二次創作小説(新・総合)
- 新たな物語の前に《月へ》 ( No.4 )
- 日時: 2021/09/08 13:47
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)
《月の都》
月の裏側に侵入してきた異世界の者たちが現れたことを察知し、『月の使者』のリーダー『綿月豊姫』と『綿月依姫』は、すぐに上層部に連絡をする。
依姫「都中にばらまかれていた張り紙の通り、正体不明の集団が月の裏側に侵入しました。おそらく、月の都に侵入するつもりかと。」
豊姫「既に月の都の防御結界にまで迫ってきています。・・・侵入経路は、未だに解っておりません。」
上層部の者「・・・まさか本当に来るとはな・・・念の為、事前に準備を行っておいて正解だったようだ。・・・速やかに兵を収集し、迎撃部隊を向かわせろ。直に我々も向う。」
綿月姉妹「・・・了解しました。」
・・・この日のために集まってくれた異世界の者たち。キノコ王国やポップスター、プワープアイランド、■■■■■■島にポップンワールド等々から、様々な猛者たちが集まっている。早速様子を見てみよう。
作者と呼ばれる少年「・・・さて、ちょっと良くわからないことも多いかもしれないけど・・・みんな、今回のために集まってくれて本当にありがとうね。」
青いヘアバンドを付けた白髪の少年「別に構わん。相手はかなりの実力を誇っているという『月の民』の軍隊なんだろう?形がどうであれ、そのような者達と戦うことが出来るというのには興味がある。」
すごい巻き髪の桃色髪の格闘少女「自分の実力がどこまで通用するのか気になりますし、(危なくないライン程度で)思いっ切りやらせてもらいますわ!」
ニンニク臭い太った男「そいつらに勝てれば、俺様たちの力が宇宙にまで知れ渡ることになるという事だろう?お宝貰うついでに、俺様たちの恐ろしさを見せてやる!!」
細い体の男「そうだな■■■!・・・■■■ブラザーズは参加しないみたいだが・・・俺の頭脳プレーの恐ろしさを見せてやる!!」
七三分けのスマイルボーイ「ひょひょひょひょ~、と~っても偉いこのボクの力を思い知らせられるチャンスだよ~!!」
真っ赤な魔人らしき男「魔人学校で最初に倣うような間抜けばかりじゃないと良いんだけどね。じゃないとあまりにもおかしすぎで笑っちゃいそうだからな!」
巨大な青いスライム「いやぁ、それにしても、僕みたいな二枚目がこんな規模の大きい大会(?)に参加して大丈夫だったかなぁ?」
赤白顔の道化師「攻めに入られたのがまさに運の『尽き』!!存分に遊んでやったら『月』から『突き』落としてあげようかなぁ?・・・いや流石にやりすぎか。」
角が生えた巨大な亀「・・・■■■■■■、■■■■、今回はお前達が軍団を率いてくれ。吾輩は、作者達と同行して、紋章を張る準備をさせてもらう。」
青いロングヘアーの亀「了解しました■■■様。」
青いローブを着た亀「・・・■■■軍団の名に懸けて、勝利をつかみ取って見せますぞ。」
電気ネズミ「みんなやる気満々だな・・・;」
全身をローブを羽織っている者「・・・おそらく、やりすぎない程度で『刺激』というモノを求めたいのだろうな。」
仮面をつけた一頭身生物「・・・たしかに間違ってはいないのだろうな。私も、この世界の者たちの実力が気になっていたところだ。」
全身をローブを羽織っている者「そういうものか・・・・(それにしても、色は違うがまさかまたローブを着ることになるとはな・・・)」
リカオンのようなポケモン「・・・だが、あまり気を抜いてはならないな。これは『強硬手段』。『シャドウ因子』の進行を抑え、止めるためにも、どの道負けることは出来ない。」
青いモヒカンの亀「月にある食べ物もどんなものなのか気になるところだったけど、たしかに本来の目的はそっちじゃないからなぁ。観光もしてみたいけど。」
ピンク色の一頭身生物「だったら、大会が終わったらたくさん食べ物貰って食べればいいんじゃない?観光は難しいと思うけど。」
青いモヒカンの亀「あ、その手もあったか。・・・とりあえず、■■■様の元に戻らないと。」
エイリアンのようなポケモン「・・・全員準備は整っている。・・・いつでも攻めることは出来そうだ。」
作者と呼ばれる少年「そのようだな。・・・さて、僕らは紋章を張るための準備をしておかないとね。・・・月の都は・・・まぁ、紋章さえ張れば、結界も無視して効果を発揮できるから大丈夫か。まぁ、結界の解析はしておかないと。気を引かせるにはちょうどいいわけではあるし。」
ドブネズミの軍人「・・・とはいえ、本当に大丈夫なのか?色々心配要素が多いが・・・」
・・・作者と関わりを持ち始めていたというドブネズミの軍人は、『作者』に色々心配事を言っている。それに対し、『作者』はこう言う。
作者と呼ばれる少年「・・・心配は無用だよ■■■■■伍長。・・・策は打ってあるし、それにこっちには・・・「・・・ったく・・・人使いが荒いというか・・・」・・・おっ。」
参加者がやる気満々な中、そこに、次元の穴を通って、白いワイシャツを着た橙髪水色目の男と、娘と思わしき、服装が乱れており、モップを持っている黒髪水色目の少女遅れてやって来た。
橙髪の男性「おうおう・・・こりゃぁまた随分と出そろってんじゃねーか・・・初めて見る奴も多いな。」
黒髪の少女「・・・・・」
作者と呼ばれる少年「おお、■■さんに■■。やっと来たかい。」
橙髪の男性「悪いな。ちょっと急用出来ちまって・・・マスターハンドとMZDに頼んで、何とか着けたよ。」
黒髪の少女「・・・それで、そろそろやるんでしょ?・・・『この本』の力が、どれくらい通用するのか、少し疑問に思ってたんだよね。」
・・・黒髪の少女は、『魔力を感じる謎の本』を取り出す。
ドブネズミの軍人「それは・・・話に聞いてた『魔導書』ってアイテムか?この世界にある『魔力』や、あの女王蜂が持ってんのとはまた違うみたいだが・・・」
作者と呼ばれる少年「ああ。特に、この■親子が持っているのは、簡潔に言えば『ありとあらゆるポケモンの力を司ることが出来る』魔法を使うことが出来る。力を大幅に使うが、上手くやれば幻、伝説のポケモンの力も使える。
・・・ちなみにこっちの場合、『魔導書』や『魔力』は、『覚悟の象徴』、いわば『自分の心』にある力。『■■■■』と同じようなモンだ。借り物のそれとは違う。
・・・同じく『シャドウ因子』も、人の心から生まれたモノだから、紋章を張る前も、何と攻撃を通らせることが出来たんだ。
・・・『反逆の紋章』が作れたのも、6割は『魔導書』を持ってた、『魔導士』たちのお陰と言ってもおかしくない。」
ドブネズミの軍人「なんかすごい話を聞けたな・・・お前と『取引』した甲斐があったかもな。」
作者と呼ばれる少年「だろ?・・・さぁて、そろそろ・・・来た来た。」
・・・『作者』は、双眼鏡で月側の様子を見始めたが、次第に、迎撃部隊と思わしき軍隊が、次第に視界に見えてきた。
作者と呼ばれる少年「・・・さぁて諸君。どうやら時は来たようだ。・・・今こそ、誇り高き月の民共に、我々の力を示してやろうじゃないか!!」
・・・そしてここに、『月面戦争』ではなく、『第1回月面バトル大会』が、開幕しようとしていた。
続く。
- 新たな物語の前に《月へ》 ( No.5 )
- 日時: 2021/09/08 13:49
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)
《月側》
・・・綿月姉妹を指揮に、(月人、玉兎等)月の軍隊が、『作者』達の前に立ちはだかっている。
豊姫「・・・それで、どう?相手の戦力は。」
依姫「・・・大勢いるのは確かのようですが、大半は人間や見たことも聞いたことも無い生き物ばかり・・・ハッキリ言って『未知数』としか言いようがありません。」
豊姫「そう・・・あんまり油断をしてはダメみたいね。できればこの地では無用な殺傷は避けたいところだけど、もしもの時は、かなり荒っぽい手を使う必要がありそうね・・・。」
《参加者側》
作者と呼ばれる少年「・・・そんじゃあ■■■■■伍長、俺らは紋章を張ったり結界を解析したりとで時間がいる。指揮を頼めるか。」
ドブネズミの軍人「問題はない。ここまでの数を従えるっていうのは初めてだが、俺も数多の戦いを生き抜いてきた漢だ。やってやる。」←大きな空き缶で創られた戦車に乗る
作者と呼ばれる少年「ありがと。・・・じゃ、頼んだよ。」
そう言って、『作者』は、エイリアンのようなポケモンと、角が生えた巨大な亀と共に、紋章の設置準備と、結界の解析を始める。
・・・そして、月の軍隊と、大会参加者は、それぞれ向かい合う。
依姫「・・・・・・」
ドブネズミの軍人「・・・・・・・」
依姫「かかれっ!!!」
ドブネズミの軍人「やれ!!!!」
そして、お互いがそれぞれ突撃を開始し、『月面バトル大会』が開幕した。
橙髪の男性「・・・とうとう始まったか。これで上手く行けば良いが・・・んじゃ、俺らもやるぞ。体力はなるべく終盤まで温存させておけ。」
黒髪の少女「・・・オッケー。」
早速、互いにそれぞれ戦いあっている模様。
・・・戦況を見てみると、人型である玉兎や月人に対し、クリボーやノコノコ、ワドルディ等が低位置から(足元を狙って)突っ込んだり、迎撃部隊の(ブラスターやマシンガンなどの)飛び道具の攻撃をものともせず突撃している者(メット(マリオシリーズの)や特性が『ぼうだん』のポケモン等)たちがいたり、参加者側の動きは単純ながらも、意外にも月側の遠距離攻撃部隊はてこずっている模様。
・・・そんな中、参加者側で、滅茶苦茶攻めまくっている者が続出し始める。
ニンニク臭い太った男「ガハハハハ!!この■■■様にはそんなモノ効かないのだ!!!」
ニンニク臭い太った男は、途轍もない怪力と、どんな武器や攻撃もものともしない不死身の身体で、軍隊を滅多打ちにしていく。
月の兵士「な、なんだこいつは・・・まるで攻撃が効かない!?・・・まさか蓬莱人では・・・「ガシッ!!」なっ!?」
月の兵士たちが戸惑っていると、その隙を狙うように、突如紫色の茨が生えてきて、兵士達を拘束させる。
細い体の男「これぞ『パープルフェンス』だ。サッカー以外で使うのは初めてかもな・・・」
青いロングヘアーの亀「・・・フフフ・・・行け!!パタトゲゾー軍隊!!トゲを放ちまくれ!!」
玉兎達「そんなもの当たるかぁっ!!」
羽の生えたトゲゾーが放つトゲを、月の軍隊はひたすらよけ続ける。
玉兎「よし、今だ・・・って、あれ?」
月の兵士「ど、どうした!何をやって・・・えっ!?」
避け続けていたら、いつの間にか持っていた武器が、ただのペットボトルに変えられていた。犯人は・・・
青いローブを着た亀「キキキッ!よそ見をしてたらこのワタシの魔法が牙をむきますぞ!!武器はペットボトルに変えてやります!」
青いロングヘアーの亀「ナイスだ■■■■!・・・では、こちらも『分身戦法』をお見せしよう!!」
青いロングヘアーの亀は、ステッキを取り出すと、自分自身の分身を生み出す。
・・・そして、一斉に魔法を放って攻撃しまくり、月の兵士や玉兎達を(爆発の衝撃等でだが)吹き飛ばす。
巨大な青いスライム「うっわぁ・・・君達ちょっと荒すぎ・・・」
月の兵士「黙れ!!穢き地上の妖怪が!!」
『■■■■■■島』に住んでいる巨大な青いスライム(妖怪ではない。(月に限った話では無いが)月の方々がそう認識しているだけである。)は、どうやらもろに攻撃を受けているようだが・・・
月の兵士「いいぞ!数の暴力で押し切れ!!」
巨大な青いスライム「ぐへぇー!やられた・・・
・・・・とでも思ったかな!!!?」
巨大な青いスライムが伸びかけていたところ、突然上から墓石が降ってきて、巨大な青いスライムを潰した。
巨大な青いスライム(墓石状態)「自分で言うのもあれだけど、ボクの愛はすごーく重いよ・・・だって墓石だからねぇぇぇぇぇ!!」
月の兵士達「のわああああ!?」
・・・巨大な青いスライムの人格がその墓石に移り、そんでもってハイスピードで月の兵士たちを潰しにかかる。
青いハリネズミ「ヘイヘイ!遅すぎるぜ嬢ちゃん達?」
ガウンコートを着たペンギンみたいな男「その程度で、俺様たちに勝てると思うな!!」
同じく参加者側である青いハリネズミは、自慢の足の速さで、光の如く走りまくり月の軍隊を翻弄。同じく、ガウンコートを着たペンギンみたいな男は、隙をついて、ワドルディ軍団で軍隊たちを押しつぶしたり、持っているハンマーで、兵士達を豪快にぶっ飛ばしたりする。
七三分けのスマイルボーイ「ひょひょひょひょ~!自分が指揮される側なのは気に入らないけど、その分派手にやらせてもらうよ~!!流石にやりすぎ厳禁だけど。」
常に不気味な笑みを浮かべている七三分けのスマイルボーイは、自分と同じ顔の巨大ロボットを発進させて、突き進む。不気味な外見からなのか、玉兎たちは(吸血鬼を生で見たかのようなレベルで)巨大ロボットに対し怯え、逃げかけた者まで。
玉兎「ひ、怯むな!!我々にも兵器がある!直ちに出撃許可をー!!」
七三分けのスマイルボーイ「ひょひょひょ~!いい気味!!・・・って、おや・・・?」
サーキブル(参加者)「あ、あれは・・・戦車だと!?」
すると、次第に劣勢になってきている月側は、戦車らしき乗り物など、言葉では言い表せないような強力な巨大兵器を何台も出撃させてきた。その巨大兵器たちは、レーザー等かなりの攻撃を放ちまくり、周囲にいた参加者側の者たちを蹴散らしていく。
七三分けのスマイルボーイ「うわー・・・あんなのがあるなんて・・・流石に予想できなかったね。ちょっとヤバそ「そういう事なら、私の出番か。」ひょひょ?」
・・・すると、ローブを羽織っている者が、巨大兵器の前に立ちはだかる。
ローブを羽織っている者「・・・・・」
玉兎B「はははは!なんだ変な奴がたった一人で!相手は戦車だぞ!勝てるものか!!」
そして、玉兎たちは巨大兵器でレーザー砲を放ちまくり、ローブを羽織っている者に当て続ける。
玉兎「どうだ見たか「プシュー・・・」・・・えっ?」
すると、何台もの巨大兵器が強制シャットダウンして、動かなくなってしまった。
玉兎「な、何で!?エネルギーはまだたくさんあるはずなのに「ビュゥン!!!」ぎゃっ!?」
焦っていると、ビームが飛んできて玉兎達を撃ち飛ばす。
・・・レーザーが放たれた際の煙の中から、先程の、ローブを羽織っている者と思わしきロボットが。ある程度の攻撃態勢が付いていたローブは焼けてしまったらしい。
ローブを羽織っている者→ローブを羽織っていたロボット「全く・・・巨大な兵器に乗ったくらいで図に乗るとは、阿呆すぎる。・・・それにしても、『ハッキング能力』を習得していて正解だったな。」
依姫「くっ・・・やはり劣勢になってしまいましたか・・・上からの連絡も途絶えている・・・稀神様もどこに・・・「・・・こんな離れで何をやっている。」・・・!!」
少し離れで、『作者』が別方向に移動したことを怪しんだ綿月姉妹。それぞれ別方向から『作者』達を追っていたようだが、そこに、参加者側の何名かが依姫の前に立ちはだかる。
青いヘアバンドを付けた白髪の少年「・・・貴様、随分な実力を持っているようだな。早速勝負してもらおうか。・・・上層部だとかいう偉そうな連中も全く相手にならなかったし、まだ不完全燃焼だ。」
真っ赤な魔人らしき男「だな。結局実力不足の間抜け共ばっかりでつまらん。(*個人の感想です」
電気ネズミ「おい、油断はするなよ。あの依姫って女が滅茶苦茶強いことは事前に聞かされているだろう。」
リカオンのようなポケモン「ああ・・・さっきとは比べ物にならないような強い『気』も感じる。」
仮面をつけた一頭身生物「・・・どれくらいの力を持っているのか、楽しみでもあるがな。」
ピンク色の一頭身生物「思いっ切りボコボコにするぞー!」
依姫「・・・邪魔が入りましたか・・・・・・しかし、よりにもよって月の賢者様達を蹴散らしたと・・・更には、私の事も事前に知っているようですし、穢き地上の妖怪共にしては相当な実力を持っているようですね。」
仮面をつけた一頭身生物「・・・わざわざそう言ってくれるとは、少々うれしいモノだな。
・・・だが、(認識上仕方が無いが)そもそも我々は『妖怪』ではないし、『穢き』などとハッキリ言われるのは心外だな。これ以上の対話は不要だ。さっさとやるぞ。」
電気ネズミ「・・・お前は、どうやらお前の姉と別行動で、『作者』達の後を追っているようだな。だったら、通させるわけにはいかねーな。」
依姫「・・・やはり、何か企んでいるようですね。・・・一体何が目的ですか。月へ攻め入る様子も無いですし・・・そもそもどうやって月の結界を無視して・・・」
リカオンのようなポケモン「悪いが、答える義理はない。・・・どうやらそちら側も、我々を陥れるために何か仕掛けているようだからな。
・・・それに、さっき■■■■■も言ったが、こちらを見下すようなことをはっきり言う奴に語る必要は無い。」
依姫「っ・・・仕方がありません。これ以上茶番に付き合う暇も無い。邪魔をするのであれば、排除するのみです。」
青いヘアバンドを付けた白髪の少年「・・・その言葉、そっくりそのまま言い返してやる。貴様を倒して、ついでに力もいただこうか。・・・(今回は言い間違えなかったぞ)」
豊姫「・・・みんな、上手くやってるかしら・・・」
・・・その頃の豊姫は、自信の能力を使ってワープしながら、『作者』達を追っていた。
豊姫「さて、もうそろそろのはずだけど・・・「・・・チッ。『作者』の言ってた通りだったな・・・」・・・あら?」
すると、豊姫の前に、大きな空き缶で作られた戦車に乗っているドブネズミの軍人が立ちはだかる。どうやら、周辺の月の軍隊を蹴散らしていた最中だったらしい。
ドブネズミの軍人「・・・お前が、『綿月豊姫』か。金髪の大人のお姉さんみたいな女って『作者』が言ってた。」
豊姫「あら、随分と褒めてくれてるのね?・・・それで?そこを通してくれないかしら?」
ドブネズミの軍人「通してと言われてあっさり通すやつが今どこにいる。どうせ『作者』を追って、邪魔しようって考えてるんだろ?」
豊姫「・・・あら、流石にバレちゃうものなのね。そうよ。素直に認めてあげるわ。」
ドブネズミの軍人「・・・やっぱり『作者』の言う通りになったか。より一層面倒だ・・・」
豊姫「・・・その『作者』っていうのは、あの青い服の人間の子かしら。」
ドブネズミの軍人「・・・確かめて何になる。・・・ま、どっちにしろ邪魔されると面倒なんでね。時間稼ぎは必要だ。」
豊姫「・・・フフッ。面白いわ。この際、相手になってあげる。・・・貴方達は逃げられないんだから。」
ドブネズミの軍人「それはどうだか。侵入経路が分かってないくせによぉ。」
・・・『VS綿月姉妹』・・・開幕。