二次創作小説(新・総合)

改装された地下 ( No.182 )
日時: 2021/12/28 17:35
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

どうも。おろさんです。



・・・今回から『99コロシアム編』再開です。何故か物騒なレースゲームが行われている地下で、BUGの前に現れた黒い着物の少女は・・・?





黒い着物の少女「・・・よく見たら貴様ら、カゲムシの友人どもではないか。初めて見る奴等もいるようじゃが・・・」



千枝「えっと・・・知り合い?」

マリオ「地獄の小さな国に住んでる姫。」

千枝「へぇ、地獄に・・・地獄!!?」

雪子「分かってはいたけど地味に凄い人達と知り合いなの多いよね。」

陽介「いやそれ今更言います?(汗」


エス「ふーん。それで、何でそんな奴がこんなところにいるのよ。」



黒い着物の少女「何か悪いかマスカット髪。」



エス「マッ・・・!?」


完二「あー・・・そーいう人っスか・・・;」

ルカリオ「そういう人だ・・・;」


エス「こ、ここは百歩譲って許してやろうじゃない・・・」



妙に敵対意識を持ち始めたエスだが、気にせず黒い着物の少女は自身の名を名乗り始める。



黒い着物の少女→百鬼姫「・・・後で面倒じゃし名乗っておこう。わらわは『百鬼姫』じゃ。」




クマ「クマは『クマ』クマ!」←便乗

陽介「何で便乗して名乗っちゃってんだよ・・・;」



百鬼姫「(何じゃこの妙な着ぐるみ野郎は・・・)」


クマ「ぎょえっ!?そんな死んだ魚のような目で見られましても(ry」



ルイージ「そ、それより、一体どうしてこの世界に?しかもここ、何だか物騒な感じがすごいし・・・」



百鬼姫「そんな事、わらわだって聞きたいぞ。日向美商店街でちくわパフェを食べるつもりが唐突にこのような場所に飛ばされて・・・」



直斗「(『ちくわパフェ』・・・?)」



ルカリオ「彼女も似たような経緯で飛ばされたのか・・・」

GUMI「そうみたいね・・・「ヴヴヴ・・・」!」




・・・こう話していると、大量のエネミーが現れる。


百鬼姫「っ!マズイ!!」




テトリウィリー「侵入者発見。排除シマス。」

コイル(ディスタス)達「・・・・」






悠「やはりここにもいたのか・・・!!」


百鬼姫「・・・あの連中の事を知っているのか?いくら攻撃しても全く攻撃が効かなかったから手を焼いているのじゃが・・・」



カービィ「あっ、そういえば・・・」



そのタイミングで、蓮子とメリーが持っていた謎のノートが開き、謎の古代文字が放たれ出す。



蓮子「い、今のタイミングで・・・」

メリー「とにかく、早く倒すわよ!」



・・・蓮子とメリーはキーブレードを現す。


百鬼姫「!?あれは・・・」



蓮子「で、百鬼姫は行けるかしら?」

メリー「今ならあいつら倒せるはずよ!!」



百鬼姫「なっ・・・むぅ・・・何故だか貴様らの事は信用できる気がする・・・まあいい。ここはなるようになれ・・・じゃな。」



りんご「ティも行きますよ!今なら貴方達もエネミーに対処できますので!!」

ティ「あ、ああ、分かった。(構える」





エネミー達「排除。排除。」



百鬼姫「はっ!!」



百鬼姫は、闇の妖術で刀を作成し、エネミーを数体切り裂く。



百鬼姫「まさか本当に効くとはな。・・・これは鬱憤を晴らせる良い機会か。」



エス「・・・攻撃さえ通じれば意外と大したことないわね・・・どういう事なのか良く分からないけれど、とっとと倒してやるわ!!」




こうして、3分後・・・




ティ「何とか倒せたな。」

オー「ピピッ!!」



百鬼姫「・・・しかし、何故急に攻撃が通るようになったのじゃ?茶髪謎女と金髪謎女がもっていた書物から放たれたが・・・」


蓮子&メリー「(謎女って・・・;)」



ロボット「言われ見ればそうだが、一体全体どういうことだ?」


ピカチュウ「詳しいことは、本人もわからないらしい。」

ワルイージ「都合がいい気がするが、本当に全く知らないらしいぞ。」


ヨッシー「そうですか・・・」



マリオ「・・・ところで、さっきのエネミー何か妙だったな。侵入者排除だとか言っていたけど・・・」




百鬼姫「・・・詳しいことは後じゃ。ここは場所が悪すぎる。」









赤紫ダイヤの王冠の幽霊→キングテレサ「オイオイ・・・話が違うじゃねぇか・・・封鎖してたはずの地下にあっさり侵入されてんぞ!!」

灰色目の少女「あらあら・・・キーブレードのせいですかねぇ。」

キングテレサ「キーブレードって・・・前にデビルが連れだしたデカいハートレスを倒したのがそれだったか。」

灰色目の少女「そのようです。あの2人をハートレスにしてしまえば早いでしょうが、そういうわけにはいかないですのよねぇ・・・






・・・まぁ、これはこれでチャンスかもしれません。少々面白くなってきましたよ・・・さて、そろそろ・・・」









一旦区切ります。感想まだ。

改装された地下 ( No.183 )
日時: 2021/12/28 19:03
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

続き。




約5分後・・・




《ホテルのような施設》


・・・(道中に現れるエネミーも倒しながら)百鬼姫に連れられ訪れたのはホテルのような地下施設。やけに身長が低い(中学生くらいの身長の)赤髪一つ結びストレートのホテルマンの女の人が出迎えてくる。


百鬼姫「知り合いなのじゃが、同じ部屋に連れて行って構わんか。」


ホテルマンの女の人「はい。ご自由にどうぞ。」



完二&GUMI「・・・・?」





《ホテルの一室付近》


カービィ「ここって?」

百鬼姫「『自称』安全な場所らしい。だが、ハートレスだとかアウトロー兵だとかがホテルのスタッフをやっておるし、実際はただの幽閉施設みたいなものじゃ。


・・・ひとまず入るぞ。「ぺったんたんめうー!!!」うおっ!?」

陽介「ぎゃっす!!?」


・・・百鬼姫が鍵を開けて扉を開けると、唐突に大きなハンマーが振り下ろされる。百鬼姫が横によけたら、陽介にハンマーが直撃。



うさ耳付きヘッドフォンを付けた桃髪少女「めうっ?誰かと思えばひゃききだっためう?・・・でも今当てたの誰めう?」

ギャルっぽい金髪少女「・・・ってあれ?何か見覚えのある人たちがいるような・・・てか知らないのも混じってるし」

おっとりした感じの紫髪少女「何だかよくわかりませんが、とってもとっても安心できるような出来ないような・・・」

涼しい雰囲気の黒髪少女「でも、前までの状況よりは良いんじゃないのかしら?」



蓮子「えっ、この子たちは・・・」

メリー「もしかして、仲間?」


百鬼姫「ああ。・・・『日向美ビタースイーツ♪』・・・そういう名のバンドを組んでいる5人で、わらわの・・・友人じゃ。」



活発そうな茶髪少女「ふおおおお・・・何だかすごそうだよっ・・・!」


百鬼姫「ひとまず、お互いの情報を話そうかのう。まずは自己紹介が先じゃが。」




5分後・・・



・・・『日向美ビタースイーツ♪』の『山形まり花』、『和泉いずみ一舞いぶき』、『春日咲子』、『芽兎めう』、『霜月凛』。互いに自己紹介をして、まずBUG一行は、現在にいたるまでの事を説明する。


ギャルっぽい金髪少女→イブ「ディスタスとかハートレスって・・・意外と大変なことになってたのね・・・」

涼しい雰囲気の黒髪少女→凛「奇想天外な話ではあるけれど、急にこんな場所に飛ばされたり、あの妙な生き物やさっきの武器の事に説明がつくわね・・・」


リツ「さっきの武器?お前らにも発言したのか?」


活発そうな茶髪少女→まり花「うんうん!物凄いもさもさ(?)してたのが、ばーって出てきたと思ったら!」


蓮子「(あのノートから出る古代文字の事よね・・・?)」


・・・5名が発現した武器を現してみると、まり花は魔法少女感のあるステッキ、一舞は電撃を纏っている剣、咲子は僧侶が持ってそうな杖、めうはハンコみたいな大きなハンマー、凛はサバゲーのみたいな銃が。


うさ耳付きヘッドフォンを付けた桃髪少女→めう「デザインはめうがプロデュースしてたのにそっくりめう!!」

おっとりした感じの紫髪少女→咲子「なんだかとってもとってもしっくりきます。」


陽介「・・・で、何でさっきそのハンマーで殴りかかって来たの」


めう「はんこハンマーめう。ちなみにそのハートレスとやらと間違えたんだめう。あーめう。」


陽介「俺殴られ損じゃねーか!!?てか発言的に分かったけど俺死んでねーし!!(泣」



ロボット「・・・その武器、少し見せてみろ。・・・むぅ・・・?」


気になったロボットが発現した武器をじっくり見てみると、ロボットは武器から感じるエネルギーから、『光』の属性と『闇』の属性を感じる。
尚、そのエネルギーは百鬼姫も感じている模様。


百鬼姫「そういえば、護身用で闇の妖術で生んだ武器を渡していたが・・・それがこれに変化したというのか?」


まり花「うん。さっきのもさもさしてたのが、その武器を包んでそうなったよ。」


ロボット「成程な・・・本人がもつ『光』と、百鬼姫が持たせた『闇』の武器が、あの奇妙な古代文字によって変化したという事か・・・興味深い・・・」





完二「・・・(何か考え込んでる」

ワルイージ「ん?どうしたんだ完二。」

完二「いや、あのさっきのホテルマン・・・どこかで見覚えがある気がするんスよね・・・」

クマ「それって、もしかして気になる子クマか「何でそーなるんだよ!!!そういう意味でじゃねーよ!!」

GUMI「まぁ、どこかで見覚えがあるのは私も同じ。何か、前の依頼で面識があったような・・・」

雪子「えっ、そうなの?」


メリー「うーん・・・確かに変だったわよね。スタッフの大半はハートレスとアウトロー兵ばっかりだったし・・・」

直斗「怪しいですね・・・」


ティ「一応、気を付けた方が良いかもな。



・・・ん?そういえば、なんで99コロシアムの地下が改装されて、レースゲームが行われているんだ?」



ふと思い出したティがこう言うと、百鬼姫が知ってる限りの事を説明しようとする。



百鬼姫「・・・原因の根本は分からぬが・・・ただ、あの奇妙な乗り物競争の事なら大方分かる。




・・・まず、生目で見て概ねわかっておるかもしれぬが、あの競争に勝てば金がもらえて、負ければハートレスに連行されどうなるのか分からない・・・




だがどうやら参加している奴等の大半は、自らこの世界にやって来て参加しているらしい。」



一同「!!?」



百鬼姫「大方金に目がくらんだのじゃろう。」



千枝「でも、この世界は隔離されて道を絶たれてた・・・んだよね?ここも蓮子さんとメリーさんがキーブレードで開けるまで封鎖されてたわけだし。」



百鬼姫「ああ・・・だが、少し見てみろ。」



・・・百鬼姫が一室玄関の扉を開いて廊下を見ると、さっきの男が金を持って歩いている。




男1「ぐふ・・・ぐふふ・・・金だ・・・やっとこれで大金持ちに・・・にしても腹減ったな・・・「ウィィィン」・・・おっ」



テトリウィリー「パーット使エ。」

そこに、大量の食べ物(実際は安いモノだが全部高値で売られている)が積んであるカートを引いて移動しているハートレスが一体。
何か電波のようなモノを男に浴びせると・・・


男1「いひっ!!いひひっひっ!!全部くれ!!金は持ってるから!!」





エス「うわぁ・・・きっもーい・・・」

ピカチュウ「それは同感だが、ありゃどうなってるんだ?」


百鬼姫「・・・どうやら金銭感覚を鈍らせているらしい。唐突に大金を得た上に、あの妙な催眠電波を浴びせられた結果盛大に気が大きくなっておる。


・・・おそらく金も、ああいうのの使いまわしかもしれん。競争で腹を空かせた後、わざと安い作物を高値で売り、結果金が無くなり、その後またあの競争を開く。そんな感じで帰らせる機会を失くしている感じじゃな。
そもそもこ奴等、今になるまでここから出られなかったことにも、今でも気づいておらんのじゃ。」


悠「随分と悪質だな・・・」

ロボット「参加している者達も、欲にすっかり駆られていて話にもならん・・・」


凛「ああいう醜悪の集大成は不快極まりないわ・・・でも、これよりより一層不快なのが、そのレースゲームにあるわ。窓を見てみなさい。」



そう言って、窓越しにレースゲームの一部始終を見てみると・・・


女1「はぁ・・・はぁ・・・もう少し!!もう少しで金が手に・・・「ザシュッ!!!」えっ・・・?」


・・・突然現れた大型ハートレスが、女と女が乗っていたバイク諸共真っ二つにし、そのあと燃やしてしまった。あまりのえげつないため、一部の人には見せられない。

尚そのハートレスは、八つ裂鬼の頭と手(と鉈と包丁)が分離してカクカクした感じになっているのを宙に浮かせている、大きな人形代紙人形のようだった。
大きな炎の輪が2つに分裂し、車輪のようにレース場を走っている。



ハートレス《デジタヒューマ》「・・・・・」




男4「く、来るな!!オレはまだ死にたくな・・・」

テトリウィリー「・・・・(ぶつかって来る」

バーミリオンサンバ「・・・(ファイアを放つ」

男4「や、やめ「グシャッ」


・・・ハートレスが放った攻撃が直撃し、そのまま男が壁に激突して全身を強く打ってしまう。(後は以下同文)。




りんご「ひぃっ!!?何ですかあれはぁ!!?」


百鬼姫「・・・見ての通りじゃ。何故かああやって、突っ込んだり直接攻撃をしたりして、参加者の何名かを死傷に追い込んでいる。
特に、今のハートレスのようなかなりデカいのが、大量に参加者を狩っている。」

めう「みんながここに来る少し前にああいうのが出て来て、そしたらより一層物凄くグロテスクな事になっためう。あまりにも血みどろ過ぎていぶぶが怖がってりんりん先生に抱き着いてるめう。今も。」


イブ「オバケの方がよっぽどましぃぃぃぃ・・・」

凛「よ、洋服屋・・・だ、だから、ば、ばばば場を弁えなさ・・・(赤面」




アルル「それにしても、これは酷いよ・・・」

カーバンクル「ぐぐー・・・」

りんご「なぜこのようなおぞましいことをやってのけるのでしょうか・・・」


百鬼姫「悔しくもあるが全く分からぬ・・・だが、何か裏のルートを作って、参加者を招いているのだと思うが・・・


・・・だが、やり過ぎたせいか日に日に参加者が減っているらしくてのう。無理やり人を連れて来ては強制的にこの競争に参加させているなどと暴挙に出始めているようじゃ。

・・・その無理やり連れてこられた者の中には見知った顔もいたぞ。阻止しようとは考えたが、お前たちが来るまでエネミーに一切攻撃も通らなかったため中々近づけなかったのじゃ。」


フォックス「見知った顔って・・・俺達の仲間がこの世界にまだいるのか!!?」


百鬼姫「そうとしか考えられん。前にスマブラ屋敷で接触した者達も多いから・・・おそらくカゲムシ・・・もといゲムヲ殿も・・・」


ルイージ「『Mr.ゲーム&ウォッチ』も?そういえばいないと思ってたけれど・・・」


蓮子「ゲーム&ウォッチ?あの一番古い携帯ゲームの?」

ピチュー「そ。何か百鬼姫コイツと甘い物関係で仲良くなったみたいなんだ。」


カービィ「・・・でも、今だったら百鬼姫達もやっと戦えるから、このレースゲームを止めるチャンスかもよ!!」


咲子「確かにそれはカービィちゃんの言う通りです。」

まり花「うんうん。いつまでも百鬼ちゃんに頼るわけにもいかないもん!」


百鬼姫「お前達・・・」


メリー「決まりみたいね。ハートレスに連れて行かれた人たちの行方や発言も気になってたし、早いところ解決しなきゃ!!」




・・・ということで、悪質なレースゲームを止めるために、レース場に向かうことを決めたのだった。










ホテルマンの女の人「・・・やはり動きますか・・・(ドア越しに盗み聞き」







続く。感想OK。