っこし、すぅすぅと寝息をたてながら眠っている。
そしてスマホから浦○田○船のグッド・バイが流れ、優とグリムは目を覚まし、二人でぐーっと伸びをし、ベッドを降りる。
グリムはいつもつけている白と黒のリボンを優に巻いてもらい、優は寝間着を脱いだあと、白いシャツを着た後に裾に淡いエメラルドグリーンの蝶のワッペンがつけられた赤と白の市松模様の着物を着て、紺色の袴と白い靴下を履いた普段着の書生服姿になる。
グリム「ふあぁ〜・・・」
優「おはようグリム。早く行こう」
グリム「分かったんだゾ!」
そう言ってグリムは優の肩に飛び乗る。
そして自室の扉を開けたあとに階段を降りてリビングへと向かう。
リビングにつくと、台所にはすでに先客がいた。
顔立ちは優に面影はあるが、少し・・・否、かなりキリッとしており、体格もがっしりとしている。
いわゆる細マッチョというやつで、エペルが見たら羨ましがるだろうなと思えるような黒髪赤目の人物で、胸元までの長さの髪をポニーテールにしている人物だ。
黒いカッターシャツを着て、赤い無地の着物に黒い袴という書生服姿だ。
今は食事の準備中なのか、たすきで着物の袖を纏めている。
優「『優一』にぃ、おはよう」
グリム「優一、おはようなんだゾ!」
優一「優、グリム、おはよう、お前らは休日でも本当に早起きだな。皆に見習ってほしいよ」
優「そんなことないよ。優一にぃには負けるから・・・今日の朝ごはん何?」
優一「今日の朝ごはんはコーンスープとトーストだぞ。マーガリンとジャム、どっちがいい?」
優「僕はジャム!」
グリム「俺様はマーガリンなんだゾ!」
こんな微笑ましい会話をしている『時ノ小路優一』は優たちの曽祖父である彼岸の事を紹介する文学館である『空渡彼岸記念館』で学芸員を務めている30歳で、最近春が来たばかりで、各々の親がほとんど家に帰ってこない時ノ小路家の大黒柱の男性である。
優の父親の上の兄である叔父の息子であり、優の従兄妹に当たる。
優「じゃあ、僕皆を起こしてくるね!」
優一「頼んだぞ」
感想まだです
- 時ノ小路家の子供たち ( No.74 )
- 日時: 2021/12/30 01:14
- 名前: 桜木霊歌 (ID: CrhN1.tR)
優はグリムと共に階段を駆け上り、近くにあった部屋の扉を開けて入る。
相変わらずいつも通り埃っぽい部屋に思わず優とグリムは咳をする。
部屋には木屑が散乱しており、まともに片付いてすらいない。
テーブルには作りかけの人形が置かれている。サブカラーにそれぞれ赤、黄色、青、桃色、緑、金色があしらわれた魔法使いの格好をした6人兄妹の人形だ。
とても可愛らしい反面、優はどう思ってもこの部屋の主である従兄弟の好きなスーパー戦隊の魔法戦隊マジレンジャーをモチーフにしているのではないかと思ってしまう。
優はテーブルから身を翻し、ベッドに埋もっている従兄弟の一人を見据える。
そして・・・
優「『優也』にぃ、起きてよーーーーーーーーーーー!!!!!」
グリム「優也起きるんだゾーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
優が優也の着込んでいた布団を引き剥がし、グリムが優也の鳩尾めがけてダイブする。
当然そんな起こされ方をした優也は飛び起きた。
優也「!?優、グリム!まともな起こし方は無いのか!?」
優也「優也にぃが起きない限りはないね」
起きたばかりなのか不機嫌そうな表情をしており、ボサボサの黒髪に半開きの赤い瞳が特徴的だ。
優「ご飯食べる前に、ちょっと身支度しよ?それだから23歳になっても彼女できないんだよ?」
優也「余計なお世話だ・・・!」
そんな不機嫌になった優也はそこ吹く風のように、優は優也の部屋のクローゼットを開けて、裾に水の波紋の文様の描かれた赤い着物に黒いシャツ、裾を捲る用のたすき、黒い袴を取り出して優也に渡す。
優也は『かったるいかったるい』と口にしながらも、寝間着から着替えている。
そして優はドライヤーとブラシを装備していた。
優也は23歳の人形職人で、優一の実弟の男性で、優の従兄妹の一人だ。
ただ、人形作り以外にはあまり頓着しないせいで、彼女いない歴=年齢で、部屋もこうして散らかっている。
だが、スーパー戦隊のファンであり、その中でも魔法戦隊マジレンジャーが大好きで、隠してるだけでマージ・フォンやダイヤルロッドがあることも知ってる。本人は知られたくないようで、優たちは黙っているのが暗黙の了解だ。
そして下に行かせると、優とグリムは次の従兄妹の部屋へと向かう
感想まだです
- 時ノ小路家の子供たち ( No.75 )
- 日時: 2021/12/30 01:19
- 名前: 桜木霊歌 (ID: CrhN1.tR)
優「よし、『優歩』ねぇ、『優利』ねぇ、起きて『ベチィ…!』うわぁ!?」
グリム「ふなぁ!?」
優の顔に当たったのは、蒟蒻であり、思わず優は少し驚いて尻もちをつき、グリムは優が尻もちをついた拍子に肩から落ちる。。
こんなにもしょうもない悪戯をするのはこの二人しか思いつかない。
そもそも、こんな悪戯をできるのはこの部屋の主だけだ。
その為、優は少しばかり怒りをはらんで怒鳴った。
優「優歩ねぇ、優利ねぇ!何しょうもないことしてるのさ!」
優歩「だって、楽しいからねー!」
優利「楽しいからなのですー!」
優はこの悪戯大好きな双子に言っても何もかも無駄だと分かってるが、ほんとにやめてほしいと思ってる。
この部屋の主である優歩と優利は18歳の双子である(ちなみに優歩が姉で優利が妹)
そして、特務司書を務める優のもうひとりの伯父の娘で、優の従兄妹だ。
二人揃ってとんでもない悪戯好きで、優はほとほと困っている。
優歩は明るい性格で、語り部の想区の霊歌のような底なしに自由奔放の性格で、優利は言動や行動こそは図書館の方で転生した霊歌と同じような『〜なのです』口調でおとなしい性格だが、優歩と同じく悪戯好きである。
ちなみに、桜の模様の赤いリボンで髪をポニーテールにして、白いシャツに麻の葉模様の赤い着物を着て、紺色の行燈袴を履いている方が優歩で、手毬の模様の白いリボンで髪を三編みにして、黒いシャツに飛雲模様の赤い着物を着て、黒い行燈袴を履いている方が優利である。
優「とにかく、朝ごはんできたから下行って!早くしないとご飯冷めちゃうよ?」
優歩「むむ、それは嫌ね!」
優利「むむ、嫌なのです!」
グリム「じゃあ早く下に行くんだゾ!」
優歩・優利「「はーい!」」
二人が下に行くのを見送ると、グリムは優の肩に乗り直し、優は実兄の部屋へと向かった。
感想まだです
- 時ノ小路家の子供たち ( No.76 )
- 日時: 2021/12/30 01:24
- 名前: 桜木霊歌 (ID: CrhN1.tR)
実兄の部屋は本棚に並んだ本はともかく、かなり散らかっている。
大の字になって布団も被らずに寝ており、グリムが鳩尾にダイブしようが、優が揺すろうが全く起きる気配はない。
なら、優のやることは一つだ。
優「あ、『優治』にぃネズミいるよ」
優治「ね、ネズミ!?や、やめろ早く部屋から追い出せ!」
優「なーんて嘘だよー」
優治「へ?」
優「優治にぃ朝だよー!」
優治「は?もうそんな時間か!?」
慌ただしくベッドから飛び出した優治はクローゼットを乱暴に開け、唐草模様の赤い着物と白いシャツと紺色の袴を取り出し、乱暴に寝間着を脱ぎ捨てて着替え始める。
その好きに、優は優治の髪をセットしていた。
優治は16歳の高校一年生にして、優の実兄である人物。
底なしに明るい性格で猪突猛進かつ、向こう見ずな態度が目立つが、家族を大切に思っており、一度交わした約束は絶対に破らない人情溢れる人物である。
だが、そんな彼の唯一の弱点はネズミだ。もはや、某猫型ロボットと同レベル・・・否、はるかに超えるレベルのネズミ嫌いである。
その理由は詳しくは省くが、簡単に言うとすれば・・・優歩の優利の悪戯が原因だ・・・
ようやく全員を起こした優とグリムは、改めて食卓についている。
優一「皆集まったな?じゃあ改めて・・・」
全員「いただきます!」
全員のいただきますのあと、それぞれが朝食に手を付ける。
温かいコーンスープとこんがりトーストはなんとも言えない絶妙なハーモニーを奏でている。
これからも、こんな毎日が続いていく。来年もまた、いい日でありますように・・・
おまけあるので感想まだです
- 時ノ小路家の子供たち ( No.77 )
- 日時: 2021/12/30 03:59
- 名前: 桜木霊歌 (ID: CrhN1.tR)
おまけ オリキャラ紹介
時ノ小路優一
時ノ小路家の大黒柱的存在の30歳独身。
最近彼女ができて春が来たばかりの学芸員。
家族思いの優しく厳しい性格で、優の使わせてもらってるオンボロ寮を見た時にはとてつもない怒りをあらわにし、学園長に殴りかかる寸前になった。
愛読書は蓮喰光一の『親友への手記』
時ノ小路優也
優一の実弟であり、著名な人形職人の23歳。
無愛想で口下手かつ、人形作り以外にはあまり頓着しない為、人付き合いが苦手。
でも、家族の事をとても大切に思っており、オンボロ寮を見た時には人形作り用の工具を手にしてオンボロ寮のリフォームを決意した。
スーパー戦隊ヲタク。一番好きなのは魔法戦隊マジレンジャーで推しはちい兄こと翼。
愛読書は中原中也の『在りし日の歌』
時ノ小路優歩
18歳の現役高校生の双子の姉妹で、優利の双子の姉
明るい性格で、語り部の想区の霊歌のような底なしに自由奔放の性格をしており、優の胃痛の原因になるほどの悪戯好き。
優治が極度のネズミ嫌いになった元凶その1。
また、極度の料理下手であり、そのレベルは優一が食べた後失神し、丸々1日寝込み、優也は吐き気が止まらなくなり、優治は失神した後謎の高熱を出し、優とグリムが超特急で胃薬と申し訳程度の担架を用意しにいくほど・・・
ちなみに彼女の料理をまともに食せるのは優利とグリム、ラギーのみ(優利曰く『美味しいし楽しみなのです♪』、グリム曰く『食えなくはないけど食べようとは思わないんだゾ』)
家族のことを大切に思ってる為、優をオンボロ寮に住ませた学園長に対してサイエンス部とイデア、マレウスに協力してもらい、メリーさん風の悪戯をして学園長にトラウマを植え付けて優に無茶振りをさせないように徹底した。
愛読書は国木田独歩の『武蔵野』
時ノ小路優利
18歳の現役高校生の双子の姉妹で、優歩の双子の妹。
言動や行動こそは図書館の方で転生した霊歌と同じような『〜なのです』口調でおとなしい性格だが、優歩と同じく悪戯好きである。苦労人のストッパーに見せかけたアクセル
優治が極度のネズミ嫌いになった元凶その2。
優歩の料理をまともに食べられる数少ない人物
家族のことを大切に思ってる為、優をオンボロ寮に住ませた学園長に対してサイエンス部とイデア、マレウスに協力してもらい、メリーさん風の悪戯をして学園長にトラウマを植え付けて優に無茶振りをさせないように徹底した。
愛読書は横光利一の『春は馬車に乗って』
時ノ小路優治
16歳の現役高校生で、優の実兄。
底なしに明るい性格で猪突猛進かつ、向こう見ずな態度が目立つが、家族を大切に思っており、一度交わした約束は絶対に破らない人情溢れる人物である。
優歩と優利の悪戯が原因でネズミが大嫌い。もはや某猫型ロボットを凌駕するレベルで
弟である優のことをとても大雪に思っており、優から学園長のことを聞いた際には学園長に対して一発頭突きをかました
愛読書は太宰治の『斜陽』と『人間失格』
感想OKです!