二次創作小説(新・総合)

Re: 戦士たちの新しい日々 ( No.265 )
日時: 2021/09/08 07:51
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: 3rsK9oI3)

第105話「コハルの逃走」

【ユライシャ号 透の部屋】

透「すーすー……」
夾「全く。何て無防備に寝てんだよ(汗)」

彼女と出会うまで、俺は色んな人に会うのを拒んで来た。
達成出来なかった夢、未来の為に動く仲間も沢山いる。
しかしそれを乗り越え、俺と透は皆より先にゴールインしているんだ。
こんなに長い付き合いになるなんて、知らなかったなぁ。

がちゃっ

「夾……」
夾「言わなくても分かる。一護のそのオーラは、ついに決心したんだな?」
一護「ああ。随分時間が掛かったけど、これが最後のチャンスだと俺は思う!」
夾「いいか。あんたが決めた事なら最後まで貫くんだ、これはコハルの為でもあるんだろ?」
一護「ああ。もう迷わないさ……、コハルに俺の気持ちを伝えて来るよ!」
夾「一護!」
一護「んっ?」
夾「頑張れよ、いい報告を待っているからな!」
一護「ああ、また来るよ夾!」

檜佐木さんより先に、俺が決意するようになるなんてな。
夾は夾なりに、俺の背中を押してくれたんだ。
初めて乗ってみたけど、こんなに広いとは知らなかったな。
もうすぐコハルのいる部屋だ、もし駄目だと知ったら夾はどんな顔をするんだろうな…。

がちゃっ

一護「コハル……」
コハル「い、一護さん……。!?い、嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜………」
一護「くっ! 待てコハル、話を聞いてくれ!」

恥ずかしい、ビックリして逃げちゃうなんて。
こんな速さじゃ、すぐに追いつかれる。
そうだ、拠点地から逃げよう。
まずは心の準備と、一護さんに私の想いをぶつけなきゃ行けないんだ!

106話に続きます。