二次創作小説(新・総合)
- ゲッコウガの説明と、人里での逃走劇 ( No.380 )
- 日時: 2022/03/25 18:43
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
どうも。おろさんです。
今回も前回の続きからです。ツカサイキンコメントゼンゼンコネェナ・・・
男「おかしいな・・・たしかこの辺りで・・・」
男「子供が1人もいないし、まだ近くにいるはずだ!探せ!!」
ゲッコウガ「・・・一応凌げたようでござるな・・・」
《寺子屋》
慧音「う・・・(起き上がる)・・・ん?ここは・・・寺子屋だが・・・」
妹紅「慧音!やっと起きたか・・・!」
慧音「も・・・妹紅!?お前も無事だったのか・・・!」
りんご「何とか目が覚めたみたいですね。」
ニット「里の人たちもどこかに行ったみたいだし、一旦安心していいかしらね・・・?」
慧音「・・・ん?お前達は一体・・・」
妹紅「・・・あー、そこから説明しないと駄目だったな・・・」
事情を説明中・・・
慧音「そ・・・そこまで大変な事になっていたのか!?」
りんご「はい。貴方は『ディスペクター』という合体生物に変えられて何か物凄い行動をとっていたんです。」」
慧音「ディスペクター・・・言われてみれば確かに、子供たちにとんでもない真似をしてしまった記憶が・・・
・・・妹紅も、そのディスペクターとやらにされた上に、ハートレス等と言う魔物に変えられ、最終的に異世界の人間に助けられた・・・そういうことか。」
妹紅「・・・ああ、そうだ。」
何かと慧音事情を話し、次に質問をする。
りんご「・・・しかし、何故ここまでの事になっているのでしょうか。ここの人たちの様子も何やら変ですし・・・」
慧音「変・・・ああ・・・突然現れた『ゲーチス』と言う男を崇拝し始めたんだったな・・・」
ニット「ゲーチス・・・?あれ、確かポケモン世界の・・・どういう事ですか?」
慧音「・・・ちょっと待ってくれ、たしか・・・あった、この新聞なんだが・・・」
・・・『ジャスティス新聞』と言う名の新聞の記事に、ポケモン集団に滅多打ちにされてしまった霊夢が写っている写真がある。
りんご「でええええっ!?霊夢さん!?これって・・・」
ニット「ていうか写真に写ってるポケモンは・・・どうなっているのかしら・・・?「そのポケモン達も、どうやらこの世界に迷い込んでしまったらしい。」
そこに、ゲッコウガが戻って来る。
ゲッコウガ「詳しい情報はまだつかめていないのだが、どうやら博麗霊夢がそのポケモン達に滅多打ちにされてしまったという内容のその新聞記事がばらまかれたことで、人間たちの不安が煽られたところを漬け込まれたようなのでござる。」
りんご「ゲッコウガさん・・・って、そういえば何であなたもこの世界に!?迷い込んだのですか?」
ゲッコウガ「ああ、そういえば説明を後回しにしていたでござる。・・・今のうちに話さなければな。」
・・・ゲッコウガは、何故幻想郷にいるかと言う経緯などを色々話し始める。
ゲッコウガ「・・・まず簡潔に説明すると、私は作者の命で時々この世界の情報を集めていた身。ある日、またこの世界の監視を行っていたら、いつの間にやら元の世界に戻れなくなっていたでござる。」
慧音「なっ・・・!?作者とやらの存在は聞いていたが・・・」
妹紅「情報を集めてたって・・・何でだ?」
ゲッコウガ「作者は、もう少し幻想郷とフレンドリーにやりたかったのだろう。だが互いの様々な理念がぶつかったり、月の襲撃などがあったりして関りがよろしく無かった。
・・・だから、忍である拙者に、幻想郷の様子をある程度見てくるよう作者に頼まれていたんでござる。」
ニット「そういえばそんな話聞いたことあったわね・・・それで、その途中で、アウトローによる幻想郷の『隔離』が起きてしまった・・・って事ね。」
ゲッコウガ「その通りでござる。
・・・アウトローや、奴等が発生させるエネミーの事は幻想郷で情報を集め続けて分かった事だ。・・・放っておけば、非常に良からぬ事態になりかねないと思った私は、以前から作者から借りていた、対シャドウ因子用の魔道具を使い、一部の地域に結界を張ったのだが・・・」
妹紅「結界?そんなもの張ってたのか?」
ゲッコウガ「ああ。里の人間・・・主に60歳以下の大人の思考や様子かなりおかしくなっている。場合によっては、先程の寺子屋の以上におぞましい扱いをさせたりする可能性や、ディスペクターにされたりする者達が増えかねないと考えて張らせてもらった。」
りんご「ハートレスやシャドウ因子は、心の闇に寄ってく来ますからね・・・妖怪は恐怖の象徴、言わば闇と言うワケですから、確かに放っておけば尚更ひどいことになりかねませんね・・・」
慧音「・・・その結果とやらを張った場所の者達は大丈夫なのか!?」
ゲッコウガ「安心してほしい。少し前に拙者が確認したが、今の所大丈夫そうだったでござる。
・・・とは言え、アレも長く持つわけではない。早いところ、助けに向かう必要性があるでござるーー「バリィン!!」!?」
・・・すると、離れたところから何かが割れたような音がする。
妹紅「今の音って・・・もしかして稗田邸からか!?」
ニット「稗田邸って・・・たしか、幻想郷の記録を管理したりするとか言う『御阿礼の子』がいるとか言う・・・?」
慧音「ああ・・・そこに結界を張っていたというなら阿求が危なーー「ブゥゥゥン!!!」えっ!?」
・・・すると、白いスクーターに乗っている銀髪天然パーマの男と眼鏡の青年と、チャイナ服の少女の後ろに誰かを乗せている白い大きな犬っぽい生物が、たった今横切った。
その後、怒り狂った表情で、屋敷の者達と思わしき人間たちが、
妹紅「・・・い、今のって・・・?」
りんご「まさか誘拐!?・・・とは違いそうですね・・・ていうか今の人達、知っている顔だった気が・・・;」
ニット「ところで、どうして稗田邸にも魔道具で結界を張っていたの?張ったら張ったで色々おかしいことがあるような・・・」
ゲッコウガ「・・・アウトローと思わしき連中が九代目御阿礼の子である『稗田阿求』の事を利用しようとたくらんでいたらしく、そこで結界を張ったでござる。
・・・結界を張らせてもらうと同時に、結界が解除されるまで起きない魔術で眠ってもらっていたが・・・」
ニット「なんでそんな荒っぽいことを・・・」
ゲッコウガ「どっちにしろ、早く追いかけるでござる!!」
りんご「(・・・何故この方は、人称と語尾を交互に変えてるのでしょうか・・・?)」
・・・一方、さっきの面々。
人間達「待てええええええええええええええ!!!」
銀時「ちょっとあれどうなってんのォォォォ!!?この女が何かハートレスに襲われそうになってたところ助けたら何で里の人間が豹変して俺達に襲い掛かってんのォォォォ!!?」
新八「あの人達絶対おかしいですよ!!何か人間の尊厳取り戻せだの言い続けてるし、あの目絶対誘拐犯追いかけてるソレでもないし!!いや決して誘拐犯じゃないけれど!!」
神楽「うおおおお普通に怖いアル!!何がどうなってるネ!?この女呪われてるアルか!?とにかく逃げるアルヨ定春!!」
定春「ワンッ!!」←全力で走る
阿求「え、いや、あの・・・?」
・・・『稗田阿求』を無理やり連れだし、人里の人間達から逃走している万事屋一行。
ゲッコウガが魔道具で張った結界が破られ、そこに入り込んできたハートレスに襲われていた阿求を助けたが、何故か人里の人間に追い回され始めたらしい。
阿求「あ、あの、貴方達一体誰なんですか!?これはどういう状況なんですか!?!」
銀時「俺達だって聞てーよ!!永遠亭だとかに行こうとしてその道中で人助けしたら何で大衆に殺気丸出しで追いかけられるなんだよ!!」
新八「ここの人達って大体ああなんですか!?」
阿求「そんなことないわよ!みんな優しい人達ばっかり・・・なんだけど、前から様子がおかしくなってて・・・」
新八「心当たりがあるんですか!?」
阿求「ええ、まぁそうなんだけど・・・実は・・・」
人間達「待てええええええ!!!ひっ捕らえて焼いてすり潰すウウウウウウ!!!」
銀時「遂に完全に遠回しに殺すって言ってるよねこれェェェェ!!?」
神楽「そう言うの後で話すネ!!今は全力で逃げるアルよ!!」
・・・色んな所から追いかけまわされる万事屋一行。すると・・・
????「ふぉっふぉっふぉ。お前さん達、何やら困っているいるようじゃのう。儂が手を貸してやろう!」
銀時「・・・へ?」
一旦区切ります。