二次創作小説(新・総合)

勢揃い。クロスオーバー ( No.21 )
日時: 2021/09/17 18:05
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

・・・どうも。いまだにスマブラの最後のファイターの情報が無くて待ちわびている(まぁカズヤ参戦時が6月だからすぐ来ないのは分かってたけど)おろさんです。



・・・さて、ようやく本格的に始まる第2章。突如現れていた謎の敵をようやく倒せたが・・・?



それでは、本編です・・・。















第1幕『■■■■■■島』


1節
『勢揃い。クロスオーバー』















《スマブラ屋敷》


・・・スマブラ屋敷。4階建で、部屋は200以上(部屋の広さは15畳)もある、要するに滅茶苦茶広い。
・・・『祷大地』の管理の元、沢山のスマブラファイターが拠点としている仮住居アパートなのだ。他にも時々様々な者達が訪れることも多い。




・・・作者『おろさん』は、この世界に迷い込んできた5人をスマブラ屋敷に連れて行った。
彼曰く、悠やユキナリ達の仲間や知り合いも、そこに連れて行ってるという。(同時刻に、他の者たちが連れて行ったらしい)


おろさん「・・・さぁて、到着だ。」


悠「ここが『スマブラ屋敷』・・・」

陽介「案外近くにあったんだな・・・つかここさっき通ってたな・・・;」

ユキナリ「ず、随分と大きい建物だなぁ・・・うちの大学より大きいかも・・・」



メリー「・・・結局、わからないことが多いままね。流されるようについてきちゃってけど・・・」

蓮子「・・・やっぱり、メリーの夢の中ってわけでもないみたいだし・・・やっぱり現実と同じ?どういうことだろ。このノートのことも気になるし・・・」



おろさん「・・・そんじゃ、君らの仲間は広間で待機してもらってるんで、そこに案内するよ。」


・・・こうして、広間に案内される。・・・そして、扉を開けると、マリオやカービィ達にとっても、初めて見る顔の者達が沢山。



千枝「あっ!鳴上君に花村!」

・・・緑色ジャージを着ている、活発そうな茶髪少女『里中千枝』。


雪子「良かった。無事だったんだね。」

・・・赤いカーディガンを着ている、控えめな性格の黒髪ロングヘア少女『天城雪子』。


完二「無事で何よりっス!」

・・・ガラの悪い見た目の金髪少年『巽完二』。


クマ「急に本当に知らない場所に飛ばされて離れ離れになるもんだから、大変だったクマ・・・」

・・・青と赤のカラーリングな特徴的な着ぐるみ『クマ』。


りせ「そうなんだよね。『ペルソナ』は使えるみたいだけど、町は渋谷そっくり。」

・・・茶髪のツインテールの活気のあるアイドル少女『久慈川りせ』。


直斗「なのにシャドウらしき生物まで出てきたものですから、事態を解決するのに大分手間がかかりましたよ。」

・・・青い髪色の、知的な少年(?)『白銀直人』。


悠「ああ、ほとまず、みんなも無事でよかった。」

陽介「やっぱ、他の所にもシャドウっぽいのが現れてたんだな・・・一体何なんだったんだありゃ・・・


・・・つか、クマも本当に知らないってなると・・・鳴上、やっぱお前の言った通り、ここはテレビの中じゃなさそうだな。」

悠「どうやらそうらしい。」





おろさん「・・・成程。ある時のペルソナ使い達か・・・このような形で会うことになるとは・・・」





完二「・・・先輩、あの余計によくわからない人は誰っスか?」

悠「細かいことは分からないが、どうやら、この世界を管理している人らしい。」





リンタロウ「ユキナリくんもいたんだね。無事でよかった~!」

・・・多色の髪色で、大量のピアスや萌え袖パーカーなどを付けている少年『森リンタロウ』。


コウ「全く・・・こんな頓珍漢な所でも、お前の顔を見るとはな。まぁ、知った顔がいるのはそれはそれで都合がいいのだが。」

・・・白いコートを着た、青っぽい髪色の男性『新村コウ』。


ユキナリ「リンタロウやコウさんまでいるなんて・・・他のみんなは?」


コウ「あの『作者』とやらが言うには、巻き込まれていない・・・要は、俺やリンタロウみたいに、ここには飛ばされていないらしい。
・・・元の世界に変えるための手続きはしているようだ。後でリツたちにも色々説明は必要らしいがな。」






おろさん「むぅ・・・元の世界の派生・・・特に平和的に作られたIFの世界の一つから来たか・・・」




コウ「おい、何をブツブツ話している。」





おろさん「あ、いやこっちの話。「おい、作者。」・・・あ。」


・・・すると、作者の背後に現れたのは、白いワイシャツを着た橙髪水色目の男性と、モップを持った、暗めの雰囲気の黒髪水色目の少女だった。


橙髪の男性「おうおう・・・またまた結構出揃ってんな。この世界に迷い込んできた連中はこれで全員か?」

おろさん「そのようだ。・・・元の世界にそれぞれ返す手続きは何とかやっている。」



千枝「あっ、なんかまた増えた。・・・誰?」



橙髪の男性→大地「・・・あー、初めましてだな。・・・俺は『祷大地』。色々あってここ『スマブラ屋敷』の管理をしている。・・・んで、こっちが、娘の『うた』だ。」

黒髪の少女→うた「・・・よろしく。」


大地「・・・ところで、だ。ついさっき一体何が起きていたんだ?打開策が出来たと聞いて、駆けつけたわけだが・・・」


おろさん「ああ、そのことなんだが・・・


・・・みんな、ちょっと聞いてくれ。細かいことをいろいろ説明するつもりだから。



・・・それと、この世界・・・いや、今、すべての世界で起きている事象の事も、話しておかなければならない。」




一同「・・・・?」




『すべての世界で起きている事象』、というのは・・・?












《紹介》


~キャラ紹介~


ウルトラワールドの管理者『おろさん』
この小説の作者。『ウルトラワールド』と、その世界の中にある町『バトリオシティ』を創設した。ゲームとプログラミングが好き。2週間くらい前にロスワを始めた。
魔道具作りの才に長けており、様々なサポートを行う。本当は『作者』という立場であるため強いらしいが、『作者』という立場であるため、力を差し押さえられている。



~地理~

『ウルトラワールド』
様々な世界を繋ぐクロスオーバー世界の一つ。食文化や通貨はごちゃごちゃに混ざっているが、そこらへんは安定させている。
様々な種類の生物が沢山やってくるので、時間軸や年齢基準が曖昧。そのため(例のうちの一つで、)中学生でも『超高校級』の肩書を持つ人が出てきたりする。



『バトリオシティ』
作者が創設した町。かなり広い。異世界の者達は、(クロスオーバー面で)主にこの町を拠点として活動する。ウルトラワールドで最も大きいショッピングモールがある。
座標は東京の練馬と同じくらいの位置らしく、蓮子曰く『時間帯は日本とほとんど同じ感じ』。









一旦区切ります。

勢揃い。クロスオーバー ( No.22 )
日時: 2021/09/18 15:55
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

続き。




おろさん「・・・急なことですまない。なぜ君らがこの世界に招かれた・・・厳密には、飛ばされてきたのかは分からないが・・・後回しだ。とにかく、色々説明しなければならないことが多い。


・・・まず、この世界に関して色々説明をしておく。」


・・・こうして、作者はまず、この世界『ウルトラワールド』のことを説明。ざっと2分。




おろさん「・・・とまぁ、こんな感じだ。とにかくいろんな奴等がこの世界に集まったりする。



・・・それで、なんだが・・・本題に入ろう。・・・君らは道中で、無差別に襲い掛かってくる、機械っぽい連中に出くわしたりしなかったか?」



直斗「『機械っぽい』・・・ええ、たしかにいましたね。」

千枝「何か、『カカレカカレ』とか言ってたやつの事?シャドウみたいな感じだったけど。」



リンタロウ「(『シャドウ』・・・?)」



おろさん「ああ・・・・・・あの改造されたような奴等は、最近になって色んな世界に出没するようになってたんだ。

・・・あいつらは、とある裏社会組織の手によって、意図的に発生しているんだ。

・・・その組織の名は『アウトロー』というらしい。少し前に、マリオ達がその組織の一員と接触してる。


・・・で、そいつらが発生させている連中・・・言わば『エネミー』には、『シャドウ因子』が使われている。様々な耐性を持つ改造兵。異世界同士の技術を混ぜ合わせた攻撃を使わないとダメージすら入らない。」



陽介「『シャドウ因子』?それって一体何なんだ?」



おろさん「そう問われると思ってたが・・・

『シャドウ因子』って言うのは、スマブラ世界で起きた事件が原因で発生した特殊因子だ。どういう事件なのかは今は省くが・・・


・・・その『シャドウ因子』ってのは、一言で言えば、人や妖怪などの存在の闇、もとい負の感情に漬け込み、とりついた者を大暴走させる。しかも当時は、今回のエネミー以上に、微塵も攻撃が通らなかった。



・・・人の心から生まれたモノだから、半端な科学技術とかだけじゃあ全く歯が立たなかったんだ。・・・まぁ、ウルトラワールドのエネルギーを使うことで、なんとか打開策を見つけることができたから、後で色々問題が発生したりしたけど、その件に関しては一応解決したんだ。



・・・で、話を戻すが・・・今回出現したエネミーは、余計厄介なモノでな・・・事前に、かなり特殊な耐性をつけさせているらしい。
すぐに対抗策は見つけたっちゃあ見つけたんだけど、それだと、個人個人の戦い方に全く合わないどころか、完全に倒せるわけではなかった。」



悠「(人の心から生まれた・・・やはり、シャドウと勝手は同じなのか・・・)」

コウ「・・・あの古代文字のような物体は違うのか?急に俺の手やパソコンに纏わりついたと思ったら、武器のようなものが発現して・・・あの変な連中・・・もといエネミーとやらは簡単に片づけることが出来たのだが。用途は一切わからんがな。」



おろさん「いや、それがどうやら・・・」

・・・すると作者は、蓮子とメリーが持っているノートを指さす。


蓮子&メリー「・・・・・!」


おろさん「・・・マリオ達が言うには、どうやらそのノートが関係しているらしい。突然開いて、その謎の古代文字が発生して、色んなところに広がった後、すぐにエネミーを撃退することに成功している。
・・・言っておくが、そのノートを持ってる2人は本当に何も知らないらしい。いつから持ってるのか全然知らないんだと。」


コウ「フン・・・そうか。俺にとってはどっちでもいい話だが。」


おろさん「あーはい・・・;・・・まぁ、とりあえず、今は君らを一旦元の世界に返さないとな。説明が必要な奴等にはまた説明が必要だし・・・順番についてきてくれ。」





3分後・・・



《BUGギルド》

・・・BUGギルド。大地は、悠たちを、作者がいる(先にユキナリ達3人を連れて行ったらしい)指令室に案内している。



大地「・・・んで、お前らはその『マヨナカテレビ』とやらを経由して、この世界に迷いこんじまったんだな?・・・だったら、またそこを経由すればいい。正確な座標が分かれば、すぐ通り道を作者が作ってくれる。」


悠「・・・はい、ありがとうございます。」

陽介「・・・それにしても、よくこんな話信じれますよね・・・普通だったら、テレビの中はいらない限りは信じる人いないって言うのに・・・ペルソナの事も知ってるみたいだし。」


大地「今までも結構奇想天外なことがあったからな。ペルソナ使いだったら、何名か知ってるのがいる。それに、俺もこの世界出身じゃないし。」


直斗「ペルソナ使いを・・・?それって、桐条さんたちの事ですか?」


大地「いやそいつは知らない。また別の奴等だ。誰かってのは言えねーけど。」


雪子「・・・ところで、今すごくさらっと言ってたけど、おじさんも別世界出身なの?」


大地「おじさんって・・・いやまぁそういわれてもおかしくない年ではあるが・・・;・・・まぁ、うたと一緒に『ポップンワールド』ってとこに住んでる。」


りせ「ポップンって、ゲームセンターにあったりするあのゲーム?」

千枝「たしか、ボタンが9つもあるっていうあの?」


大地「ああ。俺はポップンのパーティーには関わったことねーけど。」


クマ「パーティークマ?きれいなお姉さん達もいたりして面白そうクマ!「言っとくけどうちの娘に軽々しく手を出したら潰す」限定的かつ辛辣!!」


完二「・・・えーっとつまり、全く別の世界から、このアパートを管理してるってわけっスか?」


大地「まぁそんなところだ。移動自体にそんな手間はかからないんでな。こっちの場合は、電車を経由して行き来してるし。



・・・スマブラ屋敷は元々、妻の家系が経由してたアパートだったんだ。スマブラ屋敷って名前が根付いていない、というより、そもそもスマブラとはあんま関係なかったんだがな。本来だったら妻が引き継いでたし。
・・・だが、ちょっと事故にあっちまって今はもういなくてな・・・で、何年かして、色々あって俺が管理することになってるんだ。」


陽介「そっちも色々あるんだなぁ・・・」

千枝「・・・ところで、そっちの娘さんって・・・えっと、『うた』ちゃんだっけ?」


大地「あー、あいつか。別に悪い奴じゃあないが・・・妻が亡くなってから、次第にああいう感じになってなぁ・・・
基本的、歌うこと以外に興味を持たないストイックな性格になっちまった。まぁ、『興味』って定義以外で、色々やってることはある。今はそれなりに充実してるから、そこはそこで良いんだがなぁ。」






その頃

《指令室》

・・・一方、ユキナリ達を連れて行ってた作者は・・・



青いフードを被った黒卵みたいな一等親生物「フゥン。要は、手間をかけて作った対抗策トヤラは無駄な労力だったわけカイ。」


おろさん「いや無駄ではないだろ『マホロア』ァ!?やられっぱなしよりはましだ多分!」


・・・青いフードを被った黒卵みたいな一等親生物・・・もとい魔術師『マホロア』と口論(???)をしていた。



青いフードを被った黒卵みたいな一等親生物→マホロア「・・・で、結局その対抗策のアイテムはどうるんダヨォ?廃棄?」

おろさん「無理だよ金掛かるし!それに念には念を入れて取っておくのも策だろうが。」

マホロア「ソレ、結果的に家がごみ屋敷になったりるやつの典型例ダヨォ「俺の家はごみ屋敷じゃねーよ!!(怒」



リンタロウ「・・・何だか、君とリツちゃんみたいだね?」

コウ「・・・何を根拠に言っているんだ」

ユキナリ「あのー・・・そろそろ・・・;」



おろさん「・・・あ、すまないすまない。・・・さて、君らは、元の世界にいた時に、謎の光に包まれてこの世界に飛ばされたんだったか?・・・次元の綻びが原因か・・・?被害が相当浅かったようだが・・・」

マホロア「・・・マァトニカク、早いところ君タチを元の世界に返さないとネェ。君らの知り合いや家族が心配するし。」



コウ「・・・その前に、いくつか質問をさせろ。さっきできなかったから色々補足が欲しい。」


おろさん「質問・・・まぁいいけど。」


・・・新村コウは、さっきの話についての事でこういうことを聞く。



コウ「・・・何故、俺たちにもあの『エネミー』とやらの話をした。」


ユキナリ「・・・・・!」


コウ「・・・まぁ、ある程度目星はついているがな。・・・巻き込まれた俺たちにも一応話したというのもあるんだろうが・・・


・・・お前、俺たちにも、そのエネミー・・・もとい、そいつらを作っている『アウトロー』とやらを撃退するために協力をしてもらおうと考えてるだろ。」



おろさん「・・・何だ。案外鋭いじゃないか。」


ユキナリ「一体どういう・・・・あっ!」←気づいた

コウ「・・・謎の古代文字が放たれ、俺たちにも特殊な力が得られた。元の世界では使えないのだろうが。そこで、自分たちの世界で起きている事象の解決を手伝ってほしい・・・そんな単純な理由だろう?俺たちを巻き込もうとしてるのは。」


・・・コウがこう聞くと、作者は表情を変えずにこう答える。


おろさん「・・・半分正解だ。・・・だが、『協力してほしいというのは』少し違う。」


・・・作者は、コウたちにこう言った。


おろさん「・・・これは、この世界に限った話じゃない。



・・・『エネミーの出現』、『謎の精神暴走』、『不可解な殺人未遂事件』・・・これは、現在ほぼすべての世界で起きている大事件なんだ。
・・・似たようなニュース、ご存じじゃないのかい?」


リンタロウ「精神暴走・・・?殺人未遂とかだったら、あったよねそういうの。」

コウ「たしかそれは・・・


・・・オイ待て。まさか、俺たちの世界でも起きていることが、そのアウトローとやらが起こしている事件だというのか!?」


おろさん「ああ。つかさっき言ったはずだろう。

・・・奴等はどうやら、いろんな世界を回って、悪事を働いているらしい。しかも大分陰湿な手を使ってるから、『管理局』も、政府とかそういうのもまともに対処できていない。



・・・だが、謎の古代文字が様々な場所に広がった。・・・さらに言えば、君らの世界含む大半の世界に、同じ謎の古代文字が広がり、そしてエネミーの撃退が可能になった。
・・・逆転の兆しが見えている・・・だからこそ、様々な勢力を集め、ともに協力すれば、アウトローを倒すことが出来るかもしれない・・・そう考えたんだ。」


ユキナリ「俺たちの世界にも広がったの!?・・・ということは、チエさんやミサキさんも、俺たちがこの世界で使えた力を使えるって事・・・?」

リンタロウ「へぇ~、面白いじゃんソレ!」

コウ「・・・茶化すなリンタロウ。・・・話が本当ならば、思ったより深刻なのは事実のようだな。」




おろさん「ああ・・・・・・まぁ、強制はしない・・・後で、君らの仲間にも事情を話すから、色々考えておいてくれ。」


マホロア「ムゥ・・・・」







《補足・紹介》



~用語~


『スマブラ屋敷』
『祷大地』管理の元、沢山のスマブラファイターが利用する仮住居アパート。オリンピックで言う選手村みたいな施設。
スマブラファイター以外にも、立ち寄る人は多い。



『BUG』
作者『おろさん』が立ち上げたクロスオーバー組織。正式名称『バトリオウルトラガーディアンズ』。今まで様々な世界の依頼を解決したりしてきた。ギルドはスマブラ屋敷の地下にある。



『エネミー』
各自様々な世界で、悪事を働く生物を一括してこう呼ぶ。ウルトラワールドに出現する怨霊や怪魔も『エネミー』に入る。






一旦区切ります。

勢揃い。クロスオーバー ( No.23 )
日時: 2021/09/18 18:59
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

続き。




・・・30分後・・・



おろさん「・・・さて、とりあえずお前らの番だ。」


蓮子「・・・とりあえず、私達を一旦元の世界に返すってことだよね?・・・じゃあ、またいつでも着たりできるって事?」


マホロア「そういう解釈で間違って無いヨォ。」

おろさん「ああ、後、君らにも話した方が良いのだが・・・

・・・君らの世界に、最近奇妙な事件とかが起きていないかい?精神暴走とか。」


メリー「は、はい・・・最近結構話題になってて・・・」


おろさん「・・・ならば、話は早いな・・・『事象特別捜査隊』の8名には、大地さんに説明してもらい、ユキナリ達には、俺が直接説明した。

・・・今から色々補足をするから聞いてくれ。」




・・・こうして、2人にも色々説明をする。



メリー「・・・酷い話ね・・・」

蓮子「・・・だったら、私達も協力するよ。メリーはそれで大丈夫?」

メリー「ええ。こんな話聞いて、黙ってみてるって言うのもモヤモヤするし。」


おろさん「そうか。2人には、ノートの事でも色々協力してほしかったからな・・・


・・・とりあえず、お前らをもとの世界帰らせるから・・・えっと、アクセスアクセス・・・・・ん?あれ?おかしいな・・・」

マホロア「コレハ・・・どういうことダヨォ?」


蓮子「えっ、どうしたの?」


・・・何か問題が発生した模様。どうしたのかと聞くと・・・


おろさん「・・・ダメだ。今のままじゃ帰れない。」


蓮子&メリー「えっ!!?」


おろさん「・・・世界を繋ぐ通路を作る、もしくは帰り道を作るには、もともとその者が通った道が必要なんだ。他の通路を無理やり作って通ることは普通出来ない。だが・・・」


・・・作者は、2人にこう告げる。


おろさん「・・・お前たち2人はどうやら、何故か『幻想郷』を通ってこの世界に来ているようなんだ。」


蓮子「幻想郷・・・それって・・・」

メリー「で、でも、それの何が問題なの?」


おろさん「・・・幻想郷とは、『八雲紫』の管理の元、安定させている場所・・・ウルトラワールドとの繋がりも、俺や彼女の手で色々安定させている。



・・・だが、その八雲紫との連絡が最近途絶えている。」


蓮子&メリー「えっ・・・!?」



おろさん「ああ・・・元々隔離された場所ではあったが・・・何者かの手によって、通路が閉ざされているんだ。多分アウトローの仕業だ。



・・・それでなんだが・・・お前ら一体何者なんだ?ノートの事はともかく、君らは元から不思議な能力を持っている・・・エネミーが現れた時、古代文字が放たれた時、お前らはスペルカードのに似た弾幕を放ったし・・・

・・・そもそも、幻想郷を通ってこの世界に来れるとなれば、幻想郷側で言う『外の世界』だけ・・・科学技術によって神秘的なモノが否定され切ったあの世界では、クロスオーバーの関りを持つことは基本不可能・・・・だが、お前らは外から来た・・・



・・・2人とも、何か隠しているようだな。細かいことは黙っておくから、包み隠さず話してくれ。」


・・・作者に色々言い当てられた2人は、少し戸惑い始める。




おろさん「・・・安心しろ。この世界にも色々ある。『異界渡り』が駄目だと言うわけでもない。」

マホロア「ソウソウ。ボクだって『ローア』を使って色んなトコロを旅してきたカラネ。」



メリー「・・・蓮子、ここはやっぱり正直に全部話したほうが良さそうね。」

蓮子「ええ・・・私も同じこと考えてたわ。まさか、他の人たちに話すことになるなんて・・・」



・・・こうして2人は、あることを話し始める。



蓮子「・・・実は、私とメリーは、私たちが住む世界での首都京都にある大学で、『秘封倶楽部』っていうオカルトサークルを結成しているの。」


メリー「・・・周りからは、まともな活動をしない不良サークル扱いされているけど・・・でも、私たちは・・・」







蓮子&メリー「・・・私たちは今まで、幾度となく『異世界』を冒険してきたの。」

































少しして・・・



おろさん「・・・成程。確かに、『秘密』にしなければならない活動ばかりじゃないか。俺にはよくわからない話ばかりだが・・・

・・・どちらにせよ、ユキナリ達に発現したのは何らかの武器だったのに対し、君らは弾幕だったのにも説明がつく。」

マホロア「やっぱり『異界渡り』みたいダネェ。それも、ウルトラワールドでの手法とは異なる、マァマァ限定的な・・・下手に広まったらマズイことになるヨォ。」

おろさん「ああ。特にこの世界じゃぁな。変なマッドサイエンティスト共にでも捕まったら、確実に物騒な目に合う。あの類の連中は、『犠牲は当然。自分がやってることは正しいこと』なんて考えて・・・おっと。」


蓮子&メリー「・・・・;;;(少しゾッとしている」


おろさん「・・・ゴメン。似たような前例があったからつい・・・;



・・・とにかく・・・だ。宇佐見蓮子は、おそらく『星を見ただけで今の時間が分かり、月を見ただけで今居る場所が分かる程度の能力』(ただし基本日本標準時にしか対応していない能力)を持ち、マエリベリー・ハーンは、ざっと『結界の境目が見える程度の能力』(という、どことなく八雲紫のに似た能力)を持っているというところか・・・

・・・言ってしまえば、実にうまく使えそうな能力だ・・・これなら、今起きている事件を解決できるかもしれない。事態は極めて深刻だからな・・・そう気を抜いていられないんだ。


・・・そういうことだが・・・まず、2人に見てほしいモノがある。・・・えっと・・・」

・・・作者は、指令室のコンピューター内に入っているデータを取り出した。

・・・そのデータにある画像を取り出す。・・・その画像には、3つ以上の島が一つにつながったような見た目をしている島が写っている。



マホロア「・・・この島は、『インクウェル島』と言われる魔法の島。科学や自然現象を無視しつくした、要するに何でもありの世界ダヨォ。」


蓮子「何でもあり・・・」


おろさん「・・・この世界とは、色々あって前々から関りがあったのだが・・・」


・・・作者は次に、ライブ映像と思われる映像を2人に見せる。


・・・その映像には、その『インクウェル島』の周りが、どす黒い瘴気で囲まれている状況が流れていた。


メリー「これは・・・?」


おろさん「現在、インクウェル島を囲んでいるこの瘴気・・・これのせいで、インクウェル島に入ることが出来なくなっている。

・・・更には、この島の中に、たくさんのエネミー反応がある。どう考えてもアウトローの仕業だろう。・・・おそらく奴等は、いくつかの世界を『隔離』して、乗っ取ろうという計画を企てている。幻想郷もそれで隔離されている可能性が高い・・・」


蓮子「・・・それで、私たちは何をやってほしいの?」


・・・『インクウェル島』や『幻想郷』が隔離されているという話を聞かされた秘封倶楽部の2人。どうしてほしいのかと聞くと・・・








おろさん「・・・君たち2人にはまず、インクウェル島に入るための『通路』を見つけてほしいんだ。」









続く。












《補足・紹介》


~キャラ紹介~

星を覚る外来人『宇佐見蓮子』
外の世界の人間。関東出身。京都の大学のオカルトサークル『秘封倶楽部』のメンバー。明るくまっすぐな性格。どこぞの超能力者に似ている。
天体を見るだけで、時間帯や場所(ただし日本の時間帯に限られる)が分かる能力を持つ。


境を織る外来人『マエリベリー・ハーン』
外の世界のただの人間。宇佐見蓮子と共に『秘封倶楽部』を結成している。通称『メリー』。不思議な雰囲気を漂わせている。どこぞの大妖怪に何となく似ているが・・・
結界の境目を見ることが出来る能力を持ち、その能力を使って活動を行ってきた。