二次創作小説(新・総合)
- 悪魔の妹。触れずとも壊す『破壊王』 ( No.396 )
- 日時: 2022/04/04 20:51
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
どうも。おろさんです。
・・・紅魔館に現れたハートレス達を倒したものの、次もまた厄介な事が起きているようです。登場した金髪男性は一体何者なのか・・・!?
《紅魔館:地下の部屋》
ニット帽を被った長髪男性「・・・何だ。もう片付けちまったのか。思ったより役に立たねぇな・・・」
・・・ニット帽を被った長髪男性が少女の首元を掴んでいる。
その少女は、赤が強調されている衣服(半袖とミニスカート)を着て、ナイトキャップという独特な帽子を被り、背中には八つの結晶を下げてある一対の特殊な形状の枝のような羽が付いている。そういう特徴の少女・・・
・・・レミリアの妹である『フランドール・スカーレット』だった。かなり深手を負わされている。
レミリア「フラン!!・・・何をやっている貴様!!私の妹を離しなさい!!」
ニット帽を被った長髪男性「フン・・・あの魔法使いと言い巫女と言い妖怪どもと言い、幻想郷の女は随分と短気だなぁオイ。まぁロストアよりはまだ良いか、多分。」
ピカチュウ「魔法使いと巫女って・・・魔理沙と霊夢にやっぱ何かしたのか!!!」
完二「一体何モンなんだテメーは!!」
ニット帽を被った長髪男性「語る義理は無い。・・・まぁまず名前くらいは名乗ってやるよ。
・・・俺は『ダイア』。ロストア同様アウトローの上級幹部の1人。覚えておけ。」
ユキナリ「アウトローの幹部・・・!!」
クッパ「フン!!随分とねちっこいことをしているらしいが、出会ったのが運の尽きというヤツだ!!フランドールを離せ!!そして手を出すな!他の奴使うとかも駄目だ!!そして今起こっている異変をどうにかしてもらおうか!!」
ニット帽を被った長髪男性→ダイア「随分と具体的な指示をしたところで、すんなりと聞く悪人はいないさ。まぁそういう俺も今小悪党なこと言っちまったが。
まあどっちにしろ嫌だね。そもそも勝ったつもりでいる時点で馬鹿らしいし、既に俺一人で止められるようなもんじゃないんで。
それに、俺の目当てははこの吸血鬼だ。こいつは『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』を持つ『破壊王』だ。吸血鬼は好きじゃ無いが、俺達アウトローの目的には必須の『王』の一人。紅魔館の当主様には用は無い」
レミリア「なっ・・・!!?!」
陽介「目当てがそのフランドールって奴なのか!?道理で地下ばっかりにエネミーが攻めてくるワケだ!!」
ロボット「前にも『王』だの何だのと言っていたが、一体どういう事なんだ。」
ダイア「あ?そんなことも知らないのか。まぁ仕方ない事だが。いいだろう。あんまりアンフェアすぎるのもよろしくない。特別に教えてやるよ。」
・・・フランを捕まえることが目的だという『ダイア』という青年。彼は続けてこう話し始める。
ダイア「・・・遥か昔、想像により様々な世界が生まれたばかりの世界。そして誕生して言った様々な存在。人々の想像は広がり続け、そして創造し続ける中、中にはかなり癖が強かったり、れっきとした悪だったり、絵にかいたような正義のヒーローではないことは承知の正義の存在だったりとにかく色々あった。
そして次第に様々な世界や存在が生まれていく中、やがて『『世界』を滅ぼすのも造作もない』力を持つ存在が生み出された。
・・・当時のウルトラワールドに住んでいたある賢者は、それらの中で方法次第では確実に手が付けられなくなる、世界そのものを破滅させる、あるいは世界を守る、事によっては新たに作り出すこともできる事だってあり得る存在達を20体ピックアップしてそれぞれに『王』と呼ぶことにした。」
悠「それが『王』・・・」
咲夜「世界そのものを・・・!?文明や生物が絶滅するのとは違う・・・妹様であれば有り得るものでもあるけれど・・・」
ダイア「・・・ベノディアさん・・・とアウトローのイカレ野郎・・・は、その20体の『王』をすべて集めることも目的の一つに入れている。予想はある程度着くが、それによって何が起こるかは俺もまだ知らないけどな。
・・・と言う事で、何かと手間をかけて7割くらいを手に入れたが、色々計算外があった。一部は省くが・・・
・・・まずお前らの邪魔が入った事だ。ベノディアさんがシャドウブロックを使って操って手駒にしたばかりだった、そこのお前、『大魔王《クッパ》』・・・
ゼティスがかぶき町、江戸の町を滅ぼそうと、ハルカスに頼んで対なる存在『グラードン』を合わせてディスペクターにした『深海王《カイオーガ》』・・・」
クッパ「ワガハイも入っているのか・・・」
ダイア「この2体が今の所お前達BUGの手中にある。この際奪い返すのも手だが・・・まあ今はいいさ。時期にこちらの手中に収まるだろうし。」
クマ「なんですと!?」
フラン「っ・・・ぐっ・・・!!離し・・・」
ダイア「・・・何故カード化出来ねぇんだ・・・?・・・もういいか。このまま持ち帰ろう。」
・・・ダイアは部屋の天井を突き破り上に階に行く。
レミリア「なっ・・・ま、待ちなさい!!」
蓮子「早く追いかけないと!!」
メリー「ええ!!」
上の階。
美鈴「突然物凄い音がなって、そしたら大量の魔物が出て来て・・・一体どうなってるんですか!?」
アミティ「み、みんなは大丈夫かな「ドガン!!!」わわっ!!?」
・・・ちょうどダイアが天井を突き破って出てきた。
ダイア「・・・とは言え直射日光に当てるのはマズいな・・・直接回廊を使えばこいつの体も保たねぇし、ベノディアさんを呼んでおかないとな・・・「待ちなさいっ!!!」流石にもう来るよな・・・」
・・・すぐに追いかけるように、空いた天井から一同が出てくる。
陽介「オイ!!アイツ捕まえてくれ!!」
ドラコ「よ、良く分からないけれどわかったぞ!!行くぞリデル!!」
リデル「は、はい!!」
ダイア「チッ、仕方ない時間稼ぎだ!!」
・・・ダイアが指を鳴らすと、そこに出てきたのはディスペクター。
マイクラダンジョンに登場するボスキャラ『壊れた大釜』の中にマリオシリーズの『ボスゲッソー』が入ったような(ゲソは釜にビス止めされている)ディスペクターだ。
足釜接続《オオガマゲッソー》「オオオオオオオオオオ!!!」
シグ「・・・!?」
レムレス「も、物凄い音がしたけど、あれは・・・!!」
フェーリ「かなりヤバそうね・・・!!」
ダイア「さて、ベノディアさんが来るまで追いかけっこでも行こうか。
・・・こいつを倒せたらだがな!!アッハハハハ!!!」
そのままダイアは、紅魔館中を走り回って行く。
オオガマゲッソー「オオオオオオ・・・」
メリー「っ・・・やるしかないわね・・・行きましょう蓮子、皆!!」
蓮子「今は催促は必要ないわよメリー!!思いっきりやってやろうじゃない!!」
続く。感想OK。