二次創作小説(新・総合)

忍び寄る金色の影 ( No.392 )
日時: 2022/04/02 18:59
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

どうも。おろさんです。



・・・さて、何の問題も無く入れてもらいました紅魔館。そして・・・?



《紅魔館》



咲夜「こちらよ。」


・・・紅魔館の一室に案内された一同。その部屋には、コウモリのような羽が生えた、お嬢様っぽい雰囲気の水色髪少女が。彼女が紅魔館の当主『レミリア・スカーレット』だ。


レミリア「・・・ようこそ紅魔館へ。私がレミリア・スカーレット。この紅魔館の素晴らしい当主よ。」


クマ「・・・野球でもするクマか」


レミリア「そっちの投手じゃないわよ!!(怒)



・・・コホン、さて、まず貴方達を特別に招いてあげたのにはいくつか理由があるのよ。」


ピカチュウ「理由?」


・・・気を取り直し、レミリアは『何故BUGの一同を紅魔館に入れるようにしたのか』を話す。


レミリア「・・・まず単刀直入に言わせてもらうけれど、幻想郷中に現れている奇妙な妖怪・・・いえ、魔物の事はご存じよね?」


ロボット「魔物・・・ハートレスやディスペクターの事だな?」


レミリア「ええ、それで合っているわ。そう言う名称なのね。



・・・そして、何かしらの探索を行って分かったことだとは思うけれど・・・

ある日ばらまかれた、天狗の者でも無さそうな謎の新聞・・・その内容は『博麗の巫女の大敗』。と、その内容を見て不安を煽られた人里に突如現れた男『ゲーチス』・・・そしておかしくなった人間達・・・これは分かっているわよね?」


クッパ「たしかにさっき調べて分かった事だぞ。何かあるのか」


レミリア「・・・いえ、今のはただの確認。・・・本題はこれからよ。」

・・・そして、レミリアはこう言い放つ。


レミリア「・・・貴方達BUGに、救ってもらいたいのよ。



・・・博麗霊夢を。」



一同「!?」

コウ「・・・・」


・・・博麗霊夢を救ってほしいという、普段のレミリアからは出無さそうなその発言に一同は驚いた。


コウ「・・・その発言といい、あの時の博麗霊夢の様子といい、やはり何かあるようだな。となれば・・・


『脅迫』か。」


一同「・・・!!」


レミリア「・・・その通りよ。・・・私の憶測も混じっているけれど、どうやら彼女、アウトローだとか言う組織の男に『脅迫』されているようなのよ。」


ピカチュウ「脅迫!?・・・霊夢がか?」


レミリア「残念ながらそうみたい。・・・あの新聞記事の内容が本当の事か演技なのかでっち上げなのかはまだわからないけれど、とりあえずこの異変の何かしらの関係性があるのは確か。

・・・友人である霧雨魔理沙の行方も分からなくなり、更には賢者である八雲紫も行方不明。流石に私もパチェも心配だったのだけれど・・・


・・・どうやら、これらの問題を解決するために必要な『鍵』となる2人の存在が、運命によってウルトラワールドに既に導かれ、戦いを共にしているようね。」


千枝「2人!?それって誰・・・」

コウ「・・・難しい話はしていないはずだぞ。」

悠「ああ・・・今までの事を考えれば・・・」


・・・数名は、蓮子とメリーを見る。


メリー「えっ!?わ、私達!?」

蓮子「で、でも言われてみると・・・」


クッパ「うーむ・・・確かに言われてみれば、今までも大抵の事が、蓮子とメリーが持っていたモノに頼っているようなものだ・・・実際ワガハイの時も謎の古代文字を放つノートが無ければ・・・」


レミリア「・・・宇佐見蓮子とマエリベリー・ハーン・・・だったかしらね。外来人であり、しかも未来から来たという貴方達が来てから、どういうわけか歪んでいた運命が変わり始めた・・・


・・・だからこそ、歪み始めてしまった幻想郷の運命を変えるには、貴方達が必須だと私は思うのよ。」


陽介「やっぱ、そういう答えに行きつくのか?」


レミリア「・・・今の所の私の考えはこう。これでも強制するつもりはないけれど、正直行き詰っているのよ・・・」


蓮子「まぁ、私は別に構わないわよ?」

メリー「同意見ね。正直こう言うのに巻き込まれて、何だかちょっとワクワクしちゃう気持ちもあるの。・・・大分不謹慎だけど;」


咲夜「・・・どうやら、悩む必要性は無かったようですね。お嬢様」


レミリア「そ・・・そうね。」


ピカチュウ「・・・あ、ところで何だが、その霊夢を脅迫してるって言う奴って何か特徴とかあるか?もしかしたら面識があるやつかもしれねぇし。」


レミリア「特徴?・・・特徴ってなれば・・・





・・・金髪で、ニット帽を被っていたって噂よ。」



ユキナリ「金髪でニット帽・・・?・・・俺じゃないよね?(小声」

ロボット「流石に違うだろう・・・」


直斗「・・・あの、少々違和感を覚えていたのですが、何故貴方達はアウトローの被害を受けていないのですか?」


レミリア「それに関しては・・・ゲッコウガって言う、作者の頼みで幻想郷の監視を行っていたポケモンが訪ねて来て、対シャドウ因子結界をくれたのよ。それで魔物達の被害を受けなかったってワケよ。」


雪子「ゲッコウガ?・・・名前からしてカエルの忍者?」


レミリア「・・・大体合ってるわ・・・」







・・・その頃。紅魔館の門前。話に付いていける気がしなかったのか、ぷよぷよの4名は美鈴と共にいる。


・・・ドラコが美鈴に太極拳を教わっている・・・ようだ。文章だけじゃ全く分からないが


美鈴「違いますもっとこうです!!」

ドラコ「こうか!?」

美鈴「いえもうちょっとこうです!!」

ドラコ「がう~!!自分からやりたいって言ったけれどあんまり分かんない~!!」



リデル「頑張ってくださいお姉様ー。」

アミティ「・・・一旦ここで待ってることにしたけれど、皆今まで何があったんだろう・・・」

シグ「分かんない。・・・あれ?」


・・・するとシグは、何か人影を見つけた。


アミティ「シグ?どうしたの「チュドォォォォン!!!」わわっ!?」



すると、どこからか物凄い爆発音が鳴った。



ドラコ「どわっ!?何だ何だ!?」

美鈴「この音って・・・か、かなりマズいのでは・・・」







・・・紅魔館の壁が破壊され、強引に突破される。

空いた穴から大量のエネミーが入り込む。

そして、先頭には、白いニット帽とパーカーを着用している、長く伸ばした金髪の青年がいた。


ニット帽を被った長髪男性「・・・バリアか・・・誰かさんが随分と小癪なモンを張りやがったな・・・


・・・まあいいさ・・・さっさと『破壊王』を捕えるか。」







続く。感想OK。