二次創作小説(新・総合)

息抜き程度の休息 ( No.25 )
日時: 2021/09/20 17:28
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)



夜になって間もない頃。



《禁断王の神殿跡地》


蓮子「えっと・・・画像から見て、このあたりで会ってるはず・・・」

メリー「それにしてもかなり物騒な所ね・・・」

蓮子「・・・それでメリー、綻びは見つかりそう?」

メリー「今探してるわ。・・・あっ・・・」

・・・彼女の視界に見えたのは、何年も前に塞がれていた『結界の綻び』らしきエネルギーだった。

メリー「見つけた・・・!」





~前回までのあらすじ~
・・・突如として、『ウルトラワールド』に飛ばされた、秘封倶楽部の『宇佐見蓮子』と『マエリベリー・ハーン』。同じくこの世界に飛ばされていた者達ともであったりして、なんだかんだあって現在、『インクウェル島』という島と繋げさせた『次元の綻び』を見つけることになったのだった。



そして・・・











・・・2人は、作者に連絡を入れる。メリーが言う位置、座標を解析してみたら・・・

おろさん『うん・・・確かに『次元の綻び』だ。解析してみたが、『インクウェル島』につながるモノで間違いなさそうだ。



・・・ありがとう2人とも。とりあえず、戻って来てくれ。』


・・・作者は、2人の目の前にどこでもドアを転送させた。


蓮子「どこでもドア・・・!」


おろさん『驚いたか?安全面に徹底的に配慮された、ドラえもんたちが住む世界にある、遥か未来にあるれっきとしたモノホンだ。』


メリー「本物って・・・ここまでありえちゃっていいのかしら・・・」


おろさん『・・・さっきも言ったはずだが、『ありえない事なんてありえない』のがすべての世界における定義だ。この世界で、タイムパトロールと協力関係を持って以来、高額だが秘密道具も取り寄せられることができるようになったんだ。



・・・それはそうとだ。お前らが元の世界に帰れないんじゃあ、寝床とか色々必要だろ?スマブラ屋敷の部屋は貸せないが、別で良いとこを知ってるから、大地さん達に案内させてもらう。俺は用事が出来たからちょっとそっちには行けないんで・・・』

メリー「ありがとございます・・・」





20分後・・・



《スマブラ屋敷近くのマンション》



大地「・・・ここだ。『エンダーマンション』って言う5階建てマンション。またクセの強い奴らが沢山住んでるが、まぁ快適なハズだ。」



長谷川(マイクラ村人)「そして私がここの管理人です。

・・・『何故か元の世界に帰れない』という事情は聞きました。家賃を払ってくれれば、一部屋自由に扱っていいよ。」


メリー「よろしくおねがいします・・・って、ちょとと待って!?一部屋!?」

蓮子「へぇ?」


長谷川「欲張らんでくれ。ここは貸し部屋とかの類じゃないからそういくつも部屋は貸せないよ。それに、別に君達女同士だし問題ないだろ?」


メリー「い、いやまぁそうですけど・・・;」


大地「・・・とにかくだ。生活必需品とかはこっちで用意させてもらったから、うまくやってくれよ。修学旅行の旅館みたいな感覚で大丈夫なはずだし。


・・・あとこれは余計かもだが、勉強とかもちゃんとやっとけ長居しすぎると、元の世界に戻った時に支障が出たりするからな。あんたらの大学の範囲は、そちらさんの記憶から抽出してカリキュラムとかを立てたようだからよろしくなー。


・・・つーわけで、頼りにしてるぜ。綻びの不機嫌まで大分時間かかるらしいから、それなりにエンジョイしてくれ。

・・・そんじゃーな。ラブラブなお2人さん?」←去って行く


メリー「ちょ、ちょっと待っ・・・ていうかラブラブって!!?(赤面」

蓮子「(何でそこに動揺してるの・・・)」



長谷川「ハッハッハ。面白い人が来たもんだねぇ。・・・じゃあ、君たちの部屋に案内するよ。このマンション、鮭の怪人とか青鬼とか全身黄色タイツのぴえんとか色々住んでるけど、皆いい人だから。」


蓮子「今更っとすごいこと言いませんでした!?」



・・・というわけで、しばらくエンダーマンションに世話になることになった秘封倶楽部であった。
















《とある道》


・・・とある道、そこに、銭天堂を経営する『紅子』の姿がある。そして、彼女の前に・・・


おろさん「・・・ここにいたんですか。紅子さん。」


紅子「おや、誰かと思えば『作者』さんでござんすか。・・・何か用があるようでござんすね。」


おろさん「まぁな。・・・ていうか、知っているはずだ。



・・・『宇佐見蓮子』と『マエリベリー・ハーン』・・・あの2人の事だよ。貴方は、あの2人に、ウルトラワールドの材料を使用した菓子を売ったんじゃないのか?」


紅子「・・・ああ、その件でござんすか。


・・・たしかに、紅子はあのお2人に、『ミチビキ飴』を売ったでありんす。何やら、壮絶な運命が見えてしまったもので・・・ほとんどの世界に広がった、奇妙な古代文字の事は分かりかねるでござんす。」


おろさん「そうか・・・


・・・俺があの店に招かれた時に、菓子を買ったついでに、あなたに『ウルトラワールドにある『エメラルトウキビ』という材料を提供する』という取引を持ち掛けた。
そしてそれを使用した菓子を、早速売ってくれた・・・壮絶な運命・・・

あの2人がウルトラワールドに飛ばされたことに・・・何か意味があるのか・・・」


紅子「・・・やはり、何かあるようでござんすね。・・・それはそうと、あの駄菓子は、どうしたでござんすか?」


おろさん「・・・貴方曰く『とっておき』であるあの菓子ですよね?

・・・まだ使うタイミングじゃないみたい何で、まだとっておいているんだよなぁ。」


紅子「左様でござんすか。・・・それでは、紅子はそろそろ失礼するでござんす。」←去って行く


おろさん「ああ・・・




・・・近頃、非常に悪質な菓子を売りだして、色んな世界を回って売りつけているって店の話を聞く。・・・気を付けてくださいね。」












《補足・紹介》


~地理~


『禁断王神殿の跡地』
山奥にある、奇妙な神殿の跡地。それ以外はまだ解明されていない。
メリーが『インクウェル島』に繋がる『次元の綻び』があるのを発見した。



『エンダーマンション』
スマブラ屋敷近くにある5階建てマンション。大分個性的(色んな意味で)な者たちが住んでいる。管理人はマイクラ村人の『長谷川さん』。家賃は月4000円。








一旦区切ります。

息抜き程度の休息 ( No.26 )
日時: 2021/09/21 18:06
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

続き。









《■■■■■ルーム》


・・・目を開けた時には、来たことのある気がするあの青い部屋にいた。



イヤフォンの少年『・・・やあ、また会ったね。





・・・さて、どうやら『隔離』されかけている世界の一つの『次元の綻び』を見つけたようだね。

・・・『インクウェル島』・・・あの世界は、一部の住人があの『バトル大会』に参加している・・・そのうち一人のドブネズミの軍人『■■■■■伍長』は、作者と取引関係に当たるみたいだけど・・・



・・・まぁ、今は休んでおいて。これから、様々な敵が待ち受けることになるから・・・』










翌日。






《エンダーマンション》




メリー「・・・何だったんだろう・・・今の夢・・・どこかで・・・」

蓮子「うーん・・・なんか青い部屋の夢を見たような・・・」

メリー「えっ、蓮子も・・・って・・・そういえば・・・」


・・・元の世界に何故か戻れなくなり、仕方なく『エンダーマンション』に泊めてもらっている宇佐見蓮子とマエリベリー・ハーン。ウルトラワールドに来て初めての朝である。


蓮子「・・・ふああ・・・それにしてもよく寝たわね」

メリー「それもそうね・・・


・・・それにしても・・・どうしてあんな夢を見たのかしら・・・今までのとは全然違う・・・蓮子も同じ夢を見たんだとすれば、私の能力は作動している・・・?」




疑問が多くも、約30分後・・・



長谷川「ああ、2人ともおはよう。部屋の居心地はどうだったかな?」


蓮子「おはようございます。」

メリー「意外と快適でしたし、隣の部屋からそんなに音も聞こえなかったし、ぐっすり眠れました。」


長谷川「おおそれは良かった。大分前に隣人トラブルとか多かったんで、ある程度の防音をしてるんだよ。

・・・ところで、ここの住民たちには会ったかい?君らの事はある程度伝えたから、あと優しくするようにって言っておいたから、まあとにかくみんないい人なんでね。」


蓮子「住民・・・そういえば全然会ってないわね・・・」

メリー「みんな出かけたとか・・・?」


長谷川「いやいやそれはないはず。


・・・それはそうと君達、なんか呼ばれてるようだよ。」

・・・長谷川は、蓮子とメリーに、手紙を渡す。その内容を見てみると・・・





手紙の内容『案内役施したからバトリオ公園に来い(・>・)(by作者』←場所の地図も書かれている



蓮子「案内役って・・・」


長谷川「君らはこの世界に来て間もないからね。だから、何度かウルトラワールドを訪れたことがある人に『案内役』を任せたらしいんだよ。とりあえず、行ってきなさい。」


メリー「は、はい・・・(ところで手紙の顔文字は何・・・?)」



・・・ということで、まぁ流れるかのように、地図に書いてあるとおり『バトリオ公園』に向かう2人であった。





長谷川「ハァ・・・「・・・おい、今の奴等って・・・」おや・・・」


するとそこに、黒いスーツを着た、赤い髪の狼のような人物・・・いわゆる狼の『亜人』である女性が外から入ってきた。



・・・彼女の名前は、『無咲火花』。スピードを操る『UMAスピード』という力を持つ狼亜人である。

どうやら、マンションの近くでタバコを吸っていた時に、蓮子とメリーを見かけたようだ。


長谷川「ああ、誰かと思えば無咲君か。・・・今の奴等って、宇佐見蓮子君とマエリベリー・ハーン君の事かい?」


無咲「・・・ああ、昨日言ってた・・・たしか、アタシと同様で特殊な能力を持ってるんだったか?」


長谷川「らしいね。良く知らないけど。」


無咲「ふぅん・・・あ、そういや野花はどうした?」


長谷川「文晴君かい?彼女ならもう仕事に言ったよ。・・・ていうか、君は仕事行かないのかい?」


無咲「有給取った。



・・・それにしても、あの2人・・・一体何なんだ?・・・ダークアイ帝国より面倒な組織が現れたとも聞くが・・・なんか、倒せるかもとか、そういう関係性があるのか?」










約5分後・・・


《バトリオ公園》




というわけで、バトリオ公園に到着した秘封倶楽部の2人。ベンチに座って待機する。



蓮子「ふぅ・・・自然が生い茂ってるなぁ・・・」

メリー「第一声がそれって・・・;・・・まぁ、たしかにいい場所よね。」




????「あそこにいるのが、『秘封倶楽部』のお2人ですわね?」

????2「作者や大地さんが言ってた通りだね・・・しばらく見てみるか・・・」





蓮子「・・・そういえば昨日さぁ、大地さん・・・だったっけ?あの人、何で去り際に私達に『ラブラブなお2人さん』なんて言ったんだろ。そんなにカップルに見えるのかなぁ?( ・∀・)ニヤニヤ」

メリー「ちょっ、ちょっと蓮子・・・そんなことないでしょ!?(赤面」

蓮子「・・・その割にはずいぶん顔が赤くなってるけど?」

メリー「えっ!?いやいやいや・・・からかわないでよ・・・////」








????「おやおや?何やらトークをしてますわね?」

????2「大地さん、『ラブラブなお2人さん』なんて言ったのもまんざらでもなさそうだなぁ。」

????「ではでは、もう少し近づいて話を盗み聞き・・・「ガシッ」ひゃあっ!!?」



・・・突然、背後から背中(正確には服の襟)をつかまれる。その拍子で、蓮子とメリーから見て左にある茂みから音が。




メリー「ひゃっ!?何!?」←立ち上がる

蓮子「・・・構えて・・・!」





・・・すると、茂みの中から出てきたのは・・・





天真爛漫な栗色髪の少女「もうウィッチったら・・・どさくさに紛れて変なことしないの!」

ウサギのような耳の一等親生物「ぐぐー!」

金髪の魔女少女「別に変ではないですわよ!ただただ見ていただけですわ。」

ほぼ無表情の村人「その通り。・・・ていうか何で2人がいるの?」

白のニットワンピースを着た金髪少女「貴方達が進んで案内役になったから、どうも信頼に欠けるのよ。色んな意味で。」

ほぼ無表情の村人「うぐ・・・;」




蓮子&メリー「・・・・・・??」




天真爛漫な栗色髪の少女「あっ・・・驚かせちゃってゴメンね。」








この人たちは・・・










《補足・紹介》


~用語~

『UMA』
ウルトラワールドに存在する、非常に異質な能力を持つ者をまとめてこう言う。一時期、UMAを憑依して、力を引き出す者たちがいたという。


~地理~


『バトリオ公園』
バトリオシティにある公園。かつて某露出狂集団が拠点にしてしまっていたため人があまり来ない。



~キャラ紹介~


かつての孤高のUMAスピード『無咲火花』
とてつもないスピードをつかさどる『UMAスピード』の一族である狼亜人。バイオリンとレモネードが好き。
かつて、一族の大半を殺害され、それ故復讐心にとらわれ、『ダークアイ帝国』に加担していた身だったが、現在はこっぴどく怒られた後改心している。色々あって芸能事務所『ハカイガプロダクション』で働かせてもらっている。






一旦区切ります。

息抜き程度の休息 ( No.27 )
日時: 2021/09/22 15:26
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

続き。




2分後・・・




天真爛漫な栗色髪の少女→アルル「というわけで・・・初めまして!ボクは『アルル』!こっちは『カーバンクル』のカーくんだよ!」

ウサギのような耳の一等親生物→カーバンクル「ぐっぐぐーぐ!」

白のニットワンピースを着た金髪少女→ニット「・・・私は『ニット』で・・・

・・・こっちの魔女っぽいのが『ウィッチ』で、デフォルト感がある方が『むらびと』。」

ほぼ無表情の村人→むらびと「どうも。」

金髪の魔女少女→ウィッチ「以後お見知りおきを・・・ですわ。・・・ていうか早くおろしてくださいまし・・・;」

ニット「わかったわよ。でもせめて、進んで『案内役』をやるんだったらちゃんとしなさいよ。」←むらびととウィッチををおろす



蓮子「(『ぷよぷよ』に『どうぶつの森』だ・・・)」

メリー「えっと・・・貴方達が『案内役』・・・で合ってるのかしら・・・?」


アルル「正確には、ウィッチとむらびとがそうなんだけどね。2人とも、人の恋愛関係に首を突っ込むことがあるからちょっと心配で・・・;」

ニット「・・・この2人、昨日大地さんが貴方達に言い放った発言でやる気満々になってたから、一応ついてきたのよ。」



メリー「(すっごいネタにされてる・・・;;;)」



ニット「・・・それはさておき、貴方達が『秘封倶楽部』の、宇佐見蓮子とマエリベリー・ハーンね。

・・・能力とかそういうのは、ある程度の話は作者から聞いているわ。

・・・それじゃ、私達もついて行くから、ウィッチ達は2人を案内してあげて。」

むらびと「任せなさい。」

ウィッチ「進んで希望しましたし、言われなくともやりますわよ。」


蓮子「よ、よろしくおねがいします!」


こうして、計5名が、蓮子とメリーを案内するのであった。





5分後・・・


《エドワルド飲食街》


ウィッチ「・・・この辺りは、色んな飲食店が多いですわ。」

アルル「そうそう!最近できたカレー屋さんとか、とっても美味しかったんだよねー。」

カーバンクル「ぐっぐぐー!」


・・・この飲食街には、様々な世界の料理や食が出そろっていた。

『らーめんまたたび』という看板を掲げているラーメン店等のような、個人個人で開いている店舗や、すき屋やマクドナルドのような有名なチェーン店等、とにかく沢山並んでいる


むらびと「うーむ・・・どこもいいんだけど、ここはやっぱりあの店もいいよね。ほら、ラブカシティの件でも色々あったっていうあの人の喫茶店・・・」

ニット「ええ、たしかにあの店もいいわね。」


蓮子「ラブカシティって?」


アルル「色々あって、BUGと協力関係がある街だよ。僕たちは訪れたことないけど・・・」

ウィッチ「それはそうと、行くのであれば早く行きますわよ。」



・・・約2分後。一同は、一転の喫茶店に到着する。

その喫茶店の名前は『喫茶キャノン・ド』。タコスとかも売っている割と評判の店。


・・・というわけで、いざその店に入ると・・・



黄髪の少女「・・・あ、いらっしゃいませー。」


店に入ると、背中になんか闇の手のような物体が生えている、黄色い髪色の、水色目(右目に眼帯を付けている)の女の人が出迎えてくれた。
・・・店のカウンターの所には、店長らしき、白髪水色目で、猫の耳と尻尾が付いた男性がいる。


メリー「(手が・・・;;;)」

揮発の少女「あっ、生えている物体はお気になさらず・・・ていうか気にしないでおいてください;」



猫耳が付いた白髪男性「・・・いらっしゃい。・・・ん?初めて見る奴等もいるな。また異世界から飛ばされてきたクチか?」


ニット「は、はい。この2人は・・・」


蓮子「宇佐見蓮子です。初めまして。」

メリー「ま、マエリベリー・ハーンです。呼びにくかったら『メリー』って呼んでも大丈夫です。」


猫耳が付いた白髪男性→黒須「ほう・・・こいつらが菜乃が言ってた・・・
・・・ま、よろしくな。・・・んじゃあこの際俺等も名乗るか。・・・俺は『鈴音黒須』。・・・で、こっちが妹分の『鈴音センリツ』だ。」

黄髪の少女→センリツ「・・・以後お見知りおきを。です。」

黒須「・・・さて、席に座ってくれ。何か食うんだろ?・・・まだほかに客は来てないから、好きなだけ食え。ただし頼み過ぎは勘弁してくれ。」


・・・こうして、一同はカウンター席に座って、メニュー表から注文を選んで、『鈴音黒須』にオーダーをする。




10分後・・・


黒須「・・・はい、タコスにコーヒーにカレーに、その他諸々エトセトラな。」


・・・そして、頼んだものをそれぞれ食べ始める。料理は実に絶品で、とても美味しい。



蓮子&メリー「おいしーい!!」

ニット「そうでしょ?食材の味が引き立てられてるから、何度食べてもおいしいのよね。」


黒須「ハハッ。喜んでくれて光栄だよ。

・・・。」

すると、彼は唐突に下を向く。



メリー「?・・・どうしたんですか?」


黒須「いやスマン。何でもない。・・・と言いたいところではあるが・・・」


蓮子「・・・・・?」





・・・黒須はこういい始める。




黒須「いや、個人個人のやつの話なんだが・・・実は最近、さとりさんが店に訪れなくなってな・・・音信不通だし・・・」


メリー「『さとりさん』・・・?」



黒須「・・・俺にとっては、うちの『常連』であり、『恩人』でもある方だ。センリツの件で色々世話になったんだが・・・



・・・後で、そちらにいる『菜乃』って人に話を聞いたんだが・・・彼女が住んでいる世界が『隔離』されかけているって聞いたんだ。

・・・んで、話がそれるが・・・その『隔離』されかけている世界をどうにかするために、君らの能力が必要になる・・・とか聞いたよ。」


蓮子&メリー「!?」



突然のこの発言に対して驚いている2人。それを気にせず、黒須は、テーブル席に座っている、右に眼帯を付けた、赤目の少女を指さす。彼女の隣には、とりもどきポケモンの『シンボラー』もいる。


黒須「・・・彼女は『独目菜乃』。まぁ、彼女にも、センリツの件で色々世話になっていた。」


菜乃「・・・どうもです。・・・貴方達に関して、話は作者さんに聞いています。よろしくおねがいします。」


蓮子「よ、よろしく・・・」


シンボラー「全く・・・唐突に我々に話を振らないでくれ。」


黒須「悪い。話した方が良いかと思ったもんで・・・」



ニット「・・・この人たちにも、前から色々あって、協力関係だったり、前の事件で色々関わってたりとかがあったのよ。」


菜乃「・・・で、色々あって、私はBUGについているわけですが・・・アウトロー・・・ですか・・・まさか彼らが・・・ハァ・・・;」


蓮子「まさかって・・・」


アルル「えっと、あんまり大きい声じゃ言えないんだけど・・・


・・・菜乃とシンボラーは、ずっと前にアウトローに関わってたの。(小声」

蓮子&メリー「!?」


ニット「まぁそうは言っても、依頼を引き受けるってだけだったし、断片的なことしか知らなかったらしいから・・・」


菜乃「・・・言及はナシでお願いします。もしかしたら信頼に欠ける話なのでしょうが・・・まぁ自分のせいなのでこれ以上は何も言いませんが。」


メリー「・・・なんだか、色々あるのね・・・」


ウィッチ「そのようですわ。・・・私たちがしばらくこの世界に訪れてなかった頃、久々にここに行ったらなぜか黒須さんの髪が白くなってたり、知らない人が増えてたり。厳密にはセンリツさんですが・・・
とにかく、この世界も色々あるようですわよ。」


センリツ「はは・・・;;」


・・・とりあえず、黒須は話を戻す。


黒須「・・・とにかく、最近常連が来ないわけだからちょっと寂しいわけだよ。妹のこいしも来れなくなってるってわけだろうし、心配だ・・・」


菜乃「・・・事態はかなり深刻です。まさか、あの組織があんなとんでもないことをしているとは・・・そう思いもしなかった私達も不覚でしたし・・・」


センリツ「・・・一難去ってまた一難とは、こういうことですか。まぁ、悪側だった私が言える発言ではないですけど・・・」





蓮子&メリー「・・・・・」



黒須「・・・気分悪くしちまったな。とりあえず、サービスでなんか作るから、ちょっと待ってくれ。」




蓮子「・・・私達が知らない所で、ここまでの事になってたなんて・・・これは元の世界に帰るどころじゃないのかなぁ。」


メリー『・・・私たちは、『与えられた使命』を全うする必要があるのね。』


蓮子「ん?何か言った?」

メリー「えっ?・・・何も・・・」





黒須「・・・・・」






《補足・紹介》


~キャラ紹介~


異世界を超えるぷよ使い少女『アルル』
出典:ぷよぷよシリーズ
若干毒舌気味の、楽天家な見習い魔導士。時空を超えてぷよと一緒に飛ばされてきた。カレーが大好き。フルネームで『アルル・ナジャ』。
現在は『プリンプ』のふれあい広場に、『カーバンクル』と共に住んでいる。


謎多き黄色い生物『カーバンクル』
出典:ぷよぷよシリーズ
常に『ぐー』としかしゃべらない(だがアルルには何と言っているか伝わってる)謎の動物。カレーとラッキョウが好物。
に付けている宝石は『ルベルクラク』というらしく、そこからビームも放てる。


名もなき魔女少女『ウィッチ』
出典:ぷよぷよシリーズ
多彩な属性の魔法を操るプライドの高い少女。一人前になり、名前を貰うために日々修行中。
プリンプに飛ばされた後は、魔法役を売って生計を立てているようだが、その魔法役の効果やセンスの問題であんまり売れない。
ウルトラワールドの存在を知って以降、恋愛関係の書物などに興味を示したらしく、同じ趣味を持つむらびとやパックマンと仲良くなっている。


すま村村長『むらびと』
出典:どうぶつの森シリーズ
デフォルト感がある村人。すま村という村で村長を務めており、スマブラファイターでもある。『しまう/取り出す』などの技で敵を翻弄する。
何故か恋愛関係の書籍等が好みのようで、そのため恋愛関係の書籍に興味を示したウィッチと仲良くなったらしい。


編み込まれた赤い糸『ニット』
出典:ポップンミュージックシリーズ等
『jubeat』の世界から来た、恋焦がれているっぽい女の子。裁縫や編み物もやったりする。色々あってパートナーポケモンに『バタフリー』がいる。


超高校級の便利屋『独目菜乃』
様々な仕事をこなせる少女。かつて、過去のトラウマから友情を否定し、生活のために裏社会の仕事を引き受けていた。現在は改心している(ついでにこっぴどく怒られた)。帰る場所が特にないので『イークリニック』に居候中。パートナーポケモンは『シンボラー』。


UMAアンバランスとの合成獣キメラ『鈴音センリツ』
『鈴音黒須』の妹分である少女。実際は20歳は超えているはずだが、体が成長していない。
両親に虐待されたり、人身売買目的で誘拐されたり、いい人生を送れていなかったが、黒須と出会って変わった。
とあるマッドサイエンティストのせいで、『UMAアンバランス』と混ぜられ、闇の手が生えていたり、色々とアンバランスな存在となってしまったが、能力を簡単に使いこなせる頭脳を持つため特に支障はない。元ダークアイ帝国幹部。





~地理~

『エドワルド飲食街』
様々な飲食店が並んでいる。ここに来れば、大抵の色んな世界の料理が食べられる。ただし新しくお店を立てるのならば、この飲食街にはないようなインパクトや個性等が必要不可欠になる。


『喫茶キャノン・ド』
『鈴音黒須』が営んでいる喫茶店。コーヒーやタコス等、色々ある。スイーツ類はチョコレートケーキくらい。過去に、鈴音センリツの件で色々あったものの、それでも評判。





一旦区切ります。

息抜き程度の休息 ( No.28 )
日時: 2021/09/23 19:06
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

続き。



こうして10分後・・・




《ダンダリ街道》


『喫茶キャノン・ド』を後にした一同は、街道を歩いていた。



蓮子&メリー「・・・・」


ニット「何か、ごめんなさいね。あの人も悪気はなかったと思うけど・・・」


蓮子「い、いや、そういうことじゃないの。」

メリー「・・・作者さんから聞いたかもしれないけど・・・私たちは・・・主に私は、能力が原因で、夢を伝って何度もその『幻想郷』・・・ってところに訪れたことがあって・・・」


アルル「夢を伝って?たしかに、そういうのは作者からある程度の事は聞いたけど・・・」


メリー「・・・私の能力は、結界の綻びを見つけることが出来る能力。そして私が見る夢は、『巫女』や『吸血鬼』だったり、そういった『登場人物』が出てきたりする。
・・・最近は、あなた達みたいな人たちも出てきたりしてたけど・・・


でもある日を境に、そういう夢を全く見なくなって・・・その、私の能力に関しては自分でもわからないことは多いけど、『隔離』されたって言うのなら、なんとなく辻褄が合うのよ。」

蓮子「そもそも、この世界自体も、私たちの世界じゃありえない事ばかりなのよね。
・・・私達は『科学世紀』って時代の人間なの。細かいところを省いて説明すると、自動車が古い乗り物として扱われてたり、月旅行ができるようになってたり、人が食べる食べ物の大半が合成食品が使われてたり・・・とまぁ、そんな感じ。

この世界だと、どこまでかは分からないけど、色んな時代の技術や自然が調和してる・・・絶滅したはずの生き物まで当たり前にいる。ポケモンまで生息してるなんて思いもしなかったけど。」


むらびと「難しい事語ってるようだけど・・・まぁこの世界は、常識にとらわれることが出来ないんだよ。『不可能を可能にする』事は物凄いことだ。それはどの世界でも同じ事だが・・・」



菜乃「・・・だからこそ、この出会いも実現できたということですよ。」


ウィッチ「そうですわね・・・・


・・・っていうか何でついてきているんですの?」



・・・何故かついてきたらしい独目菜乃。本人は『たまたま帰るタイミングが同じだっただけです』と言っているが。



菜乃「・・・にしても、ペルソナ使いと言い、一種のデスゲーム世界の派生であるIFの世界の者と言い、棒人間と言い、あなた方秘封倶楽部と言い、こりゃまたクセのある面子が出てきましたよねぇ。」



メリー「クセのあるって・・・;」

蓮子「ところで、私達がこの世界に飛ばされる前には何があったの?」


アルル「何があったって言うと・・・あー・・・誰かさんのやらかしでこの世界に飛ばされた人が沢山出てきたり、料理対決で死にかけたり、露出狂になって道踏み外しかけた人が続出したり、まぁ激しい戦いもあったり、学力調査で滅茶苦茶な回答が続出したり・・・」

ニット「・・・つまり、カオス方面のが多かった感じなのよね・・・;」

カーバンクル「ぐー。」


蓮子&メリー「ええ・・・;;;」



菜乃「・・・;・・・ところで、です。私が聞くのもあれですが・・・例のノートは・・・」

菜乃は唐突に話を切り替える。蓮子は菜乃に聞かれた通り、例の謎のノートを取り出す。

蓮子「これの事?自力で開けようとしても開かないし、そばに置いておかないと自動でこっちに戻ってきちゃうんだよ・・・」

菜乃「そうなのですか?だーから作者さん、解析が出来なかったのですか・・・;


・・・で、それが例のノートですか・・・一見普通のノートみたいですが、妙なエネルギーは感じますね・・・そのノートが開いた時に、世界中に謎の古代文字が放たれた・・・そして、あのエネミー達にも簡単に攻撃が通ったと・・・」

ウィッチ「・・・それに関しましては色々と情報をかき集めましたわよ。・・・どうやら、ウルトラワールド以外にも、様々な世界に古代文字が広がったようです。そして、武器が発現した者達が多数発見されましたわ。
・・・ただし、世界にいたすべての人々が発現したわけではないようですわ。」


メリー「えっ、そうなの・・・?」


菜乃「・・・らしいのです。・・・あれはおそらく、『覚悟の象徴』とも言える心の現れ・・・『魔導書』と同じ類のモノでしょう。


・・・しかし何故・・・あの時は私の魔法もダメージを与えられていなかった・・・対策されていた・・・?」




蓮子「『魔法』・・・この世界にもあるんだ。」


菜乃「『この世界にも』・・・?・・・ああそうか・・・ええまぁありますね。・・・ただ、ウルトラワールドの魔力や魔導書は、大分勝手が違うんです。


・・・さっきさらっと言いましたが、この世界の『魔力』及び『魔導書』は、『覚悟の象徴』・・・『自分の信念』や、『大切なモノを守るための強さ』・・・と言ったモノ等々が具現化された・・・言うなれば『心の現れ』から生み出されたアイテムです。

・・・魔導書の力は、自分のスタイルや特技、趣味、そして感情等に合わせて組み立てられる・・・勿論、生の方になることもあれば、負の方になり果てることもあるのです。まぁざっくり言ってしまえば、大分複雑なモノなんです。」


蓮子「それを貴方は・・・菜乃は持っているの?」



菜乃「ええ。私のは、剣術に合わせられたタイプの『炎魔法』を使えます。・・・あ、ニットさんも持ってますよ魔導書。」


ニット「・・・私のは、『糸魔法』ね。」


・・・2人はそれぞれ、持っている『魔導書』を見せる。


メリー「えっと・・・ちょっとよく見せてくれない?」


菜乃「構いませんが・・・少なくとも『読む』ことは基本出来ませんよ?魔導書の文字は、所有者にしか読めませんので。」


蓮子「へぇ・・・;」


・・・こういう会話をしていたが、むらびとが話を切り替え始める。


むらびと「・・・とりあえずさぁ、そろそろ話し切り替えて、今度はショッピングモールに行ってみないかい?」

ウィッチ「それは名案ですわね。あのショッピングモールは、ウルトラワールドで一番大きなショッピングモールですので。」


蓮子「へぇ、そうなんだ・・・」


アルル「うんうん!あそこは結構楽しいよ!・・・時々、マクドナルドのピエロとケンタッキーのおじさんが抗争を繰り広げることがあるけど;」


蓮子「えっ;;」



・・・こうして、様々な会話を繰り広げていた。








メリー「ねぇ、ところで・・・」


菜乃「おや、また質問でしょうか?一体何ですか?」


メリー「・・・あのさ、この世界と、今回私達が見つけた『次元の綻び』に繋がってる、『インクウェル島』って・・・何なのかしら?」


・・・この質問をしたメリーに対して・・・


菜乃「・・・インクウェル島・・・生憎、よくわからないんです。私は関わったことがないので・・・


・・・そもそも私とシンボラーが『こちら側』に就いてからでも、私達がインクウェル島の住民と接触したことが無いんです。・・・というか、作者さんが、『ドブネズミの軍人』とやらと取引関係に当たっているというくらいしか聞いたことなくて・・・」


メリー「そうなの?一体どうして・・・?」


菜乃「・・・おそらく、私が良く知らない、何年か前の話が関係していると思われます。・・・前にカービィさん達から聞いた『紋章』や『バトル大会』の事とかでしょうか・・・」


メリー「『紋章』に『バトル大会』・・・?」


菜乃「・・・これ以上の事は、私にはよくわかりません・・・何年も前は、私はアウトローと協力関係だったので・・・

・・・おそらく、他の皆さんもほとんどわからない・・・いや、もしかしたら、次第に忘れていてるのでしょうか・・・?」


メリー「・・・・・?」










《BUGギルド》


おろさん「よし・・・解析完了だ・・・これで突入できる・・・!」








続く。