二次創作小説(新・総合)
- 新たな物語の前に ( No.1 )
- 日時: 2021/09/07 14:13
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)
・・・どうも。おろさんです。
以前言った通り、まことにご勝手ながら新スレを立てました。
・・・さて、今回の話ですが・・・新たな物語が始まることとなった『序章』の一つを執筆しました。
それでは、ご覧ください・・・・・・
「・・・目が覚めたかな?」
・・・ある、いつかの時。不思議な、青い、朽ち果てているが、まるでエレベーターのような部屋で、『誰か』と『誰か』は、それぞれ椅子に座った状態で目を覚ました。
・・・その『誰か』と『誰か』の前には、中世的な容姿の、■■■学園の制服を着ていて、イヤフォンと音楽プレーヤーを付け、右目を隠したような青髪の、高校生くらいの、落ち着いた雰囲気の少年だった。
・・・『誰か』と『誰か』が戸惑う中、イヤフォンの少年は、その2人に向かって話し始める。
イヤフォンの少年「ああ、驚かせちゃったようでごめんね。・・・えっと、順を追って説明するから、今は落ち着いてほしい。」
少年は、2人を落ち着かせた後、話を続ける。
イヤフォンの少年「・・・まず、ここは『■■■■■■■■』。夢と現実、精神と物質の狭間にある場所。・・・かつて、僕もここに招かれ、そこから、1年間だけだけど、出会った仲間と共に戦ってきた。
・・・僕は■■■。本来僕はもう、ここや元の世界にはいられないし、ここも、本来だったら、■■■■というここの主や、かつての僕や、君たちのような『客人』をサポートをする住人がいたんだけど、わけあって今は、君たちの前にいる。」
・・・椅子に座っていた『誰か』と『誰か』は、互いに顔を合わせる。2人はたがいに驚いたようだが、『誰』というワケではなく、『何でここに』という感じの反応をしていた。
・・・イヤフォンの少年は、2人に前から面識があったことを分かっているらしく、2人をまた落ち着かせて、話を再開する。
イヤフォンの少年「・・・君たちはどうやら、自分達の世界で、自分達が持つ不思議な能力で、いわゆる『異界渡り』を行い、君達が住む世界から忘れ去られ、隔離された存在、モノがある世界に行って、何かしらの活動をしているらしいね。」
・・・『何故そんなことまで知っているのか』と言わんばかりに2人は驚いたが、イヤフォンの少年は、『色々あってね。』と言って、そのまま話を進める。
イヤフォンの少年「・・・それじゃあ、まさかの事ばかりで色々困惑しちゃってるみたいだけど・・・
・・・君たちに、新たな『役目』を与えようと思っているんだ。・・・というより、与える必要があるって言った方が良いかな。2人のこの先の未来は何があるのかはわかりかねるけど、今は、『同じ運命を辿らせる』という形で問題は無いかな。
・・・それで、その役目なんだけど・・・
様々な世界の住人達と共に、『とある事件』・・・いや、『とある組織』・・・いやこれも少し違うけど・・・とにかく、まずその『とある組織』と戦ってもらうことになる。」
・・・『戦う』という単語に、2人はまた驚いてしまう。驚いてしまうのも無理もない。能力を除けば『普通の人間』である2人には、『戦う力』をまともに持ち合わせていないからだ。
イヤフォンの少年「・・・流石に、ここまで戸惑ってしまうのは無理もない。・・・だけど、とにかく今は、落ち着いて最後まで話を聞いてほしい。」
すると、イヤフォンの少年は、どこからか本を取り出す。その本には、『ウルトラワールド』という文字が書かれている。
イヤフォンの少年「・・・この本は、『世界の記憶』が記されている本の一つ。こういうのを元にして、現実世界以外で、様々な世界の住人たちの活躍や日常非日常などが、『ゲーム』や『漫画』、『ドラマ』に『アニメ』等、主にエンタメとして様々な世界に伝えられるんだ。
時が経つ度に、本のページも増えていく。『データ』や『ネットワーク』のように、無限に保存されていくから、要量オーバーも、重くなることも無いし、世界そのものの『終わり』も基本的には存在しない。
君達が知っている作品も、もっと言えば君たち自身の『物語』も、もしかしたら・・・いや、これ以上は言わないでおこう。
・・・それで、これはその様々な世界と繋がりを保っている、『クロスオーバー世界』の一つである、『ウルトラワールド』の『物語』が記されている。
・・・それで、どうして君たちに、さっき言った『役目』を与えるのか、という話についてなんだけど、まずは、この本に記された『物語の記憶』を見てほしい。」
そう言ってイヤフォンの少年は、本を開いて、招かれた2人に、『ウルトラワールド』の記録を見せ始めた。
イヤフォンの少年「今から見せるのは、補足になる、『ある事件が起きる数年前の出来事』や、『こっちの方』だとつい最近の出来事になる、『ある事件の始まり』の記録、その他にもある『戦いの記憶』等々。一部、他の世界の出来事も混ざってるけど・・・とにかく、よく見ていてほしい。」
・・・そして、招かれた2人は、本から出る光に包まれて行く。その光から徐々に見せられるのは・・・
ウルトラワールドでの日常第2章《■■■■■》
~序幕~
『新たな物語の前に』
- 新たな物語の前に《過去》 ( No.2 )
- 日時: 2021/09/05 16:39
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)
続き。
・・・ここは、『ウルトラワールド』。ありとあらゆる世界を繋ぎ、調和を保つ世界。
そこでは、人間や妖怪、亜人にポケモン、他にも様々な世界の住人が、普通ではありえないようなコミュニケーションが作られている。
他の世界にあるアイテムや肩書き、この世界でしかない特殊なアイテムや特殊な生物もいたり、平和を脅かすような存在もいる。
・・・この世界は最初、『大乱闘スマッシュブラザーズ』の世界と関わりを持っていた。
スマブラ世界を辿って、『ポップスター』や『キノコ王国』等、様々な作品の世界と関わりが生まれるようになった。
そして次第に、『ポップンワールド』を始めとした、数多の世界とも次第に繋がっていた。
・・・そんなある日、最初に関わりを持っていた『スマブラ世界』で、ある史上最悪の事件が起きてしまった。
・・・光の化身『キーラ』が起こした、『灯火の星事件』。
キーラは、スマブラ世界の創造主である『マスターハンド』や、大半のスマブラファイター達を捕らえ、数多の世界の住人たちを『思念体』化させ、それらを自信の手中に収め、全世界の支配を目論んでいた。
だが、取り逃がした一体のファイターの手により、捕らえられた仲間、スピリット化させられた住人たちは奪還。最終的にキーラは撃退され、スマブラ世界に平和が訪れた。
・・・だがしかし、これでめでたしめでたしと言うには早すぎる話だった。
一度キーラを追い詰めた際、キーラが押さえ込んでいた闇が暴走し、同じく全世界の支配をもくろんでいた闇の化身『ダーズ』が現れ、今だキーラの手中にいたファイターやスピリットのほとんどを奪い、更には『クレイジーハンド』も手中に収めてしまっていた。
ダーズも最終的に、キーラ諸共ファイターたちに撃退されたが、一番の問題はダーズでは無かった。
・・・ダーズと、ダーズが住んでいた『闇の世界』にある闇に、いくつかの『思念体』が干渉してしまい、灯火の星事件解決後に、『人の心から生まれた闇』あるいは『大衆が目を背けてきたモノの闇』が元になった、特殊因子が創り出されてしまったのだ。
その因子は、人や妖怪、魔物等の闇に漬け込み、その内、その者は途轍もない大暴走を起こしてしまうという異常現象を発生させた。
更に、最初にキーラが起こした高エネルギーの光により、一度スマブラ世界と他の世界が強制的に分断されてしまい、そこから、数多の世界、『ウルトラワールド』や『スマブラ世界』とも関わりが無かった世界にまで『次元の綻び』が大量発生。そこからその因子が流れてしまい、被害はまだ多くなかったものの、感染症の如く、多世界の住民たちを暴走させていった。
直ちに、様々な世界を管理している『管理局』により、特殊因子撲滅の対応が行われたが、その因子は、『人の心から生まれた物体』故か、半端な化学や魔法技術等『管理局』にある技術だけでは一切攻撃が通らなかったのだ。
・・・攻撃が一切通らないという事態。尚、その特殊因子は、『人の心の闇から生まれた物体』という事で、『シャドウ因子』と名付けられた。
『シャドウ因子』は、次々に、修復が間に合っていない『次元の綻び』を通って、様々な世界で住人たちを暴走させていった。対応に追われ、いくつか策が作られたが、異世界同士のエネルギーの混合により、より一層面倒な事態を招きかねないモノばかりで全く当てにならない。
・・・この緊急事態に、人々の不安は高まるばかり。そんなある時、『ウルトラワールド』の管理者を務めていた、『作者』と呼ばれる少年が、シャドウ因子に太刀打ちできる『打開策』を見つけることが出来た。
・・・それがどうやら、まず『幻想郷』という、ある人間の世界から隔離された世界にいる住民たちの力を借りることになるというのだ。
まずその『幻想郷』というのは、簡潔に言えば、その世界を創った賢者の一人である大妖怪『八雲紫』の管理の元、『妖怪』や『神』、『魔法使い』に『吸血鬼』、『妖精』、『付喪神』等、科学文明がそんなに発展していなかった時代、昔の人々に伝えられていた存在が暮らす、結界で隔離された山奥の里。
『外の世界』の時代が進むたびに、様々な現象が科学で解明され、次第に、存在を否定、忘れ去られた者達が、その『幻想郷』で生きながらえているらしい。
・・・『作者』と呼ばれる少年は、その『幻想郷』の存在をある程度知っていたが、『シャドウ因子』が発生、対応に追われていた際、彼は『非常にマズイ』と予測していた。
『妖怪』等、『外の世界』で否定され、切り離された存在が暮らす故、そこには『マイナスの感情』が多い。『シャドウ因子』は、その闇に漬け込み、その者達を暴走させるため、『シャドウ因子』が幻想郷に入り込んでしまえば、妖怪や怨霊たちが大暴走し、最悪幻想郷を壊滅させかねない事態になってしまうと予測していたのだ。
世界の安定や調和を保つことが役目であり、残酷な未来を望まない彼にとっても、それは何としても避けなければならなかった。
・・・実際、『灯火の星事件』解決後に発生してしまった『次元の綻び』によって、知らず知らずのうちに、幻想郷に住民の一部が迷い込んでしまうという事態にもなっていた。
『ウルトラワールド』は、調和を保つ『クロスオーバー世界』である故、幻想郷の住人達にはそこまでの支障は無い。ただ、少なくとも独立した個体のように力を持ち合わせていない存在の野良妖怪や怨霊は『シャドウ因子』で暴走を起こしかねないため、早急に対応に追われることになる。
・・・だがそこで、『作者』はその事態に、むしろ『転機ではないか』と考えた。
・・・そして彼は、『ポップンワールド』の管理者の神『MZD』と、時空の番人『■■■■』と共に、『■■■妖怪』を始め、偶然『ウルトラワールド』に迷い込んでしまっていた妖怪・妖精たちの事情聴取を元に、『八雲紫』に事情を説明、そして説得をすることに成功。
・・・『八雲紫』の紹介により、『永遠亭』に住む元(?)月人の薬師『八意永琳』と、怨霊の管理をする『旧地獄』の『地霊殿』の主『古明地さとり』を始め、様々な者達との協力も得、遂に、異世界のエネルギーの混合も起こさず『シャドウ因子』を除去することが出来る『打開策』を作ることが出来たのだった。
・・・その名は『反逆の紋章』。細かいことはまだ企業秘密だが、その『紋章』を辺り一面に張り巡らせることで、当時大して当てにされていなかった、『ウルトラワールド』にある、異世界のエネルギーと同化するエネルギーを使用し、『幻想郷』が持つ特殊な技術と組み合わせることで、住人たちに取り付いた『シャドウ因子』をも抜き取り、攻撃も通らせ、除去する事が可能となった。
早速、様々な世界にある、建物やポイントに紋章を張り巡らせることで、早急に大半のシャドウ因子の除去に成功。全世界に迫っていた『シャドウ因子』の脅威、危機を何とか免れることが出来た。
だがしかし、ここでもまた別で問題が発生することになる。
・・・『シャドウ因子』の事態を解決させるために協力してくれた『幻想郷』も、次第に『ウルトラワールド』との関わりを持つ方針で話が進んでいった。
・・・その道中で『作者』は、『月の裏側』にある、『月の都』の存在を知ることになった。
細かいところは省くが、どうやら月の都に住む者達の大半はかなりプライドが高く、幻想郷含む地上の民、要は地球に住む者や、地上の『穢れ』とやらを非常に嫌っているらしく、それは『全くの異世界にある地球』に住んでいる者達も例外ではないため、一度訪れた際、説得をしようとしても門前払いされて微塵も相手にされなかった。
・・・『作者』はこの事にも危機感を覚え始めていた。月の民たちのプライドの高さ、少々強引に言い換えれば、『傲慢さ』を『シャドウ因子』に狙われかねないためである。
更には、月の民の上層部、主に前々から『八意永琳』を快く思っていなかった者達が、(具体的なことは不明だが)裏で他の世界を巻き込みかねないような事を企んでいるなどとの情報まで出るほど。
・・・前述のとおり、問答無用で門前払いされてしまっているので、何が何でも紋章を張り巡らせる必要がある。だが過去の情報からして、『月の民』の上層部の大半は、多世界の事情を気にせず身勝手な行動を起こす可能性が高いため、紋章を張るだけでは解決しない可能性も高かったらしい。
『ウルトラワールド』のエネルギーは『穢れ』の影響は受けることはないため、月の民にも一切支障は無い。寧ろ、まぁまぁうれしい話かもしれないのだが・・・
・・・だが、(シャドウ因子の影響もあるが)相手は全く話を聞こうとしない。・・・そこで『作者』は、ある『強硬手段』を使うことにしたのである。
続きます。
- 新たな物語の前に《過去》 ( No.3 )
- 日時: 2021/09/05 19:12
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)
続き
「くそっ!!!何だこのふざけた内容は!!!?」
・・・『月の都』にて。
ある日突然、どこからかばら撒かれた貼り札(ポスター)。それに書かれている内容では、『異世界クロスオーバーチームVS月の民 THE☆バトル大会』という謎のタイトル、具体的な内容や禁止行為等、様々な細かいルールや、貼り札の右下に『3日後すぐ来るよ☆その時までせいぜい準備していてよ誇り高き月の民さん? by作者』などとが書かれている、どうやら『バトル大会』とやらの予告と思われる内容だった。
この内容に、上層部は『完全に舐められている』と大激怒。
上層部の者「一体全体何なんだこれは!!馬鹿にしているのか!!こんなわけのわからないものすべて回収して処分しろ!!」
部下「そ、それがどうやら、もう既に全員にこれが知れ渡ってしまっているようで・・・しかも今だに大量に送られており・・・」
上層部の者「ぐぬぬぬぬ・・・・・・
・・・ハァ・・・致し方が無い。売られた喧嘩を狩って返り討ちにするしかなさそうだな。■■■様にも事情を話して、直ちに対応を追わせる必要がありそうだ・・・
・・・全く、なぜこんな意味不明な苦労を掛ける羽目にならなければならないんだ・・・」
・・・しつこく贈られるこの貼り札に対し、上層部はどうやら『返り討ちにする』ということで話を進める模様。
「・・・ふぅ。やっと動いてくれたか。」
・・・とある、『ウルトラワールド』にある、地下にある図書館のような部屋で、青いパーカーの少年は、水晶玉のような魔道具を使って、月の民たちの動きを見ていた。
すると、彼の前に、エイリアンのようなポケモンが姿を現す。
エイリアンのようなポケモン「・・・邪魔をするぞ『作者』。・・・どうやら、案外順調に進んでいるようだな。」
作者と呼ばれる少年「ああ、『■■■■■』か。・・・まぁな。ちょっと煽ってやったら何とか。」
エイリアンのようなポケモン「・・・しかし、本当に、『バトル大会』という形で戦うつもりでいるのか。私や■■■■も、『シャドウ因子』の進行を防ぐために『あえて』参加させてもらうが・・・」
作者と呼ばれる少年「・・・あんまり、なりふり構っている暇が無くなってしまってね。
・・・それに、どういう形であれ、俺たちが『力』で月の民たちに勝つことが出来れば、奴らにとって俺たちは『抑止力』となり、下手に動くことが出来なくなる。何かと事前にバッチリ調べ上げたから、弱点とかも把握済み。上層部の連中もすぐに倒すことが出来るだろう。
・・・それで、まずはこっちも色々準備が必要だろう?だから、幻想郷やこの世界以外で、月に送ったのとほぼ同じ、『バトル大会の予告』のポスターを貼って、参加者をかき集めた。何だか結構好戦的な方々が多いわけでなぁ。・・・特に、『■■■■■■島』の住人が意外と集まってくれたのは実に都合が良い。科学や自然現象をもガン無視しているあいつらは、科学が発展している月の民にとって天敵になる。ただでさえ、情報源が無い、異世界の技術や力に手間を取るみたいなのになぁ。」
エイリアンのようなポケモン「・・・あのドブネズミの軍人と関わりを持っていて正解だったな。それなら、スムーズに、紋章のことも話を進められそうだな。」
作者と呼ばれる少年「そうだねぇ・・・と言いたいところだけど、その前にちょっと、大分厄介なのがいるみたいなんだよねぇ。月にも。」
作者と呼ばれる少年のこの発言に、エイリアンのようなポケモンはどういうことか聞きただす。
エイリアンのようなポケモン「『厄介な存在』・・・?それは、■■■という者か?それとも、逆転能力を持つ、片翼の月の賢者か?」
作者と呼ばれる少年「いや、そっちじゃない。それにもしそいつが動くとなれば、俺も動いて止めに入ることになるし、あの月の賢者は物分かりがいいようだから、あのポスターと共にこっそり手紙を送って、ある程度の話をつけておいてるから多分障害にはならない。まぁ、形上でも、拘束して口を塞ぐとかで話を進めてしまえばいい。
・・・『厄介な存在』っていうのは、今回の場合、上層部辺りの連中の事じゃない。『月の使者』の現リーダーを務めている『綿月』っていう姉妹の事だよ。」
エイリアンのようなポケモン「『綿月』・・・八意永琳と師弟関係にあったという姉妹の事か。」
作者と呼ばれる少年「ああ。この写真の。」
作者と呼ばれる少年は、エイリアンのようなポケモンに2枚の写真を見せる。
作者と呼ばれる少年「・・・金髪の、大人のお姉さんみたいなのが姉の『綿月豊姫』。薄紫髪ポニーテールの、剣士っぽいのが妹の『綿月依姫』だ。ちなみにこの二人は、基本的露骨に地上の民を嫌ったり見下す事は無いらしい。
・・・姉の豊姫の方は、『山と海を繋ぐ程度の能力』・・・簡潔に言えばワープ能力みたいな能力を持ってたり、『杜を一瞬で素粒子レベルで浄化する風邪を起こす扇子』っていうとんでもない代物まで持っているが・・・まぁ、(豊姫に限った話では無いが)無用な殺傷はしないようにしているようだし、お前が対峙してくれれば、隙をつかれない限り何とか勝てるはず・・・
・・・だが、一番厄介なのが、妹の『依姫』の方だ。そいつは『神霊を呼ぶことが出来る程度の能力』、要するに『神降ろし』という能力を持っており、八百万・・・文字通り800万の、日本神話の神の力を借りることが出来る。言ってしまえば『チート』だ。」
エイリアンのようなポケモン「『チート』か・・・対処するための手は打っているのか?」
作者と呼ばれる少年「まぁ、あるといえばあるな。・・・『スマブラ屋敷の管理人とその娘』の事はお前も知ってるだろ?『ポップンワールド』に住んでる・・・」
エイリアンのようなポケモン「前に話したあの二人か・・・たしか、『生物魔法』という、『ありとあらゆるポケモンの力を司ることが出来る』という魔法が使える『魔導書』を得たらしいな。・・・しかし、■■■はともかく、娘の■■はどうなんだ?」
作者と呼ばれる少年「参加しないんだったら名は出さないよ。彼女は、『実力を試したい』という理由で自分から、『バトル大会』に参加しに来ている。」
エイリアンのようなポケモン「・・・そうか。それなら、余計な口出しは不要だな。」
3日後
《月の裏側》
・・・その日・・・
作者と呼ばれる少年「・・・さて、無事月の都・・・じゃなかった。月の裏側に到着だ。」
・・・結界を完全無視して、作者と呼ばれる少年と、彼が連れてきた、異世界の者たちが、次元の穴から月の裏側に侵入した。
続く。