二次創作小説(新・総合)

Re: ダンガンロンパ〜ようこそ勝ち組ヶ丘学園〜 ( No.135 )
日時: 2018/06/01 02:07
名前: 紅茶 ◆wiCxtrVptM (ID: MypRsCNC)

学 級 裁 判 開廷!!

落ち武者
「では、最初に学級裁判の簡単な説明をしておきます。学級裁判では、クロは誰か?を議論し、その結果はお前たちの投票により決定されます。ただしいクロ見つけたらクロがおしおき、もし誤ったらクロ以外がおしおきされ、クロだけが卒業できます。では議論を始めてください」

憩崎
「議論を始めるっつてもよ、落ち武者ファイルにまともなことが書いてないのに何から話し合えってんだ?」

捕鷹
「その世間ずれした頭で自分で考えろ。そうだな、まずは殺された場所からでどうだろう」

憩崎
「本当ならお前をぶん殴りたいところだが、今回限りは許してやるよ」

司翼
「そうやって無駄な時間を使わない。捕鷹さんの言う通り殺害場所から話し合おうか。みんなが持ってる情報を少しずつ出していこうよ」

地近
「まずは朝食の時に宇津木さんがいないことに気づいて、その後で爆発が起こったんだよね。この間落ち武者から配られた【殺害用具】の中にそれらしきものって」


【殺害用具】 ← 『落ち武者爆弾』


士導
「それは違うぞ。今回の死因は落ち武者爆弾による爆発だ。落ち武者ファイルにもそこはちゃんと明記されていたはずだ」

黒薔薇
「爆発が起きたのが宇津木の部屋ということは殺害場所はそこなのでは?これ以上の議論は無駄に思えるが」

海土
「確かにな。爆発した場所が【一か所】なんだからそこ以外にはありえないはずだ」


【一か所】 ← 『プールの底にあった黒い破片』


士導
「それも違うぞ。宇津木の部屋でも爆発は起きたが、もう一か所爆発が起こった場所があるんだ。それがプールだ。俺がプールに行ったときに見つけたんだがプールの底に黒い破片があったんだ。間違いなく落ち武者爆弾の破片だったよ」

鍵村
「私も士導と一緒に見に行って確認したんだ間違いないよ」

憩崎
「けどよ。犯人が後で破片を証拠隠滅にプールの底に沈めたってことはないか?」

図川
「プールの底に破片を沈めたところで完全に消したわけじゃない。いつかは見つかる可能性だってあるわけだし。犯人がわざわざプールまで持ってきた説は違うと思うな」

士導
「図川の意見に俺も賛成だ。それにプールサイドには異常な程の量の水が散乱してたんだ。爆発の時に飛び散ったんだ」

柴白
「…でも、音は聞こえなかったよ」

黒薔薇
「それもそうだ。宇津木の部屋での爆発は聞こえたがプールからは聞こえなかったな」

司翼
「おそらくは水の中で爆発したわけだから音が和らいだんだ。だけど、僕も気になってることがあって。あれほどの規模の爆発で隣の部屋に影響がないというのは変じゃないか?」

海土
「部屋の中はめちゃくちゃになってたけど壁に穴が開いてるわけでもない。科学者として気になることだな」

落ち武者
「…あのー。議論が進んでいるなか申し訳ないですが。壁に関してはある天才が開発した何にも屈しない最強の壁を使用しています。もちろん防音なので音が漏れることはありませんし大砲でもミサイルでも壁が壊れることはありません」

清水
「へぇーそれはすごいね。ある天才ってのは誰の事だろうね」

落ち武者
「清水君、議論に関係のないことは厳禁ですよ」

清水
「そうだね。またの機会にすることにするよ。それで壁の話だけど、防音なのに音が聞こえたのはおそらくドアを少し開けていたからだろうね。犯人がドアを開けないと音が聞こえないのを知っていたのは落ち武者から今の話を聞いていたからだ」

鍵村
「部屋での爆発はプールでの本当の爆発を隠すためのカモフラージュだったわけか」

司翼
「仮にプールで殺されたとして宇津木さんがわざわざ出向く意味があるか?第一昨日は貧血で倒れていたはずだし【何の意味もなく】プールに行く理由がないな」


【何の意味もなく】 ← 『宇津木の日課』


士導
「それは違うぞ」

Re: ダンガンロンパ〜ようこそ勝ち組ヶ丘学園〜 ( No.136 )
日時: 2018/06/10 21:05
名前: 紅茶 ◆wiCxtrVptM (ID: JQeqCE/N)

士導
「宇津木がプールに行ったのにはちゃんと意味があるんだ。なぁ鍵村?」

鍵村
「あぁ。昨日の夜の話だが、貧血で倒れた私は宇津木の見舞いに行ったんだ。そこで宇津木本人から聞いたんだけど、宇津木は毎朝日課でプールに行っていたらしい」

清水
「なるほど。つまりプールにいたのは偶然ではなく必然で、それを犯人も知っていたということだね」

地近
「だけど、宇津木さんの日課を知っているのは鍵村さんだけなんじゃ」

憩崎
「じゃあ鍵村は宇津木を殺した犯人なんじゃねーの?」

柴白
「でも、奈夜ちゃんが犯人ならわざわざ自分から疑われるようなこと言わないと思うけど」

海土
「つーか、そもそもプールにいたことが俺にはどうも納得できねぇ。だってあいつは病み上がりだったわけだろ。いくら毎日行くとしても休むだろふつう。宇津木が【プールに行ってない可能性】もあるんじゃねぇか?」



【プールに行ってない可能性】 ←  『湿った布切れ』



士導
「海土、これを見てくれ」

海土
「あん?何か若干湿ってるが、なんだそれ?」

士導
「プールで泳ぐ時に必ず着るものだ」

捕鷹
「確かにそれは証拠になるな。濡れているということは少なくとも水には浸かったということだ」

黒薔薇
「宇津木さんがプールで泳いでいたとなると逆にプールで殺されたのは可笑しいような気もするが、あれほどの爆発がプールでも起こったなら犯人も濡れているはずじゃないか。でも、今ここにいるメンバーの中に濡れている人間はいないが」

憩崎
「更衣室に入って水しぶきを浴びるのを防いだんだ。爆発までは多少なりとも時間はあるはずだ」

司翼
「いや、そもそも宇津木が正気なら宇津木も爆発する前に逃げるはずだ。だけど宇津木が泳いでいたとなると宇津木を一度プールに沈める必要がある。爆発の時にしろ宇津木を沈める時にしろどっちみち水には触れないといけないんだ」

地近
「てことは犯人はどこかで乾かしたってことだね。乾かすと言えば暖房だよね」

図川
「僕と憩崎くんは清水くんに頼まれて宇津木さんの部屋の暖房を切りに行ったんだ。案の定部屋には暖房がついていたよ」

士導
「いや、でもその後に俺と鍵村が管理室に行ったときにはまだ暖房はついていたぞ。お前らが切り忘れたのかと思っていたが」

憩崎
「俺様たちは確かに消したはずだが、俺らが出て士導が来るまでの間に犯人がつけたってことか」

清水
「実際は憩崎くんが暖房を消さずに戻ってきたんじゃないの?」

黒薔薇
「実際消したのは誰なんだ。図川か?憩崎か?」

図川
「僕は見ていただけだよ。憩崎くんは消したって言ってたけど」

士導
「またお前の策略か」

清水
「ん?」

士導
「消した消してない以前に暖房は爆発の影響で壊れてたんだ。犯人もそれには気づいていたはずなんだ。だけど、華狗也は暖房がついてるから消してきてと言った。だから犯人は暖房がまだついているものだと判断し、暖房をつけたままにしたんだ。まだ乾ききっていない自分の身体を乾かすためにな」

清水
「そしてそれをした人物つまり犯人はもうわかっているよね」

士導
「犯人は









憩崎だな…?」

憩崎
「だからちげーって。だって身体は濡れてないだろ。暖房が壊れたなら一体【何で乾かす】んだよ」



【何で乾かす】  ←  『数個あるモーター』



士導
「そもそも爆発が起こった時点でほとんど乾いていたんだ。暖房とこれのおかげでな」

司翼
「それは宇津木の部屋にあったモーター?何のモーターか分かったのか?」

士導
「あぁ。これはドライヤーのものだ。そしてこのドライヤーは全て更衣室から持ち運んできたものだ」

柴白
「それだけの機材があれば確かに身体は乾かせそうだね」

清水
「さらに裏付ける証拠として憩崎くんは更衣室からなかなか出なかったし、きっとあれはドライヤーを女子更衣室等から戻そうとしていたんだろうね。女子更衣室には宇津木さんの学生手帳があれば入れるし」

士導
「言い逃れはできないぞ。答えろ憩崎!!」

Re: ダンガンロンパ〜ようこそ勝ち組ヶ丘学園〜 ( No.137 )
日時: 2018/06/25 23:38
名前: 紅茶 ◆wiCxtrVptM (ID: X2iPJYSg)

憩崎
「だからちげーってんだ!」

清水
「じゃあ憩崎君は君が犯人ではない証拠を持っているのかい?僕らの意見に対抗できるくらいの証言ができるかい?」

憩崎
「逆にお前らはできるのかよ。この俺様を納得させるような完璧な推理ができるのかっ!」

士導
「わかった。俺の推理でお前を納得させてみせる!」




 ク ラ イ マ ッ ク ス 推 理 ! !


act1

まず犯人はプールにいる宇津木を気絶させ、プールの底に沈めたんだ。さらに、宇津木の息の根を完全に止めるために落ち武者に配られた落ち武者爆弾を使いプールの中で爆殺させたんだ。プールの中で爆発させることで音と衝撃を和らいだため寝ている俺たちまでその音が届くことはなかった。


act2

犯人は爆殺後、宇津木がプールにいたことを知られないようにするために宇津木を回収後部屋まで運んだんだ。その時宇津木の運搬に気を取られすぎたのか爆弾の後始末とプールサイドの水の処理をし損ねた。


act3

部屋に戻った犯人は宇津木の身体と自分の身体を乾かすために暖房を入れた。ただ、暖房だけでは朝食までに乾ききらないと悟った犯人はプールの更衣室にあるドライヤーを部屋まで持ち込んだ。しかし、それでも身体は乾くことはなかった。だから、犯人は宇津木の身体が濡れていることを隠すため落ち武者爆弾を使用し全ての証拠を隠滅しようとした。


act4

死体発見アナウンス後全員が部屋に集まった時もおそらく犯人は身体が濡れたままだった。だからこそ犯人は宇津木の部屋の暖房で学級裁判までに乾かそうとした。その時には爆発の影響で暖房は壊れていたにも関わらず華狗也の言葉に惑わされ暖房はついていると勘違いし嘘をついてしまったんだ。それが決定的証拠になるとも知らずにな


士導
「そして、これが可能だった犯人はお前だ!憩崎紫熊!!」

憩崎
「…くっ」


 ク ラ イ マ ッ ク ス 推 理 終 了 ! !


憩崎
「何だやるじゃねーか。もう全部わかってたのかよ」

落ち武者
「犯人が決まったように答え合わせの時間に入りましょうか。お前たちはお手元にあるスイッチで投票してください。果たしてその答えは合っているのでしょうかねぇ…」


   学 級 裁 判 閉 幕 ! ! 

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「大正解です。宇津木まりんを殺した犯人は超高校級の中二病憩崎紫熊君でした」
またこの時間だ。みんなの中に落胆と不安が芽生えるこの時間。一瞬とはいえ一緒に過ごしてきた仲間が負け組に堕ちたこの瞬間。
「何でなんだよ。何で宇津木を殺したんだよ」
沈黙を破る俺の声に反応するように固く握った拳が俺に襲いかかる。殴られた俺の頬は湿っていた。
「お前はこうされてやり返そうとは思わないのか?いきなり殴りかかるのは理不尽とは思わないのか!」
憩崎の瞳から透き通った水が頬を滴り、床に落ちていく。その顔は殴られて赤くなった俺の頬とは比べ物にならないぐらいに赤く熱をもっている。固く握っていた拳はいつの間にか力を振りほどき自分の涙を拭っていた。
「運が悪かったんだ。今日の朝俺はたまたま早く起きて特に意味もなくプールに行ったんだ。そこには宇津木がいたんだ。大量の爆弾を持ってな」
「なっ!!」
「宇津木は誰かを殺すつもりだったんだ。その現場を見てしまった俺様は宇津木に殺されかけた。だから仕方なくやり返したんだ。金なんかに釣られたわけじゃない。信じてくれないかもしれないが、お前らと生きたかった。生きてここから出たかった…」
擦れて弱弱しくなった憩崎の言葉が俺たちの耳に染み込んでいく。ドラマならお決まりの綺麗ごとを並べて憩崎にたたきつけてやろうと思ったが、言いたいことを言った憩崎は泣きじゃくり床に倒れこみ聞く耳を持っていなかった。
「違うね。踏みとどまれるチャンスはいくらでもあった。それでも殺してしまったのは負けたからだ。ここから出たいという欲にね」
「清水。お前の言う通りかもしれないが、意外と人って踏みとどまれないんだぜ。お前みたいなやつばっかじゃねぇんだ」
ゆっくりと憩崎は立ち上がる。いつもの威厳など感じさせない穏やかな笑顔が華狗也に効いたのかその一声以降はただ憩崎を見つめるだけだった。
そして憩崎は足を引きずりながら処刑場の方へ一歩ずつ一歩ずつ歩を進め、そして
「落ち武者、早く始めてくれ」
「わかりました。では、張り切っていきましょうか。おしおきタイムの始まりですよ」
俺の身体の震えは完全に消え、最後に無意識に呟いていた。
「…神は…何度でも生き返るって」
「あぁ」

Re: ダンガンロンパ〜ようこそ勝ち組ヶ丘学園〜 ( No.138 )
日時: 2018/07/07 20:30
名前: 紅茶 ◆wiCxtrVptM (ID: X2iPJYSg)

憩崎紫熊くんがクロに決まりました

おしおきを開始します






超高校級の中二病のおしおき
「堕天」







目を開けると俺は大空に向かっていた。

背中にはモーターが取り付けられ、手足は動かすことのできないよう完璧に結ばれている。


「憩崎くん、どうですか。鳥になった気分は?今から君になっていただくのは鳥ではありませんがね」
そう言うと、落ち武者は手元にあったスイッチを押した。



ポチっと


ガタンッ


機械音と同時に俺の背中に取り付けられていたモーターは俺の身体を空中に置き去りにし宇宙に飛び去った。
俺の身体は雲を突き破り、地面に急降下していった。もちろんパラシュートなんかはついていない。
俺様の過去が走馬灯のように蘇る。生きたいという気持ちが高まってくる。
もしかすると運が良ければ全身骨折で済むんじゃないのか、なんて希望まで湧いてきた


「!?」

最後の雲を突き破った俺様の前に無情にも現れたのは、長い槍のようなアンテナだった。
俺の身体はアンテナに急速に近づていく。身体を降下の軌道からずらそうとするが、手足を縛られているからか思ったように動けない。


目の前までそれは近づてい来る。
アンテナなんかじゃない圧倒的絶望。死。


死を前にしてやっと俺の思考が正常に戻る。

「俺はまだ





しにたくねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええええええ!!!!!」




音もなく心臓にアンテナが突き刺さる。

憩崎が完全に止まったのを確認した落ち武者は静かに笑っていた。

「神も醜いゴミに堕ちてしまいましたねぇ、憩崎くん」


Re: ダンガンロンパ〜ようこそ勝ち組ヶ丘学園〜 ( No.139 )
日時: 2020/03/11 20:14
名前: 紅茶 ◆wiCxtrVptM (ID: 6Q1uGoC5)

憩崎の処刑があった数時間後

「どういうことだ清水華狗也」
プールに呼び出された華狗也は呼ばれた声に振り返った。
「やぁ、黒薔薇さん。君から僕を呼んでくるなんて光栄だよ」
いつも顔で黒薔薇の方を見つめるも、普段の冷酷な目をしている黒薔薇には届かなったのか表情も一つも変えない。
「どういうことだ」
「黒薔薇さん、もっと具体的に言ってくれないと答えれるものでも答えれないよ」
「お前は言ったな。中田をそそのかし殺人を起こさせたと。言ってたことと違うじゃないか」
冷酷な目は一層その冷たさを増した。その影響か華狗也の顔から笑顔が消えた。
「そんなことを未だに考えていたとは。確証もない言葉を信じすぎじゃない?それが嘘だったから天岸を殺したの?それとも別の理由?」
「お前は何者だ?お前の過去を一通り調べさせてもらったが調べても調べても何も出てこない。まるで清水華狗也という人間すらこの世に存在していないみたいだ」
はは、と華狗也の顔に笑顔が戻る。と同時にふぅ、と安堵の息も漏らした。まだ僕のことは知られてないのか。まだ僕の正体を暴かれるわけにはいかないからね。やるべきことが残っているわけだし。
「そんなに僕のことを知りたいなら天岸に聞いてから殺せば良かったじゃない」
「天岸を殺したことを知っているのも可笑しな話だ。お前まさか勝ち組の人間か」
そのまさかと言いたいところだけど、もう少し迷ってもらわないとね。
「どうだろうね。仮にそうだとしたら天岸と同じ道を辿ることになるんならなお言えないな。どれだけ情報を掴んでいてもあくまでここは君たちの領地だからさ」
消化不良の顔をする黒薔薇に対して満面の笑みをする華狗也は笑いながらプールを後にした。


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ゴミの山、そう呼ぶのが正しいだろう。漁っても漁っても出てくるのは虚偽の内容が書かれた書類と今必要としていない情報だけだ。勝ち組が負け組に先手必勝するには必ずつかまなければならない情報。それがどれだけ探しても見つからない。負け組に先を越されて持っていかれてしまったのか。ただ、士導さんも黒薔薇もいない負け組が未だに活動している理由はなんだ。例の彼女に希望を託しているということか。負け組が希望を託すってのも可笑しな話だが。
「松谷さん。手が動いていないようですが」
「考え事をしてた。考えれば考えるほどわからなくてね。そっちはどうだい?」
「負け組に書き換えられた書類ばかりですね。最悪やつらに先に情報を持っていかれた可能性もあるかと」
「士導さんの話によれば、おそらく負け組でも知っているのは黒薔薇だけらしい。だから書き換えられている書類はそもそも無視でいいよ。本当に必要なのは負け組も知らない情報なんだからさ」
ゴミの山を前にして溜め息しか出ない。僕が探しているのは世界を守るために必要な書類なのに答えの書類を知らないのだから、それを探す術がない。
そもそも本当なのか。黒薔薇に目をつけられた負け組を引率するかもしれない女の子がいるって。



chapter3  人類史上最もロマンなのは絶対的絶望ではなく絶対的爆発 完