二次創作小説(新・総合)

防げ。ブラッドウェディング ( No.254 )
日時: 2022/01/18 18:23
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

どうも。おろさんです。



・・・今回は依頼回。桜木霊歌さんからの依頼です。







《BUGギルド》


おろさん「・・・来たな。」


百鬼姫「ああ来たぞ。それで、何の用じゃ。夜中の9時ではないか。ダメではないが・・・」

ロボット「大方依頼だろうがな。どういった内容だ。」


おろさん「ああ、それがね・・・」






依頼人:薮内辰(桜木霊歌サイドオリキャラ)
内容:『行方不明になった双子の兄、助ける、してほしい』
僕の双子の兄の龍、いない。
探す、してほしい・・・
思い返す、する・・・龍、居なくなる前、様子変だった・・・
昨日、変な動画届く、届きました。
内容、要約する『生活感の無い家で龍がベッドに寝かされて、起きない。綺麗だけど不気味な女の人が『○月✕日の夜2時に✕✕✕で結婚式を行う』っていう不気味な予告』
僕、怒る、怒った!龍、助ける、してほしい!

報酬:射影機
優の家になぜかあった折りたたみ蛇腹式の古いカメラ。
幽霊を写したり幽霊を追い払える。しかし、これは試作品であるため幽霊を封じることはできない。


備考:霊月灯れいげつとう
幽霊が嫌う光を放つ懐中電灯。
優と辰と陽斗が今回の依頼で装備している。
月の光に浴びせることで充電する。

辰に送られた動画
生活感のない家(具体的に言うとインテリアショップとかインテリア雑誌に乗ってるような部屋)で女性(作り物のように美しいが、反面どこか不気味で手作りのウェディングドレスを着ている)がカメラを回している光景。
最後にベッドに寝かされている龍(女性が近づいても起きる気配がない)が映し出され、『○月✕日の夜2時に✕✕✕で結婚式を行う』という旨の内容を話したあとに映像が終わる
ちなみに優はあからさまなまでに不快感を示していたが・・・?

薮内龍(桜木霊歌サイドオリキャラ)
優のクラスメイト兼友人であり、想区のこと、特務司書の事を知る数少ない人物。
辰の双子の兄であり、イラスト部所属でその腕前は中学レベルではなく、写真のような精巧な絵を書く為か弟揃ってラノベの挿絵担当にしたいと思われるほど。
性格は明るく活発で向こう見ずな態度が見えるが、曲がったことを許さない江戸っ子気質。
外見はボサボサの茶髪で正面から見て右側に白いメッシュが入っている。
今回の要救助者。いなくなる一週間前から写真を見ていたが・・・?


アウトローとの関係性:無し




ロボット「成程・・・想像以上に深刻な事になるかもしれん。何故だかそんな気がする・・・」

百鬼姫「時間まで間もないのう・・・急ぐぞ。」






10分後・・・



・・・と言う事で、桜木霊歌サイドの面々と合流。



優(桜木霊歌)「と言う事で、今回もよろしくお願いします。」


ロボット「・・・話は概ね事前に聞いている。早いところ見つけよう。」


陽斗(桜木霊歌)「・・・そうだな。よろしく頼むぜ。」

辰(桜木霊歌)「・・・お願い。」



百鬼姫「早速じゃが、その問題の動画を見せてもらおうか。」


陽斗(桜木霊歌)「ああ、これなんだが・・・」

優(桜木霊歌)「・・・」


・・・こうして早速動画を見てみる。その動画には・・・


百鬼姫「これ、は・・・?」


陽斗(桜木霊歌)「ああ、この映像に映ってるインテリアショップみたいな場所にいるはずなんだけど・・・」


ロボット「・・・インテリアショップか・・・?それにしては色々おかしい気がするが・・・この女も・・・」


辰(桜木霊歌)「何が?」

陽斗(桜木霊歌)「・・・?・・・どっちにしろこの女の人が何か変わっているのは間違いないし、早く探そうぜ!」


優(桜木霊歌)「・・・」


・・・というわけで、早速捜索を始めようとする。


だがこの動画を見て、ロボットと百鬼姫は不信感を抱く。


・・・話に聞いていた動画の内容と異なっていたからだ。




約3時間後・・・



・・・試行錯誤を繰り返し、何とか龍(桜木霊歌)を見つけようと、陽斗たち曰く『インテリアショップ』のような場所や付近等を探してみる・・・が、全く見つからない。


陽斗(桜木霊歌)「駄目だ・・・思い当たる場所回ったけど全然手掛かりがないぞ・・・」

辰(桜木霊歌)「見つからない、どうする、しよう・・・」



・・・困り果てている中、2名は・・・



百鬼姫「・・・なぁ、さっきの動画・・・」

ロボット「ああ・・・少なくともあの2人には『見えていない』・・・」


・・・先程の動画の話をしていた。


2人が見た限り、動画にはかなりおぞましい映像が映っていたからだ。


具体的には・・・

・インテリアショップではなく、踏み込むのを躊躇するような廃墟

・女の人は、血と埃と蛆虫まみれのウェディングドレスを着た全身ぐちゃぐちゃの幽霊が写ってるのが見えた。

・龍は麻縄で縛られている上、彼が寝かされてる布団も血塗れている(近くにぬいぐるみがあるが、お腹の所を引き裂かれて綿が抉り出されている)


というかなりホラーな映像。一体どういう事なのか・・・



ロボット「あの感じ・・・やはり・・・」

百鬼姫「・・・この時までの反応を見ている限り、何か知っているのではないか?時ノ小路優とやら。」


優(桜木霊歌)「えっ!?」

突然名指しされたので驚いたが、彼は陽斗(桜木霊歌)と辰(桜木霊歌)に聞こえないように、2人に話す。


優(桜木霊歌)「えっと、実は・・・」


・・・優(桜木霊歌)は、2人に1枚の写真を見せる。



ロボット「・・・これは?」

百鬼姫「ようわからん女が写っておるが、誰じゃ?」



優(桜木霊歌)「・・・この写真、龍がいなくなる前に持ってたんです。いなくなる前にこれを見てたけれど・・・


・・・後で分かったんですけれどこの女の人、1か月前に工事現場の鉄骨に潰されて亡くなったみたいで・・・しかも全身ぐちゃぐちゃで・・・」


百鬼姫「その状態でそのままさっきの動画に映っておったわけか。」


優(桜木霊歌)「・・・それと、龍がいなくなったのは多分、『幽婚』を行ってしまったからだと思うんです。」


ロボット「幽婚・・・何だそれは?」


優(桜木霊歌)「僕達の世界で流行っている都市伝説の1つで、『幽霊と結婚できる』っていうものなんです。

無くなった人の写真を見て、『結婚したい』等と思ったら成立するらしくって・・・ただ、幽婚する勇気が無かったり、相手の幽霊に拒まれたりすると殺されてしまうんです。」


百鬼姫「そうなのか?そのような異類婚姻の類があるとは・・・


じゃが、それなら幽婚をしなければいいのではないか?あの動画を見る限り、望んでいるわけでも無さそうじゃし・・・」


優(桜木霊歌)「そこなんですが、写真を見て『かわいい』とか『美しい』とか思った時点でも成立してしまうらしくて・・・」


百鬼姫「んな詐欺まがいな・・・」

ロボット「むぅ・・・彼はその写真に写るものに魅力を感じてしまったから行方をくらましてしまったという事か・・・


・・・尚更急いだ方がよさそうだ。この廃墟の場所さえわかれば・・・「そういうことなら、見当が付いてるよ。」む?」


すると、通信機から連絡が入る。相手はエックスだった。


百鬼姫「お前は・・・何故急に?」

エックス『実は何だけれど、その動画は僕も確認しててね。だから作者に頼んで君達に依頼を任せるよう言ってたんだ。』

ロボット「成程。私はかなり特殊だし、百鬼姫は妖怪だからな。」

エックス『・・・そして、その動画から、龍君がいる場所を特定できたよ。』


優(桜木霊歌)「本当!!?それじゃあ急がないと!!


・・・2人ともー!龍の居場所が分かったって!!」



辰(桜木霊歌)「・・・本当!?」

陽斗(桜木霊歌)「急だな・・・でもとにかく急ごうぜ!!」




一旦区切ります。感想まだ。

防げ。ブラッドウェディング ( No.255 )
日時: 2022/01/18 18:46
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

続き。




そして・・・





《不気味な廃墟》


陽斗(桜木霊歌)「こ、ここって・・・廃墟?本当にここに龍がいるのか?」

ロボット「ああ、その筈だ。」

百鬼姫「・・・(時計を見る)時間が無い・・・急ぐぞ。」






ジェニー「あら・・・またあいつら・・・」

カットちゃん「縁があるねぇ。ウケケケケ。」


・・・偶然にもこの状況を、解体人形ジェニーは見ていた。


ジェニー「・・・この廃墟から、また趣味の悪い気配がするわ・・・何だか放っておけないわねぇ。」










5分後・・・




と言う事で、いざ廃墟の中に入ってみる。



優(桜木霊歌)「おーい!龍ー!・・・で出て来てくれればいいけどね・・・;」


ロボット「・・・この辺りにはいないようだな・・・上の階に行こう。」



・・・2階。




百鬼姫「・・・瓦礫をどかして何とか着いたが・・・」

陽斗(桜木霊歌)「やっぱ不気味だな・・・本当に龍がいるのか・・・?「フフフ・・・」ん?誰だ・・・?」

優(桜木霊歌)「・・・って、あれ・・・!!」



・・・一同の視線の先には、麻縄で縛りつけられて、血濡れたベッドに寝かされている龍(桜木霊歌)がいた。



辰(桜木霊歌)「龍・・・!!」

ロボット「待て・・・あれはもしや・・・」



・・・傍には、全身がぐちゃぐちゃになっている、女の人の幽霊がいる。



陽斗(桜木霊歌)「ひえっ!!?何だあの人・・・ていうか一体全体どうなってるんだ・・・!!?」

百鬼姫「ビンゴじゃのう・・・む?誰かと話し始めておるが・・・」




幽霊「コンナコトマデシテ・・・一体誰・・・」


「誰って・・・ただただウエディングプランナー的な役割をやってみたい元人間ですよ。わざわざ手間かけさせないために連れてきてあげたというのに、何ですか?」


幽霊「ヴヴヴヴ・・・・」


・・・何故か誰かと話している幽霊。すると・・・


「・・・ま、どうやら幽婚する気はないらしいですし・・・ちょうどいい。」


・・・すると話相手の誰か・・・というかアウトローの幹部ハルカスは、幽霊に瘴気をかける。



幽霊「アア・・・アアアアアアッ!!!」



・・・すると、幽霊の魂がどこかに消えたと同時に、大量の闇からハートレスの『ネオシャドウ』が4体と、大量の赤い物体が流れている、両腕と長い爪を持ったウェディングベル型の中型ハートレスが現れる。


ネオシャドウ達「・・・・」

ハートレス《ブラッドベル》「ヴヴヴヴ・・・」


ハルカス「あら・・・少々失敗してしまいましたか。仕方ありません。雑な場所に放って暴れさせてあげますか。」

・・・ハルカスはそのまま立ち去り、ハートレス達は辺りで暴れようとする。
しかも、龍(桜木霊歌)に襲い掛かろうとする個体も。



ロボット「っ・・・!!まずい!早く守るぞ!!」

百鬼姫「ああっ!!お前らは下がっていろ!!」



陽斗(桜木霊歌)「あ、ああ!!」

優(桜木霊歌)「(そういえば今の女の子、どこかで・・・)」




・・・龍(桜木霊歌)に襲い掛かろうとするネオシャドウを、ロボットと百鬼姫は攻撃していく。




ネオシャドウ「ッ・・・・!!」


・・・ネオシャドウを撃退し、後はブラッドベルだけ。



ブラッドベル「・・・・(爪で引っ掻いてくる」



百鬼姫「っ・・・!(妖術の刀で防ぐ」


ロボット「隙ありだ!!(『ジャイロ』を飛ばす」




ブラッドベル「ヴヴヴ!!!」


・・・ブラッドベルは、鋭い爪でどんどん攻撃を弾く。


ブラッドベル「ヴヴヴヴアアアアアア!!!」



するとブラッドベルは、突然凄いスピードで2名の間をすり抜ける。


百鬼姫「うおっ!?何じゃ今のは・・・」

ロボット「!!いかん!!あの方向は・・・」




ブラッドベル「アアアアアアッ!!!・・・・?」



・・・ブラッドベルの爪は、龍(桜木霊歌)がいたベッドに突き刺さったが、肝心の龍(桜木霊歌)がいない。縄も切られている。




ブラッドベル「・・・・?「隙ありっ!!!」ヴァッ・・・!!」



・・・隙が出来たブラッドベルに、百鬼姫が妖術の刀で思いっきり切り裂く。大ダメージを与え、そのまま撃退された。



陽斗(桜木霊歌)「な、何とかなったのか・・・」

辰(桜木霊歌)「龍は・・・どこ「こっちよこっち。」



するとそこに、失神中の龍(桜木霊歌)を担いでいるジェニーが。



優(桜木霊歌)「ええっ!?また君が・・・」



ジェニー「・・・はいっと。」←龍(桜木霊歌)を下ろす



辰(桜木霊歌)「龍!!」←龍(桜木霊歌)の元に



ロボット「良く分からないが・・・助かった。」


ジェニー「助けたつもりはないわよ。あの趣味の悪い魔物に奪われるとか、良い気分がしないと思っただけよ。・・・それじゃあね。」


・・・そのままジェニーは去って行った。



陽斗(桜木霊歌)「な・・・何だったんだ・・・?」

優(桜木霊歌)「さぁ・・・?」



百鬼姫「ともかく、これで解決かのう。・・・早く帰るぞ。」




・・・そういうわけで、謎が残るままであったが、無事に依頼を達成したのだった。






終演。






~後書き~
今回は桜木霊歌さんからの依頼回でした。ていうか正直上手く書けたのだろうか・・・←
何だかんだで依頼も待っています。
とにかく今回はここまでです。感想OK。