二次創作小説(新・総合)

命蓮寺と銀河を巡る『王』 ( No.381 )
日時: 2022/03/26 18:19
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

どうも。おろさんです。



・・・まだまだ続く『幻想郷編』。一旦今回は別の場所。









・・・人間の里の外れにある、仏教の寺『命蓮寺』。封獣ぬえに案内され、フォックス、ファルコ、クラウドは命蓮寺に訪れた。



ぬえ「着いたよ。ここが命蓮寺さ。」


ファルコ「こいつが命蓮寺が。元々は『星輦船』っつー宝船が改装されて寺になったって言う・・・」

フォックス「・・・借金返済「おい今は止めろフォックス;」

クラウド「・・・ここがアウトローの奴等にやられているとマズい。早く行くぞ。「バリィン!!!」今のは・・・!?」


・・・命蓮寺から、何かが割られたような音がする。

それと同時に、エネミー達が命蓮寺に入り込む。


フォックス「今のは一体・・・!?とにかく急いだ方が良いか!!」


・・・4名も急いで命蓮寺に向かう。


クラウド「・・・今、一斉にエネミーが入って行ったが・・・今まで命蓮寺に入れなかったのか・・・?」




《命蓮寺》


・・・命蓮寺。山彦の『幽谷響子』が掃除をしていたが、そこに、エネミー達と共にウルフと剣士ダークマターが侵入していた。



響子「い、今のは一体・・・えっと、お客さんですか?おはよーござ「Ah?(by割と凄い形相で睨んだウルフ」・・・(ビビる」



ウルフ「チッ・・・エネミーが随分手こずっていると思ったら、まさかあんな小細工を施してたんてな・・・誰がやってたのかは知らねぇが・・・」

剣士ダークマター「対シャドウ因子用バリア・・・十中八九この世界で監視を行っていた者が張ったのだろう・・・


・・・まあいい。さっさと寺の奴等をひっ捕らえろ!!」


どんどん攻める、ハートレスやディスタス等のエネミー達だが・・・


「飛鉢『フライングファンタスティカ』!!」


・・・寺の中から住職らしき女性が現れ、スペルカード宣言し、羽みたいになってる魔法陣を背後に展開して、花みたいになっている部分から御札の弾幕を円状に放つ。


・・・弾幕が当たり、エネミー達は一掃される。


ウルフ「・・・さっきのバリア割った音のせいかもう気づいたみたいだな・・・」


・・・現れたのは、元人間の魔法使いで、命蓮寺の代表者『聖白蓮』である。


白蓮「今までも妙な事が多かったですが、何かが割れた音がしたと思ったら、今度は何者ですか?どうやら入信希望者でもなさそうですね。」


響子「ひ、聖様っ!!」



剣士ダークマター「・・・お前が聖白蓮か。悪いが、お前や寺の中にいる妖怪どもには、俺達の目的の糧になってもらうぞ。行け!!ディスペクター!!」


・・・剣士ダークマターは、2体のディスペクターを呼び出す。


『オトスパス』と『ミサイルタコプター』を合わせたのと、『ブロッキー』と『ヨロイ(ミートピア)』を合わせたのの2体。どっちも『接続』ディスペクターだった。


蛸弾接続《オトスパ・M・タコプタス》「ギョロッ・・・」

岩甲接続《ブロキヨロイ》「・・・」


・・・オトスパ・M・タコプタスは『マルチミサイル』を放とうとして、ブロキヨロイはプレス攻撃を仕掛けようとする。


白蓮「・・・ハッ!!」


・・・白蓮は、これらの攻撃を防いだ。


オトスパ・M・タコプタス&ブロキヨロイ「・・・・!」


2体のディスペクターは、もう一度同じ攻撃で、威力を高いのをやろうとする。


白蓮「出番です!!一輪、星、水蜜っ!!」


・・・入道『雲山』を操る(だよね?)妖怪『雲居一輪』が、ブロキヨロイの突進を止める。

ブロキヨロイ「!?」

雲山「・・・・!」←ブロキヨロイを殴り飛ばす

一輪「私と雲山を舐めないでねっ!」


星「宝塔の輝きで浄化されなさいっ!!」

水蜜「飛行物体を撃ち落としますっ!!」


・・・毘沙門天代理、信仰対象兼修行僧である『寅丸星』が、『宝塔』のレーザーでオトスパ・M・タコプタスのミサイル攻撃を大外れさせ、船幽霊の少女『村紗水蜜』が、アンカーを使ってオトスパ・M・タコプタスを狙い撃つ。


ブロキヨロイ「ガッ・・・!!」

オトスパ・M・タコプタス「ギョッ・・・!!」


白蓮「トドメです・・・超人『ガルーダの翼』!!」


・・・自らが得意としている身体強化系魔法を駆使した高速移動で、2体のディスペクターを攻撃。


無事に撃退され、『ミサイルタコプター』、『オトスパス』、『ブロッキー』、『ヨロイ』のカードに戻り、何処かへと消えた。


白蓮「無意識にやっていましたが、本当に倒せましたね・・・


・・・さあ次は貴方達です。少々お灸をすえなければいけませんね、」


剣士ダークマター「フン・・・これで勝ったつもりか?」

ウルフ「残念ながら、ここまで予定通りなんだよ。」


白蓮「何ですって・・・?「スッ」!?」


・・・いつの間にか、長刀が白蓮の首元に。刀を向けていたのはセフィロスだった。


水蜜「聖様!?いつの間に・・・誰ですかっ!!?」



セフィロス「貴様らに名を語る義理は無い。・・・さて、聖白蓮とやら。お前にはこれから役立ってもらうぞ。」

白蓮「何を言って・・・「バチィッ!!」っ・・・!?」


・・・すると、下から魔法人のような物体が現れ、それによって白蓮が苦しみ始める。

・・・そして、白蓮はカードに変えられてしまった。



一輪「えええっ!!?カードにされた!?い、いやそれより聖様を返しなさい!!」

星「さもなければ私達は容赦しません!!」



セフィロス「フン・・・抵抗するというのか?聖白蓮より強いわけでもなく、そして何かが欠ければ大したことが無いというのに。


・・・さて・・・そろそろ貴様も出てきたらどうだ。」


・・・セフィロスがそう言うと出てきたのは、ハサミのような姿をした小型UMAだった。

彼の背後には、一体のノーバディ『ドラグーン』がいる。


ハサミ型UMA「全く、ようやくこの俺っちの出番かァ。


・・・オイ!あのカード出せ!!」

ドラグーン「・・・?」

ハサミ型UMA「いやあれだって!!あの蝶みたいなのをカードにしたやつ!!」

ドラグーン「・・・!」←カードを取り出す

・・・ドラグーンに取り出せたカードには、『極楽の夢見鳥』が描かれていた。



ハサミ型UMA「さァ・・・見せてやるよ・・・強力な存在を合わせたディスペクターを!!今!!ここにィ!!!


・・・オイ早く投げろよ!!」

ドラグーン「・・・・」


ウルフ「言うなよわざわざ!!」

剣士ダークマター「シリアス感台無しだな」



・・・ドラグーンとウルフがそれぞれカードを投げ、ハサミ型UMAが呪文らしきモノを唱えると、それによってディスペクターが生み出される。


・・・聖の背中に、蝶を象った深紅の羽根が付き、両手には赤い大きな剣が現れ、目元は赤いか面で隠された。


聖蝶縫合《ビャクレフレイ》「・・・・・」


・・・仮面越しに、目を光らせるビャクレフレイ。



星「なっ・・・聖に一体何を・・・」



ハサミ型UMA「何をしたと言われても何も、ただ2つの存在を合わせ、それらの魂を閉じ込めた『傀儡ディスペクター』に変えてやっただけさ」



水蜜「なっ・・・何言っているのかわかりませんよ!!とにかく聖様を元に戻ーー」



セフィロス「まともにやり合おうとでも?」


・・・セフィロスの覇気に、命蓮寺の者達は怯んでしまう。


ハサミ型UMA「ジザザザザ・・・まあいいだろう。お前達もすぐに変えてやる。


・・・行けビャクレフレイ。まずはこいつらに力を示しちまえ。」



ビャクレフレイ「・・・・・」


・・・ビャクレフレイは、大剣を携え、星達に攻撃しようとする。


すぐに振り下ろされた2本の大剣で、激しい爆発が起きた。命蓮寺の入り口が壊れた。



剣士ダークマター「・・・オイ、これやり過ぎたんじゃないのか?」


ハサミ型UMA「ジザザ・・・知ったこっちゃあるかよ。どうせ後でこの俺っちが『作り変えて』やるからさ。」


ウルフ「・・・オイ、勝ったと思うのは後にした方が良いぞ。」


ハサミ型UMA「何・・・?「そこまでだっ!!」



・・・そこに、フォックス達が駆けつけていた。・・・背後には、ぬえが避難させた命蓮寺の面々が。


フォックス「観念しろ!!ウルフ!!」


ハサミ型UMA「なっ・・・!?」


ぬえ「み、皆大丈夫!?」」

一輪「ぬ、ぬえ!?」

雲山「(死ぬかと思った・・・;;;)」

響子「み、皆さん誰ですか・・・?」



セフィロス「ほう・・・どうやったかは知らないが、封獣ぬえの能力でも使って回避させたようだな。」




クラウド「セフィロス・・・!!」

ファルコ「結構厄介なのがアウトローに手ェ貸してんじゃねぇか・・・」








ランスを持った仮面の一等親戦士「・・・ほう・・・」








一旦区切ります。

命蓮寺と銀河を巡る『王』 ( No.382 )
日時: 2022/03/27 17:49
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

続き。





ビャクレフレイ「・・・・・」




フォックス「急いだけど結構遅かったか・・・!」

ファルコ「仕方ねぇ・・・アイツ倒して元に戻すっきゃねぇな!」




剣士ダークマター「・・・どうやら、命蓮寺関係者である封獣ぬえにここの場所を案内されたようだな・・・」




ぬえ「アンタ達がアウトローと手を組んでるって言う連中ね!!色々やってくれたみたいだし許さないわよっ!」


水蜜「えっと、ぬえに関してはいつもの事でも行方が分からなかったけれど、一体何が・・・」


ファルコ「・・・詳しいことは後で話す。その前に、お前達が慕っているあの者を助けないとな。」



セフィロス「・・・・・」



クラウド「セフィロス・・・何でお前もアウトローに手を貸しているんだ。」



セフィロス「私にも目的があるのでな。・・・さて、そろそろ私はこれで退こう。」



ハサミ型UMA「・・・お、オイ待て!!帰るというのか!!」




セフィロス「言われた役目を果たしただけだ。・・・じゃあな。クラウドも。」

・・・そう言って、セフィロスは次元の穴に入る。


クラウド「!!待てセフィロス!!「ガキィン!!」っ!!」


・・・クラウドが追おうとしたものの、ビャクレフレイが止めに入って邪魔される。



クラウド「っ・・・!!」

フォックス「クラウド!!無暗に追うのは無茶だ!!」

ファルコ「今はなんとかしてこのディスペクターを止めるぞ!!」



ビャクレフレイ「・・・・」←構える



クラウド「・・・そうだな・・・」


星「聖っ・・・」



ビャクレフレイ「・・・」



・・・ビャクレフレイは、炎のような攻撃を放ってくる。

対してフォックスはリフレクターで跳ね返す。

フォックス「これくらいの飛び道具ならまだ対抗できるぞ!!」


ビャクレフレイ「・・・」


次にビャクレフレイは2本の剣を大きくし、振り下ろしてくる


ファルコ「チッ!流石に話に聞いてた超人だか何だかだ。ま、これくらいじゃへこたれねーが「俺達を忘れてもらっちゃ困るぞ」ゲッ!!」



・・・ウルフが、ブラスターを撃って攻撃。無事に避けはするが、ビャクレフレイに攻撃を仕掛けられずだった。


ウルフ「悪いがこっちも目的があるんでな。そうやすやすと倒されては困る。」


ハサミ型UMA「ジザザ!!せっかく作ったディスペクターをすぐに倒されては困るしな!!」


クラウド「誰だお前・・・」


ハサミ型UMA「名乗るかよ!こいつを倒したら名乗ってやる!!」


フォックス「・・・行っていることが無茶苦茶なんだが・・・」



剣士ダークマター「何気を取られてんだっ!!」←剣で攻撃


フォックス「っ!!(避ける」


ぬえ「・・・ここは正体不明の種でかく乱して・・・」


ウルフ「・・・お前の正体さえわかってれば意味ないぜ!!」←爪で引っ掻き攻撃


ぬえ「っ・・・邪魔しないでぇぇっ!!」



一輪「っ・・・参ったわね・・・いくら操られているようなモノとは言え相手は聖様だし・・・」

水蜜「だったら、邪魔をしている2人組を止めればいいだけです!!転覆『沈没アンカー』!!」


・・・怯えるままというわけにも行かず、水蜜が弾幕でアンカーを投げつけ攻撃するが・・・



ウルフ「甘ェんだよ!!」


・・・ウルフがリフレクターでアンカーを跳ね返してしまい、水蜜に当たってダメージを受ける。



水蜜「のわっ!!」


星「村紗っ!!」

一輪「雲山!!」

雲山「・・・・!」←水蜜をキャッチ




剣士ダークマター「・・・そろそろもういいだろう・・・ビャクレフレイ!さっさと奴等を滅多打ちにしてひっ捕らえろ!!」



ビャクレフレイ「・・・・・」←弾幕を放ちまくる



・・・手こずってしまっている。すると・・・






「・・・全く・・・まだこの程度だとはな・・・」




ビャクレフレイ「・・・・「ジャキィィン!!!!」!!?」



・・・横から何者かが飛んできて、ランスでビャクレフレイを切り裂いた。

不意を突かれて致命的ダメージを食らい、ビャクレフレイは撃退された。



・・・2枚のカードは何処かへと消え、その内1枚・・・『聖白蓮』は元に戻って地面に落ちる。


白蓮「っ・・・」←失神中

水蜜「ひ、聖様っ!!」

星「聖っ!!」



ファルコ「な、何だ今の・・・」

フォックス「助かった・・・のか?」




ハサミ型UMA「な、何ィ!!?俺っちが作ったビャクレフレイがあっさり一撃だとォ!!!?何てことするんだあの蝶も手間かかったのに捕まえんの!!どうしてくれるんだお前ら!!」


ウルフ「俺達に当たり散らすな!!・・・もういい付き合ってらんねぇぜ。撤退だ!!」←次元の穴へ去って行く

剣士ダークマター「勝負はお預けだな。」←同じく




ハサミ型UMA「ちょっ・・・畜生めがァ・・・!!


・・・しかし、今の一撃はもしや・・・「いつまでお前はお前で高みの見物をしているつもりだ。」・・・!!」




クラウド「誰だっ!!」




・・・現れたのは、天使のような羽を持ち、十字が施された武器、武装をしている、仮面を付けた戦士だった。



フォックス「お前は・・・たしか『ギャラクティックナイト』!!」



ギャラクティックナイト「・・・どれくらいの強さかと思って見ていたが、あのこちらとしても恐ろしい存在を使ったディスペクターだとかに手こずるとは・・・」



クラウド「たしか、ダークアイ帝国とやら絡みの件で行方が分からなくなった、異界に追放された戦士だったか。・・・何の用だ。」



ギャラクティックナイト「ただの『観察』さ。ついさっき言ったつもりだが。

・・・こちらとしてもアウトローの行動を放置するのは癪に障るのでな。噂によればわれをも狙おうと命知らずな事も考えていると聞いて、この際お前たちの様子を見に来ただけさ。」


一輪「狙う!?あ、あのこれどういう・・・」

ファルコ「・・・お前を襲った連中は、アウトローっつー組織と、協力だったりと色々関係があるみたいでな。アウトローは色んな世界から住人を捕まえて、改造して操ってんだ。

・・・お前らが慕ってるこの女みたいにな。」


命蓮寺の面々「・・・・!」




ギャラクティックナイト「・・・さて、お前はアウトローの者か。・・・どうせわれを捕えようでも血迷ったことを考えているのだろう?」


ハサミ型UMA「・・・随分挑発紛いな発言すんな・・・まぁそれも事実。かつていくつもの世界を破壊してきたなどと言う『銀河王』である貴様は俺っち達の計画に必要なのさ。」



クラウド「『王』・・・?」



ギャラクティックナイト「フン・・・まあいいさ。捕まえられるものなら捕まえて見せろ。


・・・(命蓮寺の面々とフォックス達を見る)彼らもまだ伸びしろがあるようだしここで潰すのは惜しい。


じゃあな。次合うのであればもっと場に仲間がいる状態でやり合おうじゃないか。」


そう言って、ギャラクティックナイトは去って行った。



ハサミ型UMA「チッ・・・去りやがったか・・・


・・・ま、また見つければいいだけの事・・・貴様らも覚えておけ。アウトロー幹部『縫合』担当、『UMAクリエイト』である『ジザルギル』様の事をな。ジザザザザ!!」


そう言って、『ジザルギル』と名乗るUMAは、ノーバディと共に去って行った。



フォックス「アイツ・・・結局何だったんだ?」

ファルコ「さぁな・・・「う・・・」


すると、失神していた白蓮が目覚める。



白蓮「あら・・・わ、私は一体何をして・・・何だか酷い真似をしかけたような・・・」

ぬえ「聖、怪我はない・・・よね?」

白蓮「ぬ、ぬえ!?(フォックス達を見る)それと貴方達は一体・・・これは一体どういう・・・」

クラウド「・・・詳しいことはちゃんと話す。・・・今は寺の中に入った方が良いか?入り口も直してやる。」

白蓮「えっ」






続く。