二次創作小説(新・総合)
- 妖怪の山探索~河童とツノありと厄神と浮遊霊~ ( No.373 )
- 日時: 2022/03/19 17:54
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
前回の続き。
数か月前。
《ドデカクラフト美術館》
警官「貴様か怪盗ミラージュ!!覚悟し「ザン!!」だっ!?」
『怪盗ミラージュ』、それは世間を騒がせている、『鏡魔法』を使用する怪盗少女。
・・・とある日予告状が届き、警備は万全にしていたのだが・・・
???「クスクス・・・警察程度じゃぁ私は止められないんだけどねぇ。」
・・・現れたのは、怪しい雰囲気を放つ、上に白色の織物を羽織り、青い着物を着た謎の青目青髪団子結びの少女。怪盗ミラージュとは全くの別人だった。
・・・奇怪な魔物を操って警備を攻略していったその少女は、目当てだった、かなり奥深くに飾られている宝石を手に取る。
???「・・・やーっと手に入ったよ。こいつがあれば、私の商売のために実に役立ってくれる・・・♪「そこまでだっ!!」
・・・大量の警官を引き連れて現れたのは、長年怪盗ミラージュを追い続けている『ワドルドゥ警部』だった。
ワドルドゥ警部「警官が次々死傷に追い込まれていておかしいと思ったが・・・・やはり怪盗ミラージュの名を語る真っ赤な偽物だったとはな。何が目的だ!!」
???「チッ・・・随分としぶとい奴がいるねぇ・・・始末しなさい!!」
・・・その少女は、謎の魔物でワドルドゥ警部に攻撃しようとするが、ワドルドゥ警部はビーム能力を巧みに使い、一掃。
ワドルドゥ警部「今だ!!かかれ・・・って!?」
・・・すぐに捕まえようとしたが、連れてきた警官が全員倒れる。
背後にいたのは、アウトロー幹部のハルカスだった。
ハルカス「全く・・・なぜわざわざ世を騒がせる怪盗の名をかたる必要性があったのですか。手間をかけさせないでください。」
ワドルドゥ警部「なっ・・・!?」
???「だってさぁ、折角手に入れた『アンヴァース』を生み出して操る力を使わなきゃ損じゃない?だったら、アンタ達とは別で夜を騒がせている奴の名をかたった方がちょうどいい気がして♪」
ハルカス「意味不明ですよ全く・・・さて、この警部は使えそうですね・・・」
ワドルドゥ警部「っ!?一体何をする気だ「バチィッ!!」ふぉがっ・・・がっ・・・!!?」
・・・謎の電撃を浴びせられ、ワドルドゥ警部はカードに変えられてしまった。
???「フフッ・・・この宝石があれば、うちの店はもうかるはず・・・クスクス・・・♪」
ハルカス「・・・ハァ・・・(ため息」
《BUGギルド》
おろさん「~っ・・・一体どうなってんだ・・・霊夢が裏切るような行動をとるし何故かアンヴァースが現れるし・・・つかアンヴァースが一番ありえねーよ・・・「ピンポーン」ん?」
玄関のインターホンが鳴ったようで、客を招き入れると、そこに来たのはバトリオ警察の『カカポ警部』だった。
おろさん「・・・誰かと思えば久しぶりだなカカポ警部。」
カカポ警部「Ah。何だかんだでな。」
おろさん「そういえば、前にも訪ねてきたらしいが、今回来たのはそれ関係か?」
カカポ警部「・・・まぁな。警察内で汚職騒ぎが起きてしまい、そっちに時間を割く羽目になってな。今のタイミングになってしまったのだ。」
・・・こうしてカカポ警部は事情を説明する。
おろさん「えええっ!?数か月前からワドルドゥ警部が行方不明!?そりゃ大変じゃねぇか・・・」
カカポ警部「Ah・・・彼とは何年も前から付き合いがあるからな。何かと気になっていたのだ。
だが、探しても見つからず、仕方がないのでそちらを頼ることにしたのだ。」
おろさん「そうか・・・分かった。そっちも急いで探してみるよ。・・・ん?」
すると、幻想郷を解析中のパソコンから何か反応が。
おろさん「ん?これって・・・えっ、どうなってんだ・・・?」
《妖怪の山》
その頃。強引に妖怪の山に入り込んだ一同。とりあえず何組かに分かれて行動。
陽介「け、結局侵入者扱いされそうだなこりゃ・・・;」
クマ「とにかく、今は急いで山の仙人って言うのを見つけるクマ!」
・・・川の近く。そこに何故か、2本の角を長い緑髪で隠している少女・・・ぷよぷよの『リデル』が迷い込んでいた。
リデル「こ、ここはどこですかーっ・・・!?・・・ううう・・・目が覚めたら突然この不思議な所に飛ばされて・・・あら・・・?」
・・・すると、付近に誰か集団がいるのを見つける。
・・・主に、緑のキャスケットを被り、緑色の大きなリュックを背負い、水色の上着とスカートを着ている、その特徴からして大方『河童』である。
その中で、ウェーブのかかった外羽が特徴的である青髪に赤い数珠のようなアクセサリーでツインテールみたいにしている髪型で、胸元に鍵があるのが『河城にとり』。
何かを作っていたらしく、にとりが指揮をとって製作を行っていたらしい。
にとり「諸君!!天魔様からの命令で、あの魔物達を倒すため、おかしくなった仲間を元に戻すために手間暇かけて作り上げた特別な装置が遂に完成した!!」
リデル「装置・・・?」←茂みに隠れて様子を見ている
・・・河童たちが歓声をあげている中、リデルは良く分からずとりあえず様子を見てみる。
にとり「『音』を使ったこの機械を使えば、あの魔物も一網打尽だ!!」
リデル「魔物・・・?どういう事でしょーーって、わわわっ!!?」
・・・様子を見ていたリデルだが、うっかり転倒。河童たちに見つかる。
河童「誰!?」
河童「侵入者!?えっ!?」
にとり「お前一体誰だ!!まさかあの魔物の仲間とかじゃないだろうなって・・・ん?」
・・・河童たちは、リデルが髪で隠している角を見る。
河童「えっ!?角!?」
河童「・・・ま、まさか・・・鬼!?」
・・・角に驚いて、ほとんどの河童たちは隠れてしまった。
にとり「お、鬼!?・・・ってオイ何か初めて見る奴!!一体何なんだ!!鬼か!?それともあの魔物共の差し金か!!もしくは両方か!?」
リデル「えっ!?ええっ!!?私鬼じゃないです!!そして魔物とかそう言うのホントに分かりません!!」
にとり「いいや絶対怪しい!!大体お前何処から来たんだ!?」
リデル「ぷ、プリンプタウンです・・・」
にとり「どこだよソコ」
リデル「わ、わかりません・・・」
にとり「わかりませんって、余計怪しいぞ」
リデル「ホントなんですってェー!!」←半泣き
にとり「ってオイ泣くな!!・・・あーもうわかったよ!!鬼じゃないんでしょ悪い奴ってわけでもないんだろ!?」
リデル「そ、そうです・・・目が覚めて何故か急にここに飛ばされてて・・・ここもとても素敵な場所ですが知らない地ですから流石にさみしいですよー!・・・」
にとり「さりげなく誉め言葉をどうも・・・;ここまですがすがしいくらい内気だと本当に鬼でも魔物の仲間でもないのかもね・・・;・・・ん?」
・・・一応誤解が解けたようだが、するとそこに誰かがやって来る。
エメラルドグリーンの長髪を全て胸元に一本にまとめ、頭部に(なんか文字が書かれている)フリル付き暗い赤色のリボンを結んだヘッドドレスを着けている、ゴスロリ風の衣装をまとった少女・・・厄神『鍵山雛』である。
にとり「あ、雛じゃないか。って・・・!?」
リデル「?知り合いですか?」
にとり「いや、確かに知っている奴ではあるけれど・・・」
・・・その雛の目が、金色に光っている。どうやらシャドウブロックに操られているらしい。
雛「・・・・」
・・・背後に、赤いマントを羽織った青猫妖怪がいる。『フユニャン』だろう。彼もまたシャドウブロックに操られている。
フユニャン「・・・ハァッ!!!(突進してくる」
にとり「わわわっ!?」
急いで、作った機械を持ってよけるにとり。
すると、更に周辺にアンヴァースやディスタスが現れる。ディスタスの中に、仲間であるはずの河童や天狗たちが入っている。
リデル「あ、あれってどうなっているんですか!?」
にとり「わからない・・・でも、ああやって目が金色に光ってる奴や、何か機械っぽくなってる奴等は何故かみんなおかしくなってるんだ!!みんな逃げーー」
雛「・・・・」
・・・雛がいることによるものか、木々が倒れて周辺の河童たちが動けなくなってしまう。
にとり「みんな!?」
青みがかった髪の三白眼の男「・・・フン・・・」
・・・すると、アウトローと結託していると思われる人物が、地面にシャドウブロックを投げ転がす。
・・・そしたら、粒のようになり、それらは動けなくなった河童たちを包んでカードに変え、そしてディスタスに変えてしまった。
リデル「ええええっ!!?」
にとり「そんな・・・!!」
雛&フユニャン「・・・・」
・・・雛は弾幕で、フユニャンは『ど根性ストレート肉球』で攻撃しようとしてくる。
危機的状況と思われたが・・・
陽介「『ジライヤ』!!『テンタラフー』だ!!」
クマ「『キントキドウジ』!!『マハブフーラ』!!」
・・・咄嗟に陽介とクマが駆けつけ、雛とフユニャンを混乱状態にして、そこをすぐに攻撃。
雛&フユニャン「!!!?」
陽介「なんか騒がしかったから来たけど、一応間に合ったみたいだな・・・」
クマ「セーフクマね!!」
にとり「・・・えっ、助かったけれど今度は誰?うち一人は人間だけれど」
クマ「チッチッチ。クマも一皮脱げば美少年「後でな;(by陽介」そろそろお披露目したいのにクマ~!」
リデル「え、えっと・・・」
陽介「ん?・・・あれ、もしかしてクルーク達が言ってた『リデル』って子か?」
リデル「えっ!?何で知って・・・ていうかクルークさん達のこと知ってるんですか?」
クマ「色々あったクマけど話は後クマ!!」
陽介「今はアイツらどうにかするぞ!!」
雛「・・・・」←体勢を立て直す
フユニャン「・・・・」←同じく
エネミー達「・・・」
陽介「何か良く分かんねーの混じってるし、流石にこりゃ数が多すぎるぞ?「ほう?そういう事だったらこれの出番だね?」ん?」
するとにとりが、さっき作ったとされる機械を使おうとする。
にとり「これは『魔物蹴散らすんだー君』!ここから出る『音』で相手の動きを封じて波動攻撃で倒すんだ!!早速使ってーー」
・・・スイッチを押すが、何も起こらない。
リデル「・・・何も起きませんよ?」
にとり「えっ?・・・あー・・・
・・・しまったあああああああああああああ!!これ別で作った音を出す機械がないと使えないんだったああああああああああああああああああ!!!」
陽介「ええええ・・・・;;」
にとり「・・・えっと、何か音出せるやつない?このコードに繋げばいいんだけど・・・」
陽介「いや都合よくあるわけ・・・ん?この形・・・これで使えるか?」
・・・陽介は、携帯機種を取り出してみる。差してみると見ごとに繋がった。
にとり「よくやったぞ盟友!!何の機械かはともかく音を出すんだ!!」
陽介「よし来た!!・・・えっと、とりあえず千本桜・・・」
・・・曲を流すと、その機械を通じて音の波動が放たれる。それによって、エネミー達やフユニャンと雛の動きが止まる。
クマ「チャンスクマね!!一気に決めるクマ!!」
陽介「ここも俺がやるぜ!!・・・『ブレイブザッパー』!!」
・・・思いっきり連撃攻撃を繰り出し、エネミー達を一掃。雛とフユニャンも撃退。さっきディスタスにされていた河童たちも元に戻った。
・・・2名に入れられていたシャドウブロックも抽出され、謎の古代文字によって消滅した。
にとり「みんなっ!!」
リデル「な、何とかなったんですね・・・」
陽介「ああ・・・・ところでお前・・・」
にとり「ん?・・・私は『河城にとり』だよ。」
陽介「あ、そうなの・・・んで、何でこんな機械を作ったんだ?」
にとり「何でって・・・さっきみたいにおかしくなった仲間や、変な魔物をどうにかするためだよ。何故か普通の攻撃じゃ倒せなかったから、色々手間をかけて完成させたんだけど・・・」
クマ「・・・動きは止められてたけど、倒せてなかったクマよね?」
陽介「そうだな・・・後そもそも、別にそれ使わなくてももうエネミーは倒せるはずだぞ。」
にとり「・・・どういう事?」
陽介「さっき、変なウジャウジャってしたやつを見なかったか?それのお陰で、大体の攻撃でさっきのを倒せるはずなんだ。」
にとり「ひゅいいっ!?そうだったの!?じゃあ私たちの苦労は何だったんだー!?」
クマ「でも、この蹴散らす君だとかは一応使えそうクマね!」
陽介「まぁほとんどオーディオでしか使える気がしねーけど・・・ってうおおおおいこれ結構バッテリー使うじゃねーかぁぁぁぁぁぁ!!」
にとり「まぁ本来使う機種と異なるからね・・・「う、うーん・・・」
すると、フユニャンが起き上がる。
フユニャン「こ、ここはどこだ・・・記録がおぼろげだが・・・何か、ヒーローとは真逆の行動をとってしまっていた気がする・・・」
クマ「あ、起きたクマ。」
陽介「あー・・・お前、ジバニャン達が言ってた『フユニャン』って奴か?」
フユニャン「ん?知っているのか?・・・だったら話が早いかもしれない・・・」
リデル「?何がですか・・・?」
フユニャン「実は・・・
・・・妖魔界の牢に閉じ込めていたはずの『イカカモネ議長』と言う、先代閻魔大魔王の死後にかつて妖魔界を乗っ取ろうとしていた妖怪が、脱獄してしまったんだ!!」
クマ「えええええっ!!?良く分からないけどヤバいのは確かクマ!!」
にとり「え、閻魔!?ていうか色々どういう事!?」
MZD『・・・色々説明しねーとな・・・』
にとり「今度はどこからか声が!!えっ!?通信機!?(○□○)」
陽介「さっきからお前驚きすぎだろオイ!?」
雛「ん?アレ?私は何をして・・・ていうか何故か体が軽い・・・」
続く。感想OK。